日本は津波による大きな被害を受けるだろう UFOアガルタのシャンバラ

エーテル界の人類の源郷か?神の国か?天上のエルサレムか?
チャネラーとコンタクティの情報を集めています。森羅万象も!

神様あるいは「サムシング・グレート」というような存在がつくった、「知恵の蔵(真理の蔵)」ともいうべき場所がどこかにあって(8)

2020-04-29 20:20:51 | 森羅万象

・「UFOを見た」と報告し、新聞などにも取り上げられたJALの機長パイロットが「幻覚症か精神的に問題がある」ということで、その後、地上勤務に回されたという話も以前にはあったようです。現代では、民間の航空会社のUFOの扱いはどうなっているのでしょうか。JALの機長がアラスカ上空で目撃したUFOは航空母艦数倍以上の大きさだったそうです。
 「昔は、異星人やそのコンタクティは何者かに狙われ殺されることもあった」そうで、テロリストに対する「セキュリティ」のように「何も知らせない」という手法が一般化しているそうです。地球上にはかなり多くの宇宙人が「同化」して住んでいるそうです。「宇宙人と普通の人間が区別できなくなっている」ようです。ウンモ星人も金髪碧眼で、ヨーロッパにその末裔が多く住んでいるともいわれています。地球に「同化」した異星人の数は多いようなのですが詳細は不明です。どうも日本に関係する神々も来ていたようなのです。UFO墜落から60年、異星人とのコンタクトというよりも神々(進化した異星人)とのコンタクトの話になってきているそうですが。
・「宇宙人は“幽体”や“霊体”で目に見えない異次元に存在している」ので、空にUFOを見ると、地上に宇宙人が現れるそうです。そして「宇宙人と普通の人間が区別できなくなっている」ようです。見えない世界は、ほぼ99%か100%分からないものです。「神や天使の世界がすべてだ」といったところで、幽霊の世界が、それほど力を持っているとは思えないようです。
 プロとアマの情報格差が大きくなっているそうです。「諜報機関のない国は既に国益を大きく損ねている」ともいわれます。諜報機関の情報独占の弊害もありますが、それ以上に諜報機関のない弊害の方がはるかに大きいようです。諜報機関優位の弊害は、先進国以外の国々の方が大きいそうです。「情報操作」が多くなったそうですが、私たち一般人は、当然詳しくはありません。
 たとえば、「イラク戦争の化学兵器は存在しなかった」といわれてきましたが、近年では「イラクに大量化学兵器があった」と訂正されたようです。当時はプロの情報部員だけが知っていたようです。「貧弱な国際感覚で大きく国益を損ねてきた」ともいわれますが、生物化学兵器は「貧者の核兵器」といわれています。独裁国家は、生物化学兵器の開発に注力するようです。

・ごく少数のコンタクティの公務員とそうでないその他大勢の公務員の2種類に分かれるともいわれます。公務員の守秘義務から宇宙人情報は完全に守られているようです。「諜報機関は国家にとって最も重要な死活の国家組織だ」そうですが、公安調査庁の元部長によれば「日本は諜報機関のない世界的に珍しい国だ」そうです。それによって国益を大きく損ねているという認識不足があるといわれます。
 あの小柄なグレイも壁を透き通るようにして部屋に侵入してくるそうですが、『透明人』の宇宙人は、その存在が米国でも指摘されています。『透明人』とのコンタクティもいるようです。「はるかに進化した天使のような宇宙人は、人間の守護霊や背後霊なのだろうか」ともいわれます。「自衛隊基地と幽霊話」は昔から少なくないそうです。が、「ひょっとして、とある自衛隊基地にいけば異星人に会えたりして?」という与太話もあるのかもしれません。松島基地は、UFO目撃で有名な基地らしいのです。自衛隊松島基地の透明ヒューマノイドのエンティティ(存在)と関係が有るらしいのです。「謎の松島基地」といえるでしょうか。金華山の沖では、葉巻型の巨大な母船が目撃されたそうです。そして松島基地は東日本大震災で被災しましたが、隊員間のエンティティーの噂話はどうなったのでしょうか。
・日本にも昔から『異人』のネットワークがあったのでしょう。「宇宙人情報は米軍から始まって米軍で終わる」といわれますが、米軍はとっくにエイリアンの超テクノロジーを入手するために異星航路に向かっていることでしょうか。これこそ、公然の秘密というものですね。「エイリアン・エンジニアリング」は米国の1人勝ちになるのかもしれません。「その彼らは地球から68光年離れた惑星クイントニアに住む宇宙人で母星から「エリア51」まで45分で移動できる」といわれます。エリア51で白鳥座61番星の異星人とコンタクトしていた日本人科学者もいたといわれます。アルファ・ケンタウリの金星人の末裔の異星人も昔から欧米では知られていたそうです。「モスクワには多くの異星人が住んでいる」というリーク話もあるそうです。

・「人の口には戸が立てられない」といいますが、うっすら、うっすらと漏れてくるそうです。ロズウェルのUFO墜落から60年くらいたちますが、隠蔽工作がうまくいっているのは、地球に先に到着し定着した宇宙人の組織が関与しているからではないのでしょうか。高等知性体の隠蔽工作だからうまくいっているのでしょう。アイゼンハワー大統領時代にエイリアンと密約したそうなので、それから事態は大きく前進していることでしょう。米国が秘密協定を結んだのはラージノーズグレイというオリオン星人といわれています。オリオン星人は人類に5万年進化しているといわれ、「人間の魂の交換」ができるようです。地球では白人種と定義されている「エリエン」のルーツはオリオン星雲にあるそうです。オリオン座は「神の故郷」ともいわれますが、『闇の勢力』も経由地にしているようです。
・ハリウッド映画『Xファイル』は大いに評判になりましたが、「謎の組織」があり隠蔽工作をしているようです。『Xファイル』は、宇宙人の周辺の話を描いて大変印象的な映画だったようです。火星人も少数、米国に住んでいるという話がありましたが、秘密の多い宇宙人種族のようです。メン・イン・ブラックの超能力は凄まじく、オリオン星人ともいわれています。ケネディ大統領は宇宙人情報を公開しようとしてサイレンス・グループから暗殺されたという説もあるそうです。
・アメリカ空軍士官学校の教科書には宇宙人の種類が載っているそうですが、航空自衛隊の幹部学校の教科書にはいつ頃載るのでしょうか。アメリカ空軍では133種類の宇宙人を把握しているそうです。「宇宙人情報は米軍から始まり米軍で終わる」そうですが、宇宙人情報は核兵器などの国家安全保障上の最高機密(トップシークレット)を数段階上回る『厳秘』扱いだそうです。自衛隊も機密協定で協力しているのでしょうか。米軍のUFOに関する謎の部隊のように、存在を知られないことが存在理由の自衛隊の謎の部隊はあるのでしょうか。
 パイロットは、フライトを降ろされることが一番怖いようで、UFOに関しては沈黙を守っているそうです。民間人のパイロットのほうが、UFOに関しては規則が厳しいそうです。「民間航空はそれ以上に厳しいらしく、UFO目撃報告をすると有無をいわさずに地上職に回される」という話だそうです。いかにも日本的な対応のようです。世界中で巨大なUFOが目撃されているそうです。
 金髪碧眼の白人の元祖タイプの宇宙人は、昔から地球の社会に溶け込んでいるそうです。地球の一般社会に紛れ込んでいる異人は不思議な存在のようです。「遥かに進化した高次元の高等知性体・異星人は、人間の肉体や精神体に憑依するので誰も識別できない」ともいわれます。ウンモ星人も金髪碧眼で、ヨーロッパにその末裔が多く住んでいるともいわれています。

・本書(『天使的宇宙人とのコンタクト』)でも指摘があるように「米軍に異人(宇宙人)が混じっている」そうです。地球人に見えるのは3次元の金星だけで、4次元の金星は“別の異次元の惑星(太陽系)”に属しているそうです。彼ら異人は、普通の人として米軍の軍属などとして、紛れ込んでいるのでしょうか。しかもその存在は異人同士しか分からないというのですから驚きです。金星蛇人と火星霊人の対立・戦争もあったようです。金星蛇人はレプティリアンの末裔で、龍神の人間タイプでしょうか。「アストラル界にもアストラルの惑星がたくさんあり、アストラル界またはアストラル次元と呼ばれる世界を構成している」そうです。竜座人(ドラコ)が遥かに進化しており、このレプティリアン型生物の交雑種がイルミナティである。交配人種であるイルミナティが地球を支配しているといわれます。「レプティリアン自身もコード化された コンピュータープログラムで、決められたことを実行しているに過ぎないのです」といわれます。

・米国のテレビ映画などでは、異人が一般社会に潜伏しているようなストーリーが多いようです。米軍のみならず国連幹部も空飛ぶ円盤に震撼した時代があったようです。空飛ぶ円盤は米国への領空侵犯機なので、すぐに撃墜行動をとった米軍の戦闘機の多くが撃墜されたようです。この話は、あまり書籍には載っていない秘話のようです。現在では「宇宙連合」と密接なコンタクトがあるようです。また白鳥座61番星からの異星人も報告されているそうです。エリア51で白鳥座61番星の異星人とコンタクトしていた日本人科学者もいたといわれます。

・日本の上空でもUFO遭遇の目撃談や、地上からの目撃話など、戦後になってから多くの読者の注目をあびた事件があったようです。「自衛隊のファントム戦闘機がUFOに撃墜された」という話もあったようです。日本の街中で異星人とコンタクトしたという話も少なくなく、「異星訪問記」もありました。日本でもウォークイン(憑依)やワンダラー(転生)の形で異次元の高等知性体が来ているのかもしれません。「遥かに進化した高次元の高等知性体・異星人は、人間の肉体や精神体に憑依するので誰も識別できない」そうです。「はるかに進化した宇宙人が人間の精神体に侵入してくる時代だ」そうです。「宇宙人と普通の人間を区別できなくなっている」時代だそうです。「何とか苦労して宇宙人といわれる人に会ったが、そこらへんにいるオッサンと変わりなかったので驚いた」という話もあったそうです。

・日本のパイロットたちには、UFO遭遇はタブーのようです。茨城県と言えば、1825年の『うつろ舟の蛮女』で有名な空飛ぶ円盤と女性のエイリアンの存在が江戸時代の『兎園小説』に記載されていました。現代ではウンモ星人のタイム・トラベラーという説もあるそうです。1986年にアラスカ上空でUFOに遭遇したJAL機の機長の話によれば、「航空母艦数倍以上の超巨大な宇宙母船だった」とのことですが、「ノアの箱舟」を連想させます。その図が新聞にも載り非常に多くの人々が注目したものでした。また、フットボール球場位の超大型母船が地上近くに滞空していたという米国の報告もいくつもあり、昔から「悪魔の船」といわれていた超大型UFOではないでしょうか。

・エアライン各社にしても航空自衛隊にしても「UFOを目撃するのは正気ではない」という扱いなのは、如何にも日本的でしょうか。それとも、UFOや異星人に関する謎の特殊部隊でもあるのでしょうか。「昔の帝国陸軍の中野学校(スパイ学校)関係者の中に謎の人物がいたという話があった」そうですが。自衛隊に関してはファントム戦闘機がUFOに撃墜されたとか、いろいろな話題があるそうです。また昔の話ということで、時たま雑誌にとりあげられたりしますが、最近では、情報を追跡するマスコミ関係者も少ないようです。UFOは、たまに国会などでとりあげられることもありましたが、日本的な国家安全保障上の最高機密のようで、米軍のようにリアルなエイリアンとの遭遇話は公にならないようです。諜報機関の熾烈な争い・戦争は私たち一般人には、分からないようです。


