私の好きな My favorite life

写真付きで my favorite life
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Diario 5.18 山菜

2020-05-18 08:03:09 | 日記

 今年の春は、コロナのおかげで街へは出かけずに山へ山菜採りばかりだった。4月には、こごみにタラの芽、こし油、5月に入って行者ニンニク、昨日は蕨と。更に以前風媒で芽吹いたアスパラの株から新鮮なものが毎日のように収穫できた。山菜取りには、こども達や親族たちも寄り集まって、様々な調理も楽しみ本当に自然の恵みを十分味わい楽しんだ。
 また、畑にもトマト、ナス、をはじめ夏野菜を植え、昨年好評だった落花生を昨年の倍播いた。
私のような、人生の後半を生きている者にとっては、すべて楽しみであるが、今まさに人生これからという人達にとってはどうなんだろう?ちょっとした息抜きの時期となるか、明日への心配の積み重なる時期となっているのか? そう思うと、わが身の幸せを感じる。

Diario 5.15 大町市

2020-05-15 08:19:18 | 日記

 
 昨日は、緊急事態宣言の解除を聞いて、久しぶりに近郊の大町市の農具川に沿って住民の方々が芝さくらを植え続けて広がったを公園に出掛けた。 好天にも恵まれ、彼方のまだ残雪の残るアルプスを眺めながら気持ちの良いひと時を過ごせた。まだ残る残雪と云えば、雪形を思い出すけれど、正面の爺ヶ岳の代掻き爺さん、までは何とも判別つかない。もう少し、先かなといった感じ。 帰りはどこか温泉にと思っても、まだまだ休業しているところが多くて残念。
 もう一つ、今朝の通勤はまた以前の車渋滞。早くも緊急事態宣言時の空いた道路が懐かしく思える。

Diario 5.13 切実

2020-05-13 08:33:23 | 日記

 今朝 スタッフが 緊張した様子で私の所へやってきた。私にどうかコロナに気を付けてくださいと。 実は、彼女の二人いるお子さんが、まだ大学生でアルバイトで生活費を賄っているのだが、このコロナ禍でアルバイトが無くなってしまったようである。彼女は、二人の学費を出すために私の職場ともう一つ掛け持ちで頑張っている。今朝の彼女の私への忠告する姿は、何か切実な姿を感じた。私がコロナに罹れば、良くてもこの職場は当分クローズであろうし、悪ければ無くなるだろう。でも彼女の心配してくれる姿に感謝です。

Diario 5.12 認知症の母

2020-05-12 08:11:14 | 日記

 今、母90歳を超えて、、認知症になり何年になったのだろう。年に一度くらいは インフルとか尿毒症を患い入院をするが、その他はちょっとした風邪をひくこともなく、日曜日以外、毎日欠かすことなくデイサービス、やショートステイに出掛けている。最初は このショートステイにもなかなか応じてもらえなかったのだが、友人に介護は半分半分(要介護者も介護者も我慢は互いに半分ずつという意味)と云われていろいろと工夫をして何とか馴染んでもらった。すると,あとはするするとことは進んで、デイサービスもショートステイも通えるようになった。時には母の妹とも一緒に通ったりしたこともあった。数年前に居間で転んで、大腿骨頭を骨折し、以後車いす、移乗も抱きかかえねばならなくなった。
 今は、家族や私のことさえもわからない状況である。 一体、母の頭はどうなっているのだろうと疑問に思う。先日認知症について研究してこられた方に認知症の進行が表れてその体験談?今の気持ちについて語るのを見た。『認知症になっても見える景色は変わらない、認知症になると余分なものはそぎ落とされると。』自我というのはどうなんだろうか? かすかにも、残っているのだろうか?そうあることを願うけれど。今発する言葉は、痛い!という言葉かな。 けれど、テレビの音楽に合わせて手を振ったりしているのは楽しんでいる証拠かな。削ぎ削ぎ落されて、日本酒の精米されたお米のようになってゆくのかな?span>

Diario 5.11 悲しみの中の真実   若松英輔

2020-05-11 08:02:27 | 日記

 この連休は、『悲しみの中の真実  石牟礼道子 苦海浄土 』 若松英輔著  に浸って過ごした。 過去に一読した苦海浄土を更にわかりやすく解説してくれた本である。ここで様々なことを教えてもらったけれど、こころに張り付いたことは

 石牟礼道子さんの言葉で 『極端な言い方かもしれませんが、水俣を体験することによって、私たちが知っていたすべての宗教は滅びたという感じをうえました。』 更に『「神さま」は、崇める存在であるよりも、ともに暮らし、深く愛し、尊ぶべきもの』といっている。 私はこの言葉、この考え方、思いがが好きだ。 謙虚に生きること。そして周囲の様々なものを愛でるように。 雨音であり、風であり、生き物、石ころでも、言葉言わぬもの、
またいつかこの石牟礼道子さんの本、世界に出会う時を楽しみにしてます。