老夫婦バックパッカー世界旅

定年退職後、老夫婦で安宿を泊まり歩きの世界旅の記録です

青島へ

2009-02-09 08:37:23 | 中国の旅
曲阜をAM8:30発のおんぼろ路線バスに乗り青島まで向う。バスのひどさに比べて道路は整然と整備されている。ほとんどが高速道路である。途中トイレ休憩を5分ほどとっただけでPM2:00頃終点の青島に到着した。バス料金は200元=3,000円であった。

バスの終着地点が地図を見ても市内のどこかわらず一苦労する。タクシーでとりあえずフェリー乗り場近くまで向かい、そこでホテルを探す。
新築で清潔そうなホテルがあったので、そこに泊ることにした。料金は208元=3,120円と格安である。

フエリー乗り場に行き、これからどうするか考える。ここ青島から韓国のソウルに渡り、韓国を旅行するのも悪くはないが、90日の滞在ビザ期間も残りがあまりない。仕方がないので、1週間に3便ほどある下関行きのチケットを買い日本に帰国することにした。

孔林

2009-02-06 08:52:19 | 中国の旅
孔子をはじめとする孔家歴代の墓所である孔林へ行く。
孔符を出て孔林行きバスを探すがあるのかないのか解らず、自転車タクシー(5元=75円)に夫婦二人で乗り行く。入園料が22元=330円であった。

樹林の生茂った広い公園のような墓地を進み孔子の墓に辿り着く。中国式のお参りの仕方が解らず日本式にお参りする。すぐ隣に高弟の子貢の墓がある。子貢は孔子の死後6年間ここで孔子の墓守をしたと伝えられている。

参道の両側はお土産屋が並んでいる。記念に「せぶん」の印鑑を彫ってもらう。”けんじん会”諸賢の印鑑も彫ってもらおうと思ったが時間がなく、朱肉の既製品をお土産として購入する。

孔子大学の総本山

2009-02-05 08:35:11 | 中国の旅
「子曰く、学んで時にこれを習う又楽しからずや・・・」
この孔子の一節が、70年に及ぶわが人生において終始変らぬ指針である。
機会があれば是非一度孔子の里を訪れてみたいと思ってきたが、やっとその機会が恵んできた。

ホテルから歩いて孔廟に行く。52元=780円を支払い孔廟に入る。孔子が亡くなった紀元前478年、魯国の哀公が孔子を祀るために建てた部屋3つだけであったものが繰り返し増築されて今では敷地面積2万㎡、部屋数466もの広大な孔廟となった。孔子に纏わる数多くの史跡が残されている。

地続きに孔府がある。新たに32元=480円支払い中に入る。
これは孔子の子孫が暮していた邸宅であるそうで、ここにも多くの建物が建てられているが、そのほとんどが明代、清代のものであるといわれている。故宮と同じ様にゆっくり見て歩けば一日掛かるが残念ながら早足の観光だけに終った。

曲阜へ

2009-02-04 08:42:36 | 中国の旅
泰山から曲阜にバスで向う。
午後3時半頃、泰山のバスターミナルを発車し、約1時間30分走り曲阜のバスターミナルに到着した。料金は16元+保険料1元の合計17元=255円であった。

道路は広く直線が多く、よく整備されている。所々の道路上に落花生が日干しされているのが見受けられた。山東省のこの辺は落花生の産地か。

ここのバスターミナルでも客引きが煩い。案内書に書かれていたホテルにタクシーで連れて行ってもらう。

例によってホテル代の交渉である。案内書に書かれていた料金より大分安い値段300元=4,500円で決めた。

ホテルの食堂であった横浜・港北区から来たという70歳台のご夫婦にホテル代を聞いたところ320元だと言うので、まあまあかと思いきや、チェックアウト時、日本人商社マンに聞いたら150元位ではないかと言う。もっとも彼らは会社がホテルと直接契約をしているらしいので仕方がなかろうと納得した。

このあたりまで来ると日本人と会う機会が多い。観光客も居るし商社マンも大勢居る。日本に近づいた感じがする。

曲阜の街を散歩する。2000年以上の歴史を誇る街であるが、そんな感じを抱かせない。それでも、路上でとうがらしを石臼で挽いているのに出会った。まだまだ素朴な面がある。釣竿屋が目立つ。太公望呂匠の里か。

岱廟

2009-02-03 09:09:25 | 中国の旅
歴代皇帝が行幸した中国古代の三大宮殿のひとつである岱廟が泰山駅から東北方向約1kmの所にある。歩いても行けたがバスに乗ってみる。バス停で降り、道行く人に岱廟はどこかと聞く。親切に教えてくれる。

9.6㎡という広大な敷地に多くの建物が建っている。また、多くの石碑も立っている。中には2,200年昔(紀元前209年・秦の第2代胡亥皇帝)の製作と伝えられるものもあり、中国歴史の宝庫だ。

正殿の天コウ殿は北京故宮の太和殿、曲阜孔廟の大成殿と並び中国古代三大宮殿と称されている。幸い今回の旅でそのすべてを見ることが出来た。歴史に興味のある人は一日中見ていても飽きないであろう。