********************************
 ・ブログ名称:UFOアガルタのシャンバラ
・第2のブログ名称:UFOパラレル・ワールド

 「神の国か?」「人類の原郷か?」「天上のエルサレムか?」・・・・・・・・・
「パラレル・ワールドに住む宇宙人、天国に出入りし転生と憑依を自由に操るシリウス星人の殖民星が、地球か?」、「ネガティブのシリウス星人の地球支配があまりにも巧妙なので、しょっちゅう戦争が起こるのだろうか?」
「金髪碧眼のノルディックが住んでいたアガルタのシャンバラ情報の集大成を目指す・・・・・・・・・・」「金星蛇人と火星霊人の戦争はその後どのように展開したのだろうか」
「日本民族の神話の原郷『高天原(たかまがはら)』は、『都市型の超巨大宇宙船』なのか!?」「平家がプレアデス星人の末裔で、源氏がオリオン星人の末裔なのか」
 「小人族のグレイの母船に同乗する金髪碧眼のノルディックは、”悪魔の王””ルシファー”なのか?!」
「円盤は神人や異人、悪魔の乗り物なのか!?」「天使は神の秘密諜報員なのか」「神は最初のフリーメーソンなのか」
「UFOは、人類の歴史が始まって以来、最も重要な現象なのか。UFO問題とは、人間にとっての死の問題を解くことなのだろうか。UFOはフリーメーソンの創作なのか」
「全宇宙を創ったという“虹の神々”も地球に来ているのだろうか」
「イルミナティなどのフリーメーソン組織に入ると神に会えるのだろうか」「金星の神々は地球に到着するやいなや、イニシエーションのためのフリーメーソン本部を設けたのだろうか」「フリーメーソン結社はこの大地が創出されるよりずっと前から、さまざまな太陽系をめぐって、存在していたのだろうか」
「国際連合の設立に動いたキリストの星、アプ星人とは」
「人は皆、記憶喪失の異星人だろうか」
「はるかに進化した天使のような宇宙人は、人間の守護霊や背後霊なのだろうか」「セドナ上空に見えないエーテルのシティが滞空するのだろうか」

グーグルのブロガーにも書いています→UFOパラレル・ワールド



神様あるいは「サムシング・グレート」というような存在がつくった、「知恵の蔵(真理の蔵)」ともいうべき場所がどこかにあって(7)

2020-04-29 20:19:41 | 森羅万象

・稲盛氏と五木氏の共通項は、2人とも同じ年齢であること、九州出身、本の多作な事、仏教に造詣が深いこと等、いろいろとあるようです。自己啓発の本が多いのも注目されます。作家と事業経営者と職業が違いますが、考えている内容も似てくるのかもしれません。五木氏は最近では「高齢者の生き方」に関する本も多く出版されているようです。稲盛氏は平成22年に経営危機に陥った日本航空会長に就任し、見事に再建が達成されました。五木氏は、数々のミリオンセラーを生んだベストセラー作家です。amazonで検索してみますと、五木寛之氏は1000件以上、稲盛和夫氏は596件で、とても個人では、把握できない量です。
ウィキペディアWikipedia(フリー百科事典)でみますと、五木寛之氏は「1981年からは再び執筆活動を一時休止し、龍谷大学の聴講生となり、仏教史を学ぶ」とあります。一方、稲盛和夫氏は「1997年には、京セラ・DDIの会長を退き、臨済宗妙心寺派円福寺で得度し、僧籍を得た。戒名は「大和(だいわ)」。得度後はテレビ出演などの際に僧衣を纏っていた時期がある」とのこと。「仏教」は多くの日本人を引き付けていますが、やはり歴史的にも生活に根ざしているところがあるのでしょうか。僧侶の書いている本も多いようですが、私たち一般人には、「仏教用語」が難しくて理解ができないことも多いようです。「ひろさちや」氏のように平易に宗教を説明している本が読みやすいようです。勉強と宗教的な研鑽が人生を開くために必要といわれます。

・ちなみに「アーミッシュ」という宗教組織があります。ウィキペディアWikipedia(フリー百科事典)によると「アーミッシュ(英語: Amish、ドイツ語: Amische)は、アメリカ合衆国のオハイオ州・ペンシルベニア州・中西部などやカナダ・オンタリオ州などに居住するドイツ系移民(ペンシルベニア・ダッチも含まれる)の宗教集団である。 
移民当時の生活様式を保持し、農耕や牧畜によって自給自足生活をしていることで知られる。原郷はスイス、アルザス、シュワーベンなど。人口は20万人以上いるとされている。現代でも頑なに移民当時の生活様式を保持し、農耕や牧畜によって自給自足生活をしていることで知られる」といわれます。ところが、最近では情報化時代で、生活様式が徐々に変化してきている話もあるようです。現在、世界中で、宗教によって、悲惨なテロや戦争が頻発したりしています。生活を規定している世界の宗教事情は、興味深いものです。日本人は日常生活においては、宗教的研鑽にほとんど時間を割いていませんが、毎日、かなりの時間を割いている人々も世界では多いといわれます。

・オウム真理教事件の影響で新興の「カルト」には若い人たちも警戒心を持つようになったともいわれます。しかしながら、カルトと信者の家族とのトラブルは少なくないようです。『カルトからの脱会と回復のための手引き』(日本脱カルト協会、2014/11/5)という本もある具合ですので大変です。現代人は孤独で寂しいのかもしれません。心の隙間を埋めるために宗教やカルトが必要になってくるのかもしれませんが、トラブルに巻き込まれると厄介なことになります。

・稲盛和夫氏は、メディアによく登場する経営者です。著作も非常に多いようです。amazonに「稲盛和夫」と入れますと567件の書籍がわかります。本人自身が書いた書籍も多く「自己啓発書」や「アメーバ経営」に関する書籍も多いようです。松下幸之助氏と重なるようなイメージの経済人ともいわれます。一般的に「自己啓発書」や「ビジネス書」は多くの需要があり、よく読まれているといわれます。

・昔から欧米のエアラインもよく倒産したといわれます。需要が不安定で、高コスト体質が災いしたのでしょうか。世界中で多くのエアラインがあり、経営問題を抱えている企業は少なくないようです。現代ではコンサルティング会社の大胆なリストラが行われて、欧米のパイロットや客室乗務員の処遇も昔のイメージ通りではなくなってきているといわれます。特に客室乗務員の処遇は、大きく変化してきているといわれます。華やかなエアラインも一般企業化してきているようです。
そして、航空機機製造会社も倒産や合併が多かったといわれます。飛行機が墜落したら、どの程度損害を受けるのでしょうか。現在はボーイングとエアバスが独占していますが。JALは半官半民の会社であったので「絶対に倒産しない」という経営風土が災いしたようです。JALの倒産は株主や利用者の一般国民にも大きな驚きでした。ところが、稲盛和夫氏のような名経営者の尽力によって、短期間に立ち直ったのは、幸いでした。

・インタ―ネット情報によると(2018/11/17、東洋経済)「JALパイロット「飲酒逮捕」問題の根本原因」急成長の裏で、過重労働が空の安全を脅かす
「私自身、今回の事実に大変ショックを受けた」ロンドン発・東京羽田行きの便に乗務する予定だった日本航空(JAL)の副操縦士から、乗務直前に過剰な血中アルコール濃度が検出され、現地で逮捕された事件について、同社は11月16日に記者会見を開いた。
今年4月に就任したばかりの赤坂祐二社長は、航空会社の安全を支える整備部門出身。社内でも特に安全に対して厳しいと評される。堅い表情で報道陣の質問に答える中、冒頭の一言を漏らした赤坂氏の表情はどこか悲しみを帯びていた」とのこと。

・再建されたJALも破綻当時の苦しみを忘れ、「規律」が緩んでいるのでしょうか?パイロットの飲酒問題は、JALばかりでなく、他社もメディアに載り、国土交通省が介入しています。以前から海外のパイロットでも問題になっていることで、逮捕者もでていたそうです。「2030年頃になると大量退職者が発生することから、年間400名規模で新規パイロットの採用をしなければならない事態が訪れると予測される(「パイロットの2030年問題」)」があるといわれます。

・日本型経営とアメリカ型経営は、それぞれの歴史、風土によって大きく違うといわれます。国土の広さと、人種の多様性、国際的な英語の優位性で決定的な違いが生ずると指摘されています。インターネット革命によって、アメリカ経営学の優位性が大きく評価されてきています。かつては「日本型経営」も評価された時代もありましたが、バブル崩壊と共に消え去った感があるようです。当然ながら、「最適者生存の法則」といわれるダーウィンの法則が機能するといわれます。「日本型経営」、「アメリカ型経営」どちらがいいのかというよりも、グローバリゼーションで、「日本型経営」が大きく影響を受けていくといわれます。よくいわれるように『強い者』が生き残るのではなく『適応性のある者』が生き残るということです。時代の流れで、コストカッターが活躍するようです。

・朝礼で社訓を唱和し、ラジオ体操をしたりすることは外資系の会社ではありませんが、「経営理念」を最重要視することは、両者変わらないと指摘されています。現代では「生産性の向上、女性や高齢者の活用、障害者雇用、外国人労働者問題の解決」が優先されるべき問題と指摘されています。日本経済が振るわなくなっているのは、政治の後進性が原因だといわれます。「政治家が劣化している時代だ」ともいわれています。特に「生産性が国際比較、とても低い」ということは、政治、経営者の問題だといわれます。経営管理では人事管理が遅れているといわれます。外国人労働者の拡充の前に男女格差の解消、高齢者活用が必要だといわれます。外国人労働者も労働問題・トラブルが多いと指摘されています。医療保険の問題等、外国人の受け入れ態勢が整っていないといわれます。外国人労働者の対応を誤ると世界中に日本人の悪いイメージが拡散すると指摘されています。「これまでの人類の歴史を検証すれば、低賃金でも働いてくれる移民を国外から大量に迎えるのは、もっとも危険な政策」といわれます。移民を入れることは、結果的には世界の弱者の一部を救い、日本の弱者を切り捨てるといわれます。移民を認めなくても将来は1千万人程度の外国人労働者が日本に職を求めて住みつくといわれます。社会の遅れた面、非近代性、後進性、劣等性、頭の古い面が予想以上に多くなってきています。なぜ改革が遅れているのでしょうか。「改革が遅れているのは本当に優れた官僚や政治家が登用されていないからだ」といわれます。

・稲盛和夫氏は、経済人としても有名でしたが、本も多く書いているようです。「人生訓」関連の本が多いようです。イメージが松下幸之助さんとダブルような感じですし、信者も多いと語られています。稲盛和夫さんは当ブログとしてはこれが初めてですが、これからもとりあげていきたいと思います。米国人が書いた「ハウツー」本や「人生訓」「成功法」の本とは違い、自分の体験からにじみ出た教訓が豊富に記されているそうです。

・なにか「サムシング・グレート」の存在を感じると語られています。「人類に叡智をもたらしつづける「知恵の蔵」がある」と述べられていますが、おそらく「シリウス界」のことだと思われます。「シリウスのテクノロジーは、アヌンナキによって地球にもたらされた」そうです。シリウスのレベルは、もうすでに非物質のレベルです。シリウス界から「アイデア」が人間の頭に沸き出て来るともいわれます。たとえば、18世紀の蒸気自動車から始まった「自動車」の発明も、人間の頭に沸き出たアイデアが出発だと語られています。人間の「発明」のアイデアも「あの世」「シリウス界」から出てくると言う奇説もあるといわれます。つまり背後霊にシリウス人が憑依したら、革新的なアイデアが湧き出るともいわれます。

・宇宙人が人間を創り、農業や道具の作り方などのさまざまな生活の方法や、子孫の増やし方等のノウハウを原人に教えたと語られています。いわゆる神々や天使、堕天使の「この世」への作用は続いていると語られています。そして現代では「プレアデスの世からシリウスの世」に変わっていくと述べられています。時空を超えた宇宙人の「この世」への介入・影響力は普通人は分からないそうです。タイム・トラベラーが「この世」を支配していると語られています。「歴史のシナリオを描く政治力の非常に高い宇宙人が存在する」といわれます。4次元以上には「過去も現在も未来」もたたきこまれているといわれますが、不思議な話です。シリウス人は人類の未来を知っていると述べられます。

