軽井沢高校 校長日記 『つれづれ軽井沢だより~乞う「ちょうどええ」』

学校の様子を校長の視点から伝えたいと思い、校長日記を書くことにしました。授業日毎日更新を目指します。ご愛読ください。

 7月 8日(木) 大き信濃のグアム球児 071

2010-07-08 20:48:37 | 日記
 
 「大き信濃のめざめには…」で始まる軽高の校歌の歌詞が、かの有名な室生犀星によるものであることは、4月9日(金)の日記に書いたとおりです。
 過日の学校評議員会の折、「校歌の作詞、室生犀星なんですね。すごいですね」とおっしゃる評議員さんがいたので、思わず「生徒会新聞の題字は、あの『憲政の神様』尾崎行雄です」と胸を反らせて言いました。
 どちらも親戚でも知り合いでもなんでもないのですが、こういうことはついつい自慢をしたくなるものです。
  尾崎行雄が生徒会新聞の題字を書くに至った経緯については、機会があれば後日触れたいと思います。

 さて、その室生犀星の記念館が金沢市にもあるのですが、7月3日から11月14日まで、会期中無休で「軽井沢の日々-木もれ日の中の犀星」展を行うというご案内をいただきました。
 学芸員の嶋田さんの手書きで「貴校校歌も紹介させていただきます」という言葉も添えてあり、とても嬉しく思いました。
 今日の写真は犀星直筆による校歌の歌碑で、校門を入ったところにあるものです。

 今日は、2年生、3年生ともに進路ガイダンスを行いました。
 1学期の期末考査が終わり、夏休みまでまだ間があるこの時期に、グッドタイミングです。
 特に2学年は「軽井沢高校ニュース 7月号その1」にもありますが、まず進学と就職に別れ、その後は分野別に、講師から話を聞くというもので、写真からわかるようにどの顔も真剣そのもの。
 キャリア教育の充実が叫ばれていますが、こういう機会は、進路先や将来設計が決まっていない生徒はもちろん、ある程度考えている生徒にとっても、確認して前に進む意味でとても重要だと思います。
 3時に、軽井沢ロータリークラブの干川会長と永井国際奉仕委員長がお見えになり「今年も軽井沢高校から生徒5人をグアムに交流派遣したい」という話を正式にいただきました。
 今度の派遣交流がちょうど40回目に当たるそうで、それにしてもよくもまあ、これだけ長い期間本校生徒を派遣し続けてくださったものだと、あらためてロータリークラブの皆さんに対して感謝の念がこみ上げてきました。
 グアム派遣は、軽高生だけに与えられた「特権」であり、その重みを我々職員も生徒も感じないといけないな、と思っています。

 放課後になって、野球部の部員が全員揃って校長室に来ました。
 出張で明日の壮行会に出られないので、13日の公式試合前のどこかで激励したいと顧問の先生に設定を頼んだのです。
 「グランドに行く」と言ってあったのですが、「こちらから行きます」と来てくれました。
 顔つきも態度もますます「野球部らしく」なってきて、とても嬉しく、また好感が持てました。
 試合に出場するしないにかかわらず、全員がそれぞれの役割をきちんと果たして、自分たちの持っている力を全部出し切る、いい試合をしてほしい、と伝えました。

 あと2つはメールをいただいたという話です。
 1つ目は、軽井沢ガイドサービスの通訳ガイドの永島さんから、3年生の就業体験ボランティアの途中報告がありました。
 語学系に進学を目指す生徒が、在宅翻訳や英語セミナーなどのお手伝いを、かなりの長期間体験することで、英語を生かした職業の実際を学んでいます。
 通常、高校生にとってはなかなかできない、というか、まずあり得ない体験で、ご厚意とご協力に感謝しています。
 2つ目は、京都視察の礼状をお送りしたところ、京都市教育委員会の辰巳さんと日吉ヶ丘高校の村上校長先生から丁重なメールをいただきました。
 いつか「来軽」が実現するといいな、と思っています。