泰山

2009-02-02 09:05:02 | 中国の旅
「泰山鳴動、鼠一匹」昔、中学か高校時代に習った諺の一つにあるかの有名な泰山に登ることにする。

ホテルの朝食はろくなものがなかったので、すぐ前のパン屋さんでパンを買い、それを朝食代わりにする。
近くの公園から泰山行きのバスが出るのでそれに乗る。入山料(老人割引)が50元=750円でバス代が22元=330円か。

中天門からケーブル(45元=675円)に乗る。キャビンは空中高く、スパンも長く揺れが激しく乗っているのが怖い。
ケーブルの終点から南天門までは歩いてしか行けない。多くの観光客に混じり登山競走が行われていた。

泰山は相模の国の大山よりやや低い標高1545mしかないが眺めは素晴らしい。と言うか天下の名山に登ったと言う感激が強い。
天皇頂への途中に玄宗皇帝が封禅の儀式を行った時に彫られた「紀泰山銘之碑」ほか沢山の碑がある。

頂上には玉皇殿があり、参拝の際、お供物を貰っていた人があったので、私達も「くるみ」をお土産に頂戴して来る。

帰りは別のケーブルに乗り、降りたところがバスの便が少なく白タクの運転手に乗れ乗れとせがまれて難渋する。それでも、小一時間待って、路線バスに乗った。
泰山の駅まで約30分でバス代は1元=15円であった。

硬座の列車

2009-01-30 08:54:52 | 中国の旅
中国の旅に出かける前に、中国に滞在した先輩から、列車に乗る場合は軟座(ファーストクラス)にしなさいよと忠告を受けて来た。

カシュガルからウルムチまでや昆明から桂林までの列車は軟座の指定席を確保出来たが、北京から泰山までの列車はどうしたことか硬座の席になってしまった。

午後0時30分過ぎに北京を発ったが座席はほぼ満員で、ほとんどが中国人ばかりだ。日本人の私達二人がめずらしいのか、周囲の乗客が話しかけてくる。言葉が話せないので、筆談でやりとりをするのだが、こうした市井の人たちは皆善人だ。

北京精華大学の画学生だと言う若者が私のヒゲ面を描いていた。謝、謝と言って記念に譲ってもらおうと思ったがくれなかった。

夜遅く(午後10時頃)泰山に到着、駅前のタクシーの運転手にホテルを紹介してもらい連れて行ってもらう。

北京吉野家

2009-01-29 09:10:46 | 中国の旅
北京まで来て牛丼の吉野家にお世話になるとは思わなかった。
北京駅前の泊まっているホテルには食堂もあるし、1階にはレストランやスーパーもあり、食事にはあまり困らないが、日本人の私の舌には味が合わない。

斜向かいに日本風の吉野家があり、中に入ってみる。牛丼もあったので、カウンターでチケットを買い、席を取りウエイトレスにチケットを渡し暫く待つと注文の品が来る。食べてみると、日本風の味で全然抵抗感がない。値段は14.9元=224円と安い。

北京に四日ほど滞在したが、何度となく吉野家のお世話になった。因みにホテルの1階のスーパーでビールを買った。1本3元=45円であった。

天壇公園

2009-01-28 08:53:05 | 中国の旅
皇帝が天に五穀豊穣を祈願する場所・天壇に行ってみる。

天安門広場は北京の顔と言っていい。世界中からの観光客が来るので見事に整備され清掃されている。そこからわずか南に入った路地は古い北京の街並みである。お世辞にも綺麗な街とは言えぬ。タクシーで近道をするため偶然に通ったのだが、通り一遍の観光では見ることが出来ない場所を見た感じがする。

天壇公園は広い公園になっていて、公園の入園料が15元=225円で、天壇の領域に入るのに更に20元=300円取られた。建物は1421年の創建で世界遺産にも登録されているが、あいにく改装中で建物の上には登ることが出来なかった。

帰りは歩きながら北京の街を見て回ったが、途中から北京駅までトローリーバス(1元=15円)に乗ってみた。

八達嶺長城

2009-01-27 09:48:03 | 中国の旅
万里の長城で北京から一番近い八達嶺長城に行くことにした。
ホテルでツアーの申込をしておいたが出発時刻が8時だったのを9時と間違えてフロントに降りてきた時はもうすでに出かけてしまってた。

仕方がないので地下鉄(3元=45円)で八達嶺長城行きバス発車場まで行く。
駅を降りてターミナルを探し、そこからバス(12元=180円)で約1時間北に進み長城に着く。
ケーブルカーがあったのでそれに乗り(往復60元=900円)頂上に登る。観光客が多く、日本人もチラホラ見受けられる。

万里の長城は紀元前221年中国を統一した秦の始皇帝が北方遊民族の侵攻を防ぐために造ったのが始まりで、その後の各王朝も長城を建造し続けた。この八達嶺長城は明代のものだそうで、延々と続く長城を見るとその壮大さが良く解る。