先のブログ記事の続編。先月29日に厚生労働省が発表した『平成24年高齢期における社会保障に関する意識等調査報告書』では、老後の生活感などに関して様々な興味深い調査結果が掲載されている。
何歳まで働きたいかという就労希望年齢ついて、全体では、「65歳まで」27.3%、「60歳まで」19.6%、「70歳まで」17.6%の順で比較的高い割合となっているが、「生涯働き続けたい」は7.7%しかいない(資料1)。年齢階級別では、「65歳まで」と「70歳まで」が比較的高い割合となっている(資料2)。先のブログ記事でも書いたように、日本では男・女の平均寿命がそれぞれ80歳・86歳、健康寿命がそれぞれ70歳・74歳であることを考えると、決して現実離れした調査結果ではないだろう。
老後の働き方を希望するかについては、「日数や時間を減らしたい」が53.2%と5割超であり、「現役と同じ」は5.6%となっている(資料3)。もっとも、若年労働者を始めとしたいわゆる定年前の現役世代にしてみたら、老後世代が現役世代と同じようにフルタイムで働かれるとたいそう困ることになる。「働かずに過ごしたい」が27.3%と3割弱しかいないことを喜ぶべきかどうかは、健康寿命と平均寿命の差がどうなっていくか等、諸々の要素で自ずと決まっていくはずだ。
<資料1>
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/27/be/92236dfede38175e2f933f5f0501c4b3.jpg)
(出所:厚生労働省『平成24年高齢期における社会保障に関する意識等調査報告書』)
<資料2>
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/05/53/c21e303803bb891e41b627ca14432757.jpg)
(出所:厚生労働省『平成24年高齢期における社会保障に関する意識等調査報告書』)
<資料3>
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/59/bc/43c98048bf8e86c97d658992e6a9dbae.jpg)
(出所:厚生労働省『平成24年高齢期における社会保障に関する意識等調査報告書』)
何歳まで働きたいかという就労希望年齢ついて、全体では、「65歳まで」27.3%、「60歳まで」19.6%、「70歳まで」17.6%の順で比較的高い割合となっているが、「生涯働き続けたい」は7.7%しかいない(資料1)。年齢階級別では、「65歳まで」と「70歳まで」が比較的高い割合となっている(資料2)。先のブログ記事でも書いたように、日本では男・女の平均寿命がそれぞれ80歳・86歳、健康寿命がそれぞれ70歳・74歳であることを考えると、決して現実離れした調査結果ではないだろう。
老後の働き方を希望するかについては、「日数や時間を減らしたい」が53.2%と5割超であり、「現役と同じ」は5.6%となっている(資料3)。もっとも、若年労働者を始めとしたいわゆる定年前の現役世代にしてみたら、老後世代が現役世代と同じようにフルタイムで働かれるとたいそう困ることになる。「働かずに過ごしたい」が27.3%と3割弱しかいないことを喜ぶべきかどうかは、健康寿命と平均寿命の差がどうなっていくか等、諸々の要素で自ずと決まっていくはずだ。
<資料1>
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/27/be/92236dfede38175e2f933f5f0501c4b3.jpg)
(出所:厚生労働省『平成24年高齢期における社会保障に関する意識等調査報告書』)
<資料2>
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/05/53/c21e303803bb891e41b627ca14432757.jpg)
(出所:厚生労働省『平成24年高齢期における社会保障に関する意識等調査報告書』)
<資料3>
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/59/bc/43c98048bf8e86c97d658992e6a9dbae.jpg)
(出所:厚生労働省『平成24年高齢期における社会保障に関する意識等調査報告書』)