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2018年はDi MaioとSalviniがSNSでブームを起こした年となった。

2018-09-26 14:54:30 | 政治
Corriere della sera 25 settembre 2018 (modifica il 25 settembre 2018 | 22:46)

Salvini e Di Maio, 2018 boom sui social. Ma il primo ha 1,1 milioni di fan in più | I post più letti

写真はSalviniと彼の祖母のPeppinaさん。これは今年6月21日のTweet.内容は「上院議会で満場一致の投票のおかげで、Peppinaばあちゃんや、そしてばあちゃんと同じような地震被災者はやっと家に帰ることができる。ここ数ヶ月と言うものずっと気になっていたんだ。やったぜ!」

SalviniとDi Maioは2018年の社会ブームとなった。特にSalviniはSNSの世界でDi Maioより1.1百万人も多かった。二人の副首相はFacebookでそれぞれ2百万人以上のフォロワーがいる。Di Maioの場合、1.165百何人だったものが2.063百万人に増えた。Renzi人気を止めた。

正式な調査に基づくものではないが、このような数字は政治家や政党に対する社会的な好みを示す興味深い指標となる。FavebookとTwitterは、SalviniとDi Maioが上昇と成功を充分に示している。ここで2つの指標を見てみよう。SalviniはFacebookをはじめた最初の年からこの9月19日までの間に1.975百万人から3.143百万人に増え、Di Maioは1.165百万人から2.063百万人に増えた。そして彼らの最大の敵、Renziの場合、同期間では17千人しか増えておらず、1.127百万人であったことからすれば、前者の2人との差は歴然だ。

ポピュリストにとってより効果的なFacebook
ともあれ、政治的な人気と社会的な行動は相関している。Twitterでもそれは証明される。フォロワー数でRenziは3.3百万人と現政府の二人を凌駕している。(Salviniは875千人、Di Maioは442千人のみ)。「このことはFacebookがポピュリスト勢力にとってより効果的であることを示している。」と語るのはIPSOSのシニア調査員のEva Sacchi氏。「一方、Twitterはより高学歴で左よりの人たち向きであるといえる。」長期間の傾向では、2つの特徴が見出される。M5SのリーダーでDi Maioは、選挙キャンペーンから選挙で勝利するまでの間、ただ好きだという者や共鳴者の声で溢れていた。最も読まれたツイートの2番目はPasquaのおめでとうの言葉を発したときのもの。反対に内務相のSaloviniは3月4日前後の選挙の勝利のとき、コンテ政府誕生のとき、そして6月いっぱい(このころSalviniが海上難民受け入れ拒否を宣言)。そして印象的なのは両者とも、毎月約10万人のペースでフォロワーが増えているということ。

語調と言葉
イタリア人の政治投票行動に関する調査から、コインの別の面が見られる。Sacchiが指摘する。「そこには中道左派の支持者はまったくいないということが容易にわかる。」社会に対し頻繁に訴えることをしてきたRenziでさえ、もはやそれを突き破ることはできない。Twitter上で次期政府に関する大方の合意をなした2つのメッセージは5月末にさかのぼることができるという事実がある。その当時は次期政府樹立のための画策が最も激しく、最終的にはGentiloni首相がMattarella大統領の希望に従い、首相府を去ることにサインをした時期だ。
そしてその中身。Sacchi氏は語る。「M5SとLegaの2政党は、政府側となった今でも、選挙キャンペーン期間中のあの語調と言葉で支持を維持しなくてはならないということだ。」

(原文)

https://www.corriere.it/politica/18_settembre_25/salvini-maio-2018-boom-social-ma-primo-ha-11-milioni-fan-piu-2936b192-c0fc-11e8-8c2f-234b69fe8a3d.shtml