日本は津波による大きな被害を受けるだろう UFOアガルタのシャンバラ

エーテル界の人類の源郷か?神の国か?天上のエルサレムか?
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念仏の教えが極楽浄土への往生という死後のものであるのに対し、法華経は現世利益を中心とするのが特徴で、聖徳太子以来、偉大な仏教者、為政者、そして一般庶民にまで広く信仰されてきた。(14)

2024-06-25 10:30:22 | 森羅万象

 

・昔から「異類婚姻譚」の伝承も多いようです。アニメ映画でもよく知られている『美女と野獣』は、フランスの異類婚姻譚だそうです。昔は異類異形の宇宙人が地球にも来ていたようですが、地球を去っていったようです。異類混血がスター・ウォーズの原因となったという説もあるそうです。異類混血の場合は、殺処理をしたケースも多いそうです。実際のところ、フィクションとナンフィクションの混じった荒唐無稽な話も多いようです。与太話の真偽の確認は誰でも無理な話でしょう。

  金髪碧眼のノルディックという人間タイプの宇宙人も、厳秘(アバブ・トップシークレット)扱いのために、詳しくは分かりません。ノルディックとオレンジは、両方ともプレアデス星座の“アルテア4・5”から来ているといわれています。サタン(悪魔)と呼ばれるリラ星人のエロヒムが「実験室で人間を創った」とクロード・ボリロン・ラエルというフランスのコンタクティが報告しています。「人間を実験室で創った」といいますが、人間の精神体をどのようにして創ったのでしょうか。サタンは、人類に進化すること3万年ともいわれています。またプレアデス星人は6000年、人類に進化しているそうです。クローン技術を使って新たな生物を創ることは、神の摂理に反することでキリスト教会などから猛烈な抵抗を受けるそうです。

 

・人間の感覚やその時代の常識が通用しない世界の話が、異星人の話です。30年前には、日本で宇宙人とコンタクトして異星に行った日本人が本を書いたこともあったようです。当時、宇宙連合のメンバーが日本にも来ていたそうです。宇宙連合のメンバーは世界中で、一般人として同化して潜入しているという話もあるそうです。彼等にしか分からない神人や異人のネットワークでもあるのでしょうか。奇妙なことに、オリオン人はかっては琴座からの移民である人間らしい存在だったが、その後レプティリアンに征服されてしまったともいわれます。地球では白人種と定義されている「エリエン」のルーツはオリオン星雲にあるそうです。

 

・「シリウス星人は、思念を通じて物を創造する力を持っていた」そうで、「遺伝子操作か思念で人間を創った(?)シリウス星人」とフランス人のコンタクティ、ラエルで有名な「実験室で人間を創ったリラ星人」は、宇宙を2分する種族だそうです。神とシリウス星人のポジティブ・グループが、どのように最初の人間を創ったのか分かりませんが、天使のようなシリウス星人とサタン(悪魔)と呼ばれるリラ星人が対立・抗争をしてスター・ウォーズになったともいわれているそうです。どうも天使のようなシリウス星人とリラ星人(悪魔)は相性が悪かったようです。現代では異類混血でもしているのでしょうか。シリウス星人にもポジティブ・グループとネガティブ・グループがいるそうで、世の中が複雑怪奇になるそうです。

  ちなみにサタン(悪魔)や堕天使ルシファーという言葉は、現代風に言うと「遺伝子科学者の一団の名称だ」そうです。マッド・サイエンティストと言う言葉もありますが、科学者の集団同士が対立しているようです。ある科学者集団が遺伝子操作をして、さまざまなモンスター・タイプの生物を創ったそうです。現代でもダルシーの秘密基地ではおぞましい生体実験が行われているという話もあったようです。一般的には昔から「悪魔」という言葉は、善玉に対する悪玉で、全て悪いことの意味に使われております。

 

・昔から手足の多い観音様の仏像などを地上でも多く見かけますが、宇宙連盟の宇宙母船の中では手足の多いバイオ・ロボットが活躍しているという話もあるそうです。まるでハリウッド映画『スター・ウォーズ』の世界のようです。人類にとって一番重要な異星人の超科学や異星人情報がアバブ・トップシークレットにされ、封印されているそうです。「UFOは、人類の歴史が始まって以来、最も重要な現象だ」そうです。

  『ヒジュラ』(セレナ・ナンダ)(青土社)という本があります。

インドのヒジュラは、シリウス人等の宇宙人による「人格転換」の結果なのでしょうか。はたして、ウォークイン(異星人の憑依、人格転換)やワンダラー(異星人の転生)の現象なのでしょうか。

 

・「ヒジュラとは、同性愛の人々。1905年までは、同性愛は世界各地にある共通する在り方としては認められなかった」とのこと。しかし、ヒジュラは、「半陰陽で生まれた人」とは違うそうです。詳しく調べてはいませんが、ヒジュラの説明に「インドの両性具有者のアウトカースト=ヒジュラ」とありますが、誤りではないのでしょうか。同性愛者と両性具有者が理論的に混乱しているのかもしれません。世界的なゲイの現象は、異次元の宇宙人の「人格転換」が原因なのでしょうか。シリウス人は、遺伝子操作で「人間がぞっとする生物」を創ったので神に嫌われたという話がありますが、キリストの神の道のあり方(愛の世界)に反抗してゲイの現象を演出したのかもしれません。ネガティブなシリウス人は「進化するために破壊する」という論理の悪魔ということになるのでしょうか。ちなみに、ヒジュラのオンラインの写真集もあるようです。

 

・「薔薇十字団員は、天の周辺に住む神的な一団である」といわれます。フリーメーソンの薔薇十字団の謎として、「薔薇十字団員は、天の周辺に住む神的な一団である。彼らは分身の術を備えていて、意のままに姿を変えて現れることができる。また、彼らは自分の望む場所に移動することもできる。その他、団員は、占星術によって、地震を予知したり、都市の疫病の流行を遅らせたり、空中を歩いたり、どんな病気でも治すことができた」といわれます。中世にテレポート“瞬間移動”自在の金星人かポジティブなシリウス人か異星人が現れたのかもしれません。薔薇十字団員は、ある日突然に、パリの街から消えていったそうです。

 

 

 

(2015/10/5)

 

 

・2012年1月に東京大学の地震研究所の平田教授らが、「マグニチュード(M)7級の首都圏直下型地震が発生する確率は4年以内で70%とする」衝撃の研究結果をまとめたので、マスメディアで報道され、誰でも知ることになったようです。

 「首都圏直下型地震」への警告は昔からマスメディアに登場していましたし、テレビでもシミュレーションの映画がよく上映されていました。しかし、確か火炎流の恐ろしさが中心で、大津波の警告は全くなかったようです。首都直下大地震津波や南海トラフ巨大地震津波の予測が、幸か不幸か世間一般の常識になったようです。

 

・ブラジルの夢見の預言者、ジュセリーノ・ノーブレガ・ダ・ルースが「2011年が日本経済の破綻、2012年が阪神大震災」を預言しているそうで、不気味な予想が多いようで心配です。予言は、正確な場所と日時が当たらないことが多く、また意味不明な高度な解釈を必要とする予言も多いので「イカサマ」扱いされるのがオチのようです。あの世がパラレル・ワールドですので、予言が当たらなくなるという説もあるようです。

  国常立神(くにとこたちのかみ)の『日月神示』の予言は、研究者も多いようですが、なお一層不気味です。が、「大都市の大震災や大津波の災害」については、東日本大震災の影響で80%の人々の“常識”になり防災意識も相当高まり、被害を抑える力になりましょうか。

  いたずらに不安をあおってもいけませんが、「10メートルの津波は何度でも来ていた。が、エリート官僚と選良が、津波の基準を5メートルにして、10メートルの防潮堤を造った。その結果、原発事故という未曽有の国家危機を招いた」そうです。「数多ある失政のうちの一つだ」そうです。社会の遅れた面、非近代性、後進性、頭の古い面が予想以上に増えてきています。改革の速度も大変遅いようです。本当に優れた官僚や政治家が登用されていないからだそうです。

 

・大地震とUFOの目撃は相関するそうです。「大地震や大災害・大事件の現場上空でUFOを目撃した」という話は少なくないようです。一般に宇宙人はタイム・トラベラーですし、イルミナティの円盤はタイム・トラベルができるそうです。ちなみに「イルミナティの円盤にレプティリアンと米軍の将軍が同乗していた」という与太話もあるそうです。

  21世紀になる前には、「第3次世界大戦の予言」とか「人類滅亡の予言」がマスコミをにぎわし、多くの関連書籍が出版されていました。キューバ危機の時は、「すわ第3次世界大戦か」と大新聞も大騒ぎをしました。しかし、2000年を迎えて全ての予言が誤りという結果となり、マスコミも以後、「第3次世界大戦」という言葉をタブーとして沈黙してしまいました。どうやら心配性の人々が少なくないようです。地軸移動などの地球の大異変でも人口は激減します。

 

・近年、そろそろイスラエルとアラブ諸国の戦争等からの「第3次世界大戦」、「人類の滅亡」が、そこそこの書籍に載るようになりました。ブラジルの夢見の予言者、ジュセリーノ・ノーブレガ・ダ・ルースも『(2030年);日本列島は火山噴火とM9.8の大地震によって崩壊する(9月28日)、(2038年);日本からハワイ、オーストラリアまでの島国は地震と火山噴火で海中に沈む。その後、人々は海底から隆起した新しい陸地に住むことになる。(2043年);世界人口の8割以上が消滅する』というふうに預言をして、荒唐無稽ということでマスコミに無視されているようです。

 

・神のようなものか、神からビジョンやメッセージを受けているというジュセリーノ・ノーブレガ・ダ・ルースもメディアから見切られたようです。神々もさまざまな理由から間違うようです。予言も正確に当たらないので、熱心な読者もいなくなるようです。

  また東日本大震災の大津波を透視したジョー・マクモニーグルも米国陸軍の諜報員であったためか戦争に関しては詳しい言及を書籍には書いていないそうです。しかし、23世紀と24世紀に世界大戦があり、かなり人口が減る(現在の6分の1の人口になる)様な書き方をしています。(『未来を透視する』ジョー・マクモニーグル  ソフトバンククリエィティブ 2006/12/26)では、その時には大量の生物化学兵器も使用されるようです。

 

・現在のさまざまな状況から日本でも元自衛官以外の核兵器保有論者が増えてきており、以前のように「戦争屋」と非難する評論家たちも息をひそめているようです。また核兵器のリースを検討する向きもあるようです。いますぐ、核兵器を作ることは、条約の関係と国際法や憲法の関係から実際にはすぐには出来ません。が、将来、核兵器を上回る、超兵器や化学(毒ガス)兵器や生物兵器が登場するのかもしれません。

  この面に関してもノー天気(脳天気)な日本人ということで非難されているようです。「将軍たちは昔の兵器で戦っている。次の戦争には、必ず新兵器が使われる」、「将軍たちは前の戦争の兵器で軍事演習をしている」ともいわれています。スイス等の欧州諸国では核戦争に備えて防空壕(核シェルター)を十分に整備している国も少なくないようです。現実に米中間のサイバー戦争が行われているそうです。中東地域における「すぐそこにある危機」も、将来は陰惨な核戦争に発展するのかもしれません。「イルミナティ・エージェントが第三次世界大戦を引き起こす」という不気味な予言もあるようです。

 

・日本の防衛政策にはさまざまな提言があり、多くの見解があり、膨大な書籍もあるようですが、私たち一般人は、あまり詳しくはありません。「シリウス星人の地球支配があまりにも巧妙なのでしょっちゅう戦争が起こる」という説もあるようです、23世紀と24世紀に世界大戦がある可能性は大きいと考えておくべきでしょう。戦争が起こる原因は、目に見ない環境も考慮すべきでしょう。23世紀には、このブログを読んでいる人は地上にはいませんが。

 

・当然、核兵器も発展途上国に拡散することも考えられます。欧米の軍人は「核兵器を使えば相互に人類が滅亡する」という合理的な判断をして、核兵器を使えない兵器と考えているようですが、発展途上国の軍人はそうは考えないそうです。

  非合理な思考をする後進国の破滅的な戦争狂人、軍幹部や指導者が増えるそうですので、核戦争が起こる可能性はますます高まります。世の中には、私たち一般人には訳の分からない種族、いわゆる戦争狂人という種族もいるそうです。ですから、これからは長期計画として防衛予算を増やすとか減らすとかの程度ではなく、抑止力のある具体的な兵器の装備を現実的に議論しなければならないでしょう。

  今の日本の防衛政策の具体的な現実的な対応といえば、遠い23世紀と24世紀の世界大戦に備えて、長期的に防空壕(核シェルター)の整備とか、核兵器周りの兵器の整備をしておく必要があるそうです。GNPが伸びない経済では、防衛予算を増やすには大きな抵抗があるでしょう。

 

・例えば、米海軍のバージニア級の攻撃型原子力潜水艦のような通常弾頭の巡航ミサイルを持つ原子力潜水艦を現在の通常型の潜水艦に代替するとどれだけの予算が必要になるのでしょうか。現在の通常型の潜水艦は、確か一隻500億円以上のようですが、原潜となるとはっきりとは知りませんが数千億円必要になるでしょうし、巡航ミサイルも輸入するか独自に開発しなければならないそうです。攻撃型の原潜は合憲ですが、現在の海上自衛隊でも見解がわかれているようです。反対派は予算面を考慮しているそうです。周辺諸国では、核兵器や「貧者の核兵器」といわれる生物化学兵器、核シェルターの開発を熱心に展開しているそうです。核戦争を想定内にしているからでしょう。「核には核を」という合理的な思考が求められているそうです。この方面に脳天気(ノー天気)で「想定外」ですと、日本も最終戦争に対抗できなくなり歴史から消えていくことになるでしょうか。なにしろ、全人類の人口が6分の1になるという恐ろしい世界大戦の未来透視もあるぐらいですから。

 

・国会によって爆撃装置と給油装置を外されてライセンス生産された高価な航空自衛隊のF4ファントム戦闘機は、拉致事件に抑止力にはなりませんでした。5兆円という限られた防衛予算で、抑止力のない高価な通常兵器を少数そろえるのでは、費用対効果の点からも問題にされるそうです。巡航ミサイルやバージニア級の攻撃型原子力潜水艦のような高価な抑止力のある通常兵器を少数整備する方向に防衛政策を変えていく必要があるそうです。

  防空壕(核シェルター)と原潜のような核兵器周りの兵器等を輸入か国産して、装備を継続して100年、200年と経てば23世紀の世界大戦に何とか間に合うでしょう。防衛力の質的な改革が必要となるようです。これについても、予算の面から賛否両論があるそうです。軍事専門家たちはどのように考えているのでしょうか。

 

・いまから100年もたてば、核兵器以上の超兵器がエイリアンの超テクノロジーとして入手できるかもしれません。また日本の人々の間で、核兵器保有論者が多数を占めて、日本が核兵器を持つようになるかもしれません。現在時点の防衛対策としては「核兵器周りの兵器」等を輸入か国産して、防衛予算をひどく急増させないで整備する必要があるそうです。

公安調査庁の元部長によれば「日本は諜報機関のない世界的に珍しい国だ」そうです。それで「諜報機関のない国は拉致事件にも無力だった」そうです。

 

・「つまり50世紀の人類は、ほとんど小人で頭脳だけの存在になっている。一方、普通以上の体を自由自在にテレポートさせ現界と霊界を行き来するミロク人種も少数存在する。現代から見れば完全なSFの世界である」そうです。人類はどれだけ進化しても「神人」にはなれないようです。「はるかに遠い未来には、神人と“小人に退化した人類”の2種類になるようです。

  天理教の中山みきも大本教の出口王仁三郎と出口なおも警察の宗教弾圧を受けていますが、特に大本教の宗教弾圧は熾烈で、当時の明治政府がその影響力の増大を恐れたからのようです。『霊界物語』の解釈本が多く出ているようですが、50世紀も遠い未来を見通したものは少ないようです。amazonで「大本教」と検索すれば、356件、「天理教」と入力すれば1111件がでてきます。艮(うしとら)の金神からの情報は膨大で有識者の評価も高いようです。

 

・国常立命は、ウシトラの金神ともいわれ、祟り神として封印され、抹殺された神々の代表みたいな神だそうです。大本教をはじめとする多くの新興宗教の教祖などに憑依して、頻繁に登場しているそうです。当初の主神だったのが、あまりにも規律に厳しすぎて、異界に幽閉された神なのかもしれません。艮(うしとら)の金神は天国のような所から来たのでしょうか。はたまた、黄金の空のある黄金の神都の異世界から来たのでしょうか。「パラレル・ワールドに住む宇宙人、天国に出入りし転生と憑依を自由に操るシリウス星人の植民星が地球だ」という説もあるそうです。天国は「サマーランド」、「ブルーアイランド」のように真っ青な空のようです。

  サナート・クメラといえば、貴船神社、鞍馬寺、魔王尊、地球の霊王、シャンバラの王などと単語が連なりますが、ウシトラの金神とともに有名です。現代のチャネラー(霊的交流者)の中にもウシトラの金神とチャネリングする者もいるそうです。

 

・官憲に弾圧された大本教は、その巨大さゆえに官憲に恐れられたのでしょうか。古史古伝マニアのいう『竹内文書』の「太古、日本は世界の中心だった」という話もいずれ再構成される時がくるのでしょうか。「神々も市井の人となり普通の生活をしている」という説もありますが、誰も認識ができないようです。「遥かに進化した高次元の高等知性体・異星人は、人間の肉体や精神体に憑依するので誰も識別できない」ともいわれます。平家がプレアデス星人の末裔で、源氏がオリオン星人の末裔といわれます。

  「遠野郷の民家の子女にして、“異人”にさらわれて行く者年々多くあり。ことに女に多しとなり。-遠野物語第三十一話」、「黄昏に女や子供の家の外に出ている者はよく神隠しにあうことは他の国々と同じ。-遠野物語第八話」という伝説の”異人”は、オリオン星人だったようです。

 

・太古から神々や阿修羅が争い、殺し合い、スター・ウォーズがあったのでしょうか。「シリウス星人の地球支配があまりにも巧妙なので、しょっちゅう戦争が起こる」という説もあるようです。神人をめぐる争いのようです。また、堕天使グループが天国に戻りたいと暴れるのかもしれません。宇宙連合からの情報は膨大のようですが、アバブ・トップシークレットのため理解ができるのはイルミナティ・エージェントたちのようです。

  イルミナティ・エージェントが第三次世界大戦を起こすともいわれているそうです。イルミナティ・エージェントとは、謎の組織のようですが堕天使グループのことでしょうか。竜座人(ドラコ)が遥かに進化しており、このレプティリアン型生物の交雑種がイルミナティである。交配人種であるイルミナティが地球を支配しているそうです。

 

・人類が50世紀に小人になる可能性はあるのでしょうか。戦後米国に飛来した映画でもお馴染みの小柄なグレイは、人造ロボットで最下層の労働者階級だとする説(金髪碧眼の人間タイプのノルディックは位が高い)もあって、その正体に関する説は色々あるそうです。グレイの「空飛ぶ円盤」に同乗していた「ナチス」とも言われている金髪碧眼のノルディックは、プレアデス星人といわれていました。

  その諸説の一つにグレイの「人類の未来の姿説」、「人類の未来からのタイム・トラベラー説」というのもあって、激しい核戦争を繰り返して、人間タイプがだんだん退化していき、グロテスクになり、我々の見る小人の異星人になったという説もあるそうです。人類も核戦争を繰り返して、グレイのように小人化していくのかもしれません。グレイには、「ビーガン。シリウスA人の遺伝子から作られたグレイ」、「ゼータ・レティクリ1。地球人監視のためリゲル人が作ったグレイ」、「ゼータ・レティクリ2。遺伝子操作で作られたグレイ。爬虫類人に奉仕」等が存在するといわれます。「時空間を超えてこの地球にやってきて、人類をアブダクション(誘拐)し、受精して、子孫を作りました」。それがエササニ人だそうです。グレイと人間の交雑種が「エササニ人」といわれます。エササニはオリオンの方向にあります。

 

・なお、ゼータ・レチクル星人は、多種多様なようですが、実際のスター・ウォーズは、激烈で惑星を吹き飛ばす超兵器も登場したようです。核兵器ばかりではなく、現代で『貧者の核兵器』といわれる『細菌兵器』や『化学兵器』も使われたようです。インドの古い叙事詩にもありますが、特にスター・ウォーズの歴史は非常に多かったようです。インドでも超太古に地上でのスター・ウォーズの続きがあったようです。

  神様の王様、インドラ(帝釈天)とアシュラ(阿修羅)の争いが続いているようなのです。「ゼータ・レチクル星人のグレイと、オリオン座のリゲル人の長身のグレイ、オリオン座の有翼のドラコ族、恐竜から進化した地球のレプトイド(恐竜人)」がエリア51等のアメリカの秘密基地で活動しているともいわれます。エリア51については、アメリカ政府は、その存在を一度も認めていないそうです。「米国政府がリゲル人に騙されたことに気付いた後、プレアデス人が招聘されたが、過去ヒトラーの人類浄化政策を画策し仏教を堕落させた」そうです。

 

・未来には人類の退化した小人のものと長身の神人の2系列があるようです。人類は神人のレベルに到達できないようです。異星人の世界でも長身の金髪碧眼のノルディックと小人の従者のグレイの2種類がありますが、長身の異星人とその従者(小人の人類)の組み合わせになるようです。

  また、裏宇宙には巨人タイプの異星人もいるようです。3メートルくらいの異星人のコンピュータが最も早いそうです。フランスの有名なコンタクティのクロード・ボリロン・ラエルの報告では、小柄で完全な人間タイプで3万年進化しているリラ(琴座)星人もいるそうです。リラ星人のエロヒムが「人間を実験室で創った」といわれます。リラ星人エロヒムのコンタクティであるフランスのクロード・ボリロン・ラエルによると遺伝子操作による「不死の惑星」に行ってきたそうです。

 

・神々の世界は時空を超えているので王仁三郎の『霊界物語』はリアルな感じがするそうです。神々からチャネリングした未来情報はすべてがあたるとは言えませんが、タイム・トラベラーからの情報ですから当たる確度は高いようです。実際には、多くのパラレル・ユニバース(並行宇宙)があるので、実現する未来が多様に変化していくそうです。宇宙人のほうが進化の速度が大変早く、タイム・トラベラーになっているともいわれています。「パラレル・ワールドに住む宇宙人、天国に出入りし転生と憑依を自由に操るシリウス星人の植民星が地球だ」そうですのでパラレル・ユニバース(並行宇宙)に関する情報も流れてくるものと思われます。

 

 

 

(2015/10/6)

 

・この本は2000年の出版ですから情報的には、古いようです。未来の地球の様相は、タイム・トラベラーでないと分からないようです。宇宙人のほうが進化の速度が大変早く、タイム・トラベラーになっているともいわれています。

  「グレイの後に金髪碧眼のノルディックが来た。その後に、人間タイプのオレンジと呼ばれる宇宙人が来て、その後に“東洋人タイプの異星人”が来た」という米軍のリーク話があったそうです。人間タイプの宇宙人は、その命を狙う組織もあり、安全確保のためアバブ・トップシークレット扱いのようです。

  「ハリウッド映画にもなった小柄な異星人グレイもバイオロボットだ」といわれます。当初は、異星人、高等知性体だと騒がれたものです。グレイの故郷の星に米軍が留学生を送ったという与太話もあったようです。「ゼータ・レティクリ1。地球人監視のためリゲル人が作ったグレイ」、「ゼータ・レティクリ2。遺伝子操作で作られたグレイ。爬虫類人に奉仕」、「ビーガン。シリウスA人の遺伝子から作られたグレイ」等が存在するといわれ、バイオロボット説が定着したようです。しかし、人間タイプも異類混血で増えているという話もあるようです。

 

・「グレイは未来の人類の退化した姿だ」という奇説もあったそうです。

グレイ種も人間化しているそうです。グレイと人間の交雑種が「エササニ人」といわれます。エササニはオリオンの方向にあります。「時空間を超えてこの地球にやってきて、人類をアブダクション(誘拐)し、受精して、子孫を作ったのがエササニ人のようです。

  「米国政府がリゲル人に騙されたことに気付いた後、プレアデス人が招聘されたが、過去ヒトラーの人類浄化政策を画策し仏教を堕落させた」ともいわれ、ネガティブなプレアデス星人が存在し、ユダヤ人のホロコースト(大虐殺)の背景にプレアデス人がいたとは驚きです。

  「あのグレイも壁を透き通るようにして部屋に侵入してくる」そうです。宇宙人「グレイ」の故郷もこのベテルギウス(オリオン座の恒星)なのだという話です。米国が秘密協定を結んだのはラージノーズ・グレイというオリオン星人といわれています。1954年には、「ラージノーズ・グレイ」という種族が、ホロマン空軍基地に舞い降りた、という主張もあるようです。エルダーとよばれる天使のような人間タイプのオリオン星人が小柄なグレイと共に飛来したそうです。グレイの「空飛ぶ円盤」に同乗していた「ナチス」とも言われている金髪碧眼のノルディックは、プレアデス星人といわれていました。

 

・オリオン星人は人類に5万年進化しているといわれ、「人間の魂の交換」ができるようです。「シリウス人はオリオン人と交戦していた。この敵対関係は今でも続いている。奇妙なことに、オリオン人はかっては琴座からの移民である人間らしい存在だったが、その後レプティリアンに征服されてしまった」という話もあるようです。「トールホワイト」とよばれる2メートルから3メートルの白人種のオリオン星人も報告されているようです。トールホワイトと米政府が密約をしたという異説もあるようです。メン・イン・ブラックの超能力は凄まじく、オリオン星人ともいわれています。

 

・ロシアも異星人のコンタクト話が多くあるようです。「ロシア人はタウ人との協定を破棄し、同じ協定をリュウ座人の前衛部隊と交わしてタウ人を追い払ったと考えられている」とも伝えられています。「彼ら蛇人はすでにロシア共産主義勢力としてやってきており、マルクスとレーニンはその勢力のいわば幹部たちだった」という説もあるようです。ロシアはタウ星人と当初コンタクトがあったそうです。「タウ人の遺伝子を使ってグレイを作るために主に子供を標的にして誘拐し、殺して細胞とホルモンを取りだしたのでタウ人がグレイを殺そうとしている」そうです。ロシアには様々な異星人に関する不思議な話があるようです。

  「ゼータ・レチクル星人のグレイと、オリオン座のリゲル人の長身のグレイ、オリオン座の有翼のドラコ族、恐竜から進化した地球のレプトイド(恐竜人)」がエリア51等のアメリカの秘密基地で活動しているともいわれます。「河童もゼータ・レチクル星人系列のバイオロボットの一種かもしれない」そうです。「日本の河童はグレイの一種で、現在も海底基地にいる」ともいわれます。

 

 

 

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・ブログ名称: UFOアガルタのシャンバラ

日本は津波による大きな被害をうけるだろう

・第2のブログ名称:UFOパラレル・ワールド

「神の国か?」「人類の原郷か?」 「天上のエルサレムか?」・・・・・・・・・

「パラレル・ワールドに住む宇宙人、天国に出入りし転生と憑依を自由に操るシリウス星人の殖民星が、地球か?」、「ネガティブのシリウス星人の地球支配があまりにも巧妙なので、しょっちゅう戦争が起こるのだろうか?」

「金髪碧眼のノルディックが住んでいたアガルタのシャンバラ情報の集大成を目指す・・・・・・・・・・」「金星蛇人と火星霊人の戦争はその後どのように展開したのだろうか」
「日本民族の神話の原郷『高天原(たかまがはら)』は、『都市型の超巨大宇宙船』なのか!?」「平家がプレアデス星人の末裔で、源氏がオリオン星人の末裔なのか」
「小人族のグレイの母船に同乗する金髪碧眼のノルディックは、”悪魔の王””ルシファー”なのか?!」

「円盤は神人や異人、悪魔の乗り物なのか!?」「天使は神の秘密諜報員なのか」「神は最初のフリーメーソンなのか」

「UFOは、人類の歴史が始まって以来、最も重要な現象なのか。UFO問題とは、人間にとっての死の問題を解くことなのだろうか。UFOはフリーメーソンの創作なのか」

「全宇宙を創ったという“虹の神々”も地球に来ているのだろうか」

「イルミナティなどのフリーメーソン組織に入ると神に会えるのだろうか」「金星の神々は地球に到着するやいなや、イニシエーションのためのフリーメーソン本部を設けたのだろうか」「フリーメーソン結社はこの大地が創出されるよりずっと前から、さまざまな太陽系をめぐって、存在していたのだろうか」「フリーメーソンとは、“現在、世界で信仰されているいずれの宗教より古い”教団となるのだろうか」

「国際連合の設立に動いたキリストの星、アプ星人とは」

「人は皆、記憶喪失の異星人だろうか」

「はるかに進化した天使のような宇宙人は、人間の守護霊や背後霊なのだろうか」「セドナ上空に見えないエーテルのシティが滞空するのだろうか」

「シリウス星人の故郷である天体イジュニュは、もっと高い周波数で共振する6次元の天体であり、地球の宇宙と同時に存在するパラレル・ユニバースに存在するのだろうか」

 

グーグルのブロガー(多言語翻訳)にも書いています→UFOパラレル・ワールド

 

  

 


念仏の教えが極楽浄土への往生という死後のものであるのに対し、法華経は現世利益を中心とするのが特徴で、聖徳太子以来、偉大な仏教者、為政者、そして一般庶民にまで広く信仰されてきた。(13)

2024-06-25 10:28:27 | 森羅万象

 

・『肉体を持った人間になったり、目に見えない透明な人間になったりすることができる。宇宙人のクェンチンは、コズミック・トラベラーの一人である』とありますが、このあたりが、フリーメースンと関係があるのではないのでしょうか。天使や神々の進化した宇宙人は目に見えませんが、「空飛ぶ円盤」の時代から「見えない宇宙人の時代」に変わりつつあるようです。「進化した宇宙人は人間の肉体や精神体に憑依するので誰にも分からない」そうです。また「神々や進化した宇宙人(天使)は、背後霊や守護霊となり人間に憑依している」ので誰も認識できないようです。

 

・中世の薔薇十字団の逸話のなかにも、この種のコズミック・トラベラーの集団がフランスに存在していたという話があるそうです。昔から、「異人」や「神人」が地上を徘徊して、この世の人間に接触していたという話も多いようです。ウンモ星人も金髪碧眼で、ヨーロッパにその末裔が多く同化して住んでいるともいわれています。社会に同化した異星人は街中の雑踏に混じると誰にも分からないようです。

 

・現代では、米国で映画にもなった『メン・イン・ブラック』(MIB)が、コズミック・トラベラーの集団に相当するのかもしれません。しかしながら、メン・イン・ブラックは、UFO研究者を脅す犯罪者のようにいわれていました。ところが、近年、ハリウッド映画『MIB』、『メン・イン・ブラック』では「宇宙警察」のような役回りでした。コンタクティによると彼らは、グレイと共に飛来した『シリウス系オリオン星人』だそうです。

  オリオン星人は、人類に5万年進化しており、「人間の魂の交換」ができるようです。米国が秘密協定を結んだのはラージノーズグレイというオリオン星人といわれています。エルダーとよばれる天使のような人間タイプのオリオン星人が小柄なグレイと共に飛来したそうです。堕天使ルシファーもオリオンからやって来たそうです。

 

・米国が秘密協定を結んだのはラージノーズグレイというオリオン星人といわれていますが、鼻が異常に大きい長身のグレイタイプのようです。地球では白人種と定義されている「エリエン」のルーツはオリオン星雲にあるそうです。オリオン座は「神の故郷」ともいわれますが、『闇の勢力』も経由地にしているようです。「オリオン大戦」やスター・ウォーズの原因や結果も詳しくは分からないそうです。「ゼータ・レチクル星人のグレイと、オリオン座のリゲル人の長身のグレイ、オリオン座の有翼のドラコ族、恐竜から進化した地球のレプトイド(恐竜人)等」がエリア51等の秘密基地で活動しているともいわれます。

 

・「遠野郷の民家の子女にして、“異人”にさらわれて行く者年々多くあり。ことに女に多しとなり。-遠野物語第三十一話」、「黄昏に女や子供の家の外に出ている者はよく神隠しにあうことは他の国々と同じ。-遠野物語第八話」という伝承がありますが、「異人」はオリオン星人だったようです。「平家がプレアデス星人の末裔で、源氏がオリオン星人の末裔」ともいわれております。天狗も異類異形の異星人、オリオン星人だったようです。

  『肉体を持つが地球人の目には見えない』という表現なので荒唐無稽な与太話ということになるのでしょうか。幽体や霊体のことでしょうか。「遥かに進化した高次元の高等知性体・異星人は、人間の肉体や精神体に憑依するので誰も識別できない」といわれます。コズミック・トラベラー(宇宙の旅人)や異人、超人、神人、天使、宇宙人が人間の姿を装い昔から地上を徘徊しているともいわれています。また一部は、驚くほど社会に溶け込んでいるともいわれます。また金星のマスター(長老)に葉巻型宇宙母船の中で会見した日本人もいたそうです。「宇宙人と普通の人間が区別できなくなっている」時代のようです。

 

・「シリウスのテクノロジーは、アヌンナキによって地球にもたらされた」そうです。「イスラエルがシリウスと通商協定を結んだ」ともいわれます。「世界や日本も金星人やアヌンナキ一派に、異次元から支配されている」という与太話もあるそうです。ネガティブ・グループのシリウス星人の地球支配があまりにも巧妙なので、しょっちゅう戦争が起こるともいわれます。「竜座人(ドラコ)が遥かに進化しており、このレプティリアン型生物の交雑種がイルミナティである。交配人種であるイルミナティが地球を支配している」ともいわれています。クラリオン星人のコンタクティ、イタリア人のマオリッツオ・カヴァーロによると「爬虫類的異星人(レプティリアン)も人間タイプは知性的な顔をしている」そうです。

 

・「物体の大きさがサッカー場ほど」の母船UFOの目撃事件は、昔から多くあるそうです。昔は「悪魔の船」ともいわれていたそうです。 

色々な星から来ている超ド級の母船は形が多種多様ですが、サタン(悪魔)と呼ばれるリラ星人も活発に地球にコンタクトしているのでしょうか。母船がバミューダ海域近くの米軍基地近くに現われたという話もあったようです。

  巨大な母船が瞬間移動したりするので、現代の科学者の理解を遥かに超えた異星人のテクノロジーです。が、人類でも百年前の人々は、現代の科学技術を予想できなかったのと同じで、数万年から数十万年進化したエイリアンの超テクノロジーは現代の米国の科学者でも習得することは難しいのでしょうか。「エイリアン・テクノロジー・リバース・エンジニアリング」に米国はかなりの資金と科学者を投入しているといわれます。

 

・「カリフォルニアには宇宙人が多く同化して住んでいる」とかの話やテレビ・ドラマがありました。が、実際に超ド級の母船で多くの異星人が飛来したり、多くの地球人が異星間航路を経由して、異星に行っているのかもしれません。

  「米軍が、異星に留学生を送った」という話がありましたが、米軍関係者なら当然、イルミナティの円盤に乗り込むでしょう。「イルミナティの円盤に爬虫類人(レプティリアン)と米軍の将軍が搭乗していた」という米国のテレビ・ドラマのような話もあったそうです。ちなみに、イルミナティの円盤はタイム・トラベルができるそうです。

 

・アリゾナ州のセドナは、『エリア51』とともに、多くのUFOマニアや芸術家・神秘家の聖地となっており、日本からも多くの観光客が押し寄せていたそうです。

  イルミナティについては、標準的なフリーメーソンの書籍にあるような歴史ではなくて、歴史の闇のような話があるようです。「竜座人(ドラコ)が遥かに進化しており、このレプティリアン型生物の交雑種がイルミナティである。交配人種であるイルミナティが地球を支配している」そうです。イルミナティの空飛ぶ円盤はタイム・トラベルができ、「米軍の将軍が同乗していた」ともいわれます。「イルミナティは宇宙人の集団なので強力なのだ」そうです。イルミナティが地球の未来のシナリオを知っているのかもしれません。国常立神(くにとこたちのかみ)と古代のイルミナティとの関係があると言う話は興味深いものです。時空を超えた高等知性体が現代に影響を与えているのかもしれません。

 

・アストラル界に住む宇宙人とコンタクトする米国人もいるそうです。進化論が否定され異次元の高等知性体(宇宙人)が人間を創ったという説が俄然、多数説になりつつあるのは、隔世の感を禁じえないそうです。「アストラル界にもアストラルの惑星がたくさんあり、アストラル界またはアストラル次元と呼ばれる世界を構成している」といわれます。

  エイリアンの超科学や超テクノロジーばかりでなく、人文科学方面の知識はとてつもなく進化しているようですが、「人類の進化に干渉できない」という宇宙法のようなものにより、人類は利用できないようです。

 

・しかし、米軍はゼータ星に異星留学生を送ったり、「エリア51」で超テクノロジーを研究して、現代のレザー兵器のような先端兵器に応用しているそうです。「エイリアン・エンジニアリング」は米国の一人勝ちでしょうか。今までの経緯から米軍のエイリアンに関する情報公開(ディスクロージャ)は、アバブ・トップシークレットのために今後も全く期待できないそうです。

 

・金髪碧眼のノルディックやオレンジといわれる宇宙人情報も核兵器などの国家安全保障上の最高機密(トップシークレット)を数段階上回る『厳秘』のために60年以上もたっても米軍は情報公開しないようです。小柄な宇宙人のグレイが来て、その後に金髪碧眼のノルディックや赤毛のオレンジの人間タイプの異星人が飛来して、その後に東洋人タイプの宇宙人が飛来したようなのです。

 

・金髪碧眼のノルディックはプレアデス星人ともいわれていますが、コンタクティによると「ナチスだ」という話もあり、ヒトラーのドイツのナチスが崇拝した金髪碧眼のアーリア人種、ゲルマンの神々とのつながりが窺われるそうです。「米国政府がリゲル人に騙されたことに気付いた後、プレアデス人が招聘されたが、過去ヒトラーの人類浄化政策を画策し仏教を堕落させた」ともいわれます。金髪碧眼のノルディックと金髪碧眼のアルデバラン星人がよく混同されるそうです。

 

・ボルテックス(渦巻き現象)で有名なパワースポットのアリゾナ州のセドナでは、UFO目撃情報が非常に多かったそうです。「エリア51」とともに「UFOマニアの聖地」ともいわれているそうです。アメリカの著名なUFO研究家によりますと、セドナ上空に目には見えないエーテルのシティが滞空しているそうです。エーテルのシティでは神々や魔女達が何をしているのでしょうか。エーテルのシティは誰も現実に見えないし、ウォークイン(憑依)やワンダラー(転生)のかたちで地上に登場する遥かに進化した天使的な異星人は、私たち一般人には分からないことでしょう。

 

 

(2017/4/12)

 

 

・仏教の世界は、宇宙の世界を表しているといわれます。菩薩や如来、観音は、異星人の種類を示しているようです。宇宙人情報を公開すると主権が危うくなるともいわれます。現代になってさまざまな異星人の固有名詞が使われるようになりました。宇宙船の母船には多肢の手の多いバイオロボットがいるといわれます。遥かに進化した異星人は、遺伝子操作等の手段で、さまざまな容姿のバイオロボットを作ったようなのです。「現代的な解釈ですと堕天使ルシファーとかリラ星人のサタン(悪魔)という言葉は、遺伝子科学者の研究集団の名前だ」といわれます。現代ではグレイといわれるバイオロボットも昔の仏教では「賓頭盧(びんずる)」と呼ばれたのかもしれません。観音がプレアデス星人、菩薩がリラ星人、如来がシリウス星人に対応するのかもしれません。

グレイと人間の交雑種が「エササニ人」といわれます。エササニはオリオンの方向にあります。「時空間を超えてこの地球にやってきて、人類をアブダクション(誘拐)し、受精して、子孫を作りました」。それがエササニ人のバシャールといわれます。

 

・「極楽には女性がいない」「もちろん、前世で信心のあつかった女性も極楽に生まれ変わっています。しかし、彼女たちは娑婆世界から極楽世界へ移動するほんの一瞬のあいだに、女性から男性への性転換手術を受けるのです」という話も不思議なことです。極楽のことも詳しくは分かりません。雌雄同体の異星人もいると言われます。地上でも雌雄同体の人間がいるのかもしれませんが、研究者ではないので、詳しくはしりません。LGBT(性的少数者)の宇宙人の話もあったといわれます。「不思議なゲイの現象は、宇宙人の人格転換である」ともいわれます。「歴史上、様々な分野で尊敬されている著名なマスターたちは多くが同性愛者だ」といわれます。人間の同性や異性相互の「魂」の交換をオリオン星人は可能のようです。オリオン星人は人類に5万年進化しているといわれ、「人間の魂の交換」ができるようです。エルダーとよばれる天使のような人間タイプのオリオン星人が小柄なグレイと共に飛来したそうです。米国が秘密協定を結んだのはラージノーズグレイというオリオン星人といわれています。「トールホワイト」とよばれる2メートルから3メートルの白人種のオリオン星人も報告されているようです。トールホワイトと米政府とは繋がりがあるといわれます。

 

・また堕天使が地球の女を狙って降りてくるといわれます。堕天使の性的な能力は異常に高いともいわれます。肉体を離れて、精神体にだけになると、神々も性愛の域を超えて、新境地に達するのかもしれません。昔から神々や悪魔は性的能力が異常に強いといわれます。異類混血も多かったようです。世界中の人間の性生活や結婚生活も大きく変化してきているといわれます。人間の常識レベルでは理解不能の状態のようです。「アンタレス人は、トルコ人、ギリシャ人、スペイン人のDNAに関係し、同性愛者で生殖目的でのみ女を使用すると考えられている」といわれます。その昔、アンタレスにエーテル質量を操作できる異星人がいて、自由に宇宙旅行をしたといわれます。ホワイト・ブラザーフッド(白色同胞団)の本拠地はアンタレスにあるそうです。ホワイトブラザーフッド(白色同胞団)についても詳しいことはわかりません。異星人の性生活は、多種多様のようです。

 

・またアストラル界やエーテル界の場合、宇宙人の体が精妙になっており、食事をしたり、排せつをしたりする必要はないといわれます。しかし、死後の生活で食事を忘れられない人々のためには、食事をしているようなイルージョンを味わえるようなのです。しかし、書籍には、菜食等の普通の食事等ができるように載っています。アセンション(次元上昇)した金星や火星での食事は必要がないのでしょうが、そのようなイメージは私たち一般人には、理解不能なことが多いようです。3次元の存在の異星人の場合は、おそらく食事や排せつは大きな問題でしょう。3次元の地球人と同じレベルの異星人も非常に多いそうです。ただ恒星間飛行技術を持っていることが大きな違いのようです。

 

・くじら座タウ人は、イプシロンのエラダナス星系で大きなコロニーを保持している。祖国の大気と重力の関係で、密度の高い身体を持っているといわれます。ロシアはタウ星人と当初コンタクトがあったそうです。

「ロシア人はタウ人との協定を破棄し、同じ協定をリュウ座人の前衛部隊と 交わしてタウ人を追い払ったと考えられている」ともいわれます。ロシアも昔から異星人とのコンタクトの豊富な地域のようです。

「彼ら蛇人はすでにロシア共産主義勢力としてやってきており、マルクスとレーニンはその勢力のいわば幹部たちだった」という説もあります。

共産主義も資本主義ももともとは、爬虫類型宇宙人の思想にあったようです。マルクスとか、それ以前の段階において高等知性体の関与があったといわれます。「モスクワには多くの宇宙人が住んでいる」というリーク話もあったようです。「エイリアン・テクノロジー・リバース・エンジニアリング(宇宙人科学技術工学)」は、ロシアも研究しているのでしょうか。

 

・「ひろさちや」とamazonにいれますと2795件の書籍が出てきます。多作の仏教研究者のようです。仏教と言えば「米国政府がリゲル人に騙されたことに気付いた後、プレアデス人が招聘されたが、過去ヒトラーの人類浄化政策を画策し仏教を堕落させた」といわれます。また爬虫類人を支援していたのが、仏教思想を開発したシリウスB星人であり、その他に爬虫類人支配下でこと座(リーラ)文明を再生させようとしているといわれます。荒唐無稽、奇妙奇天烈、支離滅裂、眉唾物で疑念がわきます。

 

・『超巨大[宇宙文明]の真相』ミシュル・デマルケ(徳間書店)によるとオーストラリアに住む著者は、別次元に入り宇宙の異世界を認識したのですが、気づいてみるとベッドの中であったそうです。つまり夢の中で異次元体験をしたという明晰夢の話になります。

  世界中のおとぎ話のなかで、「夢の中で異世界にはいる伝承」が多くありますが、死後の霊界や高等知性体のいる異次元にコンタクトするためには、変性意識になる必要があり、夢の中が、個人個人の異次元の世界になるようです。夢の種類は色々あるそうですが、リアルな夢を見る現象もあるようです。

  欧米のチャネラー(霊的交流者)には、「夢の中でアストラル・トリップ(幽体離脱)して、クリスタル・シティでキリストに会った」という話が多いそうです。

 

・インドの古代叙事詩『マハーバーラタ』においては、直径1000キロメートルの超巨大母船の話があるそうですが、スター・ウォーズもある異次元の世界ですから、過去・未来・現在が混然一体となっているタイム・トラベラーの世界かもしれません!?「神人のいる異次元の世界」といってもあまり認識はすすんでいないようです。

 

・世界中で、異星や異世界の報告をするコンタクティやチャネラーは多いのですが、彼らの『その後』は、詳しくは知りません。

 

黄金の惑星(ティアウーバ)が、雌雄同体の異星人の世界だというのは大変興味深い話です。『浄土三部経』と『超巨大{宇宙文明}の真相』(ミシェル・デマルケ)(徳間書店)の内容から説明してみます。

 

・< 黄金の惑星(ティアウーバ)と浄土経の無量光の世界の相似(1)

エーテルは海のように見える事と浄土経の宇宙観は、似ています。宇宙人にとって地球は「濃霧の立ちこめた海」であると言われますが、アストラル界やエーテル界は海のようだと考えれば中国の古代の宇宙観が理解できます。浄土教の須弥山(しゅみせん)の三千大千世界の理解にエーテルの観念が利用できます。この世界全体の中心に存在する仏様が、大毘瑠舎那如来(だいびるしゃなにょらい)、つまり大仏様です。山の下にある円盤を金輪(こんりん)といい、金輪の上には須弥山を中心とした九つの山と、その間に海があります。九山八海と呼ばれます。一番外側に四つの島があり、南の方にある島が人間の住む世界で、閻浮提(えんぶだい)と呼ばれます。山上の空中にも色々な世界があります。そこで、その海をアストラル界やエーテルの世界であると理解すれば、エーテルの海に浮かぶ人間世界が分かります。エーテルは、「万物の元」といわれます。浄土教の「無量光」は「この天よりも高く、すべてのものの背面、一切のものの背面にあり、無上最高の世界において輝く光明は、アートマンの内部に存する光明」であり、「無量光仏の光は広大無辺である」とエーテルを表現しています。

 

・<黄金の惑星(ティアウーバ)と浄土経の無量光の世界の相似(2)

「極楽浄土の蓮池には、車輪のようなおおきな蓮華があるという」のは、エーテル界の大型円盤型宇宙船(UFO)を指すのでしょうか。また、「極楽浄土には女性はいないで、みな男性のみである。すなわち、女性が男性に生まれ変わっていると言う思想」については、黄金の惑星(ティアウーバ)が、雌雄同体の異星人の世界であったことを知れば、理解できるでしょう。「現在でも雌雄同体の人間がインドにいる」とどこかで聞いたことがありますが、いまさらインド探検でもありますまい。仏教関連の史跡には、学者が現地まで行き調査したりしますが、インドネシアのボロブドゥールの立体マンダラの写真を見ましても、空飛ぶ円盤の形態の遺跡に仏様が立っていると解釈できます。インドネシアで最大の文化遺産であるジャワ島中部のジョクジャカルタ市北方にあるボロブドゥール仏教遺跡は、8世紀頃に建立されたそうです。調べだしたらキリがないので、文献の整理とインターネットの情報が中心となりましょう。

 

・< 黄金の惑星(ティアウーバ)と浄土経の無量光の世界の相似(3)

ナチスのスワスティカ(卍)(まんじ)」は、有名ですが、古代の西洋では、UFOを表していたという説があります。ナチスは、ユダヤ人の大量虐殺で、不人気ですが、「オカルト的」には、ナチスの研究を勧める学者もいるようです。「ナチスとUFO」、「ユダヤ人とフリーメースン」などの書籍も多いようです。第2次世界大戦後の東欧の殺戮などのように、欧州では血なまぐさい話が多く、オカルト的な背景があるのでしょう。スワスティカは、幸運・吉祥を表す記号で、卍(まんじ)と言います。古代インドでは、ヴシュヌ神やクリシュナ神の胸にある旋毛を指していたようです。これが仏教に取り入れられて、ブッダの胸や手足や頭髪などに現れる相となったようです。この形には、右旋のもの、左旋のものの二種類があり、仏教は右旋を用い、ナチスの鉤十字は、左旋であるようです。ナチスのような悪業は、悪魔の仕業だという説があります。「米国政府がリゲル人に騙されたことに気付いた後、プレアデス人が招聘されたが、過去ヒトラーの人類浄化政策を画策し仏教を堕落させた」といわれます。もし事実とすれば恐るべき話です。「アメリカ大統領候補も、いざ就任すると、この話題には関与せずという概要が出されるのだ。こうした態度は“大統領の黙秘症候群”と呼ばれている」といわれます。クリントン候補も「私が大統領になったら、エリア51と宇宙人の真相を公表します」と語っていましたが、トランプ大統領は、異星人については言及しなかったようです。政府の中に政府があってアメリカ大統領といえどもコントロールできないといわれます。

 

・アスラは、「阿修羅」と漢訳しますが、「非天」であり、古代のインド神話では初めは善神であったそうです。後に悪神とせられ、常に帝釈天(および三十三天)と争う神的な存在で、仏教では鬼神と見なされ、須弥山の下の大海(アストラル界)に住むとされています。この世を地獄にする鬼神がアストラル界にいるのでは、人間は困りましょう。「光の勢力と闇の勢力」という天の二大勢力の争いの原因でしょうか。

 

・また、極楽の人々が全部金色であるというのは、現代人には異様な印象を与えますが、黄金の惑星(ティアウーバ)の本を読めば、納得できましょう。家にある仏様が金色なのも事実からなのでしょう。

 

・『超巨大{宇宙文明}の真相』(ミシェル・デマルケ  徳間書店 1997/8)と言う本も「夢の中で入れる高次元の不思議な世界」の話を語っています。それと『浄土三部経』からの結び付きを見ますと異世界の相似が窺われます。

 

・<黄金の惑星(ティアウーバ)と浄土経の無量光の世界の相似(4)

阿弥陀仏の西方極楽浄土に対し、東方浄土の教主である阿しゅく仏(あしゅくぶつ)は、阿弥陀仏信仰の発生する以前における仏として、有力であり、多くの経典にその信仰が説かれていましたが、阿弥陀仏信仰が強まるにつれて、影を薄くし、いまや阿弥陀仏を讃える諸仏の一人とされています。西方極楽浄土は、極楽・安養浄土・安楽・無量寿仏土・無量光明土・無量清浄土・蓮華蔵世界・密厳国・清泰国とも呼ばれ、阿弥陀仏が成道したときに、西方十万億の国土を過ぎたところに構えた世界で、苦難はなく、安楽のみがある処といわれます。宇宙は、多様であり、多くの銀河に多くの天国のような惑星があるとすれば、いろいろな「浄土」が存在するものと思われます。アストラル界やエーテル界のマスターのいる世界でも上には上があり、現実の世界(3次元)から4次元、5次元、6次元と波動(振動数)が上がって行き、9次元、10次元の存在を示唆する書物もあります。

 

・<黄金の惑星(ティアウーバ)と浄土経の無量光の世界の相似(5)

自在天宮は、他化自在天の宮殿であり、欲界の最高所たる第六天のことで、ここに大魔王の宮殿がある」、「この天界に生まれた者は、他人が化作した欲楽の対象を自在に享受することができる」とありますが、大魔王とは、神に対して、3分の1の天使団を率いて反乱をおこしたルシファーのことでしょうか。「バラモン教のウパニシャッドにおける梵天の世界は、『無量の威力』と呼ばれている」「梵天の世界には、『不老』という河があり、そこに達した人は老いることがないであろうという。またそこにはサーラジヤという都市があり、アパラージタという宮殿があり、インドラ神とプラジャーパティ神とがその門衛であり、ヴィブとい大広間があるという。これに対応して、極楽浄土にも多数の宮殿があり、そこには美麗な玉座があるという」。このように昔の人は、必死に「あの世」の知識を求めたのでしょう。

 

・<黄金の惑星(ティアウーバ)と浄土経の無量光の世界の相似(6)