・人類は45 万年前に地球にやってきたアヌンナキという異星人が、遺伝子操作によってつくった存在だと語られています。「彼(デーヴィッド・アイク)はイルミナティの祖先をアヌナキだとする。アヌナキは古代シュメールの神々の種族であり、実は宇宙からやってきたエイリアンである」と語られています。「竜座人(ドラコ)が遥かに進化しており、このレプティリアン型生物の交雑種がイルミナティである。交配人種であるイルミナティが地球を支配している」と語られています。「イルミナティは宇宙人の集団なので強力なのだ」と語られています。「イルミナティなどのフリーメーソン組織に入ると神に会える」という与太話もあるそうです。「レプティリアン自身もコード化された コンピュータープログラムで、決められたことを実行しているに過ぎないのです」といわれます。イルミナティの空飛ぶ円盤はタイム・トラベルができ、「米軍の将軍が同乗していた」ともいわれます。「バベルの塔=世界統一王国=ニムロデ=バアル=モロク=メイソン=イルミナティ=世界統一政府」とつながると語られています。金星の神々は地球に到着するやいなや、イニシエーションのためのフリーメーソン本部を設けた、といわれます。「中世の我が国民に大きな影響を及ぼした勝道、空海、親鸞、日蓮らの御聖人方が、金星人、すなわち明星天子と会っているという事実がある」といわれます。ちなみにシリウス人は、別の非物質的存在の集団であるオハル評議会の創造物であると語られています。イスラエル政府と契約の「宇宙の商人」が シリウス星人だそうです。

・「会社は事業計画で決まる」ともいわれますが、長期計画はせいぜい10年位でしょう。「経営の神様」といわれる松下幸之助の「250年計画」は非凡と言うよりも天才的な面が窺われるそうです。「国家の長期計画が確かなものであればその国は発展する」といわれますが、人生の長期計画、会社や組織の長期計画など、何事も「計画を作り達成する」ことが肝要のようです。大震災で津波を被った冠水地域を松下幸之助の「国土創成地帯」にしてはどうでしょうか。莫大な資金と期間がともないますが。「国家百年の計」というぐらいですから国家計画は長い方がよりよいでしょうか。

・「この国にも農業や漁業の国家的長期計画があることでしょう」。松下幸之助の昭和52年の近未来小説『私の夢 日本の夢 21世紀の日本』で描いた「理想の日本が実現するのは2010年」という夢は、松下幸之助の志を継ぐ者たちによって立派に達成されることでしょうか。松下政経塾の第1期生の卒塾者、野田佳彦氏が2011年8月30日に首相になりましたので、「当たらずと雖も遠からず」で、未来予測も凄いものです。

・ちなみに「闇の権力の世界連邦主義、ワン・ワールド構想、世界単一政府、日本合衆国、日本共和国という亡霊が世界中を徘徊している」といわれます。松下幸之助の書籍には「闇の権力」に対する言及はないようです。「松下幸之助は、山を切り崩して、埋めて広げろという新国土創生論を説いていました」ということですが、この度の大津波で冠水した地域に、「新国土創生」政策を実行したらどうでしょうか。昔からこの地方は、津波の被害が度々あり有識者が昔から「高台への移転」を進言してきたからです。東北地方の昔に津波の被害を受けた地域には「これより下に家を建てるな」という祖先の石碑があるそうです。為政者の無策が命取りになったといわれます。

・昔は「経済一流、政治二流」といわれたのですが、現在は「経済二流、社会保障五流」だそうです。あまり知られていないことだが、日本の社会保障というのは、先進国とは言えないくらいお粗末なモノなのであると述べられます。「失われた日本経済の20年」といわれますが、最も重要な仕事をしている政治家と官僚に本当に優れた人材が登用されてこなかった結果ではないでしょうか。「オール・ニッポンのドリーム・チームでなければ、この国難、国家危機を乗り切れないでしょう」といわれます。
 「フォーラム21・梅下村塾 25期生」の描くシナリオも非常に目標値が高いようです。実際に実現不可能の数字かもしれません。理念的な主張も多く、具体的にどのようにするのかも政策が欠けているように思われます。人口減少で、少子高齢化がすすむと、現在の福祉のレベルを維持することは非常に困難になるようです。

・日本には多くの経済研究所がありますし、たくさんのメディアやエコノミストもいるわけですので、経済の未来観測には多くの見解があるようです。多くのシンクタンクも「2030年の長期的な経済シナリオ」を描いていると思います。ところで政治家は選挙民の対応に追われて、勉強ができないそうです。政府にはベスト&ブライテストが集結しているはずです。ベスト&ブライテストの英知を結集した「国家改造計画」が求められているそうです。やはり専門家のテクノクラートでないと長期計画は練れないようです。「なぜ政府に政治研究所がないのか」という問題は私たち一般人には、理解不能なことです。

・集団的自衛権で国論が2分されました。政治の季節で世の中が、いつも騒がしいようでした。松下政経塾については、最初は過小評価されていたようですが、卒塾者が総理になったので松下幸之助の政治哲学、政治遺産が注目されたようです。当初は多くの人が「政経塾は失敗する」と評価していたようです。「新しい風」がどこまで継続するのか注目されます。成功した実業家、事業経営者としての松下幸之助の限界と飛躍・志が窺われます。松下幸之助の思想は「古いもの」と捨てるのではなく、再評価すべきものだといわれます。amazonで「松下幸之助」を検索すると1589件がヒットします。それだけに現代でも松下教の信者も多いようで、詳しくは知りませんが、「経営の神様」なのでしょう。また「政治の神様」なのかもしれません。

・戦後の日本の政治と言うのは、マッカーサー元帥の占領軍の時代から「グローバル・スタンダードという戦勝国・米国の政治指導に自然に従うようになっている」と述べられます。原因として考えられることは、「ヨーロッパの王族や貴族、米国の支配階層を統括するといわれているイルミナティなどのフリーメーソン王国(米国)の支配が敗戦後の日本にも当然及んでいる」ともいわれます。そういえば、マッカーサー元帥もフリーメーソンでした。日本の知識人が欧米人を理解できないのはフリーメーソンを知らないからだそうです。そして「神は最初のフリーメーソンだ」ともいわれます。フリーメーソン結社はこの大地が創出されるよりずっと前から、さまざまな太陽系をめぐって、存在していたのであるといわれます。
 「戦後日本神界のトップがアメリカの神様になった?」、「目に見えない異次元の高等知性体(異星人)が地球経営に関与している?」等の奇説もいろいろあるそうですが、私たち一般人にとっては、教科書やメディアに登場しない限り訳の分からない話ばかりのようです。例の『闇の権力』が背後にいるとでもいうのでしょうか。また「『闇の勢力』が地球を去った」という怪説もあるそうです。目に見えない高等知性体の話は、多くが荒唐無稽な話になるようです。パラレル・ワールドに住む宇宙人、天国に出入りし転生と憑依を自由に操るシリウス星人の植民星が地球だと指摘されています。

・日本国政府直轄の「政治経済研究所」を作れば叡智を結集した、誰でも納得できる権威ある政策が作れるのではないでしょうか。思いつきではなく国家経営の実務に精通した担当者が作る政策では、国論が2分されることはないでしょう。社会の遅れた面、非近代性、後進性、頭の古い面が予想以上に増えてきています。改革の速度も大変遅いようです。「日本は先進国だろうか」という声も街中では増えてきているようです。「女性の登用も先進国とはいえない」そうです。また女性の眼から見ると「政治や経済の後進性」を痛切に感じることでしょうか。

・「TPPで国論を2分する必要もなく松下幸之助のいうように、明治政府からの伝統である常に農民の生活を中心に考えるべきである。農民に無理な要求をすべきではない」、「国家としての色彩がなくなるようになる」「松下幸之助のいうように国家への寄与貢献を考えて、政治が一番大事なので、政治家及び官吏を優遇すべきだ」、「政府直轄の政治経済研究所が農家とビジネス社会の実態を知悉・把握すべきで政策の提案もすべきだ」と指摘されています。「特に外交・防衛政策は与野党一致して、対外的に統一的なものであるべきだ」そうです。しかし、トランプ大統領は、TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)から離脱をしました。トランプ大統領は「TPPが雇用を奪う」という主張をしました。自由貿易は、利益を得るものと、失うものが、当然ながら、出てきます。TPPは、ほとんどの有識者が反対をしていましたが、米中貿易戦争を見ても、自由貿易万能論で突っ走れる時代ではなくなるといわれます。

・「これまでの百年はインフレの時代、これからの百年はデフレの時代になる」ということで、日本も「失われた20年の経済、デフレ不況、低成長」の状況です。もちろん日本有数の経済学者や官僚が、さまざまな政策を打ってきたと思いますが、経済はデフレ不況、低成長から容易に抜け出せないようです。人口減少で、ますます容易にデフレから抜け出せないようです。発展途上国、とくに中国の工業化が、工業製品の価格にデフレ化に拍車をかけたようです。不動産価格や人件費もデフレスパイラルに陥るのかもしれません。大幅な金融緩和でも容易に低成長、デフレ環境から出られないようです。

・インタ―ネット情報によると(2018/12/13)「景気「いざなぎ」超えと内閣府正式認定、14年増税後も回復継続と判断」景気動向指数のあり方を検証する景気動向指数研究会によると「2012年12月から始まる現在の景気回復が2017年9月時点で、高度成長期に57カ月続いた「いざなぎ景気」を超え戦後2番目の長さとなったと正式に判断した。2019年1月まで景気回復が続けば、戦後最長の74カ月となる」とのこと。サラリーマンのレベルでは景気回復の実感がわかないとか、経済学者やエコノミストの見解は種々あるようです。「もはやデフレ不況、低成長ではない」ということでしょうか?

・「『インフレは戦争の産物、デフレは平和の産物』である。インフレやデフレは、金融政策を緩めるか、引き締めるかによって生じるものではない」と著者(長谷川慶太郎氏)が述べておりますが、まことにデフレスパイラルから抜け出すことは容易ではないようです。戦争の特需で景気がよくなった時代もあったようですが、現代はTPPなどの貿易自由化などで物価が安くなっていく時代のようです。ギリシャ危機が、ユーロ経済に与える悪影響に関心が集まっていました。EU経済もイギリスの「EU離脱」後の動向が懸念されています。

・陰謀論で話題になる、レプティリアンは、進化の程度が人類よりもはるかに高度なようです。クラリオン星人のコンタクティ、イタリア人のマオリッツオ・カヴァーロによると「レプティリアン」も人間タイプは知性的な顔をしている」と指摘されています。そして彼らとは、古代の爬虫類で、あなた方の祖先であり、親戚なのですと指摘されています。異次元に膨大な数の高等知性体が存在するようですが、人類とのコンタクトは制限されているようです。現代になって、天使的な宇宙人の情報は増えてきていると指摘されています。在日宇宙人問題を認識している人はほとんどいないといわれます。宇宙人情報を公開すると主権が危うくなるともいわれます。しかしながら、ほとんどの人が認識できませんが。

・レプティリアンの米国のテレビ映画としては、1983年の「ビジター V」が製作され、日本でも放映されました。内容は、「レプティリアンが食料として人間を捕獲するために巨大なUFOのマザー・シップが地球に飛来した」というものでした。人間タイプですが、一皮むけば、爬虫類型異星人レプティリアンというストーリーでした。
 レプティリアンに関しては、英国のデーヴィッド・アイクが、『大いなる秘密』などで、イルミナティ、フリーメーソンリー秘密結社などと結び付けて紹介していますが、彼らが自在に人間に姿を変えることができるということが理解できないという人が多いといわれます。ニルヴァーナ(涅槃・天国)の世界でも、遥かに進化した宇宙種族としてレプティリアンが紹介されています。「要するにレプティリアンの上にも、彼らの行動や人間を操作する究極の力を持つ「透明な人々」が存在するのです」といわれます。リゲル人と爬虫類人の交配人種が築いた国が現在の日本と中国であるといわれます。

・レプティリアンについても、宇宙人情報は、核兵器などの国家安全保障上の最高機密(トップシークレット)を数段階上回る『厳秘』扱いのため、詳細は不明だそうです。大昔は、食人する鬼のような宇宙人もいたのでしょうか!? エリア51で白鳥座61番星の異星人とコンタクトしていた日本人科学者もいたといわれます。「その彼らは地球から68光年離れた惑星クイントニアに住む宇宙人で母星から「エリア51」まで45分で移動できる」といわれます。グレイタイプのようです。
 天国に自由に出入りし、人間への“憑依”や人間の“転生”を自由に操作するシリウス星人ですが、ポジティブなシリウス星人とネガティブなシリウス星人がおり、「シリウス星人の地球支配があまりにも巧妙なために、しょっちゅう戦争が起こる」という奇説もあるといわれます。「対外戦争をすることによって、国内体制矛盾による内乱や大衆の不満をそらす」という政治手法もあるといわれます。「最大の宇宙船は、我々の母船で大きさはニューヨーク市ほどありその人口をすべて収容できる」と述べられます。そのような想像を絶する超科学は、現代の科学者にとっては理解不能だそうです。

