厚生労働省が昨日発表した「平成27年簡易生命表の概況」によれば、
①日本の男性の平均寿命は80.79年(平成26年では80.50年)
②日本の女性の平均寿命は87.05年(平成26年では86.83年)
と、いずれも過去最高を更新したとのこと(資料1)。
<資料1>

(出所:2016.7.27 厚生労働省「平成27年簡易生命表の概況」)
国別に平均寿命を見ると、厚生労働省が調査した中では、日本は男女とも世界のトップクラス(資料2、資料3)。
<資料2>

(出所:2016.7.27 厚生労働省「平成27年簡易生命表の概況」)
<資料3>

(出所:2016.7.27 厚生労働省「平成27年簡易生命表の概況」)
平均寿命が伸びたことを心から喜ぶべきかどうかは、人それぞれで異なるだろうし、人生の最後の段階でどのように暮らしているかにもよるだろう。
「平均寿命」に対して「健康寿命」という言葉があり、健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間と定義される。健康寿命の延伸が今最も重要な国家政策の一つとなっているに違いない。
平均寿命と健康寿命の差は、日常生活に制限のある「不健康な期間」を意味し、男性で9年、女性で12年(資料4)。平均寿命が伸びることで健康寿命との差が拡大すれば、医療費・介護費の多くを費消する期間が長期化することになる。
<資料4>

(出所:厚生労働省「健康日本21」資料)
だから、平均寿命の増加分を上回る健康寿命の増加、即ち「健康寿命の延伸」が緊要な政策課題となっている。平均寿命が伸びただけでは決して喜ばしくはない。平均寿命がどうであろうと、健康寿命との差が少しでも縮むような個々人の取組が肝要だ。
政治・行政の最大の役割は、そのための啓発であると同時に、健康寿命の次に来る『不健康な期間』を少しでも短縮するための環境整備を行うこと。
尊厳死法制は、そにための具体策の一つとなるはずであり、そのための議論を国会と政府の場で本格的に始めるべきだ。
①日本の男性の平均寿命は80.79年(平成26年では80.50年)
②日本の女性の平均寿命は87.05年(平成26年では86.83年)
と、いずれも過去最高を更新したとのこと(資料1)。
<資料1>

(出所:2016.7.27 厚生労働省「平成27年簡易生命表の概況」)
国別に平均寿命を見ると、厚生労働省が調査した中では、日本は男女とも世界のトップクラス(資料2、資料3)。
<資料2>

(出所:2016.7.27 厚生労働省「平成27年簡易生命表の概況」)
<資料3>

(出所:2016.7.27 厚生労働省「平成27年簡易生命表の概況」)
平均寿命が伸びたことを心から喜ぶべきかどうかは、人それぞれで異なるだろうし、人生の最後の段階でどのように暮らしているかにもよるだろう。
「平均寿命」に対して「健康寿命」という言葉があり、健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間と定義される。健康寿命の延伸が今最も重要な国家政策の一つとなっているに違いない。
平均寿命と健康寿命の差は、日常生活に制限のある「不健康な期間」を意味し、男性で9年、女性で12年(資料4)。平均寿命が伸びることで健康寿命との差が拡大すれば、医療費・介護費の多くを費消する期間が長期化することになる。
<資料4>

(出所:厚生労働省「健康日本21」資料)
だから、平均寿命の増加分を上回る健康寿命の増加、即ち「健康寿命の延伸」が緊要な政策課題となっている。平均寿命が伸びただけでは決して喜ばしくはない。平均寿命がどうであろうと、健康寿命との差が少しでも縮むような個々人の取組が肝要だ。
政治・行政の最大の役割は、そのための啓発であると同時に、健康寿命の次に来る『不健康な期間』を少しでも短縮するための環境整備を行うこと。
尊厳死法制は、そにための具体策の一つとなるはずであり、そのための議論を国会と政府の場で本格的に始めるべきだ。