仏教で言う「欲界、色界、無色界」は、西欧での「アストラル界、エーテル界、コーザル界」に対応するもので、「異次元」を色々と分けたものでしょう。「浄居天は、欲界・色界・無色界の三界のうち、色界に所属する第四禅天の五天界をいう」、「とう利天は、須弥山の上に所在し、欲界天の一つで、三十三天のこと。帝釈天(天帝インドラ)が主神」、「兜率天は、弥勒などの菩薩が住むところ。欲界六天の第四天」、「化楽天は、欲界第五天」、「アカニシタ天は、色究竟天と漢訳し、色界十八天の最上天で、形体を有する天の究極であり、『有頂天』(生存の頂にある天)という」、「三界とは、欲界、色界、無色界をいう。1、欲界は、愛欲が強く支配している領域。地下(地獄)、地上(人間・畜生・餓鬼)。天界(下層の神々が住む)にわたる。2、色界(しきかい)は、清らかな物質から成り立つ世界。そこにいる生ける者どもは、欲望の支配から脱しているが、なお物質的な身体を持っている。3、無色界(むしきかい)。全く物質の存在しない領域。天界の最高処にある」と異次元の世界を細かく分けていますが、上位の次元の神々の世界は、詳しくは書けませんが、理想の世界として、色界の世界の描写が、多いいようです。「死後の世界」を知ることや「西方極楽浄土」を願うことは、古来から人間が安心を求める本能なようなものでしょう。

 

・<黄金の惑星(ティアウーバ)と浄土経の無量光の世界の相似(7)

仏の六つの神通力として、1、神足通(じんそくつう)。思いのままに行く力があること。2、天眼通(てんげんつう)。透視する力のあること。3、天耳通(てんにつう)。遠くの隔たった音声を聞く力。4、他心通(たしんつう)。他人の心の中を知る力。5、宿命通(しゅくみょうつう)。前世の生涯を知る力。6、漏尽通(ろじんつう)。煩悩がつきること。自分の思いのままに世の中を動かせること。などがありますが、たとえば、距離と空間がない4次元以上の世界では、可能でしょう。

 

・ヘルメスの千里靴(すぐに千里を飛べる靴)などは、西洋と東洋の神話の性格が似ていることを示していると思います。またこの世界(エーテル界)に一度でも浸った人間は、超能力を持つともいわれます。黄金の惑星(ティアウーバ)の本では、「また仲間たちも興味を示したのは女性の頭をした馬で、トビウオのように折り曲げて体に密着できる翼を持った生物を見たときであった」「そのうちの何頭かが我々に人間の言葉では話しかけてきた」という箇所があります。

  「遺伝子操作か思念(?)で人間を作った」といわれるシリウス人は、「神がぞっとするようなタイプの生物を遺伝子の操作等によって作ったので、神に嫌われた」とどこかの本で読んだ記憶があります。人面の動物では、エーテル界であっても気持ち悪いのでしょう。まるでファンタジー映画のようですね。米国よりもむしろヨーロッパのほうが太古からUFOとの関係があるようです。アメリカインディアンも太古には異星人との繋がりがありました。

 

・両性具有の宇宙人や地球人もいるといわれています。特に宇宙人の両性具有者は、男女の別に進化する前の段階の異星人といわれています。しかし、私たち一般人は、研究者でないので、詳しくは知りません。

  『恐怖の世界大陰謀』(デーヴッド・アイク)(三交社)という本は、デーヴッド・アイクの1000ページにも及ぶ大作です。が、この著者には毀誉褒貶も多く、「トンデモ本だ」という者も多いそうです。一般人には内容が荒唐無稽で理解不能な箇所も多いそうですが、同じ著者の本は5000ページ以上も翻訳出版されており、日本における読者も多いのでしょう。

 

・『大いなる秘密・爬虫類人・レプティリアン』、『恐怖の世界大陰謀』、『竜であり蛇であるわれらが神々』、『超陰謀』、『究極の大陰謀』、『さあ5次元の波動へ』、『ハイジャックされた地球を99%の人が知らない』等があります。amazonに「デーヴィッド・アイク」といれますと、35件の本がわかります。

  小柄なグレイとともに飛来した金髪碧眼の宇宙人ノルディックに関しては、『厳秘』(アバブ・トップシークレット)のため、日本のマスコミもさすがに手がです、出版活動も低調です。ノルディックとオレンジは、両方ともプレアデス星座の“アルテア4・5”から来ているといわれています。

 

・「グレイの後に人間タイプの金髪碧眼のノルディックや赤毛のオレンジと呼ばれる宇宙人が飛来し、その後に『東洋人タイプ』が来た」そうですが、50年以上も経っているのですが、『厳秘』のためこの程度しか、マスコミには流れてこないようです。日本や中国に関係する神々の種族だったのかもしれません。リークの中心人物だった米国海軍の情報将校も亡くなったようです。UFOで有名な矢追純一、元テレビディレクターのその後(『矢追純一のUFO大全』)の活動はどうなのでしょうか。興味深い本としては、『宇宙人の柩―日本人脳外科医が衝撃の告白!』(鈴木龍成(仮名)、竹本良)(kindle版)があります。日本人もエリア51等の秘密基地で働いていたのかもしれません。

  レプティリアンを作った「透明な人々」とは、シリウス星人も作ったようです。異類混血の問題はスター・ウォーズの原因となるほど深刻な問題なのでしょう。異星人が、人類を創造したという説は、いまだに少数説なのでしょうか。これも現代の天動説のようです。

 

・「インドのヒジュラーは、ヒンディー語で「半陰陽、両性具有者」を意味するが、ヒジュラーは通常女装をしており、女性のように振舞っているが、肉体的には男性、もしくは半陰陽のいずれかであることが大部分である」とのこと。「ヒジュラーの総数はインドだけでも5万人とも500万人とも言われるが、実数は不明である」そうです。私たち一般人は、社会学者でないので「両性具有者」についての定義がヒジュラーについてはよくわかりません。あるいは、定義が混乱しているのかもしれません。宇宙には「両性具有者」の異星人もいるらしいのですが、はっきりは分かりません。

 

 

・人間も遺伝子の突然変異などで、通常の形態とは違ったことになるのかもしれません。多くは奇形で処理されるようです。ゲイ(LGBT等)の不思議な現象も私たち一般人は、原因も詳細を分かりませんが、専門家もよく分からないようです。世界的にゲイが広がっているイメージがあるようです。ゲイは異次元に宇宙人の多い地域に多いといわれ、宇宙人の「人格転換」という説もあるようです。オリオン星人は人類に5万年進化しているといわれ、「人間の魂の交換」ができるようです。ちなみに、宇宙人のマスター(長老)もゲイが多いともいわれています。ゲイ(LGBT等)は首都圏でも政治問題化しています。

 

・幽霊の話は世界中で豊富にあります。欧米では「幽霊写真」を研究している学者もいるようです。人間死後の世界の「霊界」は、地上1メートルのところにあるそうです。また「幽界」はパラレル・ユニバース(並行宇宙)のようです。パラレル・ワールドに住む宇宙人、天国に出入りし転生と憑依を自由に操るシリウス星人の植民星が地球だともいわれます。そこで、幽霊がこの世の者とコンタクトする例は、非常に多くなるようです。この世の死は、あの世への入り口のようです。死後、誰でも天使のような宇宙人(シリウス星人)に遭遇するようです。アルデバラン星人は「幽霊」のように現れたり消えたりするようです。

 

・昔のマスコミはどうだったのか分かりませんが、現代のメディアはタブーが多いようです。私たち一般人は、“マスコミ人”でないのでよくわかりませんが、政府に協力するということで、タブーが増えてきているようです。厳秘(アバブ・トップシークレット)扱いにされた「宇宙人情報」のように、米国の主要なメディアも政府に協力して沈黙しているようです。グレイのアブダクション(誘拐)やキャトルミューテレーション(動物虐殺)のときは、米国のメディアも大騒ぎをしたようです。

 

・人間の死後にニルヴァーナ(涅槃・天国)に入り、そこにシリウス星人が大型の宇宙船で往来していることが明らかにされました。シリウス星人は、天使のような宇宙人ということになります。ニルヴァーナ(涅槃・天国)評議会の存在も明らかになっています。この話は、米国で、交通事故で死んだ息子からテレパシーでチャネリングを受けた母親が書いた本にあります。その息子は現在、ニルヴァーナ(涅槃・天国)で生活しているというのです。ニルヴァーナ(涅槃・天国)評議会が、この世に影響力を行使しているとは誰も信じられません。

 

・『天国の真実』、アシューが教えてくれた天国の生活(スザン・ワード、ナチュラル・スプリット)という本がニルヴァーナ(涅槃・天国)の様相を伝えています。天国には多くの異星人が関与しているようです。「パラレル・ワールドに住む宇宙人、天国に出入りし転生と憑依を自由に操るシリウス星人の植民星が地球だ」ともいわれています。しかし、シリウス星人のネガティブ・グループが存在し、宇宙が複雑怪奇になっているようです。「シリウス人は、別の非物質的存在の集団であるオハル評議会の創造物である」とも「シリウス星人の地球支配があまりにも巧妙なので、しょっちゅう戦争が起こる」ともいわれています。

「シリウスのテクノロジーは、アヌンナキによって地球にもたらされた」そうです。

 

・天国に自由に出入りし、人間への“憑依”や人間の“転生”を自由に操作するシリウス星人の存在は、米国のチャネラー(霊的交流者)からの情報により、もたらされているそうです。人間死後の世界、天国のような異次元世界に出入りできる超テクノロジーを“はるかに進化した異星人”は持っているようです。非常に細かい粒子の世界、エーテル質量をシリウス星人は操作できるようです。米国には、シリウス星人がウォーク・イン(憑依・人格転換)やワンダラー(転生)の形態で飛来しており、その数は、非常に多いともいわれます。シリウスA人はイスラエル政府と契約の宇宙の商人ともいわれます。

  地球と月の間の異次元に広がるニルヴァーナ(涅槃・天国)には、異次元からの宇宙人が出入りしているようです。これも見えない世界で私たち一般人は、認識出来ません。日本に最初に降り立ったのは、シリウス人で、彼らは東北地方の青森県を中心に、下北半島、津軽半島、十和田湖周辺から秋田県の一部へと進出したそうです。

 

・グレート・マスターやマスターたちは、直接、地球の事象に関与していないようですが、間接的には何らかの関与があるようです。しかし、金星のマスター(長老)と地球人のコンタクト・グループがあるともいわれています。そして、アセンディッド・マスターとのコンタクティ(宇宙人から伝達接触されたという人)もいるそうです。

  また、“両性具有の宇宙人”も存在するようです。両性具有の異星人はいろいろな書物で報告されているようです。男女に分かれる前に「両性具有」だったという話もあるようです。

  死後に出会う自分の親は、「親であって親ではない親(累魂)」、自分自身も「自分であって自分でない自分(累魂)」になるようです。この感覚も死後の世界に入らないとわからないようです。

  『天国の真実』は、死後の世界と高次元の異星人の結びつきを述べた注目の書ともいえるでしょうか。交通事故死した息子がニルヴァーナ(涅槃・天国)におり、テレパシーによるチャネリングをその母親が受けたそうで、貴重な情報です。Amazonを見るとスザン・ワードの本は4冊、出版されています。

 

・インターネットで同性愛者と検索してみると「近年の多くの英米の調査では人口の2―13%(50人に1人から8人に1人)の割合で同性愛者が存在していると言われている。性的少数者は、おおよそ概念上で少数者とされているものであり、実際はそれほど少数ではないと考えられる」といいます。数字的にも信じられない話のようです。

  日本でも予想以上にゲイの人口が多いようです。医学的、科学的な説明が出来ない不思議な存在ですが、社会問題として、マスコミに登場するようになりました。欧米では、政治家や有名人のゲイが多く報道され、私たち一般人は驚きます。『原型』といわれる神に非常に近い一対の男女の形態をとる天使がゲイの原因という説もあるそうです。

  透明な星とは、ハリウッド映画『スーパーマン』の母星の都市のイメージのようです。異星人も進化するにつれて、高次元の存在となり、人間の視覚では認識できないようになるようです。高次元に行くにつれて、神に近づくのでしょうか。神人の次は「光の子達」が登場するようです。夢の中でアストラル・トリップしてクリスタル・シティでキリストに出会ったという欧米のチャネラーが多いそうです。キリストの出身星はアプ星だったそうですが、アプ星人は国際連合の設立に尽力したという話もあるようです。

 

・「ナチスが、宇宙船・UFOを造った」とかの戦後の与太話・情報もありました。が、アルデバランの異星人・アーリア人の「超人」たちの超科学は、人類に数十万年進化しているようで、現代の先端の科学者でも理解不能のようです。プレアデス星人は6千年、グレイは3万年人類に先行し進化していると言われています。それでも彼らの超科学を現在も入手できないようです。「超人」の異星人の超科学を理解するのは、現在の科学者では不可能なのでしょうか。アルデバラン星人は、ゲルマンの諸民族とスカンジナビア人、特にバイキングの創作と管理を担当したそうです。ナチスが崇拝したアルデバラン星人はアーリア人の「超人」であり、ゲルマンの神々だったようです。シュメール文明を打ち立てたのが金髪碧眼のアルデバラン星人といわれ、牡牛座のアルデバランが故郷の惑星のようです。地球から68光年の距離にある牡牛座のアルデバラン太陽系の二つの惑星からなる“スメーラン帝国”はどのような国だったのでしょうか。

 

・反重力の飛行機関は、造るのは非常に難しいでしょうが、「米政府は異星人との密約でUFO(空飛ぶ円盤)を造っていた」と言う情報が真しやかに流されています。ハリウッド映画『インデペンデンス・ディ』の中でも「エリア51」と呼ばれる秘密基地で、UFO(空飛ぶ円盤)が存在しているストーリィでした。墜落したUFOを分析してUFO(空飛ぶ円盤)を製造できれば、劇的に人類を変えることができるでしょうが現在は、どのような状況なのでしょうか。当然、米軍は異星に向かっているとおもわれます。グレイの異星に留学生を送ったという話もあったようです。

 

・プレアデス星人は人類に6000年進化している種族ですが、人類に近く神でも天使のような宇宙人でもありません。「米国政府がリゲル人に騙されたことに気付いた後、プレアデス人が招聘されたが、過去ヒトラーの人類浄化政策を画策し仏教を堕落させた」そうです。米国政府を騙すぐらいですから、驚きです。

  プレアデス星座には約6時間でいけるそうですが、カシオペア座でもそんなにかからないようです。異次元移動は、瞬間的であり、アバール(エーテル航行機)の性能は、光速を超えるといわれています。この「光速を超える」という概念も現代の科学者にはないようです。150年前の物語にUFO(宇宙船)の記述があることは、驚異です。すべてがフィクションとはいえないようです。ナンフィクションは人間の理解の程度に応じて、正確に表現することは難しいようです。

 

・「イスラエル政府と通商協定を締結した宇宙の商人」は、シリウス星人ですが、この種族とコンタクトができれば、非物質的な種族とつながりができることでしょう。宇宙連合とコンタクトできれば神々の種族ともコンタクトできるようです。

  天国に自由に出入りし、人間への“憑依”や人間の“転生”を自由に操作するシリウス星人については、ニルヴァーナ(涅槃・天国)にいる元地球人からの米国のチャネラーによって、情報が得られています。

  ゲイ(LGBT等)の現象とかさまざまな不思議な地球上の現象も宇宙人が関与しているといわれています。ゲイは医学的や精神医学的な原因が、科学的に解明されていないようです。ゲイの現象は異次元の宇宙人の人格転換だという説もあるそうです。リゲル人が「肉体から肉体へと魂を移す能力を持っている」そうで、驚嘆します。オリオン星人は人類に5万年進化しているといわれ、「人間の魂の交換」ができるようです。

 

・ロシアやイスラエルなど他の国々も異星人とコンタクトしているようですが、国家的な危機感からか、エイリアンの超テクノロジーを喉から手が出るほど欲しい国が多いのでしょう。ロシアには昔から奇怪な宇宙人の現象の話も多いそうです。イスラエル政府と契約した宇宙の商人の実態は不明です。

  日本に関係する異星人、神々とのコンタクトもあるようなのですが、国家機関の総力をあげてエイリアンの超テクノロジーを獲得するようにしなければならないでしょうか。ちなみに日本にも、昔から異星人が飛来している話が多いのですから、しっかりと手をうつべきでしょう。すでにしっかりとネットワークができているのかもしれませんが。「エイリアン・テクノロジー・リバース・エンジニアリング(宇宙人科学技術工学)」は米国の一人勝ちでしょうか。

  宇宙人の情報は、メイジャーなものにしていかなければならないでしょう。「何も知らせるな」というような、いつまでも『厳秘』扱いにしておいてはいけないようです。ごく少数の公務員だけが知っているともいわれます。

 

・UMAというのは「謎の未確認動物」ということで、その方面に関してもいろいろと書籍があります。このブログでは、特にUMAについては取り上げませんでした。また、宇宙人に関わるモンスター・タイプの生物については、シリウス星人のネガティブ・グループがモンスター・タイプの生物を創り神に嫌われたという神話があるそうです。そこで神が大洪水などの天変地異を起こして、モンスター・タイプの生物を全滅させたということです。しかし、現代でも外宇宙には奇妙な「人頭の生物や動物」がいるとも言われています。異次元には、様々な生物が時空を超えて存在しているのかもしれません。

  また動物タイプの宇宙人も全体の3割ほどいるともいわれております。ハリウッド映画『未知との遭遇』で最初に登場したグレイの容姿は、世界中の人々には大変ショックでした。その後、米軍筋からのリークでは「グレイはバイオロボットである」という説がでてきました。金髪碧眼のノルディック等のような人間タイプの遥かに進化した異星人がグレイ・タイプを創ったというのです。昔の神々は龍神とか牛神とか様々な異類異形の神々が多かったようです。が、神々が姿を変えたのか、神々が「国津神」とか「天津神」とかに分かれていたように、進化の程度に応じて2クラスに分かれていたのかもしれません。

 


念仏の教えが極楽浄土への往生という死後のものであるのに対し、法華経は現世利益を中心とするのが特徴で、聖徳太子以来、偉大な仏教者、為政者、そして一般庶民にまで広く信仰されてきた。(12)

2024-06-25 10:25:32 | 森羅万象

 

 2年前からディスクロージャーが始まるという話もあったようです。

『110の宇宙種族と未知なる銀河コミュニティへの招待』エレナ・ダナーン(ヒカルランド)2022/12/31。『【ザ・シーダーズ】神々の帰還』(エレナ・ダナーン ヒカルランド 2023/8/24)、『この惑星をいつも見守る 心優しき地球外生命体たち』(エレナ・ダナーン、ヒカルランド、2023/1/19)等の「時代を変える」本も出版されています。

 現在、洋書ではエイリアン関連は2万冊以上もあり、研究すれば、かなりのことが分かるそうです。

 

その後、343種類の肌の色に分かれる4353万607種のヒト型生物(人類)が創造された。現在、宇宙全体で数十憶の種族が存在する」といわれます。

 近未来には“人類は膨大な異星人情報”に直面せざるをえないそうです。

 

 

・“在日宇宙人問題”を認識している人はほとんどいないといわれます。また宇宙人情報を公開すると主権が危うくなるともいわれます。シリウス人は、遺伝子改変や思考プログラミングに広範な知識を持っており、それを惜しみなく爬虫類人に与えたといいます。なお「イスラエルがシリウスと通商協定を結んだ」といわれます。

 

 

ちなみにイルミナティは宗教を否定しているそうです。イルミナティの思想と共産主義の思想は似ていると指摘されています。マルクスやエンゲルスはイルミナティのメンバーであり、彼らが提唱した共産主義はイルミナティの思想を具体化したものという説があります。

 

 

『世界の陰謀論を読み解く』 

 ユダヤ・フリーメーソン・イルミナティ

辻隆太郎  講談社現代新書   2012/2/17

 

陰謀論者たちのイルミナティ

・ユダヤとフリーメーソンはしばしば同一視されてきた。イルミナティもその両者と密接に関連づけられる。ヨーロッパの保守反動主義者たちにとって、この三者は排除すべき近代の象徴として容易に結びついたのである。

 

5つの目的

イルミナティの活動は一貫して、つぎの5つの行動理念にしたがっている。

秩序ある政府の破壊

私的所有権、相続権の破壊

愛国心、国家主権、民族意識の破壊

あらゆる宗教の破壊

家族制度、結婚制度の破壊

 

フランス革命以降のあらゆる革命運動は、この目的に沿って扇動された多くの陰謀論者は共産主義と社会主義を区別しないが、これらはイルミナティの発明によるものだ累進課税や社会保障制度、先進国から発展途上国への援助などは、明らかに「共産主義」の陰謀である。

 

・理神論や無神論は当然として、教会一致運動や宗教間対話、ニューエイジや「カルト」問題なども、「正しい」宗教的真理に対するイルミナティの攻撃だ。フェミニズムや同性愛、あるいは親から子どもを取り上げる児童養護施設や社会全体で子どもを育てようと志向する政策などは、伝統的な家族制度を破壊し、社会道徳を崩壊させるための陰謀だ。

「彼ら」はあらゆる秩序の破壊を目論んでいるのである。これまで社会を正しく律してきたすべての伝統的秩序や道徳が疑問に付され、疑わしく邪悪な「新しい価値観」なるものが大手をふるようになったのは、ひとえに「彼ら」の仕業なのだ。そして、「彼ら」の最終目標は、このようにすべてが失われた廃墟のうえに救世主として唯一の秩序を打ち立てること、全人類を一元的に支配する統一世界政府を樹立することなのである。

 

イルミナティの組織は他にもあり、下部組織やフロント組織も数多く存在している。それらは社会のあらゆる局面に関わっている。「彼ら」は名称を使い分け、さまざまな集団を偽装して、裏から世界を操ってきたのである。それらの組織のなかには当然各種メディアも含まれ、情報操作がおこなわれている。

 陰謀論者たちの考えでは、イルミナティは消滅したのではなく、有名になってしまったのでその名を公には使わなくなっただけなのだ。したがって、「イルミナティ」の名称がいっさい見当たらなくても、ある集団がイルミナティの目標を推進しているとみなすことができれば、それはイルミナティなのである。

 

イルミナティの手足

・望む結末を実現させるため、イルミナティは長い年月をかけて準備をおこなってきた。そしていままさに、その陰謀の完成は間近に迫っているのであるーと、何十年も前から陰謀論者は主張しつづけている。

 

・かくして、保守派の人びとにとってイルミナティは、世の邪悪な「自由主義者」どもの背後で糸を引く、すべての秩序を破壊せんと目論む悪魔崇拝集団と、容易にみなすことができたのである。

 

・一方で陰謀論のなかのイルミナティは、緻密で完璧な命令系統を備えた超大規模組織だ。ある論者は、イルミナティは経済、政治、市民生活、オカルトと宗教、芸術と文化の五部門に分かれていると述べる。別の論者は麻薬・ポルノ部、政治部、事業経営部、カルトの儀式部、世界通信部、マインドコントロール部に分かれていると主張する。いずれにせよイルミナティの陰謀は社会のあらゆる分野に浸透している。

 

例えば、イルミナティの目的は世界統一政府の樹立であるから、あらゆる国際的な組織、越境的な活動はイルミナティの仕業、となる。

 

すべての黒幕は・・・・爬虫類的異星人

・ヴァイスハウプトのイルミナティは、その連綿とつづく、「イルミナティ」のごく一端が、たまたま表に出ただけにすぎない、というわけだ。

 

・一方でそうした風潮は、保守的なキリスト教的秩序を絶対とする立場から中国・日本までを含む「東洋」の宗教文化は、同一の根をもった悪魔崇拝として十把一絡げにされ、イルミナティのなかに放り込まれていった。

「イルミナティ」の意味する「光」はルシファーを表すもの、すなわち悪魔崇拝だとする解釈は、イルミナティ陰謀論でよく見られるものである。

 

・さらに言えば、大きな社会変化や現代社会の状況を陰謀の結果とみなす考え、それらの出来事は何者かによって以前から計画され誘導されていたのだという考えは、突き詰めればその因果を際限なく過去へ遡ることになる。

 

「どこで世界はまちがったのか」を際限なく遡っていった結果、イルミナティの起源を古代文明どころか人類誕生以前にまで求めるものもある。イギリスのデーヴィッド・アイクによればすべての陰謀の黒幕は爬虫類的異星人である。地球上の文明のほとんどは、彼らが地球人類を奴隷化するために作り上げたものだ。彼らは自らと人類の混血種を生み出し、その者らに奴隷管理者として地球人類を支配させている。この混血種がロスチャイルドら地球エリートの正体である。そして地球はブラザーフッドと総称される各種秘密結社により支配運営されており、その頂点にあるのがイルミナティだ、ということである。

 

 

 

(2022/6/15)

 

・仏教といっても現代人には「仏教離れ」が進んでいるといわれます。お寺の経営といいますか、お寺の維持も街中ではいわゆる檀家が減り、難しくなっているようです。しかしながら仏教系の宗教団体も活発に活動しており、一概には言えないようです。時々、仏教に関するネガティブな情報も入りますが、研究者でもないので当然ながら私たち一般人は、把握はできません。

たとえば、「米国政府がリゲル人に騙されたことに気付いた後、プレアデス人が招聘されたが、過去ヒトラーの人類浄化政策を画策し仏教を堕落させた」という情報があります。この説が教科書に載るのはおそらく、来世紀のことになることでしょうか。「仏教を堕落させた」という内容が、私たち一般人には、詳細が理解不能です。世俗的な「お金」に関する腐敗なのでしょうか。世界中には多くの宗教があり、仏教にもさまざまな宗派がありますが、詳しいことは私たち一般人は、分かりません。

 

   『神仙道の本』  (秘教玄学と幽冥界への参入) (学研)2007/3

によりますと、

 「<仏仙界>

神仙界と対立する妖魔の巣窟か?

 神仙家が敬遠する世界

・山人界でもないのに、愚賓がでてきているのは仏仙界にも僧侶のなりをした愚賓が住んでいるからだ。ただし、仏仙界の愚賓は「無官」だそうで、「理不尽に愚人を誑(たぶら)かすから「愚賓者」とも呼ばれるらしい。利仙君によれば、極楽も仏も、みな愚賓が見せる幻術だというのである。

 ・仙界に出入りした神仙家は多いが、不思議なことに仏仙界については誰も中に入って見聞しようとしない。敬遠しているのは明らかだが、それも道理で、彼らは、筋金入りの仏教嫌い、仏仙嫌いなのだ。仏教に対する嫌悪感を最も露骨に示しているものもいる。

 <魔界と魔王>

<極悪の魔が救う禁忌の領域とは>

 魔界だけは、全くといっていいほど、探訪情報がない

 <死後「極悪の人霊」となった魔王>

 <魔に堕した悪霊を掌る魔王>

・ 魔王の筆頭は、造物大女王という女魔で、天地開闢の際、積もり積もった陰気の悪気が凝結して生まれたという。 これに次ぐのが無底海太陰女王だ」と記載されています。

 

・なぜ「敬遠しているのは明らかだが、それも道理で、彼らは、筋金入りの仏教嫌い、仏仙嫌いなのだ。仏教に対する嫌悪感を最も露骨に示しているものもいる」とありますが、意味不明で意外な話のようです。

仏教思想を開発したのはシリウスB星人である」という説も定説になるのは遠い未来のことでしょう。

 

・以下のようにイルミナティの「宗教そのもの」を禁じる、なくす思想・運動もあるようです。また「バチカンは私の見るところ、「ゲイ」が支配する組織である」という怪説の本もあり、ますます荒唐無稽、奇妙奇天烈、支離滅裂、眉唾物で疑念がわきます。ちなみに、イスラム教も色々と不思議な話も多いといわれます。

 


「世界はなぜ破滅へ向かうのか」 中丸薫 文芸社  2003/9/15
「国際情勢の闇」  早わかり30のポイント


「<よく「フリーメーソンが世界を動かしている」というようなことが言われていますが、そんなことが本当にあるのでしょうか?
闇の権力の言う「新世界秩序」は人類家畜化計画
・「フリーメーソン」とは18世紀初頭にロンドンで組織化された国際友愛団体のことです。中世の石工組合がその起源と言われ、超人種的、超階級的、超国家的な平和人道主義を提唱しています。秘密結社的な意味合いが濃いのです。「フリーメーソン陰謀説」がまことしやかに言われるのですが、海外ではポピュラーな社交クラブで、一般の会員たちは陰謀とは何の関係もありません。ただ、この団体は会員にさまざまな階級があり、その上の方の会員は、いわゆる私の言うところの「闇の権力」に属します。世の中には「フリーメーソン陰謀説」の他に「ユダヤ陰謀説」なるものがありますが、こうした「陰謀説」は闇の権力の存在そのものをカモフラージュするために流布されたものです。ものごとはそれほど直線的、短絡的ではないのです。

闇の権力は人類家畜化計画のために次のような目標を掲げています。
1、 各国の王制、政府の廃止
2、 固有財産、遺産相続の廃止
3、 愛国心、ナショナリズムの廃止
4、 家族、夫婦制度の廃止(子供の教育は地域社会が担当)
5、 すべての宗教の禁止

この内容を見ると闇の権力は共産主義かと見まがいますが、共産主義も闇の権力が王侯貴族から財産を合法的に奪うために編み出したものです。

・闇の権力は「新世界秩序」の掲げる目標を達成するために具体的には次のような理念、政策を各国政府や国際機関を通じて浸透させています。
■自由貿易(の名目で行われる主権国家の経済・金融支配
■中央銀行(国際金融財閥もしくはその使用人による主権国家の支配)
■功利主義(だまされるのは頭を使わない正直者の方が悪いから)
■優生学的発想(おろかな債務者は家畜・奴隷となり、永遠に利子を払い続ける)
■金融万能主義(徹底した唯物論、金がすべて、という価値観を人類に植え付ける。精神的な価値観を徹底的に破壊する
■地政学(マスコミを使って他国民を洗脳、錯乱させたうえで、分割支配

昨今の日本の経済・社会の状況をみると、日本も第2次大戦以降、これらの政策が着々と進められてきた、そう実感がわきませんか?つまるところ彼らの掲げる新世界秩序の終着駅は、一部のエリートが「家畜」を所有する「人間牧場」というわけです」と記載されています。


・仏教の世界は、全宇宙を俯瞰しているともいわれます。仏像が、各々の宇宙人を表しているという見方もできるようです。また、動物タイプなどの異類の仏像もあり、グレイに相当する仏像もあったようです。異類の宇宙人も異類混血か遺伝子操作で人間化して、日本にも来ていたようです。インドのジャイナ教には、宇宙人が円盤の宇宙船から降りてきて、群集がその周りを囲んでいる図絵があるそうです。

極楽浄土は、死後のアストラル界層かエーテル界層に存在する異世界なのでしょう。生きている人間の場合は、夢の中で入れるのでしょう。あの世とこの世を自由に往来する高等知性体の天使のような宇宙人がいるようです。「生きている人間の肉体を乗っ取り、霊体として支配する」という、憑依のようなスタイルをとる場合があり、これを「ウォーク・イン」といいます。「グッドリー・カンパニーのメンバーたちは、自ら志願して地球に転生してきた異星人たちであり、彼らは“ワンダラー(放浪者)”と呼ばれる」そうです。

 

 

<●●インターネット情報から●●>

「人文研究見聞録」から引用

五重塔の塑像の謎>

法隆寺五重塔には、仏教における説話をテーマにした塑像が安置されています。

 

その中の「釈迦入滅のシーン」があります。これはガンダーラの釈迦涅槃図と比較しても大分異なる、日本独自のものとなっています。

そして、法隆寺の塑像群の中にいる「トカゲのような容姿をした人物」が混じっており、近年 ネット上で注目を浴びています。

 

 問題の像は、塑像の○の部分にいます(実物では見にくいので、法隆寺の塑像のポストカードで検証しました)。

 

これらの像は侍者像(じしゃぞう)と呼ばれ、それぞれ馬頭形(ばとうぎょう)、鳥頭形(ちょうとうぎょう)、鼠頭形(そとうぎょう)と名付けられています。しかし、どう見ても「トカゲ」ですよね?

 

なお、この像がネットで注目を浴びている理由は、イラクのウバイド遺跡から発見された「爬虫類人レプティリアン)の像」と酷似しているためなのです。

爬虫類人レプティリアン)」とは、世界中の神話や伝承などに登場するヒト型の爬虫類のことであり、最近ではデイビット・アイク氏の著書を中心に、様々な陰謀論に登場する「人ならざる者」のことです。

 

もちろん「日本神話」の中にも それとなく登場しています(龍や蛇に変身する神や人物が数多く登場する)。

 

また、この像は、飛鳥の石造物の一つである「猿石(女)」や、同じ明日香村の飛鳥坐神社にある「塞の神」に形が酷似しています(トカゲに似た奇妙な像は奈良県に多いみたいです)。

 

また、この「トカゲ人間」以外にも、以下の通りの「人ならざる者」が含まれていることが挙げられます。

 

① は「多肢多面を持つ人物の像」です。これは、いわゆる「阿修羅」を彷彿とさせる像ですが、実は『日本書紀』に「両面宿儺(りょうめんすくな)」という名の「人ならざる者」が登場しています。『日本書紀』には挿絵はありませんが、この像は そこに記される特徴と著しく一致します。

<両面宿儺(りょうめんすくな)>

仁徳天皇65年、飛騨国にひとりの人がいた。宿儺(すくな)という。

 

 一つの胴体に二つの顔があり、それぞれ反対側を向いていた。頭頂は合してうなじがなく、胴体のそれぞれに手足があり、膝はあるが、ひかがみと踵(かかと)が無かった。

 

 力強く軽捷で、左右に剣を帯び、四つの手で二張りの弓矢を用いた。そこで皇命に従わず、人民から略奪することを楽しんでいた。それゆえ和珥臣の祖、難波根子武振熊を遣わしてこれを誅した。

 

②  尻尾が蛇となっている人物の像

②は「尻尾が蛇となっている人物の像」です。日本には尻尾が蛇となっている「鵺(ぬえ)」という妖怪が存在します。これは古くは『古事記』に登場しており、『平家物語』にて その特徴が詳しく描かれています。その鵺の特徴は、この像の人物と一致しています。

 

③  顔が龍となっている人物の像

④ は「顔が龍となっている人物の像」です。「日本神話」には「和爾(わに)」と呼ばれる人々が数多く登場し、かつ、海幸山幸に登場する山幸彦(ホオリ)に嫁いだトヨタマビメの正体も、実は「八尋和爾」もしくは「龍」だったとされています。また、仏教の経典である「法華経」の中にも「八大竜王」という龍族が登場しており、仏法の守護神とされています。③の仏像は、これらにちなむ人物なのでしょうか?

 

このように法隆寺五重塔に安置される塑像には「人ならざる者」が複数含まれています。なお、これらは奈良時代のものとされているため、飛鳥時代に亡くなっている太子との関係は不明です。

 

また、オリジナルと思われるガンダーラの釈迦涅槃図とは著しく異なっており、どのような意図を以って上記の「人ならざる者」を追加したのかはわかりません。なぜ作者はこのような仏像を参列させたのでしょうか?

 

もしかすると、これらの像は釈迦入滅の際に人間に混じって「人ならざる者」も参列していた、つまり「人ならざる者は存在している」ということを示唆しているのかもしれません。信じるか信じないかはあなた次第です。

 

特に私たち一般人には、テレポーテーションができる「菩薩」のような宇宙人の存在が、よく分かりません

 

『5次元世界はこうなる』 (ゲリー・ボーネル/高橋克彦)  (徳間書店) 2007/11/9 によりますと、

 

「<テレポーテーションができる異星人の存在が理解できない

・日本では「ホワイト・ブラザーフッド」とは、秘密結社の一部という認識で、そういうふうに思っている人もたくさんいるんだけれど、本来の形というのは「菩薩」と呼ばれるような人たちの存在、そのために、「菩薩」は自分たちがそういう存在だということを明らかにしないんです。だから、秘密のままです。

 

 ・なぜ明らかにしないかというと、信じないからです。例えば、「時」という概念は、知性が生み出したものにしかすぎないということを理解するのも大変なのに、この人はテレポーテーションができるとか、そういうことを到底人は信じられないでしょう。

 

ノストラダムスも『ホワイト・ブラザーフッド』のメンバーだった。聖ジャーメン(サンジェルマン伯爵、フランス革命前のパリの社交界に姿を現した予言者、魔術師、薔薇十字会の流れを持つといわれている)、J・L・ベーコン、シェイクスピア、レオナルド・ダ・ヴィンチとかレンブラントとか、アインシュタインも「ホワイト・ブラザーフッド」だった。このメンバーのグループが、地球と人間と神々のスピリットを保存している」と記載されています。

  

 

(2019/7/12)

 

 

・日蓮等の仏教の過去の指導者は、神霊とのコンタクティやチャネラーであったといわれます。つまり宇宙人のコンタクティやチャネラーであったからこそ、後世にも偉大な業績を残せたともいえるようです。「仙人」もお寺に関係していたという伝説もあるようです。日蓮の「竜口法難」の「光り物」の話もUFOを連想させるという説もあるようです。仏教の祖師のさまざまな神秘的な逸話は、異次元の宇宙人現象が関与していたのかもしれません?お坊さんたちも熱心に修行をすると「霊道」が開けてチャネリングできるようになる者もいるのでしょうか?

仏教の各派の詳しい事は、私たち一般人は、当然詳しくはありません。日蓮や「『法華経』の信者は、明治時代以降も様々な会派で活動していたようです。たとえば、宮沢賢治も熱心な『法華経』の信者だったといわれます。「宮沢賢治は田中智学の国柱会の熱心な信者でしたが、上京して教団の現状を知るに及び、厳しい国柱会批判に転じました。彼は「日蓮聖人」を尊敬し、『法華経』の熱心な信者でしたから毎日、「南無妙法蓮華経」の題目を唱えていましたが、晩年は彼独自の『法華経』信仰を確立したようです」とも伝えられています。仏教が宮沢賢治の作品に大きな影響を与えたようです。ちなみに仏教やキリスト教が、明治以降の知識人の思想・行動にも大いに影響をしたようです。

 

・「釈尊が金星人に会っていたという事実が存在すること(2500年頃)。

金星人は存在するという事実があること。その金星人とは、仏典中で明星天子(明星ともいう)と称されている人のこと中世の我が国民に大きな影響を及ぼした勝道、空海、親鸞、日蓮らの御聖人方が、金星人、すなわち明星天子と会っているという事実があること(1200年前)。イエス・キリスト(参考ヨハネ黙示録、「私は輝く明けの明星である。」、2000年前)の、現在に生まれ変わったという金星人が、UFOに乗って、飛来したという文献「第二惑星からの訪問者」のあること」と伝えられています。アヌンナキとかサナンダといわれる金星のマスター(長老)が活動の中心ともいわれます。サナンダは神智学では サナト・クマーラより上位の存在として「沈黙の監視者」と呼ばれています」。サナンダはヤマトタケル(日本武尊)でもあったという説もあるといわれます。神々はさまざまな歴史的な人物に変身すると指摘されています。

 

・現在では、金星と火星の異次元(アストラル界)には、壮大な都市文明が存在しているそうです。どの遊星にも霊界があり、金星人は霊界と自由に往来して話をしているといわれます。「金星は5次元世界にまで進化している。いわゆる聖人的な人々である」といわれます。ここでいう金星というのは副金星、異次元の金星、アストラル界にある目に見えない金星のことのようです。太古のインドの阿修羅が崇拝していたのが金星のマスターだったといわれます。

また金星の神々は地球に到着するやいなや、イニシエーションのためのフリーメーソン本部を設けた、といわれます。異星人だった歴史上の偉人たちが多いといわれます。

宇宙人情報を公開すると主権が危うくなるともいわれます。

 

・北一輝は、2・26事件という軍事クーデターの理論的な指導者とみなされ、銃殺刑に処せられました。「これ以降、梅津美治郎や石原莞爾など陸軍首脳部は、内閣組閣にも影響力を持つなど、軍の発言力を強めていった」とのこと。悲惨な太平洋戦争に至る軍の独裁的な権力に道を開いていったようです。また日蓮宗の狂信的な信者として有名で、現代的にいえば、ある種のオカルティストとしてのコンタクティやチャネラーであったのかもしれません。北一輝の神秘的な体験は、当時の霊的な現象でもあったようです。艮(うしとら)の金神のチャネラーであった、大本教の出口王仁三郎の『霊界物語』のように「あの世」からのチャネリングがあったのかもしれません。「霊界ははるか遠いところにあるのではなく地上1メートルのところにある」そうです。

 

・2・26事件と言えば、陸上自衛隊市ヶ谷駐屯地で演説をして自衛隊にクーデターを促し、その後、割腹自殺した「三島事件」は、世界中にクレージーな印象を与えたそうです。2・26事件に関与して銃殺された陸軍軍人の磯部浅一という人物の霊が、三島由紀夫に憑依していたともいわれます。また、三島由紀夫が自殺した市ヶ谷駐屯地では、たびたび三島由紀夫の幽霊が目撃されたようです。

 

・幽霊現象や心霊現象も「宇宙人現象」と理解すればかなり分かるようです。「遥かに進化した高次元の高等知性体・異星人は、人間の肉体や精神体に憑依するので誰も識別できない」そうです。また「はるかに進化した天使のような宇宙人は、人間の守護霊や背後霊なのだろうか」ともいわれます。現代は「宇宙人と普通の人間を区別できなくなっている」時代だそうです。そして「はるかに進化した宇宙人が人間の精神体に侵入してくる時代だ」そうです。地球上にはかなり多くの宇宙人が「同化」して住んでいるといわれます。「宇宙人は“幽体”や“霊体”で目に見えない異次元に存在している」ので、その影響力は私たち一般人には、理解不能なことが多いようです。「日本はヘルメスが統治する国だ」とか「世界や日本も金星人やアヌンナキ一派に、異次元から支配されている」という与太話もあるそうです。「日本はUFO後進国だ」そうですが、地球はあまりにレベルが低すぎて、「宇宙連合」に参画できないと従来から言われてきたそうです。

 

・「神が憑依しないと人間は何か大きいことができない」ともいわれます。「キリストの転生歴を持つ金星のマスター(長老)、サナンダと宇宙母船上で会見したという日本人がいた」そうです。サナンダは神智学ではサナト・クマーラより上位の存在として「沈黙の監視者」と呼ばれています。アシュター(銀河連合の総司令官と呼ばれる存在)という名前が、アメリカの精神世界の書籍にはよく出てくるようです。

  アシュター・コマンドというのは、現在、地球周辺の宇宙空間に滞空しているUFO艦隊の司令官アシュターならびに、主サナンダ・クマラという霊的な導きの下に存在する「光の偉大なる聖職者団(グレート・ブラザー/シスター)」の空挺部隊ともいわれます。

 

・「中世の我が国民に大きな影響を及ぼした勝道、空海、親鸞、日蓮らの御聖人方が、金星人、すなわち明星天子と会っていた」という話もあるようです。「往古、かの尊い釈尊が、明星天子にあったという事実、また、イエス・キリストと金星との関わり、その記録が歴然と存在している」ともいわれます。「日蓮も、金星人とコンタクトしていた」ということは、何か闇のネットワークが存在したのかもしれません。「霊的日蓮主義」も私たち一般人には、理解の難しい概念のようです。

 

・2・26事件の背景には、「昭和維新」を叫ぶ青年将校らが「当時の非常に暗い社会情勢」に激怒して、決起したといわれています。当時の後進国としての日本は、いろいろと深刻な社会問題を抱えていました。現代でも「日本は先進国だろうか」という声も街中では増えてきているようです。「世界や日本も金星人やアヌンナキ一派に、異次元から支配されている」という与太話もあるそうです。「この世」から「あの世」は、認識できませんが、逆では、容易に分かるようです。「世界は神々の描くシナリオ通りに動く」ともいわれます。

 

・限られた予算、限られた処遇、増えない税収、十分でない福祉予算を削る財政赤字ということで、消費税は10%どころか20~30%に上げられる懸念もあるようです。現代でもいろいろと深刻な社会問題があります。が、「昔から政治が一番遅れている。票の請負業のようなもの」といわれています。「それこそ税金の無駄遣いを止めて、司法・立法・行政の大胆なリストラを断行すべきだ」そうです。いつまでも「政治が遅れている」ということでは複雑化する社会問題に対応できないでしょう。政治家は選挙民の対応に追われて、勉強ができないそうです。「維新」という言葉が現代にも登場していますが、昔の「昭和維新」という言葉を連想させるようです。

 

・石原莞爾は「日蓮の『撰時抄』中の「前代未聞に大闘諍一閻浮提に起こるべし」は、軍事研究に「不動の目標」を与えた、という」ことですが、20世紀の米ソの核戦争による第3次世界大戦をイメージできるようです。予言や預言がはずれる理由は、この世の抵抗勢力が強く働く場合もあるからだそうです。また、あの世がパラレル・ユニバース(並行宇宙)であり、常に変動しており、そういった相互力学が働くので、「予言や預言が当たらなくなる」ようです。「日記にあった、仏滅年代が西暦前の486年とする。『衆聖點記』に従えば、没後2500年は間もなく到来する。中村元説に拠れば、釈尊入寂は、西暦前383年なので、現時点では必ずしも破綻したとは言えないのだが」ということで、ぴたりとした時期は分からないようです。

 

・インターネット情報によると、「内乱や他国との小規模(世界的大戦争と較べれば)な争いは有るにしても、世界全体が妙法に帰依する前提として、必然的に「前代未聞の大闘諍(世界的大戦)」が必ず起こった場合には、化学兵器、生物兵器等の破壊殺傷力が現在よりも更に高いであろうから、人的被害は計り知れないだろうし、国土社会も再生不能までの破滅的結果をもたらすだろうと推測されます」とのこと。人類の終末のようなイメージです。

 

・インターネット情報によると、「アドベンティストの予言」というのは、「教派としては1831年,アメリカでミラーWilliam Miller(1782‐1849)というバプティストの農民説教者によって始められた運動にさかのぼる。ミラーは,聖書にもとづく計算によるとキリストの再臨は1843年と44年のあいだにおこると予言して多くの人々を恐怖におとしいれ,財産を売るものもでてきた」とのこと。予言が何度も当たらなかったときは、その言い訳を何度もしたという話です。このような宗教の教祖様の預言や予言が当たらなかったことは世界的にも歴史的にも多いようです。

 

・20世紀における「米ソの核戦争」による第3次世界大戦の予言や預言は、「キューバ危機」で最高潮に達しました。20世紀末の「世界終末」の予言書は非常に多く出版されたものです。しかし、21世紀になって、全ての「予言」や「預言」が誤りの結論となり、書籍が書店の店頭から消えていきました。石原莞爾は、帝国陸軍の軍人ですが、「最終戦争論」では、核兵器の登場も予測していたようです。特に仏教からの終末論に影響されていたことは注目されます。『日月神示』では、終末の段階で世界と日本の人口が半分以下(3分の1)に激減するような記述もあるようです。

  日本国民を無謀な太平洋戦争に引きずり込んで、非常に困窮させた軍部でした。が、将官や将校の多くも「この戦争に勝てるとは思わなかったし、また負けるとはどういうことを意味するのかという認識もなかった」そうです。

 

・amazonに「日月神示」といれますと237件の書籍が分かります。『日月神示』は今日でも評価の高い重要な書のようです。インターネット情報によると、「青空文庫」で、つまりネットで『最終戦争論』を読めます。また『日月神示』もネットで読めるようです。これからも世界中で「第3次世界大戦」のような「終末論」が多くでてくるものと思われます。「当たるも八卦、当たらぬも八卦」といわれますが、「預言」や「予言」が当たらなくなるのは、「あの世がパラレル・ユニバース(並行宇宙)」だからだそうです。現在、米中間のサイバー戦争が懸念されています。現代の戦争形態は「非対称戦争」といわれます。

 

・よく聖書やスピリチュアルな書物には「14万4千人」と言う数字が出てきますが、ユダヤ人と言うのはリラ星人系列で、「古代リラ星人の数字」のようです。ユダヤ人が歴史的に迫害を受けてきたのも、背景に宇宙人の対立抗争があったのかもしれません。リラ星人エロヒムのコンタクティであるフランスのクロード・ボリロン・ラエルによると遺伝子操作による「不死の惑星」に行ってきたそうです。リラ星人のエロヒムが「人間を実験室で創った」といわれます。リラ星人は人類に3万年進化しているそうです。リラ星人も人類の源流ともいわれ謎の多い宇宙人種族のようです。「現代的な解釈ですと堕天使ルシファーとかリラ星人のサタン(悪魔)という言葉は、遺伝子科学者の研究集団の名前だ」そうです。そして「エイリアン・テクノロジー・リバース・エンジニアリング」はアメリカの独り勝ちになるようです。宇宙人はタイム・トラベラーが多いので、彼らの予言は特に注目されます。21世紀前の宇宙人とのコンタクトは「第3次世界大戦や核戦争を警告」したものがほとんどだったようです。

 

 

・欧米諸国や旧共産圏諸国が、どれだけ「第3次世界大戦」を想定していたのかは、核シェルターの普及率から分かります。インターネット情報から見ますと、「スイス100%、イスラエル100%、ノルウェー98%、アメリカ82%、ロシア78%、イギリス67%、シンガポール54%………………、日本0.02%」ということになります。インターネット情報からは、核シェルターの正確な詳しい情報は分かりません。

  この方面に脳天気(ノー天気)ですと、世界最終戦争でも起これば日本も歴史から消えていくことになるでしょうか。「日本はスイスのようになれ」という識者の見解も多くあるようです。「日本もスイスのように核シェルターを超長期計画で整備し、小銃の備蓄をしていくことが必要だ」そうです。良識の国会の「ノーシェルター政策」は、一般国民が恥をかくといわれます。良識の国会の「ノーシェルター政策」は、「敵の一番の弱点を攻撃する核攻撃を招き寄せる」といわれます。

 

・5兆円の限られた防衛予算ですから。核シェルターもありませんし、肝心な諜報機関もないようです。公安調査庁の元部長によれば「日本は諜報機関のない世界的に珍しい国だ」そうです。「諜報機関のない国は拉致事件にも無力だった」ようです。政治家は選挙民の対応に追われて、勉強ができないそうですが、いつまでも「政治が遅れている」ということでは複雑化する社会問題に対応できなくなってきているようです。ジーン・ディクソンの予言のことは、ウィキペディアWikipedia(フリー百科事典)にも載っています。この種の話に特有な事実関係についてもいろいろと批判や説があるようです。

 

・ほとんどの予言者は、当たらなくなりメディアから消えていくようです。またアメリカではエドガー・ケイシーのリ-ディングも有名です。「ノストラダムスやジーン・ディクソンとともに世界三大予言者といわれたこともある」そうです。amazonに「エドガー・ケイシー」といれますと233件がわかります。日本でも注目された予言者のようですが、内容が不透明な部分もあるようです。

 

・マクモニーグルの未来透視に「23世紀と24世紀における2度の大戦で人類の人口が6分の1に大激減する」というのがあります。そのときはまた「貧者の核兵器」といわれる生物化学兵器も大量に使われるようです。マクモニーグルの未来透視のように「世界終末戦争の予言」もそろそろ増えてきているようです。核戦争ばかりではなく、様々な天変地異の不気味な予言もあるようです。天候異変も規模が大きくなり、様々な災害がひどくなっています。シリア、イスラム国、パレスチナ、イスラエル、アラブ諸国、イラン、ロシア……中国とイルミナティの懸念は続いているそうです。

 

・「イルミナティ・エージェントが第三次世界大戦を引き起こす」という不気味な予言もあるようです。竜座人(ドラコ)が遥かに進化しており、このレプティリアン型生物の交雑種がイルミナティである。交配人種であるイルミナティが地球を支配しているともいわれます。イルミナティが歴史のシナリオを描いているのかもしれません。イルミナティの空飛ぶ円盤はタイム・トラベルができ、「米軍の将軍が同乗していた」という与太話もあるといわれます。

  グレイと人間の交雑種が「エササニ人」といわれます。エササニはオリオンの方向にあります。クラリオン星人のコンタクティ、イタリア人のマオリッツオ・カヴァーロによると「爬虫類的異星人(レプティリアン)も人間タイプは知性的な顔をしている」そうです。「イルミナティは宇宙人の集団なので強力なのだ」そうです。「シリウスのテクノロジーは、アヌンナキによって地球にもたらされた」ようです。「ネガティブ・グループのシリウス星人の地球支配があまりにも巧妙なので、しょっちゅう戦争が起こる」ともいわれます。

 

・米国が秘密協定を結んだのはラージノーズグレイというオリオン星人といわれています。メン・イン・ブラックの超能力は凄まじく、オリオン星人ともいわれています。エルダーとよばれる天使のような人間タイプのオリオン星人が小柄なグレイと共に飛来したそうです。地球では白人種と定義されている「エリエン」のルーツはオリオン星雲にあるそうです。オリオン星人は人類に5万年進化しているといわれ、「人間の魂の交換」ができるようです。はたしてタイム・トラベラーのオリオン星人は、どのような「地球の未来」を米軍に伝えているのでしょうか?諜報機関のアバブ・トップシークレットの情報です。

 

・日蓮が斬首されそうになった時、現れた「光るもの」は、UFOではなかったのかという説が、以前からありました。斬首を中止させるほど、武士たちを驚かせたのは、自然現象ではなかったようです。「中世の我が国民に大きな影響を及ぼした勝道、空海、親鸞、日蓮らの御聖人方が、金星人、すなわち明星天子と会っているという事実があること(1200年前)」という話がありますが、やはり金星人とのコンタクトがあったようです。金星人と言いますのは、異次元の金星、つまりアストラル界にある副金星から来ているようなのです。アストラル界にもアストラルの惑星がたくさんあり、アストラル界またはアストラル次元と呼ばれる世界を構成しています。

  日蓮は、蒙古襲来の予言をしたり、奇跡も行ったそうです。日蓮自身が霊能者で超能力者だったようです。しかし、「大難四度、小難数知れず」といわれるほど法難が多かったようです。現代風に言えば、宇宙人のコンタクティで、チャネラーであったのかもしれません。昔から、宗教間の対立抗争、宗派間の対立抗争は熾烈だったようです。日蓮は、当時は既成勢力に対する異端であったために時の権力者から大変な迫害をうけたようです。