・『新しい時代への啓示』 マシュー・ブック2(スザンヌ・ワード    ナチュラル・スピリット)と言う本は、ニルヴァーナ(涅槃・天国)にいる事故死した息子のマシューからのチャネリングを記録したものといわれます。ニルヴァーナ(涅槃・天国)の状況や、異次元の異星人の存在が分かる貴重なチャネリングだといわれます。すでに『天国の真実―マシューが教えてくれる天国の生活』が出版されています。天国に自由に出入りし、人間への“憑依”や人間の“転生”を自由に操作するシリウス星人の実態もチャネリングにより分かり始めているようです。・高次元の高等知性体も人間に憑依したり転生により人間を装い、地上に出てくることもあるのでしょうか。

・モーゼの頭には2本の角があったという話もあり、日本の『鬼』も宇宙人だったという説も有力です。モンスター・タイプの「鬼」は異星人のバイオ・ロボットだったのでしょうか?「人間タイプの鬼」の伝承も全国に多くあるそうです。日本の伝説では『鬼』のなかに格別な美人や美男子もいたという話もあり、地球外生命体、異星人、『異人』の飛来が窺われます。日本でも「鬼の末裔」がといわれる人々がいます。鬼を「美男子」として表現する伝承もあります。レプティリアンについても、地球には早期にきており、進化の程度がすすんでおり、「神々が動物などに姿を変える」という神話もありますが、『シェイプシフト』ができるようです。
 『異類混血』が原因でスターウォ-ズが起こったという話もあり、宇宙人は多種多様なわけですが、『厳秘』処理のため、情報が断絶されているといわれます。日本に飛来した『鬼』や『天狗』などの宇宙人は、多くの伝説となっているようです。この世界をコントロールするものたち(アヌンナキ)が、2012年に再び、地球に戻って来るという説もあります。また、「金髪碧眼の宇宙人が2012年に地球に戻ってくる」という話もあり、2012年のアセンションをめぐって精神世界の解説者たちには色々な説があったといわれます。

・天国に自由に出入りし、人間への“憑依”や人間の“転生”を自由に操作するシリウス星人もポジティブなシリウス星人とネガティブなシリウス星人がいて、オリオン星人との絡みで「悪の結社」との話もあり、事情は複雑だといわれます。エルダーとよばれる天使のような人間タイプのオリオン星人が小柄なグレイと共に飛来したそうです。「シリウス人はオリオン人と交戦していた。この敵対関係は今でも続いている」と指摘されています。「奇妙なことに、オリオン人はかっては琴座からの移民である人間らしい存在だったが、その後レプティリアンに征服されてしまった」と語られています。
 「表面から見える民主主義政治の背後にある“陰の政府”とか、“裏の支配構造”などと言われている構造」というものは、通常の私たち一般人には、なかなか認識できない概念だといわれます。在日宇宙人問題を認識している人はほとんどいないといわれます。宇宙人情報を公開すると主権が危うくなるともいわれます。政府の中に政府があってアメリカ大統領といえどもコントロールできないと指摘されています。

・経営破綻した当時の日本航空は、世間の耳目を集めたものでした。アメリカでもエアラインの経営破綻は、よくあったそうです。旅客数の流れが変動し、座席が埋まらず定員一杯に飛行することは、稀のようです。燃料価格の問題もありました。アメリカを代表するエアラインだった「パンアメリカン航空」も1991年に破産しました。海外旅行は楽しいものですし、華やかな職場の裏には、さまざまな経営危機となる要素も少なくないといわれています。

・やはり、パイロットは健康管理が第一のようです。終戦後の食糧難の時代から飽食の時代になりました。しかしながら、高齢者は、美味しいものをたくさん食べることから、健康なものを少食する年代になってきています。毎日の適度の運動を考慮して、体力の維持が重要です。そこで毎日、体を動かすことが必要です。ガンで死ぬ人も増えていますが、未発見の発ガン物質でもあるのでしょうか。60歳代まで健康に生きてこれたなら、100歳長寿を目標にできるといわれます。その年齢まで、ガンなどの大病にかからなければ、長寿が期待できるようです。小林宏之氏には他に『JALで学んだミスをふせぐ仕事術』、『航空安全とパイロットの危機管理』、『機長の「集中術」』、『JAL最後のサムライ機長』、『機長の健康術』等があります。

・『ザ・グレート・フライト JALを飛んだ42年』の著者、小林宏之氏も日本航空という大企業でパイロットという職種を担っていたわけですが、会社の内部事情については二重の意味で書けないようです。日本航空の在籍中42年間の全てのことについて書ける人のようですが、全貌の把握は無理のようです。社内の人間模様を書けないのでしょう。コンプライアンスの観点からも記録できないようです。同氏は「アラスカのUFO事件」について何か知っていても書けないようです。「本からの知識ではすべてに限界がある」と指摘されています。今日、「大企業の劣化がひどい」といわれますが、私たち一般人は、原因を理解できません。日本航空も再建されましたが、世界中のエアラインとの厳しい競争に巻き込まれているといわれます。よく新聞報道で大企業の想定外の事件が報道されているようです。大新聞社や地方新聞社にも「劣化」の問題が出てきているのかもしれません。昔は新聞社といえば権威のあったものでした。「問題のない所はない。改革は恒常的に遅れている」といわれます。

・日航123便の墜落事件や海外での墜落事件もあり、amazonに「日本航空」といれますと、747件の本が分かりますが、私たち一般人は、読む時間がありません。JALとUFOといえば「アラスカ上空での巨大UFO目撃事件」が有名です。「箝口令」でもしかれているのでしょう。他言無用の命令なのでしょう。パイロットが書いた本を読んでも、ほとんど未確認飛行物体について書かれていることはないといわれます。航空自衛隊の元パイロットの佐藤守氏の『自衛隊パイロットたちが目撃したUFO』等の数冊の書籍は例外のようです。ちなみに、「アラスカ上空のUFO遭遇事件」の寺内機長は自衛隊出身だったそうですが、どうなのでしょうか。その後、米国では超巨大UFOの目撃事件が相次ぎ、全米でも注目を集めたそうです。また、自衛隊では松島基地のエンティティーの話もあり、アバブ・トップシークレットなのかもしれません。異星人がアバブ・トップシークレットをアメリカ政府に要求したのかもしれません。大衆がパニックになるので、アバブ・トップシークレットの情報操作をしているといわれます。
  なお、「アラスカ上空のJALジャンボ機の巨大UFO遭遇事件」は、動画にもなっていますので、You Tubeで見られます。

・河童(グレイ)や異人の乗り物がUFOだそうですので、日本には、昔からUFO目撃談が多いのも当然でしょうか!? 題名は忘れましたが、「河童が宇宙船に乗って地球を去っていく」というストーリーの日本映画もありました⁉ 太古から河童(グレイ)や異人が日本人を観察していたようです。日本の伝説には、河童や異人と農民との不思議な交流伝承が多いようです。
ちなみに明治時代にほとんど消えたという日本のジプシー『サンカ』が、“アガルタの住人の末裔”であるという奇説もあるそうです。
 長い間、UFOディレクターと言われた矢追氏の今後の活躍、出版物を期待したいものです。テレビという現代の武器で、私たちにUFOを知らしめた矢追氏の功績は大きく、後任のディレクターの活動次第では、状況も変わってくると思われます。 
「日本はUFO後進国だ」そうですし、日本の心霊レベルは欧米諸国に比べると50年は遅れているといわれます。
 著者の佐藤守氏は、元自衛隊空将ということでUFO関係の本が注目されていました。中でも『金正日は日本人だった』という本は注目を集めたようです。最近の本としては『安保法制と自衛隊』(2015/11/17)があります。「将軍様は82年から東京に遊びに来ていた」という話もスパイ戦を連想させます。特に旧共産圏国家は、旧ソ連のスパイ組織の指導をうけて古典的なスパイ活動を資本主義国で大々的に行っていたそうです。ハニートラップも、偵察衛星が飛ぶ時代でも、今でさえ社会主義国は真剣に行っているともいわれます。

・さまざまな国の組織の色々なスパイネットワークが資本主義国に張り巡らせてあるといわれます。近隣諸国のスパイネットワークが売春ネットワークと絡んであるのかもしれないそうです。北朝鮮の謀略機関もあり、「スパイ天国」といわれる実態を知らないのは、私たち一般人だけであり、理解不能なことが多いようです。北朝鮮の拉致事件も警察は見逃しましたし、犯罪検挙率も低下してきているといわれます。警察の捜査能力が、劣化してきていることが窺えるそうです。振り込め詐欺も、被害額が高額で、被害者は高齢者ですが、高等警察も犯罪者を一網打尽にできないようです。捜査要員の不足は理由にならないと言われます。「甘い国際感覚、貧弱な語学力」では大きく国益を損ねるそうです。
・ウィキペディアWikipedia(フリー百科事典)でみると、「ハニートラップ(英語: Honey Trap)とは、女性スパイが対象男性を誘惑し、性的関係を利用して懐柔するか、これを相手の弱みとして脅迫し機密情報を要求する諜報活動で、人的諜報ヒューミント(英語: Humint、Human intelligenceの略)の一種。またスキを見せた標的をその場で殺害する事もある。ただし必ずしも女性スパイが仕掛けるものとは限らず、東ドイツ国家保安省(シュタージ)の「ロミオ諜報員」のように男性スパイによって対象となる女性を罠にかけることもある。いわば「色仕掛け」による諜報活動といえる」、「冷戦時代、ソビエト連邦で頻繁に行われた(殊に、KGBの十八番であったとされる)」とのこと。スパイ罪の認識の無い日本人は、中国でスパイ容疑で逮捕されたりしています。日本人に特有な「甘い国際感覚、貧弱な語学力」では大きく国益を損ねるそうです。隣国ですから事情通が多いといわれますが、韓国や北朝鮮についても多くの本が出版されています。
・公安調査庁の元部長によれば「日本は諜報機関のない世界的に珍しい国だ」そうです。「諜報機関は国家にとって最も重要な死活の国家組織だ」といわれます。「諜報機関のない国は拉致事件にも無力だった」ともいわれ、大きく国益を損ねました。北朝鮮のようにトップからスパイ活動をしているような国が相手では、スパイ天国といわれる日本は、打撃をうけやすいでしょう。「諜報機関のない国は既に国益を大きく損ねている」というのが冷厳な国際社会のようです。が、真面目な官僚や政治家が諜報機関の設立におとなしいのは私たち一般人には、不思議です。被害者もその家族も高齢化しており、亡くなっている人も多く、拉致事件はどうなるのでしょうか。この程度の問題に数十年もかかっているようでは政治家の非力が窺われるといわれます。
・「日本はUFO後進国だ」そうですが、日本的な対応が限界のようです。案外、実態は進んでいるのかもしれませんが。太古には空飛ぶ円盤に乗って、様々な神々が日本に飛来していたようです。「平家がプレアデス星人の末裔で、源氏がオリオン星人の末裔」といわれます。異星人は闇のネットワークで日本に来ていたようです。「遠野郷の民家の子女にして、“異人”にさらわれて行く者年々多くあり。ことに女に多しとなり。-遠野物語第三十一話」、「黄昏に女や子供の家の外に出ている者はよく神隠しにあうことは他の国々と同じ。-遠野物語第八話」という伝承がありますが、「異人」の仕業で、オリオン星人だったともいわれます。柳田国男は『遠野物語』は民衆の作り話ではなく事実だと述べています。また柳田国男は当時の警察の「異人」の情報を調べなかったようです。被害者たちは、どれくらいいて、どうなったのでしょうか?
 「米軍は異星間航路を経由して神の領域に到達した」とか「とある米軍基地に行けば神に会える」という与太話もあったそうですが。最近では異星人に関するより詳しい本も翻訳出版され、米軍と宇宙連合のかなりの結びつきが窺えるようになりました。アメリカ空軍は133種類の宇宙人を確認しているそうです。「トールホワイト」とよばれる2メートルから3メートルの白人種のオリオン星人も報告されているようです。トールホワイトと米政府はコンタクトがあるようです。
 米軍ならずとも異星人とコンタクトできれば、何処の国でも異星に向かうことでしょうか。「エイリアン・エンジニアリング」で、米軍は新兵器を開発しているそうです。数万年進化しているエイリアンのテクノロジーは現代の科学者でも理解不能なのかもしれません。実際に100年前のテクノロジーと現代のものを比較しても想像を絶する格差があります。

