『絆』日記

~ありがとう~

余剰分

2011-03-17 23:54:31 | プチ哲学

毎日のテレビに放映される目の前の被災者の生活最低限の量の食事、生活用品もない、プライバシーも全くない生活、そして余震や放射能に怯える日々その中で遠くに住む親戚に向かって作り笑顔をして『私は大丈夫です心配しないでね皆さんからの支援に助けられています』と目に涙を浮かべながらコメントする被災者その涙の向こうにある真実の心を考えると、こちらも涙があふれでてきますどんなに潰されそうな気持ちでいるんだろうかどれだけ恐ろしかったのだろうか胸が痛みますそんな気持ちの中、外からふと聞こえてきた会話『あのね、一回あたりに車にいれられるガソリンの量が決まってるじゃないでもね、私ね、何回も並んだら車のガソリン満タン近くにできたよラッキーでしょ』とラッキーどういうこと耳を疑いました知らぬ間にメラメラと何かが自分の中で燃え上がりましたあなたが余分にもらったガソリンが、もしも援助物資を運ぶ車に使えるのなら何人分の食料を運べるのあなたがフルにしたことで、救急車が一台動けなくなるかもしれないあなたが余分にとったガソリンを次の車にまわすこができたら誰かが親戚の見舞いにいけるかもしれないあなたの余分にとったガソリンが別の人に行けば別の人の人生を守れるかもしれないそんなことを考えましたか自分が尊い、自分を大事にしたいそれは自分の命がある限り誰もが望むことですしかし、あなたの際限で隣りにいる人の命を生活を奪う権利はないのですあなたと同じように、隣りの人も大切なのです関東地方でも買いだめが深刻な状況です自分が1つ欲しければ隣りの人にとってもその1つが貴重なのですこんな時だからこそ、もう一度自分にリセットをかけて、周囲をみていただきたいと思います自分が何をすべきなのかということをそれでも自分だけ満タンのガソリンで地の果てまで大量の物資をもって逃げますか昨日よりも今日、そして今日よりも明日・・少しでも穏やかな時間となりますように、祈ります

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