『認知症ピラミッド』 ~ 認知症の有病者462万人・MCI400万人で計862万人

2014-11-20 11:48:37 | 日記
厚生労働省によると、認知症とは、次のようなことを指す。

≪「認知症とはどういうものか?」より抜粋≫
 脳は、私たちのほとんどあらゆる活動をコントロールしている司令塔です。それがうまく働かなければ、精神活動も身体活動もスムーズに運ばなくなります。
 認知症とは、いろいろな原因で脳の細胞が死んでしまったり、働きが悪くなったためにさまざまな障害が起こり、生活するうえで支障が出ている状態(およそ6ヵ月以上継続)を指します。
 認知症を引き起こす病気のうち、もっとも多いのは、脳の神経細胞がゆっくりと死んでいく「変性疾患」と呼ばれる病気です。アルツハイマー病、前頭・側頭型認知症、レビー小体病などがこの「変性疾患」にあたります。
 続いて多いのが、脳梗塞、脳出血、脳動脈硬化などのために、神経の細胞に栄養や酸素が行き渡らなくなり、その結果その部分の神経細胞が死んだり、神経のネットワークが壊れてしまう脳血管性認知症です。


では、日本に認知症高齢者はどの程度いるのかというと、厚労省が昨日提示した下の資料を参照されたい。この『認知症ピラミッド』の頂角の黄色い部分(約462万人)が「認知症有病者数」。MCIも含めて広めに捉えると、認知症又はその予備軍は862万人となる。

もっとも、先のブログ記事にあるように、諸説いろいろでもある。

先のブログ記事に貼付した人口ピラミッドの推移とともに、『認知症ピラミッド』の形も変化していくだろう。この『認知症ピラミッド』においてこそ、上の部分の層を下の部分の層が支えるようにしていく必要がある。現状既に、認知症高齢者数は百万人の単位で存在しているのだ。



<資料>

(出所:厚生労働省資料

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