神様あるいは「サムシング・グレート」というような存在がつくった、「知恵の蔵(真理の蔵)」ともいうべき場所がどこかにあって(6)

2020-04-29 20:18:27 | 森羅万象

<アメリカからの強烈なコンタクト>
・UFOに関してはずぶの素人の私の問いかけに、これだけの目撃談が集まったのには驚きました。
「正体不明の飛行物体」に対処すべき任務を持つ防衛省・航空自衛隊が、今まで領空に侵入してくる対象は「他国の航空機」だけであるかのような感覚ではなく、レーダーに映った、またはパイロットが目撃した「正体不明物体」のデータも、いかがわしいと思うことなく素直に収集していれば、この五十余年の間に貴重な資料が集積でき、科学的根拠も整っていたに違いありません。
 すでに北朝鮮のミサイルに備えなければならない事態が迫っているのですから、今までのような航空警戒レーダー網が「低速度目標」ばかりを意識していては、日本の空は守れません。

・しかし、未だにUFOといえば、オカルトかSFのような感覚でしか捉えられていないようですし、わが政府の扱いも、麻生太郎氏の答弁からうかがえるように、サイエンスフィクション的発想に留まっています。これでは、第一線の部隊に「UFO関連情報」収集を義務付けるように求める日は、永遠にやって来ないのかもしれません。
 しかし、私のUFOに対する調査に、信頼する部下たちから素直な体験談が寄せられたうえ、その後、私も家族とともにUFOを目撃することになったのですから、彼らの証言を簡単には否定することはできません。
・ところが、資料を分析して一つ強く感じたことがあります。それは、現代日本人のUFOに対する姿勢に、排除または封じ込めようという風潮が蔓延している点です。

・ところで、2010年に上梓した『実録 自衛隊パイロットたちが接近遭遇したUFO』を読んだ読者からは、本書に収録した以外にも多くのメッセージを賜りましたし、テレビや雑誌などからも取材を受けました。そのなかに、グレゴリー・サリバン氏という「ETコンタクト活動家」がいました。

・名刺には「JCETI」、肩書は「ETコンタクト・コーディネーター」とあり、活動内容と経歴を聞くと、実に興味ある答えが返ってきました。「2003年ニューヨークを旅立ち、ニュージーランドに半年滞在、その後来日、日本が非常に気に入ったので現在は福岡を拠点に活動中」だというのです。
 現在は、「地球外知的生命体(ETI)とコンタクトしながら、コンタクトのためのテクニックをナビゲートするセミナーなども交え、特別なスカイウォッチング『第5種接近遭遇』のイベントを全国で展開中」なのだそうです。

・私の本を読んで、多くの自衛官たちがUFOを目撃したのはその第一歩であり、それは「第1種接近遭遇」段階だといいます。「第2種接近遭遇」段階は。「UFOをレーダーで記録すること」であり、「第3種接近遭遇」段階は「宇宙人を目撃すること」、「第4種接近遭遇」段階は「UFO船内で宇宙人とコミュニケーションを行うこと」であり、そして最後の「第5種接近遭遇」段階は、「人間から発信し、宇宙人と双方向のコミュニケーションを行うこと」――彼はそのナビゲートをしているというのですから、いつか私もコンタクトさせてくれるに違いありません。
・3時間ほど楽しい会話が続き、時が経つのを忘れるほどでしたが、実に清潔感あふれる好青年で、彼こそ「地球外生命そのものではないか?」と想像を豊かにしたくらいです。

 このときの彼との「遭遇」で得られた成果は、私に寄せられた多くの体験談の信憑性が確かめられたこと、「宇宙人=地球侵略者」という悪しきイメージは、「アメリカのメディアによって植えつけられた誤ったイメージ」であること、「宇宙人は常に地球、特に核エネルギーの未熟な扱い方について見守ってくれているのだ」ということ………。
・結論は、UFOは物質ではなく、「光体やエネルギー体」であり、いろいろな「利権」に絡んでいる各国政府は、自己保存のためにその存在を隠蔽し続けてきたのだということでした。
・本書は、2010年7月に講談社から発刊した『実録 自衛隊パイロットたちが接近遭遇したUFO』に新しく寄せられた情報を大幅に加筆、改題のうえ再編集したものです。


『実録  自衛隊パイロットたちが接近遭遇したUFO』
 佐藤守  元自衛隊空将、南西航空混成団司令
 講談社    2010/7/20



<なぜ自衛隊でUFOはタブーなのか>
・私自身は、UFOを目撃したこともありませんし、いわゆるUFO信者でもありません。

・「UFOなどという非科学的なものを見たというような人物は、精神的にどこかおかしい」とする観念に国や自衛隊のトップが囚われていて、UFOの目撃は非現実的な錯覚だと決め付けているのです。

 <「貴様、頭でもおかしくなったのか」と一蹴される>
・誇大妄想狂という噂が立つ。精神異常を疑われかねません。
<自衛隊機墜落とサリン事件を予言した人物>
・ハリー・古山氏が『私が出会った宇宙人たち』という本を書いていますが、それによると、地球上にはかなり多くの宇宙人が「同化」して住んでいるそうですから、案外当たっているかもしれません。すると、UFOに愛された船附元三佐が長崎の喫茶店で会った店長も、宇宙人だったのかもしれません・・・。

<鳩山夫人の金星旅行の真実>
・一般に知られている、あのアーモンド形の目をした宇宙人は「グレイ」と呼ばれています。グレイには、体長1.2メートルほどで鼻は空気孔としてポツンと穴が空いている「リトルグレイ」と、体長は同じくらいでも鼻の大きな「ラージノーズグレイ」がいるとか。その他では、トカゲの顔を持つ爬虫類のような宇宙人、さらには人間と同じ姿をした異星人もいるといいます。
  人間型の宇宙人は、金髪で、北欧系の目鼻立ち、女性は非常に美しいらしい。もし、そんな美女の宇宙人がいるとしたら、一度お会いしたいものです。



『ムー10月号 NO3591』



<ミステリースポット>
<自衛隊独身寮に出没した異星人!?>
・私は、航空自衛官として、昭和53年に松島基地へ赴任しました。

・そこに、あの“存在”がいたのです・・・。

・先輩に訊いてみると「そいつは、明らかに幽霊とは呼ばない・・・・全身が黒くて両目は吊り上がって薄暗い黄色に光っている。何かを喋るわけではないけど、僕たちを見て、首を傾ける仕草をする・・・いわゆる、観察をしているような気もする。だからー結論からいって、異星人的存在なんだよ。いずれ見るよ、高い確率で」そんな助言めいたことを先輩はしました。

・そんな、私も、昭和59年の春には異動が決まり、一度もその“存在”とは会わなかったな、と思いました・・・しかし、そんなある夜のこと。
・夜中1時ごろ、ぼんやりと目覚め、あたりを何気なく見渡すと、一番外側のベッドに先輩らしき人影が腰を下ろし、肩を落としたような姿勢で座っていました。

・まず、月の光を浴びているにもかかわらず、身体の表面上に光の照り返しがない・・・そして、その“存在”には影がないーしかも、大柄でありながらベッドのマットレスの体重による沈み込みもない・・・・。

・何より、昭和53年のあの日の先輩の言葉が頭の中を巡り、全身真っ黒、頭の先からつま先までまったくシワのないウェアでもまとっているかのような・・・・。頭髪はなく、横顔を見つめると、鼻の隆起や口もなく、唯一、両目と思しきところだけは、薄暗い黄色の発光が強調されており、吊り上がっていました。

・次の瞬間、その“存在”は私の布団の上に乗ってきました!しかし、体重をまったく感じとれないほどに感じられません。ほかに気付いたことは、その“存在”が動いても空気の流れやにおいなどもありませんでした。

・その“存在”の顔は私の顔とくっつくほど接近、それでも息づかいや熱気も感じ、首を傾けるような仕草だけをしていました。

・しかし、いつの間にか私は、気を失い、翌朝には何ごともなかったかのようにいつもの朝を迎えたのです。とてもたとえようのない疲労感だけが残り、そのことは上司に報告しました。それから数日後には異動することに。

・しかし、あの“存在”、確かに「幽霊」と呼ぶには違う存在だったようです。あれはやはり異星人だったのでしょうか。 
                    {岐阜県羽島市(51歳)徹次}


『地球維新  解体珍書』
白峰、鹿児島        明窓出版 2011/5/5



<日本政府大激震! 「UFOは確実に存在する!?」11人の現役・OB自衛官の証言>
・実録『自衛隊パイロットたちが接近遭遇したUFO』(講談社 佐藤守)

(紹介文)自衛隊現役パイロットたちの証言を初公開!航空自衛隊の空将まで登り詰め、飛行時間3800時間を誇った元戦闘機パイロットによる渾身のノンフィクション。
 UFOはなぜ原子力発電所近くに飛来するのか?「UFOは確実に存在する!」11人の現役?OB自衛官の証言。
・(鹿児島UFO談)・・・ちなみに佐藤守さんは『金正日は日本人だった』(講談社)という本を書いておられます。わたしは、みなさまご存知のように、UFOは大型母船、小型艇も接近遭遇・ハッキリ目撃したこともあります。UFOを信じない人も多いですが、反対意見とか、何を言われようと、実際に見たのですから!仕方ないです(笑)。
・自衛隊の方にも知り合いがいます。UFO遭遇はたまにあるそうだが、緘口令があるので、普通は言っていけないそうですが、私には、「やっぱりいるんだよ!」とコッソリ教えてくれました。「UFOなんてバカげたもの」という世間の常識をブチ破り、世の中を大きく変える「地球維新」のキッカケとなるとイイですね。またUFOなどないという社会通念があるのは、UFO関連技術を独占している某機関がマスコミや学者を通じて世界的に情報操作をしているのです。



『空自ファイターが遭遇したナゾの未確認飛行物体』
蒼天のミステリー   佐藤守   「丸」2011年12月号



<航空界のタブー UFOの話>
<階級の支配する自衛隊という組織>
・航空自衛隊内でUFOの目撃が相次いでいるなどというと航空自衛隊はなんと非科学的な人達ばかりなのかと誤解する方もいるかもしれないが、それは間違いである。
・自衛隊の教育システムはしっかりとしているといえる。それだけに正体不明の飛行体を見ても、安易に未知の生物体の乗物だとか、他の惑星からの宇宙船などといった可能性は真っ先に排除して考える常識人であり、普通は合理的な解釈をしようとする。

・従って、仮にそうした謎の飛行物体を目撃しても話す相手がなかなかいないのも事実である。うかつに話すと、松島事件のG二尉やM二尉のように誤解を受けて辛い目に遭うという危険性があることも誰もがわかっているし、航空自衛隊の任務はあくまでも「国籍不明機」が対象であって、UFOと遭遇しても「報告の義務」はない。

・その上仲間から変な男と思われかねないので自分の胸のなかに秘めてしまうのであろう。

・民間航空はそれ以上に厳しいらしく、UFO目撃報告をすると有無をいわさずに地上職に回されるというから、この手の話は常に「ミステリー」の範疇からでることはない。



『いますぐ飛行機に乗りたくなる本』
秋本俊二  NNA  2008/7/7



<機長らのUFO目撃談>
・搭乗中、目撃してもうかつにしゃべれない。

・多くのパイロットがフライト中のコクピットから実際にUFOを見ているーということは私も聞いたことがあります。ですが、そういう話はあまり表面には出てきません。
・本当に目撃したとしても「見た、見た」と騒いで、ライセンス更新時に眼科や精神科の検査で引っかかるのを彼らは、恐れているのかもしれません。

・ところが、カタログハウス社から届いた『通販生活』(2007年春号)に、面白い記事を発見しました。日系エアラインを退職した元パイロットらの座談会が掲載されていて、その中で、「かってUFOに遭遇した」という話が出てくるのです。JALとANA,そして旧JASの元パイロット3人のうち、2人がUFOについて語っています。