 

・核戦争とか、ウィルスの危機とかの人類の危機が、いつの時代でも、予言者や預言者から警告されています。「米ソ核戦争の予言」は、20世紀がおわるまでのトピックでした。非常に多くの「第3次世界大戦」や「人類の終末の預言や予言」がありましたが、21世紀になり「予言期日をすぎると」忘れ去られました。笑いものにされた予言者も多かったようです。現代でもマクモニーグルの未来透視に「23世紀と24世紀における2度の大戦で人類の人口が6分の1に大激減する」というのがあります。生物化学兵器は「貧者の核兵器」といわれていますが、その時に大量に使われるようです。いずれ、人類は第3次世界大戦に進むというのです。「イルミナティ・エージェントが第3次世界大戦を引き起こす」という不気味な予言もあるようです。

 

・が、「人類が滅びるような大戦」を経て、遠い未来、数万年後か数十万年後に人類は「仏類」に進化するという予言は、タイムトラベラーが飛来していることを窺わせます。仏陀は、タイムトラベラーだったのでしょうか。「あの世」の予言が当たらないのは、「あの世」がパラレル・ユニバース(並行宇宙)だからのようです。「この世」でも抵抗勢力の力が良い方向に働きます。だから「人類の運命は変えられる」と宇宙人は警告していきます。 

 

・また、人間タイプの異星人は、この種の「超人」たちなのでしょうか。外見からは、理解できないようですが、人間タイプの異星人たちは、数千年から数十万年も進化しているようです。

  人間タイプの異星人は、正体を隠して、人間社会に溶け込んだり、しかも、かなり進化すると人間に憑依したり、転生したりすることが自由にできるようになるようです。「はるかに進化した天使のような宇宙人は、人間の守護霊や背後霊なのだろうか」という疑問があります。

 

「キリストの転生歴を持つ金星のマスター(長老)、サナンダと宇宙母船上で会見したという日本人がいた」そうで、驚きです。サナンダは、アヌンナキと関係するのかもしれません。キリストはアプ星人といわれます。第2次世界大戦後、カリフォルニアにキリストが来ていたという与太話があったそうです。アプ星人が来ていたのでしょうか。アプ星人は、南米に飛来していたようです。また海上でのUFO目撃は多いようです。

  キリストの出身星はアプ星だったそうですが、アプ星人は国際連合の設立に尽力したという話もあるようです。「アストラル界にもアストラルの惑星がたくさんあり、アストラル界またはアストラル次元と呼ばれる世界を構成しています」、「アストラル界はとても巨大です。ここに存在する全ての世界からおよそ600億人の人間タイプの生物が集まっているといわれます」という話で、アストラル界にある次元上昇した副金星からの宇宙人のようです。

 

・アプ星人に関しては『銀河間トラベラー「アプ星人」との170時間』(5次元文庫)、『通貨なきユーアイ・シデレウスの世界 むかしむかし地球はアプ星の一部だった』(ヒカルランド)、『プラスイオンによる地球人の陽性化 地球人になったアプ星人はこうして歴史を動かした』(ヒカルランド)の本があります。アストラル界やエーテル界で活動する、遥かに進化した宇宙人(神や天使)のようです。太古は、金星蛇人と火星霊人といわれますが、龍神からパラレル・ユニバース(並行宇宙)の副金星の金星人に進化したのかもしれません。金星人は爬虫類的異星人(レプティリアン)系統の人間タイプなのかもしれません。

 

・「アセンディド・マスター(高級教師)がガーディアンより、さらに進化した霊的存在の生命体。7人存在し、7色の虹のように輝いている」、「ガーディアン(守護神)―昔、人間であったが、霊的に進化し、霊的存在となった。人間世界の指導をしている」、「コズミック・トラベラー(宇宙の旅人)-ガーディアン委員会の下で、ガーディアン委員会の特命事項を遂行する宇宙人」などが活発に目に見えない世界から、この世に影響を与えているようです。人間の死後世界、幽界や霊界で活動する天使のような異星人たちのことでしょう。「あの世」の動きが時間を経て「この世」に起こってくるともいわれます。「あの世」も私たち一般人には、訳の分からない奇説だそうです。あの世とこの世が交錯する体験は誰でもが、無意識的にかまたは意識的にも、経験しているのかもしれません。

 

・昔から日本にも異星人、異人が飛来し、人間にコンタクトしていた記録も多いようです。「人は皆、記憶喪失の異星人だ」ともいわれます。あなたは、"聖天子"の話はご存知でしょうか。「キリストの転生歴を持つ金星のマスター(長老)、サナンダと宇宙母船上で会見したという日本人がいた」そうで、ネットワークがあり、マスター(長老)とのコンタクティもいるようなのです。マスター(長老)が「チベット人」とかのさまざまな国籍の人間であることを伝えるようです。マスター(長老)は当然ながら、タイム・トラベラーで、さまざまな時代を知っているようです。高空にいる金星の葉巻型宇宙母船は、日本でも目撃事例が多いようです。

 

・『宇宙船天空に満つる日』(宇宙からの黙示録完結編)(渡辺大起、山本耕一)(徳間書店)。これは1993年5月の初刷の本ですが、最近では、この種の本の出版は少ないと思われます。イエス・キリストは、精神世界の本に良く出てくるスパースターという配役です。最近では「イエス・キリスト=宇宙人説」が有力説になっています。その後の著者たちの活動は、どうなったのでしょうか。

  「隠れた聖者たち(隠れた首領)」の正体も詳しくは分かりません。宇宙人のマスター(大師)クラスの神人のことでしょうか。進化している宇宙人、神や天使のような存在が、さまざまな方法で、人間にコンタクトしてくるようなのです。「ガーディアン(守護神)―昔、人間であったが、霊的に進化し、霊的存在となった。人間世界の指導をしている。コズミック・トラベラー(宇宙の旅人)――ガーディアン委員会の下で、ガーディアン委員会の特命事項を遂行する宇宙人」という種族がいるそうですが、彼らとのコンタクトからさまざまな情報が昔から得られたようです。

 

・高次元の存在が、人間の背後霊や守護霊となったり、ワンダラー(転生)やウォークイン(憑依・人格転換)などで、この世の社会の人間とコンタクトするようなのです。人間からは神々や天使の世界は遥かに遠いようですが、聖霊からは、人間の世界が何でもわかるようです。「見えない霊界ははるか遠いところにあるのではなく地上1メートルのところにある」そうです。

 

・アセンディッド・マスターのコンタクティやチャネラーがいるということは驚きです。ブラヴァツキー夫人の神智学協会の話でも登場しますが、「導師」から膨大な情報を受け取っています。クートフーミ導師(マハトマ)とモリヤ導師の教えをうけたといわれます。世界中でもホワイトブラザーフッド(白色同胞団)のメンバーからチャネリングを受け取る人びとは少ないようです。高次元の存在からの影響力は、想像を絶するようです。日本にもホワイトブラザーフッドのコンタクティがいるそうで驚きです。

  アリス・A・ベイリーは、米国でチャネラーが活躍する前の時代の人なのですが、「神の国の様相」を明らかにしているそうです。ベイリーは「ジュワル・クール覚者の教えを口述筆記し、24冊の本を表わしており、密教学徒の間では有名である」とのことです。膨大な情報量から、真偽の程度が窺われます。

 


念仏の教えが極楽浄土への往生という死後のものであるのに対し、法華経は現世利益を中心とするのが特徴で、聖徳太子以来、偉大な仏教者、為政者、そして一般庶民にまで広く信仰されてきた。(11)

2024-06-25 10:23:37 | 森羅万象

 

 

 

 ■■■ 私が思うこと、聞いたこと、考えること ■■■

 

(2024/6/25)

 

 

 

・仏教については私たち一般人は、よく知りません。が、宗教に関しては世界にも日本にも多くの宗派があるようです。日本でも「南無阿弥陀仏」と「南無妙法蓮華経」についても昔から争いがあったようです。

 

・仏教の成立についても、異星人の指導があったと指摘されています。「爬虫類人レプティリアン)支援のシリウスB星人が作った仏教思想」いう話もあります。

 シリウスB星人が仏教思想を作ったのですから、仏教の記録する宇宙の話や、菩薩、観音、如来などの宇宙人の情報話も正確なもののようです。

インドのジャイナ教の絵図を見ますと、大型円盤から異星人が出てきて、それを群衆が囲んでいるものがありますが、ジャイナ教も異星人が指導してできたものでしょう。現代ではグレイといわれるバイオロボットも昔の仏教では「賓頭盧(びんずる)」と呼ばれたのかもしれません。

 

異星人は、金星によく似たエーテル体の副金星からやって来るといわれます。現代の科学技術では人間が見える金星は砂漠のようで空気もなく高温で人間が住めません。

「私が見たところでは金星では白人タイプが多かったと思いますが、東洋人タイプの人たちもかなりいました。それとは日本人がいるんです。地球から連れられていって、金星で生活している人たちです。かなり多かったですよ」というコンタクティの話もあるようです。アストラル界か異次元の地下都市の話のようです。

アヌンナキとかサナンダといわれる金星のマスター(長老)が活動の中心ともいわれます。

地球が金星の植民地であり、地球は今、独立国家登録中/かつ、金星保護観察下にあるそうです。釈尊は金星人だったという説もあります

人は皆、記憶喪失の異星人だ」といわれますので、「人間化した宇宙人」や「宇宙人化した人間」のパーソナリティーが多いそうです。

 

・「金星のごとく目に見える遊星はエセリック・ダブルス(霊的な二重体)を有していて、そこにはそれは亡霊でも肉体のない幽体でもなく、人間の形をした生きている物体で我々人間の肉眼では見えないが、我々人間界でレーダー・スコープといっているようなものによってしか捕捉できないものが存在している・・・と、私には思われるのである」といわれます。

 

「その金星から地球が進化するために、3000人ほどが地球人の3次元レベルの肉体にまで自らを落とし込んで、手助けに来てくれている」といわれます。

 

そこには、「空から来た世界の導師たち」の存在が明らかにされ、彼らこそ金星とシリウス星から来た宇宙飛行士であると認められていたそうです。

どの遊星にも霊界があり、金星人は霊界と自由に往来して話をしているといわれます。

 

「ブラヴァツキーの見解によれば、世界の王は数名の従者を伴って金星から来訪したのだという」と指摘されています。

金星の神々は地球に到着するやいなや、イニシエーションのためのフリーメーソン本部を設けた、といわれます。

「金星は5次元世界にまで進化している。いわゆる聖人的な人々であり、肉体も半物質・半霊体のようだ」といいます。

 

・「シリウスの意識たちは、3次元にいる人間の目に見えるように、時々、自らの波動を変えて出現することがあった。数多くの古代エジプト王朝期においては、シリウスの意識が波動を変えて、古代エジプトの神々(イシス、オシリス、アヌビスなど)に化身して現われることが珍しくなかった」そうです。

 

シリウス人の長老の介入でネガティブ、ポジティブのシリウス人がオリオンへ移動して、それぞれに新しい文明を築いた」といいます。

平家がプレアデス星人の末裔で、源氏がオリオン星人の末裔といわれます。オリオン人が太古から地球を生体実験場にしており、獣人を次元間移動技術によって、地球に出現させていると指摘されています。

「4次元レベルの金星は、多くの存在を包容するとても美しい惑星です。そこに暮らすのは「ハトホル人種」という太陽系で最も高度に進化した種族だ」そうです。

 

往古、かの尊い釈尊が、明星天子にあったという事実、また、イエス・キリストと金星との関わり、その記録が歴然と存在している」といいます。

中世の我が国民に大きな影響を及ぼした勝道、空海、親鸞、日蓮らの御聖人方が、金星人、すなわち明星天子と会っているという事実がある」といわれます。日蓮と異星人のコンタクトは伝説に残っているそうです。

 

 

・日蓮の時代には、蒙古の襲来事件が2度ありましたが、歴史的には「台風で2度とも蒙古の船団が壊滅した」という話もあったようです。

しかしながら、現代では、時空を超えた異星人の宇宙船の兵器によって、蒙古の船団は壊滅された話もあるそうです。

 

・「しかし、いまから約750年前(鎌倉時代中期)、蒙古軍が龍神島を襲来した際、セザナ神がベテルギウスに対して緊急出動命令を下して、グレイの戦闘機(20台)が蒙古軍を海上で撃破するという事件が勃発した。蒙古の襲来は二度に及んだが、二度ともベテルギウスが撃退したことから、その事件を契機に、セザナ神は地球にグレイ戦闘機を配備することを認めた。

 以来、月裏のグレイは10年前(2012年)までの750年間にわたって実際に配備されており、地上の人間工作に深く関わってきた。

 

その後、ベテルギウスが地上にも5カ所のグレイ基地を建設したことから、グレイ猿の存在と、グレイの小型戦闘機の存在は、人類に徐々に知られるようになった。

 一番決定的な出来事は1947年(昭和22年)に米国ロズウェルで発生したグレイ戦闘機の墜落事故であり、この事件によって、円盤の残骸と、グレイ猿の3体の死体(1体はしばらく生きていた)をペンタゴンに回収されてしまった」という話もあるようです。

 

 

・ウィキペディアによりますと「元寇(げんこう)は、日本の鎌倉時代中期の1274年・1281年に、モンゴル帝国(元朝)および属国の高麗によって2度にわたり行われた対日本侵攻である。蒙古襲来とも呼ばれる。1度目を文永の役(ぶんえいのえき・1274年)、2度目を弘安の役(こうあんのえき・1281年)という。なお、弘安の役において日本へ派遣された艦隊は、当時世界最大規模の艦隊であった」と記載されています。

 

 

・日蓮についても、「【龍の口法難】謎の光が日蓮を斬首の危機から救う」

という話もあるように、その時にUFOが出現したという伝説もあるようです。

また日蓮の伝説には、さまざまな宇宙人とのコンタクト伝説があったようです。例えば、「念仏信徒に襲撃された日蓮を救ったのは白猿だったという伝説も残されている」そうです。「小松原の法難」の時には「日蓮が急襲にあったさい、樹の上に鬼子母神があらわれ、日蓮は死を逃れたと伝えられる」という話もあるそうです。また「七面天女」の伝承も知られているようです。

 

・ウィキペディアの「七面天女」からの引用。

<伝承>

日蓮は、身延に隠棲し、現在の思親閣がある身延山山頂に登り、亡き父母の墓のある房総の方を拝しては両親を偲んでいた。

建治3年(1277年)9月、身延山山頂から下山の道すがら、現在の妙石坊の高座石と呼ばれる大きな石に座り信者方に説法をしていた。その時、一人の妙齢の美しい女性が熱心に聴聞していた。「このあたりでは見かけない方であるが、一体だれであろうか」と、南部公をはじめ一緒に供をしていた人達はいぶかしく思った。

日蓮は、一同が不審に思っている気持ちに気付いた。読経や法話を拝聴するためにその若い娘が度々現れていたことを知っていた。その若い女性に向かって、「皆が不思議に思っています。あなたの本当の姿を皆に見せてあげなさい」と言った。すると、女性は笑みを湛え「お水を少し賜りとう存じます」と答えると、日蓮は傍らにあった水差しの水を一滴、その婦人に落とした。すると今まで美しい姿をしていた婦人は、たちまち緋色の鮮やかな紅龍の姿に変じて仰った。

私は七面山に住む七面大明神です。身延山の裏鬼門をおさえて、身延一帯を守っております。末法の時代に、法華経を修め広める方々を末代まで守護し、その苦しみを除き心の安らぎと満足を与えます」と。

そう言い終えるや否や、七面山山頂の方へと天高く飛んで行った。その場に居合わせた人々は、この光景を目の当たりにし随喜の涙を流して感激した。

日蓮は、「いつか七面山に登って七面大明神を祀ろう」と考えていたが、生きている間に叶わなかった」と記載されています。

 

・『守護は金星、キリストの船。何かあったら金星が動く』そう言われたといいます。金星人は、四次元存在を物質化させる科学技術を持っているそうです。

シリウス人は、別の非物質的存在の集団であるオハル評議会の創造物であるといいます。また、シリウスA人は、宇宙の商人であり、技術と情報を売買して、排他的な取り引きルートと特別な優遇を得ているといわれます。

「透明人」とシリウスA星人が創造し、りゅう座(ドラコ)に配置した爬虫類人が異常に進化したそうです。

 

・シリウスB人については、以下のような話もあります。

 「<シリウスB  老子孔子、釈迦に叡智を与えた銀河の「哲学者」

ジャングルか湿地のような惑星の洞窟状空洞や地下で隠遁生活を送っていることが多い。寿命は極めて長い。大半は、家族形態とは無縁である。

 

爬虫類人レプティリアン)支援のシリウスB星人が作った仏教思想

こうした宗教の蔓延は、地下の爬虫類人たち(主にチベットの地下に集まっている)が、意図的にコントロールしていた。

 

この爬虫類人を支援していたのが、仏教思想を開発したシリウスB星人であり、その他に爬虫類人支配下でこと座(リーラ)文明を再生させようと企むこと座人(リーライアン)の裏切り者集団もいた。奇妙な相棒だ。

 

・エジプトは、爬虫類人の神々は、オシリスとイシスとして知られていた。エジプトの万能薬的な効力を持つ神々には、極めて多様な合成物(半人半獣)が含まれていた。

 

・これはアトランティスの交配実験を懐古する気持ちがエジプトの文化になって表われたといえるが、爬虫類人の乗っ取りに向けてエジプトの文化を準備していたシリウス星人が普及させたものである。

 

アトランティス人は、昔からのこと座の信仰体系に揺るぎない愛着があったため、爬虫類人が文化的な拠点を築くまでに数千年の時間が必要だった」と記載されています。

 

・「「米国政府がリゲル人に騙されたことに気付いた後、プレアデス人が招聘されたが、過去ヒトラーの人類浄化政策を画策し仏教を堕落させた」と指摘しています。どのように仏教を堕落させたのでしょうか?

 

 

・以下のように「宗教は爬虫類人マインド・コントロールの道具」

という話もあるようです。

 

『地球を支配するブルーブラッド爬虫類人DNAの系譜』

スチュワート・A・スワードロー  徳間書店   2010/6/30

 

 

リゲル人と爬虫類人の交配人種が築いた国が現在の日本と中国であり、これは西洋の親類とは無関係に発展した。>  

宗教は爬虫類人マインド・コントロールの道具

最初の宗教はレムリア大陸の爬虫類人カースト制信仰体系

 狡猾にも、爬虫類人は、男と女、男神と女神というコントロールの仕組みに基づいた宗教を編み出したのである。男神はニムロデ、女神はセミラミスと名付けられた。この二神は、半分爬虫類人で半分人間であるように描かれた。その容姿は人間を怖がらせて服従させるようにデザインされた。

 

ニムロデとセミラミスは、やがてエジプトのオシリスとイシスとなり、ギリシャのアポロとアテナとなり、他のさまざまな神々となっていった。いずれも男女、男神女神のテーマは共通していた。もともと両性的であった爬虫類人を人間の原型として男女(アダムとイブ)に分離したことの表現に他ならないからである。

 

シリウスA星系の中心的な世界クーム

シリウスAの周りを回る軌道を持つ惑星でキルロチという世界がある。そこで、シリウス人は、高度な知性を持つ猫のような生物を創作した。この猫のような存在は、ライオン人間と呼ばれた。

 

高次アストラル界には、エーテル体のライオン種がおり、金色で翼を持ち、紫の目をしている。その種の名前をアリという。アリは、古代ヘブライ語でもライオンを意味する。シリウスA星系を統治するオハル評議会で作ったのがアリである。

 

爬虫類人・ハザール・バビロニア・シュメール派はこぞってユダヤ教

バビロニア文明では、シュメール文明が中央アジアに拡大してハザールとなる過程で発展したものである。実際に何千年もの歴史を通じて発展してきたものである。ブルーブラッドの数々の組織は「バビロニアの盟友」(ブラザーフッド)と自称している。このバビロニアン・ブラザーフッドが、ヨーロッパのアトランティス系エジプト秘教組織と合体して、フリーメーソンとなった。この人々の一部がバウアーを名乗るようになり、現在ロスチャイルドとして知られている。この一族は、ヨーロッパの金融と商業の基盤を速やかに支配下におさめた。

 

欧米イルミナティは、日本のイルミナティは竜座人階層の下等な種の末裔であると主張している

    

50億年前、天の川銀河に入って来た天使的存在(半霊半物質のこと座人(リーライアン))>

半霊半物質のこと座人が物質次元に囚われて人間的存在に

・彼らは、直線的な時間で40億年の間、この銀河に存在し、こと座と呼ばれる星団を占拠するようになった。この場所こそが、この銀河系の全ての人間たる存在の生まれた故郷であると考えてよい。この時点ではまだ、こと座人は、完全に肉体としての生命を経験していなかった。普段はエネルギー体であり、物質的な感覚を経験するためにどうしても必要なときだけ物質的な姿をとった。

 

琴座避難民の火星とマルデック星

・火星人は、爬虫類人からの攻撃だけでなく、近隣や親類になる人間的存在の攻撃からも惑星を守るため、惑星クーム出身のシリウスA星人に火星を保護する技術を依頼した。

 

シリウス人はオリオン人と交戦していた。この敵対関係は今でも続いている。奇妙なことに、オリオン人はかっては琴座からの移民である人間らしい存在だったが、その後レプティリアンに征服されてしまった。しかし、シリウス人と爬虫類人は互いに取引しており、シリウスAの生命体はドラコに武器を売っている。本当に複雑な政治状況だ。

 

地表奪回の交配計画が変身可能な爬虫類人にさせられたシュメール人(出自は火星人)

爬虫類人は、この交配の技術を保有していたシリウス人に協力を求めた。シリウス人は、遺伝子改変や思考プログラミングに広範な知識を持っており、それを惜しみなく爬虫類人に与えた

 

・変身能力を持った爬虫類人ブルーブラッドは、日常的に人間の姿を維持する技術を得るため、シリウス星人に助けを依頼した。シリウス星人は、改変した動物の形態を通じて、ブルーブラッドに人間のホルモンと血を食べさせることができれば、それが人々に気付かれることもなく、一番簡単に人間の姿を維持する方法だと発見した。

 

 爬虫類人交配人種はあらゆるエリアに増殖、青い血の血統へ支配を固める>

 ・ブルーブラッド指導者たちは、聖書のカナン人類、マラカイト人、キッタイト人など中東の人々にも浸透していた。

  同時にエジプトでは、シリウス人がアトランティス人の子孫を作り直していた。これがフェニキア人になる。フェニキア人は金髪で青い目をしており、一部だけ赤毛で緑の目が混じっていた。

 

シリウス人は、古代ヘブライ人も遺伝子組み換えを作り出していたユダヤ人とは、実際には、こうした遺伝子操作されたヘブライ人とシュメール人の混合物である。

 

古代ヘブライ人とシリウス人DNA

古代ヘブライ人は、こと座人(リーライアン)を使ったシリウス人の遺伝子工作物

 ・古代ヘブライ人は、現代ユダヤ人と何の関係もない。前の章で述べたようにヘブライ人は、シリウス人が自らとこと座人(リーライアン)の遺伝子を組み合わせてエジプトで作り出した人種である。ヘブライ人は、身長が高くて力は強く、古代ヘブライ語に相当するシリウス語を話していた。学者たちも、ヘブライ語が唐突に出現したことを認めている。

 

本来ヘブライ語は高位聖職者やエジプトの秘密結社だけで排他的に使用されていた言語である

ヘブライ人は、血の儀式と人間の生贄を習慣としていたシュメール人交配人種の子孫である現地の民族と混合した。こうした習慣が全て古代のエジプト人・アトランティス人・シリウス人の信仰を基盤とする宗教の集合体へ組み込まれていった。これがユダヤ教誕生の経緯である。

 

「アメリカ」はL(こと座(リーラ))・アトランティス)、S(シリウス)、D(りゅう座・レムリア)の合体

・「アメリカ」を象徴的に解読すると、レムリアとアトランティスの結合、こと座人間とりゅう座爬虫類人の混合という意味になる。恐らくイルミナティが作った薬物LSDのアナグラム(綴り換え)にも隠された意味があるに違いない。

 

・L(こと座)、S(シリウス)、D(りゅう座)だ!この三つの文明を結合させれば、前代未聞の最強・最先端技術の帝国ができるに違いない。

 

爬虫類人レプティリアン)支援のシリウスB星人が作った仏教思想

・こうした宗教の蔓延は、地下の爬虫類人たち(主にチベットの地下に集まっている)が、意図的にコントロールしていた。

 

・この爬虫類人を支援していたのが、仏教思想を開発したシリウスB星人であり、その他に爬虫類人支配下でこと座(リーラ)文明を再生させようと企むこと座人(リーライアン)の裏切り者集団もいた。奇妙な相棒だ。

 

エジプトは、爬虫類人の神々は、オシリスとイシスとして知られていた。エジプトの万能薬的な効力を持つ神々には、極めて多様な合成物(半人半獣)が含まれていた。

 

・これはアトランティスの交配実験を懐古する気持ちがエジプトの文化になって表われたといえるが、爬虫類人の乗っ取りに向けてエジプトの文化を準備していたシリウス星人が普及させたものである。

 

アトランティス人は、昔からのこと座の信仰体系に揺るぎない愛着があったため、爬虫類人が文化的な拠点を築くまでに数千年の時間が必要だった。

 

「透明人」とシリウスA星人が創造し、りゅう座(ドラコ)に配置した爬虫類人

・その生物(透明人)は、私の思考に直接働きかけ、完全にテレパシーで交信してきた。もはや人間が存在しなくなった遠い未来から来たこと、そして、その生物種は、この現実界に由来するものではないことを伝えた。さらに、その生物種は、遠い過去に旅をして戻り、ある品種を作り(これは爬虫類人のことだ)、人間をテストするために敵対させたと伝えた

 

・また、シリウスA星のシリウス人の協力を得て爬虫類人を作り、りゅう座(ドラコ)に配置したとも語った。シリウス人は、別の非物質的存在の集団であるオハル評議会の創造物である。シリウスの二連星システムは、決してこと座文明に吸収されたことも、こと座の植民地にもなったこともない。

 

 

・昔からの神々や天使、堕天使、大天使、悪魔の話についても、目に見えない宇宙人の話なのですが、私たち一般人には、理解不能なことが多いようです。

リラ星人のサタンは「神がいない」「神がいないと考えたほうがいい」「神がいないが、しいていえばエロヒムが神だ」とかさまざまな話があるそうです。

ヤハウェとエロヒムは別系統の神々だと語られています。「異星人の身長は120cm、やや緑掛かった白色の肌で黒い長髪と短いあご髭を生やしていた。 異星人は自らをエロヒムと名乗った」といわれます。異星人の進化の段階によって、その神々の存在が変わると指摘されています。

 


念仏の教えが極楽浄土への往生という死後のものであるのに対し、法華経は現世利益を中心とするのが特徴で、聖徳太子以来、偉大な仏教者、為政者、そして一般庶民にまで広く信仰されてきた。(10)

2024-06-25 10:14:24 | 森羅万象

 

 

『2011年からの正しい生き方』

天災、人災などの大激変が予想される今後数年間の対処法が分かった

船井幸雄    ヒカルランド  2011/1/10

 

 

 

11月15日の私の発信文「日本の社会、経済はこうなりそうだ」>

・長年、経営コンサルタントと経営者を業としてきましたので私は、未来予測はもとより、もっとも難しいはずの近未来予測も上手なほうだと思います。

 それらは、400冊を超える拙著を調べますと90数%以上の確率で当たっていることからでも分かります。

 この日の発信文では常識的に考えて、これから10年間ぐらいの日本の社会経済について予測してみました。

 これは、すごく人気のあった発信文でアクセス数が一挙に何倍にもなりました。それもかなり続きました。

 

景気はよくならず資本主義は崩れざるをえないだろう

・私は、経営の専門家です。前書きで述べたように大きな社会予測、経済予測を含めて過去40年以上も90数%は未来予測を当ててきました。というより、ほとんど外しませんでした。それは400冊余の私の著書を調べてもらいますとよくお分りいただけると思います。

 なぜなら、近未来が正しく分からないと経営コンサルタントの仕事などできないからです。私の、その予測能力を調べて論評してくれた第三者の著書もすでに何冊かでていますよ。

 

<「東京壊滅説」が波紋を呼んでしまった。本音が伝わる「ミロクの世」へ>

さて、2010年の7月と8月に私は、自分のホームページ上で、いささかショッキングな記事「東京壊滅説」を書きました。複数の情報源から入ってきたので、これは伝えておかなければいけないな、と思って書いたのですが、波紋を呼んでしまったようです。

 実際には恐れたようなことが起きなかったのは幸いです。しかし、聖書の暗号や日月神示に照らし合わせても近未来予測としては東京に災難が起きる可能性を否定することはできません。

 

・「東京壊滅説」をあえて書いた根拠としては船瀬俊介さんの「東京の超高層ビルに巨大地震が起こったら」と題するレポートがありました。船瀬さんは、巨大地震のさいに予想される液状化現象が首都圏のビルを襲うとどうなるのかをシミュレーションしています。

 

日月神示で思いだすのは、

「江戸が元のすすき原になる日近づいたぞ」

「江戸は人民すめん様な時が一度は来るぞ」

「江戸と申すのは東京ばかりでないぞ。今のような都会みなエド(穢土)であるぞ。江戸はどうしても火の海ぞ」という警告があることです。

 

・コルマンインデックスの研究家である高島安司さんは、最初は東京がぺしゃんこのようなところまで落ちて、それから立ち上がるだろう、との予測をしていたようです。彼は、いくつもの信頼できる未来予測法を研究・分析している予測の研究家ですが、彼によりますと資本主義システムのように壊れるものは壊れるが、新たな自律的自給自足経済圏のようなものがあちこちに立ち上がることで、上手に破壊と再生が入れ替わるという結論に至ったと言っています。

 

 

 

『ミロクの暗号』

日月神示と出雲・伊勢・シュメールで読み解く日本人の使命

中矢伸一   徳間書店  2012/1/19

 

 

 

・自分がオラクルであることを思い出すだけでいい

 

オラクル(覚醒した者)

・オラクルであるということは単に超能力がつかえたり預言したりできるということではありません。それは宇宙の中心とつながる方法を知っていること。いつでもそこにいけるということです。

 

日本人が3分の1に淘汰されるという衝撃予言>

・「いずれは日本人が3分の1になる時代が来る」と言っていたというのです。その大淘汰の時は徐々ではなく突如としてやって来るそうです。そして、「生き残った人たちが昨日までと打って変わって凄まじい光景を見て、自分が生き残ったことを後悔する日がある」と、間違いなく聞いたそうです。

 

・日月神示には「何もかも3分の1になる」という警告が「たとえではないぞ」という言葉とともに、何度も出てきます。比喩とかたとえ話ではなく突如として、それこそ1日か一晩くらいの短時間に大淘汰が行われ、完了する。そんな凄まじい淘汰の原因は何なのか分かりません。

 

 

 

『姫神の本』  聖なるヒメと巫女の霊力

  学研マーケティング    2007/8

 

 

 

<中山みき  天理教教祖>

世界創造神の憑依により「陽気ぐらし」の理想を説く

・天保9年(1838)、中山みきは長男・秀司の足の痛みを治すために、修験者の中野市兵衛を招いた。だが、加持台役が不在だったため、みずから加持台となって御幣を手にし、寄加持をしているうちに、神憑りとなった。「我は天の将軍である。元の神・実の神である。この屋敷(中山家)に因縁あり。このたび世界一列をたすけるために天降った。みきを神の社に貰い受けたい」

ふだんのみきとはまったく異なる、神々しい威厳に満ちた声であったという。

 

・また、みきに入り込んだ神は、世界の創造神で人類を守護しているとされ、親神(天理王命(てんりおうのみこと))と称される。

 

・以後、みきは家財などを貧窮者にどんどんほどこしたため、中山家は世間的には没落の一途をたどり、資産はほとんど底をついた、みきは狐に憑かれておかしくなったとみられていたほどである。しかし61歳の時に、「帯屋許し」と呼ばれる、お産に関する呪術的な安産の助けを行ったのを手はじめに、安産と病気治しの生き神として評判になった。

 

・慶応3年(1867)、側近らによって、神祇管領の吉田家から布教の免許を受けたが、明治維新後は正式に認可されるまで、明治政府により邪教として扱われ、前後18回も検挙されるなど、弾圧をこうむった。みきは高齢であったにもかかわらず、警察で虐待や拷問を受けたが、彼らを非難することは一度もなかったという。

 

・晩年は、親神の啓示とされる『みかぐらうた』『おふでさき』などを著し、人間世界の創造を説いた神話『こふき』(泥海古記)をまとめ、中山家の土地の一点を、親神が鎮まる「ぢば」(世界人類の発祥の地とされる)と定め、そこに人類救済のシンボルである「かんろだい」の建設を計画した。

 

<出口なお  大本教開祖>

世界の立替え立直しを啓示した膨大な「お筆先」を残す

・出口なおが、明治25年(1892)旧正月5日、京都府綾部の自宅で突然、激しい帰神状態となって発した神示(「初発の筆先」)のはじめである。艮の金神(国常立尊)が、なおに神憑り、世界の「立替え立直し」と、理想世界の実現を啓示した宣言というべきものであり、これによって大本教がはじまった。

 

 この年の元旦の夜から前兆はあった。霊夢が毎夜続いていた。初発の神示が降りてからは、昼夜を分かたず帰神状態となり、13日間、食事をとることもできなかった。

 

・明治26年、綾部で原因不明の火事が相次いだ。おりもおり、なおは神憑って、「今のうちに改心いたさねば、どこに飛び火がいたそうも知れんぞよ」と大声で叫んでいた。そのため、放火の疑いをかけられ、警察署に留置されて、40日も座敷牢に閉じ込められてしまったのである。

 

<大本教が国家に弾圧されたのは、なおの昇天後である>

・すると艮の金神は、「なおよ、筆で書かすから、筆をとれ」と伝えた。なおは困惑した。文字を書けなかったからだ。しかし艮の金神は、「お前が書くのではない。神が書かすのである」と言う。なおはなにかを書きたい衝動にかられた。そして、座敷牢の床に落ちていた古釘を手にすると、その柱に文字を書きつけていたのである。

 

・そのうちに放火犯が逮捕され、疑いが晴れたなおは、出牢後、堰を切ったようにお筆先をはじめるのである。以後、神の言葉が原則として文字によって伝達されることになり、半紙で5万枚以上といわれる膨大なお筆先は、後年、娘婿の出口王仁三郎によってまとめられ、『大本神論』として発表された。

 

 

 

『王仁三郎の霊界物語大預言』

富士山大爆発とミロク神人種誕生の神ドラマ

   海野光彦  徳間書店   1995/11

 

 

 

ミロク神人種だけが「黄金のそりはし」を渡る!

・国祖、国常立命は、太古の昔、地球主宰神の位についていたが、悪魔の謀議によって艮(とどめ)の地である日本列島に押し込められた・・・。では元の地球主宰神・国常立命の本拠地はどこにあったのか。

実はそれを解くヒントが『霊界物語』冒頭にのっている。

次に紹介する黄金のそり橋だ。

 

・黄金のそり橋は、太古の昔、亜熱帯の中央アジア・ゴビ海に浮かぶ白島にかかっていた。造り上げたのは、太古の地球主宰神サナート=クメラだ。サナート=クメラは、国常立命の別名に違いない。

 黄金のそり橋のかかる白島には、地球主宰神の黄金宮殿が澄みわたった青空にひときわ美しく輝いていた。

 

・そうしてこの橋を渡ると直に自分は、エルサレムの聖地に着いた。この聖地には黄金と瑠璃(めのう)とかいう宝の珠玉をもって雄大な、とても形容できない大神の宮殿が造られている。(霊界物語第1巻より)

 

・この神都の現界への移写が、かってゴビ海に浮かぶ『白島』に現れていた。

地球主宰神・国常立命が納める黄金の神都から数多くの『ミロク神人種』が世界各地に旅立っていった。

 

・日月神示やヒマラヤのミロク神人種が示すように原水爆の高熱やマイナス数十度の酷寒でも耐える超人体を保有する神人が日本を始め、世界各地に渡り、万物調和の理想郷すなわち『ミロクの世』を築いていたのだ。

 それが世界各地で潜伏する悪神の決起で灰と帰し、世界が泥海になったことが『霊界物語』に書かれている。

 

・しかし、王仁三郎が死をかけて、大日本帝国政府と戦い、厳しい特高警察の目をかいくぐって口述筆記した『霊界物語』は、世紀末、各種の予言の中でひときわ異彩を放っている。

 

・核の炎、核の冬、恐るべき極反転に伴う大地殻変動に負けないミロク神人種が21世紀に日本を中心に誕生することが『霊界物語』には秘められていたのだ。

 

・彼らだけが鶴仙に乗り、輝く肉体を霊化させ、『黄金のそり橋』を渡り、国常立命の治める神界の大都に結集することができる。

 

『霊界物語』はテレポートと魂の旅行で作られた

・それにしても『霊界物語』はあらゆる点で人間の常識を超えている。

最初に脅かされることは、口述筆記の驚異はスピードである。一巻をわずか3日で書き上げている。81巻、83冊からなる『霊界物語』に集大成していくが、最初から最後まで口述のスピードは変わらなかった。

 

・原稿用紙にして約10万枚でひとまず完成するが、王仁三郎は全120巻を予定していた。だから3分の2で彼は口述を終わったことになる。しかも、筆記中に王仁三郎は一冊の参考書も見なかった。

 

・ゴロリと横になって少しイビキをかいたかと思うと、王仁三郎の口から真珠のきらめきのごとき不思議な物語が紡ぎ出される。

 

50世紀まで見通す人類最大の「予言暗号書」

王仁三郎は50世紀の未来を見通した

・「24世紀の今日は、天国浄土の完成時代だ。中空をかける飛行機、飛行船はすでに廃物となり、天の羽衣という精巧無比の機械が発明され、汽車は宙を走って、1時間に5百マイルという速力だ。蓮華の花は所狭きまで、咲き乱れ、何ともかとも知れない黄金世界が現出しているのだ」  (『霊界物語』第14巻8章より)

 

・王仁三郎はミロク浄土の完成を目指していたが、それは24世紀、今から約3百年経なければ、本当のユートピアは生まれないと予言している。ミロク超科学文明が生まれると、黄金のUFOが大空を飛び交い、世界中に美しい花が咲き乱れる。これは彼の予言の中で最も楽観的なものである。

 

・さらに王仁三郎は、はるか50世紀頃の人類の様子をも透視している。

「何、神界ばかりか、現実もこの通りですよ。一番図抜けて大男といわれるのが、3尺(90センチ)内外、1尺8寸(54センチ)あれば、一人前の人間だ・・・。

少しも手足を使わないものだから、身体はおいおい虚弱となってしまい、もはや50世紀の今日では、こんな弱々しい人間になってしまった・・・・。

それと反対に6尺(1.8メートル)以上の体を持ち、現幽神界において神の生宮として活動しているミロク人種もありますよ」   (『霊界物語』第3巻20章より)

 

つまり50世紀の人類は、ほとんど小人で頭脳だけの存在になっている。脳をある種の液体に入れて、スーパーコンピューターをつなぎ、あらゆる指令がコンピューターから出される

 一方、普通以上の体を自由自在にテレポートさせ、現界と霊界を行き来するミロク人種も少数存在する。現代から見れば、完全なSFの世界である。

 

50世紀の交通機関は奇妙なことに黄金の翼を人間に直接取り付けて、超高速で飛ぶようになっている。

 

・すなわち、松彦は、「みな様、しばらくお待ちくださいませ。空中交通機を上げませう」と又もや指先にて空中に、何事か記す其の刹那、金色燦然たる鳥の翼のごときもの四組、何処ともなくこの場に降り来たりぬ。「サァー、これを御着けなされ」と言ふより早く自然的に四人の肩の辺りに、金色の翼はピタリとくひつきたり、四人は一度に、「アア、これは立派だなァ」と羽ばたきを試むるや、身はますます高く空中に飛ぶ揚がり一瀉千里の勢をもって電波よりも早く、西の空を目がけて進み行く。            (『霊界物語』第15巻21章)

 

・このように王仁三郎の世界はまことに幅が広い。超古代から50世紀のはるかな未来まで見通した彼のような予言者は世界中どこにも存在しない。だからある面では、シャカ、キリストさえも超えた予言を述べていたことになる。

  

(2015/10/6)

 

 

『宇宙の法則 ~For the Future~』

新堂慶一    星雲社    2000/2/25

  

 

 

<宇宙連盟の計画>

宇宙連盟というと空想世界のもののように思えるかも知れませんが、要するに「宇宙には多くの生命体が存在し、それらが協力関係を結ぶための連合体」であります

 その人々が、今回の地球の危機に手を貸そうということです。

宇宙連盟では現在地球の内と外から二つの計画を進行中です。

内側からは多少の長期計画となりますが、能力の高い人々を地球に多く送り込んでいこうということです。

 

・現在も進行中ですが、地球3次元の人口60億のうち、約0.1パーセントの6百万人ほどの人は今回初めて地球へ生まれた人となり、その多数が地球の新しい時代を創りあげるという役割をもつ人たちになる予定です(2000年現在)。

 

・もう一つの外からの計画とは、外部の宇宙から地球にエネルギー供給、援助を行なうというものです。本来エネルギー(想い)とは、より高いレベルからもらうだけではなく、自分でも創り出すものです。

 

・一人一人が自分の能力を磨き、実践を通して力を発揮していこうと立ち上がることを怠れば、何の変化も地球には起こらないでしょう。

 

<地球の未来図>

<1、2010~2050年頃の地球>

・地殻変動や戦争、経済悪化や環境破壊、疫病など数多くの打撃が世界各地で発生するようになります。

 ある国や地域では、壊滅的なほど大規模なものも起こり得るでしょう。

しかし、全て地球滅亡の危機までは至らないものです。

そのような意味で、2010年頃までの地球は、過去のマイナスエネルギーの蓄積に対する膿が発生し、その対応のために人類が振り回されてしまう時期といえるでしょう。

 自分たちが築いてきた地球の悪い部分が総じて、自分たちに振り返ってくる時期なのです。

 

<2、2050~2100年頃の地球>

・この頃になると地球の動乱期が多少は収まっており、未来の方向性について議論がされるようになるでしょう。

 2010年頃から幾つかの計画が思案され、その計画が少しずつ具体性をもって進められるようになります。

 まずは地球環境整備が着手され、衣食住など生活に必要な事柄が優先して整備されるようになります。

 

・それでもまだ、一本化した地球の方向性が定まることはなく、地球の各地では相変わらずの争いや混乱がおこり、「昔は豊かでよい時代だった」などという不平、不満も聞こえてくるでしょう。

 

・天変地異などの活動が再発する地域も残りますが、全体的には地球の沈静期ともいえる頃でしょう。

 

<3、2100~2400年頃の地球>

・この頃から、ようやく復興から建設的な時代へと移って参ります。

3百年という長い時間を要し、右往左往しながらも、ようやく一つの方向性へと歩み出します。

 地球側の受け入れ態勢にもよりますが、この頃には宇宙からの生命体が姿を現したり、技術提供なども行われるようになるでしょう。(現代でも一部の生命体は、すでに宇宙人の姿をして地球に入り込んではおりますが、この頃からは公然と姿をあらわすでしょう)。

 

・他の星の生命体のうち幾種類かは、地球でイニシアティブをとったり、交換条件を求めてきますが、あくまでも地球が中心となって、地球の復興と発展を目指すべきです。

 

それは、宇宙には多様な考えをもっている生命体がいるため、安易に彼らに主導権を与えたり、条件を飲んでしまうと、危険な場合もありえるからです。

 宇宙人と交流があった時代の中で、最も新しい文明では、アトランティス文明があります。

 アトランティスの時代には、宇宙人によって多くの人々の心が乱されてしまったことがありました。

 それが原因で、アトランティス文明は滅んだともいえます。

 

・時として、宇宙人信仰になり、宇宙人を神と崇めてしまう危険性すらあり得ます。

 まだ2100年の頃では、どの生命体がどのような習性と意識をもっているかは、完全には把握されていません。

 

・一方では地球の地殻変動、環境変化は完全に終止した訳ではなく、一部の大陸が沈下し、現在海中に沈んでいる大陸の一部が姿を現したり、地球全体が新しい時代に向けて脱皮をしていく時期です。

 

予想以上の大規模な災害が起これば、世界の人口は、15~20億人にまで減少してしまうでしょう。

 

<4、2400年以降>

・ここからの未来は、全てこれからの地球自身の努力にかかっているといえるでしょう。様々な星の生命体や文化との交流を経て、いずれまた真の地球を探し求めるようになるでしょう。

 

・つまり地球が地球として自立し、多くの星と対等に付き合うことができ、さらに他の星のために寄与できるだけの余力をもつほどに発展を遂げることが目標です。

 

・特に地球の未来に関しては、これから多くの星との交流がなされ、影響を受けるでしょうし、私達人類の努力によっても地球の未来像は大きく変化します。

 

・いずれにせよ、現代からわずか数百年の間が、地球にとっては最大のターニングポイントであり、成功は無限の可能性を、そして失敗は宇宙全体にとっても大きな損失につながるということだけはいえるでしょう。

 

<宇宙の法則>

・宇宙の法則にある最も基本的なこと、一番にあげられるものは、「進歩と調和」です。

 全てのものは進歩と調和によって存在し、また進歩と調和に向かって成長しているのです。

 

いずれにせよ、宇宙の法則の根本には、「進歩と調和」があり、全てのものにはその原則が働いているのです。

 この法則を含めて宇宙の法則には、主に3つがあげられます。

1、    宇宙の存在は全て「進歩と調和」の法則をもっている。

2、    宇宙には「共有性」があり、距離、時間、空間などは関係ない。

3、    宇宙は全てがエネルギーの「自主創造」を行なうものである。

 

<宇宙の多様な生命体>

・さて、これまでは地球に好意的な生命体についてのみ伝えてきましたが、それ以外のタイプの生命体もいることを忘れてはいけません。

 地球に対するスタンスを分けると、大きく3タイプに分けられます。

「好意的」・「中立」・「敵対(侵略的)」の3タイプとなるでしょう。

多少でも地球と交流がある星は30程度ありますが、そのほとんどが「好意的」です。

つまり、地球のために力を貸してくれる生命体であったり、地球に多くの人を送り出したなど、深い関係の星です。

 その星たちは好意的であるといえるでしょう。

 

・問題は「敵対(侵略的)」な生命体の存在です。

この種の生命体のうち、地球へ何らかの手を出してくるのは、今後も含めて3、4種程度と思われます。

「敵対(侵略的)」する生命体というのは、主に二つのパターンが存在します。一つは感情をもたない生命体が、研究と興味のために地球や生命体に害を加えてくる場合です。

 自分たちの研究のためには、生命を失わせることや恐怖させることには、一切の感情を抱かない生命体がいます。

 彼らの多くは、私達のもっている感情のうち、特に怖いとか恐ろしいという感覚がなく、研究の上で害を加える(殺す、傷つける)ことは当たり前の権利とさえ思っているようです。

 彼らにとって地球とは一つの研究材料でしかありませんが、結果として、今後も地球には害を与える生命体です。

 そしてもう一つのタイプは、侵略を目的とした生命体です。

 その代表的なものが、過去にも地球を侵略しようと計画していた「グレイ」です。

グレイは、将来において、再び私達の目の前にその姿を現すこととなるでしょう。

 

グレイは、科学的超知的生命体とも呼ばれます。

彼らのもっている科学技術は地球の5千年ほど先まで進化しています。

空間移動が可能な飛行物体(UFO)も所有し、特に空間を利用した科学技術は非常に優れています。瞬間移動や空中から物質を創り出す装置をもち、人の心を読みとることもできます。

彼らは肉体をもつこともでき、地球の人間と区別のできない姿をとることもできます。

グレイの地球に対する一番の興味は、生活の場として、地球を欲しがっているということです。

現代でも、非公式でグレイと接触している国が地球にも幾つかあります。

グレイの科学技術と引き替えに、地球の肉体構造や大気、光合成などの環境データを提供していると思われます。

そのため、一層グレイは地球に対する興味を深めていきました。

いずれ公式に姿を現すことがありますが、警戒しなければなりません。

 

 

 

 


念仏の教えが極楽浄土への往生という死後のものであるのに対し、法華経は現世利益を中心とするのが特徴で、聖徳太子以来、偉大な仏教者、為政者、そして一般庶民にまで広く信仰されてきた。(9)

2024-06-25 10:13:31 | 森羅万象

 

 

『地球を支配するブルーブラッド 爬虫類人DNAの系譜』

スチュアート・A・スワードロー   徳間書店  2010/6/18

 

 

 

<リゲル  米政府と協定を結んだオリオン連盟リーダー>

・この集団は1954年に米国政府と協定を結び、彼らの技術と科学情報を米国に与えるのと引き換えに、米国民を誘拐する(ただし傷つけない)許可を米国政府から得ている。

 

・こと座の内戦とそれに続くこと座星系へのりゅう座人の侵略を通じ、彼らの惑星は戦争で痛ましい損害をうけたため、肉体的にも遺伝子的にも弱々しい存在になっている。

 

・彼らは、りゅう座人のために働いている。りゅう座人が攻略の前準備をできるように侵略予定ルートを偵察する仕事である。

 

・軍隊型の厳格な階層制の文化を持っている。特にゼータ・レティクリ1と2のグレイが絡む場合はそうである。また肉体から肉体へと魂を移す能力を持っている。

 

<シリウスA   イスラエル政府と契約の宇宙の商人>

・背の高い細身のシリウスA人は、青と白の長いローブを着ている。両腕を横にまっすぐ広げると、身体全体でアンク(エジプト十字架)の形になる。これが彼らのシンボルである。宇宙の商人であり、技術と情報を売買して、排他的な取り引きルートと特別な優遇を得ている。彼ら自身に向けて使用される恐れのある技術は絶対に提供しない。彼らは、オハル星人に創作されたが、本来の目的を見失っている。

 

<シリウスB  老子、孔子、釈迦に叡智を与えた銀河の「哲学者」>

・ジャングルか湿地のような惑星の洞窟状空洞や地下で隠遁生活を送っていることが多い。寿命は極めて長い。大半は、家族形態とは無縁である。

 

<くじら座タウ グレイ種を目の敵にし、ソ連と協定を結んだ>

 ・この人間のような生物は、グレイ種を目の敵にしている。宇宙のどこであろうとグレイを発見したら叩きのめすと誓っている。

 

・地球までグレイを追って来た彼らは、1950年代にソ連と協定を結び、基地と自由に領空を飛行する権利を得た。

 

・最近になって、ロシア人はタウ人との協定を破棄し、同じ協定をリュウ座人の前衛部隊と交わしてタウ人を追い払ったと考えられている。

 

<ビーガン   シリウスA人の遺伝子から作られたグレイ>

・このグレイ種は、シリウスA人の遺伝子から作られている。シリウス人の船の標準的な乗組員である。主人のために労役、実験、雑用を行う。ゼータ・レティクリ1と2のグレイは、前向きにビーガンの指揮に従い、人間の誘拐や鉱物のサンプル収集などの特定の任務を行う。

 

<ゼータ・レティクリ1 地球人監視のためリゲル人が作ったグレイ>

・このグレイのエイリアンは、リゲル人が地球の人間を監視するために作った。人間とリゲル人の混合物である。人間の胎児と同じように四本の指と割れたひづめを持つ。ホルモン液と遺伝子実験のために人間を誘拐することで有名である。

 

・遺伝子的・ホルモン的な欠乏症のため、彼らは、急激に死滅している。他者を誘拐することで、自らの種を救う交配種の原型を作ろうとしている。

 

<ゼータ・レティクリ2  遺伝子操作で作られたグレイ。爬虫類人に奉仕>

・このグレイは、遺伝子操作で作られた爬虫類人への奉仕階級のメンバーである。完全にマインド・コントロールされており、中央情報(コンピュータ)に接続されている。集団精神で一体となって動く。彼らは、無心になってゼータ・レティクリ1を手伝う。誘拐現場でよく目撃されるが、子供のように純真に行動する。

 

<アンタレス  トルコ人、ギリシャ人、スペイン人のDNAに>

・極めて知識が高く攻撃的である。

 

・彼らの社会の最深部まで入り込むことができた者は、ほとんどいない。

 

・女がいるところが観測されたことはなく、彼らは、同性愛者で、生殖目的でのみ女を使用すると考えられている。ただ、実は、ある母系集団が彼らの背後で権力を握っているとも考えられている。

 

 

 

『異形再生』  付『絶滅動物図録』

エリック・ハズペス    原書房   2014/5/25

 

  

 

<山羊少年  1878年>

・ブラック博士は、ある見世物小屋を訪れていたことがきっかけで、仕事を変え、大きな目標に向かって進むことになった。見世物小屋の名称は分かっていないが、見世物小屋の呼び物は、大男や曲芸、その他の「驚異的なもの」、解剖博物館などだった。解剖博物館には、珍しい医療器具や生物標本が展示されていた。

 

・「珍品陳列室」と同じく、珍しい物を集めた解剖博物館は数百年前から人気があった。昔の解剖博物館のコレクションの中には、現在も公開されているものもある。ブラック博士が訪れた見世物小屋の解剖博物館は、ショーを行っていた。そのショーを観た後、天才と謳われていたブラック博士が、どんな科学者も行ったことがないような、世にも奇怪な研究に邁進することになった。

 

