オルレア・ホワイトレース

オルレア・ホワイトレース

　　学名：Orlaya grandiflora

      科名/属名：セリ科　オルレア属　　　原産地：ヨーロッパ

　　別名：オルラヤ・ ホワイトレース　アルレア・グランディフローラ

　　花色：白　　草丈:10~60㎝　　

　　　オルレアが属するオルレア属の植物は南東ヨーロッパから中央アジアに

　　　3種が分布する多年草の植物です。

　　　３種だけの小さな属ですが観賞用として一般的に栽培されるのは

　　　花が大きく美しいオルレア・グランディフロー種です。

　　　本来は多年草ですが夏の暑さに弱いため暖地では秋蒔きの一年草として

　　　扱われるのが一般的です。

　　　グランディフローラ種は地中海地域の乾燥した草地やブドウ畑に

　　　普通に見られる花でしたが現在ではその数は激減しており野生種は

　　　絶滅状態であるとされています。

そのグランディフローラの園芸品種なのがオルレア・ホワイトレースです。

花期は５~６月

　　茎の頂部に小さな白い花をまとまって咲かせ径15~20ｃｍ程の

　　総状花序を形成します。

　　花序は中央の微細な花の周りを大きな花弁を持った花がリング状に

　　囲むという独特の形をしています。

　　ホワイトレースの名の通り純白のレースの様な花姿が美しい植物です。

葉は

　　羽状復葉で深い切れ込みを持ち茎はよく分枝し草丈は60cm程に成長します。

　　細かい切れ込みのある葉は繊細で他の植物と合わせやすい花です。

　　近年では切り花としてもよく見かけます。

　

　　暑さに弱い為暖地では1年草として扱いますがこぼれ種で良く増えます。

　　耐寒性には強く丈夫な植物です。

　　涼しい地域では夏を超えて宿根します。

　　ロゼット状の葉を出し冬を越し春になると花茎を長く伸ばして花を咲かせます。

　　※よく似た花にホワイトレースフラワーがあります。（みんなの花図鑑より）

　　　　　　　2022.5.17　埼玉県　道の駅　和紙の里ひがしちちぶ