くつろぎ日記

ストーリーとセリフに注目したドラマレビューです。

タイヨウのうた 第6話

2006-08-19 11:41:46 | タイヨウのうた

左手が動かなくなるという薫に「俺がギターになってやるよ」

孝治は海の家のバイトのあとでいつもの路上ライブへと急ぎます。

孝治のギターはまことに、サマになっていて二人でライブをするって

本当のグループみたいですね~~♪

この二人を物陰からそっと見ている雄太たち三人。

薫のネイルがかわいかったですね~~☆

              

やっぱ俺ギター好きだわ~。

海岸線を歩く二人はどう見てもお似合いのカップル。

この二人がいつまでもこの海のように広い愛をたたえていられますように。

しかし不遜な空気はじわじわと近付いていました。

二人を見る車の目。とんでもなくワルそうな匂いがぷんぷん。


宿に帰り着いてみると雄太たちがいない!!

なんと演奏ルームがあったのね。ここでバンドの真似事!!

  パソコンのキーボードで慣れてるからキーボードは大丈夫。。。  

  ギターは孝治よりうまくできるって・・あなたそれベースですがな・・・

  ドラムの置き方。。。ちが~う・・・・・・

だけど孝治は初めてギターを手にした日のことを思い出していました。

ふっと心からの笑みが浮かんだとき、素直に言っていました。

   俺が教えてやるよ!

なにしろこの三人ときたらDTを捨てる覚悟だそうです(爆笑!!)

これを言い出した晴男に雄太も隆介も一緒に涙ぐむんだから友情も厚いわ~

そして薫がボーカル!

まあ、この流れは当然ですね。二人を見てのバンド結成ですから。

しかしフェスまでひと月もない!!

ここに彗星のように登場したのが、かつての名ギタリストオサム・ミウラ。

エミリーの説明によると70年代に一世風靡して風のように消えたそう・・・

確かにかっこよかった!三浦にレッスンを頼む事にした3人組でした。

最初の訓練は楽器と一体化すること??

身体に楽器をくくりつけてバイトしてますよ~曰く楽器を身体で感じるためだって


そしてマサト登場。

4年ぶりの再会に暗い目を返す孝治。この二人にはどういう過去があったのか?

それにしても悪そうな3人組です。こういうのを世間ではチンピラと呼ぶのよ。


エアロビをする四人ですが孝治は浮かない顔。

さて訓練第二弾。雄太は暑中見舞いを左手で。隆介は鍋を磨く。

そして晴男はたまねぎのみじん切り。

なるほど~って思ったわ。上手い事考えますね。マンガの世界です・・あはは・・

孝治はマサトに呼び出され行ってみると麻薬を売ることを持ちかけられます。

即座に断り、もう関わらないでほしいと言うと「お前にはかかわらないよ!」と。

お前でない誰かには関わると暗に示唆していましたね~~。いや~な予感。


バンド名はどうする?

  「ムーンチャイルドはどう?」

  「XPのことをそう呼ぶ国もあるし・・」

別に病気とかじゃなくて、こういう綺麗な呼び方で呼ぶのもいいかなって思う・・。

孝治の命名に一斉に賛成。月夜に照らされた羽をつけた子供達が浮かびました


麻美は曲が書けないために時間稼ぎをしなければなりません。

窮余の策として入院したことに決めました。家から一歩も外に出るなと厳命です。

そこにレイサがやってくるのです。工藤が頭を下げて回ってる事、工藤を本当に

愛してるならゴースト使ってでもどんな汚い手だって使うというレイサ。

涙まじりの麻美は背中を向けたまま「帰って!」というのですが、

テーブルにあった孝治の写真と興信所の調査を持ち出されたのを知りません。


バンドの方はまだ初歩の段階のようで薫は不安を隠せません。

彼らができるようにもっと簡単なアレンジを考えるという薫。

でも皆で一つのことに夢中になれるって楽しいと実感するのです。

   なあ、他に何かしたい?今までやりたくてもやれなかったこととか、

   行きたいところとかあったら連れて行きたい。

それってデートの誘いなの?下からすくい見るように薫は慎重に微笑をたゆらせて

聞いてみました。でも、わかってる。とっくに孝治には連れて行ってもらってること。

タイヨウの下にも。そしてギターだって自分の代わりに弾いてくれてるし。

   欲張れよ!薫はもっと欲張っていいんだ!!