・奇形を持つ人が出演するショーは何度も観ているが、そういうショーは非文明的で、非人間的で、倫理観が欠如している。出演者はしばしば笑い者になり、屈辱を受ける。彼らは僕の患者になることもある。よい生活をしたい、それが無理でもせめて人間らしい生活を送りたい、と願って僕たちの研究室へやって来るのだ。

 

・ショーには奇形を持つ人びとが出演していた。その中には珍しい奇形を持つ人も何人かいた。頭蓋骨が結合した結合双生児の骨格標本、瓶に入った奇形の豚の胎児の標本、南太平洋の人魚(猿と鱒を縫い合わせたもの)なども登場した。これらの標本の奇形は、科学者や医者には見慣れたものだった。しかし、「山羊少年」の奇形は極めて珍しかった。山羊少年の膝の部分は、通常とは違う方向に曲がっており、脚全体が毛で覆われていた。頭蓋骨のてっぺんには、骨かカルシウムの塊と思われる突起があった。それは小さな角のように見えた。山羊少年は、アルコールを満たした大きなガラス瓶に入っていた。

 

・ブラック博士は、伝説の動物の遺伝子を持つ人びとが存在すると考えていたが、山羊少年を調べれば、その説を立証できると思った。ブラック博士は見つける必要のない答えを見つけようとしている、と言う者もいたが、博士は気にしていなかった。博士は、山羊少年を研究すれば、奇形を持つ人を救う方法も見つかるのではないかと思った。その方法を見つけることが博士の究極の目的だった。ショーを観た後、博士は一般的な手術は行わなくなった。

 

 

 

『宇宙連合の飛来』

 喜多要光  大陸書房  昭和50年

 

 

 

<地球文明と宇宙人>

シリウス星人の地球入学

・地球独特の生物の進化がすすんでいる頃、神の子と呼ばれる霊魂の大群が地球に移住して来て、ある形の肉体に宿った物が人類である。人間が他の哺乳動物と根本的に違うのは、そのためである。類人達の一種が大気圏外からやって来た霊に利用されて、人間の原形となったことは、間違いない。

 

・人間はシリウス太陽系から集中された念波により、修養のため、苦しむ囚人として地球に送られて来た。人間の精神は神によって創られた聖なるものであるけれども、その肉体の重さという物理的な制約をうける。

 

・神の子達は、類人猿を妻としたのだ。そして、その子孫が洪水前の人類、すなわち先史原始人である。だからこそ、その肉体的な特徴は類人猿的、精神的な特徴はシリウス太陽系内の遊星から来た移住人達と同様なものとなったのだ。

 

・そして、シリウス星人は、思念を通じて物を創造する力を持っていたので、肉体を自分たちの思う通りに少しずつ変化させていき、長い年月の間に獣的な面が多くなって数々の怪物を作りだした。

 

・ギリシア神話に出てくる蛇の髪を持つゴルゴン、半獣(ライオン)半鳥(ワシ)のグリフィン、半人半鳥のケンタウルス、蝶の羽根を持つ人間といってもほとんど獣と異なるところがなくなってしまった。この忌まわしいものを一掃するため、地球上に大変災を送る計画がたてられ、ついに大洪水が彼らに襲いかかり、純粋な肉体を持つものだけが、残されたのであった。

 

<●●インターネット情報から●●>

 

ウィキペディアWikipedia(フリー百科事典)

「ヒジュラー(ヒンディー語:हिजड़ा Hijā [hidʒɽa:])とは、インド、パキスタン、バングラデシュなど南アジアにおける、男性でも女性でもない第三の性(英語版)(性別)である。ヒジュラ、ヒジュダとも呼ばれ、ヒンディー語・ウルドゥー語で「半陰陽、両性具有者」を意味する。

 

ヒジュラーは通常女装しており、女性のように振舞っているが、肉体的には男性、もしくは半陰陽のいずれかであることが大部分である。宦官として言及されることもあるが、男性が去勢している例は必ずしも多くない。

 

歴史的には、古くはヴェーダにも登場し、ヒンドゥー教の歴史にもイスラームの宮廷にも認められる。その総数はインドだけでも5万人とも500万人とも言われるが、実数は不明である。

 

アウトカーストな存在であり、聖者としてヒンドゥー教の寺院で宗教的な儀礼に携わったり、一般人の家庭での新生児の誕生の祝福のために招かれたりする一方、カルカッタ(コルカタ)やニューデリーなどの大都会では、男娼として売春を生活の糧にし、不浄のものと軽蔑されている例もある。

 

  

(2015/10/5)

 

 

 

『超常科学謎学事典』

―最新科学と秘教科学が謎と不思議を完全解明―

編者 秘教科学研究会   小学館  1993/1/10

 

 

 

出口王仁三郎 大本教2代目教祖

・1917年(大正6年)には、『大本神歌』とよばれる五七調の詩による予言を行なっているが、その中で明確に30年後の第2次世界大戦を予言している。しかもその戦争が、泥沼化した日中戦争から始まり、そのうちに日本を守るためにつり鐘から折れ釘までが求められること、米国の『迦具槌』(かぐつち=古事記に登場する日の神)で国土が焼かれること、戦闘機や潜水艦による戦いがあることをはっきり予言しているのだ。彼が『大本神歌』を著した頃には、まだ戦闘機や潜水艦などによる戦争は空想上のものだった。さらに、1942年(昭和17年)には信者に対して、「戦争は日本の敗け。最後に広島がいちばんひどい目にあうから、広島からは逃げたほうがいい」とも語っている。

 

・王仁三郎の予言として最も有名なものは、今世紀末に起こるという大変革だ。彼は、これまで閉じ込められていた『艮(うしとら)の金神』が復活し、世の立て直しを行なうと断言する。しかも「世の立て直しの大峠には日本に火の雨が降る」といい、その大峠の直前には、世の中は次のようになっているという。

 “ボタン一つ押せば、江戸の芝居がどこでも見れるようになる。電話も小さくなり持ち運べるようになる。そして弾丸列車が地上に浮いて走るようになる……。

 さらに王仁三郎は、世の立て直しの大峠には戦争も勃発し、世界の人口はわずか3パーセントになってしまうという。

 王仁三郎の予言がどのレベルからもたらされたものなのかは明確には判断できない。しかし、審神(さにわ)学まで学んだ彼の予言は確かに霊能者レベルを遥かに超越している。アカシック・レコードに到達しないまでも、相当近づいたレベルにまで行ったのではないだろうか。

 

<岡本天明  1897~1963>

・1944(昭和19年)、岡本天明は突如入神状態となり、その後数年間かけて『日月神示』とよばれる謎の予言詩を、自動書記によって書き上げた。天明は出口王仁三郎のもとで審神(さにわ)学も学んでおり、この『日月神示』は、本来大本教に降りると予言されていた「最終予言」だといわれている。また、岡本天明はノストラダムスの転生だという強い主張もあり、彼の予言の評価は高い。

 

<ブッディ界>

・人間のブッディと同じ振動数の物資で構成される世界。神秘家の意識が貫入するのはこの世界であり、また芸術家のインスピレーションもこの世界の元型からやってくる。「おとぎの国」「妖精の国」という型で描写される世界もこの界上にあり、変わったところでは浦島太郎の連れていかれた竜宮城もこのブッディ界上にあるそうである。神愛の世界であり、一般の聖人、神秘家がこの世界の描写に終止するための「神は愛である」との結論が広まったと考えられる。

 

<ブラック・ロッジ>

・暗黒同胞団。いわゆる悪魔国のことで、人類の歴史を彩ってきたが(もちろん彼らも人間として転生してくる)、現在はホワイト・ロッジと合体しており、概念としては無効である。

 

<ホワイト・ロッジ>

・聖白色同胞団のこと。菩薩団、神々の府、超人の政府といった形で認識されてきた人間になじみ深い神々の集団である。地球ハイラーキーともよばれ、人類史を彩ってきたが、天界における正反合体(光と闇の合体)とよばれる出来事のためのブラック・ロッジと合体してしまい、現在では無効な概念である。

 

<艮(うしとら)の金神>

・大本教、金光教等に予言されている封印された『創造と破壊の神』。その破壊力の故に他の神々の策謀により力を封殺されたが、二千年期を迎えるにあたり人類の総決算と新時代開闢のために天帝として復活するとされる。神道における天之御中主神や国常立之命、キリスト教において「天の父」、神文学において「Z(ザイン)」とよばれるものと同一存在であると考えられる。

 

<物質化(現象)>

① 魔術的力を用いてエーテル界に存在するものを物資として認識できる状態に顕現させること。エーテル物質として認識できる状態に顕現させること。エーテル物質の振動数を降下させる作業が必要となる。

② エーテル界に存在する精霊やエーテル体までの体しか持たぬ存在が、自らの振動数を降下させて、この物質界において認識可能な形で顕現すること。エクトプラズムもこの一種。

① は、サンジェルマン伯爵やチベットの聖者が行ってみせたという記録が多数残っている。②には、おそらくUFO現象の一部が含まれる。いずれにせよ、長時間物質的形態をとることは不可能である。

 

<精霊界>

・スウェデンボルグの霊界関係著作群に登場する世界。

 死んで間もない新参者の霊魂が行く場所であり、ここで段階を踏んで人間生活の記憶を清算し、霊界での生活に備えるといい、第一~第三までの階層があるとする。

 秘教的には、これら三段階は、死後肉体を離脱して後に順次分解していくエーテル体、アストラル体、低位メンタル体(下位マナス)に対応する三つの界層「エーテル界、アストラル界、低位メンタル界」に対応すると考えられる。

 したがってスウェデンボルグの記述する天界は、高位メンタル界(上位マナス=魂の最下層)であると考えてさしつかえない。ちなみに上位マナス界の仏教用語は『有頂天』。多くの修行者が、この天界の最下層にたどりつくと天界のすべてを知ったとうぬぼれ出すのでこの名があるとか。

 

・精霊、妖精、自然霊、妖怪等の人間になじみのある隣人たちの住む世界。エーテル界ともよばれ、物質世界のひな形として、われわれの世界に重なり合う形で存在しているとされる。

 

<日航貨物機アラスカ上空事件>

・1986年11月17日夜、アラスカ上空で、日本航空1628特別貨物便の、ボーイング747ジャンボ機がUFOに遭遇した事件。

 この貨物機は、パリからアンカレッジ経由で東京に向かっていたが、アラスカ上空で、2個の角型UFOに約50分間にわたってつきまとわれ、それが消えた後、直系が747ジャンボ機の数十倍、およそ4キロメートルという超巨大宇宙母艦を発見、機内のレーダーでもはっきりキャッチしたというもの。

 

<アストラル界>

・生命の「感情」と同じ振動数の物質で構成された世界。いわゆる幽霊や霊視体験のほとんどすべては、この界での出来事であり、ここには何ら信頼すべき情報はない。

 

<アストラル体>

・アストラル物質(感情の物質)によって構成された体であり、人間においては感情の主体となるもの。「水」で象徴され、人間の肉体(含むエーテル体)とメンタル体(知性体)との接着子としての働きが最も大きいと考えられる。今後の人間の進化成生上からは、消滅する方向にあると考えられる。「欲望体」とも訳される。

 

<エーテル界>

・生体プラズマによって構成される世界。秘教科学によれば物質界の原型であり、物質界にあるすべてのものがこの界において、ほぼ同じような形で存在するとされている。妖精をはじめとする自然霊だけではなく、多くのエーテル生物が住んでいるとされる。

 

・物質界のヒナ型になるエーテル物質=気=プラズマの世界。物質界とほぼ相似形で重なり合って存在しているが、こちらの方が広大でエーテルの海に物質が浮かぶ形になっている。

 妖精、精霊は、このエーテル体までを体(たい)とする場合がほとんどで、ほとんど半不可視である。

 

<エーテル体>

・プラズマによって構成された体。肉体(物質界)に生命エネルギーを供給する体でもあるが、存在の中には、たとえば妖精のように、エーテル体のみの体しか持たぬものも多い。このため彼らは、不可視であるが、エーテルは物質に近いため、条件がととのえば肉眼でも見える場合がある。また、一般に「気」とよばれているものは、エーテル体、または、エーテル流のことである。

 

<クートフーミ大師>

・ブラバツキー夫人にインスピレーションを送った大聖の一人。仏教でいう聖観音と同一存在である。

 

<ジュアルカル大師>

・ブラバツキー夫人と交流を持った三大超人の一人で、神智学の基礎となったシークレット・ドクトリンの影の著者。ブラバツキーの死後は米国のアリス・ベイリーにインスピレーションを送ることで自らの著書を20巻ほどの大作にまとめた。

 要するに神智学とは、ジュアルカルの宇宙哲学である。2人の夫人にインスピレーションを送っていた当時は老齢のチベット人僧侶であった。キリスト教でいう天使ウリエルであり、人間としては、プラトン、空海、聖徳太子、諸葛孔明として転生しているという。

 

<超人>

・神智学の概念で、菩薩、神々、天使存在とほぼ同義。人間としての欠点を克服した(反身の問題を除いて)存在であり、人間として転生を繰り返し、歴史を主導する思想、発明、事件、革命を指導する人物となることが多い。

 

<邇邇芸尊(ににぎのみこと)>

・天孫降臨の主役であり、西暦二千年期に再興されるという王朝の統治者として再臨することになっている存在。モリヤ大師、ミカエル、金剛菩薩と同一存在。

 

<メンタル界>

・マナス界ともいう。メンタル(知性)と同じ物質でできた世界である。人間が概念としてとらえるものは、この世界においては厳然と形を持っている。明確な思想は明確なシンボルとして存在するといった具合である。神文学においてはこうした側面を明確にするために「型霊界」ともよんでいる。

 他の界層同様七つの亜界に分かれるが、上位三界層を高位メンタル界、下位四界層を低位メンタル界とよぶ。高位メンタルは、抽象的なシンボル、思想、観念の世界。後者は、現象の構造に関係しより具体性が高い。

 

<メンタル体>

・メンタル物質によって構成された人間の精妙な体の一つ。高位メンタル体と低位メンタル体に分かれ、前者は魂(こん)に属し転生するが、後者は体(たい)に属し、死後分解する。

 高位メンタル体(高位マナス)は、現象の背後にある概念、シンボルを知る知性のこと。低位メンタル体は、いわゆる具象知性であり、現象を論理的に分析する知性のことである。「自分」という概念は高位メンタル体に属する抽象概念である。換言すれば魂の働いていない人間に「自己」はないということである。

 

<モナド界>

・太陽系七界の上から二番目の界。仏教でいう大般涅槃界。空間的無の世界である。今までの精神世界的概念においては(下から段々と進化上昇すると考え)人間の意識が貫入するのは不可能とされてきたが、現代にあっては、神界・モナド界のエネルギーが直接流入する時代となり、次第にその片鱗が知られるようになった。

 

<モリヤ大師>

・ブラバツキー他の神智学系文献に登場する大師(マスター)の一人。神智学運動当時は、一光線系の大師であるとされていたが最新の秘教的情報においては既にマヌ(世界文明の動向を支配する王)に就任しており、二千年期における神政世界国家建設後は、他の神々と共に人間として世界を統治するとされる。密教における『金剛菩薩』、キリスト教における『ミカエル』、神道における『邇邇芸命(ににぎのみこと)』と同一の存在である。

 

<ユダヤ人>

・もともと秘教用語であり「前系人」の意味。

 つまり、現在の太陽系以前の太陽系で個霊化した霊魂たちであり、前太陽系が知性の太陽系であったため知的に非常に発達しており、また潜在意識の構造が多くの地球人とは決定的に異なる――そういう霊魂をユダヤ人とよび、ユダヤ人の氏神(民族神)であるヤハウェは、他民族との交わりを禁じた。これがユダヤ民族と他民族の確執の始まりであるという。

 

<鬼>

・想像上の妖怪、生き物とされている。頭に角を持ち、牙があり、腰に毛皮などを巻いているのが、一般的。民俗学的見地に立つと、敗れ去った古代の神、あるいは大和王権に葬られた土地の支配者と考えられる。京都の大江山に棲んでいたという酒呑童子などが有名。

 また、漂着した外国人、とくに白人ではないかと見る説もある。さらに、異界すなわちエーテル界からの侵入者と考える者もいる。

 

<エーテル界存在>

・秘教学の分野では、この宇宙は波動(振動数)が異なるいくつかの界層でできていると考えられている。

 人間の場合には、こうした界層すべてにその存在があるのだが、通常はそれを認識していない。人間は「霊・魂・体」とよばれる三層の構造を持っており、その「体」の部分を低位メンタル(下部マナス)体・アストラル体・フィジカル体の三層に分けて考えられる。このフィジカル体にもさらに、エーテル体と物質体(肉体)に分けられる。

 

・人間は肉体以外にさまざまな界層を持っていると考えられているが、この宇宙には肉体を持たず、エーテル体を持った存在もいると考えられる。こうしたものを「エーテル界存在」とよぶ。ロシアのUFO研究家、アジャザ博士はこれを「希薄な物体」とよび、UFOやエイリアンとはこうしたエーテル界からの侵入者だと考えている。アジャザ博士によると、希薄な物質でできたエイリアンたちは、プラズマ状になってみたり恐竜の形になったりするのだという。こうした存在を理解するには、秘教的認識が必要となってくる。

 

<天之浮舟(あめのうきふね)>

・『竹内文献』等の異端史書に見られる、神あるいは天皇家の船。古代天王が万国(世界中)を行幸されるときに使用したが、地球規模の大変動のときもこれに乗って難を逃れた。天空浮舟と表記されることもある。

 古事記日本書紀には、天にある高天原(たかまがはら)と地上を繋ぐ「天之浮橋(あめのうきはし)という橋(梯子?)が出てくる。また「天之鳥船(あめのとりふね)」という楠木製の堅固な船もある。この二つの要素を取り入れた創作ではないかと思われる。しかし一部の研究者の間では、超古代の優れた文明の産物として、空を飛ぶ石で作られた船があったと論じられている。

 

<体(たい)>

・人間を構成する三重構造「霊・魂・体」のうち、魂の乗り物となる部分。神智学では「物質体+エーテル体」「アストラル体」「低位メンタル体」の三界層を想定している。

 

<天界>

・天の世界のこと。一般的には天国と同義であるが、細かい描写や意味していると思われる世界は、語る人物や宗教によってまちまち。

 秘教的には、霊・魂・体の人間の三重構造のうち、肉体とともに分解する運命の「体」を除く、霊・魂が存在する界層全体(ロゴス界、モナド界、アートマ界、ブッディ界、高位メンタル界)を指し、それぞれの界層(次元の違いも含む)は独自の性格を持つ。宗教、霊能者の質により描写が違うのは、その人間によって意識の達する焦点が異なるからである。

 

<天国>

・天界にあるとされる。神の統治する国、世界のこと。さまざまな宗教が地獄と対比する形でこの天国について描写するが、その記述や内容は、地獄の有様同様まちまちである。霊界について語る心霊主義の人々によっては、天界とほぼ同義で用いられている。しかし、元祖であるイエス=キリストの語る天国は、秘教的に明確な象徴語として用いられており、モナド(距霊)界を指している。

 そしてイエス=キリストが語る「天国に入る」という言葉は、モナド(距霊)上にその人間の意識が焦点化することを意味しているのである。

 

<スター・ピープル>

・B・スタイガーが造った言葉。前世が異星人で、なおかつ、幼少時から超次元的な存在と交信を続けてきた人を指す。多くの場合女性で、妖精や天使を見るようなことも多いとされている。

 

<亡霊>

・ほんらいは成仏できずにさまよう霊魂のこと。

 死後、物質界に何らかの強い執着を持っていた場合、とくに感情の主体であるアストラル体を分解し切り離すのに非常に長期間を要する。その場合には、なかなか次の転生に入れず、迷い続けることがある。これを亡霊、不幽霊等とほんらいはよびならわす。

 

<幽霊>

・死者の霊魂のこと。目に見えたり不可視であったりする。実際には幽霊とよばれるもののほぼすべてが、人間の死後、分離したまま分解を待つエーテル体(活力媒体=気の体)である。西洋の墓に半可視状の幽霊が多く見られるのは、土葬だからエーテル体が残るため。

 

<シャンバラ>

・地球というシステムを一つの生命体ともなすと、やはり霊・魂・体に相当する構造を持っていると考えられる。この場合の霊を相当する器官がシャンバラとよばれた霊府であり、前地球神サナート・クマラが主宰していた。ちなみに、「魂」にあたるのは、超人(=菩薩衆)たちのハイラーキーであり、人類一般はメンタル体、そしてアストラル体が動物、さらにエーテル体が植物、そして鉱物精霊が物質体担当と捉えられ、この地球人体の中で意志=力の器官として霊府シャンバラは存在してきた。単に概念としてではなく、ヒマラヤ地方のエーテル空間にかつて存在しており、ニコライ・レーリッヒ他の秘儀参入者はここを訪れ、あるいは霊視したと考えられる。

 しかし、現在はサナークマラは消滅し、さらに神人合一の時代(つまり、神々が人間として下生し、地上に政府を創り上げる現人神の時代)に突入したため、現在はシャンバラは存在せず概念としても無効になったと考えられる。

 

・(魔術呪術)地底に存在するといわれた伝説の王国。チベットー中央アジアの地下にあるとされていた。また、南米大陸ブラジル~南極大陸にかけて、反シャンバラ(ブラック・シャンバラ)が存在したという噂もある。1920年頃、ロシアの探検家F・オッセンドフスキーがゴビ砂漠で、シャンバラ情報を持ったラマ僧に会ったという話が伝えられている。

 しかし、もちろんシャンバラは、物理的に存在するものではない。シャンバラというものは、秘教科学でいうエーテルまたはアストラル界に属する世界だと考えられている。

 

・今から千数百万年前に、金星からサナート・クマラを長とする一団が地球の高位メンタル界にやってきたといわれる。神智学ではこのサナート・クマラを至高の存在と決めていた。サナート・クマラは、ほんらい単純素朴な人類に精神的な知恵を授け、その結果として人類は、わざわざ自分の中に罪を捜し求める努力をさせられる破目になり、極限まで狭い宇宙、狭い階層に閉じ込められて生きてきたのである。こうしたことが原因で、サナート・クマラは処刑され、今はすでに存在していない。魔術の世界がシャンバラに注目し始めたのは比較的最近のことだが、神智学が語るシャンバラの王サナート・クマラが存在しない以上、その力を得ることはありえない。

 

<七界>

・太陽系の内宇宙は七種の次元空間で構成されているとする体験的に検証された宇宙構造論。図においては、下方から物質界(エーテル界)、アストラル界、メンタル界、ブッディ界、アートマ界、モナド界、神界と名付けられており、ヨーガ、仏教、ユダヤ密教等さまざまな秘教体系における記述は非常に類似しており、普遍性があると考えてよい。一般的な七界図においては上部ほど次元が高くなるが、じっさいには意識空間のより内側に入り込む体験となる。各界は振動数による磁場の違いとして境界を持っており、ちょうど液体と気体との関係同様同じ物質でも境界を超えると別の性質を持つと考える。

 

・重要なことは、人間がこの太陽系七界に対応するすべての次元の物質から構成された多次元同時存在として秘教では捉えていることである。

したがって人間は最も振動数の高い神と交流することができるのみならず、もともと神なのである――というのが秘教の根本的理論である。同時に人間は最終的にこの内宇宙空間を繋ぎ、天(神)のエネルギーを地上に具体化するための媒体であるとする人間観も生じる。これらの多数の階層における人間は、一般的にバラバラで統一されていない(例/頭と体が一致しない=メンタル~物質体間の連動がない)。これが完全に統一された状態を軸線が通ると称し、人間がほんらいの機能を発揮する第一段階であるいと、神文学等の新しい秘教研究者は捉えている。

 

  


念仏の教えが極楽浄土への往生という死後のものであるのに対し、法華経は現世利益を中心とするのが特徴で、聖徳太子以来、偉大な仏教者、為政者、そして一般庶民にまで広く信仰されてきた。(8)

2024-06-25 10:11:15 | 森羅万象

 

 

 

『恐怖の世界大陰謀』

 デーヴッド・アイク (三交社)  2008/12

 

 

 

いわゆる「神々」について

・この「神々」のうちの爬虫類種属、―― 一部はドラコ(竜座)から来たと言われ、英単語draconian(過酷な)の語源ともなっているーが、異種交配の中心的な役割を担っていた。さらには、UFO研究者のあいだで、「ノルディック」と呼ばれる長躯・金髪・碧眼の地球外種属もこの異種交配に関わり、遺伝子(コンピューターソフトウエア)に混入させたと見られている。ノルディックには、たまには赤髪・緑眼の者がいるが、今日の支配種の血流にも、金髪碧眼に加えて数は少ないが、赤毛が存在する。これは偶然ではないが、ズールー族のシャーマン、クレド・ムトウの話では、アフリカではノルディックは「ムツング(白い人)」と呼ばれ、アフリカ大陸の古代人にも知られていたらしい。

 

・学者であり作家でもあるゼカリア・シッチンはシュメールタブレットに関する本を多く書いているが、彼によると「創世期」でネフイリムをさす「名高い英雄たち」という言葉は、シュメール語の原本から考えて「空飛ぶ乗り物の者たち」と読むべきなのだそうだ。すると物語全体の様子がかなり変わって来て、ずいぶんと意味が通るようになる。

 

 <地底レプティリアン>

・ムー(レムリア)の滅亡後に、レプティリアン(爬虫類人)とその血統が密かに移住した地はインドだけではない。彼らは、世界中いたるところに地底都市を築いていた。その多くは、後年にレプティリアン混血種が秘密軍事プロジェクトにおいて築いたトンネル網と地下基地で結ばれている。

 

・ヒンドゥーの伝説によれば、彼らは、そこから出てUFO研究者がノルディックと呼んでいる「白人」種族と争い、アガルタやシャンバラといった地底王国に住みついた。

 

「影の王国」「人間の知らない空間や次元」とはすき間次元のことで、人間の視覚の向こうにある欠片のようなところだ。

 

・理由はほかにもある。レプティリアン自身も別の力に支配されているということである。その力とは、スチュワート・スフードロウのいうレプティリアンを作った「透明な人々」だ。この連中は、「エネルギーの振動率が高すぎて、物質的な肉体を維持することができないため、物理的な次元に入ることができない。彼らが姿を現すときは「透明ガラスの外殻のように見える」。

 

 <スチュワートの話>

・その生命体は、爬虫類で、モントークで見た時には、「物理的な現実を出たり入ったりしているようだった」と述べている。彼の著書『青い血、真実の血』によると、多様な地球外生命体の集団がこの惑星にやって来て、さまざまな種族の種を植えつけたのだという。アトランティスを支配したのは白人(=コーカサス人)のアトラン人で、これは「ライア」ないし「ライラ」、すなわち琴座からやって来た種族だ。一方、爬虫類種属は、太平洋のムー(レムリア)を拠点として、本来のライラ人は、その言葉から考えるような物理的な存在ではなかったのだ。この次元に囚われてしまい、振動が高密度化したのである。レプティリアンは、スチュワートが、「透明人」と呼ぶ者によって作られた。

 

 ・「透明人」は、エネルギーの「振動率が高すぎて物理的な肉体を維持できないで、完全には物理的な次元に入ることができない」、だから姿を現すときは、「透明なガラスの外殻のように見えてしまうのである。

 

・初めのレプティリアンは「境界物質」で、こちら側で機能するための物理的な形態を必要とした。そこでレプティリアンとライラ人の遺伝子を混ぜることにした。レプティリアンが金髪碧眼の人間に固執するのはこのためで、彼らが、この現実で活動するためには、このタイプの人間遺伝子が必要なのである。

 

 <2012年>

・宇宙のサイクルー「意識にある共同創造」という無限の能力が発達してくる。

 

・注目すべきテーマは、ほかにもある。2012年を気にする人が次第に増えてきていることだ。問題の日が近付けば、もっとヒステリー状態になるだろう。

 

 エメラルドタブレット

・彼らは、レプティリアン混血種であり、人間の外観を持ち、さまざまな経歴を持って現れることで、人類を欺いてきた。彼らは、人間ではないし、そんな経歴を持っていない。すべて同じレプティリアン種族だ。エメラルドタブレットは、レプティリアンが「影の王国から」やって来て、「人間」を破滅に追いやり支配者の地位におさまったと記している。

 

・要するに、次元と次元の間の「裂け目」ないし中立地帯である。レプティリアンは、人間の視覚を超えた振動の欠片のようなこの領域から混血種ネフィリムの血統に「取り憑き」、彼らを通じて私達の視覚を操作しているのだ。

 

 世界中でお馴染みのテーマ・・・・

・エジプト人によれば監視者は「天の舟」に乗ってやって来たという。世界中の古代文明では、ある種の飛行装置でやって来た「神々」が文明を築き、先進的な技術をもたらしたというテーマが繰り返し登場する。インダス文明では空飛ぶ乗り物のことを「ヴィマナ」と呼んでいる。

 

・古代インドの文書ではこの「空飛ぶ船」に使われていた反重力技術の記述がある。中国人がチベットで発見したサンスクリット語の文書だったのだが、あまりのことにチャンディーガル大学に送って翻訳してもらったところ、同大学のルース・レイナ博士によれば、なんと恒星間宇宙船が建造できるほどの知識が含まれていることが分かった。しかもこの文書は数千年も前のものだ。博士が明らかにしたことには、このタイプの船は「アストラ」と呼ばれており、どの惑星へも飛んで行けるという。船は月まで飛んで行ったという記述もあるということだ。

 

・レプティリアン(爬虫類人)は竜座を拠点とし、この地球上で私達が、到達しているのと同じような征服行為によって銀河系全体に拡大し始めた、とスチュワートは述べている。ただし強調しておきたいのは、この惑星から来た、あの惑星から来たという主張は、必ずしもこの<次元>や<現実>で私達が、知っている惑星や星座のことを意味しているわけではない。惑星や星々は数多くの現実があるので、たとえ、この周波数帯では死んだように見えていても人間の視覚を超えた別の周波数では生命に満ち溢れている、ということもありうるのだ。スチュワートは、レプティリアンは征服に際してシリウスの種族の援助を受けたと言っている。

 

・地球外/多次元からの地球来訪者は数多く存在しているようで、友好的な種族もあれば、悪意に満ちた野望を抱いている種族もあるだろう。レプティリアンもそしてそのシリウスからやって来た一団もそうだった。ほかにもオリオン座からやって来た黒い大きな瞳を持つ「グレイ」種族、地球から40光年まで離れたところにあるレチクル座のゼータ連星からやって来た別のグレイ種族、アンドロメダ星雲からやって来た一団、牡牛座の昴、プレアデス星団から来た一団。

 

・一見すると別の種族も存在しており、なかでも最も邪悪なのはドラコニアン、レプティリアンだそうだ。スチュアートによると、彼らは、両性具有者で、それゆえに自分たちは優れた存在であり、他のものよりも「神に近い」と信じるようにプログラムされているのだ。

 

 <共通の神話>

・ミネソタ州の丘陵地域などでは、身長が2メートル半から3メートル半もある巨人の骨が見つかっている。ネバ他州ラブロック近くの洞からは赤毛の巨人のミイラが多数見つかっていて、なかには身長2メートル以上のものも何体かあった。デラウェア・インディアンには、かってミシシッピ川以東には巨人族がいくつもの巨大都市をつくっていたという話が伝わっているし、同様の巨人の話は、世界中いたるところに古代の伝説・伝承として残っている。

 

・古代のネフィリムと「現代の」世界をコントロールしている家系は同じ遺伝子(コンピュータープログラム)を持った種族なのだから、大半の言い伝えでは、巨人たちは他の人々に対して、友好的ではなく、むしろ敵意すら抱いていた。また、奇妙な飛行装置と結びつけて語られることも多く、これは現代のUFO談話にもでてくる「空飛ぶ円盤」に非常によく似ている。

 

 

 

『やはりキリストは宇宙人だった』 

(レイモンド・ドレイク) (大陸書房) 1977/8

 

 

 

<人類の進化にも諸説あるようだ!?>

・オリエントに発した最初の神秘学説の説くところでは、地球上第一番目の人類は、太陽から来た両性具有者であり、その次は、木星から来た愚鈍な化け物みたいなもの。3番目は、レムリア人であり、金星と火星から飛んできた両性具有の堕天使たちで、これが1000年間地球に住んだ結果として、男性部分と女性部分がそれぞれ分かれた存在になってしまった。4番目の人類は、月と土星からやって来たアトランチス人であり、5番目の私たちの先祖なるものは、水星から来たものであるという。

 

・ナバホ・インディアンもヒンドゥー人もアイルランド人も、その他古来の人類の大部は昔の四つの時代を信じ、その古いものが天災かなにかで滅びては、そのつど、次期の人類が長い苦しい努力によって、新しい文明を築き上げてきたのだと信じていた。

 

 

 

『日本猟奇史』   大正・昭和編

富岡直方   国書刊行会    2008/7

 

 

 

<24歳で女が男になった変性体>

・{大正10年(1921)7月} 女性から男性への変転、これはたしかに異常な感激であり、その体験の心理たるや、けだしうかがい知ることのできぬものであるに違いない。つぎに採録したものは、その微妙な体験心理の片鱗を示したものと信ずる。

 

 江戸時代にも、男から女に変わった例はある。しかし、それは自然化であったが、近代のは医術化である。そこに、時代の流れの変遷が見られる。

 

・「徳島市○○町○○ゆきの私生児かめを(27)が、24歳のとき、徳島市三宅病院の手術を受けて男となり、今年亀雄と改名して、徴兵検査を受けたことは既報したが、その結果は丁種の不合格で兵役には全然関係のない身となった。彼は24年間の女性生活について、こう語っている。

 

 私は、尋常2年生を中途で退学しまして、子守や下女奉公ばかりしておりましたが、19の年に女として人並みの身体でないことを覚り、つらつら世の中が嫌になりました。それでもまだ女であると信じていましたけれど、24の年に医者に診てもらいまして男であると聞かされたときは、ホントに天にも昇る心地がしまして、さっそく銀杏髷に結っていた緑の髪を切り捨てました。裁縫から炊事まで女ひととおりのことはできるけれども、悲しいことは読み書きのほうがさっぱり駄目ですから、いつも字引を懐ろにして、わからない文字を覚えるようにしています。ま

だ綴り方まではできません。

 

 身体のこなしも、言葉遣いもまだ女に近いが、いまでは立派な細君ができていて、近く徳島の本町でフライビンズの製造販売を始めるとのことである」――(大阪毎日新聞)

 

大阪に起こった不思議な幽霊写真の怪事件

・[大正10年{1921}7月] 幽霊が写真に撮ったという奇怪な事件は明治時代篇(63)にも記したが、今回のはさすがに時代の進化で、新聞記者もこれをそのまま事実として受け入れることができず、それに科学的解説を付して、幽霊の出現を否定し、見出しも「珍談――幽霊写真」としている。もっともな見解である。

 

・しかし、その記事を読んでいくうちに、そこになにかしら否まれぬ奇異の存在があるように思われる。ことに科学文明の進んでいる欧州において、幽霊写真の事実が肯定され、それが研究されている事実を考えるとき、また前記明治時代篇に載せた事実を想起すると、あながち否定することもできぬように思われる。要は読者の判断に任すとして、ここにその全文を掲げて見ることとした。こうした記事の取り扱いについては、そこに時代の流れを知ることができようか。

 

男女両性を完全にそなえた半陰陽の奇少年

・{昭和6年{1931}11月} 17日午後2時、東京高田警察署では、市外高田町雑司が谷の聖労院に志賀警察医を派遣して、同院に収容されている者の病患者を検診したが、そのさい、脚気患者松本茂(仮名)17歳という少年が、はからずも男女両性を完全にそなえているということが発見された。

 その結果、警察側としては、医学上の問題よりも、取り締まり上の関係から、この両性をそなえている松本を、従来どおり同院の男子部に収容することはできず、といって女子部へ回すのも変だとあって、聖労院とも協議の結果、17日夜からは同院内の「慰めの家」に収容することとなった。

 

・この松本少年いな少女(?)は、去る9月23日、浅草公園のルンペンの仲間にいたのを、同僚40名とともに象潟署から聖労院へ回してきたものであったが、ザンギリ頭に、黒い顔、太い眉、どうみても男であった。

 父は、以前火の番をやっていたが、いまは消息不明で、母は浅草の某家で厄介になっている。戸籍面は「松本茂子」となっていて、神田に生まれたが、小学校は浅草の千東小学校に通い、可憐な一女生徒として5年を終了した。

 

・それが、学校を出るころから、肉体に変調を来たし、男性的な力強い衝動がムラムラと頭をもたげてくるのを感じるようになり、それから男子の生活をはじめた。

 

 べらんめえ口調で、浅草界隈の不良少年などを捉まえてケンカをしたり、女の子を泣かせて喜んだするようになった。そのうち公園のルンペンの群れに投じたものであった。

 

・少年「松本茂子」を診察した高田警察署の医師は、「松本は完全な両性をそなえ、医学上半陰陽といっている。軽度のものは従来も見たことはあるが、こんな完全なのははじめてで、医学上有力な参考資料です。両方とも10歳ぐらいの発達の程度である。本人の意志は完全に男性であるが、皮膚などは女性です」と語っていたという。――(東京日日新聞)

 

<尾のある人間が三人、徴兵検査に現われる>

・{大正3年{1914}7月} 明治22年(1889)6月21日の「時事新報」に「生まれながら尾あり」と題する、つぎのような記事が載せられている。

「南アフリカ、ナイアムス地方にナイアムスと称する種族ありて、その種類は人類ながらも猿の如き尾ありとは、該地方を跋渉して帰りたる欧州人のしばしば報ずるところなれども、人々みな尾あり、尾あるをもって一種族をなすというが如きは、いまだこれをもって信をおくもの少なし。しかし、生まれながらにして尾ある人は、古来、その例少なからず。」

 

・また、ある探検隊が、未開の地で現地人に襲撃されたとき、そのなかの1人を捕えたら、その人には尾があったという記事を見たことがあることから考えて、人間にもたまたま尾のある者がいるということだけでは否めない事実であるらしい。

 

 しかし、右はいずれも外国の話であるが、ここに、わが国にも、尾のある人のあることが発見された。まことに稀有の奇怪事である。

 

・江戸時代の随筆に、ある人間に急に尾が生えて、犬のような真似をするようになったという話が載せられているが、それは充分な信をおきえないにしても、つぎに掲げた記事は、徴兵検査官が発見したという大新聞の記事であるから、充分信じえられる記録であろう。

 

・「和歌山県における徴兵検査は、4日(7月)をもって終了したるが、県下における徴兵体格検査のさい、有田郡出身者にして臀部に長さ一寸余の尾(?)の如きものある人物3人まで発見され、当該徴兵官は、全国にいまだ類例なき珍事実なりとて驚きおれり。そのほかに奇病者として、尿道破裂のため女子の局部の如く変形せるもの1人ありたり。ちなみに、県下の徴兵成績は昨年に比し不良にして、和歌山市の如きは最も劣れり。また徴兵忌避者は、紀の川沿岸伊都、那賀両郡の資産家の子弟に多かりしと」――(大阪毎日新聞)

 

   

 

『天国の真実』

マシューが教えてくれる天国の生活

スザン・ワード  ナチュラル・スピリット   2006/10/10

 

 

 

<ニルヴァーナ(涅槃・天国)評議会>

<ニルヴァーナ評議会は、天国の統治体>

・(マシュー)最も尊敬される賢明な魂だけが評議員として検討される。彼らの経歴はさまざまだが、専門や学術的知識よりも知恵がその地位に就くのに最も大切な基準となる。たいていの場合、評議員たちは地球に何度も転生しているが、必ずしも地球での経験に留まるわけではない。

 

・評議員は男女、そして両性具有の魂の代表だ。

 

・グレート・マスターは、住人でもなければ、体も持たない。彼らの強力なエネルギーは、この太陽系一体から、リラ、シリウス、プレアデスといった地球文明の発展に緊急に関連する星系に瞬間的に移動できるんだ。

 

・たとえば、地球での大量死など、評議会が注目すべき大きな動きがあるときは定期会合はない。

 

・ここでは、もし指導者と住人の間に何かトラブルがあったとしても、本当に統治するのは大衆の意思であって、指導者の意思ではない。それは共和制の土台に則り、選出やリコールが即座にできるんだ。評議員は自信をもって投票する広範な人たちによって選出され、同じようにリコールも起こりうる。

 

・評議会は、この領域にあるいは地球の愛する魂たちに影響を及ぼすすべての事柄を管轄している。

 

・評議員の服装は白いローブに金色の紐帯だよ。服装だけを見れば、ここにいる普通の住人と変わりない。

 

<未知の宇宙で絶え間なく続いている戦い>

・地球を例外として、僕らに影響を及ぼすすべての領域の統治体とやりとりし合うんだ。地球に関しては、評議会は天使界や霊界の地球外生命体、そしてこの宇宙規模的な大変化の時期にライトワーカー(光の使者)として、地球を援助している人たちや、人間界の上にある文明とやりとりしている。

 

ニルヴァーナ(天国)、そこは地上の生活と驚くほど、似通ったところが多くあるようです。

・他巻にはマシューやその他多くの地球外惑星の存在たちからのメッセージをまとめてあります。

 

・それまでのジャーナリズムの仕事をしていたことが、マシューやその他の高次の存在らとの交信を活字にして出版するという今世の使命への準備だったことを知る。

 

・私が話している相手は、息子としてのマシューだけでなく、彼の累積した魂の集合体である「累魂」であると知ったときは驚きました。

 

・なぜなら、私が交信しているのは、それがマシュー人格であれ、彼の累魂であれ、マシューだけなのですから。

 

<ニルヴァーナ(涅槃)>

・(スザン)ニルヴァーナって地球から見ると、どこにあるの?

 

(マシュー)普通、地球と月ほどは離れてはいないんだけど、ここは静止した領域ではないから、相対的な位置はまちまちだね。ニルヴァーナと同じような肉体のない魂たちの他のすべての安息の地も静止していない。

 

・(スザン)ニルヴァーナ(天国)ってどのくらいの大きさなの?

 

(マシュー)さあ、何といったらいいかな、やさしい母親のイメージだよ。大きさはそう金星ほどかな。

 

・密度が濃くてエネルギーが不純であるほど、そのレベルで機能している魂たちはよりいっそう悪に縛られている。この多層構造宇宙の最下層は不純な場所であり、創造主に一番近い最上層は、光が最も多い天使界なんだ。

 

・普通は、ハトン銀河連合星の隊員がその両方を占める。その艦隊の一部がプレアデス星系に基地を置き、宇宙の中で、ここや同様の他の領域の(天国の)膜の見張り役の任務に就いている。

 

・そして、(天国の)膜が保護機能を完璧に保てるようにメンテナンスもしているんだよ。その艦隊は、この領域の保護が特務というわけではないけれど、ここ数年間は彼らがこのあたりでよく活動していて、主な見張り役であるように、彼らもシフト制でやっている。彼らがこの任務に就く前は、普段はシリウスからの大きな一機の宇宙船が近くにいて、頻繁に立ち寄って、監視していた。

 

<修理隊員のひとたちは体を持っているの?>

・普通は第4密度の体で来るけれど別にそうではなくてもいいんだ。いったんここに来れば、彼らの顔とか体を現すこともできる。

  

パートナーシップ

 (スザン)同性愛のパートナーは、両者が望めばニルヴァーナ(涅槃・天国)でもそのつながりを継続できるの?

 

 (マシュー)そうだよ。同性愛というのは地球ではよく理解されていない。言ってみれば、同性愛は体や物理的側面というよりも、霊の進化の一段階であって、他の身体的あるいは霊的発達段階と比べてとがめられるものでも崇められるものではない。

 

・それに僕たちは一回きりの人格でなく、類魂だということを忘れてはならない。どの類魂もおそらく肉体、あるいは肉体なしで男性、女性、そして、両性具有の存在として何千回も転生している。

 

・もし直前の過去世の地球の人生で同性愛者だったら、ここにも同じ状態でやってくる。ここでは体が性的行為をする造りにはなっていないから、同性愛の精神的な側面だけがついてくる。

 

・地球で猛烈に同性愛を糾弾している人たちというのは、直前の過去世で同性愛者の人格を経験した魂たちなんだ。

 

 (スザン)同性愛は今、地球の歴史上、かってないほど増えているのかしら?

(マシュー)いや、でも有史以来、今はずいぶん人口が増えているから、割合は同じでも数にすれば、増えていることになるね。歴史上、様々な分野で尊敬されている著名なマスターたちは多くが同性愛者だ。

 

 

 

『カシオペアのΨ(プサイ)』

C・I・ドフォントネー   図書刊行会  1990/5/14

 

 

 

<衛星群>

<タシュル>

最後のネムセードとスター人類の生存者たちを乗せたアバールは、いったん大気圏外に出ると計り知れない速度で上昇していった。ラムズュエルは上昇に上昇を続け、さながら、天頂に狙いを定めた弾丸のようにスター星から遠ざかっていく。ほどなく、彼らはスター星から遥かに離れた地点に到達していた。

 

・巧みに着陸したその丘を下りた彼らは、平原に出た。植物は、スターのそれに比べてやや小型のように思われた。草原や、葉群におおわれた森の色調は、おしなべて白みがかっており、より正確に言えば、スター星で見られる、雨氷にまぶされた草原風景のように、灰色から白色の段階に分かれていた。しかし、この灰をまぶされたような白い自然の中で、果実や花々だけは、赤や黄や青の鮮やかな描点をきらめかせていたのだった。

 また、内憂外患よりもスター人たちを驚嘆させたのは、花々の色に似た色彩をまとった鳥類の多さだった。

 

・スター人たちにとっては、この星の鳥の数は驚嘆すべきものであったにしても、他の動物類についてはかなり少ないように思われた。動物は、時おり、あちこちにごく僅か見かけられるだけだったからである。

 

・この旅人の一団は、アバールを安全な場所に移すと、この星に人間が棲息しているかどうかを調査するため、注意深く前進した。彼らの調査行は長く続かなかった。数時間後、彼らは、遠方の湖の近くに建設された町の建物を望んでいた。

 

・彼らの身体は明らかにタシュル人とは違っていたため、その冒険譚は容易にタシュル人たちに信用された。もともと善良で親切なタシュル人は彼らに援助の手をのばし、ほとんど誰も住んでいない肥沃な大陸を一つ分け与えた。

 

そこで、彼らが交際を結んでいるタシュル人の間に女性は存在せず、むしろタシュル人が自身で二つの性を持つ、つまり両性具有人であることを知ったときの驚きは大きかった。男性および女性特有の器官を備えたタシュル人には、種族保存のための別の個人に接近していく必要性はありようもなかった。各々は自分の能力だけで、子孫を生み出すことができたのである。

 

・彼らの衣装はすべて、肩からゆったりと被る寛衣(トーガ)であった。総じて大柄で堂々とした体格のタシュル人は、贅沢というものを知らず、社会全体にわたって完全な平等を実践していた。

 

・タシュルにおいて出会う多くの鳥類は、そのほとんどが雌雄同体となっている。なお、哺乳類も、大部分が雌雄同体であるが、その数は鳥類に比べて遥かに少ない。

 

<レシュール>

神人のような彼らレシュール人の風俗

・この香気に充ちた大気圏、つまりレシュールの表面を覆う大気は、スターやタシュルのように空に青味を与える代わりに、その深い透明な空を黄金色に彩っている。しかも済んだ空は、ごく稀に白銀色の雲によって曇らされるだけである。生気に充ちたこの大空の下に広がっているのは、植物の永遠の緑に飾られた大地である。

 

・タシュルを鳥の国とすれば、レシュールはスター人の目には花の国であり、なによりもまず、甘い香りにあふれた魅惑の国であった。黄金色の空を透過してくるため、四個の太陽の輝きはいっそうまばゆく強烈だった。

 

・この素晴らしい地では生命と思考は各個人の中で美化され、それぞれに神の様な形姿が与えていた。それは、ほとんどこの世のものと思われない天使族を見る心地がした。青味がかった薔薇色の肌は、美しく表情に富んでいる。

 

・スター人たちの歓喜は絶頂に達していた。彼らは市中に案内され、住人達の不思議な生活のありさまを知る機会を得た。なかでも最も不思議なのは、彼らの身体器官である。彼らの身体構造は、両性間のあの忌わしい結合を不可能にしている生殖や、それに伴う肉体的欲望は、そのため一種の精神感応のような手段をとる。抱擁や愛の行為そのものの中で双方の生命力が精神的にいわば放電しあう。そして彼らは、スター人と同じようにして身ごもり、子を生むのである。

 

<エリエール(透明の星)>

・光を透過させる点については、この星の物体は宇宙空間それ自体か、最も流動性の高いエーテルに匹敵する。そのため実際は天底点に位置している星々でさえ、スター人の眼には、エリエール本体を通して、しかも中間には何物も存在しないかのように明瞭に見えるのだった。

 

・エリエールに降り立った当初、スター人たちは、この星に存在する物や生起していることを一目で見て取ることはできなかった。一見した限りでは、輪郭のはっきりしない様々な物象が重なり合って見えるだけだからであった。

 

・ここでは植物も鉱物も大洋も大気の熱気も完全な透明さを持っている。人類と高等な動物だけが、身体に半透明の乳白色を帯びており、わずかにその輪郭を認めることができる。

 全身にオパール(蛋白石)のような光沢のあるエリエール人は、背が高く動作は敏捷、そして身体はよく均整がとれている。やや小柄な女性は、優美な姿をし、男性に比べてこころもち肌の透明度が良い。この愛らしい女たちは、エリエールの透明な地上で楽しげに遊び戯れているため、スター人は、空気の中を揺らめき舞う妖精と思い込んでいたほどである。

 

<アバール(エーテル航行機)>

・その二台の機械はアバールだったのである。この巨大な機械は卵型をしており、外皮は二重に金属板で覆われて、所々に小さなガラス窓が開いているが、その窓も金属の覆いが降りる仕掛けとなっている。全体を覆うこの金属板の表面にラムズエルの発見に基礎を置いた物理作用が働きアバールは作動するのである。この金属板は動力を統制御して、物体を空中に浮揚させ、また引力に応じて如何なる方向にも運動させることができるのである。

 

<レシュール>

・この星の美しさに魅せられたスター人たちは、レシュール人たちに植民地建設の許可を求め、受け入れられた。5百人のスター人から成る分遣隊がレシュールを出発し、やがてスター星系三番惑星・リュダールに着陸した。

 

  


念仏の教えが極楽浄土への往生という死後のものであるのに対し、法華経は現世利益を中心とするのが特徴で、聖徳太子以来、偉大な仏教者、為政者、そして一般庶民にまで広く信仰されてきた。(7)

2024-06-25 10:10:22 | 森羅万象

 

色界無色界  天の上に天をつくって有頂天に至る

色界といっても、天界のピンク街のことではありません。反対に、色欲をもたない世界です。仏教でいう色とは、形あるものという意味です。色即是空とは、色ごとは空しいという意味ではなく、すべて形あるものはじつに実体のないものである、ということです。

 

・欲界、色界、無色界、この3つを合わせて“三界”といいます。

 

・ここには、17人の天人が住んでいます。彼らの住まいは、大きく4段階にわけられます。下から、初禅、二禅、四禅といいます。

 

・したがって、この天界には禅を修めた者がはいります。さまざまな色気を捨て、勇猛精進、禅の道をきわめれば、天上界のなかでも四天王や帝釈天を見おろす高層フロアーに住むことができるのです。

 さらに初禅のなかには、3つの世界があります。下から梵衆天、梵輔天、大梵天です。梵衆天は、欲界の最上階、他化自在天のところから128万由旬(1280万キロ)も上のところにあります。広さは須弥山世界の四洲(贍部洲、勝身洲、牛貨洲、倶盧洲)と同じですから、地球上の4大陸より大きいのです。そこに住む天人たちの身長は半由旬、なんと5キロもあるのです。

 

・この初禅の世界では、大梵天が“梵天さま”として有名人であり、主人公でもあります。彼は欲界の天人である帝釈天と並んで、仏教界の2大ガードマンといわれています。彼は仏教流布の大功労者なので、こんな上の天に住んでいるのです。

 釈尊がブッダヤーの菩提樹の下で悟りを開かれたとき、釈尊はその悟りの内容を他人に教えられる気はありませんでした。その釈尊に、どうか衆生のために法(真理)を説いてくださいと懇願したのが梵天なのです彼の身長は一由旬半、15キロと記されていますから、見上げるような大男、いや見上げても顔も見えない大巨人ということになります。

 つぎの二禅にも3つの天界があります。下から少光天、無量光天、極光浄天です。読んでおわかりのように、ここは美しい光が輝く世界です。上にいくほど、光の質と量が上等になっていく天界です。この上の三禅にも三天ありますが、ここは、地獄と極楽のガイドブック『往生要集』にはこう記されています。「苦悩はただちに消え去り、第三禅天にのぼったように、身心は爽快となって、浄土に生まれた」と。この上の四禅になると、身に受ける喜びはしだいに捨てられる天界なので、ここで受ける楽しみが三界のなかではもっとも大きいといわれています。さらに上の無色界は、もはや姿や形もなく、ただ意識のみの世界になっていきます。

 そして、色界の最上階にあるのが有頂天(うちょうてん)なのです。形ある世界のトップに位置するので、ここの天人たちはまさに得意の絶頂なのです。

 

天人の臨終の苦しみは地獄の苦しみの16倍

・たとえ天人でも、死んだあとは地獄におちるかもしれないのです。ふたたび天界に生まれ変わる保証はありません。天上界、人間界、阿修羅界、餓鬼界、地獄界、これら6つの世界のどこに生まれるか。それはすべて、大人の生前の行為によるものです。ここにも輪廻の思想と因果応報の原則は一貫しているのです。快楽だけを追い求めたダメ天人は、天界から真っ逆さまに地獄へとおちていく運命なのです。

