南千住 川の手便り

荒川区の南千住・三ノ輪の物件を扱っています川の手不動産の日記です

慣習の違い

2008-06-16 | 不動産関連
今日は韓国の方の法人契約がありました。
韓国の会社が日本法人を設立するため、そこで働く方のための住居の法人契約です。

まだ事務所が実際には稼動していないため、審査が通るためにはいろいろとハードルがありました。
そのハードルを越えてようやく今日、契約にこぎつけたわけですが、今日もまたいろいろとハードルがありました。

まず最初に躓いたのは、
なぜ貸主の捺印がない書類に借主だけ捺印して、しかも先に契約金を振り込まなければならないか?ということです。
万一契約が成立しなかったらどうするのか、と言われました。

もっともな疑問です。
弊社が東京都から免許を受けていること、万一の場合の保証金も積んでいることを説明して納得していただきました。

その次が、「礼金」が返還されないこと、競売になったときに「敷金」が担保されないことの疑問です。
韓国では、「敷金」は国が担保してくれるそうです。
契約にいらした3人のハングル語の会話の中に何度も「シキキン」や「レイキン」の言葉が飛び交っていました。

もう1点、契約する建物の登記簿謄本をいただきたいと言われました。
これももっともで、契約金の振込締め切りの前までに届けることを約束しました。

3人の中の1人が日本の大学と大学院に通っていたそうで、本当に日本語が上手で重要事項の説明もきちんと読んで分かっていただけたので助かりました。
日本の方でも理解できないような言葉がたくさんあるのに、さすがです。

日本と韓国の慣習の違い、今日はとても勉強になりました。





南千住・三ノ輪のお部屋探しは川の手不動産