くつろぎ日記

ストーリーとセリフに注目したドラマレビューです。

下北サンデーズ 第3話

2006-07-28 12:36:14 | ドラマ

ガラスの仮面を思いだした回でした。

一つの役柄から100のイメージを引き出したマヤを彷彿させてくれそうなゆいか。


ゆいかはまだ自分の魅力に気付いていません。

自分は未熟だと心から思っています。

だからこそ千恵美が素晴らしく光って見えるのです。

いきなり駅前劇場で上演が決定した下北サンデーズ。

あくたがわが自分を信じて付いて来て欲しいと言いました。


黒子はほくろ。ハプニングのおかげで人気沸騰したゆいかは自分が黒子で

ありながらほくろとも読めると、だから、「ほくろ役です」と挨拶。

それはダイスキなおじいちゃんの背中に大きなまん丸のほくろがあったことを

思い出されたので瞬時にそのセリフが浮かんだようです。

このほくろはのちに眠眠亭でバイトする時も活躍します。

そこのスタッフ全員の腕に刺青があったのに、

祖父の黒子をイメージできた人懐こいゆいかがそこにいました。

こうしてゆいかはバイトも採用になったのです。

でも複雑なのは千恵美。主役の自分を差し置いてゆいか人気が沸騰してる!!

2.2ちゃんねるでは2000の書き込みがあったということ。


下北サンデーズは今日も走ります。

「梅が丘、豪徳寺、土曜の次はサンデーズ」

このときに、ぽつりと稽古場のオーナーである古田新太がつぶやきます。

   「世田谷代田の立場は・・・」

ふふふ、この意味はね、小田急線なんですけど・・

新宿方面からね・・・

 代々木上原 → 東北沢 → 下北沢 → 世田谷代田 → 梅が丘 → 豪徳寺

ざっとこんな具合になってるのですが、

下北沢と梅が丘の間に世田谷代田があるでしょう?

ランニングの掛け声には出てこないので、な~んとなく地味なイメージ・・。

街はどんな街でしょうか?

すぐ隣が下北沢なのでつい押されていまいそうですね(笑)



ゆいかはいきなり抜擢です。

一人の女性・ヒトミの現在と過去。

セリフのある実態のほうが千恵美。

過去の存在がゆいか。

二人の立ち稽古は息が合いません。

ゆいかは自分の動きを把握できてないのです。

芝居の何か。

台本に書かれてない動きを自分で作り上げていくということの意味。

千恵美の後をつけるだけで芝居になりません。

 「言葉はキャッチボールだ。

 たとえ自分のセリフはなくても相手のセリフはちゃんと聞けるだろう?

 お前はそれに反応すればいい。相手の言葉をちゃんと聞くことだ・・」

それでもゆいかは理解ができません。


八神がやってきてゆいかにグローブを渡します。

キャッチボールって・・?

ボールと言葉と・・・共通すること。

相手のボールを見てこちらの動きが変わる。

相手の言葉に反応する自分を考える。

セリフの中にある言葉のキャッチボールは

そこにいる自分がそっくり返すことで会話が成立するということ。

それがお芝居。

素直に自分の感情を受け入れること。

そしてリラックスすること。

八神のアドバイスはゆいかにひらめきをもたらしたようです


翌日のゆいか。

千恵美のセリフに反応し子供のころのヒトミが動き出します。

「あなた誰?」

にっこりと笑い、鏡を奪う。

鏡を見ながらぐるぐる回る。

子供のいたずらなヒトミ。

メガネをはずし、ブラシを取る。

アドリブを覚えたゆいか。

劇団員の見る目が変わり、あくたがわも認めます。

そしてなにより千恵美がゆいかを認めてくれました。


実は千恵美は過去にアイドルとしての経歴がありモノにならなかったトラウマを

抱えています。そんなパンドラの箱を開けてしまったゆいか。

キャバクラの舞台でそんな千恵美はゆいかを舞台の前方に引きずり出す。

自虐的な千恵美ですが・・・「どのくらい驚けばいいんだ」・・古田さんに爆笑!!

あくまでゆいかにはまぶしく光って見えるという。

この店に来てるお客様は全員千恵美のファンであることを逆に認識させて

くれました。このお客達は逆に千恵美が心の支えなのだと言うゆいか。

ついでにあくたがわが「ヒモ」であることもばらしてしまう。

 ヒモって何か知ってる?

 そんな難しい事、未熟者の私にわかるわけないじゃない。

 だけどそんなに凄い人がなるのなら立派なものに決まっています。(爆笑!!

バカだとゆいかに言いながら

舞台に引っ張り上げました。

もう同じステージに立っている。

 ♪好きよ、好きよ、キャプテン♪


駅前劇場での公演にむけて私達の心が一つになっていったのは確かだった。

でもサンデーズの新作が幕を開けるまではまだまだ大きな波紋が待ち受けていた。


そしておじいちゃんは三度笠をかぶり、東京にやってきます。

すれ違うのは牛乳おじさん(フミヤ)ですね♪

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今週のツボは千葉大の真菌研究会と切手研究会。

役付きになったら10万のチケットのノルマがありました。

ゆいかはこの研究会から借金をしたみたいでしたね。

実は全然おかしくなかったのですが・・

しっかり、お金を貸してくれるようで、いいやつです

「好きよキャプテン」

この歌、リアルで聴いたことがないですが、懐メロかなにかで

リリーズのお二人が出てらしたのを見ました。

お綺麗でしたよね。

そして歌は最高にいけてる。

古いけれどメロディは単純でわかりやすい親しめる歌です。

これを、千恵美がキャバで歌うって・・。

テニスのユニフォームが眩しいわ。

ラストにゆいかと歌うのも良かった・・。

このドラマは郷愁を誘うところがなかなかよろしい

今週のハイライトはキャッチボール。

言葉はキャッチボール。

相手の動きに合わせてこちらの動きも決まる。

その呼吸こそが命だということ。

芝居の醍醐味が伝わった瞬間でした。

   すみません。TBのお付き合いでお願いいたします♪