 快楽に満ちあふれて見える天上界も、しょせんは苦界なのです。だから、いたずらに天に生まれることだけを望まずに、ぐるぐる回る輪廻の世界から脱却することを目指しなさい、というのが仏教の教えです。

 そのことさえわかっていれば、この旅で迷い子になることはありません。

 

畜生界 畜生は海から進化した

・畜生と聞けば、みなさんは一にののしりの言葉を、二にウシやウマのような家畜を連想されるでしょう。しかし、来世の世界の畜生は、娑婆の世界に生きる動物すべてをふくんでいます。そればかりではありません。小はバクテリアから、大は全長何キロもあるドラゴンにいたるまで、すべて畜生です。その種類は、なんと34億種にもおよびます

 

人間界 ガリバー旅行記の人間にも会える

・来世の世界には、まったく種を異にする人間が4種類もべつべつの大陸に住んでいるのです。

 すでにご紹介したように、須弥山世界には4つの大陸があります。南に贍部洲(せんぶしゅう)、東に勝身洲(しょうしんしゅう)、西に牛貨洲(ごかしゅう)、北に倶盧洲(くるしゅう)の4つです。われわれと同種の人間が住んでいるのは、じつは贍部洲だけです。この大陸には16の大国と5百くらいの国、それに10万の小国とがあります。

 

この大陸には、東に人王、南に象王、西に宝王、北に馬王という4人の偉大な王さまが国を治めています

 それでは、他の3つの大陸はどうでしょう。ここにも人間が住んでいます。しかし、その様相は、われわれふつうの人間が住む大陸とずいぶんちがっています。東の大陸に住む人間は、身長4メートル、平均寿命250歳。西の大陸の人間は、身長8メートル、平均寿命5百歳です。この大陸(牛貨洲)では、ウシが貨幣のかわりに使われていますが、巨人にとってはウシの貨幣でもそれほど不便ではないのでしょう。北の大陸には、身長16メートル、平均寿命千歳の美しい人間たちが、快楽をほしいままにして住んでいます

 さて、ガリバーが迷い込んだという巨人の国“ブロブティンナグ”は、3つの大陸のうちどれだったのでしょうか。

 

・(阿修羅)怒れる正義の神“阿修羅”は天上界を永久追放され、深海の底に七宝の城をつくった

(畜生)贍部洲 すべての畜生は海から進化したが、人間とのギャップはついにうめられない。

(人間)贍部洲 われわれ普通の人間が住むこの大陸(贍部洲)だけに仏は現れる。

(餓鬼)贍部洲 どこにでも顔を出す餓鬼にも、持てる者と持たざる者がある。

(牛貨洲) ガリバーが迷い込んだ“巨人の国”

 

阿修羅界、阿修羅は海辺や海底に住む

・見えてきましたきらびやかな都城は、縦・横80万キロの大水中都市です。ここは水深18万キロの海の底ですから、水中遊覧船からはけっして、お出にならぬようあらかじめお願いしておきます。

 この都城は、七重の城壁に囲まれ、内部に宮城や塔、庭園、美しい林などがつくられています。また、この都城全体が七宝でできていて、天上界を思わせる、美しい都となっています

 じつはこれが阿修羅の住居なのです。もっとも、この都城は阿修羅一族のなかでもとくにすぐれた“羅睺阿修羅王(らごあしゅらおう)”の居城です。もっと下っ端の阿修羅たちのなかには、海辺のみすぼらしい苫屋に住んでいるものもいます。

 海底の水中都市国家を統べる阿修羅王は、その居城が天上界に似ているにもかかわらず、じつはあとで説明するような理由から、似ていれば似ているほど、天上界にうらみをもっているのです。

 

・いまでこそ阿修羅一族には男女の区別があり、女性は容姿端正で美形なのに対し、男性は醜悪な面相をしています。しかし、遠いむかし、阿修羅が天上界に住んでいたころは――そう阿修羅の故郷は天上界なのです—―阿修羅は美しい娘をもつ平凡な一人の父親にすぎませんでした。

 

西方浄土  極楽は阿弥陀仏の世界だ

<仏は本来、大きさというものを超越している>

・5百億もの宮殿や楼閣の内外には、さまざまな池があります。極楽世界の美しさ、清らかさ、楽しさは計り知れません。

 

極楽世界  極楽には女性がいない

・さきほどから、出会う人出会う人、みんな男性であることに気がつきましたか。極楽には、菩薩や天人をはじめさまざまな住人がいます。なかでもいちばん人口が多いのが、信心によって生まれ変わることができた有徳の人たちです。そして彼らはすべて男性なのです。極楽には、女性は一人もいません。

 もちろん、前世で信心のあつかった女性も極楽に生まれ変わっています。しかし、彼女たちは娑婆世界から極楽世界へ移動するほんの一瞬のあいだに、女性から男性への性転換手術を受けるのです。“女の性”という言葉があるように、仏教では女性はとくに業が深いとされています。いわば、劣悪で不幸な性なのです。しかし、極楽ではすべての住人が幸せでなければなりません。そこで、“第二の性(女性)”は廃止されたわけです。

 しかしよく考えてみると、男性だけの世界では、男性か女性とかいう言葉は死語同然です。女性が一人もいないのに、どうして男女の区別が必要でしょうか。極楽は、いわゆる“男と女”の関係のわずらわしさから解放された世界です。色恋ざたも、不純異性交遊も、結婚詐欺も、ポルノ発禁も、娑婆世界のごたごたやいざこざは極楽にまで伝わってきません

 もし、みなさんのなかに、「わたしは何度生まれ変わっても、恋に生き恋に死ぬ女になりたい」と思っている女性がいたら、残念ながら極楽への切符は渡せません。

 

・「女性がいなきゃつまらない」などとガッカリしないでください。そのかわり、極楽の住人にはさまざまな“神通力”が与えられています

 

・つまり、極楽世界に生まれ変わると、男性も女性もみんながスーパーマンに変身するのです。超人的な知恵と能力を自由自在に操り、清浄な楽しみを享受しながら、悟りの修行にいそしむ永遠の生命の持ち主。それが、極楽の住人の姿です。

 

・極楽浄土では、住人の体そのものがすでに金色に輝いています。そのうえに、縫い目のないりっぱな衣服をまとい、指輪やブレスレット、宝冠などの装身具でかぎりなく飾られています。

 食に関しても、いつでも食べたいときに、7つの宝でつくられたテーブルが自然に目の前にあらわれ、7つの宝でつくられた食器にご馳走がたくさん盛られます。

 

・みなさんがいちばん気にかかるのは、住まいのことかもしれません。しかし、ご安心ください。極楽浄土には2DKや3DKのちゃちなマンションはありません。すべての住人が、宮殿のような豪華な住宅に住むことができます。

 

・西方極楽浄土の観光、いかがでしたか。西方浄土は阿弥陀如来が建立した浄土でしたが、浄土は諸仏の数だけ、つまり無数にあります。なぜなら、浄土は仏国土とも呼ばれているように、仏が主宰する国土なのです。

 

・東方はるかかなたに見える、アンドロメダ大星雲のように美しく輝いているのは“浄瑠璃世界”薬師如来が建立した仏国土です

 

・そこで、これらの願が成就された浄瑠璃世界は、いっさいの病が癒された浄土になっています。病の癒し手、偉大な医者は、薬師如来その人です。

 

・如来ファミリーのスターといえば、これまで見てきた阿弥陀仏、薬師仏がいちばん有名ですが、ゴッドファーザー“毘盧舎那仏”も見逃すわけにはいきません。

 毘盧舎那仏——こういってもピンとこない人は、奈良・東大寺の大仏を思い起こしてください。あの大仏が毘盧舎那仏です。この仏は“光明遍照”という異名をもっています。というのも、本来、太陽を象徴する仏であったところから、その光明はあまねくいっさいを照らす、とされているからです。そして、太陽がわたしたちの太陽系の中心にあるように、毘盧舎那仏の仏国土“蓮華蔵世界”も、極楽宇宙の中心に位置しています

 

・ゴッドファーザー毘盧舎那仏は、じつに寡黙な仏です。しかし、同じく太陽を象徴した仏でも、密教の本尊“大日如来”になりますと、大日如来は帝王の姿で表現されます。ファミリーのなかでもちょっと変わり種なのです。

 ところで、如来ファミリーには独特の遺伝的特徴があります。“32相・80種好”と呼ばれる、いわゆる“相好(顔つき)”です。32相のいくつかを紹介しましょう。

 仏には歯が40本あります。舌が大きくて、せいいっぱい伸ばせば髪の生えぎわまでとどきます。体に生えている毛やうぶ毛はすべて右巻きになっています。足には土踏まずがありません。いわゆる、偏平足です。手と足の指のあいだに、水鳥のような水かきがついています。また、全身が黄金色に輝いています。

 これらの特徴は、わたしたちふつうの人間から見ると、じつに奇妙キテレツに思えます

 

観音さまはまちがいなく男性。極楽世界には女性はいない。>

・観音菩薩は一般に柔和な表情をしているが、馬頭観音だけは忿怒の相をしている。

 

観音さまが仏を生んだ?

・准胝(じゅんてい)観音という名の菩薩は、夫婦の和合、小児の夜泣きに効くといわれている。この菩薩は、別名を准胝仏母ともいい、過去、無量の諸仏を生みだした“母なる観音”とされている。

 

<地蔵菩薩>

・地蔵菩薩は、釈尊の入滅から56億7千万年後に弥勒菩薩が仏となってこの世に出現するまでの、いわば“無仏の時代”に、娑婆世界にあって、わたしたち衆生を救う菩薩なのです。

 

・とはいっても、極楽世界のなかには罪悪はいっさいありませんから、おのずと極楽の外に立って仏の世界を守ることになります。そこで、彼らは須弥山世界の天上界に見張り所を設けています。天ファミリーという名称はそこからきているのです。

おもしろいのは、天ファミリーは極楽ファミリーの一員でありながら、男女の区別がある、ということです。たおえば、吉祥天。“きっしょうてん”の呼び名でも親しまれているこの神さまは、正真正銘の女性です。なにしろ、父親が徳叉迦、母親が鬼子母神、そして、毘沙門天の妻という戸籍簿まで用意されているのですから疑う余地はありません。天上界めぐりでも紹介しましたように、プレイエリア天上界は男女の区別があり、女性がことのほか美しいところです。吉祥天は、無数の美しい女性のなかにあっても、いちだんと美しく光輝いている女神なのです。

 天ファミリーのメンバーは、ほとんどがその昔、異教の神々でした。吉祥天ももとはヒンドゥー教の女神で、ヴィシュヌ神の妃ラクシュミーだったとされています。

 

<不動明王>

・しかし、お不動さんという愛称(本名を不動明王といいます)からもうかがわれるように、善男善女にとっては、とても親しみのもてる極楽ファミリーの一員です。庶民にとっては、おこりっぽい親父のようなイメージが、不動明王にはあるのです

 

・不動明王は極楽ファミリーのなかの分家、明王ファミリーに属しています。明王の明とは、“知恵の光明”の意味です。仏の知恵を体現した如来の使者が明王なのです。ただし、知恵の光明をやさしく教え諭すのではなく、それをもってすべての魔障を打ち破る威徳の王という、独特のキャラクターの持ち主です。

 明王は、ときには大日如来の使者として、菩薩とともにいろいろな役割をになっています。如来や菩薩では救いきれないひねくれ者や、根っからの悪人に対し、猛威をふるって恐れを与え、衆生を極楽世界へと導き諭しているのです。

 

明王のファミリーの中心は、不動明王を筆頭とする五大明王です。降三世(ごうさんぜ)明王は三つの目をもち、怒髪天を突いています。四面八臂、つまり四つの顔と八本の手をもち、弓、矢、刀などを携えています。軍荼利(ぐんだり)明王は、一面八臂。文殊菩薩の変化身ともいわれる大威徳明王は、三面六臂。残る金剛夜叉明王も三面六臂で、いずれ劣らぬつわものぞろいです。

 もう一人、明王ファミリーには、愛染明王という有名人がいます。炎のように燃えあがる髪をもち、顔面には三つの目が光っています。そして手は六本。

 

 

 

『宇宙連合からのファーストメッセージ』 

セレリーニー・清子  文芸社   2001/181

 

 

 

<宇宙連合の宇宙船>

・「最小のものでしたら10名程度の超小型から、最大のものでしたら10万人位のスーパージャンボ型までございます」

 

・「宇宙船の中は、貴方達が想像できない位、素晴らしい環境が用意されていますから、例えば、地球にあった草花や小川とか、小鳥や動物まで、まるで今まで通り地球上で生活しているのかしらと勘違いするくらい、そっくりな環境が用意されていますから、安心して下さい」

 

 <宇宙の戦争は?>

・宇宙においても様々な考え方の違いによるところの戦争が無い訳ではありません。しかし、その戦争は宇宙連合に加入していない星と星との間で行われているものであって、私達宇宙連合に関わっている星々との間には、戦争はございません。

 

 

 

『宇宙連合から宇宙船への招待』

セレリーニー・清子 + タビト・トモキオ  たま出版  2002/4/15

 

 

 

<夢のようなリゾート気分の宇宙船へ>

・「はい、この宇宙船は縦が20キロメートル、横10キロメートル、高さ5キロメートルの楕円形の形をしています。そして大よそ3万人くらいの方達が乗っておりました。まだまだ小型の部類に入ると思います」

 

 <宇宙連合は地球年で何年位前に創られたか?>

・「宇宙連合は地球年代で申しあげますと、およそ100億年以上も前に創られました。そして、その星の数ですが、それは30の星から始まりまして、現在に至りまして100万近くの星になっております」

 

・「なお、この宇宙体験は夢の中におけるフィクションですが、中に登場されている宇宙連合のフィウリー総司令官、ケリアリー様、リメッシリー様、リオラー様、スミットナー様、シュリナース様と称される方々からのお話は、チャネラーである私を通して、実際に宇宙からのチャネリングによるものであり、ノンフィクションです。

 

 <宇宙船の全貌>

・宇宙母船には32の宇宙船があり、それぞれが1本ずつ、32本の腕が交互に高さを支えて段違いに生えたような姿に設計されています。その一つ一つの宇宙船は、みなそれぞれに独立した言わば国のようになっています。

 

宇宙母船全体ですと直径1000キロほどありまして、母船本体だけでは直径800キロほどで、その一つ一つの宇宙船には更に小型宇宙船が大小約100機ほど用意されております。このように必要に応じていつでも利用されています。

  また、人口は、現在60万人くらいですが、最大限で100万人くらいは搭乗可能ですね。

  以前10万人乗りの大型宇宙船もあると申しましたが最初から皆様を驚かしてはいけないと思いまして、少し控え目にお伝えいたしましたが、実際にはこのようにその10倍以上の100万人乗りのものもあるんですよ。

 

 スター・ウォーズの世界がそこにあった

・「実は地球の皆様に、この宇宙母船の防衛システムをご覧いただきながら、普段どのようにしてこの宇宙船で生活している約60万人の生命をお守りしているのかを、実際にご覧いただきたいと思います」

 

・地球で起きている戦争は、この宇宙でも起こっているということです。

 

 <過去にも未来にも自由自在にタイムスリップ>

・宇宙には過去・現在・未来がたたみこまれている。

 

 

<●●インターネット情報から●●>

「zeraniumの掲示板」から引用

 

book 『「矢追純一」に集まる未報道UFO事件の真相まとめ』

                                 矢追純一著  明窓出版   2014/8/26  (抜粋)

 

 

宇宙人に関する情報を開示し始めたロシア政府

 

 2012年12月7日、ロシアのメドベージェフ首相が、テレビ番組終了後にテレビキャスターからのインタビューの中で、「宇宙人についてのファイル」の存在についてコメントした。この時、彼は自分がつけているマイクのスイッチがオンのままであることに、気づいていなかったようである。 「大統領になると、宇宙人やUFOの情報を知らされるのですか?」との女性キャスターの質問に対し、メドベージェフ首相は、「では1度だけですが、はっきりと言っておきましょう」と前置きしたうえで次のように答えた。

 

   「大統領に就任するとまず、核兵器の発射コードの入ったブリーフケースと、特別な極秘ファイルを受け取ります。このファイルは、地球を訪れている異星人に関する資料であり、そうした宇宙人を管理するための、完全機密の特殊機関による報告書です。これらは任期終了とともに、次の大統領に渡されます。そうした詳細は『メン・イン・ブラック』という映画を見ればよくわかるでしょう。我々の中に、どれほどの宇宙人がともに住んでいるかについては言うことができません。人々がパニックになるといけませんからね」

 

   ここに出てくる「メン・イン・ブラック」だが、このニュースを聞いた人たちの多くは、「ハリウッド製のコメディ映画を思い浮かべたようだった。そのためにこのニュースは各国のマスメディアに、メドベージェフ首相の軽いジョーク、あるいはリップサービスと受け止められたようで、新聞にも小さな記事としてしか扱われなかった。

 

   だが、実はそうではない。

   首相の言った「メン・イン・ブラック」とは、ロシア製のドキュメンタリー映画のことであり、UFOや宇宙人に関する事件に基いて製作されたものを指していたのだ。いずれにしても、当局がまだ公式に発表できない事実を、ロシア市民にさりげなく示すために、メドベージェフ首相のコメントが事前に準備されていたのかもしれない。

 

   その後、そうした情報開示の動きはさらに高まっている。

   その翌年の2013年1月23日から27日にかけて行なわれた、スイスにおけるWEF(世界経済フォーラム)の場で驚くべき事実が公表されたのである。WEFは健康や環境に対する問題対策を討議するもので、年に1度、スイスのダボスで開催されている。それは各国の政治指導者や経済界、学会のリーダーやジャーナリストなど、2500人からなる人々で構成されている。

 

   2013年のWEFにおける特別分科会では、「自然・Xファクター」の分野に重点が置かれた。「Xファクター」とは、「宇宙のあらゆる場所に生命が実在する証明と発見が、人類の信念体系に及ぼす心理的影響について研究する」というものだ。これには、我々地球人が未だ理解していないUFOや超常現象なども含まれている。そしてこの特別分科会の中で、メドベージェフ首相がアメリカのオバマ大統領に対し、次のように宣言したという。

 

   「世界は、地球外生命体の実在の真相や、彼らを監視する秘密機関が存在することを知るべきだ。もし米国がそうした公式発表に加わらないのなら、我々クレムリンは独自に発表を行なう予定である」と。 これはロシア外務大臣の報告として、ロシア外務省が発信している情報なので、間違いのないニュースである。

 

   実はプーチン大統領は、以前から異星人の存在を公表しようと主張しているのだ。

   そして日本ではほとんど知らされていないが、ロシアではすでに情報開示が始まっている。2002年10月5日には、ロシアの政府機関紙『プラウダ』の公式サイトが、月面都市の写真を公表した。同紙は、火星のスフィンクスとピラミッドも公表している。

 

   また2013年2月10日には、国営ラジオ局「ロシアの声」で、チトフ記念宇宙実験センターのセルゲイ・ペレジノイ所長補が、「ロシア国防省の宇宙機器はUFOをコントロールできない」とする、地球外文明を認めるインタヴューを報道している。さらにペレジノイ所長補は、「地球外文明と戦えるだけの準備は今のところ我々にはない。そのような課題は我々には示されていないが、地球上および地球の周辺には、多くの問題が存在している」とも語っている。

 

   こうした発言や冒頭のメドベージェフ首相の発言も、プーチン大統領の意思に沿ったものだと考えられる。ロシアがこれほどまでに、「地球外生命体に関する事実の公表」にこだわるのは、ロシア国内ではしばしば、これまでにも異星人による脅威にさらされているという事実があり、もはや1国だけでそれに対応するのが難しくなっているということがあるようだ。

 

 

 

『図説 奇形全書』

マルタン・モネスティエ  原書房 1999/9

 

 

 

<両性具有>

・庶民の言葉や医学の俗語はときに、いくつかの用語を混同して使用しており、それがある種の人々の正確な呼び方を困難にしているため、その心身の特徴が誤って定義されている。ゲイはトランスセクシュアル(性転換症)と同一視され、ホモセクシュアルはアンドロギュヌス(両性具有)と混同され、ヘテロセクシュアル(異性愛)はヘルマフロディド(両性具有)と同一視され、ヘルマフロディドはしばしば疑似ヘルマフロディスムの意味で使われている。まず、それらの言葉の意味をきちんと定義しておく必要があると思われる。

 

<トラヴェスティスマン>

・トラヴェスティ(ゲイ)は、ホモセクシュアルであることはまれで、ただ女性のある形に自分を同化させたいという欲望を持っているにすぎない。ゲイの男性は決して自分を女性であるとは認識しておらず、ただ女性の形をまねているだけである。

 彼らの男性生殖器はまだ、他の男性と同様に性的欲望の中心になっている。ゲイの99パーセントが、ふだん、普通の男性のように行動しており、彼らの女性的な面を慎重に隠している。統計によると、公称のゲイのうち70パーセントが結婚しており、しばしば一家の父親になっている。

 

<ホモセクシュアリテ>

・ホモセクシュアルは、自分と同じ性の人しか性欲を感じない者である。

 

<ペデラスティ(男色)>

・古代ギリシアでは少年愛をこのように呼んでいた。今日、ペデラストはホモセクシュアルと同義で、男性の性的倒錯を示す。

 

<トランスセクシュアリテ>

・トランスセクシュアルな男性は、自分の男性的な性徴に対して深い恐怖心を抱いていることを特徴としている。トランスセクシュアルは女装するが、女性の服を着るだけでは満足できず、女性になりたいと心から思っている。その欲望にとりつかれるあまり、自分は、本当は女性で、自分の生殖器は自然の忌まわしい気まぐれにすぎないと、考えるようになることもある。そのため中には、女性の性的な外見を手に入れるために外科手術の助けを借りる者もいる。

 

<ヘルマフロディズム>

・ホモセクシュアル、トランスセクシュアル、トラヴェスティ、部分的な去勢以外に、自然が男性と女性の性的特徴を与えた様々な人々が存在する。彼らはアンドロギュヌスと呼ばれているが、これはギリシア語のアンドロ(男)とギュネ(女)から生まれた言葉である。

 いずれの人間の胚も、その中に、男女どちらの性にもなれる要素と可能性を持っている。この胚は女性になるのが自然の傾向だが、母親の体内で成長するあいだに、染色体の影響を受けて、同じ器官が卵巣ないしは精巣となるために、子供は男性か女性のいずれかの性へと成長する。

 

・染色体や生殖腺のホルモン異常といった様々なトラブルがおきると、このプロセスに混乱が生じ、成長が変化する。もちろん、男性と女性の完全な形のあいだには、様々な組み合わせが考えられる。話を簡潔にするため、ここでは三つの形が存在すると言っておこう。一つは「真正」ヘルマフロディスム、あとの二つは「疑似」ヘルマフロディスムである。

 

<真正ヘルマフロディスム>

・植物は一つの個体に二つの性が結合している。二枚貝やかたつむりや蛭といったいくつかの下等動物も、完全な雌雄同体で、自ら繁殖し種を再生産することができる。このような状態は、高等動物や人間では起こり得ない。せいぜい、一人の人間にペニスとヴァギナ、精巣と卵巣が備わっているのが見られる程度である。しかし、それらの人々はもちろん一人で子供を作ることはできないし、たとえ二つの器官が備わっていても、そのうち一つは機能しないことが多い。しかしながら、男女いずれとも性的関係を結ぶことのできた特別なアンドロギュヌスがいたことも、指摘しておかなければならない。

 

疑似ヘルマフロディスム

・日常語においてヘルマフロディトの名は、生殖器官が異常な形で発達したために実際の性に違和感をおぼえる人々に対して与えられている。実際のところ、それは疑似ヘルマフロディスムのケースである。これは男性にも女性にも存在する。内部の性的特徴ははっきりしているのだが、外性器は一見して反対の性のものである。たとえば、女性の場合、大きなクリトリスがペニスの形をしているとか、男性の場合は睾丸が未発達で変位しているため、陰嚢が二枚の葉のような形で結合し、大きな陰唇のように見えるといったものである。

 

ヘルマフロディト、伝説から現実へ

・男でもあり女でもある人間は、つねに、太古の昔から、見る者に衝撃を与え、古代人の想像力をかきたててきた。ヘルメスとアフロディテの息子である両性具有のヘルマフロディトスという有名なモデルにならって、二つの性が混ざり合っていることがはっきり認められる者をすべて、ヘルマフロディトと呼ぶようになった。

 

・ギリシアの伝説によると、ヘルマフロディトスは14歳で、カリアのハリカルナッソスへ旅立った。旅が終わるころ、ある泉で裸になって水浴をしていると、ニンフのサルマキスが彼に対して激しい恋心を抱いた。しぐさや愛撫などあらゆる方法で彼を誘惑しようと試みたのち、彼女はメルクリウスとウェヌスの二人の神に、二つの体を結合して一つの体にして欲しいと祈った。彼女の祈りは聞き届けられたが、そうしてできた人間は二つの性を持つようになった。のちに、その泉で水浴した者はすべて、同じような変身をとげたのだった。

 

・ギリシア神話には、このような男女両性を持つ人々がたくさん登場する。テーベの占い師テレシアスは、オイディプスが出生の秘密を知る手助けをするが、伝統に従って、男になったり女になったりする。神々もしばしば両性具有であった。たとえば、ディアロスはアンドロギュヌスであったし、アルセノテリスは男であり女であった。ギニスは女性的であったし、オルペウス教の創造主パネスも同様であった。ゼウスの精液から生まれたアドジヌティスは二つの性を持ち、バッカス、つまりギリシアのディオニソスのあだ名は「プセウダノル」、偽の男であった。

 

・人間のあいだにヘルマフロディトが存在する理由について、寓話作家のイソップは次のように書いている。人間の体を作っていたプロメテウスは、人間の性も決定していた。ある晩、彼は酔っ払ってバッカスの家からもどってくると、二つの性を与えてしまうなど、たくさんの取り違えをしたというのである。プラトンは『饗宴』の中で、大昔、人類には

アンドロギュヌスしかいなかったという仮説を立てた。

 

<両性具有者>

・神に起源を持つにもかかわらず、アンドロギュヌスは何世紀にもわたって様々な境遇を経験した。古代の民族の多くは、性別のはっきりしない子供を殺した。

 

<火刑台と修道院のあいだ>

・中世を通じて、あらゆる奇形に対して誤った考えと偏見が横行していたとしても、アンドロギュヌスに対する警戒心はとりわけ強かった。教会は彼らを悪魔のしわざと見ていたので、彼らの多くは宗教裁判にかけられ、処刑された。

 

・アンドロギュヌスがすべて公衆の面前で火あぶりにされることはなくなったとしても、複雑な法制度が確立されると、彼らはどうしても性を選ばなければなくなり、いったん性別が決まると、自然に反する行為は厳しく罰せられ、再犯の場合は死刑になることもあった。

 

<見世物のヘルマフロディト>

・このようにして、19世紀と20世紀初頭には、ショーや見世物小屋の舞台で、ヘルマフロディトがたくさん見られたし、今日でもしばしばヘルマフロディトと混同されるゲイのショーが人気を博している。

 ショーの興行主たちは口癖のように、彼らのいう「ふたなり」がいると、ショーは間違いなくあたると言っていた。

 

<ヘルマフロディトと愛>

・それらふたなりの中には、抗しがたい魅力を持ち、激しい恋心をかきたてる者もいる。

 ジョゼフ・ヒルトンはヘルマフロディトだったが、非常に魅力的だったため、アメリカ在郷軍人会のある老人が妻と子供を捨て、彼とともに暮らした。

 

 


念仏の教えが極楽浄土への往生という死後のものであるのに対し、法華経は現世利益を中心とするのが特徴で、聖徳太子以来、偉大な仏教者、為政者、そして一般庶民にまで広く信仰されてきた。(6)

2024-06-25 10:09:17 | 森羅万象

 

 

『世界不思議百科』

コリン・ウィルソン + ダモン・ウイルソン 青土社 2007/2

 

 

 

歴史と文化の黒幕 神秘の人びと

ブラヴァツキー夫人の奇跡

・1883年の初頭、ロンドンで『密教』と題する本が出た。たちまち評判になり第二版に入った。著者はアルフレッド・パーシー・シネット。髪の毛が後退しかけた痩身小柄な人物で、インドでもっとも影響力のある新聞「パイオニア」の編集長である。まずセンセーションの対象となったのは、第一ページに麗々しく出ているシネットの序文である。同書の内容は、チベットの山中深く住みほとんど永遠の長寿の「隠れた聖者たち」から得たものという断り書きだ。インドにおける大英帝国の代弁者とみなされる新聞の編集長が出した本だ。そこいらの「オカルト」狂いと無視するわけにはいかない。

 

・1880年の10月、シネット夫妻は評判のブラヴァツキー夫人を自宅に招待した。夫人は自分の知識の大部分は、ヒマラヤに住んでいる「隠れた聖者たち(隠れた首領)」から得たものだと彼に語った。

 

生来の「霊媒」

・生来の霊媒が存在するという前提を認めるとしよう。特殊な「魔力」を所有するか、またそれに所有されている霊媒だ。その前提に立てば、ブラヴァツキー夫人がその種の人間であることはまず疑いようがない。

 

心霊は存在するのか

・ブラヴァツキー夫人は、隠れた聖者たちという考え方の発明者ではない。これは、昔から「オカルト」に一貫した考え方である。

 

・オカルティストは、第一に比較的不完全な状態から、比較的高い肉体的および精神的状態へ進化の途中だという考え方を奉ずる。第二に、進化の過程のあらゆる段階は、この比較的高い状態へすでに達している「偉大なる知能者ヒエラルキー(階層)」により命令されるとオカルティストは考える。

 

超能力と進化

・ブラヴァツキー夫人は1891年に世を去るが、高度知能と接触したと信ずる「オカルティスト」(超自然現象に興味を持つ人という意味の広義)はその後も跡を絶たない。アリス・ベイリーは、ブラヴァツキー夫人の没後に神智学協会の有力メンバーになるが、シネットが言う「マハトマ」(「偉大な魂」の意)クート・フーミと接触したと自認する。神智学協会内の主導権争いにいや気がさした彼女は、1919年に別のグループを組織し、「ザ・ティベタン」(チベット人)という存在から口授されたと称する多くの書物を世に出した。

 

洞察力あふれる哲学者の相貌

・心霊調査協会の初期のメンバーの牧師ステイントン・モーゼスは、「自動筆記」の手段で、大量の筆記文書を残した。これは本人の没後、『心霊の教義』として出版される。モーゼスはこの抜粋を生前に『光明』という小冊子にまとめているが、自分の鉛筆を動かした心霊のなかには、プラトン、アリストテレス、旧約聖書のなかの予言者などと称するものがあると困惑を隠していない。

 

・1963年のアメリカのことである。ジェイン・ロバーツと夫のロブはウィジャ盤で実験を始めた。「ペイシェンス・ワース」にある程度影響を受けた。さまざまな人格が身元を明かしてメッセージを伝えてきた。やがて身元を「セス」と明かした人格が登場し始める。

 

・「セス」は『セスの資料』、『セスは語る』などの題の多くの本を伝授し続けた。本はいずれも素晴らしい売れ行きを示した。ジョイン・ロバーツの無意識の心の一側面であれ、または本物の「心霊」であれ、セスが高いレベルの知能の所有者であることを、これらの書物はまぎれもなく示している。

 

時代を越えて伝世されるオカルト教義

・20世紀のもっとも独創的な認識者の一人ゲオルギー・グルジェフは、青年時代の大半を「サームング修道会」というものの研究に捧げるが、後に世に出て、その基本教養を北ヒマラヤ山中の僧侶修道会から授かったと唱えた。

 

・しかし、グルジェフの高弟P・D・ウスペンスキーは著書『奇跡を求めて』で次のように述べる。「グルジェフの『精神現象的』教義の背景にはきわめて複雑な宇宙体系がある。これは教義そのものには明確な関連性を欠くもので、グルジェフ自身の独創によるものではないと考えられる」。

 

・この宇宙論をさらに詳述したものに、もう一人の高弟J・G・ベネットの4巻本の『劇的宇宙』がある。同著は次のような確信から出発する。「宇宙にはデミウルゴスという1クラスの宇宙要素がある。これが宇宙秩序の維持を司る。このデミウルゴス知能は、人間の生涯をはるかに超えた時間スケールに対して作用を及ぼす」(訳注:デミウルゴスはプラトンが世界の創造者と考えた概念で、キリスト教的グノーシス派もこの神を認めている)。

 

・デミウルゴスは、なにか新しくかつ生起原因のないものを世界のプロセスへ導き入れる点では、人間よりもはるかに大きな力を所有している。しかし、決して誤らないわけではない。デミウルゴスの主な仕事は「生命のない原初から世界の進化を導くこと」だが、「時には実験と試行を繰り返し、時には誤謬をおかして元に戻り、海から生命が発生して陸の動物が存在を開始すると前方への大跳躍を行なった」。ベネットは次のようにも付け加えている。「グルジェフ師はデミウルゴスを『天使』と呼んでいるが、この言葉には多くの連想があるので使用を避けることが望ましい」。

 

文化の進展と地球の進化

 ・あまたの世紀にわたって東方には不思議な言い伝えがある。どこか隠れた土地、中央アジアの高地地方と考えられているが、異常な力を所有する一群の人が存在しているという。この中心部は、少なくともある面では、世界の秘密政府として振る舞っている。

 

・この言い伝えの一部は十字軍時代に西方に伝えられている。1614年には薔薇十字団の装いで出現する。19世紀にはブラヴァツキー夫人とフランスの外交官ジャコリオによりヴァリエーションを加えて再登場する。英国では作家タルボット・マンディがこれに続き、最近では1918年のモンゴルの旅行家オッセンドウスキーがいる。

 

・この言い伝えの神秘の土地シャングリラでは、一部の人は、通常の人間の状況を越えて進化し、この惑星を越えた力の統治者として行為している。下のほうの階級は、東方でも西方でも、それと気づかれることとなく普通の人と混じりあって生活し、歴史の重要局面では必要な結果を得るために努力し、地球の進化全体を太陽系の事象と歩調が揃うよう維持している。

 

「隠れた首領」という知能

・「隠れた首領」という表現を初めて用いたのは『劇的宇宙』におけるベネットその人である。キャンベルはこの本のテーマを次のように要約している。

 

 人類の長い物語を書くのは、人間自身の知能よりもはるかに偉大な知能である・・・地球上のこのプロセスを司るのは、『隠れた首領』と呼ばれる知能である。これは、オカルト伝承では個体(たとえば、「統治者」、「古代者」など)として象徴されるレベルに対応する。また、これはデミウルゴスのレベルまたはそのすぐ下のレベルにも相当する。

 

・人類全体に対する行為と並行して、執行者およびその直属者は、個々の人間の意識レベルの向上に関する地域的な行為も司る。

 特に選ばれたこの種の普通人は、執行者の作業への参加資格を望むこともある。この資格認定のプロセスは、マグナム・オーパス、すなわち「大事業」である。これは進化全体の潮流に合わせた緩やかな上昇とは対照的な高レベルへの垂直的上昇である。

 

 

 

『世界史と西洋占星術』

ニコラス・キャンピオン  柏書房   2012/8/1

 

 

 

19世紀  神智学的啓蒙主義

・アリス・ベイリーは、教会の日曜学校で教師をしていて、後に熱心な神智学者となった。彼女の関心の多くは、シュタイナーと共通するものである。彼女はまた、シュタイナーと同じ秘教主義のキリスト教徒であ

 

り、スコットランドからアメリカ合衆国に移った後、神智学協会でその名を知られるようになった。彼女は、やがて、ブラヴァツキー夫人に秘伝の教理を伝えたとされる「アセンションした指導者たち」なる神秘的な存在と、自分もコンタクトをとることができると主張し、それが一因で人々の反感を買うようになってしまう。ベイリー御用達のスピリチュアルな指導者(導師)とは、通称「チベット人」といわれ、占星術的な黙想や、その書き物の大半を彼女に口述筆記させる存在だった。

 

・しかしながら、ブラヴァツキーを研究することに一生を捧げ、ベイリーに語りかける導師たちのささやきをそれまで一言も聞いたことがなかった神智学者たちにとって、彼女の主張は、我慢ならないものだった。そこで、ベイリーは、潔く静かに協会から離れ、今度はアルカン学派という新学派を、自ら始めたのだった。その出身者には、著名なイタリアの精神科医で、精神統合の礎を築いたロベルト・アサジリオ(1888-1974)や、20世紀もっとも大きな影響を与えたアメリカの占星術師、ディーン・ルディア(1895-1985)がいる。

 

 ・ベイリーの占星術も、シュタイナーに匹敵するくらい独特である。例えばそれは、月を「死んでいる」ととらえ、何の有効性も見出さない。また、「ヴァルカン」のような、実在しない架空の惑星の存在を前提とし、霊的な存在の水準を示す「レイ(光線)」をもちいる。彼女の占星術は、その厳密さゆえ、それを受け継ぐ者はほとんどいなかった。こうした彼女の占星学よりも重要なのは、彼女が、水瓶座時代――そして、ニュ―エイジ――の本質、そして、それが切迫したものであることを、繰り返し雄弁に説明し続けたことによってもたらされた、占星術世界全体への影響である。

 

 ・ベイリーは、シュタイナーと同じく、地球規模の危機が目前に迫っている、というような、終末論的な占星術の考え方に深く傾倒していた。そして、「水瓶座」の同義語として「ニューエイジ」という言葉が人口に膾炙するようになったのは、彼女のお蔭である。彼女にとって「水瓶座時代」と「ニューエイジ」というふたつの言葉の概念は、同一のものだった。

 

 ・春分に、水瓶座の星座の星から太陽が昇り――それは20世紀の終わり頃だろうと彼女は考えていた――ニューエイジ(新しい時代)が幕開ける。そうして、世界は、純粋なる霊へと回帰し始めるのだ。彼女は、心からそう信じていた。彼女はいつもの漠然とした調子でこう書いている。「人類が、その《意志をひとつにすること》によって、世界の状況に決定的な影響を与える時が刻々と迫っています。このことは、進化の過程が成功し、精神が開花することの帰結なのです」と。

 

 

 

『トランス・ヒマラヤ密教入門』3巻 意識の変化

アリス・A・ベイリー  (アルテ)  2008/9

 

 

 

ディヴァチャン(天国)

・ディヴァチャン。低位様相からの分離に後に魂が入る、二つの地上生活の合間の中間状態。

 

 ・濃密な肉体とエーテル体から完全に分離した瞬間から、そして過去の過程が始まったとき、人は過去と現在を認識している。また、除去が完了した魂との接触が生じ、マナス媒体が崩壊するとき、人は直ちに未来を認識する。なぜなら、予言能力は魂意識の財産であり。人間は一時的にこの財産を共有するからである。したがって、過去と現在と未来は一つのものとして見られる。「永遠の今」の認識が、転生から転生へと連結する再生誕の過程の間に徐々に発達する。これがディヴァチャンと呼ぶことができる(進歩した人間の正常な状態を特徴づける)意識状態である。

 

 敷居の住者

・弟子が生命の門に近づくまで、敷居の住者がイリュージョンとグラマーの霧の中から現われることはない。弟子がイニシエーションの入口の微かなきらめきとその扉の側で待ち構える臨在の天使に体現される二重性の原理を把握できるようになる。現在のところ、私の言葉はあなた方にとって将来の状態と出来事を象徴的に表現しているだけであるが、右側に天使、左側に住者で表わされる相反する対をなすものの象徴の間に完全に意識して立つ日が必ず訪れる。そのときに、あなた方の人生の場が長きにわたって戦ってきたこの二人の対立者の間を真っ直ぐに突き進む強さがあなた方に与えられますように。そして、この二人が一人として見られる臨在へと入り、生命と神性しか知らなくなりますように。

 

 

 

『「宇宙人と地球」の超真相!』 

工学博士 深野一幸  (徳間書店)   1997/10

 

 

 

オスカー・マゴッチの「深宇宙探訪記」の分析(宇宙の霊的存在)

・「宇宙の霊的存在」 肉体を持たない様々な意識体(霊的生命体)を、マゴッチの情報で分類してみると。

 

1、 ガーディアン(守護神)―昔、人間であったが、霊的に進化し、霊的存在となった。人間世界の指導をしている。

 

2、 アセンディド・マスター(高級教師)ガーディアンより、さらに進化した霊的存在の生命体。7人存在し、7色の虹のように輝いている。第7密度であり。7次元にいる。

 

3、 創造主(偉大な潜在界)さらに上位には、金白色のとてつもなく大きな光で全てを包含する存在がある。グレート・マニフェスト(偉大な潜在界)と呼ばれている。神・宇宙意識などとも呼ばれる。

 

4、 コズミック・トラベラー(宇宙の旅人)-ガーディアン委員会の下で、ガーディアン委員会の特命事項を遂行する宇宙人。ガーディアン委員会の代理人であり、実行部隊の隊長である。5次元(第5等級)に存在する肉体を持った人間になったり、目に見えない透明な人間になったりすることができる。宇宙人のクェンチンは、コズミック・トラベラーの一人である。

 

その下に肉体を持ち進化した宇宙人(人間)がいる。肉体を持つが、地球人の目には見えない。3次元及び4次元に住む。地球人は、波動が低い3次元世界に住む。霊的に向上すると波動が上がり、レベルが上がる仕組みになっている。

 

 

 

『世界不思議大全』

 泉保也 GAKKEN   2004/6

 

 

 

<パリの「薔薇十字団」

完全なる世界の創造を目指した超人集団の謎

・あらゆる魔術的叡智を体得し霊眼を開く

 

・人間の姿をとって物質界に現れた高次の霊的存在のローゼンクロイツ

 

<パリが興奮し時代の英傑が入団を希望した薔薇十字団>

目に見える姿と目に見えない姿で、当市内に存在している

団員は天の周辺に住む神的な一団である。彼らは、分身の術を備えていて、意のままに姿を変えて現れることができる。また彼らは、自分の望む場所に移動することもできる。その他、団員は占星術によって地震を予知したり、都市の疫病の流行を遅らせたり、空中を歩いたり、どんな病気でも治すことができる。

 

・ヨーロッパ世界には、そうした超能力を持つミステリアスな人物に出会ったという説が無数に残っているのだ。

 

・17世紀の前半期、ヨーロッパに大旋風を巻き起こした薔薇十字団は、1648年頃、再び忽然とその姿を消してしまう。

 

 

 

『世界百不思議』 UFOスペシャル

『週刊 世界百不思議』     講談社MOOK   2010/8/10

 

 

 

 エハン・デラヴィ氏が語るエイリアンは異次元の“意識体”

・多くの人がUFOを異星人の乗り物だと考えています。確かにそうした面もありますが、UFOの90%は非物質的なるもの多次元を移動する意識体なのです。

 

・私達が、生きる3次元世界は、いわゆる“意識の世界”である5次元という時空に取り囲まれており、非物質的UFOはそうした異なる次元を移動するため、空間が歪むのだという。

 

・彼は、UFOの90%は異次元の存在だとしながらも、非物質的なUFO、エイリアンの存在を認めている。

 

・特に、20万年前に地球上で人類が突然進化した背景には、異星人による遺伝子操作があったとしか考えられないと主張する。

 

 セドナー全米一のパワースポットで巨大な三角UFOが!

・私(フォト・ジャーナリスト)は、過去、幾度かUFOらしき物体を見てきたが、2006年にアメリカ、アリゾナ州セドナで見たUFOは、それまで見たいかなるUFOとも違う、強烈なものだった。

 

・ある番組の取材で、地元のUFO研究家、トム・ドンゴ氏とUFOウオッチングをしていた時のことだ。

 

・振り向くと、遥か先の上空に赤い光を放つ三角形のUFOがぽっかりと浮かんでいた。

 

・居合わせた全員が目撃したが、現場は興奮というより、ほとんど唖然とした空気に包まれた。その物体があまりにも巨大だったからだ。物体が見えたのは、50キロメートル以上の先の上空、飛行機なら豆粒に見える距離だが、それは少なくとも全長1キロメートルあろうかという巨大さで、私は、自分の視覚に自信を失ったように感じたほどだった。物体は1分ほどして、上空に吸い込まれるようにして消えた。

 

・しばらくの間、私は、自分の見たものが信じられなかった。しかし、数日後、ニュースを見ていると、セドナ近郊で再び巨大なUFOの目撃事件があり、その時の目撃者は、「物体の大きさをサッカー場ほど」と表現していたことを知った。やはり目の錯覚ではなかったのだ。

 

・最近全米で目撃が続くこの三角型UFOは、新たな軍事兵器だという説もある。しかし、人間の手によるものとは到底信じられない大きさだ。それは明らかに人間の理解を超えた、何かだったのだ。

 

 

 

『地球一切を救うヴィジョン』 超予測2012

―なぜこの宇宙に「日本というひな型」が作られたのか

白峰   徳間書店    2008/12

 

 

 

 フリーメーソンを操るイルミナティ、さらに奥の院のサンヘドリン

・「サンヘドリン」というのは、もともとはユダヤ人の最高評議会を指す言葉ですが、いわゆる闇の権力のトップに君臨している存在が、サンヘドリンというコードネームで呼ばれています。これはメーソンの人でも分からないんです。サンヘドリンは別格なんですね。

 

・いわゆる「300人委員会」の上位で、「ゴールデン・ドーン」(黄金の夜明け団)と呼ばれる霊能者や宇宙とつながっているチャネラー、魔女軍団がいます。男性も入っていますよ。彼らの正体は宇宙存在のエイリアンで、おおむね8人は西洋人で、あとの5人は世界から選ばれる。極東からは定員が3人とか数が決まっています。

 

・来日したことのあるアリゾナ・ワイルダーさんは、イルミナティの儀式では「母なる女神(マザーゴッデス)」と呼ばれる女性で、司祭的な役割を果たしてられたといいます。上と下をつなげる役割のほうの巫女さんなんです。彼女は、宇宙存在を実際に見ているし、グレイ(巨大な頭部の異星人)にも会ったし、巨人族とも会っているといいます。

 そうしたメンバーたちが世界を動かすにあたっては、神々から啓示を受けて自動書記をするような儀式があるんです。

 

・西洋でもルシファーは堕天使とかサタンとか言われています。けれども、実はルシファーは光明の存在なんですね。秘密結社のイルミナティが信仰対象としています。その一方で、フリーメーソンでは、ルシファーを世の中を制裁する神としてとらえている。

  この制裁の神というのは、日本で言えば、閻魔大王であったり、死神であったり、それから国常立神(くにとこたちのかみ)もそうですね。結局、世の中を清めて建てかえる。

 

アヌンナキとか異星人による地球文明創成説は、実はフリーメーソンじゃなくてイルミナティの方なんです。

  イルミナティとフリーメーソンは同じものだと勘違いされるけれども、まるっきり違うんです。ヨーロッパの貴族社会の構成メンバーのほとんどはイルミナティです。フリーメーソンには中世、近代以降の歴史しかない。それ以前の歴史はないんです。アトランティス、レムリアの時代から、イルミナティは存在しましたけれども、フリーメーソンは比較的新しいのです。

 

古代のキリストの歴史とか紀元前の歴史とかを調べても「フリーメーソン」という言葉は存在せずに「イルミナティ」が存在するんですね。

 

 

 

『UFOとアセンション』

直前に迫った2012年の地球激変とホピ族の終末大予言

中丸薫    Gakken    2010/2/10

 

 

 

UFO体験

・もちろん、セドナ(アリゾナ州)に着いたらすぐに、ホピ族が住む居留地へ直行した。ところがその途中―砂漠の中で自動車を走らせている私に、ある神秘体験が起こる。

 ふと気がつくと、頭の上のほうから、なにやらテレパシーらしきものが感じられたことだ。

 

・なにしろ、頭の中に直接、言葉が響いているのだ。あまりにも不思議な感覚に驚いて、ふと窓から空を見あげると、なんとUFOが滞空しているではないか!