・元JASのパイロットは30年ほど前、瀬戸内海上空を飛んでいる時に異常な激しい光と出くわし「未確認飛行物体が飛んでいたことを管轄の運輸省に報告した」と話しています。それに対して元JALのパイロットも、同僚のパイロットが1986年にアラスカ上空でUFOに遭遇したことがある、という話を披露。そのことは、当時のマスコミにも大きく取り上げられたそうですが、目撃した当人は記者からのインタビューで「絶対に誤認ではない」と強気のコメントをしていたためか、その後は、地上職に異動させられてしまったらしい。つまり、多くのパイロットが現実にUFOと遭遇していても、それをうかつに披歴できない空気がエアライン各社の社内にはあるらしいのです。
<現役クルーから「私も謎の物体を見た!」>
・雑誌で堂々と証言できたのは、すでに退職した後だからかもしれません。そう考えて、私などはますます興味がわいてきます。
・「かく言う私(現役クルー)も、17年前に千歳発の最終便で、茨城県の阿見付近上空で、十数個のピンポン玉のような発行体に遭遇しました。私の機の後ろを飛んでいたトライスタ1011には知り合いのフライトエンジニアが乗っていて、後にその不思議な体験について二人で話し合ったことを覚えています。この一件は、ローカルニューズでも紹介されました。大阪から来たクルーも、その不思議な光を目撃していたそうです」
・「それらの光は太平洋のほうに消えていきました。気がつくと機内の温度が異様に上昇していたことをいつまでも鮮明に記憶しています」


『天使的宇宙人とのコンタクト』
(ハワード&コニー・メンジャー)(徳間書店)2007/7/19


<金髪の白人タイプの金星人との遭遇>
<不思議な円卓 / ついに宇宙船内に入る>
・「ハワード、あなたもご存じのように、私達の同胞はあなた方の世界に大勢いるのです。あなた達の中に紛れて観察しながら、できる限りの手助けをしています。彼らは、工場、オフィス、銀行など、あらゆる職場で働いています。自治体や政府の要職に就いている者たちもいます。ある者は、掃除係りの女性であるかもしれませんし、ゴミ回収業をしている者すらいるかもしれません。でも彼らに会った時、あなたは、その正体が分かるでしょう」
・「あなたは、まだ知らないのよ、ハワード。この惑星にはとても強大な力を持ったグループが存在するの。彼らは、途方もないほど多くの知識を持っていて、それはテクノロジー、心理学、そして最も残念なことに高度の脳療法(操作)の知識なのです。彼らは、あなた方の世界の政府(複数)のある主要な人物たちを利用しています。彼らのグループは人を巧みに操ることに長けていて、あなた方の神法上の存在の“サタン”の手先とも呼べるような集団です」

<月面での観光旅行>
・そうこうするうちに私たちは、ようやく停車ポイントであるもう一つの巨大なドーム型建造物に到着した。

・それから私たちは、言語別にさらに細かいグループに分けられ、それぞれに通訳のガイドが割り当てられた。

・ほかのグループを見ると、そこには多数のロシア人、日本人、ドイツ人、そして他の国々から来た人々がいた。言葉の壁があったにもかかわらず、月面旅行に参加している全ての人々はお互いを理解し合って、兄弟姉妹のように感じられる一つの絆で結ばれていた



『天使的宇宙人とのコンタクト』
(ハワード&コニー・メンジャー)(徳間書店)2007/7/19



<2012年、彼らは、戻ってくるのか>
・「彼らは、“ちょうど金星から来たところだ”と言ったのであり、金星人だとは言わなかったからだ。彼らは、金星や火星に基地を持っていただけで、別の惑星から来たのかもしれないか、別の次元から来たのかもしれない。あるいは地球の内部から来ていたために、それから目を逸らせるために金星と言ったのかもしれない」と説明する。

<メンジャーと2012年のアセンション情報との意外なつながり>
・もし、同じ惑星に3次元の姿と4次元の姿(または異次元の姿)が同時に存在しているとすれば、地球人に見えるのは3次元の金星だけで、4次元の金星は“別の惑星(太陽系)”に属していると言えるのかも知れません。

・ただ、前述のクリスティーナが金星の一部はまだ3次元にも同時に存在していると語るように、2つの世界は連続していると仮定した場合、その次元の差に追いつくことがアセンション(上昇)だとすれば、2012年に地球はアセンションして、別の次元の太陽系の仲間入りをするという可能性もあながち否定はできないと思います。メンジャーが聞いた「2012年にまた戻ってくる」という最後の言葉は、彼らがアセンションをサポートしにくることを指しているのでしょうか?でも、彼らが、そこまで地球人の面倒を見ようとするのはなぜなのでしょうか?


『日本政府はUFOを知っていた』 
(太田東孝)(KKベストセラーズ)(1992年)


<UFOの存在を認めた現役自衛官の証言>
・「そもそも全ての自衛隊の内部ではUFOの存在を認めています。報告義務もあります。もちろんUFOとは既存の航空機や天体、人工衛星、気球、鳥等とは違うものとして、はっきり区別したものを指しています」

・「私が所属する海上自衛隊ではUFOを目視した場合CIC(コンバット・インフォメーション・センター)という部署に報告します。ここはレーダーを使用している部署ですのでCICでもUFOを捕捉している場合もあります」
・「まず自分が教育隊に入ってからの話なんですが、上の情報課の人と知り合いになりまして、その人の話の中で興味を引いたのは『“本庁(防衛庁)”には、UFO情報を分析処理する専門の部署が存在する』ということでした」

・「この部署は、陸・海・空のすべての自衛隊から集められた目撃報告などのUFO情報を取り扱い、特に航空からの(UFOに対してスクランブルした)情報は重要なものだそうです」
・「また米軍との合同演習では海軍の米兵から、米軍がUFO識別のために使用しているマニュアルの類を何回も見せてもらっていますから、米軍にとっても、自衛隊にとってもUFOがいることは当たり前の事実なのです・・・・」
<航空自衛隊にはUFO報告用の規則がある>
・UFOの名付け親である米空軍がUFOの報告について定めた規定『AFR200―2』がある。この空軍規定は、1954年に米空軍が発行したもので、その中に先の飛行物体としてUFOの定義がはっきり書かれている。そしてまた、ヒストリカル・レポートに『航空自衛隊規定200-4A』がでているということは、これがまさに航空自衛隊がUFOを報告する時に使用する規定であったわけだ。

・ただし、現在の防衛庁にこの規定を問い合わせてみると、「アメリカのヒストリカル・レポートに載っているなら確かなことでしょうが、現在、航空自衛隊規定200-4Aなるものは、全く見当たりません」と、お決まりの回答しか返ってこなかった。



『UFO軍事交戦録』
(コールマン・S・フォンケビスツキー)(徳間書店)1992/7
元国連広報担当官が公開する爆弾文書



<円盤と米空軍との死闘>
<UFOは組織化された軍隊なのか?>
・1953年2月合衆国大陸防空司令部担当のベンジャミン・チドロー将軍のコメント・・・・。
「空飛ぶ円盤に関する報告が山積みしている我々は、事態を真剣に受け止めなければならない。円盤を迎撃すべく努力した結果、我々は、たくさんのパイロットと戦闘機を失っている」

<国際連合>
・1967年6月、ウ・タント国連事務総長のコメント。

「私は、UFOがベトナム戦争に準じて我々が、直面している最も重要な問題であると考えます」

<戦艦の上を飛び越えた「金星」>
・1945年2月の西太平洋。アメリカ合衆国海軍の戦艦ニューヨークとその護衛の駆逐艦が12インチ砲で銀色の物体に砲撃。物体は2階建ての家ほどの大きさと推定された。硫黄島作戦に向かっていたこの戦艦上のパニックを避けるため、物体は金星であったと発表された。

<撃墜された日本のファントム・ジエット戦闘機>
・1974年6月9日、茨城県百里基地、ナカムラトシオ二等空佐の操縦するF-4EJファントム戦闘機は、夜間、東京空域に出現した赤みがかったオレンジ色の円盤型の航空機を迎撃するように命令された。
・UFOが戦闘機に衝突したのか、あるいは戦闘機を撃墜したのか、戦闘機は制御を失って炎を上げながらきりもみ状態になった。ナカムラ二等空佐のパラシュートは炎上し、二等空佐は死亡。コ・パイロットのクボタ・シロウ三佐は生還した。

■■■ 私が思うこと、聞いたこと、考えること ■■■

・新型コロナウイルス感染症は日本および世界中の経済に深刻な打撃を与えています。今の段階では、想定できないような金額です。「第2次世界大戦以来の危機」と指摘されています。雇用の問題も世界的に深刻になっています。
叡智を終結して万難を排して新型コロナウイルス感染症に臨まなければなりません。関係者の努力で、マスクもドラッグストアに少量ですが、出回りはじめています。今回でパンデミックは終わりではなく、次の近未来のパンデミックに備えて8割が中国生産のマスクを安全保障の観点から国内生産化して、今回のような非常事態を回避すべきだといわれます。

・朝日新聞デジタル(20204/4/1)によりますと、
「国連事務総長「第2次大戦以来の危機」 各国に連帯訴え」
「国連のグテーレス事務総長は3月31日、世界で感染が広がる新型コロナウイルスの影響について「第2次世界大戦以降で最も困難な危機だ」との認識を示し、各国が抑え込みに向けて連帯するよう訴えた。オンライン会見で報道陣に向けて語った。

 国連はこの日、新型コロナウイルスの経済・社会的影響をまとめた報告書を公表。報告書は「大規模で協調のとれた、包括的かつ多国間の対応が必要で、その額は世界全体のGDP(国内総生産)の少なくとも10%に上る」と指摘し、人びとの生命活動や実体経済の維持に約900兆円以上が必要だと試算している。

 グテーレス氏は、人類が直面しているコロナ禍について「全人類にとって脅威となる病であると同時に、かつてないほどの景気後退をもたらす」と強調。政治的な争いをやめ、人類の今後が問われているという理解のもとで対応するよう、各国に呼びかけた。(ニューヨーク=藤原学思)」とのこと。

・JALといえば稲盛和夫氏も再建に尽力された方でしたが、ANAも同様に需要の急減で、航空業界は打撃を受けています。海外でも「英航空大手1万2000人解雇へ 新型コロナで業績悪化」「イギリスの大手航空会社「ブリティッシュ・エアウェイズ」が新型コロナウイルスによる業績の悪化を受け、従業員1万2000人を解雇する方針であることが分かりました。
 ブリティッシュ・エアウェイズを傘下に持つインターナショナル・エアラインズ・グループの今年の第1四半期の決算は、約600億円の赤字となりました。業績を去年の水準まで戻すには数年かかるとして、ブリティッシュ・エアウェイズが全従業員の約4分の1にあたる1万2000人を解雇する方針だとしています」というネットニュース(テレ朝ニュース)(2020/4/29)も流れています。ソ連の解体により社会主義体制が崩壊しましたが、資本主義体制も、新型コロナウイルス感染症により、どのように変容を受けるのか懸念されています。

・「神様あるいは「サムシング・グレート」というような存在がつくった、「知恵の蔵(真理の蔵)」ともいうべき場所がどこかにあって、私たちのひらめきや発想は、その蔵から出てくるのではないかと考えたことがあります」と稲盛和夫氏はのべています。
 歴史的な偉人は、高次元の宇宙人が憑依して「偉大な業績」を残すことができたのだという説があります。偉大な発見や発明は、見えない進化した宇宙人が人間の精神に憑依しないと可能にならないともいわれます。米国には、シリウス星人がウォーク・イン(憑依・人格転換)やワンダラー(転生)の形態で飛来しており、その数は、非常に多いといわれます。例えば、自動車の発明も人間のアイデアから発明されたものですが、実際はシリウス星人のような人間の精神に憑依できる異次元の進化した異星人がその人間に自動車のアイデアを提供したという説もあるようです。

・進化した異星人が人間を創造して、当時の原住民に文明や文化を与えたという伝承は、世界中にあります。例えば、次のような説明があります。「グッドリー・カンパニーは、今なおさまざまな場所に住むさまざまな個人として地球上を歩いている。グッドリー・カンパニーは、これまで地球上で何度も生まれ変り、まさにあらゆる時代を通じて地球人類を援助し続けてきた。
イエスの昇天後もグッドリー・カンパニーは、地球上で繰り返し生き続けてきた。歴史に名を残す人物として、生きた者もいるが、ほとんどの場合は、歴史が記録するのを忘れた人物として、生存した。しかしながら、彼らが、アトン(唯一神)のもとで、行い続けてきた仕事は、宇宙的には決して忘れられることがない! グッドリー・カンパニーのような転生を操作できる天使クラスの異星人と、宇宙船に乗ってやって来る異星人の二種類がある」という説もあります。
 はたして超太古から、進化した異星人とのコンタクトによって、人類の文明・文化は進化したのでしょうか? パラレル・ワールドに住む宇宙人、天国に出入りし転生と憑依を自由に操るシリウス星人の植民星が地球だといわれます。
「そこはアストラル界に属する領域ではあるが、地上の生活がそのまま行われているというアストラル版地球といったところであるパラレル・ユニバース(並行宇宙)」については、私たち一般人は、想像を絶する話です。

