花はなのつづり箱

季節に咲く花や日々の暮らしなど、綴っていきたいと思います。

ノウゼンカズラ(凌霄花)

2021-08-30 15:00:39 | 散歩(花)

29日散歩の花  

ノウゼンカズラ(凌霄花)

学名:Compsis grandiflora

科名/属名:ノウゼンカズラ科 ノウゼンカズラ属

原産地:中国  開花期:7~8月  花色:オレンジ 赤 黄色

中国の中部から南部に広く分布する落葉樹です。

日本には古い時代(918年)頃に入ってきており平安時代には薬用として栽培されました。

枝や幹から気根と呼ばれる根を出して壁や樹木などに張り付き枝を支えて上に伸びます。

主な開花は夏で垂下った枝にラッパの型の花を沢山咲かせます。

花色は濃い赤 オレンジ色で非常に目立ちます。

一つ一つの花は短命ですが絶え間なく新しい花を咲かせます。

雌蕊の先端は最初二又に開いており何かが触れると閉じる性質があります。

曇天だと花が蕾のままポトリと落ちる事があります。

又蔓の伸びる勢いが強すぎる時も同様の現象がおこります。

寿命が長く金沢市の玉泉園にある古木は豊臣秀吉の時代に朝鮮半島から

持って来た物と言われています。

由来 

属名のカンプシスはギリシャ語の「曲がる」に由来し雄蕊の形に由来します。

種小名のグランディフロラは「大きな花」の意味です。

和名

漢字の凌霄(リョウショウ)が元になっています。

凌は「しのぐ」霄は「天空」で蔓をぐんぐん上に伸ばす姿から来ています。

凌霄から「本草和名」の乃宇世宇(のうぜん)を経てノウゼンと転訛していった

とされます。カズラはつる植物の事です。

漢方

花が利尿や通経に効くとされている。

夏の開花期に花を集めて日干しにして乾燥させ服用する。

江戸時代に

貝原益軒が「花上のつゆ 目に入れば 目暗くなる」と記述し

いかにも有毒の花と言うイメージが付いているが実際には毒は無い。

                          ヤサシイエンゲイから

 

   ノウゼンカズラの咲いているお宅が沢山あって綺麗でした( ・´ー・`)

   他にもヒマワリやカンナ、サルスベリなど  散歩の花続きます。


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