正々堂々blog

衆議院議員川内博史の日記。

法制問題小委員会開催される!!

2005年07月28日 | Weblog
私的録音録画補償金制度問題に関して、注目の法制問題小委員会が本日開催されたようです。

関係者の方に議事の推移を聞かせていただいたので、みんなに報告します。

1、今日は、補償金問題について「中間取りまとめ」をまとめる予定でいたが、状況的に煮詰まっていない、という判断のもと、これまでの審議の経過を確認する意味で、賛成、反対両派の委員から委員会開会後1時間程度時間を使い、意見の開陳をしていただいた。

2、来月は、これらの意見をまとめ、方向性を示す「中間取りまとめ」ではなく「中間審議経過報告案」を、とりまとめたい。

3、この「中間審議経過報告」を、9月にパブリックコメントに付し、その後再び法制問題小委員会にて審議を詰めてまいりたい。

以上が、今日の法制小委の経過と今後の方針だそうです。

8月3日の文部科学委員会一般質疑において今後の方針等を、大臣答弁で確認したい、と思います。

みんなも、何か聞いて欲しいことがあったらコメントを寄せてください。

待ってまーす!!

みこし

2005年07月25日 | Weblog
ぼくは、お祭り大好き男です。

昨日は、地元鹿児島の八坂神社で、無病息災、商売繁昌を祈願する為の祭り「おぎおんさあ」がありました。

1年に1回、この日だけ「みこし」が街中を練り歩きます。

ソイヤ!!ソイヤ!!

の威勢のいい掛け声と、見物人の皆さんから放水される力水。

照りつける太陽と滴り落ちる汗、みんなの笑顔。

祭りは、普段頑張って生きている人達の「ハレ」の場。

「みこし」を中心に、みんなの気持ちがひとつになりました。

みんなが居るから、みんなが担ぐから「みこし」が挙がる。

「祭り」は、やっぱり「サイコー」ですね!!

私的録音録画補償金問題

2005年07月22日 | Weblog
昨日、エンタメ議連の勉強会にJEITAの河野さん(著作権委員会副委員長)をお招きして、補償金問題についての意見交換をさせていただきました。

7月28日の法制問題小委員会で方向性が示されると思いますが、ぼくが申し上げたことは、

①アーティースト、クリエーター、と利用者のための著作権法なので「権利者」「権利者団体」と言う言葉はなるべく使わないようにしたほうが良い。

なぜなら「JASRAC」や「レコード協会」のように「本当の権利者」では無いのに、「権利者」を装う人々の論理の中に「権利者」という言葉は使われているからです。

あくまでも、アーティスト、クリエーターの育成のためには、都度課金システムの方が合理的である。という主張を展開すべき。

②法30条に対して根本的に見直すべきだ、という認識は、どちらのサイドも一致しているが、問題意識は180度違うのだから、今回の議論の結論で最悪なのは、完全デジタル化までの間とりあえず暫定的にHDD内蔵型携帯プレーヤーを、政令改正により補償金の対象にする、となり既成事実を作られることである。同床異夢の中で相手に1本取られることが無いように、くれぐれも油断してはならない。

以上、2点のことを、申し上げさせていただきました。

昨日は、吉川課長に代わる新著作権課長の甲野さんとも名刺交換をさせていただきました。

甲野さんが、どんな取りまとめをされるのか、見せていただいたうえで質問の準備に入りましょう。

それにしても、吉川さんのコメント、本物だったんでしょうかねぇ?


政治の私物化

2005年07月21日 | Weblog
郵政民営化は「改革の本丸だ」と小泉総理はおっしゃいます。

でも、改革の本丸は、行政のムダを省くことであり、郵政事業は1円の税金も使わず、山間へき地離島までネットワークを維持し、利益が出たら国庫納付をし(実際に国鉄民営化の際の借金を1兆円負担しています)、年金の国庫負担分まで自分達でまかない、国民の皆さんから最も信頼されている理想の公務員集団である郵政公社を民営化することは、本丸どころか、大間違い。

小泉さん。竹中さんが、おっしゃる郵政民営化の利点とされるものは、すべてがゴマカシであることが、この間の国会の質疑で明らかになっています。

すべて郵政公社のままで、改革可能なのです。

勇気ある自民党議員のひとりであり、今やヒーローになっている城内実さんは、「法案を勉強すればするほど賛成できない、という決意が固まっていったんです。」とコメントしています。

