『絆』日記

~ありがとう~

AED

2011-03-03 23:12:39 | 日記
皆さん、自分の目の前で緊急事態が発生した場合、何を何処から始めるのかシュミレーションしたことありますか自分は何処まで冷静にその状況に対応できるのでしょうか今日私の勤める職場の一角のビルで避難訓練及び緊急事態に備えた訓練がありました地域を管轄している消防署の所長さんを始め、職員さん達がいらっしゃってくれて避難訓練を一通り終えた後、屋上で3つの非常事態に備えた訓練をしてくださいました一つは消火器の使い方、二つ目は縄梯子の使い方そして最後に私の目を引いたのはAEDの使い方です目の前には上半身だけの人形が横たわっています軽く口を開けていて目を閉じています消防隊が人形を触りながら話をしています『意識がないこと、呼吸をしていないことを確認したら・・・』その言葉が段々遠くに聞こえ始め、代わりに目の前には寝ている上半身だけの人形が段々大きく感じ始めましたそして、また悪夢が脳裏をよぎりました初めてKKが痙攣をして倒れた時のこと青ざめて病院に駆けつけた時にみたKK病室で深く眠るKKそして意識が朦朧とした中『ママ』とよんだあのか細い声あの時・・あの倒れた時、KKは呼吸をしていなかったのだと英語学校の先生が教えてくれました呼吸をしていない・・・偶然英語学校の外人の先生が救命救急の知識を知っていて、KKに心臓マッサージと人工呼吸をしてくださって、救急隊が来るまでに息を吹き返したとそして手元に配られたパンフレットに目を通しました 救急隊は6分で現地に到着することを目標にしているしかし、救急隊が来るその6分の間に患者に何も施さないと呼吸を止めて、1分後には90%助かる命も6分後には既に生死を彷徨う、そして脳に酸素が送られず、血液が廻らず障害が残るといいますなんと怖ろしいこと・・・目の前でどなたかが倒れた時自分が何ができるのかそれは誰かの命を救えるのかどうかにかかっているのです一通り、倒れている誰かを発見してから、意識の有無を確認し、気道を確保、周囲の状況をどのように収め、初対面の周囲の方々とどのように役割分担をしていくのか、そしてAEDの使い方を教えていただいてもらった後、消防士の方に聞いてみました『消防署の管轄地域で、どの程度AEDを用いたことがありますか』と。すると消防士さんは言いました『今年のお正月はほぼ毎日でしたね』と。『命を落とされた方もいるのですか』と聞くと、『残念ながら何人かいらっしゃいました』と。救える命も周りで緊急医療の知識を知っているのか知らないかでその後の本人の生死が決まってしまうと思うと、私達一人ひとりに課せられたことの重さを感じずにはいられませんでした家族を守る、隣りにいる人を守る明日もいい一日となりますように

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