 そして私の頭の中に、「アシュター・コマンド・・・・」という言葉が聞こえてきた。

 

出会いの連鎖

・ちなみにアシュター・コマンドというのは、現在、地球周辺の宇宙空間に滞空しているUFO艦隊の司令官アシュターならびに、主サナンダ・クマラという霊的な導きの下に存在する「光の偉大なる聖職者団(グレート・ブラザー/シスター・フッド)」の空挺部隊のことである。彼らは、2012年のアセンションに向けて、地球上にさまざまなメッセージをテレパシーで送っている。

 

クエンティンさんとのコンタクト

・念のために書いておくと、彼(クエンティン)は決して私の妄想や空想の人物などではない、たとえば、私以外にも、オスカー・マゴッチというカナダのトロント在住の人物が著したUFO搭乗と異星人とのコンタクト記録『オスカー・マゴッチの宇宙船操縦記』にも登場している。

 

・なお彼の書の中ではクエンティンさんは、自らを「コズミック・トラベラー=宇宙の旅人」と称し、ある重大な使命を果たすためにいくつかの領域や多次元宇宙を自由に移動する存在:と説明している。

 

地底世界

・高僧アダマによれば、地底には人類が知らないもうひとつの「世界」があるという。

 テロスは、そんな地底世界の都市のひとつで、現在、150万人以上の人々が永遠の平和と繁栄のもとに暮らしている。これはかっては失われた大陸レムリアのコロニーのひとつであり、12人のアセンディッド・マスターからなるカウンシル(評議会)と、そのひとりである高僧アダマによって結成されている。

 

光の地底都市は、なんと2500以上もあり、それぞれの都市は、「アガルタ・ネットワーク」と呼ばれる光のネットワークで統合されている。テロスの位置は、地表から1.6キロもの地中だ。

 さらに地底世界で最も優勢な都市は「シャンバラ」と呼ばれ、地球のまさに中央―「空洞地球」-に位置している。ちなみにここへは、北極と南極に存在する「穴」からアクセスが可能になっている。極地にあるとされる有名な空洞地球への入口は、実はこの「シャンバラ」への入口なのである。

 

・この「地球製」UFOは「シルバー・フリート(銀艦隊)」と呼ばれ、空洞地球世界の都市アガルタで製造されている。空洞地球にはこのUFOを格納する倉庫があり、地上との行き来もまったく自由にできるようになっているのだ。

 

ミリアムのUFO体験

・路上に出ると彼女は、そこに身長1メートルほどの小さい異星人らしきものがいることに気付いた。なぜか恐怖はまったく感じなかったという。彼女は、ごく自然にその異星人に手を引かれ、導かれた。そして、気がつくとUFOに乗せられていたのだ。

 UFOの中には、さっきの異星人らしき人物とはまったく違って、身長が2メートルはあろうかという大きな異星人がいた。ただ、こちらの異星人は、金髪で青い目をしていた。

 ちなみにこの長身で金髪碧眼という北欧のヨーロッパ人のような外観は、アンドロメダ星雲の人々の特徴でもある。

 私が、「じゃきっと、アンドロメダの人でしょう?」というと、ミリアムは、「そうかもしれませんね」と言っていた。

 そのとき、「アンドロメダ星人」は、なぜか彼女にホピ族について語りかけてきた。

  

 

(2017/4/12)

 

 

 

『死後の世界の観光案内』

ひろさちや   ごま書房   1983/5

 

 

 

 

天上界めぐり  美酒をくみ天女と遊ぶ虹の快楽園――

<須弥山の中腹から天上界は始まる>

・天上界は、世界でいちばん高い山“須弥山”の中腹から始まる。山頂までの天上界が“地居天”であり、それより上の“空居天”は天空にポッカリ浮かんだ空中都市である。天人は何百万年ものあいだ快楽をほしいままにできるが、やがて来る臨終の苦しみは、地獄の辛苦にもまさる。

 

・むかしヒットした『帰ってきた酔っぱらい』という歌に「天国よいとこ、一度はおいで。酒はうまいし、ネエちゃんはきれいだ」との文句がありましたが、天上界はまさにそのような世界です。

 

・天上界は、須弥山の中腹から始まります。ここを地居天(じごてん)と呼びます。「地つづきの天界」という意味です。同時に、仏教で天という場合には天人をも意味します。だから「地居天」は、そこに住む天人も指しています。高山に住んでいる仙人のようなものだと思えばいいでしょう。だが、仙人はあくまで人間ですが、地居天は天人です。そこが本質的にちがいます。天人のなかでもいちばん下界にちかい天人だから、いくぶん人間に近いのです。

 

・アラビアン・ナイトにでてくる魔法のじゅうたんのように空中に浮かんだ大地です。そこが天上界であって、空居天はそこに住んでいるのです。

 

天上界は、下から数えて6つめの天までを欲界といいます。ここに住む天人たちは六欲天と呼ばれ、食欲や性欲など人間と同じ本能を持っています。当然、天女とのセックスもあります

 

<33人の天神が住む霊峰登山>

<須弥山の高さは海抜80万キロ>

・地球から月までの平均距離が38万4400キロです。須弥山の高さの約半分です。ということは、そこから天上界が始まるという須弥山の中腹とは、地球から見る月の高さということになります。

 

・須弥山の須弥は、インド語の「シュメール」からきています。

 

四方の世界を守る四天王を見る

・下天は、字の示すとおり天上界のいちばん下にあります。ここには四天王が住んでいます。四天王は、東西南北の四方の世界を守護する天の武将です。東方を守る持国天、南方を守る増長天、西方を守る広目天、北方を守る多聞天、これが四天王です。多聞天には毘沙門天の異名があります。彼は仏法の道場のガードマンとして、いつも説法を聞いていたので、その名がつけられたのです。彼が四天王のなかではリーダー格です。

 

・四天王の住まいは4階建てです。四天王とその身内は最上階のフロアーに住んでいます。下の3つの階には四天王の部下が住んでいます。部下たちはこのほかに、須弥山近くの持双山などの7つの山脈をもち、山持ちで裕福な暮らしをしています。

 

・なにしろ、いちばん狭い4Fでさえ、部屋の端から端まで行くのに、東京――リオデジャネイロ間の距離が1万8000キロですからその1万倍もあることになります。

 天上界めぐりには、気宇壮大な気持ちで臨んでください。娑婆のコセコセした物差しでは、とても天上界の雄大さは理解できません。

 たとえば、天上界もやがては死を迎える世界なので老人問題はあります。しかし、老人の範囲が人間界とは大きくちがうのです。下天界の天人の寿命は、天上界時間での平均5百歳です。5百歳と聞いて驚くのはまだ早いのです。下天の一昼夜は人間界の50年ですから、この5百歳は、わたしたち人間界の時間では、9百万年余にあたります。これでも天人のなかではもっとも短命なのです。

 

忉利天(とうりてん)フーテンの寅さんの守り神、帝釈天に出会う

・下天の上には“忉利天”があります。忉利天は須弥山の頂上にあります。したがって、そこはまだ地つづきの天界、地居天です。

 ここには、33人の代表的な天人が住んでいます。だから忉利天は別称“三十三天”ともいわれています。

 

三十三天のなかでの有名人は帝釈天です。帝釈天の住居は、須弥山の頂上、忉利天の真ん中にある城です。城の名は善見城。999の門があり、各門には、16人の青い衣をまとった鬼神がいて城を守っています。

 

空居天  弥勒菩薩の住まいは空中に浮かんでいる

・巨大な空飛ぶじゅうたん、いや空中に浮かぶ大陸である空居天は、4層からなっています。下から夜摩天、兜率天(とそつてん)、楽変化天、他化自在天の四天です。

 

・夜摩天と聞いて、天上界にくるほどの人なら、きっと思いだすでしょう。そうです。あの冥途コースでの第5の裁判官、閻魔さんのインド名が“ヤマ”でした。ヤマは人間第1号でした。だから彼は死者第1号になって、死者の国の王となり、そこは当初は天上の楽園であったと、まえに説明しました。その彼の楽園は、彼が閻魔王として地獄の世界に出向したあとも、りっぱに保存されていたのです。それが夜摩天です。

 

・空居天のうちもっとも下層の夜摩天にはかつてエンマ大王(閻魔大王)が住んでいた。

 

夜摩天の上にある天界が兜率天です。都史多天(としたてん)とも呼ばれます。ここは、将来、仏になるべき菩薩の住まいです。仏教の開祖、釈尊は、釈迦国のシッダッタ太子となって誕生されるまえには、この兜率天に住んでいられたのです。ここから六牙の白象に姿を変えて出発し、釈迦国の浄飯王の妃である摩耶夫人の胎内に宿られ、やがて太子となって人間界に出生されました。

 

・いま兜率天に弥勒菩薩が住んでいます。

 

・兜率天の上にあるのが、楽変化天です。「ここに生まれたものは、みずから楽しい境遇をつくり楽しむ。人間の8百歳を一日とし、寿8千歳にいたる」と天上界ガイドには書かれています。このさらに上にあるのが、他化自在天です。この天では、「他の下位の天で楽しみをなすを見て、それを借りて楽しむ」のです。

 

・ひとの楽しみはわがものとする、というぐっと高尚な境地なのです。ここの一昼夜は人間界の1600年に相当するので、なにも自分からガツガツと楽しむ必要などないのです。以上、下天から他化自在天まで6つの天を見てきましたが、これら六天は、六欲天の名のとおりに、人間と同じように快楽を求める世界です。

 

・仙人の超能力の種類……先に述べたように帝釈天は仙人の妻を犯し、大変な目にあうが、それは仙人が神通力という超能力の持ち主だからだ。神通力には6つある。①自由に望むところに行ける神足通②見えないものを見る点眼通③聞こえない音声を聞く天耳通④他人の考えていることがわかる他心通⑤自分および他人の過去の生存状態がわかる宿命通⑥煩悩を断ち切って迷いの世界にふたたび生まれないことを悟る漏人通がある。

 

<天上界の子ども>

・子どもは膝の上に生まれるのです。それも「まったく速やかに」です。どうして生まれたばかりの赤ん坊が、膝の上に乗るのか、という当然の疑問がわいてきますが、じつは不思議はないのです。四天王とその部下たちが住む下天では、子どもは5歳の姿で誕生してきます。三十三天の住む忉利天では6歳、夜摩天では7歳、兜率天では8歳、他化自在天では9歳の姿で生まれてきます。だから、誕生の瞬間、すでに膝の上にあってもおかしくはないのです。上の天の子は生まれながらにして下の天の子より上級生なわけです。

 

・天上界も上にいくにしたがって、煩悩離れが進みます。夜摩天では、相手を軽く抱くだけで、煩悩を離れます。楽変化天ではほほえみ合うだけで、他化自在天では見つめ合うだけでスッキリしてしまうのです。シツコイ人がきらわれるのは、天上界でも同じです。

 


念仏の教えが極楽浄土への往生という死後のものであるのに対し、法華経は現世利益を中心とするのが特徴で、聖徳太子以来、偉大な仏教者、為政者、そして一般庶民にまで広く信仰されてきた。(5)

2024-06-25 10:07:23 | 森羅万象

 

『最終戦争論  戦争史大観』

石原莞爾    中央公論社  1993/7/10

 

 

 

<最終戦争論>

・昭和15年5月29日京都義方会に於ける講演速記。

 

戦争史の大観

決戦戦争と持久戦争

・戦争は武力をも直接使用して国家の国策を遂行する行為であります。今アメリカは、ほとんど全艦隊をハワイに集中して日本を脅迫しております。どうも日本は米が足りない、物が足りないと言って弱っているらしい、もうひとおどし、おどせば日支問題も日本側で折れるかも知れぬ、一つ脅迫してやれというのでハワイに大艦隊を集中しているのであります。つまりアメリカは、かれらの対日政策を遂行するために、海軍力を盛んに使っているのでありますが、間接の使用でありますから、まだ戦争ではありません。

 

・戦争本来の真面目は決戦戦争であるべきですが、持久戦争となる事情については、単一でありません。これがために同じ時代でも、ある場合には決戦戦争が行なわれ、ある場合には持久戦争が行なわれることがあります。しかし両戦争に分かれる最大原因は時代的影響でありまして、軍事上から見た世界歴史は、決戦戦争の時代と持久戦争の時代を交互に現出して参りました。

 

・戦争のこととなりますと、あの喧嘩好きの西洋の方が本場らしいのでございます。殊に西洋では似た力を持つ強国が多数、隣接しており、且つ戦場の広さも手頃でありますから、決戦・持久両戦争の時代的変遷がよく現われております。日本の戦いは「遠からん者は音にも聞け……」とか何とか言って始める。戦争やスポーツやら分からぬ。

 

最終戦争

・単位は個人で量は全国民ということは、国民の持っている戦争力を全部最大限に使うことです。そうして、その戦争のやり方は体の戦法即ち空中戦を中心にしたものでありましょう。われわれは体以上のもの、即ち4次元の世界は分からないのです。そういうものがあるならば、それは恐らく霊界とか、幽霊などの世界でしょう。われわれ普通の人間には分からないことです。要するに、この次の決戦戦争は戦争発達の極限に達するのであります。

 

戦争発達の極限に達するこの次の決戦戦争で戦争が無くなるのです。人間の闘争心は無くなりません。闘争心が無くならなくて戦争が無くなるとは、どういうことか。国家の対立が無くなる――即ち世界がこの次の決戦戦争で一つになるのであります。

 これまでの私の説明は突飛だと思う方があるかも知れませんが、私は理論的に正しいものであることを確信いたします。戦争発達の極限が戦争を不可能にする。

 

・この次の、すごい決戦戦争で、人類はもうとても戦争をやることはできないということになる。そこで初めて世界の人類が長くあこがれていた本当の平和に到着するのであります。

  要するに世界の一地方を根拠とする武力が、全世界の至るところに対し迅速にその威力を発揮し、抵抗するものを屈伏し得るようになれば、世界は自然に統一することとなります。

 

・一番遠い太平洋を挟んで空軍による決戦の行われる時が、人類最期の一大決勝戦の時であります。即ち無着陸で世界をぐるぐる廻れるような飛行機ができる時代であります。それから破壊の兵器も今度の欧州大戦で使っているようなものでは、まだ問題になりません。もっと徹底的な、一発あたると何万人もがペチャンコにやられるところの、私どもには想像もされないような大威力のものができねばなりません。

 

飛行機は無着陸で世界をグルグル廻る。しかも破壊兵器は最も新鋭なもの、例えば今日戦争になって次の朝、夜が明けて見ると敵国の首府や主要都市は徹底的に破壊されている。その代わり大阪も、東京も、北京も、上海も、廃墟になっておりましょう。すべてが吹き飛んでしまう…。それぐらいの破壊力のものであろうと思います。そうなると戦争は短期間に終わる。それ精神総動員だ、総力戦だなどと騒いでいる間は最終戦争は来ない。そんななまぬるいのは持久戦争時代のことで、決戦戦争では問題にならない。この次の決戦戦争では降るとみて笠取るひまもなくやっつけてしまうのです。このような決戦兵器を創造して、この惨状にどこまでも堪え得る者が最後の優者であります。

 

・もう一つは建設方面であります。破壊も単純な破壊ではありません。最後の大決勝戦で世界の人口は半分になるかも知れないが、世界は政治的に一つになる。

 

・そこで真の世界の統一、即ち八紘一宇が初めて実現するであろうと考える次第であります。もう病気はなくなります。今の医術はまだ極めて能力が低いのですが、本当の科学の進歩は病気をなくして不老不死の夢を実現するでしょう。

 

・それで東亜連盟協会の「昭和維新論」には、昭和維新の目標として、約30年内外に決勝戦が起きる予想の下に、20年を目標にして東亜連盟の生産能力を西洋文明を代表するものに匹敵するものにしなければならないと言って、これを経済建設の目標にしているのであります。その見地から、ある権威者が米州の20年後の生産能力の検討をして見たところによりますと、それは驚くべき数量に達するのであります。詳しい数は記憶しておりませんが、大体の見当は鋼や油は年額数億トン、石炭に至っては数十憶トンを必要とすることとなり、とても今のような地下資源を使ってやるところの文明の方式では、20年後には完全に行き詰まります。この見地からも産業革命は間もなく不可避であり、「人類の前史将に終わらんとす」るという観察は極めて合理的であると思われるのであります。

 

仏教の予言

・仏教、特に日蓮聖人の宗教が、予言の点から見て最も雄大で精密を極めたものであろうと考えます。

 

・しかしお釈迦様は未来永劫この世界を支配するのではありません。次の後継者をちゃんと予定している。弥勒菩薩という御方が出て来るのだそうです。そうして仏様の時代を正法・像法・末法の三つに分けます。正法と申しますのは仏の教えが最も純粋に行われる時代で、像法は大体それに似通った時代です。末法というのは読んで字の通りであります。それで、お釈迦様の年代は、いろいろ異論もあるそうでございますが、多く信ぜられているのは正法千年、像法千年、末法万年、合計1万2千年であります。

 ところが大集経というお経には更にその最初の2500年の詳細な予言があるのです。

 

・そして日蓮聖人は将来に対する重大な予言をしております。日本を中心として世界に未曾有の大戦争が必ず起る。そのときに本化上行が再び世の中に出て来られ、本門の戒壇を日本国に建て、日本の国体を中心とする世界統一が実現するのだ。こういう予言をして亡くなられたのであります。

 

結び

・今までお話しして来たことを総合的に考えますと、軍事的に見ましても、政治史の大勢から見ましても、また科学、産業の進歩から見ましても、信仰の上から見ましても、人類の前史は将に終わろうとしていることは確実であり、その年代は数十年後に切迫していると見なければならないと思うのであります。今は人類の歴史で空前絶後の重大な時期であります。

 

《解説  五百旗頭 真》

原体験としての日露戦争

・多感な十代半ばの時期に、軍人の卵たる仙台幼年学校の生徒として目撃し体験した日露戦争こそは、石原の生涯のメインテーマを決定した。

 

・石原にとって日露戦争は、国家の存立と偉大さのために身命を捨て一丸となって戦うナショナリズム原体験だったのである。

だが、それは何という悲惨さだったことであろうか。

 「銃後の生活は日一日と苦しさの度を加え、至る所に働き手の不足と物資の欠乏とがめだってきていた。仙幼校においても、もはや炊事夫や小使までが次々と招集されてゆき、……兵舎内はもう老兵ばかりだ。……そして教練には銃はもちろん木銃さえが少ない。軍服も靴も少なく、全く人も物も一切が瀬戸際に立っていた」。

 

この追いつめられた第2師団の銃後体験のなかで、石原は「負けるのではないか」と思わずにはおれなかった。軍人石原も、軍事理論家石原も、国防政策家石原も、実はこの危機認識から出発するのである。本書収録の石原軍事学の自伝ともいえる「戦争史大観の序説(由来記)」の冒頭の一文がかくて生まれる。

 「私が、やや軍事学の理解がつき始めてから、殊に陸大入校後、最も頭を悩ました一問題は、日露戦争に対する疑惑であった。日露戦争は、たしかに日本の大勝利であった。しかし、いかに考究しても、その勝利が僥倖の上に立っていたように感ぜられる。もしロシアが、もう少しがんばって抗戦を持続したなら、日本の勝利は危なかったのではなかろうか」。

 

戦争進化・終末論

・石原の「最終戦争論」は、マルクスの共産革命史観やヒットラーの人種淘汰史観などとともに、現代史が生んだ世俗的終末論である。

  キリスト教の母胎となったユダヤ教は、典型的に終末論の構造を示す。原初の楽園における人類の幸福な生活が原罪によって失われ、苦難の歴史を歩むが、やがてメシアが現れて救いを示す。「改心せよ、神の国は近づいた」との終末論的呼びかけがなされるのである。この宗教上の終末論の構造が、マルクス主義においては現実の歴史に適用され、原始共産主義→階級闘争と収奪→共産革命による国家権力の死滅、という世俗的終末論が説かれるのである。弁証法的ダイナミズムを内蔵したユダヤ教の進歩・終末史観が、マルクス主義、ヒットラー主義をはじめ様々な人類史の局面についての歴史観として姿を現わし、それぞれに現実世界の救いを語りそのための改心と決断を迫る。

 

石原莞爾の「最終戦争論」は、まさに軍事を言語とした世俗的終末論の一つといえよう。彼がドイツ留学中にこの史観を形成したことを想起すれば、ユダヤ教を原型とする西洋終末史観の影響が推測されるかもしれない。事実はそうではない。石原の場合、歴史観の基本構造が、ユダヤ=キリスト教=西洋思想からではなく、日蓮=仏教思想から与えられた点で注目される。正法→像法→末法→妙法という転落と逆転再生の歴史観が、通常は輪廻史観において理解されがちな仏教にも存するのであり、石原はその信奉者である。日蓮『撰時鈔』の「『前代未聞の大闘諍一閻浮提に起るべし』は私の軍事研究に不動の目標を与えたのである」と本人が語る通りである。

 

・僅かに英仏海峡を挟んでの決戦戦争すらほとんど不可能の有様で、太平洋を挟んでの決戦戦争はまるで夢のようであるが、既に驚くべき科学の発明が芽を出しつつあるではないか。原子核破壊による驚異すべきエネルギーの発生が、巧みに人間により活用せらるるようになったらどうであろうか。これにより航空機は長時間素晴らしい速度をもって飛ぶことが出来、世界は全く狭くなる事が出来るであろう。またそのエネルギーを用うる破壊力は瞬間に戦争の決を与える力ともなるであろう。

 

・飛行機は無着陸で世界をグルグル廻る。しかも破壊兵器は最も新鋭なもの、例えば今日戦争になって次の朝、夜が明けて見ると敵国の首府や主要都市は徹底的に破壊されている。その代わり大阪も、東京も、北京も、上海も、廃墟になっておりましょう。すべてが吹き飛んでしまう……。それぐらいの破壊力のものであろうと思います。そうなると戦争は短期間に終る。

 

・さて、「世界最終戦争」の起る時期について石原は様々に述べている。関東大震災の報をドイツで聞いた時には、終末的情景の現実化を想像し、妻への私信では「2、30年」でその時が来るかもしれないと書いている。それだと第2次世界大戦末期から10年ほどの時期ということになる。核兵器開発の時期はまさにその通りであった。

 

・他方、本書が書かれた1940~42年の時期には、以後30年ないし数十年としており、それで見れば1970年頃から冷戦の終結する90年頃ということになる。一応の基準として、第1次世界大戦開始後50年と戦争史の進化動向から算定しているのに従えば、1964年、キューバ危機の頃となる。石原の示した条件のうち、互いの首都が一瞬のうちに灰になる破壊兵器の登場と、飛行機が地球を無着陸でグルグル回る時期ということになれば、およそ妥当するであろう。

  つまり、石原の軍事手段の発展の展望は意外に正確なのである。そして、そのような兵器の登場が全面戦争を不可能にするという基本状況の認識についても誤ってはいないのである。それなりの分析と研究をもって、このような洞察をなしえた石原は、やはり天才的と言うべきであろう。

 

・誰も石原以外にこのような展望を示しえなかったのであるから、石原が誤っていた、もしくは不十分であった側面を、歴史の後知恵をもって批判するのは詮なき所業と言うべきであろう。しかし、問題点と評価を過不足なく示すことは、同時代および後代の識者の尊い務めであるから、やはりふれねばなるまい。

 

・石原の想定が見落としている点は、「全面戦争の不可能」という状況と「世界の統一」・「絶対平和」の到来との間に、巨大なグレイゾーンの存在することである。石原が正しく指摘した「戦争の不可能」状況は、世界統一を20年ほどでもたらすのではなく、冷たい平和(冷戦)、限定戦争あるいは地域紛争を持続させ、戦国時代の日本が統一され刀狩りが行なわれたように行かない。共通の歴史的・文化的基盤を持たない世界の諸民族は、全面戦争が不可能になったからといって、一つになりはしないのである。ヨーロッパ文明の共有があってすら、EC市場統合がやっとのことで、共通単一通貨も政治統合もまだ先のことである。

 

アジア主義・国体論

・最終戦争が日米間で行われるとした点には、微妙なねじれが感じられる。第1次世界大戦後のヨーロッパでは、次の戦争が日米間で行われるという議論が流行しており、石原もそのことを記している。石原にもともとあった反米論が、ヨーロッパの侮米論もしくは日米離間論と共鳴した面があるかもしれない。

 

・石原は対米戦略計画の不成立を認めず、日本国体論者の使命感を優先させる。昭和3年に志願して関東軍参謀となり、対米最終戦争の準備戦として満州事変を開始するのである。

  それでいて、本書の随所に見るように、昭和16(1941)年時点での日米開戦に石原は明瞭かつ合理的理由をもって反対するのである。核兵器はもとより、地球を無着陸でめぐる航空機も持たず、生産力拡充計画も東亜連盟も愚かな対中戦争によって頓挫した状況での対米戦争は、石原の説いてきた最終戦争とは無関係であり、敗北確実な早漏的戦争でしかないのである。

 それゆえ、あの日米戦争の推進者ではなく反対者であった石原に責を問うことはできないと考えられよう。

 

・すべての世俗的終末論が例外なく事実によって裏切られるように、「最終戦争論」についても、その予言の通りにその後の歴史が運んだわけではなかった。しかし、戦争術の極度の発展が戦争を不可能にするという根本認識は、きわめて正確な洞察であり、近代史におけるもっとも独創的にして刺激的な史論の一つであることは疑えないのである。

 

石原莞爾は明治22年(1889)山形県に生まれる。陸軍中将。関東軍参謀時代には満州事変を主導、昭和陸軍の異端児として頭角を現す。参謀本部作戦部長時代には日中戦争不拡大を主張。舞鶴要塞司令官を経て京都第16師団長を最後に東条陸相との衝突により昭和16年予備役となる。日蓮信仰にもとづく独特な国防・歴史観と人格的魅力があいまち賛仰者が多い。

 

 

 

『超常科学謎学事典』

―最新科学と秘教科学が謎と不思議を完全解明―

編者 秘教科学研究会   小学館  1993/1/10

 

 

 

ディクソン(ジーン・)

・1918年生まれのアメリカの水晶占い師。現代最高の予言者といわれている。

 彼女は8歳のときに、街で出会ったジプシー老婆から水晶球とその占い法を伝授されたといわれている。第2次世界大戦中にはアメリカ政界に出入りしてさまざまな予言を行なった。その当時、ルーズベルト大統領に初めて会ったとき、半年後の大統領の死を告げたことで有名となる。しかし、彼女をほんとうに有名にしたのは、1952年に予言したケネディ大統領の暗殺だろう。「1960年の大統領選挙で選ばれるのは民主党の若いリーダーであり、この大統領は在職中に暗殺されるだろう。その犯人の名はOSで始まりDで終わる」。

 

・この予言どおり、1960年に選ばれたケネディは43歳という若い民主党のリーダーだった。そして1963年に暗殺されたのだが、その犯人とされているのは、OSで始まりDで終わるオズワルドという男だった。

 彼女の予言で的中した主なものは、ハマーショルド国連事務総長の事故死、ロバート・ケネディの暗殺、キング牧師の暗殺、アポロ4号の事故、ソ連軍のアフガン侵攻など。ニクソン大統領に対してウォーターゲート事件を予告したこともあった。

 

今後の未来について、彼女は次のような予言を行なっている。1995年に中東で大事件勃発。米英仏や日本等、10か国が連合軍を結成。

 1999年に連合軍が中東に侵攻。それに対してソ連が核戦争を仕掛け、全人類の生存が危ぶまれる大戦争が開始される。

 2005年には、両陣営が力を失ったとき、中国が世界制覇に乗り出す。これに対して連合国も応戦し、2020年にはハルマゲドンで最後の戦闘が行われる。

 2020年から2037年の間に、ユダヤ人は真のキリストの再臨を迎える。その後世界は真に光り輝く時代に向かう。

 

・彼女の予言は、米ソ対立、米中対立という古い構図から作られており、何より全体像はユダヤ=キリスト教系予言の枠組みから一歩も出ていない。したがってこうした予言にはほとんど意味がないと考えてよいだろう。いっぽう、個人的な出来事については、的中例が多い。これはいわゆる霊能者的予言の特徴と合致する。水晶球を使用した波動による予言の域を一歩も出ていない占い師が、ユダヤ=キリスト教予言体系を学んだが、あるいはその波動とアストラルのレベルで感応した結果、こうした予言が生まれたものと思われる。

 

 

 

『図解雑学 日蓮』

藤井寛清     ナツメ社  2005/6

 

 

 

伊勢神宮の御厨

日蓮又、彼国に生まれたり、第一の果報なり

・日蓮が生まれた故郷、房州安房の国は、伊勢神宮の御厨と言われ、尊ばれていた。

 

伊勢神宮御厨とは

・日蓮の出生地安房の国は、思想的に特別な意味があった。それは、その地が伊勢神宮の御厨(みくりや)であったからである。御厨とは、神の供物を収める建物や、神宮や神社に付属する土地をいう。寿永3年(1184)源頼朝が、この安房東条の地を伊勢神宮外宮に寄進し、東条御厨(神の住み給う地域)とした。

 

まさに首切られんと 龍ノ口首の座

日蓮は刑場龍ノ口の首の座にあった。命は風前の灯であった。しかし、奇跡は起こった。

 

四条金吾、殉死を誓う

・龍ノ口への道中、日蓮は連行する役人に、「このことを知らせたい人物がいる」と言い、四条金吾頼基のもとへ使いを走らせた。四条金吾は日蓮斬首の知らせに大変驚き、「法華経に殉じ、師に殉ずる覚悟」と死装束で駆けつけた。

 

・四条金吾ら兄弟4人は、日蓮を乗せた馬の手綱を引いて龍ノ口まで同行した。

 

日蓮首の座に

文永8年(1271)9月13日丑の刻(午前2時頃)、片瀬龍ノ口、日蓮は首の座にあった。太刀取りの依智三郎直重は名刀蛇胴丸の鞘を払う。「南無妙法蓮華経」と唱える日蓮。「いよいよ最後です」と言って泣き伏せる四条金吾。

 まさに日蓮の首をはねようとしたその時、不思議が起こった。『種々御振舞御書』には次のように書かれている。

 「江の島の方角から月のように輝く鞠のようなものが、辰巳の方(東南)から戌亥の方(北西)へ渡った。夜はまだ明けておらず、人の顔も見えないほどだったが、その光で月夜のように、人の顔がはっきり見えた。太刀取りは目がくらんで倒れ伏し、兵士は恐れ、1町(約109m)程も逃げ去った者や、馬から下りて怯える者、馬の上でうずくまる者もいた」。斬首は中止となった。

 

・日蓮は「夜が明ければ見苦しいから、早く首を切れ」と言い放つが、役人たちは恐れおののき、日蓮に近寄ることができず、とうとう日蓮の首を切ることはできなかった。

 

数々の奇瑞 星下り

・日蓮の斬首は中止となり、日蓮の身柄は依智本間邸へ一時あずかりとなった。そこでも星が下るという奇瑞が現われた。

 

星下りの奇瑞

・9月13日夜、日蓮は庭に出て自我偈を読誦し、月に向かい、「月天子は法華経宝塔品や嘱累品で、末法の法華経の行者を守護するとお釈迦様に誓ったではないか!それを忘れてしまわれたのか!その験を表さないのに、そのようにうれし顔に澄み渡っているのは何事だろう」(『種々御振舞御書』)と月天子を責めた。

 しばらくすると奇跡が起こった。天から明星のような大きな星が降り、庭の梅の木にかかり、美しい光を放ったので、皆が驚いたという。これを「星下りの奇瑞」といい、その伝承を伝える寺院が厚木市に3ヶ寺ある。妙純寺、蓮生寺、妙伝寺がそれである

 

龍口法難時に出現した光り物は?

・日蓮の首の座の法難を救った、江の島方面より飛来した「光り物」は、一体何であろうか!古来、そのような奇跡はないという説もあったが、『種々御振舞御書』などの記録から、その事実はあったとする見方が今では大勢をしめている。彗星、流星、火球、電光、球電、オーロラ、UFOなどの自然発光現象は誰が見ても一瞬驚く。それらを克明に探った研究がある。それを紹介し、日蓮の龍口法難事件の真相の資料としたい。

 

○エンケ彗星が、その軌道上にまき散らした一片が大流星になって落ちた。太陽暦10日頃にその流星群は、しばしば明るい流星を出現させるという。それが龍ノ口の日蓮の命を救ったという説。

 

○「球電」「プラズマ渦」「ライト・ボール」は「雷時が雷警報下に多く発生するもので、球形をしており、数センチから数メートルの大きさの火の玉で、持続時間は短く、数秒間内に静かに消滅したり爆発したりする」と『星の古記録』の紹介されている。

 

・『種々御振舞御書』などの記録によると、流星のような直線的な動きではなく兵士が驚くような複雑な動きをしており、馬の首を超えたり使いの者を襲ったりしている。隕石・電光のようなものでなく雷発生時にたまたまおこる電子のかたまり、球電現象であると断定した本もある(『日蓮聖人の不可思議体験』)。

 

・「依智の星下り」は大金星が地平線上に輝き、あたかも梅の木に「光り物」が止まったように見えた現象という説(『星の古記録』)を『日蓮聖人の不可思議体験』では、時間的な事やその他前後の関係から否定し、やはり「球電」現象としている。

 

・天から明星の如き「大星」が下り、光り輝き、何か神様らしきものが見える。それを見た者が、その不思議さに「大庭にひれふし」ても不思議でなく、その音と光に逃げ出す者がいても不思議ではない。「明星天子」が降臨されたと思うような現象が起こったとしても不思議はない、と紹介している。

 

・しかしそれが何であれ、なぜその瞬間に起こったのかが問題である。T・P・Oが合致するということは、天の加護や霊力が働いたという見方をしても間違いはない。

 聖者、偉大な宗教家や歴史上の人物には伝説がつきものである。それは、後世のつくり話ではなく、その時、そういう奇跡が現実に起こったのである。そういう神秘を自己の身元に引き寄せる力があるからこそ、歴史に名を残す宗教家なのである。

 

・また同書は「帝釈天は雷神、八幡大菩薩は月光、江の島弁財天は水火雷雷神として動き、龍口明神、八大龍王は悪世を怒り、龍火を吐いた。『球電』『光り物』『龍火』と名は違えども、実在事実は一つであり、諸天善神がその神力を発し守護した」と述べ、また「龍口の光り物現象は、日蓮聖人の神通である」と示している。

 

 

<●●インターネット情報から●●>

「UFO」町おこしの仕掛け人

元々は、町おこしのために「羽咋ギネスブック」というのを青年団と一緒に作っていたんです。その過程で羽咋の歴史を調べていると奇妙なことが書かれた古文書を見つけました。その昔、羽咋には「そうはちぼん」と呼ばれる謎の飛行物体が頻繁に目撃されていたと。

 実は「そうはちぼん」とは、日蓮宗で使われるシンバルのような仏具のことなんです。その形はまるで鍋のフタのようなんですね。「これってUFOのことじゃないか!?」と、鳥肌が立ちましたよ

 「これは町おこしに使える!」と思いまして、賛同してくれるメンバーを何人か集めて、「羽咋ミステリークラブ」というUFO町おこし団体を作ったのが始まりでした。

 

 

 

『やはり世界は預言で動いていた』

(光と闇の奥書、釈迦と日蓮)

(五島勉)  (青萠堂)   2004/7

 

 

 

人類は遠い未来、「仏陀類」「仏類」になる

・それで、ブッダだがそれは、人間の知恵や人類が良い方向へ開き、知能も情操も100%以上に開けた状態をいう。いわゆる人間の脳の中に隠されていて、まだ開かれていない超能力すべてが全快した状態である。だからブッダの姿は今の人間とあまりかわらないが、内容はもう人類ではなくブッダ類、「仏類」になっている。

 

・人間は最終的にはそうなることをお釈迦様は、ここで言いたかったのだろう。それはそんな遥か未来までそうなれる人々が少数密かに存在し、次第に英知を高め親から子へ生き伝えて、いつの日か、人間より格段、知恵も情操も高い新生物に進化することを予言したということである。

 

・その人たちブッダたちは、過去・現在・未来を全て見通し、男女とも現在の数十倍美しく魅力的になり、しかし、動物的な衝動を持たない非常に高度な愛(というより慈悲)に生きる。それで何をするかというとなお一生懸命学び働き愛する一方、ブッダたちは宇宙全体に発展して「仏類」の新しい世界を創っていくのだ。

 

・これは、空想だろうか。2500年前に「屋宇の崩壊」を当て、「劫の尽きた衆生が大火で焼かれるように見える」の表現で核や高温化の危機を当て、それを英知で逆転する方向もお釈迦様は示した。

 

・だからこそ、この「受記」の予言も大筋で当たるように私は思える。そしてもしそうなら、人類の一部は今日本人の一部は今「前代未聞の大斗諍」をそれから強い意志と知恵で乗り切って今、までの人類が新しい「仏類」へと進化していく遠い遥かな、しかし、輝かしい途上にあるのだ

 

 

 

『UFOの真実』  みんな騙された

森脇十九男   環健出版社      2008/4/10

 

 

 

UFO後進国

・斯様の思いを踏まえ、「UFOの真相探究」認識の序として、私が依拠して参りました、尊い仏典、聖典、その他文献中に記され、残されております、驚天動地とも言うべき事実をお伝えしておきましょう。同時に、皆様方の今後の「UFO探究」の一助となることを念じつつ、誠に勝手のことながら、幾つかの参考資料をお送りさせていただくことと致しました。

 

その一、釈尊が金星人に会っていたという事実が存在すること(2500年頃前)

 

その二、金星人は存在するという事実があること。その金星人とは、仏典中で明星天子(明星ともいう)と称されている人のこと

 

その三、中世の我が国民に大きな影響を及ぼした勝道、空海、親鸞、日蓮らの御聖人方が、金星人、すなわち明星天子と会っているという事実があること(1200年前

 

その四、イエス・キリスト(参考ヨハネ黙示録、「私は輝く明けの明星である。」、2000年前)の、現在に生まれ変わったという金星人が、UFOに乗って、飛来したという文献「第二惑星からの訪問者」のあること。

 

・繰り返しますと、往古、かの尊い釈尊が、明星天子にあったという事実、また、イエス・キリストと金星との関わり、その記録が歴然と存在しております。時空を超え、我国においても、前記各御聖人方が、明星天子に会ったという厳然とした記録が残されており、それら典拠によれば、「明星天子(明星)は、金星を宮殿としてその中に住居するもの」とあり、いわゆる「金星人」の実在を著わしているのであります。

 

ペテン扱いされたアダムスキーの、金星人「オーソン」UFO真相

・日光輪王寺を開山した勝道上人の神道体系によると、明星天子(金星人)が来て、日光開山を助けたとあります。また「星の信仰」では勝道上人が明星天子(金星人)が虚空蔵として開山を助け星の宮神社として残っている。

 

・『続真言宗全書引用』心中に(虚空菩薩像を)観想したとき、(虚空蔵の象徴<三昧耶形>である)明星が、(修行の成就の証として)口中にはいった。そして、虚空蔵菩薩から発せられる光明の輝きは、菩薩の威力を顕わし、仏の教えの比類のないことを示した。

 

・中村元著、佛教語大事典にも親鸞が明星上人と会ったと記述されている

 (みょうじょうてんし【明星天子】)普光天子・黄白大士ともいう。帝釈の従者で、太陽に先立って世界を照らし、世界の闇を破ることを仕事にしている。インド文学では太陽の御者とされる。〔下野国の高田専修寺にある般舟石の上で親鸞が53歳の時、正月八日に明星天子から柳と菩提樹とを授けられて、高谷念仏の道場を建てたという伝説がある。〕

 

聖書「核」現代の予言

・キリストは新約聖書黙示録の中で、輝く明けの明星(=金星人)であると述べ、またマタイによる福音書でも、天雲(UFO)に乗って来ると述べているなど数々の予言予告が記載されています。

 

・(ペテン扱いされたアダムスキーの、金星人「オーソン」UFO真相)

なぜ、アダムスキーはペテン扱いされたのか?何といっても、金星人と話をしたから。

金星人、オーソンとは?真理という意味。実は仏教では明星天子、キリスト教ではイエス・キリストであり、アダムスキー全集では「オーソン」と呼ばれていることになる。

 

「日本遠征中のUFO」ペルーの公文書

・方針を決定するにあたって、彼の半団塊の世代が賢明であったということについての最大の証拠は、その成果に見ることができる。

 艦隊はその全滞留期間を通じて、日本の役所からの一切の嫌がらせ、または干渉を受けることがなかった。これは2世紀以上に亘る外国緒船と日本との交渉の際に前例を見ないことだった。

 

 その夜、当直指令のデュアリ―大尉は、或る興味ある気象学的現象・・・を観察した。

 彼はそれについて「深夜から翌朝4時まで見た注目すべき流星」であるとしている。

 それは南方より西方に現れて、天空一面を照らした。艦隊の帆や船体は、あたかも各艦から一斉に青色光を燃やしたように、はっきりとその光に照らされた。

 その閃光は南方と西方から、そして水平線15度のあたりのところ北東に向かって、長い間を一直線に走り、それから次第に海面に降りて終に消え去った

 

・その形は、赤い楔形の尾を持った大きな青色の玉であって、その尾は容易に目に見えたのであるが、爆発と同時にパッと散るあの花火に似た、灼熱した微粒物なのであった。『古代人ならば、この天空の異変をば、計画している事業への吉兆と理解したであろう』と提督は語り、さらに付け加えて曰く、『我々にあっては、特異にして孤立した人民を、文明国民と親しませようとする我々の企画が、流血の惨事なしに成功するようにと、神に祈ったがためと解されるだろう』と・・・。(岩波文庫)(ペルー提督日本遠征記)1853年

 

  

 

『宇宙船天空に満つる日』 

(宇宙からの黙示録完結編)

(渡辺大起、山本耕一) (徳間書店) 1993/5

 

 

 

ワンダラー

・「宇宙人は、このような大変動の警告を、1950年代に、まずアメリカの様々なコンタクティたちに語りかけた。そして、この呼びかけに呼応して、アメリカでは多くの人々が気づき、目覚め、立ち上がって各地で宇宙の真理を語って歩いた。

 

・その中で、地球上で“大周期の終わり”の準備をするワンダラーといわれる人々の役割と存在が明らかとなり多くのワンダラーがその使命に目覚めて活躍を始めた。この宇宙からの呼びかけとワンダラーの目覚めは、アメリカを皮切りに世界中を一巡し、1950年代の終わりに日本へ上陸した」。

 

・「しかし、実はこれより少し前、1958年の6月頃より、やはり私たちの仲間のある人々に『AZ』と称される宇宙人とのコンタクトが始まっていた。AZとは、ワンダラーの総帥としての役の名称で、実際の名前は、金星の長老“サナンダ”。2千年前、イエス・キリストとして、地上で肉体を持っておられた方である。ワンダラーとは、心、肉体は完全に地球人であっても、その魂は地球に属さず、他の惑星から来た存在である。

 

 悪の力との戦い、大変動の予言

・「1959年7月26日、当時の私たちの仲間の一人は、何度かのコンタクトの末、宇宙人に招かれ、空飛ぶ円盤に同乗する。彼を乗せた小型円盤は、母船に到着するが、その母船は実に巨大なもので、中央には大通りが走り、その通りの長さだけで2キロメートルはあるかと思われた。やがて、彼は、ある一室に案内される。百畳ほどもあるかなり広い部屋で、照明はなく壁全体が光っているようである。部屋の半分ほどに、半円形にテーブルが並べられ、そこには長老格の宇宙人を中心にして、ずらり宇宙人たちが並んでいた」。

 

・「この話し合いが終わると、長老サナンダは再び私を招き、私達は廊下に出た。廊下には丸い窓があいていて、そこからは漆黒の宇宙空間に浮かぶ青い地球がよく見えた」。

 

 


念仏の教えが極楽浄土への往生という死後のものであるのに対し、法華経は現世利益を中心とするのが特徴で、聖徳太子以来、偉大な仏教者、為政者、そして一般庶民にまで広く信仰されてきた。(4)

2024-06-25 10:06:21 | 森羅万象

 

法然浄土教を批判する理由

・『立正安国論』の中の「邪法」というのは、法然の浄土宗を指していますが、なぜ日蓮は、それほどまでに法然の浄土教を敵視するのでしょうか。

 ご存知のように、法然の浄土教では「南無阿弥陀仏」と念仏を称えます。これは阿弥陀仏というほとけさまへの絶対帰依を表明したことばです

 一方、日蓮の「南無妙法蓮華経」という題目は、『法華経』への絶対帰依を表明しています。

 この両者には仏と経典という差はありますが、「わたしは、これに帰依します」という絶対帰依を表明するところの意味はいっしょです。

 

・そして、この「宇宙の真理」「時間・空間を超えたお釈迦さま」が存在するのだということを述べているのが、二重かぎ括弧の『法華経』――わたしたちが現に手にしている、書物の『法華経』なのです。

 たしかに、歴史上、インドでお生まれになったお釈迦さまがいます。それと同時に、時間も空間も超越した永遠の存在としてのお釈迦さまもおられます。書物の『法華経』は、そういう存在のあり方でお釈迦さまがいまでも宇宙にいらっしゃるのだ、という思想を伝えたものなのです。

 ここに、日蓮の信仰の原点である題目――「南無妙法蓮華経」の真意があります。

 つまり、題目が意味する「『法華経』に帰依します」ということばは、「いまでも存在している時空を超えたお釈迦さまに帰依します」すなわち、「南無釈迦牟尼仏」ということにほかなりません。

 

・例えば、同じ神さまだといわれても、キリスト教徒が「アッラーに帰依します」とは絶対に言えないように、日蓮は「南無阿弥陀仏」とは絶対に言えないわけです。つまり、「釈迦仏に帰依する」か、「阿弥陀仏に帰依する」か、という問題であり、そこに妥協の余地はないのです

 

「政治」から入った日蓮

・『立正安国論』執筆の思想的背景には、天台宗に代表される「鎮護国家」的仏教理解が根底にあります。

 ところで、イエスにもお釈迦さまにも、「民衆の救済か、宗教的精神性の高揚か」を悪魔が試すエピソードがあります。そして、イエスもお釈迦さまも、ともに民衆一人ひとりの苦悩の除去ではなく、宗教的精神性の高揚を追求しました。 

これにたいして、日蓮は『立正安国論』を著して、「政治」から入ろうとしました。

 

・『立正安国論』は、国家への諫言の書とされています。そういう政治的な面はありますが、その目指す先は、苦悩するすべての民衆の救済でした。この地上に、いますぐほとけさまの国を実現させたい――。それが日蓮の願いだったのです。

 

・『法華経』を通して発している、このようなお釈迦さまのメッセージをなんとか伝えたい。みんなが安楽に暮らせる世界を打ち立てたい、といっているのが『立正安国論』なのだと思います。

 しかし問題は、その世界の実現にあたって、日蓮は政治的にやろうとしたことです。

 お釈迦さまやイエスが忌避した「政治」的手法を用いたのでした。

 でも、佐渡流罪を契機に、日蓮はそういう手法ではダメなのだと気づきます。

 仏教者として努力すべきことは現実の仏国土の建設ではなく、やはり心の平和である、ということに

 

無師独悟の人

・なぜ日蓮が宗教的精神性の高揚ではなく、政治的手段での民衆救済を目指したのかを考えると、一つには彼が無師独悟の宗教者であったこと、つまり先生がいなかったから、という理由が挙げられましょう。

 

伊豆へ配流される

・翌年の弘長元年(1261年)5月12日、日蓮は「貞永式目(御成敗式目)」違反で逮捕されます。

 なんの嫌疑かというと、捕まったときに問責された日蓮は、「『法華経』守護のためだったら、弓矢を揃えたっていいのだ」と、返答しています。自分で認めているくらいですから、逮捕されて当たり前かもしれません。

 ただ、日蓮自身は「世間の咎なし」、と言い続けます。それは、「貞永式目」の第十二条に抵触するというのが逮捕容疑でしたが、その第十二条は「悪口の咎」でした。それゆえ、「これは別件逮捕だ」という意味の主張かもしれません。しかし実際のところは、激しい念仏批判にたいしての処罰でした。

 これによって伊豆に流罪となります。これが、――伊豆法難――です。

 

社会はいつだって「デタラメ」

・日蓮は、この世に「安国」を打ち立てることを目指していました。その安国とは、「この世に浄土・仏国土を実現する」ということです。

 しかし、この娑婆世界というのは、じつはいつだってデタラメなのです。

 ところが、例えばわが国では、戦後の高度経済成長期にはそれが見えていませんでした。なぜなら、みんながそれぞれ伸びていましたから。

 

・この娑婆世界において、「努力」と「成功」の間に因果関係はまったくないのです。どんな時代がこようとも、どんな地域だろうと、絶対にそんな因果関係はありません。

 それが、高度経済成長期はいちおうはみんな伸びたので、「努力したら伸びる」と思ったわけですね。ただ、この錯覚は日本人特有です。わたしたち日本人は、もともと努力する人間だからです。

 

・ところが、日本人には努力がインプットされていますから、何事にも努力してしまうのです。しかし資本主義社会では、かならずしも努力では成功しないのです。

 努力してがんばっても商品が売れないことはあるし、なんの努力もしないで飛ぶように売れることもある――。だから、この世界はデタラメなのです。

 

・でも、わたしは「努力するな」とは言っていないのです。「死に物狂いの努力はいけない。努力するなら楽しい努力をしなさい」と言っているのです。

 つまり、「努力さえすれば、かならず幸せになれる」という固定観念に疑問を呈しているのです。

 

「法華経を信ずる人は冬のごとし」

他人の悩みを解決することなどできない

・臨済宗のあるお坊さんが、こんなことを言っていました。

 寺に来た人に言うことは三つしかない。ある人が話しかけてきたら「ああ、そうね」。これだけでいい。相手がいいたいことを言ったら「ああ、よかったね」。相手が「困ったことがありました」と言ったら、「ああ、困ったね」と言ってあげるだけでいい。

 仏教者に問題を解決してあげることなどできない。ただいっしょに苦しみ、悩んであげることだけだ、と。

 

滝口法難

・文永八年(1271年)、日蓮が再び『立正安国論』を幕府に提出して諫言したのをきっかけに、幕府は日蓮逮捕へ乗り出します。9月12日、平左衛門尉頼綱が兵を引き連れて日蓮を襲い、逮捕しました。

 

・幕府の評定所(裁判所)は、「佐渡流罪」の決定を下しました。しかし、実際のところは、現場の役人にその処理は任されていたようです。責任者の頼綱は、日蓮を打ち首にするつもりでした。

 評定所から護送され、鶴岡八幡宮にさしかかりました。すると日蓮は、大音声を発して八幡大明神を叱りつけました。

――わたしが今夜打ち首になって、霊山浄土へ往くようなことがあるならば、わたしは「天照大神や八幡大明神は、お願いごとを聞いてくださらない神です」と、お釈迦さまに申し上げるぞ。それは困るというならば、早急に赦免のおとりはからいをされたい――

 

最終的に、刑場の竜口(神奈川県藤沢市片瀬)へ連れて行かれました。

 滝口は処刑場で、のちに幕府へやってきた蒙古からの使者も、ここで打ち首になっています。

 現在、江ノ島電鉄(江ノ電)の腰越駅と江ノ島駅の間に、日蓮宗の大本山竜口寺が建っています。

 頼綱によってまさに斬首されようというとき、そこへ弟子の四条金吾らが駆けつけます。すると、有名な奇跡が起こりました。

 伝説によると、振り上げられた頼綱の刀に、江ノ島のほうから飛来した「光り」が当たって、刀が三つに折れました。「光り」はなおも飛んできて、北条時宗の屋敷まで届きました。

 と同時に虚空から声が響き、それに恐れた時宗が竜口へ早馬を出して、日蓮の処刑を中止させました。

 処刑を免れた日蓮は、評定所の決定通り佐渡へ流されることになります。

 

日蓮の転換点

・一般に、「日蓮の転換点は佐渡流罪期にある」といわれます。

 わたしは、日蓮が佐渡にあって、それまで自分と関ってきた人々との関係をあらためて見つめなおしたことに、その縁があるのではないかと思います。

 例えば、この時期の日蓮に、キリスト教でいう「汝の敵をも愛せよ」といったニュアンスの、ほとけさまの慈悲をあらわすようなことばがあります。

 佐渡に渡った日蓮は、自分を打ち首にしようとした頼綱を「こういう人があってこそ、いまのわたしがある」と評価するようになります。

 

・こういう人たちがいて、わたしがこのような難に遭って、『法華経』のすばらしさをわからせてくれたのだからありがたい、といった表現から、日蓮の心境の変化がうかがわれます。

 

「縁」に気づいた日蓮

・ここが、日蓮にとっていちばんの転換点ではないかと思うのです。

 日蓮とこれらの人たちとの関係は、すべて「縁」なのです。初めは「あいつは敵だ。『法華経』の精神を踏みにじる悪いヤツだ」と見ているけれども、それを「これは縁だ」と気がついたわけです。これこそまさに、

――諸法実相――です。

 ことばを換えれば、これはまさに曼荼羅ですね。この宇宙そのものである曼荼羅には、人間の骨をバリバリ食べている魑魅魍魎まで描かれています。これも含めて曼荼羅なのです。

 自分が敵だと思っていた者も、ある意味で『法華経』の実践をうながす者、すなわち善智識であり、曼荼羅であるととらえるようになったのでした。

 

・さきに引用した箇所は、佐渡にいるときに書いた手紙に出てきます。死体置き場近くの小さな小屋(塚原三昧堂)の中で、寒いのでゴザをかぶって書いた手紙といわれています。

一番目に名前が挙がっていた、故郷安房の地頭東条景信が、日蓮にとってはいちばん最初の迫害者です。その景信を、自分にとってはやはり、敵でありながら同時に『法華経』をわからせてくれる、サポートしてくれる存在だったと受け止めるわけです。

 これ以降、とくに身延山に入ってから、「敵も善智識」と受け止めていきながら、日蓮は自己の思想を再構成していったのだと思います。逆にここから日蓮が、

――対機説法――

 をしていくのです。それゆえ、日本の高僧たちのうちで日蓮が一番書簡の数が多いのです。浄土真宗中興の祖・蓮如(1415~1499年)にも多数の『御文』がありますが、その数は桁ちがいで比較になりません。あれほど書簡の多い祖師はほかにいませんね。

 

「地位向上運動」は政治の仕事

・日蓮は、むしろ政治家的発想で問題に近づいてきました。

そうすると、現実に泣いている人々を何とかして救おうと考えて、実践します。それにはランクの上層の人々にちょっと遠慮させるとか、そういう人々を非難する――金持ちから金を奪って貧しい者に分けたほうがいい、といった平等運動みたいなものにならざるをえません。

 しかし、そういうのは全部、政治の仕事です。日蓮はそういった政治家的発想で宗教に近づいたのだと思うのです。そういう角度から『法華経』を読むと、ABCDEとランクづけされた中で、少しでも順位を上げていけばいいじゃないかという「地位向上運動」みたいなものになるわけですね。

 日蓮は現実の問題を解決しようとしたけれど、それは宗教者のやる仕事、解決方法ではありません。宗教者のやる解決方法とは、彼岸の価値観を説くことです。すなわち、「この世の中の物差しではかるのをやめて、神さま・ほとけさまの物差しではかりなさい」ということだと思うのです。

 

 

 

『近現代の法華運動と在家教団』   シリーズ日蓮4

責任編集  西山茂     2014/7/25

 

『国家改造と急進日蓮主義――北一輝を焦点に』 津城寛文

 

 

 

<日蓮主義>

ほとんどの宗教には、平和的な理想とともに、闘争的な種子が含まれている。とくに、理想を実現するための手段として、「聖戦」「正義の戦争」などの語彙を持つ思想は、内外の一定の条件が揃えば、急進的に闘争化する。非暴力の原理を打ち出した宗教ですら、人間集団のつねとして、一部が暴力化することは避けられない。

 本稿では、1930年代(昭和10年前後)の日蓮主義の急進化を、北一輝(1883-1937)に焦点を絞り、さまざまな「法」「仏法」や「国体思想」などの宗教的世界観、「世法」と呼ばれる実定法、「心象」と表現される私秘的ビジョン、考え、思想・行動の根拠・原理となる規範体系)の交錯する情景として描いてみる。

 

時代状況

・「右翼テロ」の出発点とされる1921(大正10)年の安田善次郎刺殺事件の犯人、朝日平吾は、社会に害をなす「吝嗇」な「富豪」を殺害するという暗殺思想を単独で実行し、「右翼テロリズムの偶像」となった。朝日が『改造法案』の影響を受けており、遺書の一つは北一輝宛であったこと、それを受け取った北が読経中に朝日の幻影を見たというエピソードは、随所で語られる。

 

・「国家改造」「昭和維新」という言葉が流行した時期、国内ではテロやクーデターのうねりが高まっていた。北一輝を迎えた猶存社(1919年結成)は、その震源の一つであり、「国家組織の根本的改造と国民精神の創造的革命」を宣言し、綱領の七点の内には「改造運動の連絡」が謳われており、指針として配布された北の『国家改造法原理大綱』という政府批判の強力な「魔語」、「霊告」などが絡み合い、事件が相継ぐ。このように、一連の事件の出発点から、北一輝の関与が見え隠れしている。

 

・北一輝は、「北の革命思想と宗教というテーマに取り組んだ研究は、まだ見当たらない」と指摘されるように、政治と宗教の関係に「謎」が残る人物である。またその「宗教」は、西山茂氏によって「霊的日蓮主義」と表現されるように、「社会」的側面だけでなく、「他界」的要素に光を当てねば理解できない部分がある。

 

・「日蓮主義」とは田中智学が造語し、その影響で本多日生も用いた言葉で、「法国冥合(政教一致)」による理想世界の実現を最終目標とする、社会的、政治的な志向性の強い宗教運動を指し、1910年以降の社会に大きな影響力を及ぼした。統一閣を訪れた中には、のちの新興仏教青年同盟の妹尾義郎、いわゆる「一人一殺」を標語とする「血盟団」の首謀者の井上日召(1886-1967)、いわゆる「死のう団」の指導者(盟主)の江川桜堂(1905-38)などがいた。狭い意味での日蓮主義は、この智学と日生、およびその周辺を指すが、従来の研究では近現代の日蓮信奉者や日蓮仏教を広く取りまとめる用語としても拡大使用される。そのような(不正確かもしれない)傾向との連続性のため、本稿では敢えて広義の日蓮主義を採用する。急進日蓮主義とは、この広義の日蓮系の思想運動が急進化、かつ事件化したものを指しているようであり、血盟団事件、死なう団事件、2・26事件が目立っている。

 

血盟団事件と死なう団事件

・井上日召が日蓮宗に惹かれたのは30代半ばからで、国柱会その他の法華宗や日蓮主義の講演を聴き回り、日蓮関係の書籍を読むことで、「自分の肉体を武器として、日本改造運動の一兵卒」になることを志すようになった。やがて日蓮主義や日蓮各派から離れ、改造運動指導者を別に求め、40代を超えて「国家改造の第一線に立とうと決心」し、茨城県の立正護国堂で実行者たちを育成することになった。

 

