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手づくりオーディオで聴く JAZZ

1960年代の後半、BEATLESがまだ現役だった頃に、初めてアンプを作った。ときどき火がつく。

SATRI-ICでEQアンプ  その2

2010年03月30日 23時51分25秒 | PC_Audio
Satri-ICを使ったEQは、作る時間は短くて済んだ。が、初歩的なミスが
あったりして、やっぱりそう簡単には音は出なかった。
 初歩的ミスは、マイナス側の電源電圧が出てこなかったこと。
電源は、こんな感じ(修正後)で


当初は、三端子REGの足が78系も79系も同じだと早とちり
していて、当初は画像とは違って左側(+側)と同じ向きに
取り付けていた。お粗末といったところだ。で、当初は
K117の出力バッファに15Vかけて、SATRI-ICには5Vで
作ってみた。この5Vというのは、ちょっと低いように思われるが、
以前、製作者の永井氏から手書きで書いてもらった回路図が 
5Vの電源電圧に対してバイアス電流が5mAとなっていたからだ。
現在は、12Vの2mAの設定にしてある。

基板は、穴あきを使った。適当に作ったので、K117の出力バッファが
収まらずに、別仕立てになってしまった。(右側に少し見えている)

中心付近のコンデンサは 銅箔スチロールコン、右側は手持ちの
ディップマイカ



で、左側が空中配線みたいになっているのは、EQのCRの値を
大幅に変更したからだ。手持ちの抵抗を組み合わせたりしたので、
込み合っている。当初は、安井氏の例を参考に値を決めた。

C1 = 0.022 C2 = 4700pF
R1 = 820K R2 = 16K R3 = 3.3K R4=120k

どうも高域寄りの音だったので、SATRI-ICの技術マニュアルに
倣って変更した。


C1 = 0.022 C2 = 1000pF
R1 = 560K R2 = 16K R3 = 62K R4=180k

これで、低域も随分出てくるようになったが、何か
線が細い音に聴こえていたので、C1を銅箔スチコンから
ブルーのフィルムコンに変えてみたら、かなり豊かな低音に
なった。C2は設計では、1000pFとなっているが、どうも
高域が強すぎるし、通常のCR型だともっと大きな値なので、
2200pFまで増やしてみた。が、ちょっと高域が落ち過ぎた感じだ。
現在1800pFくらいにしているが、ここはカット&トライで
聴感で決めた。1200pFのSEコンがあったので、使ってみたが
少しスッキリした感じになったが、どうも好みに合わないので
フィルムコンとディップマイカの組み合わせになっている。
 音の方は、なんとか金田式真空管DCプリの代役が務まりそうな
ところまで来たというところか。
ノイズが少ないので、小さな音にしたときの、弦楽四重奏など
なかなかいい。ノイズが少ないと音の粒立ちが良くわかる。
 ということで、とりあえず今夜は終わりとして、
金田式真空管DCプリを鳴らしてみたら、ノイズが多いのが
気にならないくらいに、俄然、こちらの方がいい音楽を
奏でてくれる。SATRI-ICも、もっと追い込めば良くなると
思うが、やはりWE球の魔力には勝てないのかも知れない。






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