すーっと遠くの展望台を指さしてみる薫。

   あそこから月を見たい。

   いいよ、いつ?明日!気、早いな・・。じゃ明日。
二人を見つめる黒い目。ああ、会話を聞かれてしまったのね・・


いざ翌日。美咲がスカートをと言うのに薫はいつものパンツスタイル。

この展望台から満月を見たカップルは幸せになるそうです。ロマンチックね

待ち合わせに行った薫は予想通りチンピラに絡まれてしまいます。

逃げる薫を面白そうに追いつめる三人。誰か助けて!

雄太たちが楽器練習の穴場を求めて彷徨っているときにその声は聞こえました。

薫の声だ!急げ!三人は楽器をそこに置いたまま、走り出します。

孝治もようやくやってきましたが、相手はナイフを出しました。

そこに警官の声!助かった!

三浦で手当てをうけつつも、誰もがうつむき、声にならない声。

孝治は我が身を深く深く悔いるばかり。

   一人は4年前少年院にいた時の知り合い。偶然会ってクスリを売ろうと

   持ちかけられたが断った。たぶんそれが原因でこんなことに。薫・・ごめん。

何で相談してくれなかったと口々に言うけれどそれは結果論というもの。

謝るしかない孝治を一番理解していたのは薫だったかもしれません。

何の理由もなく人のことを傷つける人じゃないでしょ。孝治は悪くない。

唯一つ気になっていたこと。橘麻美は関係あるの?

   4年前、麻美が襲われてるところを守ろうとしてそいつらを・・。

薫の気がかりは一点だけ。今も麻美を思っているのかどうか?

もちろん否定します。孝治が少年院を出たときには麻美は金持ちの養女に納まり、

過去の事はなかった事にしていた。だからその日にギターを捨てたのだという孝治。

   だったら、どうして今更会いにくるの?

薫の真意を図るように沈黙のあと、諦めが口をついたように本心とは

裏腹なことを言い出します。もう俺のことは信用できないんだろ。ふさわしくないよ。

そんなことがあるはずがありません。薫がここまで切望しているのはギターを手に

した時からわかっていることです。そこに無情にもアラームが響きます。

  こんな風にあたしから逃げようとするなんて卑怯だよ!

孝治には沈黙しかありません。いきなりのことで心の整理が追いつかないとも

言えるでしょうか。しかし薫はもう行かねばなりません。

無言で走る薫を無言で見つめる孝治。


家に帰り着いた薫は険しい表情。

部屋で待ってた美咲は何も知らず楽しかったかと聞いてくるのですが・・。

   ほんとは抱きしめたかった。ずっと側にいたかった。

   あなたの心が応えてくれるまで。あなたが私にそうしてくれたように。


薫が孝治を抱きしめたいと思っているころ。

麻美が孝治を抱きしめてしました。朝日を受けながらシルエットがひとつになり、

孝治の手もいつのまにか麻美の背に回っています。

決して逃げたわけじゃない。孝治がいなくなって寂しくて心細くて。。。

麻美のセリフ一つ一つが孝治に重く聞こえるはずなのに

なぜその手を振り払うことをしないのでしょう。。

   孝治!正気に戻りなさい!!

                                   

孝治をめぐる二つの人間関係の対照的な様子を見せてもらいました。

今週はドラマのちょうど中盤、山場として二人を一旦引き離すのは定番でしょうか。

ラブストーリーにまつわる不安要素を大きく占めるのは薫の病状の進行に他なり

ませんが、麻美の影や、工藤のゴーストだってまだ安心できません。

これほどのものがあってさらに今回は孝治の過去の亡霊が今の孝治を脅かしに

きました。孝治の過去と闘わねばならない薫は気の毒でもありますが、ここで二人の

絆が見えてくるならばそれも大きな効果となるでしょう。

一方もう一つの人間関係、つまり雄太たち3人組ですが、こちらの素直さがまた

好印象となって残りますね。できない楽器を訓練するにあたり、たまねぎや鍋を

一心に磨くことには感動すら覚えます。こんなまっすぐなココロをもった友人達と

付き合えたのはほかならぬ孝治の心がまっすぐだから。ここに薫が気付いている

ことが大事なのですね。そして美咲の友情も。まるで母のようにスカートをと

送り出し、帰りもずっと薫の部屋で待つなんて本当になかなかできないことです。

某ドラマで青春を「恋と友情」と定義していましたが、今週はいきなり冒頭で

父親が青春してきなさいと言っていました。

まさに、恋と友情にかこまれた青春です。

フェスティバルまであと少しですが、薫のうたが注目されることを祈りましょう♪



8 コメント

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う~ん。。。 (くう)
2006-08-19 14:13:16
ビミョです。