・産経新聞のウェッブサイト(2020/4/29)によりますと、
「米国防総省、謎の飛行物体の映像公開 UFOか」
「【ワシントン=黒瀬悦成】米国防総省は27日、米海軍機の搭乗員が撮影した不審な飛行物体の映像3本を公開した。映像は数年前にメディアに流出し、「未確認飛行物体」(UFO)の可能性があるとして話題になっていた。問題の映像を同省が公式に明らかにしたのは初めて。

 映像はいずれも白黒で、1本は2004年11月、2本は15年1月に撮影された。長さは30~75秒。謎の物体が海上を高速で飛行したり、空中で回転したりする様子が撮影されている。

 同省は声明で「過去に流出した映像の真偽や、他にも映像があるのかといった臆測を取り除くために公開した」と説明した。問題の物体については「いまなお正体不明だ」とした。

 米紙ニューヨーク・タイムズによると、同省の国防情報局は07~12年、「先進航空宇宙脅威識別計画」と名付けた秘密調査で、UFOとみられる映像の分析などを行っていた」と報道されています。

日本経済新聞のウェッブサイト(2020/4/28)
「防衛相、UFO「遭遇時の手順定める」」
「河野太郎防衛相は28日、UFO(未確認飛行物体)に関し「自衛隊が万が一遭遇したときの手順を定めたい」と述べた。米国防総省による米海軍のパイロットが撮影した「未確認の飛行現象」の映像公開を巡り、同日の記者会見で言及した。

河野氏は「米側から真意や分析を聞きたい」と語った。UFOの撮影方法や報告手順については航空自衛隊などで相談するとした。「正直言うとUFOは信じていない」とも発言した」と報道されています。

・「日本はUFO後進国だ」ともいわれます。しかしながら、UFOは、人類の歴史が始まって以来、最も重要な現象といわれます。米国防総省からもUFOのニュースがメディアに時々流されます。が、民間人からの情報がはるかに進んでおり、分かりやすいようです。アメリカでも最も優れた科学者がUFOを研究しているといわれ、その傾向は、同様に日本でもすすむといわれます。人間の夢の中でビジョンを見せたり、思考に影響を与えたりできる高次元の宇宙人の超能力は想像を絶する程度に進化しているといわれます。アメリカの一般国民もUFOに対する関心が高く、UFOビジネスにも大きな需要があり、当然ながら、映画ビジネス界も情報を集めているといわれます。

神様あるいは「サムシング・グレート」というような存在がつくった、「知恵の蔵(真理の蔵)」ともいうべき場所がどこかにあって(5)

2020-04-29 20:17:34 | 森羅万象

<●●インターネット情報から●●>
ウィキペディアWikipedia(フリー百科事典)より、

日航ジャンボ機UFO遭遇事件
日航ジャンボ機UFO遭遇事件は、1986年11月17日に日本航空の貨物機が、アメリカのアラスカ州上空で未確認飛行物体(UFO)に遭遇し追跡された事件。

事件概要
事件当日のJAL1628便
使用機材:ボーイング747-246F
コールサイン:Japan Air 1628
フライトプラン:パリ発アンカレジ経由東京行
コックピットクルー(年齢は全て事件当時) 機長:寺内 謙寿(47歳)
副操縦士:為藤 隆憲(39歳)
航空機関士:佃 善雄(33歳)


母船型UFOとの遭遇
1986年11月17日、パリ発アンカレジ経由東京行JL1628便、日本航空のボーイング747-246F貨物機が、アメリカアラスカ州のフェアバンクス上空の高度約10,000メートルを飛行中に、両端にライトを点灯させた巨大な母船型UFOに遭遇した(ただし、「母船型」と言っているのは機長だけで、副操縦士は「光は見たが、機長の言うような形には見えなかった」と証言している)。

同機機長によると、UFOは自機の大きさの3~4倍にも匹敵する巨大な球形で、1時間弱の間、旋回して逃れようとした同機と併走するように移動し、機内の気象レーダーにもはっきりと写ったが、なぜか雲のような透明状のものとしてレーダー上では写っていたとのことである(金属製の物体なら赤く映るがUFOの像は緑の中であった)。

このUFOについては、アメリカ連邦航空局(FAA)のアンカレッジ空港の地上レーダーとアメリカ軍のエレメンドルフ空軍基地レーダー局でも該当する物体は補足されなかった。後述のキャラハン氏のみが地上レーダーで捕捉されていたと証言している。地上レーダーで確認できなかったことから、管制局から「調査のため空軍機の飛行を依頼するか」との提案があったが、機長は当該提案を断った(なお、通信記録にこのような会話は無いと言われているし、外国の民間人にそのような判断をゆだねるのは極めて不自然である)。この提案を断ったことについては、後に機長自身による「非常に高度に発達した飛行機に対して、あるいは宇宙船に対して行動を取った場合に、彼らはものすごい技術を持っていますんでね。"なんか変なことでもされたんでは申し訳ない"という気持ちがありますもんで、即座に断りました」という発言があった。

その後、JL1628便がアラスカ行きのユナイテッド航空機と行き違ったところ、UFOは反転して今度はユナイテッド機の追尾を始め、同機がアラスカに着陸すると何処かに消失した。なお、ユナイテッド航空機はUFOらしきものは見ていない。

なお、このUFO目撃事件については、「航空機の安全運航に影響がある」とされたことから、アンカレッジ着陸後、FAAによって機長の事情聴取が行われ、機長については酩酊などの可能性がないことが報告されている。


<●●インターネット情報から●●>
ウェブサイト「Business Journal」から引用

杉江弘「機長の目」
アラスカ上空でパイロットが「UFOに追いかけられた」との報告…国が乗務停止処分に
文=杉江弘/航空評論家、元日本航空機長

私は講演会などで「パイロットは世界中を飛んでいるので、UFOを見かけるのでは?」という質問を受けることがある。そういうときは、「大半のパイロットは見たことはないが、なかには見たというパイロットもいる」と答えている。

 かつて私の知り合いでもある先輩機長がヨーロッパからアラスカのアンカレッジ空港に進入着陸しようとしていたときに、UFOに追いかけられたと報告した事例があった。機長の証言によると、最終進入中にUFOと思われるいくつもの光の集団が自機につきまとって離れなかったというのである。

 しかし、この報告を受けた国土交通省の対応は予想を超えるものであった。早速、同省が管轄するパイロットの身体検査証を発行する航空医学研究センターの精神科の医師に診断させ、結果、精神異常として乗務を停止する処分としたのである。

 この判断の元には、UFOなんてこの世には存在しないもので、それを見たというのは頭がおかしいとする考え方があったと思われるが、当時はUFOの存在に関する政府の考え方は存在しなかった。ちなみに政府はこの一件からかなり年を経た2007年12月18日、UFOについて「その存在を検討しない」のが日本政府の立場であると表明した。

 しかし、当時の町村信孝官房長官が「こういうものは絶対にいると思っている」と発言したかと思えば、石破茂防衛大臣もUFOが襲来したときに自衛隊の出動が法律上可能かどうかを個人的に検討する考えを示した。そして、「UFOは外国の航空機でもなく、領空侵犯への対応は厳しい」と自衛隊法では対応が難しいとの認識を披露。さらに「ゴジラが来たら天変地異だから自衛隊の災害派遣は可能で、モスラでも同様」との持論を展開したのである。

 政府首脳が個人的に発言するのであれば何を言っても構わないと思うが、日本政府はUFOはいると考えているのか、それともいないと考えているのかは現在でも明らかにしていない。であれば、アラスカでUFOを見たといった機長を処分できる根拠はない。

本来は報告すべき

 私は今からでも、当該機長に政府は謝罪して当時の処分を撤回すべきであると考えている。そもそもUFOとは「未確認飛行物体」の略で、宇宙人が乗り物に乗って地球にやってくることだけを意味するものではない。なにか不思議な形をしたものなら、どんなものでもUFOなのである。パイロットはそのような物体を見たとき、たとえば演習中の戦闘機が太陽やほかの光との反射などの影響によって変わった形の物体に見えても、本来は報告すべきであろう。それは、場合によってはニアミス事故にもなりかねないからだ。

 しかし、現在の航空法にはそのような規定もないどころか、報告すると精神異常とみなされかねない。これでは今後、誰も実際に見ても報告するわけがない。実際、この一件以来、少なくとも日本航空(JAL)のパイロットの間では、「仮にUFOらしきものを見ても絶対に口に出してはならない」とのコンセンサス(合意)がある。言ったら最後、乗務停止になるかもしれないからだ。

 ちなみにアラスカでの一件は、のちにある民放のテレビ特番として放映され、科学の専門家たちによる検証も行われた。その結果、当時の気象状態、太陽の位置、それに飛行経路やほかの飛行機の運行状況などを併せて分析すれば、当該JAL機の影が乱反射して、あたかも明るい飛行物体がまとわりついてくるように見えることが判明した。

 だが、この特番でテレビ局の出した推定原因も、ひとつの仮説にすぎない。真相は今もって謎のままである。
(文=杉江弘/航空評論家、元日本航空機長)


<●●インターネット情報から●●>
ウェブサイト「みんなが寝静まった頃に」から引用。

日航ジャンボ機UFO遭遇事件、機長が見たものはUFOである可能性が高いことが30年ぶりに証明されてきた!

昭和61(1986)年11月17日。羽田空港行きの『日本航空』ジャンボ貨物機が、アラスカ上空で謎の発光体と遭遇した。このニュースは世界中に配信され、日本でも大きく報道されたが、「機長の寺内謙寿氏が木星と勘違いした」とあっさり結論を出されてしまった。寺内機長はその後、地上勤務に配転させられたが、数年後、アメリカのレーガン大統領がこの件を“極秘”扱いにし、日本に“圧力”をかけていたことが判明したのだ――。 (取材・文/フリーライター 石橋春海)

昭和61(1986)年12月末、新聞等が「パリ発羽田行きの日本航空ジャンボ貨物機が、アラスカ上空で巨大UFOに遭遇」と大きく報道した。事件が発生したのは、報道の1ヵ月以上前である11月17日、現地時間の17時10分。ボジョレーヌーヴォーを満載して、アラスカのアンカレッジ北東部を航行していた日航機の前方に、2つの光が現れた。搭乗員は、寺内謙寿機長(右写真・当時47)・為藤隆憲副機長(当時39)・佃善雄航空機関士(当時33)の3名。副機長が航空管制センターに問い合わせるも、「レーダーに反応無し」との回答。数分後、光は日航機の前方上空に瞬間移動するや、コックピット内が昼間のように明るくなり、熱も感じた。軈て、UFOの全体像が浮かび上がる。ジャンボ機の何倍もあり、まるで航空母艦のようだったという。航空管制センターが確認の為にアメリカ空軍の『F-15』戦闘機を出そうとしたが、「高度な技術を持った相手に対し、何か変なことをされたのでは申し訳ない」という寺内機長の判断により、要請を断った。その後、アンカレッジ空港到着直前、UFOは忽然と姿を消した。この間、約50分の出来事だった。このUFO遭遇事件は、多くのマスコミが取り上げて大騒動になったが、結局、「寺内機長が火星や木星と誤認した」と結論付けられ、事件は収束した。今年、その事件から30年。日本航空を定年退社後、77歳になった寺内氏に話を聞いた。