・戦後に発表された「血盟団秘話」では、当時は語られなかった経緯も出てきて、暗殺という直接行動については、「悪いに決まっている。テロは何人も欲しないところだ。私は政治がよく行われて、誰もテロなどを思う人がない世の中を、実現したいものだと念じている」と述べている。

 

・江川家の墓所を預かる三有量順氏は、江川桜堂の関係者から託された一次資料をもとに、「日蓮会」および「日蓮会殉教青年党(いわゆる「死なう団)」の当事者側の情景を描き出している。夭逝した桜堂を、三友氏は「哀悼の会」をもって「市井の熱烈な日蓮主義者」と呼び、「純粋な法華・日蓮信仰は周囲の人々に感化を及ぼした」こと、「自ら書画をよくした」ことなどを資料で跡付けている。そこに像を結ぶのを抱いて強化活動に邁進しようとする、若き宗教的指導者」としての桜堂である。

 

・それによると、血盟団事件や5・15事件で東京の警視庁がめざましい活躍をしていたので、神奈川県警も手柄を立てようと焦り気味であったところに、恰好の事件が起こった。日蓮会は「政治的、思想的、反社会的団体ではない」ことを井上が説明したが、県警は「死なう団は右翼テロ団」という報告書を出して、事件はまったく違ったものになったという。この間の県警による捏造や隠蔽などの不祥事も、淡々と語られている。

 

2・26事件

・2・26事件は、先行する血盟団事件や5・15事件と同様、「その後の用意・計画がない」とされる一方、綿密な計画を持つクーデターともされ、別のあり得たシナリオもさまざまに描かれている。夥しい研究によっても全容が解明されているとは言い難く、とくに北一輝の思惑や関与については、定説がない。そのようなわかりにくさの集約した場面が、2・26事件後の北の「無為無策」という「謎」である。

 

・考えられる別のシナリオについて、首謀者の一部にそのようなプランや思惑がじっさいにあったという指摘が散見する。筒井清忠氏によれば、血盟団事件や5・15事件は、「暗殺を行なうことそれ自体が目的」の「捨石主義」的なテロであったが、2・26事件は「政権奪取計画」を持ったクーデターだった。

 この事件の「成功」の可能性を検討」するために、筒井は青年将校を、「斬奸」のみを目的とする「天皇主義」グループと、「政治的変革」を目指した「改造主義」グループに二分する。磯部浅一らを中心人物とする後者は、『改造法案』を「具体的プログラムとして」、「宮城占拠」や工作により、「皇権」「政治大権」を奪取奉還することを目指していた。

 

・政府や軍部内にさまざまな動きがある中で、天皇の意向を受けた木戸が合法的な手続きを踏んで「鎮圧」を決定した、というわけだが、別の「法」に基づく合法性があり得たとすると、これは「合法性」の戦い、さらには「法」そのものの戦いと言える。この「磯部と木戸の戦い」というところを、背後まで突き詰めて「北と天皇の戦い」と言い換えても、同じことが言えそうである。

 

北一輝の社会思想

・「非合法、合法すれすれ」の煽動家とされる北は、若き日の社会思想では、その理想とするところも、論説による啓蒙や投票といった手段についても、合法的なもので一貫していた。

 初期の論考「咄、非開戦を云ふ者」や「社会主義の啓蒙運動」そして集大成『国体論及び純正社会主義』においては、「国家の力によりて経済的平等を実現」「鉄血によらず筆舌を以て」「立法による革命」「純然たる啓蒙運動」「普通選挙権の要求」「「投票」によりて」など、「方法は急進的にあらず、手段は平和なり」と主張される。その「理想を実現」するため、対外的には「帝国主義の包囲攻撃の中」において「国家の正義を主張する帝国主義」の必要が説かれる。戦争の擁護というリアル・ポリティックスも、好き嫌いはともかく、現代においてすら、非合法な主張ではない。

 

・『改造法案』には、巻一で「憲法停止」「戒厳令」、巻二で「在郷軍人会議」(検閲を憚ったもので、実は「軍人会議」とされる)の革命思想が出ている。「啓蒙」と「投票」という平和的手段による「革命思想」から、革命は合法的にはできないというリアリズムに変わった転換点は、『支那革命外史』の前半部と後半部のあいだに求められている。北自身、このころから「信仰」に専心したと供述し、また暗殺された友人・宋教仁の亡霊が現われた、というエピソードもしばしば語られている。

 

「霊告」という私秘的ビジョン

・北一輝の影響は、「統帥権干犯」といった政治的「魔語」の操作だけでなく、「霊告」という呪文となって、財界や軍部に浸透していた。法華経読誦を手段とする「霊告」については、以前から断片的なエピソードとして言及されてきたが、松本健一氏が、『北一輝 霊告日記』として編集刊行して以来、全貌が知られるようになった。1929年から1936年まで記録されている「霊告」について、松本氏の最も短い説明は、北が法華経を読誦していると、その横に座っていた妻すず子が何か口走り、それを北が解釈、筆記したもの、となる。シャーマン研究の用語を使った説明では、「シャーマンの言葉」を「プリースト」が聞き取り、読みとったものとされる。「プリースト」という言葉の使い方はやや不適切であるが、これは「霊告」がシャーマニズム研究の対象となるべきことを指摘したという意味で、重要な説明である。その機能については、「北の漠然とした思いや心理に、表現を与える」「神仏の名を借りて誰かに自分の思いや考えを述べる」もの、とされている。松本氏が強調しているのは、「霊告」と前後の事件を読み合わせると、それが「幻想」の記述ではなく、「時々の事件をふまえての記述」になっていることである。たとえば、「軍令部の動きと政友会、そして政治の裏面における北一輝の暗躍とは、明らかに連動する」として、ロンドン海軍軍縮条約が調印された際の、「朕と共に神仏に祈願乞ふ」という明治天皇名の霊告は、「明治天皇の名を借りて……国家意志を体現しようとしたもの」とされる。5・15事件に際しての山岡鉄舟名その他の霊告が、どれも「まだ時期が早い」といって止めるのは、明治維新の「事例」を引いて「忠告」するもの、と解釈している。

 

・「霊告」という「宣託」の出所について、北一輝研究では「想像力」「無意識」といった心理学用語で済まされる一方、「心霊学」といった分野が示唆されることもある。北一輝研究の一里塚とされる田中惣五郎氏は、「お告げ」や「亡霊」について、「心霊学の域にぞくする」として、そのような説明を求めている。

 大正半ば以降の北が法華経読誦に没頭したこと、「亡霊」と語り始めたこと、とくに「霊告」を綴ったことについて、これまで多くの論者によって二つの契機が指摘されている。一つは、暗殺された友人、宋教仁の幻影を見たことである。もう一つは、法華経読誦による神がかりを永福虎造という行者に習ったことである。どちらも、弟・昤吉の記録が重要な典拠になっている。

 

・こういう問題を考えるときに、最も巧みな用語を工夫しているのは、やはりC・G・ユング(1875―1961)である。ユング的な解釈では、無意識は集合的無意識にまで拡大し、「漠然とした思いや心理」の範囲は限定が難しくなる。藤巻一保氏は霊告について、北の自我が後退し、「神仏」=「深奥の闇に形成された意識化の影の自我」が前面に出てきた者、と説明する。「影」とはユング心理学の用語である。『霊告日記』を、「その特異な性格から、アカデミズムが言及を避けてきた著作」「霊界通信録」と位置付けた藤巻氏の著作は、たしかに「まとまった分析は、筆者の知るかぎり、本書が最初のもの」とは言える。

 

・藤巻氏は北昤吉の記述などから、北の特徴を八つにまとめている。そのうち、「神秘的性質」「霊感」「神憑り的」「幻視者」の四つは「作家や詩人、画家」などとも共通し、五つ目の「法華経の「狂信者」」も少なくないが、六つめから八つめの「霊界通信ができる」「ウィルソンを呪殺したと確信する呪術者である」「予言者である」の三つについては、これらは「シャーマニズム研究に共通する難問であり、藤巻の説明もその前で足踏みしている。そこから一歩でも踏み出せば、ウィリアム・ジェイムズらの心霊研究が待っていることに気付くだろう。

 

「法」のせめぎあい

・西山茂氏の言う「霊的日蓮主義」には、日蓮的な仏法(宗教的世界観)、世法(実定法)に加え、さらに私秘的なビジョンという、三つめの「法」が関わる。この私秘的ビジョンを「心象」と呼ぼう。宮沢賢治が「自分の目に映る情景」を他人に伝えるときに用いた言葉を、用語として採用するものである。

 

・この三つの法は、宗教とまとめられる世界に、さまざまな組み合わせで交錯している。北一輝の場合、霊告(心象の範囲)は、法華経読誦(仏法の範囲)を手段として、国家改造(世法の範囲)に関与している。国体論の中にも、記紀神話(宗教法の範囲)、と統治(世法の範囲)と、各人のビジョン(心象)が交錯している。

 

・北夫妻のシャーマニズム技法について、藤巻氏の指摘で、最も重要なのは、永福から伝えられた「神懸かり」は「安直な方法」「興味本位の見世物」「民間巫覡や「霊術家」の降神法」「催眠術で身につけた精神統一」および自己暗示」であり、「複雑な手続きと厳格な次第」を持つ「日蓮宗の寄祈禱」とは異なる、という点である。

 

 

<●●インターネット情報から●●>

 ウィキペディアWikipedia(フリー百科事典)

北一輝(きた いっき、本名:北 輝次郎(きた てるじろう)、1883年(明治16年)4月3日 - 1937年(昭和12年)8月19日)は、戦前の日本の思想家、社会運動家、国家社会主義者。二・二六事件の「理論的指導者」として逮捕され、軍法会議の秘密裁判で死刑判決を受けて刑死した。

 

1920年(大正9年)12月31日、北は、中国から帰国したが、このころから第一次世界大戦の戦後恐慌による経済悪化など社会が不安定化し、そうした中で1923年(大正12年)に『日本改造法案大綱』を刊行し「国家改造」を主張した。

 

その後、1936年に二・二六事件が発生すると、政府は事件を起こした青年将校が『日本改造法案大綱』そして「国家改造」に感化されて決起したという認識から、事件に直接関与しなかった北を逮捕した。当時の軍部や政府は、北を「事件の理論的指導者の一人」であるとして、民間人にもかかわらず特設軍法会議にかけ、非公開・弁護人なし・一審制の上告不可のもと、事件の翌1937年(昭和12年)8月14日に、叛乱罪の首魁(しゅかい)として死刑判決を出した(二・二六事件 背後関係処断)。

 

死刑判決の5日後、事件の首謀者の一人とされた陸軍少尉の西田税らとともに、東京陸軍刑務所で、北は銃殺刑に処された。この事件に指揮・先導といった関与をしていない”北の死刑判決”は、極めて重い処分となった。

 

これ以降、梅津美治郎や石原莞爾など陸軍首脳部は、内閣組閣にも影響力を持つなど、軍の発言力を強めていった。

 なお、北は、辛亥革命の直接体験をもとに、1915年(大正4年)から1916年にかけて「支那革命外史」を執筆・送稿し、日本の対中外交の転換を促したことでも知られる。大隈重信総理大臣や政府要人たちへの入説の書として書き上げた。また、日蓮宗の熱狂的信者としても有名である。

 

  

 

『シリーズ日蓮4   近現代の法華運動と在家教団』

西山茂 責任編集    春秋社   2014/7/20

 

  

『石原莞爾と「世界最終戦争」・「東亜連盟運動」  仁科悟朗』

 

  

最終戦争論

・最終戦論が世に出たのは、1925年、ドイツから帰国の途中のハルピンでの国柱会の講演会であった。その後、1940年9月発表の『世界最終戦論』で、広く知られるようになる。

  過去の歴史をいろんな分野で探って見ても、今や人類の前史は終わろうとしている。そして絶対平和の第一歩になる、人類の最後の大戦争が目前に迫る、と将来を予想する壮大な理論であった。

 

 それは「Ⅰ.真に徹底する決戦戦争なり。Ⅱ.吾人は体以上のものを理解する能わず。Ⅲ.全国民は直接戦争に参加し、且つ戦闘員は個人を単位とす。即ち各人の能力を最大限に発揚し、しかも全国民の全力を用う」とされる。そしてこの戦争が起こる時期は、「Ⅰ.東亜諸民族の団結、即ち東亜連盟の結成。Ⅱ.米国が完全に西洋の中心たる位置を占むること。Ⅲ.決戦用兵器が飛躍的に発達し、特に飛行機は無着陸にて容易に世界を一周し得ること」で、間もなくやってくる、と考える。過去の戦争から何を学び、何を為すべきかの実践的な対処、決断を要請する理論でもあったのだ。

 

・「私の世界最終戦争に対する考えはかくて、1.日蓮聖人によって示された世界統一のための大戦争。2.戦争性質の二傾向が交互作用をなすこと。3.戦闘隊形は点から線に、さらに面に進んだ。次に体となること。の三つが重要な因子となって進み、ベルリン留学中には全く確信を得たのであった」

 

・石原の信仰への動機は、兵に、「国体に関する信念感激をたたき込むか」にあった、という。そこでその答えを神道に、または本多日生に求めたりして、模索を続け、遂に1919年に入信を決意する。日蓮の『撰時抄』中の「前代未聞に大闘諍一閻浮提に起こるべし」は、軍事研究に「不動の目標」を与えた、という。

 

国柱会の創始者の田中智学(1861-1939)は在家で、日蓮信仰の改革、高揚を目指すと共に、「八紘一宇」の旗の下、日本国体を強調して明治・大正・昭和時代に、仏教関係者に限らず、多方面に大きな影響を持ち、一つの枠に入りきれぬ人物であった。高山樗牛、宮沢賢治の師としても知られている。

 

1938年、石原は舞鶴要塞司令官時代に、信仰上の危機に襲われる。その衝撃は日記にも残っていた。「仏滅年代に関する大疑問!人類の大事なり」、「本年は仏滅2426?70年以内に世界統一???」。

  石原は大集経による正法の時代、仏滅後1000年、次いで像法の時代、1000年、これら二つの時代の後に末法の500年が来る、という信仰を持っていた。石原は信じる。日蓮は自分こそ、この最後の500年、つまり末法の最初の500年に釈尊から派遣された使者、本化上行なのだ、と自覚する。そして日本を中心に世界に未曾有の大戦争が必ず起こるが、そこに本化上行が再び出現し、本門の戒壇を日本に建て、日本の国体を中心とした世界統一を実現する、と予言したのだ、と。同時に石原は確信する。だがしかし時はまだ来ていない。その末法500年まで、つまり仏滅後2500年までに実現する、いやさせなければならない。それをこの日までの石原は疑っていなかった。

 

・それが仏滅の年代が後年にずれた結果、日蓮誕生が今まで自分が信じて疑わなかった末法の時代ではなく、像法の時代であることになる。それで信仰が根底から揺らぐ衝撃をうけたのだ。

 苦悩の末、日蓮の『観心本尊抄』の一節、「当に知るべし。この四菩薩、折伏を現ずる時は賢王と成りて愚王を誡責し、摂受を行ずる時は、僧と成りて、正法を弘持す」を支えにすることで、この危機を脱したのである。

 石原の言葉を引用しよう。「本化上行が二度出現せらるべき中の僧としての出現が、教法上のことであり観念のことであり、賢王としての出現は現実の問題であり、仏は末法の五百年を神通力を以て二種に使い分けられたとの見解に到達した」のであった。

 

・「五五百歳二重の信仰」である。この考えは以来、国柱会を始め、先学の批判にあっても、生涯変えようとはしなかった。石原の堅い信仰になる。西山茂氏が指摘する通り、アドベンティストの予言である。明確な年代表示に拠る信仰は、厳しい現実に直面することになる。日記にあった、仏滅年代が西暦前の486年とする。『衆聖點記』に従えば、没後2500年は間もなく到来する。中村元説に拠れば、釈尊入寂は、西暦前383年なので、現時点では必ずしも破綻したとは言えないのだが。

 

 


念仏の教えが極楽浄土への往生という死後のものであるのに対し、法華経は現世利益を中心とするのが特徴で、聖徳太子以来、偉大な仏教者、為政者、そして一般庶民にまで広く信仰されてきた。(3)

2024-06-25 10:05:31 | 森羅万象

 

小乗仏教と大乗仏教は何が違うの?

・仏教は2500年近く昔にインドで誕生。開祖は釈迦です。当時は出家者が己の悟りを目指して修行を積むのが主流。しかし、釈迦の没後数百年して、改革運動が起こりました。出家していない在家の一般人も救済対象に、という仏教の運動です。出家者のみを救済対象とする仏教を小さな乗り物(小乗)に、後発の自分たちの仏教を大きな乗り物(大乗)にたとえて、区別したのです。

 

生きとし生けるものを救いたい。思いを向けつづけると如来になれる

・大乗仏教の如来には、阿弥陀さま以外にも、薬師さま、お釈迦さまなどたくさんの如来がいます。

 どの如来も、如来になる前には修行をつづける菩薩の時代がありました。50年、100年の話ではありません。何億回と生まれ変わる輪廻転生のあいだ、ずっと「いつか必ず如来になるぞ」と、志を持ち、如来の方向に心を向けて、仏道を歩みつづけたのです。

 如来とは、「生きとし生けるもの(衆生)を幸せにしたい」と思い、また、幸せにできるだけのパワーを身につけた存在です。如来になりたいといっても、いつなれるか、本当になれるかどうか、誰もわかりません。

 

私たちも必ず如来になれると信じることが大事

・如来は、試験をクリアしたらなれるような簡単なものではありません。ゴールは自分ではわかりません。ただ、歩みつづけるほど、如来に必要な衆生救済パワーは強くなります。阿弥陀さまは如来になるまでに、五劫(ごこう)かかりました。何億回も生まれ変わっています。その間も如来への強い思いを持ちつづけるため、悟ることができました。思いを向けつづける、この信じる気持ちが大事なのです。

 

一国の王子が菩薩、如来へ変化。五劫という時間、思惟しつづけた

・阿弥陀さまの前身は、法蔵(ダルマーカラ)という名の、ある国の王様でした。法蔵は「生きとし生けるもの(衆生)を漏れなく救いたい」という誓願をたてて、出家。法蔵菩薩となります。

 

・そして、いまから十劫の昔、法蔵菩薩は真理を悟り、阿弥陀如来になりました。如来になったということは、誓願が現実になったということ。阿弥陀如来にはあらゆる人を救うパワーがあるのです。

 

どんな人にも生まれたときから、阿弥陀さまがついている

・でも、阿弥陀さまの存在意義を考えればわかります。阿弥陀さまは衆生を漏らさずに救う不可思議パワーを持つ仏です。私たちは、それぞれが阿弥陀パワーによって救われます。私には私を救ってくれる阿弥陀さま、あなたにはあなたを救ってくれる阿弥陀さまがいます。阿弥陀さまは、大昔に出現されたと同時に、私の阿弥陀さまでもあり、あなたの阿弥陀さまでもあるのです。

 

“阿弥陀”に秘められた「量らない」ふたつの意味

・次は名前から、阿弥陀さまの存在を説明していきましょう。阿弥陀というのは、サンスクリット語でアミターユスとアミターバ、ふたつの意味を持ちます。

 アミターユスはアミタ・アーユス、アミタは無量、アーユスは寿命。つまり無量の寿命を持つ仏さまです。次にアミターバのアーバは光。無量の光を持つ仏さまです。

 無量とは「量れない」という意味です。これは「量らない」とも解釈できます。

 

・阿弥陀さまを考えるうえで、「量らない」は重要語。私たちは、つねに物事を量ります。いくらあるか、いい子か悪い子か………などと量り、比較、差別します。

 

阿弥陀さまの光で満ちた浄土には苦しみもなければ、喜びもない

・阿弥陀さまの名前に込められた「量らない」「無量の光」というふたつの意味は、そのまま阿弥陀さまの主宰する極楽浄土の概念にもなっています。

 この世では、光が当たれば必ず影ができます。一方、極楽浄土は光だけの世界。影がありません。

 

・光ばかりになると、ものは見えません。あれこれと量ることもありません。比較も存在しない。それが極楽浄土です。

 この世は影があり、ものを見ることができます。見えれば量りたくなり、比較や差別も生まれます。極楽浄土の光の世界に対して、この世は苦しみを生む影の世界。

 

極楽浄土から覗くこの世は、喜怒哀楽いっぱいの遊園地

・「遊於娑婆世界(ゆうをしゃばせかい)」――娑婆世界に遊ぶ――これは「観音経」というお経に登場する言葉。娑婆で遊ぶのは、観音さまです。

 

・観音さまは、阿弥陀さまの勧めによってそんな娑婆に遊びに来るのです。

 

・阿弥陀さまは提案します。「観音よ、娑婆世界には苦しみがたくさんある。それらを体験すると、よい修行になりますよ」。極楽浄土から覗く娑婆はいわば喜怒哀楽の遊園地。観音さまは娑婆に遊学しに来ているのです。

 

観音さまは変身してやってくる。あなたも、隣の人も、全員観音さま

観音さまは、娑婆世界に遊学に来るとき、33の姿に変身します。

 

・33の姿を全部覚える必要はありません。大事なのは6つ。比丘・比丘尼・優婆塞・優婆夷・童男・童女です。比丘・比丘尼は男と女の出家者、優婆塞・優婆夷は男と女の在家信者、そして男の子と女の子……この6つの姿で、すべての仏教者を指しています。

 ひょっとするとお隣さんやあなたの子どもは観音さまの化身かもしれません。仏教に関心を持ち、いま仏教を学ぼうとしているあなたもまた観音さまなのです。

 

人ごみのなかで観音さまを見分けるには………

・この世の娑婆世界において、あらゆる人に観音さまの変化身の可能性があるのなら、街ゆく人々の誰が観音さまなのか気になるでしょう。

 どこで見分けたらいいか、わかるでしょうか?

 

・だからこそ阿弥陀さまの極楽浄土では良し悪しを「量らない」のです。観音さまを見分けるには、阿弥陀さま方式で「この人は観音さま」「この人は観音さまではない」と量ってはいけないということです。

 あなたも私も観音さま、みんなが観音さま。そう思ってみてください。すると人の見え方が変わってくるはずです。

 

対立修行のためにやってきた。ゴキブリもムカデもみんな観音さま

・しかし極楽浄土視点では、それは有意義な「対立修行」のチャンスともいえます。観音さまは、苦しむためにこの世に遊学に来ています。自分も観音さまとして、苦労を与えられているのかもしれません。お姑さんも観音さまで、お嫁さんに修行させてくれているのかも…………。修業中はしっかり憎んでおきます。やがて寿命が尽きて、極楽浄土に戻ったあかつきには「お疲れさまでした」と言い合えればいいのです。

 

第2講 まとめ

・私たちはみんな極楽浄土から娑婆世界にやってきた観音さま。倶会一処と言った通り、この世での修行がおわると、ふたたびふるさとである極楽浄土に帰っていくのです。この世の苦しみは観音さまにとっての楽しみであり、修行なのです。この世で対立した者同士でも、あの世で再会したときにはお互いあのときは大変だったね、と笑いながらねぎらい合うことができるでしょう。

 

第3講 お念仏で欲を捨てる

阿弥陀さまの救済を説く3つのお経。極楽浄土と往き方が記されている

・阿弥陀さまの救済を説いた代表的な経典「無量寿経」「観無量寿経」「阿弥陀経」を浄土三部経と称します。

 

・ここから西のほう、10万憶の仏さまの国々を過ぎたところに、極楽という国があります。極楽には阿弥陀という仏さまがいらっしゃいます。極楽に暮らす衆生には、苦しみがなく、楽しみがあるので極楽と呼ばれるのです。

 

阿弥陀経は「そのまんま経」。色と光に秘められたそのまんま思想

・あなたは、そのまんまで、あなた自身の光を放っている。

 

南無とは「お任せします」の意味。阿弥陀さまにすべてを任せる

・最初に「南無阿弥陀仏」とは「阿弥陀さま、どうか極楽浄土に生まれさせてください」という願いの言葉と説明しました。

 

・具体的な目標を実現するために阿弥陀さまにお願いをするわけではありません。目標があっても「私はこういう願いを持ってはいますが、阿弥陀さまがよきにはからってください」……これが「南無阿弥陀仏」です。

 

欲をつかって判断してはいけない。念仏は損得勘定を捨てる祈り

・「南無阿弥陀仏」の語源をたどると、「(わからないことを)阿弥陀さまにお任せすること」。

 この世はわからないことであふれています。不可思議なのに、比較や差別を持ち込み、良し悪しを“量ろう”とするから、苦しみが生まれます。

 

・私たちは目先の利益に目が眩み、損得勘定をしてしまいます。思い込みで良し悪しを判断して、勝手に苦しんでいるのです。真の損得はわかりません。「南無阿弥陀仏」で阿弥陀さまにお任せしてしまうほかに、方法はないのです。

 

祈りには、請求書の祈りと領収書の祈りの2種類がある

・祖母は、仏さまに請求書をつきつけるような祈りはいけない、と言っていたのです。請求書の祈りは、欲から起こるもの。仏さまに対して失礼でしょう。祖母の言う通り「ありがとうございます」と領収書の祈りをするべきです。

 

よい欲などない。困った偽善者ほどいいことをしたがる

・絶対に悪いことをしていないという人が、もしいるとしたら、その人は、悪いことをするチャンスがなかっただけです。人は誰しも、悪いことをする可能性を秘めています。自称「善人」の多くは、他人と比較し、差別して「私はそんなに悪いことはしていない」と、自分自身に言い聞かせているだけでしょう。

 

医者にも僧侶にも任せてはいけない。任せていいのは、阿弥陀さまだけ

・日本で「先生」と呼ばれる職業の人たちは、ほとんどが専門技術者です。人生の問題を相談する相手ではありません。

 人生相談は、わからないことの集大成。それに答えられる人など、この世にはまずいません。阿弥陀さまに任せるのでなければ、せめてこの世で苦しみ、修行を積んだ人、生き方の総合力があり、人生経験が豊富な人に相談を。

 

頼りたいときは「枯れた人」に。欲が少ない人ほど阿弥陀さまに近い

・名僧と呼ばれ、私自身も尊敬していたお坊さんが、98歳になったときのこと。「私は108歳まで生きたい、あと10年生きたら21世紀。19世紀生まれだから、ホップステップジャンプで3世紀生きたい」と話したときには、年をとっても欲は枯れないのだと驚き、呆れました。

 でも、まあ生き方に迷い苦しんだときは、医者よりも隣のおばあちゃんに相談するほうがマシでしょう。結局は「南無阿弥陀仏」で阿弥陀さまにお任せするしか、その苦しみを消せないのだと理解しておきましょう。

 

第3講 まとめ

・私たちは欲があるから、ああなりたいこうしたいと思います。それが叶わないと、すぐに不安や苦しみを感じます。「南無阿弥陀仏」というお念仏は「阿弥陀さまにお任せします」という意味です。私たちの不安や苦しみを阿弥陀さまにお任せし、「よきにはからってください」という祈りの言葉。お念仏をとなえると不安や苦しみは阿弥陀さまのもとへ。するとどうでしょう。あなたはあなたそのまんま、いまの自分を幸せだなぁと感じることができるはずです。

 

第4講 極楽浄土に往きつく方法

<「南無阿弥陀仏」なら最短で極楽浄土に往くことができる

・「南無阿弥陀仏」で阿弥陀さまにお任せすることができるようになると、必ず阿弥陀さまのいる極楽浄土に往くことができます。

 

・さらに大乗仏教には、自力と他力の2分類があります。

 

・小乗仏教では、人間の力で100%物事の解決ができると考えます。大乗仏教では、自分の力だけでは救われません。仏こそが救済パワーを持っていると考えます。

 

自力と他力は、子猿と子猫ほどの違いがある

・自力でも他力でも、基本的には仏力によって救われます。その仏力を得るため、しがみつく子猿のように、自分の努力が必要とされるのが、自力。何もしない子猫のように、一切の努力が不要なのが他力なのです

 日本の阿弥陀信仰(浄土教)のはじまりは平安後期。それまでの仏教では、仏力獲得に何らかの地力が必要とされてきました。それが「南無阿弥陀仏」という念仏の登場で、自力不要となりました。浄土教が庶民にまで広まったのは、それが他力だったからです。

 

いつでもどこでも誰でも救われる。苦しみの時代に広まった浄土思想

・阿弥陀さまを信仰する仏教を浄土教と呼びます。浄土教誕生以前、平安中期までの仏教は、功徳を積まなければ救いはありませんでした。仏力があっても、自分も努力しなければならなかったのです。

 

・金持ちや権力者は、お布施をし、寺をたてたり、仏像をつくったりと、よい(と思われている)ことができます。浄土教以前の仏教では、そういう人は「善人」であり、救いの対象となりました。

 でも、貧乏人のほうが圧倒的に多い時代です。貧乏人は悪いことをしないと生きていけませんでした。それではほとんどの「悪人」は救われないことになります。

 

・ところが、阿弥陀さまは最低辺にいる人までも救うと宣言しています。誰でもできる「南無阿弥陀仏」という念仏を、自国の極楽浄土に招く条件としていることからもうかがえます。すべての人が救われる浄土教。悪人も救いの対象にすることは、この世のヒエラルキーを逆転させる世界観でした。

 

法然は、誰もが救われるもっとも簡単な方法に気づいた僧侶

・浄土教という教えが、他力の要素を強めていったのは、平安末期に活躍した浄土宗の開祖・法然登場以降。それ以前はまだ自力の要素が強かったのです。念仏は仏教の修行のひとつで、2種類あります。「南無阿弥陀仏」と口に出してとなえる「称名念仏」と、阿弥陀さまの姿や極楽浄土をイメージしながら精神統一をする「観想念仏」です。

 最初は「観想念仏」が主流。

 

・そして「称名念仏」が誰もが救われる教えで、誰でもおこなえる容易さゆえに「観想念仏」より優れていると気づきます。ひたすら念仏をとなえる「専修念仏」こそ阿弥陀さまの願いにかなう修行だと確信したのです。

 

「阿弥陀さまが選んでくださる」疑いを捨ててただとなえる

・法然の主著に『選択本願念仏集』があります。66歳のとき、法然に帰依していた公卿・九条兼実に懇願され、念仏の教えをまとめたものです。

 題名にある「選択」とは、法然が選び取った教えという意味ではなくて、阿弥陀さまによって選択されたという意味です。いろいろな行があるなかで、法蔵菩薩(阿弥陀さまの前身)は念仏によって人々を救う方法を選び取られて、その実現のために厳しい修行をしました。修行の末に、如来となりました。だから、私たちはその本願を信じ、念仏だけをすればいいのです。それなのに、写経や座禅などをするのは、阿弥陀さまを疑うことになります。法然はそれゆえ、ほかの行をする必要はないと書いています。

 

法然の弟子・親鸞。疑問を捨て、法然の理論を煮詰めた

・法然の弟子が浄土真宗を興した親鸞。親鸞は「法然上人にだまされて念仏して地獄におちたとしても後悔しない」と言うほど、師を敬愛しました。

 しかし、ふたりの考えは同じわけではありません。親鸞が法然のもとにいた期間は約6年。その後は互いに流罪となり、会うことはありませんでした。法然と別れたのは35歳ですから。親鸞はその後50年以上も、ひとりで思索したのです。

 「悪人正機」として知られる「善人なおもて往生をとぐ、いわんや悪人をや」という言葉があります。親鸞の言葉として有名ですが、法然の伝記にも残されています。この解釈も、ふたりは少し違います。

 

「非僧非俗」は生涯をかけた実験だった

・浄土宗への弾圧で越後に流された親鸞は、僧侶資格をはく奪されましたが、俗人に戻ることをよしとせず、自らは非僧非俗(僧侶でも俗人でもない)を名乗りました。

 念仏さえできればどんな生活でもよいと言った法然は、戒律を守り通した僧侶でしたが、親鸞は日本の僧侶としてはじめて結婚に踏み切り、子どもをもうけ、俗世のなかで仏教を実践するという実験に生涯をかけたのです。

 

『蜘蛛の糸』でわかる開祖による浄土への往き方

・法然なら、糸を腰に巻きつけて、阿弥陀さまに「南無阿弥陀仏」と合図を送るだろう。あとはすべて阿弥陀さまにお任せする。

 

・親鸞は、もし自分でのぼろうとすれば、すぐに凡夫と同じ気持ちになってしまうだろうことを自覚している。自分の愚かさがわかるから、何もしないで阿弥陀さまの救いを待つ。

 

悪いことをせざるを得ない。生きづらさが信心を生む

・親鸞の考えは、法然の教えを哲学的に深めたものです。親鸞にとって「悪人」というキーワードが、阿弥陀さまの救済、極楽浄土への誘いを理解するために必要でした。

 善人、悪人の善悪とは、合法・非合法の問題とは次元が違います。勝ち組・負け組、優劣とは別物。でも、そのような比較や差別を生む世の中を、生きなければならないという自覚があって、はじめて善悪の観念が生じます。

 

・そう考えたとき、私たちは悪いことをせずに生きられないのだと気づきます。この世は生きづらく、誰もが悪人なのです。

 法然や親鸞の時代、庶民の多くは、自分など救われない悪人だとあきらめていました。「悪をせざるを得ないあなたたちこそ救われる」と、生きる勇気を与えてくれたのが「南無阿弥陀仏」。悪人の自覚が生まれたとき、阿弥陀さまを信じる心も生まれるのです。

 

第4講 まとめ

・将来、阿弥陀さまの極楽浄土に往きつくためには、阿弥陀さまを信じてすべてお任せする気持ちが重要です。阿弥陀さまを信仰する浄土教は平安時代末期、庶民が絶望し苦しみ抜いた時代に登場しました。「南無阿弥陀仏」で極楽浄土往生できるという教えは、貧しくしいたげられていた人々に希望を与えました。仏を信じる気持ち(発心)は自らの立場を客観的に理解して娑婆世界(この世)での生きづらさを自覚するところから生まれるのです。

 

第5講 いつも心に極楽浄土を

「厭離穢土 欣求浄土」忸怩たる思いが浄土を求めさせる

・浄土教に「厭離穢土 欣求浄土(えんりえど ごんぐじょうど)」という言葉があります。この世の娑婆世界を穢れた国土とし、それを厭い離れたいと思い、清浄な極楽浄土を切望する。娑婆世界を穢土だと認識することが、念仏をするのに大切です。

 

穢土はこの世、地獄そのもの。競争と欲望と勤労の世界

資本主義社会こそ穢土。競争原理が支配する世界

・人と比べて(競争原理)、よりよい生活をしたいと思ったら(欲望原理)、私たちの暮らす社会は資本主義社会なのでお金が必要になる。馬車馬のごとく働く(勤労原理)……。がんばることがすばらしいと称賛されるいまのこの社会こそ地獄そのもの。

 

穢土とは言い換えれば、地獄・餓鬼・畜生の世界です。これらは人間の世界よりも下層にあるものだと考えられていますが、実際、日々の生活のなかで起こることを見てみると、この世は、そのまま地獄・餓鬼・畜生の世界だとわかります。

 

・競争原理は、私たちが生きる資本主義社会を支えるものでもあります。資本主義は地獄をつくり出しているおおもとだと思ってください。

 

・餓鬼の世界は、欲だらけの世界です。餓鬼に3種ありといわれています。無財餓鬼は財産のない餓鬼。小財餓鬼はちょっと財産を持っている餓鬼。多財餓鬼はいっぱい財産を持っている餓鬼です。

 

・じつは餓鬼というのは、財があるかないかで決まるものではありません。自分の持ちもので満足できない人のことを餓鬼と呼びます。

 

畜生の世界とは、勤労原理の世界です。文句も言わずに、一生懸命働く者が畜生。すると日本人はみんな畜生になります。

 がむしゃらに働くことはよいことだと思う人が多いようです。がむしゃらに働けば、他人の仕事がなくなり、大迷惑。働くことは立派でもなんでもありません。

 

地獄の正体をあきらかにすると、極楽浄土が具体的に見えてくる

・仏教には如実知見という言葉があります。目の前のことを偏見や思い込みを持たずに、ありのままに見ること。これが仏教者の姿勢であるという意味です。

 私たちの生きる娑婆世界をありのままに見て、徹底的に正体をつかもうとすることが大事です。すると穢土である娑婆世界の本質が見えてくるでしょう。 

 競争原理が支配する地獄、欲望原理が支配する餓鬼、勤労原理が支配する畜生、この3つの世界が穢土たらしめている本質だとわかるはずです。本質があきらかになったら、「人間らしく」生きるにはどうすればいいのか、考えてみましょう。

 

「人間らしく生きたい」そのために仏教がある

仏教は、人間が人間らしく生きる道を教えてくれるものです

 しかし、現在の日本には地獄の生き方しかありません。この世を少しでも極楽浄土に変えたいなら、生活の発想そのものを、変えていくことが重要です。

 

大事なのは「小欲知足」。欲をなくせとは言いません。欲を少なくして、ほどほどで満足する。みんなが幸せになれる方法です。

 

老い、病気、死の延長線上に極楽浄土が存在している

・「小欲知足」を実践していけば、この世を少しだけ極楽浄土に変えることができると言いましたが、欲を少なくしていくと、いずれは「死」に近づいていきます。

 この世の娑婆世界に対して、極楽浄土はあの世にあたります。あの世の別の意味は「死後の世界」。死が訪れたとき、欲は消え去り、心がしずまり、ろうそくの火が消されたような涅槃という境地に入るといわれます。

 

老病死にむしばまれるほど、自分のなかの極楽浄土が育っていく

・生きることはさまざまな欲望を満たしていくことでもあります。その根底には生きたいという欲があるからです。

 しかし、私たちは生まれたときから死をかかえています。一日一日と老いて、やがて病気になり、死100%に近づいているのです。これは見方を変えれば、老病死が人生そのものだともいえます。

 

この世は穢土。そこで生きなければならない私たちでも、心のなかにほんの少し極楽浄土を持てるようになれば、生き方が変わっていきます。

 

四苦八苦は普遍的な苦しみ

お釈迦さまは人間の苦しみを「四苦八苦」にまとめました。四苦とは産道を通るときに味わった生苦、年老いていく老苦、病気になる病苦、死を迎えねばならない死苦。八苦は、さらに、愛する人と別れねばならない愛別離苦、憎い人と出会わねばならない怨憎会苦。求めても手に入らない求不得苦、成長過程で心身に苦しみを感じる五蘊盛苦(ごうんしょうく)を加えたもの。誰もが味わう普遍的な苦です。

 

浄土の存在に気がついたとき、「信心」が生まれる

・つらいこと、悲しいことなど、思い通りにならない現実にぶつかればぶつかるほど、私たちは、自分の弱さや愚かさに直面せざるをえません。

 でも、娑婆世界が穢土であることを徹底的に認識すると、極楽浄土が思い出されるようになります。心のなかには、この世と反対の世界である極楽浄土の存在が大きくなっていくのです。

 しかし、自分の力では、極楽浄土を生きながら実現することはとても困難です。

 

・極楽浄土を思い、阿弥陀さまに「どうか私をお救いください。南無阿弥陀仏」と手を合わせるのは、すなわち、「量らない」ということです。人生は思い通りにならない。だからこそ阿弥陀さまにすべてを任せます。「南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏………」ととなえて、自分の判断、選択を手放したとき、阿弥陀さまは「あなたは、そのまんまでいいのだよ」と救ってくれるのです。

 

絶対他力・親鸞の念仏は最初から最後まで「ありがとう」

・自らの無力さは徹底的に見つめた親鸞にとっての「南無阿弥陀仏」はつねに感謝の念仏。「阿弥陀さま、お助けください」と思ってとなえる念仏は、自力の要素があるからです。親鸞は、念仏を阿弥陀さまが私にとなえさせているのだ、とも。だから最初に念仏をしたときに阿弥陀さまが己を救ってくれていることは決定しています。すべての念仏は阿弥陀さまへの感謝の表明なのです。

 

この世で涙を流せば流すほど、その人の瞳は美しくなる

・法然に臨終が近づいてきたときのことです。弟子が「極楽往生は確実でございますか?」と質問しました。法然は、「我もと居せし所なれば、さだめて極楽へ帰り行くべし」と答えました。私は、もともと極楽浄土にいたのだから、きっと故郷に帰るだろうというのです。

 私たちはいま、すでに仏教を学んでいます。この時点で、あなたも私も、仏教徒。みんな観音さまなのです。観音さまは、極楽浄土から姿を変えて、この娑婆世界に修行をしに来ています。苦しみ楽しむために来ています。もし、悲しみや苦しみに遭遇したときは、このことを思い出してください。

 

第5講 まとめ

「南無阿弥陀仏」は本当に極楽浄土に往きたいと願ったときに本物になります。極楽浄土を心底求めるには、まずあべこべの世界であるこの世の娑婆世界をしっかり見つめなければいけません。この世は苦で満ちています。でも、苦と向き合い修行することで極楽がはっきり目の前にあらわれるのです。

 そもそも私たちは、極楽浄土からこの世にやってきた存在。苦を味わう修行によっていつか帰る故郷を思い出しているのです。耐えられないほどつらい修行もあるかもしれません。そんなときもやっぱり「南無阿弥陀仏」。「阿弥陀さま、元気ですか?」「阿弥陀さま、こんなことがありました」「阿弥陀さま、ありがとう」「阿弥陀さま、助けてください」故郷にかける長距離電話だと思って何回も何回もとなえてみてごらんなさい。

 

  

(2019/7/12)

 

 

 

『ひろさちやの「日蓮」を読む』

佼成出版社  2004/7/1

 

 

 

日本仏教における戒の歴史

・授戒とは、出家しようとする者に戒を授けること、あるいはその儀式を指します。そして、その授戒を行なう施設を戒壇といいます。

 

・しかし、日本へは当初、仏像しか入ってきませんでした。お坊さんが日本にいないゆえ、日本ではお坊さんをつくることができなかったのです。

 それはなぜかというと、授戒は「三師七証」といって、三人の師匠と、七人のお坊さんが証人として臨席していないとできない決まりだったからです。

 ですから日本では、仏教が入ってきてしばらくの間、寺院は建てられても、授戒している僧侶がいませんでした。中国からお坊さんが一人二人と来日しても、まとまって十人いないことは授戒できないのですから。

 

・その後、戒壇は東大寺のほかに、筑前(福岡県)の観世音寺と、下野(栃木県)の薬師寺にも造られ、日本の三大戒壇ができました。

 

最澄の戒壇、日蓮の戒壇

・ところが最澄は、「日本の仏教は大乗仏教なのだから、小乗仏教の二百五十戒を授けるのはおかしい」と主張します。

 最澄は、「そんな小乗仏教の戒律にこだわると、日本の仏教は小乗になってしまう。だから比叡山には大乗仏教の戒を授ける戒壇に建立を許可して欲しい」と、朝廷に願い出たのですが、最澄の生きているうちには実現されませんでした。

 

・そういう現状でしたから、日蓮は最澄の大乗戒からさらに一歩踏み込んで、『法華経』の精神に基づいた戒壇をつくりたかったことでしょう。天上で授戒するという『法華経』の精神に基づいた「心の戒壇」は、日蓮の願いでした。

 いっぽうで前半生においては「心の戒壇」以外に、現実の戒壇をつくりたかった……、そういう思いもやはりあっただろうと思うのです。

 

・日蓮が『法華経』に帰依したその先には、「この世での民衆の救済」がありました。その実現のための現実的手段として、『法華経』に基づく戒壇の設立を切望していたのではないかと思います。

 

『立正安国論』

日蓮の目指したもの

・日蓮が安房の地頭東条景信から清澄寺を追われて鎌倉に上ったあと、数年の足どりはわかっていません。当時続いた災害の原因を、仏教者の立場から調査していたのではないかと思います。その調査結果をまとめたのが『守護国家論』『立正安国論』だったわけです。

 

日蓮は、すべての実践の先に「安国」を置いていました。

 この安国とは、「この世に浄土・仏国土を実現する」ということ。この浄土・仏国土は、『法華経』に基づいて実践すれば、かならず実現できるはずだと日蓮は考えていました。

 その理論に沿って、あの世へ往生してからの成仏より、この世の中に浄土を打ち立てたい、ほとけさまの国の建設という『法華経』の理想を、この世で実現しようとしました。

 決して、仏教思想や『法華経』の精神をもって日本という国を治め、栄えさせようとしたわけではありません。

 あくまで、すべての人々を、この現世において救済する。安穏に暮らせるようにしようとしていたのです。それが安国の意味であると解釈すべきでしょう。

 あの世ではなくてこの世――。

 

このときの日蓮の視点は、いまこの現世にあるからです。これは、国家や権力者に翻弄される民衆と同じ立場、同じ目線で世の中を見ていたということです

 それゆえ、現世での救われをあきらめ、極楽浄土への往来を説く浄土教を厳しく批判しますし、この世での浄土実現のためには「武装闘争をもってしても」とさえ考えました。でもこれは、仏教者としての目線ではありません。

 この視点がまさに日蓮の前半生の視点であり、『法華経』観でした。これが、佐渡への流罪を契機に一気に転換していきます。

 

『立正安国論』

・文応元年(1260年)、日蓮は『立正安国論』を著し、幕府の実権を握っていた前執権北条時頼(1227~1263年)に奏上しました。

 

・一言で言えば、「災害や戦乱によって国が乱れ、民衆が苦しむのは、幕府が邪法に帰依していることに起因する。それゆえ、国家を平安にし、民衆を安穏ならしめるために、その邪法を禁止して『法華経』に帰依することこそ、幕府のとるべき道である」ということです。

 しかしながら、日蓮の『立正安国論』は、幕府から完全に黙殺されます。

 

・それは、当時の幕府にとってもっとも重要なことは、国内の治安維持でした。それゆえ、既成の仏教教団、とりわけ民衆にまで根を下ろし、深く浸透しつつあった法然の浄土教の禁止を求める日蓮の主張を聞き入れることは、どうしたってできませんでした。

 

法然の念仏から日蓮の『法華経』へ

・当時大流行していた念仏は、日蓮にどのような影響を与えたのでしょうか。

 

・また、最澄ののちに唐に渡った円仁は、密教思想とともに五台山で行なわれていた念仏を持ち帰り、比叡山における浄土教の基礎を築きました。こういう下地のある比叡山の流れから、法然独自の念仏である、

――専修念仏(ただ念仏だけで救われる)――が生まれます。

 ひるがえって、念仏が主流を占めていた天台宗寺院で出家した日蓮が、『法華経』ひとすじ、『法華経』以外では成仏できない、ほかの経典では救われないという考え方を導き出した背景には、この法然の「専修念仏」の考え方がなんらかの影響を与えていたのではないかと思います。


念仏の教えが極楽浄土への往生という死後のものであるのに対し、法華経は現世利益を中心とするのが特徴で、聖徳太子以来、偉大な仏教者、為政者、そして一般庶民にまで広く信仰されてきた。(2)

2024-06-25 10:04:40 | 森羅万象

 

【五百弟子受記品(ごひゃくでしじゅきほん)第8】 成仏の可能性を示す「衣裏繋珠の喩」

・五百弟子受記品では、すべての人々が仏性をもっているという事実が示される。

 

・衣裏繋珠の喩は衣の裏にある宝に気づかなければ、それは何の役にも立たないとの説話。つまりでは、自分のもつ成仏の可能性に気づきなさいと説かれているのだ。

 

【授学無学人記品(じゅがくむがくにんきほん)第9】 有学・無学の区別なく与えられる成仏の保証

・授学無学人記品でも、これまでと同じく釈尊による授記が続く。ここでは有学・無学にかかわらず、みな平等に仏になれるという教えが説かれる。

 

・さらに「羅睺羅(らごら)は未来世でも無量億の仏の長子として生まれて仏道を求め、蹈七宝華如来(とうしっぽうけにょらい)という名の仏になる。学・無学の二千人は、みな宝相如来(ほうそうにょらい)という名の仏になる」と語った――

 こうして、すべての仏教徒に授記が行なわれ、三乗方便・一乗真実の教えは、この授学無学人記念をもって完了することになる。

 

【法師品(ほっしほん)第10】法華経の信仰をもち続けることの難しさを説く

・法華経の二経六段の区分けでは、前品の授学無学人記品までが迹門(しゃくもん)の本論にあたる正宗分で、この法師品から実践を説く流通分(るづうぶん)になる。

 それにともない、説法の対象も仏弟子から菩薩に変わる。菩薩に法華経を広めることの功徳を示し、布教の決意を促すのだ。

 

・法華経を布教すれば功徳を得られる。だが、信仰し続けるのは生やさしいことではない。法師品は、そうした内容を教えている。

 

【見宝塔品(けんほうとうほん)第11】天空の宝塔での説法のはじまり

・これまでの釈尊の説法は霊鷲山を舞台に行なわれていたが、この見宝塔品からは天空の宝塔に移る。

 ただし、内容は前品と同じようなもので、釈尊の入滅後に法華経を受持することがいかに難しいかが説かれる。

 

・これ以降は、天空の宝塔を中心に説法が繰り広げられることになる。

 

【提婆達多品(だいばだったほん)第12】極悪人や女性の成仏の根拠を示す

・法華経は、殺人を犯した極悪人でも、古来成仏できないとされてきた女性でも、必ず仏になれると説く画期的な教えだ。その根拠が示されているのが提婆達多品である。

 ――ある国の王が「大乗の教えを示してくれる者があれば、生涯その下僕になろう」といったところ、ある仙人が法華経を説いた。すると国王は千年間、仙人の奴隷として仕え、成仏できた。その国王こそ過去世の釈尊であり、仙人は今生の提婆達多だった。

 

・じつは、この提婆達多とはもともと釈尊のいとこだったのだが、出家後に釈尊と対立し、狂象をけしかけたり、大岩を落として釈尊殺害を謀り、さらには教団を乗っ取ろうとした人物である。

 しかし釈尊によれば、そんな提婆達多でも過去世では自分の師で、未来世では天道の世界で天王如来という名の仏になるという。これは「悪人成仏」の教えの根拠である。

 

・一方、「女人成仏」の教えの根拠となっている説話は次のようなものだ。

 ――海中にある龍宮で法華経を説いていた文殊菩薩が、「龍王の娘・龍女が菩提心を起こして成仏した」と語った。しかし、舎利弗はこれに疑念をもち、「女身は穢れており、仏になることはできないといわれている」と反論した。すると龍女は突然男に変わり<変成男子(へんじょうなんし)>、成仏してすばらしい仏の教えを説いて見せた――法華経成立当時の通念を破る、悪人成仏と女人成仏の教え。

 これは、この経典の救済力の大きさを物語る証左となっている。

 

【勧持品(かんじほん)第13】菩薩たちが命をかけて法華経の布教を誓う

・勧持品では、法華経を広めるにあたっての菩薩たちの誓いが示される。

 

・ここで菩薩たちが述べた「法華経を広めるためには身命をも惜しみません」という言葉は、法華経の信者としての覚悟を示した有名な句だが、じつはこれが日蓮宗の基本的布教姿勢になっている。

 つまり、相手の悪を指摘し屈服させ、正信に導き入れる折伏(しゃくぶく)の理論的支柱になっているのだ。

 

【安楽行品(あんらくぎょうほん)第14】釈尊が法華経の布教方法を説き示す

・安楽行品は、勧持品と対をなす。

 ここでは前品で法華経の布教を誓った菩薩たちのために、布教活動における四つの指針が示される。

 

・その後、釈尊は法華経を容易に説かず、一切の煩悩を振り切った者にだけ説くことをたとえた「髻中明珠(けいちゅうみょうじゅ)の喩」を説き、法華経前半の迹門が終わる。

 

【従地涌出品(じゅうぢゆじゅつぽん)第15】地下から涌きあがる無数の菩薩の正体とは

・従地涌出品からは、法華経の本門がはじまる。

 釈尊が「久遠の本仏」であることがいよいよ明かされていくのだが、この品はそのプロローグとなっている

 ――多くのほかの国土から、釈尊の住む娑婆世界(この世)に来ていた八恒河沙(はちごうがしゃ)(恒河沙は数の単位、ガンジス川の砂のほど多くの意)を超える数の菩薩たちは、「釈尊入滅後の世界で法華経を広めることを許してほしい」と申し出る。

釈尊が「この世界にも多くの菩薩たちがいるから」と申し出を断わると、地面が激しく震動して、地下の虚空にとどまっていた幾千万億もの菩薩たちが姿をあわらした。

 そして釈尊が「これらの地涌の菩薩は、わたしが娑婆世界で悟りを得てから教えを導いた者たちだ」というと、弥勒菩薩は「釈迦が菩提樹の下で成道されてから四十年ほどしか経っていないのに、どうしてこんなに多くの菩薩を育てられたのか」と説明を求めた――

この弥勒菩薩の疑問に対する答えは、次の如来寿量品(にょらいじゅりょうほん)第16で明らかにされる。

 

【如来寿量品(にょらいじゅりょうほん)第16】釈尊の永遠性を説き示す

  • 仏としての釈尊と人間としての釈尊

如来寿量品には、法華経の本門におけるもっとも重要な教えであり、法華経の中心思想でもある「久遠の本仏」が説かれている。まず従地涌出品での弥勒菩薩の質問に答える形で、仏の命が永遠であることが明らかにされる。

 

・わたしが入滅して仮に肉親が消滅したとしても、そのもとにある「久遠の本仏」が繰り返しこの世に姿をあらわし、さまざまな方便を使って人々を救うだろう――

 

  • 釈尊は永遠の命をもつ仏

・さらに釈尊は「良医治子の喩」をもって、仏の寿命が久遠であること、人々に難遭(なんそう)の思いや恭敬の心を抱かせるために入滅を示すことを述べる。

 