今回の後半は、全然違う、古~いドラマを

見てるような気分でした(^^;)

ドラマ中盤で2人をいったん離したいと言うのは

わかるけれども、そのためにこんな使い古しの

エピソードを入れなくてはならないとは。。。

脚本の程度に疑問を持ってしまいました。

一応、今後に期待しときますが。。。

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こんにちは (ikasama4)
2006-08-19 15:37:28
今回の展開にはちと首をかしげる事ばかりでした。

当初の展開と違ってこのドラマも迷走してるようです。(;・∀・)



もう彼女に残された時間がないのというのになぁ。



自分も一応、今後に期待しますが

ドラマよりも薫の歌声の方に期待が高まってます。(苦笑)
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Unknown (mari)
2006-08-19 15:41:09
かりんさん、コンニチワ。

私は麻美と、麻央が出てくると、ダメ

寂しい結果に終わりそうなことは、予測できましたが途中がこんなに安っぽいのは腹が立ちました

先週の山田くん、せっかくヨカ男になれたのに
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くうさん♪ (かりん)
2006-08-19 17:23:45
>今回の後半は、全然違う、古~いドラマを

見てるような気分でした(^^;)



確かに、ベタ中のベタ。マサトが現れた時点で予想がついてしまうようなストーリー運びでした。

何か理由があるのかと思ってましたが、よくわかりませんね。

お盆でちょっと気を抜いたのかも(笑)



でも雄太たち三人組の方はすごくいいイメージでしたから次のフェスティバルでの活躍を楽しみにします。
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ikasama4さま♪ (かりん)
2006-08-19 17:29:29
こんにちは!



>当初の展開と違ってこのドラマも迷走してるようです。(;・∀・)



ドラマの本筋としては今回のエピは完璧に不要なものですよね。どうして、薫に襲わせるような変な脚本を考えたのかしら?意図がわからなくて、単純にスルーですよ(苦笑)



薫と孝治のグループ結成はいいですよね。

バンドはどうなるでしょうか?



今回、病状が進まなかったのはあまりにもショックが激しくて病気もストップしたとか・・だったらいいのにね。
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mariさん♪ (かりん)
2006-08-19 17:36:58
こんにちは!



麻美と孝治の最後のハグシーンは色気がない!!

というのは麻美があまりにもでかすぎ。

孝治との釣り合いが取れてないわよ(爆)



>私は麻美と、麻央が出てくると、ダメ

どうしてか不評な二人ですね。

声が悪いのかなとは思いますけど(苦笑)



>途中がこんなに安っぽいのは腹が立ちました

本当ですよね。

襲わせるシーンなんて不要です。

昔ならそれでも泣けたかもしれないけど、空気を読んで欲しいですよね。



山田君、代わりにギター弾いてカッコよかったしこのまま最後まで突っ走ってほしいです。

次回フェスティバルを楽しみにしますよ!
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引くより弾きたい (タカシ)
2006-08-20 08:08:52
かりんさん、お早うごさいます~。TB

ありがとうございました。不振の続く夏ドラマ

の中、これだけはと思い入れてるタイヨウ・・

ですが。後半の展開は引いてしまいました。



マサト役の方「我輩は主婦である」では気弱なAD

で面白いやつと思ったのに・・・許せん!もうでてこないで欲しいです。



音楽と恋と友情で十分ですよね。
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タカシさん♪ (かりん)
2006-08-20 17:50:44
こんにちは!

TBいつもありがとうございます。



この夏はドラマ全体がダメダメですよね。

実際夏の夜は外で楽しくやってるほうがいいのかも。



しかしタイヨウは映画でも話題になったのでもう少し数字があってもいいような気がします。



>面白いやつと思ったのに・・・許せん!もうでてこないで欲しいです

アハハ・・役によりけりですね~~。

昼ドラは見ないでしまいましたが「我輩は」相当面白いみたいでしたね・・。残念でした。

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