正々堂々blog

衆議院議員川内博史の日記。

米国産牛肉の輸入再び停止 (速報) 

2006年01月20日 | Weblog
昨年12月12日に再開された米国産牛肉の輸入が再び全面停止されるそうです。

本日、成田空港に空輸された米国産牛肉の中に特定危険部位が混入していたからです。

ぼく達が指摘していた通りになりました。

米国政府の言いなりになり、米国農務省の報告をうのみにして、食品安全委員会の議論をねじ曲げて無理矢理輸入再開に踏み切った小泉総理の責任は重い、と言わざるを得ません。

ニュースでは「米国産牛肉の輸入を停止する」と、まるで自分には責任が無いがごとく発言していらっしゃいましたが、小泉総理には、猛省をしていただかなければなりません。

農水省、厚労省の査察団も、実際には米国農務省の話を聞きに行くだけの見学旅行はやめていただきたい、と思います。

農水省は、「米国政府から原因報告があるまで輸入全面停止」と発表しましたが、まだ分かってないようです。

米国政府の「報告」は、あくまで「報告」であって「真実」は違うところにある。

今後、このようなことが起こらない為には、米国政府に対して、
 1.日本向け牛の全頭検査
 2.日本やEUが行っている完全な飼料規制(フィードバン)
を、現在の管理措置に加えて実現するように今こそ申し入れるべきです。

それが、食品安全委員会の答申に添う形ではないですか?

小泉総理、カッコつけるだけでは、ダメですよ!!

国民の皆さんの食の安全と安心を真に考えるなら、ぼく達の提案を、是非聞き入れて下さい。




国会開会

2006年01月20日 | Weblog
第164回 通常国会が始まった。

天皇陛下をお迎えし、「お言葉」を賜りました。

小泉総理は、相変わらず情緒的な言葉を並べたてているだけでしたが、その中で皇室典範改正案を今国会に提出する、というところだけを妙にはっきり言い切っていました。

長い長い歴史の中で維持されて来た男系天皇の流れを、「ごまかし改革」の流れの中で変えることにはぼくは反対です。

かつて、10代8人の「女性(男系女子)天皇」がいらっしゃった事は歴史の事実ですが、皇統断絶の時ではなく、政治的な緩衝措置としての即位であり、実際の職務は、推古天皇の時の聖徳太子のように摂政を置き、それこそ象徴のような存在だったそうです。

他方、皇統断絶の危機は過去3回。継体天皇、後花園天皇、後桃園天皇と3代の天皇の時がそれです。これらの時は、いずれも血縁をさかのぼり男系男子を天皇としたうえで、時の天皇の直系女子を皇后とすることで、男系を維持しまた血の濃さをも維持したそうです。

即ち、愛子さまが、男系女子として女性天皇となるところまでは、過去の歴史に照らし止むを得ざる措置として、有り得るべきこととは思いますが、それにしても、今から、何十年も先のことです。女系天皇を認めるという今回の皇室典範の改正は、何十年も先のことのその次のことまで決めてしまおうという、如何にも拙速な改正案です。

真に皇統を大事に考えるならば、慎重な議論が必要です。

小泉総理の、自画自賛演説を拝聴しながら、「コイズミ、ヒューザー、ホリエモン」という言葉が頭の中をグルグル回っていました。