だからこそ、7月5日の衆議院本会議決戦で、あれだけの造反につながったのだと思います。

郵政民営化が、国民の利益につながらないことが明らかになったのです。

しかし、小泉さんは「丁寧に説明する」と「ゆっくりしゃべる」に、「法案の否決」を「不信任」に言い換えて、国民の代表である国会議員を「解散」とか「自民党が分裂する」と脅かすだけで、法案を通そうとしています。それはそうでしょう。

だって、民営化が国民の利益になる、という説明は、法案のどこを読んでもできないからです。

アメリカと日本の一部の金融資本、産業資本の為にしかならない法案です、なんて口が裂けても言えないでしょうからね。

小泉総理は、政治を私物化していらっしゃるようです。これは、大変危険なことです。御自分のワガママを通す為に党を私物化し、国会を私物化するのは、即刻止めていただきたいものです。

なぜなら、ぼく達は小泉さんの為に国会にいる訳ではなく国民生活の向上の為に国会に居るのだから、です。

もちろん、解散になったら正々堂々と返り討ちにして差し上げましょう。

大義の御旗は我にあり、です。

文部科学委員会 一般質疑

2005年07月20日 | Weblog

国会の会期中、委員会では、国会に提出されたさまざまな法案の審議をします。それ以外、にさまざまな所管事項について、自由に政府と質疑できる一般質疑をいう時間があります。

郵政民営化問題で、国会が会期延長になり会期末までの間、7月20日の今日と8月3日に一般質疑の時間を設けることになりました。

ぼくは8月3日に質問に立ちます。

通常国会最後の質疑ですし、今月末に著作権分科会法制問題小委員会での私的録音録画補償金問題の結論も出ていることでしょうから、盛り沢山の課題をしっかりと質疑したいと思います。

頑張ります。

依田さんとの会食

2005年07月14日 | Weblog
お昼、ぼくの党の尊敬する先輩議員である海江田先生と一緒に、元レコード協会会長である依田さんと会食しました。

昨年の、著作権法改正の時の参考人質疑以来の会談でした。

還流防止措置については、文化庁が海賊盤対策であるかのごとくにして、法案をすんなり通そうとしていたことに対して、ぼく達の問題提起により、法案の問題点が明らかになりしっかり議論がなされ具体的で細かい付帯決議につながり、その後の政令制定や、税関実務の詰め等につながったことに関しては、お互いに評価する、と言う点で一致。

著作権法保護期間延長問題については、ぼく達と闘う。

私的録音録画補償金問題については、著作権法30条の改正が必要なのか、との認識だそうで、ぼく達は全く逆の立場で、30条については問題意識を持っているので、これも闘いましょう、と言う結論。

JASRAC問題については、気持ちは分かるが「JASRACは権利者だからねぇ」ということでこれも闘いましょう、となりました。

さらに、アップルが日本で音楽配信に乗り出したがっている件に関しては、現在のアップルが言っている条件では、とても8月までには話がまとまらないのではないか、との見通しを示されました。

他にも様々なテーマについて話をしましたが、またゆっくり報告します。

一番印象にのこった依田さんの言葉は、

「川内先生達の論理に負けないように、こちらも理論武装をしっかりしろ、とみんなに指示しているんですよ」

とおしゃったことです。

依田さん!!ぼく達はクリエーター、アーティスト、そしてユーザーの為に依田さん達には負けませんよ!!

なぜなら、依田さんの口から、コンテンツホルダーとか、権利者という言葉は再三出て来ましたが、クリエーター、あるいはアーティストと言う言葉は出てこなかったからです。

「しっかり議論させてもらいます。また、お会いしましょう!!」

と申し上げて別れました。

依田さんとは、公式の場、非公式の場を問わずまだまだ闘いが続きますね。


エルビス・プレスリー

2005年07月12日 | Weblog
少し前の話題になりますが、小泉総理は先週のサミットで、ブッシュ大統領の誕生日のお祝いに歌を歌ったそうです。

エルビス・プレスリーの歌です。

「I Want You! I Need You! I Love You!」

ですって!!

マスコミでは、ほとんど話題になっていないですが、これってニュースでしょ?


