正々堂々blog

衆議院議員川内博史の日記。

独禁法と著作権法

2004年10月29日 | Weblog
お久しぶりです。

新潟県中越地震でお亡くなりになった方々のご冥福を心からお祈り申し上げます。
また、被災され避難を余儀なくされている皆様の一刻も早い日常生活の回復のためぼく達も頑張ります。
何でもおっしゃって下さい。

先日、エンタメ議連の総会で新しい論点を発見しました。
ぼく達は音楽レコードについて、独禁法と著作権法のダブルで保護するのは、他の著作物に比べて消費者利益の保護という観点でどうなのか、という議論をしてきました。
前回の通常国会で、残念ながら音楽レコードの還流防止措置が法制化され、保護期間も4年に決定しました。文化庁もこの期間設定についてパブコメを実施したり、あるいは、著作権分科会の委員の選任について気を使っているようですが、改革はまだ始まったばかりです。
税関との実務の詰めが、まだ出来ていないようですがこれも分かり次第、みなさんにお知らせします。
いよいよ来年の1月から、改正著作権法が施行されます。この運用については、油断なくウォッチしていくことはもちろんの事ですが、加えて最初に申し上げた新しい論点、独禁法の再販制度の適用を受ける品目を、法改正により、新聞、雑誌、書籍に限定とすることができれば、と考えています。
即ち、独禁法上の著作物とは、法律上は限定されてはおらず、公正取引委員会の解釈・運用で、新聞、雑誌、書籍、他に音楽レコード・CD・テープの3品目、合計6品目が対象とされています。
従ってこの際、再販制度により音楽レコードが保護されている国は、世界中どこにもない(文化庁は著作権改正の審議の時、レコード輸入権類似の措置は世界65国でやっている・・ウソだったってバレたけど・・・ことを錦の御旗にしていたことを思い出そう!)わけだし、ネット社会の中で、多種多様なメディアが次々と出現している中では、最も古典的なメディアである活字のみを独禁法上の適用除外の著作物とする、と明文化するほうが、音楽の自由な流通を促進できるし、業界の横ヤリも法律に書いてしまえば、無くなりますからね。
みなさんはどう思いますか?

最後に自衛隊は最初からイラクに行くべきではなかった。
テロも嫌いだし、戦争も嫌いです。
テロも戦争も結局死んでいくのは、何の罪もない人達だからです。
香田君の無事を祈る!
そして、自衛隊の人、イラクの人、世界中の人々の無事を祈る!

OECD閣僚会議理事会

2004年10月12日 | Weblog
みなさん、超お久し振りです。筆マメではないので、ときどきしか報告できなくてゴメンナサイ。

 今日から、待ちに待った臨時国会がスタートしました。今回の国会から、党務のほうでは副幹事長(留任)、国会対策副委員長(留任)、組織委員会副委員長等の役職、政務のほうでは衆議院文部科学委員会筆頭理事の役目をいただき、“戦う民主党”の先頭に立って頑張る決意です。

 国会の派遣でフランスのストラスブールで行われた欧州評議会の拡大議員会議に2泊4日で出席してきました。ぼくの提出した知的財産権に関する決議案は無修正で採択され、OECD閣僚会議理事会に報告される予定です。どんな提案をしたのか興味のある方は最新ニュースへどうぞ。

 今国会は、課題山積です。折にふれて報告しますので、みなさん楽しみにしておいて下さい。

 疲労がたまり、目がピクピクする中で書きました。