そして釈尊は「自我偈(じがげ)」、あるいは「久遠偈(くおんげ)」として知られる如来寿量品末尾の偈文(げもん)(詩)において、自らが久遠の本仏であることを人々に語り聞かせる

 

・この如来寿量品によって、われわれは久遠の本仏に行かされていることを知り、この現実世界こそが仏の浄土であることを知るのである

 

【分別功徳品(ぶんべつくどくほん)第17】法華経の行者が得られる功徳の分類

・法華経本門の本論にあたる正宗分はこの分別功徳品の前半で終わり、後半からは実践を説く流通分に入る。 

この品の要点は、修行によって得られる功徳についてである。

 ――釈尊の教えの偉大さ、寿命の長さを聞いた聴衆は、歓喜して悟ろうとする心を起こす。釈尊は「わずかでも悟りの心を起こせば、その功徳ははかり知れない」と述べた――

 

【随喜功徳品(ずいきくどくほん)第18】法華経の行者に訪れる多大なる功徳

・随喜功徳品では、分別功徳品で説かれた「滅後の五品」のなかの①法華経を聞いて喜びの心を起こす段階について、さらに詳しく説かれている。

 

・「また、僧坊に詣でて一瞬でも法華経を聞き、読経し、人にも勧め、教え説く人の受ける福徳には限りがない」と――

 このように、法華経を聞いて喜びの心を起こす人には大きな功徳がもたらされる。法華経による恩恵は絶大なのだ。

 

【法師功徳品(ほっしくどくほん)第19】五品の修行で得られる知覚器官への功徳

・随喜功徳品に引き続き、法師功徳品でも法華経の功徳が説かれている。

 

・つまり、法華経を説き広める人の知覚器官には、人知を超えた力が備わることになる。

 

【常不軽菩薩品(じょうふきょうぼさつほん】第20】常不軽菩薩が明かす法華経の行者の福徳

・常不軽菩薩品では、法華経の行者を誹謗する者の罪報と信受する者の福徳が、常不軽菩薩の故事によって明らかにされる。

 

・――像法(ぞうほう)の時代(正しい教えが消滅する時代)に、常不軽という菩薩の比丘があらわれ、自分の出会うすべての四衆(ししゅ)(比丘・比丘尼、優婆塞・優婆夷)に対して礼拝し、「深くあなたたちを敬います。あなたたちはみな菩薩道を行じ、仏になることができるからです」といった。四衆たちは「仏になれる」などと予言する者は身のほど知らずもはなはだしいと怒り罵って常不軽を迫害した。しかし、常不軽は礼拝行をやめなかった。やがて常不軽は臨終のときを迎えたが、虚空に法華経の偈を聞き、六根の清浄の功徳を得て成仏することができた。釈尊の過去世は、じつはこの常不軽菩薩だったという――

 この常不軽菩薩を、日蓮は法華経の修行者の模範としている。

 

【如来神力品(にょらいじんりきほん)第21】地涌の菩薩に与えられた布教の使命

・従地涌出品第15では、法華経を説き広めるために地涌の菩薩たちが呼び起こされ、その後の五章では布教に関する教えが説かれた。

 そして、この如来神力品では釈尊が地涌の菩薩たちに対して、釈尊入滅後の世界で法華経を広めるよう付属(命令)するのである。

 

・そして釈尊は地涌の菩薩たちにこう告げる。「仏の神通力は、このようにはかり知れず不可思議なものだ。無限の時間を費やしても、仏の教えを解き明かすことはできない。しかし、すべての教え、すべての神通力、すべての秘された真実の意味、すべてのたとえようもなく奥深いことは、法華経に説かれている。だから、わたしの入滅後に一心に法華経を受持して、法華経の教えるように修行すべきである

 

【嘱累品(ぞくるいほん)第22】すべての菩薩に託された宣教の使命

・嘱累品では如来神力品と同じく付属の儀式が扱われる。ただし、如来神力品では地涌の菩薩たちに付属がなされた(別付属)のに対して、この品では広くすべての菩薩に付属がなされる(総付属)。

 

・釈尊の言葉を聞いた菩薩たちは、みな大きな喜びに満たされ、「釈尊の戒めのとおりに行います。どうか、ご安心ください」と述べ合った――

 最後、釈尊が多宝塔を出て扉が閉められると、仏たちはいっせいに還っていく。これ以降、虚空にあった説法の座は地上に戻されることになる。

 

【薬王菩薩本事品(やくおうぼさつほんじほん)第23】薬王菩薩が示す法華経実践のあり方

・釈尊に法華経を説き広めるよう命じられ、みなが喜びにわくなか、薬王菩薩本事品では薬王菩薩の過去世の修行が明かされ、法華経を受持することの功徳が説かれる。

  ――遠い過去世、日月浄明徳如来(にちがつじょうみょうとくにょらい)が一切衆生喜見菩薩(いっさいしゅうじょうきけんぼさつ)らに法華経を説いた。菩薩は現一切色身三昧(げんいっさいしきしんざんまい)という境地に達し、如来と法華経を身をもって供養するためにさまざまな香料を飲み、香油を身体に塗って自らを燃やした。その光明は80億恒河沙(ごうがしゃ)の世界を照らし、千二百年ものあいだ燃え続けた。

 

・一切衆生喜見菩薩は、こうして多数の人々に菩提心を起こさせ、現一切色身三昧の境地に至らしめた。じつは、この菩薩が娑婆世界にいる薬王菩薩だというのである。

 

【妙音菩薩品(みょうおんぼさつほん)第24】34身に変化する妙音菩薩の救済活動

・薬王菩薩に引き続き、この妙音菩薩品では妙音菩薩が登場する。妙音菩薩とは、34身に姿を変えて法華経を説く菩薩で、その変化によって人々を救済しようとしている。

  ――釈尊が肉髻(にっけい)や眉間の白毫から光を放って照らした東方はるか遠方に、浄光荘厳(じょうこうしょうごん)という世界がある。妙音菩薩はその世界にいた。

 

・その後、法華経を聞くために娑婆世界にやってきた。その様子を見ていた華徳菩薩(けとくぼさつ)は、「妙音菩薩はどうしてこのような高い徳を身につけたのでしょうか」と釈尊に尋ねた。釈尊はそれに答えていう。「過去世、現一切世間という国に雲雷音王(うんらいおんのう)という仏がおり、妙音菩薩はその仏のために1万2千年のあいだ十万種類の美しい音楽を奏で、8万4千の宝の器を奏上した。その因縁の果報によって、神通力を得たのである」と――

 こうして妙音菩薩の救済活動を描くことにより、法華経の布教の付属が促される。

 

【観世音菩薩普門品(かんぜおんぼさつふもんほん】第25】 33身をあらわす観音菩薩の秘力

・観世音菩薩普門品は『観音経』という経名でも知られており、独立した経典として扱われることもある。とりわけ「世尊偈(せそんげ)」と呼ばれる後半の詩頌(しじゅ)の部分は有名で、いまも多くの宗派や観音霊場巡りの巡礼者などに読誦されている。

 そもそも観音菩薩は梵天・帝釈天・毘沙門天・自在天など相手の状況に応じて33もの姿に身を変えて、教えを説く菩薩だ。観音菩薩の救済は人々を悟りの世界に導き、成仏させようとするものであり、法華経の基本精神そのものといえる。

 

・救いを求める人々の多くは、未来世の利益よりも現世での利益を望む。しかし、そうした利益を得るには心の修行を積むことが必要である。「観音菩薩の名を呼び、唱えよ」と説く観世音菩薩品は、その心の修行の必要性を示しているのだ。

 

【陀羅尼品(だらにほん)第26】法華経の説法者を守護する祈りの呪文

・陀羅尼品は、法華経を広める人々を守護する陀羅尼について説いている。陀羅尼とは、サンスクリット語のダーラニーの音写で、真言、総持、呪文といった意味をもつ。法華経の説法者を守護するために、菩薩や神々、羅刹女などによって説かれる。

 

この品に登場する羅刹女は、もともとインド神話では鬼神や食人鬼である。だが、釈尊によって仏教に帰依に導かれ、安産と育児の守護神になったという経緯があり、ここでは法華経の守護神となっている。

 日蓮も法華経の守護女神として羅刹女を信仰しており、弟子や信徒に対しても進行を奨励している。

 

【妙荘厳王本事品(みょうしょうごんのうほんじほん)第27】法華経との出会いの難しさを説く

・法華経と出会うことは、よくあるようで、そうそうあることではない。それを実感させるのが、この妙荘厳王本事品である。

 

仏に出会うことは三千年に一度咲く花を見るより稀で、法華経を聞くことはそれより難しいということだ。この品では、法華経に出会うにはときに親子が引導し合うことも必要だと説いている。

 

【普賢菩薩勧発品(ふげんぼさつかんぼっぽん)第28】仏滅後、法華経をどう会得するか

・いよいよ最終品の普賢菩薩勧発品である。

――普賢菩薩が霊鷲山にやってきて、釈尊に尋ねた。「釈尊の入滅後、いかにして法華経に出会うことができますか」と。釈尊は「次の四つを実践すれば法華経を会得することができる。すなわち①諸々の尊い仏たちに加護されていると自覚すること、②善行功徳を積むこと、③正しい人々と交わること、④一切衆生を救う心を起こすことだ」と答えた。

 

・そして釈尊が法華経を説き終わると、菩薩や声聞・縁覚をはじめとする聴衆たちはみなおおいに歓喜し、釈尊に礼拝して去っていった。こうして法華経は幕を閉じるのである。

 

 

(2022/6/15)

 

 

『知識ゼロからの 南無阿弥陀仏 入門』

ひろさちや 幻冬舎  2013/10/9

 

 

 

◉「南無阿弥陀仏」は「極楽浄土に生まれたい」という願い

◉極楽浄土の主宰者は阿弥陀さま。観音さまはサポーター

◉どんな人にも生まれたときから、阿弥陀さまがついている

◉極楽浄土から覗くこの世は、喜怒哀楽いっぱいの遊園地

◉人ごみのなかで観音さまを見分けるには……

 

第1講 極楽浄土はこの世とはあべこべの世界

「南無阿弥陀仏」は「極楽浄土に生まれたい」という願い

・しかしながら、本来の念仏はお化けなどとは無関係。南無阿弥陀仏とは、「阿弥陀さま、どうか極楽浄土に生まれさせてください」という願いの言葉なのです。この世での寿命が尽きた後、阿弥陀仏のいる極楽浄土に往き、生まれるための願い。死んだ人の霊をしずめる呪文でもなければ、現世での、なにがしかの利益や功徳を叶えるものでもありません。

「南無阿弥陀仏」にはさまざまな意味が含まれますが、ひとまず阿弥陀さまへの願いを言葉にした信仰告白のようなものだと考えてください。

 

功徳を求める修行は成立しない

・「~したい」という願望のもとに念仏をとなえるのだとしたら、それは仏道修行に功徳を求めていることになります。しかし仏教では、功徳と引き換えに仏道修行をおこなうことはありません。面壁九年で有名な達磨大師は修行について「無功徳」つまり功徳はないと言い放っています

 じつは、仏道修行をさせていただけることそのものが大きな功徳なのです。

 

極楽浄土は阿弥陀さまの住む場所。天国、天界とも違う

・「南無阿弥陀仏」とは「阿弥陀さま、どうか極楽浄土に生まれさせてください」という意味だと言いましたが、極楽浄土とはどんなところか知っていますか? 天国と混同してしまう人がいます。死者が行くところという概念が似ているため、間違えやすいのでしょう。でも、天国とはキリスト教やユダヤ教、イスラム教で説かれる世界で、極楽浄土とは別物です。

 仏教の世界観では、生きとし生けるものは6つの迷いの世界(六道)を生まれ変わり巡ります。六道とは、天道、人道、修羅道、畜生道、餓鬼道、地獄道。すべて有限の世界です。六道を輪廻転生することを六道輪廻といいます。生前にいいことをすれば天道か人道、悪いことを修羅道以下に生まれます。天界は人道より上の世界で、何億年と生きることができますが、そこでの寿命が尽きれば、また六道輪廻が待っています。

 一方、仏界は仏が住む悟りの世界。真理に目覚め、悟った瞬間、六道の迷いの輪廻から脱出。生まれ変わりから解放された世界です。極楽浄土は、仏界にある阿弥陀仏が主宰する国だと考えてください。

 

輪廻転生はインドの民族宗教の思想

・輪廻転生とはもともとバラモン教(古代インドのヒンドゥー教)の思想です。ヒンドゥー教とはインドの民族宗教。仏教はインドで生まれた宗教ですから、大前提としてこの考えがあり、お釈迦さまは輪廻転生を利用して、教えを説きました。生前のおこないによって、生まれ変わる世界が決まる因果から解放され、抜け出すのが悟りの世界であり、阿弥陀さまのいる極楽浄土なのです。

 

仏教の仏はそれぞれ独自の仏国土を持つ

・悟りを開いて、輪廻転生から抜け出した仏さまを「如来」「仏」「仏陀」と呼びます。悟りとは、この宇宙の真理に目覚めることです。その真理の根底には「衆生(生きとし生けるもの)を幸せにしたい」という願いがあります。そして如来には、その願いを叶えるだけの能力が備わっています。

 真理にたどり着いた如来は阿弥陀さま(阿弥陀如来)だけではありません。仏教の開祖であるお釈迦さま(釈迦如来)も、病苦をとりのぞく薬師さま(薬師如来)も如来です。それぞれの仏が、独自の世界を主宰しています。

 

・私たちに仏教を広めた釈迦如来は、霊山(りょうぜん)浄土という世界を開いています。薬師如来は、遠く東のほうで浄瑠璃世界を開き、阿弥陀如来は、薬師如来の反対に位置する、はるか遠く西のほうで極楽世界という浄土を主宰しています

 各如来は各浄土で仏教の教え、宇宙の真理を説きます。如来の性格によって浄土の性質は少しずつ異なりますが、説かれる真理、衆生の救済という点は同じです。

 

極楽浄土の主宰者は阿弥陀さま。観音さまはサポーター

・阿弥陀さまの救済方法は、あらゆる人を理想郷に招待し、幸せにすること。おいで、おいでと極楽浄土に招くことで救おうとします

 同じ如来でも、お釈迦さまは少し違います。私たちを悟りの世界へと後押しする如来です。

 また、薬師さまは病苦など世界的な問題に悩む人を救う如来です。このように、如来ごとに異なる性質を持っています。

 阿弥陀さまの住む極楽浄土には、観音さまという菩薩がいます。いわば阿弥陀さまのサポーターです。本当は悟りを開き、如来になるだけの力があるのに、わざわざ私たちの世界に降りてきて、手助けをしてくれる仏さまです。

 

・(観音さま(観音菩薩)):衆生に救いの手を差し伸べてくれる仏。阿弥陀さまのように完全な仏になれるのに、極楽浄土から娑婆世界へ飛んでこられるよう、一歩手前の段階でとどまっている。観音菩薩(観世音菩薩。観自在菩薩)とも。

 

極楽浄土は阿弥陀さまの誓願が形となってあらわれた世界

・極楽浄土は、阿弥陀さまが法蔵菩薩という修行時代にたてた誓願(四十八願)がすべて実現した世界。つまり「生きとし生けるものが幸せでいられる世界」ということです。

 

・(法蔵菩薩):阿弥陀さまの前身。修行僧時代の阿弥陀さまで、法蔵(ダルマーカラ)という名を持つ。出家をして比丘(出家者)となったため、法蔵比丘とも呼ばれる。

 

私も、あなたも、みんな菩薩

・菩薩とは、いつか真理を悟り、目覚めた人(仏陀・如来・仏)になろうとするべく仏道修行をおこなう者を呼びます。悟りを得ようと心を起こし、発心した求道者はすべて菩薩なのです。この本を開いたあなたもまた、菩薩だということ。仏教者はまず「自分自身も菩薩である」という自覚を持つことが大切です。

 

生きとし生けるものが全員幸せでいられる世界とは?

・この世の娑婆世界では、生きとし生けるものすべてが幸福でいることは難しい。誰かが幸福になれば、誰かが不幸になる。幸か不幸かは立場や関係性によって変わってくる。

 

・私たちが一喜一憂している「幸福・不幸」というものは、関係性や立場によって、つねに変わってしまう、相対的なものだということが見えてきます。

 

いまの人間が暮らす世界とはあべこべで異質な場所

・極楽浄土は全員幸福になれるのですから、比較や差別はありません。この世とはあべこべで異質な場所。苦しみは生まれないのです。

 

第1講 まとめ

極楽浄土は、阿弥陀さまが衆生の幸せを願ってつくった世界。この世の幸福とは、相対的なものです。誰かが幸福になれば、誰かが不幸になる。しかし、阿弥陀さまが願った幸福は絶対的な幸福。この世での比較や差別は通用しない。優劣、貧富などで幸不幸は決まりません。私は私のまま、あなたはあなたのままで全員が幸せでいられる不思議な世界なのです。

 阿弥陀経というお経のなかに「具会一処」という言葉が出てきます。倶(とも)に一つの処で会う。私たちは亡くなると、必ず極楽浄土で、親しかった人たちと再会できるという意味です。この世を去るとき、この世の価値観から解き放たれ、極楽浄土でみんなと幸せに暮らすことができるのです。

 

第2講 阿弥陀さまは不思議パワーの持ち主

阿弥陀さまは大乗仏教の仏。衆生を救済する力を備えている

・仏教には、小乗と大乗というふたつの分類があります。日本を含め、各地に広まった仏教は大乗仏教。阿弥陀さまは、大乗仏教の仏さまです。

 小乗仏教というのは、厳しい戒律を守り、さまざまな苦しい修行をつづけることで悟りを得る仏教です。自分の力で戒律を完璧に守り、修行の成績も100点満点に達するような聖者のことを、阿羅漢と呼んでいます。

 しかし、現実の娑婆世界にはそんなことができる人は、ほとんどいません。小乗仏教の修行は、一部の選ばれた人しかおこなえないのです

 大乗仏教は、日々の生活のために戒律を守れない人、修行に勤しむことができない人、弱いふつうの人(凡夫)を救ってくれる仏教です。

 阿弥陀さまなどの如来は、大乗仏教の仏の世界で最上位に位置する仏さまです。


念仏の教えが極楽浄土への往生という死後のものであるのに対し、法華経は現世利益を中心とするのが特徴で、聖徳太子以来、偉大な仏教者、為政者、そして一般庶民にまで広く信仰されてきた。(1)

2024-06-25 10:02:25 | 森羅万象

 

 

(2024/6/25)

 

 

 

『日蓮と法華経』  図説 ここが知りたかった!

永田美穂(監修)  青春出版社  2024/1/26

 

 

 

<はじめに>

一方、日蓮・日蓮宗といえば、法華経を絶対的に重んじることで知られている。

 法華経はあらゆる仏教経典のなかでも最高の経典「諸経の王」とされ、聖徳太子以来、仏教界のみならず広く一般の人々にも受け入れられてきた。

 

日蓮と法華経

【末法時代の光明】混沌の世にあらわれた真の教え

  • 新宗教が乱立した末法時代

・いまから約八百年前、平安時代末期から鎌倉時代にかけて、日本は社会全体が無常観や厭世感に覆い尽くされていた。武士の台頭とともに戦乱が相つぎ、地震や火災、飢饉、疫病などの天災地異が頻発したため、人々は身も心も疲れきっていた。

 その背景にあったのが末法思想である。末法思想とは、仏教の開祖・釈尊の涅槃を基準に教えの受け止められ方を考えた思想のこと。釈尊の死後二千年経つと「末法」の時代になるとされ、日本では平安時代末期に末法時代に入ったと考えられていた。

 当時の日本社会は、まさに末法そのもので、多くの人々がこの世に救いを見出せなくなっていたのである。

 

もっとも大きな勢力となったのは、法然の浄土宗や親鸞の浄土真宗に代表される念仏の教えだった。すなわち「南無阿弥陀仏」と念仏を称えて来世の極楽浄土での往生を求める教えだ。栄西の臨済宗や道元の曹洞宗に代表される禅の教えも、幕府をはじめとする権力者に取り入りながら勢力を拡大していった。

 

  • 法華経信仰を説く日蓮

 そしてもうひとつ、諸宗乱立のなかで多くの人々の信仰を集めた教えがある。日蓮の説く法華経の教えだ。

 法華経とは、釈尊の大慈悲によって、人々が永遠に救われることを説いた至高の経典。念仏の教えが極楽浄土への往生という死後のものであるのに対し、法華経は現世利益を中心とするのが特徴で、聖徳太子以来、偉大な仏教者、為政者、そして一般庶民にまで広く信仰されてきた。

 日蓮は、この法華経こそが末法の世の人々を救う唯一の教えだと確信し、「南無妙法蓮華経」の題目を世に広めるべく、布教活動に邁進したのである。

 

救世主の出現

【誕生】謎と伝説に彩られた日蓮の出自

  • 安房小湊で生まれる

・日蓮は1222年2月16日、千葉県鴨川市天津小湊に生まれたとされている。

 

  • 漁民の子か、それとも武士の子か

・日蓮自身は貫名氏の出であることを少しも述べていないことから、現在では漁民の子、それも有力な漁民の家に生まれたという解釈が一般に定着している。

 

<【出家】「日本第一の智者」をめざし、学問・思索を開始

  • 海の子から寺の子へ

・1233年、当時12歳の日蓮は海で魚を追う生活を止め、生家から10キロほど離れた清澄寺に入った。

 

・そして真理を求めてひたすら修行に打ち込んでいると、ある日、不思議な出来事に遭遇する。寺内の虚空堂に籠って本尊である虚空菩薩像に「日本第一の智者となし給え」と一心に祈ったところ、虚空菩薩が僧の姿で目前にあらわれ、日蓮に輝く智慧の宝珠を与えたというのだ。

 

  • 日蓮をとらえたふたつの疑問

・その後、日蓮は念仏や密教の研鑽を積み、1237年に16歳で正式に出家、「蓮長(れんちょう)」と名のった。

 

・ひとつは仏教に対する疑問である。当時、日本には南都六宗をはじめとする十もの宗派があり、いじれも「自分の宗派が一番正しい教えを伝えている」と主張。互いに激しい論争を繰り返していた。

 

・ふたつ目は国家に対する疑問である。当時、鎌倉幕府と朝廷(公家)は対立関係にあり、没落しつつあった朝廷が政権を取り戻すために、神仏の加護を頼んで幕府に戦いを挑んだ。しかし結局、朝廷は形式的には臣下である武士に大敗してしまう。

 なぜ臣下の武士が勝利し、朝廷は敗れたのか。なぜ神仏の加護を得られなかったのか。

 

・しかし考えても考えても、ふたつの難問はいっこう解けなかった。日蓮はもはや清澄寺にとどまっているわけにはいかず、1238年、真実の教えを探求するため鎌倉へ向かう決意をした。

 

【諸国遊学】法華経の教えに出会った京畿での修行

  • 念仏の教えに対する失望

・当時の鎌倉は武家政治の中心地で、経済的にも繁栄を見せていた。しかし、不穏な出来事が相ついで起きていた。

 1239年、執権・北条泰時が奇病にかかり心身錯乱状態に陥ったとの噂が広まったかと思えば、幕府を支える有力御家人たちが次々と病死、さらにその翌年には大地震に見舞われるなど、鎌倉はおおいに混乱していたのだ。

 鎌倉の仏教界は念仏や禅が主流で、名僧と呼ばれる人々もたくさんいた。だが、彼らはこれらの混乱をおさめ、人々を苦しみから救うことができずにいた。

 

・それでも日蓮は諦めず、真に正しい教えは何か、どの教えを信じるべきなのかという問題を塾考する。他宗派にも目を向け、多くの先達に教えを請い、仏教そのものへの探求を深めた。

 そうしたなかで強く惹かれる教えと出会った。法華経の教えである

 

  • 法華経こそが真の教え

・鎌倉で4年の修行を終えた日蓮は1242年、21歳のときに故郷に帰り、念仏を批判した『戒体即身成仏義(かいたいそくしんじょうぶつぎ)』を著す。これが日蓮の処女作となった。執筆後、ほどなく京都に遊学。

 

・その結果、正しい経典にかなう宗派が正しい宗派であるとの考えに到達する。そしてさらに思索を続け、法華経こそが正しい経典であるとの確信にたどりついたのだ。

 日蓮宗の教えのなかには「南無妙法蓮華経」の題目に絶対的に帰依し、唱題(題目を唱える)を行なうことで世のなかのあらゆることを救済できると説く教えがある。この日蓮の根本思想というべき題目信仰の起源は、この京畿遊学にあったのである

 

【立教回宗】旭ヶ森で朝日に向かって唱えた十遍の題目

  • 失敗に終わった最初の説法

・京畿で法華経という真の仏法を得た日蓮は、十数年に及ぶ遊学を終えて故郷の安房に帰国する。

 

・ところが、この説法は成功とはいえなかった。何しろ当時の仏教は念仏の教えが全国的な主流であり、日蓮の前に集まった人々もほとんどが熱心な念仏信者だった。日蓮はそのなかで念仏を痛烈に批判し、法華経への帰依を唱えたため、聴衆たちから強い反感を買ってしまったのだ。この地の地頭・東条景信もおおいに怒った。その怒りは凄まじく、日蓮の下山を待って殺害を企てるほどだった。

 

・しかし、花房村でも迫害にさらされる。阿弥陀堂の開眼供養で村民から説法をしてほしいと頼まれたとき、「娑婆世界(この世)では阿弥陀ではなく釈尊を信奉しなければならない」と説いたため、またしても念仏信徒が激怒、ついに花房村を追われることになってしまった。

 

  • 「日蓮」という法号の意味

・そして日蓮自身は「蓮長」から「日蓮」へと名を改めた。

 

・つまり日蓮という法号には、「太陽のように明るく、蓮華のように清らかに」という意味が込められていたのである。

 

法難の時代

【辻説法】頻発する天変地異に対して日蓮が出した結論

  • 鎌倉ではじめた辻説法

・この日蓮の布教方法は「辻説法」と呼ばれる。

 

・日蓮の門徒には、禅や念仏に飽き足らなくなっていた中間武士層がとくに多かったとされる。

 

  • 幕府に黙殺された『立正安国論』

・じつは日蓮が鎌倉に出てからの数年間、関東一帯では洪水、火災、飢饉、疫病などの天変地異が相ついでいた。とりわけ1257年8月23日の大地震は、鎌倉のほとんどの建物を崩壊させるほどの大惨事で、数万人もの死者が出た。

 

・『立正安国論』は「来世の浄土のみを願う誤った仏法、つまり念仏信仰を止めなければ、国家は安泰にならない」と法華信仰にもとづく国家のあり方を進言した警世の書。「日本にいずれ内乱と外寇(異国からの敵の来襲)が起こる」という予言のような内容も記されており、内容的にも文学的にも日蓮の代表作と見なされている。

 

【松葉ヶ谷法難】日蓮が他宗を激しく批判した理由とは

  • 「四箇格言」で他宗を徹底批判

・日蓮宗では他宗からの迫害や弾圧を「法難」と位置づけているが、日蓮は命に関わるような大きな法難を都合四回も受けている。いわゆる「四大法難」だ。

 

・日蓮が烈しく敵視された理由は、その布教の仕方にあったと考えられている。他宗が「摂受(しょうじゅ)」と呼ばれる寛容な布教方法をとっていたのに対し、日蓮は「折伏」と呼ばれる、他宗の欠点を徹底的に追及・排斥する布教方法とっていた。そのため他宗を敵に回し、かえって痛烈な反撃を受ける羽目となったのである。

 日蓮の他宗に対する見解は、「念仏無限、禅天魔、真言亡国、律国賊」という有名な「四箇(しか)格言」からも見てとれる。

 

  • 念仏信者による草庵焼き討ち事件

・それでも日蓮は間隙を縫って庵を脱出し、裏山から下総に落ち延びて、九死に一生を得た。これが松葉ヶ谷の法難である。

 

【伊豆法難】小さな岩場に置き去りにされた第二の大難

  • 伊豆に残る俎岩(まないたいわ)の伝説

・時の執権・北条長時やその父の重時も、日蓮の言動を快く思わなかった。そこで1261年5月12日、彼らが中心となって日蓮を逮捕し、罪状認否も許さずに伊豆への流罪を申し渡した。

 

・俎岩は干潮時には水上に顔をのぞかせるが、満潮になると水没する。つまり、護送役人は日蓮を水死させようともくろんでいたことになる。

 俎岩にただひとり取り残された日蓮は、あわや水没という危機に見舞われた。しかし、伊東川奈の漁師・船守弥三郎に助けられ命拾いをした。

 

  • 地頭の病を癒し、立像仏を献じられる

・「病気治癒」の伝説もよく知られている。

 

【小松原法難】殉教者を生み自らも負傷した第三の大難

  • 12年ぶりに踏んだ郷里の土
  • 東条景信の日蓮襲撃計画

・日蓮は左手を打ち折られ、眉間に深手を負った。それでも、夕闇が忍び寄る時間帯だったことが幸いしたのか、日蓮はどうにか逃げ延びて蓮華寺まで戻った。これが、三つ目の法難に数えられる「小松原法難」である。

 

【龍の口法難】謎の光が日蓮を斬首の危機から救う

  • 日本を属国にしようともくろむ蒙古の恐怖

・さらに1271年夏には、幕府立ち合いのもとで律宗の僧・忍性との雨乞いの祈禱合戦を行ない、見事に勝利した。

 

  • 龍の口で起こった奇跡

・四度目の法難は1271年9月、日蓮50歳のときに起こった。

 9月12日、松葉ヶ谷にいた日蓮は幕府の役人たちの来襲を受け、あっさり逮捕された。

 

・午前2時、首の座に座らされた日蓮に向けて、処刑の役人が刀を振り上げた。誰しもこれまでかと思ったが、まさにそのとき奇跡が起こる。江の島の上空に光が走り、あたりが不思議な光に覆われたのだ。刑場は混乱のるつぼと化し、もはや処刑どころではなくなってしまった。

 

・結局、処刑は沙汰やみとなり、日蓮は佐渡への流罪ですまされた。

 

闘争の終焉

【佐渡流罪】法華経への信心を深めた第二の流刑地での日々

  • 死と隣り合わせの悪環境
  • 『開目抄』と『観心本尊抄』を執筆

・『開目抄』のなかで「法華経こそが人々を救済する道だ」と改めて主張した。

 さらに1273年4月には『観心本尊抄』を完成させ、「法華経の題目に釈尊の修行と功徳のすべてが集約されており、それを受け取ることで仏の世界が実現される」と信者たちに説いたのである。

 

【身延隠棲】予言をしりぞけられ、失意のうちに山林へ

  • 幕府への三度目の諌暁(かんぎょう)

・そして何度か問答が繰り返されたあと、頼綱は「蒙古の襲来はいつ頃だろうか」と核心に切り込む。日蓮はそれに答えて、「今年中には襲来するでしょう」ときっぱり予言した。この日蓮の答えは幕府の見解と一致していたため、頼綱は驚いた。

 

  • 身延山での厳しい生活

・現在、身延山には日蓮宗の総本山・久遠寺が建っているが、「棲神の地」という呼称からもわかるように、この地にはいまも日蓮の魂が息づいている。

 

【蒙古襲来】二度にわたる蒙古軍の侵攻と日蓮の予言の結末

  • 迫りくる亡国の危機

・身延山に入って約5カ月後の1274年10月、日蓮の予言が的中した。蒙古が本当に襲撃をかけてきたのである。3万数千の蒙古軍は、たちまち対馬と壱岐を攻め滅ぼし、10月20日に博多湾に上陸した。あらかじめ襲来に備えていた日本側も懸命に応戦したが、じりじりと追い詰められ、内陸部の大宰府付近まで後退を強いられた。

 日本側が劣勢に陥った要因のひとつは、蒙古軍の戦法にあるといわれている。

 

また、日本軍は蒙古軍の武器にも圧倒された。蒙古軍は日本製の約2倍の射程距離を誇る弓矢をもちい、「てつはう」と呼ばれる火薬の詰まったソフトボール大の小型爆弾まで使った。てつはうは轟音と閃光を放つだけで殺傷能力はなかったが、まだ火薬を知らない日本側はおおいに驚かされた。異質な外国の軍隊との戦いに日本は防戦一方、攻勢に出られる要素は見当たらない。その命運はもはや風前の灯となった

 

ところが、この文永の役はあっけない幕切れを迎える10月20日の夕刻、蒙古軍の船団が海上から忽然と消えてしまったのだ。一般には嵐によって壊滅したとされているが、その痕跡は見つかっておらず、現在は軍内部の統制不足に原因を求める声が高まっている。

 ただし、これで蒙古の脅威が去ったわけではなかった。1281年、ふたたび蒙古の大軍が襲来する。弘安の役である。5月の対馬侵攻を皮切りに、7月には14万の蒙古の軍勢が博多湾に会した。そして7月30日夜、蒙古軍は明日の総攻撃を控えて肥前沖に終結した。だが、またしても嵐に襲われ、船団は一夜のうちに壊滅状態に陥った。

 

法華経とは何か

【法華経の成り立ち】釈尊の真意を説く経典の成立過程

  • 大乗仏教と上座部仏教のちがい

・どんな宗教にも、教えが書き記された経典が存在する。キリスト教における『聖書』やイスラム教における『コーラン』などがそれに該当し、仏教には「八万四千の法門」と呼ばれるほど膨大な数の仏教経典がある。

 

・しかしながら、これらの仏典は釈尊が自分自身で直接書かれたわけではない。釈尊の弟子や後世の僧たちによって少しずつ書きまとめられてきた。

釈尊の入滅後、教団の統一見解はしばらくのあいだ文字で記されなかったが、仏滅から二百年ほど経つと、文字に書かれた原始仏典があらわれはじめ、紀元前後には釈尊の教えを継承し発展させた大乗仏教の経典が成立した。

 

・これに対し、戒律を厳格に守り、出家して修行を積むことによってのみ悟りに到達できると説く教えを上座部仏教という。

 

そして千年以上にわたって、大乗、上座部それぞれの教えにもとづいた、著しい数の多様な仏典がつくられ続けたのである。

 

  • 法華経は「諸経の王」

・大乗仏教の経典には大般若経、華厳経、大日経、浄土三部経などがあるが、日蓮宗の根本経典である法華経も代表的な大乗経典のひとつだ。大乗の立場から小乗の救いを説いており、古今東西あらゆる人々に尊ばれてきたため、「諸経の王」とも呼ばれる。

 

・中国への伝播において、もっとも大きな貢献をしたのは仏典翻訳家の鳩摩羅什(くまらじゅう)だ。現存する漢訳された法華経は三つあるが、406年に彼が訳出した「妙法蓮華経」が日本などに流布し、今日に至るまで生きた信仰の聖典となっている。

 

【全体構成】全28章、2門6段にわかれる法華経の構成

  • 仏教徒の心を象徴する白蓮華

・法華経は古代インドで成立した経典なので、サンスクリット語の原典がある。

 

・すなわち法華経という名前は、「白蓮華にたとえられる正しい教え(妙法)を説く経典」を意味しているのである。

 

【三大思想】法華経が説くもっとも重要な三つの教え

  • 一乗と三乗ではどちらが真実か

・法華経がもっとも強調しているのは、人はみな釈尊の大慈悲によって永遠に救済されるということだ。誰しもその身そのままの姿で仏になれる可能性を持っていると信じ、世のなかのすべてを肯定することが大切で、自分は救えなくとも他人を救えと説いている。そして、この教えの根本には一乗妙法(いちじょうみょうほう)・久遠の本仏(くおんのほんぶつ)・菩薩行道(ぼさつぎょうどう)という法華経の三大思想がある。

 まず一乗妙法は、法華経前半部の迹門(しゃくもん)で説かれている教えであり、すべての人々が平等に成仏できると説く。

 法華経以前の教えでは、釈尊によって三つの悟りが説かれてきた。つまり、仏弟子として仏の教えに従って悟る声聞乗、自分で縁起の真理を悟る縁覚乗、菩薩として実践的に悟る菩薩乗の三乗だ。

 

・従来、この三乗は互いに相いれないものとされてきた。しかし、法華経は一乗の教えこそが真実という立場をとる。声聞や縁覚については人々を宗教的に成長させるための方便(仮の教え)でしかなく、三乗の区別はそもそも存在しないというのだ。

 

  • 仏は永遠の真理である

・次に久遠の本仏は、法華経後半部の本門で説かれている。

 

・仏を永遠の存在として捉えなおそうとする大乗仏教は、太陽のようにあまねく光り輝く毘盧舎那仏(びるしゃなぶつ)や、極楽浄土で無量の寿命をもつ阿弥陀仏などを生み出したが、法華経で説かれる久遠の本仏(釈尊)は、まさにこの世で永遠に生きる仏なのである。

 

・日蓮は法華経を広めることこそ唯一無上の菩薩行だと堅く信じ、修行に打ち込んだとされている。

 

【法華七喩】難解な教えを平易に示す七つのたとえ話

・法華経の特徴とひとつとして、譬喩の多さが挙げられる。それぞれが文学作品といえるような、優れたたとえ話が多用されているのである。なかでも「法華七喩(ほっけしちゆ)」と呼ばれる七話がよく知られている。

 

三車火宅の喩(さんしゃかたくのゆ)――火事で家が火に包まれていることに気づかない子どもたちに対し、父である長者が「羊車と鹿車と牛車が外にあるから出てきなさい」と告げる。すると子どもたちはみな外に出てきて助かり、大きくて立派な白い牛車をもらい受けた――燃えさかる火宅はこの世を、長者は仏、子どもたちは衆生を、羊車・鹿車・牛車は声聞・縁覚・菩薩の三乗を、そして大きな白い牛車は法華経の一乗思想をそれぞれあらわしている。

 

長者窮子(ちょうじゃぐうじ)の喩――じつの親子と知らない息子に、父である長者が徐々に難しい仕事をおぼえさせ、最後に父であることを打ち明けて財産を相続させる――父は仏、息子は衆生のたとえで、衆生が財産(仏の智慧)により段階的に教化されていく様子を示している。

 

良医治子(ろういじし)の喩――毒を飲んで苦しむ子どもたちに、父である良医が薬を与えるが、子どもたちは薬を飲もうとしない。そこで父は、自身が他国で死んだと子どもたちに嘘の報せを送る。悲しみから本心を取り戻した子どもたちは、薬を飲み病から回復する――父(仏)の死(方便)によって、子どもたち(衆生)が目覚めたことをしめしている

 

 これら三つの話は、どれも仏の衆生に対する慈悲を父と子の情愛にたとえたものだ。そのほか、雨(仏)は大地を平等に潤すが、植物(衆生)はその種類ごとに成長すると説く「三草二木の喩」、過酷な旅のなかで指導者(仏)が住者に幻の都市(方便)を見せて励まし、旅を続けさせる「化城宝処(けじょうほうしょ)の喩」、酔いつぶれた親友の衣の裏に宝珠(ほうじゅ)を縫いつけ、再会したときに宝珠のことを打ちあける「衣裏繋珠(えりけいじゅ)の喩」、戦勝の功績をたくさん与える王でも、髻(もとどり)のなかの宝石(法華経)だけは与えなかったという「髻中明珠(けいちゅうみょうじゅ)の喩」が法華七喩に含まれる。

 それぞれたとえの内容は異なるが、仏のおおいなる慈悲を説いている点は変わらない。

 

【法華文学・美術】法華信仰を顕在化した至高の芸術品

・仏教経典にまつわる文学や美術作品はいくつもあるが、法華経を題材にしたものはどの経典よりも多いといわれている。

 日本の文学作品では、平安時代初期に編まれた仏教説話集『日本霊異記』に法華経に関する説話が多数含まれており、法華信仰の功徳や誹謗の罰などが説かれている。

 さらには、清少納言の『枕草子』や紫式部の『源氏物語』など日本を代表する女流文学にも、法華経関連の記述が少なくない。法華経は平安時代の宮廷生活にも大きな影響を与えていたのだ。

 

【日本の法華経史】日本仏教における法華経の位置づけ

  • 法華信仰の礎を築いた聖徳太子

・日本に仏教が正式に伝来したのは欽明(きんめい)天皇の時代、538年のこととされているが、法華経が伝えられたのもそれと同じ頃と推測されている。

 この「諸経の王」とも称される経典を日本に最初に広めたのは聖徳太子だった。

 

日蓮の法華経観

<【日蓮の経典選択】8万4千の法門から法華経が選ばれた理由

・先に述べたように、仏教には「八万四千の法門」といわれるほど膨大な数の経典がある。各宗派の開祖は、そのなかから教えの根本となる経典を選んで布教活動を行なってきた。

 

・日蓮宗―法華経(誰もが平等に成仏でき、仏の命は永遠であると説かれる

 

・これにより日蓮は、法華経以外の経典はすべて方便で、法華経こそが釈尊の真意を明らかにした経典であるとの確信に至ったのだ。

 

  • 末法救済にふさわしい経典とは

・当時の日本仏教界では念仏の教えが一世を風靡していたが、念仏の中心人物である法然は「法華経はわれわれ一般大衆には理解できない」としてしりぞけてしまっていた。

 

・そこで、法華経が末法時代の人々を救済するのに本当にふさわしい経典であることを、はっきりと見極めようとしたのである。

 法華経を詳しく見てみると、「悪世末法時(正しい仏法が行なわれていない悪の時代)」という言葉が随所に書かれていることがわかった。

 

・さらに見宝塔品第11や勧持品第13からは、日蓮が末法において法華経を広めることを釈尊から委嘱されており、末代に法華経を伝えようとする者にはさまざまな迫害や妨害が起こると書かれているように見てとれた。

 日蓮は、ここで法華経に説かれるさまざまな受難や迫害を釈尊による「予言」と受け止め、その予言を実現することで法華経の真の救済を実現しようとの自覚に到達する。

 こうして日蓮は、法華経をもっとも重要な経典として選び、人々の救済にあたることにしたのである

 

【迹門(しゃくもん)と本門】仏教修行者としての日蓮の考え方

・まず迹門の「迹」は、日本古来の神々を仏の仮の姿とする「本地垂迹」の迹と同じで、痕跡、形跡といった意味がある。したがって、迹門は、釈尊が教えを進化させていく前段階として、仮に説いた教えということになる。

 一方、本門の「本」には根本、本体といった意味がある。そこからわかるように、本門は迹門で説かれた教えが開かれ、仏教の教主である釈尊の真の姿や真の教えが明らかになる部分である。

 日蓮はこれをふまえて、自分の教えは法華経の本門にもとづくものであり、釈尊の教えのもっとも正しい部分を伝えようとする立場に立っていると自覚し、独自の教義を打ち立てたのである。

 

・また、久遠の本仏(釈尊)の教えに教化された者を「本化(ほんげ)」と呼び、その菩薩(究極の修行者)を「本化の菩薩」と呼ぶが、日蓮はここから仏教修行者としてさらなる自覚を得た。つまり法華経には「法華経の行者ならば、布教活動中にさまざまな法難にあう」という予言が書かれている。同じ法華経の行者である智顗や最澄は法難を受けていないが、日蓮は現実の迫害にあっていた。そのため、日蓮は自分こそが「本化の行者」なのだとさらに確信を強めたのである。

 

  • 日蓮は上行菩薩の生まれ変わり

・日蓮は、この地涌(ちゆ)の菩薩の代表者である上行(じょうぎょう)菩薩の生まれ変わりであると自らを認識した。そして釈尊から法華経の布教を命じられているのだから、やらないわけにはいかないという自覚。これにより、日蓮はますます法華経の信仰を深め、社会布教へと邁進したのだ。

 

・実際、日蓮宗同様、法華経を信奉する天台宗は、日蓮の法華経解釈と天台宗の伝統教義は別であり、「日蓮法華経」と「天台法華経」は区別される、とはっきり主張している。

 

【一念三千の思想】なぜ「南無妙法蓮華経」の題目で成仏できるのか

  • 釈尊・智顗(ちぎ)・日蓮をつなぐ線

・日蓮が理想としているのは、法華経の思想を現実のものにすることだ。そのために「南無妙法蓮華経」の題目を唱えることを人々に勧めたわけだが、そもそも題目の理論的根拠は一念三千説にあるといわれている。

 一念三千とは天台大師智顗が著書『摩訶止観(まかしかん)』において確立した理念で、われわれの一瞬の心(一念)に一切の宇宙社会の現象(三千世界)が具わっていることをいう

 

・十界とは地獄・餓鬼・畜生・修羅・人間・天の六道(一般大衆の迷いの世界)と、声聞・縁覚・菩薩・仏の四聖(悟りの世界)をあわせたもの。

智顗によれば、これら十界は孤立したものではなく、互いに見えあっている。すべての人の心のなかに、地獄から仏までひとつも欠けることなく具わっており、地獄のなかには餓鬼から仏に至るほかの九つの世界が具わっている。それゆえ、十界互具というのだ

 

・この一念三千の法門が天台思想の奥義とされ、日蓮へと受け継がれたのである。

 

  • 題目は一念三千の要約

日蓮は、一念三千の法門こそ釈尊の悟りの究極だと考えた

 

・こうして一念三千の理念は、教法としては五字の題目に要約して表現され、修行としては題目を受持して口に唱える唱題の行によって現実化した。法華経の信仰、教義、実践のすべてを題目によって統一したところに、日蓮の思想の特色がある。

 

【五義】法華信仰の必然性を明らかにする5つの基準

  • 「念仏より題目」の根拠とは

日蓮によれば、成仏するのは久遠の本仏(釈尊)を信じて「南無妙法蓮華経」の題目を唱えることが絶対的に必要になる。

 平安時代末期から鎌倉時代にかけては、極楽浄土の教主である阿弥陀を信じて「南無阿弥陀仏」の念仏をすすめる教えが流行していた。だが日蓮は、念仏では救われず、法華経への帰依が必要だと強く主張したのだ

 

・その法華経への絶対的な帰依の必然性を証明するため、日蓮が『教機時国鈔(きょうきじこくしょう)』のなかで示した教えの根本を五義という。

 五義とは教・機・時・国・序の五つの基準のこと。日蓮は、仏教徒であればこれら五つをわきまえなければならないと説くのである。

 まず「教」は、法華経がすべての経典のなかで最高の教えだと知ることである

 

・「機」は、教えを受ける人の機根(能力)のことだ。末法時代にあっては、法華経を否定する念仏の教えなどを信じてしまう人がいるが、日蓮はそうした人々にこそ法華経が説かれなければならないと主張する。

 

・「時」は、法華経の教えが広まるべき時期をさす。日蓮は末法こそ法華経が力を発揮すると考えたのだ。

 

  • 法華経と日本の深い縁

・続いて「国」は、法華経の教えが広められるべき場所を意味する。末法時代の真の救済者を自負する日蓮にとって、この国という概念も大切なものだった。

 古来、法華経は日本に縁が深いとされている

 

・最後の「序」は順序のことだ。つまり、教・機・時・国を踏まえたうえで、それまでどんな教えがあり、これからどんな教えを広めるべきかを知るということである。

 

【三大秘法】衆生の救済を実現するための根本的な修行法

  • 紙に書いた文字が本尊に

・まず「本門の本尊」は、久遠の本仏(釈尊)を信じて信仰を捧げることである。

 

  • 題目を唱えれば救われる

・次に「本門の題目」は、「南無妙法蓮華経」の題目を唱え、念じることである。

 

・最後に「本門の戒壇」である。一般に戒壇とは、仏教の修行者に修行の規律を授ける壇、戒律を授受する儀式場をさす。

 だが、日蓮の説く本門の戒壇は、日本の、そして世界の人々が法華経の本尊を拝し、題目を受持して久遠の本仏の救いを受ける根本道場を意味する。

 

・しかし日蓮信者の多くは、現実の社会こそが題目を唱える道場であると認識している

 

法華経28品

【序品(じょほん)第1】 法華経の扉を開く全28章のプロローグ

・全28品(章)からなる法華経において、プロローグの役割を担うのが序品だ。これから始まる釈尊の法華経説法を前に、説法の場所や登場人物が紹介される。

 説法の場所はインド・マガダ国の都、王舎城近郊にある霊鷲山(りょうじゅせん)。釈尊はここではじめて法華経を説かれる。釈尊のまわりには十大弟子や声聞・縁覚(上座部仏教の最高位の修行者)、比丘・比丘尼(男女の出家修行者)、優婆塞(うばそく)・優婆夷(うばい)(男女の在家信者)文殊・弥勒・観音などの菩薩、天・龍・夜叉・阿修羅などの天竜八部衆・マガダ国王の阿闍世(あじゃせ)など錚々たる顔ぶれが集まり、説法を待っている。

 

・文殊菩薩によれば、過去世において日月灯明如来(にちがつとうみょうにょらい)という仏が2万回あらわれ、その2万回目に同じような不思議な現象が起こったあと法華経が説かれた。当時、文殊菩薩は妙高菩薩という名の菩薩として法華経を聴いていたが、弥勒菩薩は名誉や利益に執着してばかりいる敵だった。弥勒は自分の過去世をすっかり忘れていたのだ。

 

【方便品(ほうべんほん)第2】究極の真理を示す法華経の二大中心思想のひとつ

  • 宇宙の真理を説き示す釈尊

方便品は如来寿量品とともに、法華経のもっとも重要な章に位置づけられている。三乗方便・一乗真実、諸法実相など、法華経の中心思想が説かれているため、読者は必ず理解しておく必要がある

 

・根本の真理とは何かというと、諸法実相である。

――釈尊は、宇宙の真理の本来の姿(諸法実相)を十の要素(十如是)にわけて説いていく。「事物にはそれぞれの状態と性質と形態があり、その能力が発動するとき、原因と条件が結果を生み、他に影響していく。それらは互いに関連しており、これらのものの本質は究極的に等しい」

 釈尊はこれまでに説かれてきた縁起の法を、こうして詳しく解き示した。

 

  • なぜ三乗と一乗が存在するのか

・「仏が人々を悟らせるようとするただひとつの目的は、一乗の教えを示すことにある。これまでは声聞・縁覚・菩薩の三つの道(三乗)を説いてきたが、それは真の教えに導くために人々の機根(能力)に合わせて説いた方便(仮の教え)だった。声聞と縁覚の二乗は、この汚れた世界から逃れて煩悩を断ち切り、自分だけの悟りを求める小乗の悟りで、菩薩としての利他行の実践による悟りをめざす大乗の道とは相容れない。しかし、本来はすべての人に仏になる性質(仏性)が具わっており、誰もが成仏できる(一乗)のだ」と――

 

・ここに法華経のもっとも重要なメッセージである「三乗方便・一乗真実」の思想が示されたのだ。

 

【譬喩品(ひゆほん)第3】 三乗の教えをもちいる理由を明示する

 ――舎利弗は、方便品で説かれた一乗の教えを理解し喜んだ。釈尊は舎利弗を讃え、「未来世で華光如来となって成仏する」と保証を与えた。舎利弗はほかの人々も理解できるように、さらなる説法を釈尊に要請する。すると釈尊は、三乗方便・一乗真実の教えをわかりやすく説明するために「三車火宅の喩」を語った――

 

・じつは、釈尊が声聞・縁覚・菩薩の三乗を方便として説いたのも、この三車火宅の喩と同じ論理からだ。

 つまり、多くの人々はなかなか悟りの門をくぐることができない。だからこそ、釈尊はさまざまな方便を使って悟りの境地に導こうとするのである。

 

<【信解品(しんげほん)第4】 回心した仏弟子たちによる理解内容の表明

・信解品では「長者窮子(ちょうじゃぐうじ)の喩」が説かれる。

 

・――長く親と離ればなれの境遇にあり、貧乏生活になじんでしまっていた息子が父の家に連れ戻された。息子はその家の豪壮な構えに恐れをなして逃げ出そうとする。そこで父は息子を便所掃除の下男として雇い、20年ものあいだ汲み取りの仕事に従事させた。そして父は自分の死期が迫ってきた頃、息子がかつての卑しい心を恥じて立派になったと確信し、親子の名のりをあげて「すべての財産をお前に相続させよう」と宣言した――

 このたとえのなかで語られる父は釈尊で、息子は摩訶迦葉ら四人の仏弟子である。彼らはそれまで小乗の悟りに甘んじていた。だが、その誤りを釈尊に気づかされ、反省した。釈尊の説法の仕方は巧みなのである。

 

【薬草喩品(やくそうゆほん)第5】 仏の慈悲がすべての人々を平等に成仏させる

・先の四人の仏弟子の言葉を聴いて、その理解を認めた釈尊は、薬草喩品で「三草二木の喩」をもちいて一乗思想の趣旨説明を繰り返し、「仏の慈悲は平等に行き渡らなければならない」と説く。

 

・釈尊の教えは、どんな人々に対しても手を替え品を替えて仏法への理解をすすめ、最終的には成仏に導いてくれる偉大なものなのである。

 

【授記品(じゅきほん】第6】 釈尊により予言・保証される未来世での成仏

・授記とは、釈尊が仏道修行者に対して「将来、成仏してこれこれこういう仏になるだろう」と予言・保証を授けることを意味する。授記品では、釈尊によって摩訶迦葉をはじめとする四人の仏弟子が未来世で仏になるとの予言がなされる。

 

・先に述べたように、四人の仏弟子は声聞・縁覚である。声聞・縁覚に授記するのは法華経以外にない。この点からも、法華経の器の大きさが見てとれる。

 

【化城喩品(けじょうゆほん)第7】 まだ理解できない人のための説法

・化城喩品では、まず過去世における釈尊と弟子たちの結びつきが説かれる。

 

このたとえでは、仏になるには長い修行が必要だと説いている。

 もし長い修行に耐えられなかったとしても、その状況にあわせて釈尊の方便の教えが導いてくれるのである。