正々堂々blog

衆議院議員川内博史の日記。

絶対にあきらめませんから!!

2009年04月17日 | Weblog
昨日の朝、8:15から民主党文部科学部門会議が開催されました。

著作権法ダウンロード違法化について、方針を議論。

著作権分科会にユーザー代表として参加していた、ジャーナリスト津田氏にユーザー側からみた、本改正案についての問題点を指摘してもらったうえで、議論が開始。

私自身は津田氏の主張を受けて、ダウンロード違法化の数々の問題点を踏まえたうえで、修正案を提案すべきと主張。

他の議員からは
「川内議員の主張は理解するが、あまりにもユーザーサイドに偏った議論ではないか?」

「立証責任は、権利者側にあるのだから、実効性のあまりない条文だから、政府案のままでよいのではないか?」

「違法的なものをダウンロードするのは、そもそも違法なのだから、当然の条文ではないのか?」

など、事実を誤認した発言まで飛び出して、トホホな状態の中で

「レコード輸入権の時と同じ状態だなぁ」
と思いながら、反論を繰り返す。

「衆議院文部科学委員会質疑時間30分と付帯決議については、川内議員にお任せしますから」

と座長役に宣言され、私も

「では、委員会質疑の中で修正を求めます」

と発言し、部門会議終了。

デジャブってこのこと?

だが、しかし、but

前回も、知財戦略文書や付帯決議、更には、その後の質問主意書など、様々にみんなと協力して闘ったことを思い出します。

ちょっと古くなったけど、イチローも最後の最後にやってくれましたからね。

頑張ります!!


民主党文部科学部門会議、権利者団体爆発の巻!!

2009年04月10日 | Weblog
昨日、先週に引き続いて「ダウンロード違法化」について第2回目の党内論議をする為の、文部科学部門会議が開催された。

「ダウンロード違法化」について、レコード協会幹部の方からヒアリング。

・携帯電話での違法ダウンロード4億700万曲

・ファイル交換ソフトによる違法ダウンロード5億300万曲

・政府の知財戦略本部が推進している「利用の促進」より「権利の保護」が先

・保護期間の延長は世界の潮流、先進国で保護期間が死後50年なのは日本とカナダだけ

・「日本版フェアユース規定」創設は倒錯した議論

等々、「このままでは日本の文化が危機に陥ります」 だから、「ダウンロード違法化」なのです。

との、主張爆発でした。

こうまで、あからさまに言われると

「権利の強化さえすれば、文化が発展するのですか?」

「著作権法のなかった時代には、文化は発展しなかったのですか?」

と言いたくなります。

でもまあ、ビジネス側がビジネスの為に権利の強化を求めてくるのは、当然と言えば当然の話。

政治は、最終的にバランスをとるのが役目だと思うのですが、ユーザー側の意見はなかなか取り上げてもらえない。

だからこそ、私がユーザーサイドに立って議論することで、結論を「利用と保護のバランス」のとれたものにし、さらに文化の発展に寄与しなければならないのです。

冷静な議論をしたいのだけど、お互いについ感情的になってしまうんですよ。

文部科学部門会議 開催!!

2009年04月03日 | Weblog
ダウンロード違法化を含む、著作権法改正案が昨日午前8時15分から衆議院第1議員会館第4会議室にて、民主党文部科学部門会議の中で、文化庁より法案の説明を受け、党内議論が正式にスタートした。

文化庁からは

「違法配信からの複製が正規事業を上回る規模となっている」

との、権利者団体が主張する改正案の根拠を100%追認する説明があり、

せめて「なっている」ではなく「なっている、との権利者団体からの主張がある」

ぐらいの書きぶりにすべきだよなぁ、と思いつつ資料を読んでいたら説明終了。

座長役の議員から

「質問をどうぞ」との声

みんながいっせいに手を挙げて質問するのだろうと思っていたら、

「・・・」

えっ!!根回し十分なのか!?

と思いながら多少あわて気味で

1、権利者団体はそもそもアップロード側で権利保護の努力をすべきなのではないか?

2、審議会におけるパブコメではエンドユーザーからは圧倒的に反対の声が多かったの  ではないか?

3、啓発的な規定である、とするならば法律とせずとも権利者側で、広報啓発活動を強化 すべきではないのか?

4、強制力は行使されないというが、民事裁判でも裁判所からの強制執行の可能性があ るのではないか?

等を質問。文化庁からは、予想通りの答弁。

その後、法案賛成側の議員から

「違法と知りながら、というのはどうやって判定するのか?」

という、これまた予想通りの質問。

文化庁からは

「先生のご指摘の通り、権利者側がそれを証明するのはなかなか難しいことでございます。」

と、だから大丈夫なんですと言わんばかりの答弁。

権利者団体は、裁判したら100戦100勝なのにね。

だいたい善良なる消費者は

「著作権法違反でお金を払わないと裁判になりますよ」

と内容証明でも送られて来ただけで、ビビリます。

便乗して、「オレオレ詐欺」ならぬ「使用料払え詐欺」の横行も心配です。

部門会議終了後、夕方、この問題で問題意識を共有する高山智司議員が

「消費者を泥棒扱いする法律なんて許せないですよ」

と語り、共闘を確認しました。

それにしても、文化庁は根回し上手です。

相当頑張らないといけないと思います。

皆さん応援よろしく!