ドミニカ移民問題議員懇談会の総会

2005年07月11日 | Weblog
1956年、外務省が主導しカリブの楽園と大々的に宣伝し、日本から1,200名あまりの人々が、ドミニカ共和国に送り込まれました。

しかし、そこは荒れ果てた土地が広がる耕作にしようにもできない、ハイチとの国境沿いのコロニーだったのです。

外務省は原野商法をしたのです。

約束された土地を配分されない人々も続出し、ドミニカ移民は、国会で大問題になり、南米への転住や集団帰国する人々もいたのです。

その時も、外務省は再び「ドミニカに残れば、何とかしてやるから帰国しないで頑張れ」と移住者を欺いているのです。

今、東京地裁でこのドミニカ移民問題が国を被告として争われています。

ぼく達は、尾辻秀久厚生労働大臣を会長として

「ドミニカ移民問題の最終解決を進める国会議員懇談会」

を組織し、原告団である移住者の皆さんを支援しています。

今日は、午前中第21回目の口頭弁論が行なわれ、金井裁判長から10月17日に結審し、判決へ向かう旨の発言がありました。

2000年7月の提訴から5年、いよいよ闘いの最終盤に入っていきます。

来年は、ドミニカ移住50周年の年でもあります。

移住者の皆さんの、想像を絶するような苦労に報いることができるように、しっかりサポートしてゆきます。

尾辻大臣が、挨拶の中でこうおしゃいました。

「政府を訴えている裁判で、自分はまさしく政府の一員である。

しかし、このドミニカ議懇の会長職は、大臣のイスよりも自分にとっては大事な職である。

(大臣の)辞表は、いつでも出す覚悟はできている。」

感動して涙がでました。

今日の議懇の総会は、鳩山邦夫先生の他、生方幸夫先生、中村哲治先生、大出彰先生、小川勝也先生、井上和雄先生、荒木清寛先生方が参加し、ともに闘うことを誓ってくれました。

みんなで頑張ります!!


郵政公社と日本IBM

2005年07月08日 | Weblog
郵政公社の物品または役務調達は、政府調達の50%を超える割合を占めています。

その金額は毎年2,000億円から3,000億円に達しているのです。

そして、その調達の中で毎年150億ぐらいを受注し、今後の民営化に伴い、益々受注金額を伸ばすであろうと思われるのが、日本IBMです。

更に、その日本IBMの代表取締役会長が北城恪太郎氏です。

北城氏は、経済同友会代表幹事という、いかにも有識者として、「大所高所から発言します」みたいな肩書きで郵政民営化賛成論を展開しています。

しかし、何のことはない、郵政公社の出入り業者の経営者として、民営化してもっとおいしいビジネスをしたいという本音が隠されているのです。

ビジネスマンは、ビジネスマンとしての行動や言葉があるはずで、財界の肩書きを使い、民営化が国民にとって如何にも利益があるかのような言い方をするのは「アンフェア」です。

しかも、その論理の展開もデマゴーグに近い、法律の条文や事実や数字に基づかない、情緒的なものです。

商売人は、商売人としての肩書きで発言すべきであり、「郵政公社での日本IBMのシェアを伸ばしたい!!」というのであれば、まだ理解はできます。

まぁ、マーフィーの法則でも、

「怪しいものではありません、と言う人ほど怪しい人はいない」

って言いますからね。

北城さん、王道を歩んでくださいね。

綿貫さんじゃありませんが、それこそが「男の花道」です!!


在沖縄米軍基地視察

2005年07月07日 | Weblog
昨日今日と沖縄の米軍基地の視察に行ってきました。

キャンプシュワブ、キャンプハンセン、普天間、嘉手納、キャンプズケラン、以上の5箇所です。

シュワブとハンセンは演習場。

普天間は第36海兵航空群の基地、嘉手納は第18航空団のしかも世界最大級の航空基地。

瑞慶覧は、在沖縄米軍の司令部です。

瑞慶覧では、四軍司令官(在沖縄軍司令官)、普天間では副司令、嘉手納では司令官とそれぞれ面談しました。

「抑止力の維持と地元負担の軽減」これが今回の米軍のトランスフォーメーションに関して、日米両首脳が合意している事項です。

しかし、現場の司令官達は、普天間の危険性については充分認識しているようでしたが、代替施設としての辺野古の実現性が日に日に低くなる中で、普天間をどうするのかは、日本側の問題であり、自分達には関係ない、という感じであったのが残念でした。

更に気になったのは、司令官達が

「最初基地を作った時は、何もないサトウキビ畑の中に作った。その後、住民達が回りに集まってきて危険な状況になっているんだ。」

と口裏あわせをしていたことです。

彼らがそんな事を言うのなら、彼らの言葉通り、あるいはご希望通り、何も無いところにもう一度基地を移していただきましょう。