事件後の寺内氏は、見間違いを喧伝した責任を取らされて日航を辞職し北海道に移住した説や、『11PM』(日本テレビ系)出演後に急死した説等が噂されたが、全てデマだった。ただ、事件後に地上勤務に左遷されたのは事実である。「悔しかった」(寺内氏)が、操縦能力が衰えないように訓練を続け、3年後にパイロットに復帰した。寺内氏は、それら誤報も含めて今は「面白かった」という心境に至っている。自分が釧路湿原に移住したというデマを垂れ流すテレビ番組を観ながら、「失言で湿原へ移住し、悔恨(開墾)するってか」と駄洒落で笑い飛ばしたという。「勝手な人が勝手なことを言っていて凄かった」と、寺内氏は当時の狂騒ぶりを振り返る。ある高名な精神科医は、寺内氏を「幻覚を見た狂人」と診断した。「でも、今頃は人生最大の誤診と思っていますよ」(寺内氏)。その根拠として寺内氏は、UFO関連の機密情報を公開している『UFOディスクロージャープロジェクト』を挙げる。同プロジェクトの2001年発表分に、この日航機事件が含まれていたのだ。アメリカ政府の元関係者等が暴露した文書によると、日航機が遭遇したUFOはアメリカ軍のレーダーで捉えられ、そのデータはレーガン大統領(当時)がトップシークレットにした。そして、日本政府に発表を控えるよう圧力をかけたという生々しいものだったという。それでも、筆者は敢えて質問した。「UFOを目撃したというのは本当ですか? 記憶は薄れましたか?」と。すると寺内氏は、「若しピストルを頭に突き付けられたら、一生忘れないでしょう? UFOの目撃は、それより強烈だった」と答えた。更に筆者は、「では、あの飛行物体は某国の秘密兵器なのでは?」と訊いた。寺内氏は即座に、「レベルが違う」と話す。目撃したUFOから“人類の叡智を超えたもの”を寺内氏は感じたのだ。2014年10月、『アメリカ航空宇宙局(NASA)』が初めてUFOの存在を認め、映像を公開した。更に今年、アメリカ政府がUFOの存在を公式に発表することが噂されている。寺内氏が再び脚光を浴びる時が訪れるのかもしれない。



『写真で見る日本に来た?!UFOと宇宙人』 
(矢追純一)(平安)(昭和51年)



<全日空パイロットもUFO目撃>
・同じく千葉上空で、全日空パイロットが、UFOを目撃した事件がある。昭和50年1月15日、夜のことである。広島発・羽田空港行きの全日空680便の副機長、樋口俊樹さんは、着陸待機のため、千葉県上空を旋回中、UFOに遭遇した。時刻は午後6時8分。当時の飛行日誌に記入されているので、間違いはない。当時、樋口副機長の乗っていたYS―11機は、羽田空港に向かって、海側から内陸部に目指す方向に飛行中だった。その時、樋口副機長は副操縦席の窓から機よりやや上空を通過する青い光点の列を見たのである。

・そのものの本体は暗くて見えなかったのだが、前部に10数ヶ所の青い光の窓のようなものが整然と並んでいて、そのすぐ後方に、やはり同じ色の光点が5ヶ、これまた整然と光っていた。

・それらは、ちょうど薄い雲のようなものに覆われていて、巨大な飛行体についている窓の灯りのように、きちんと並んで美しく光ったまま樋口副機長の前をゆっくりと通り過ぎて行った。

・それが幻覚などではない証拠には、その物体のさらに向こう側を自分の機とは反対方向に、やはり着陸待ちで旋回中の日航機が通り過ぎていくのが見え、その日航機が一瞬、その物体にさえぎられて見えなくなったという。ちょうど副操縦席の窓を通して、それが視野から消え去るまでの数10秒間、樋口副機長は、そのUFOらしいものを見続けた。


『金正日は日本人だった』
佐藤守(元自衛隊空将)   講談社  2009/10/28   



<日本を愛す将軍様>
・そして<かちかちのサンマをほおばりながら、「百年の宿敵」であるはずの日本の庶民料理が、とにもかくにも平壌のど真ん中で食べられるのは、なんとも不思議な感じがしたものだった。いま思えば、金正日が無頼の和食通だったのである>との感想を持った。
 これまた、金正日の和食好きを表しているエピソードである。
<人民軍の大将たちの愛唱歌は「ラバウル小唄」>
・将軍が愛する日本のものは食べ物だけではない。
 金正日の愛車はトヨタのセンチュリーだという。当然ながら安全性には細心の注意が払われており、防弾ガラス、鉄板も普通の市販車に比べると分厚い改造車で、藤本氏によると、ドアはことのほか重かったらしい。
・藤本氏は、宴会場には必ず「カラオケセット」があり、日本の歌もよくうたわれたという。
・演歌だけではなく、宴会で軍の大将が酔っ払うと、どういうわけか日本の軍歌を歌っていた。
・藤本氏の証言では、金正日が執務室で使っていたのも、NECのパソコンだったらしい。金正日には毎日500~1000件の報告が届く。報告はFAXとメールが主で、金正日はその処理のために、早くからNECのパソコンを導入していたという。
 これらの物資のほとんどは、日本から万景峰号で運ばれたものだろうが、日朝間がいかに「太いパイプ」で密接に繋がっているかという証明でもあろう。
・なぜ、日本のアーティストを将軍がご存じなのか。私は北朝鮮内部にも情報網をめぐらせている知人から、「実は、金正日は日本の衛星放送を好んで見ている」という話を聞いたことがある。そのとき非常に印象深かったのは、彼が「一番好きな番組は皇室関係の番組らしい」と語っていたことである。
 天皇制と金王朝の関係を示唆する重要な証言だが、それはさておき、藤本氏の著書が伝える金正日の姿は、まるで親日家である。元在日の妻を寵愛し、日本人の料理人を傍に置き、和食に舌鼓を打つ。日本のテレビ番組を好んで観るし、移動はトヨタのセンチュリー。ときには日本の芸能人のショーを楽しむ。親日家を超えて「愛日家」という印象さえ受けるのだ。
<30年近く前に来日していた金正日>
・いや、それどころか、金正日は何度も来日しているという説を唱える専門家もいる。あまりにも突拍子もないので、大半の人が信じられないだろうが、そう主張しているのが、あの北朝鮮の専門家、早稲田大学国際教養学部教授の重村智計氏だと知れば、私でなくとも興味が湧くはずである。
 重村氏は元毎日新聞記者で、30年以上、北朝鮮に関して取材を続けてきた。その取材のなかで、それまで書かなかった事実を、『金正日の正体』(講談社現代新書)と題して2008年に出版した。
 その書には、金正日の影武者の存在など、驚くべき事実が、確かな裏づけに基づいて明らかにされているのだが、私が最も興味を持ったのは、<将軍様は82年から東京に遊びに来ていた>というくだりである。

 重村氏はあるとき、衝撃的な内容の本に出合った。タイトルは『人生は、ショータイム』(ブックマン社)。著者は日本有数のダンスの振付師、小井戸秀宅氏で、2004年5月に上梓された本だった。題名だけを見れば、小井戸氏の振付師としての半生を綴っただけの本のように思えて、一般の人はほとんど関心を持たないだろうが、この書には度肝を抜かれるような事実が書かれていた。
・若い方はご存じないだろうが、かつて東京・赤坂に伝説のレストランシアターがあった。「コルドンブルー」である。コルドンブルーが開店したのは1971年。約40年近くも前に、一人5万円の料金で、フランス料理のフルコースとレビューを楽しませる超のつく高級レストランシアター。フランスのル・モンド紙が「レストランシアターではフランスのクレイジーホースとジャポンのコルドンブルーが世界の雄」と絶賛するほど、その豪華なショーは評判が高かった。

・この伝説のコルドンブルーで、ショーの振り付けを担当していたのが、小井戸氏だった。小井戸氏は『人生は、ショータイム』のなかで、北朝鮮の「喜び組」の踊りの振り付けは、コルドンブルーで彼がつけていた振り付けのパクリで、北朝鮮にはコルドンブルーのスタッフが呼ばれてつくった、まったく同じ舞台まであると明かしている。
 これだけなら驚くに値しないが、続く記述に重村氏の目は釘付けになった。
<“喜び組”は、コルドンブルーを見た金正日が、『コルドンブルーと同じような女性ダンサーを育てたい』といって結成したものです。コルドンブルーは北朝鮮に文化輸出されました>

<彼は芸能界、映画界に興味がありショービジネスも大好きで、お忍びで来て、コルドンブルーのショーを楽しんだのでしょう。日本のタレントのなかでもプリンセス天功にとくに興味があり、彼女のショーを見たのでしょう>

・金正日は来日し、コルドンブルーのショーを見て、すっかり気に入り、北朝鮮にコルドンブルーの舞台を再現し、「喜び組」にそっくり同じショーをやらせている。プリンセス天功のイリュージョンを見たのもコルドンブルーで、その後、彼女をたびたび招くようになったというのである。
 しかも、小井戸氏は、1982年5月に金正日がコルドンブルーを訪れたときの写真まであるという。

・それにしても、金正日のような有名人が来日すれば、すぐにばれて大騒ぎになってしまうのではないかと疑問を持つ方が数多くおられるかもしれない。だが、それは愚問だ。なぜなら、1982年当時、金正日の名は聞こえてきていても、顔は誰も知らなかったからだ。2009年の後継者騒ぎを思い出していただければわかりやすいだろう。

・北の後継者として金正雲の名が取りざたされたとき、報道各社はその姿を写した写真を入手しようと奔走したが、テレビに映し出されたのは、先述の藤本健二氏が北朝鮮から持ち帰った、子供のころの写真でしかなかった。日本人は誰も現在の金正雲の顔がわからない。街で来日した金正雲とすれ違っても、誰一人気づかないはずだ。

・1982年当時は、日本人はもちろん北朝鮮の人々も、金正日の顔など見たことはない。飛行機嫌いの金正日は万景峰号に乗船し、日本へやってきたといわれている。だが、将軍様が万景峰号に乗船して来日しても、北朝鮮の一般の乗客は、まさか偉大なる首領の後継ぎが自分たちと同じ船に乗っているとは思いもしない。

<北の指導者が赤坂に通い続けたわけ>
・なぜ、それほど熱心に金正日はコルドンブルーに通ったのか。プリンセス天功のショーが目当てだったのはたしかだが、重村氏は他にも重要な理由があったと分析している。
<金正男はなぜ密入国を企てたか>
・金正日が1970年代からたびたび訪日していたとすると、2001年5月1日の金正男事件も理解できる。
 この日、「金正男氏と見られる男性」が、成田空港で入国管理局に拘束された。男は妻子を連れており、ドミニカ共和国の偽造パスポートを使用して入国をはかったところ、入国管理官に見抜かれ、拘束・収容された。
 その際に、背中に虎の刺青が施されていることが判明し、金正男であることが、ほぼ確認された。ロイヤルファミリーの一員の身柄拘束は、北朝鮮から重要な人質を取ったに等しく、日本人拉致問題の解決の糸口になるのではという声も多くあがった。
 ところが、外交問題に発展することを恐れた日本政府は、強制退去処分にし、金正男は5月4日、全日空機で中国に向け出国した。



『実録 自衛隊パイロットたちが目撃したUFO』
地球外生命は原発を見張っている
佐藤守   講談社  2014/11/20



<「UFOなどという非科学的なものを見たというような人物は精神的にどこかおかしい」>
・ただ単に、「UFOなどという非科学的なものを見たというような人物は精神的にどこかおかしい」とする観念に国や自衛隊のトップが囚われていて、UFOの目撃は非現実的な錯覚だと決め付けているのです。私が危惧しているのは、こうした指導層のUFOに対する無関心です。

・ところが今もって、自衛隊内部では、UFOを目撃したなどと報告しようものなら、「貴様、頭でもおかしくなったのか」と一蹴され、過去には正直に報告したがため、辛い目に遭った後輩もいます。
 UFO問題は、かように日本の安全保障にもつながる重大問題であるにもかかわらず、民間でも「サイエンスフィクション」として興味本位に扱われるだけ。真正面から科学的に調査・分析するという姿勢がまったくといっていいほど見受けられません。
・ただ、これだけはまちがいありません。彼らの話を総合し、かつ私自身の経験に照らし合わせてみると、「UFOは確実に実在する」と、自信を持って断言できます。
<UFOがたびたび目撃される基地>
・私が自衛官のUFO目撃談を集めてみると、ある傾向に気づきました。それは、不思議とUFO目撃談は、ある特定の基地に偏っているという事実、UFOの名所があるようなのです。
 たとえば取材したなかで最も多かったのは、松島基地に関するレポートでした。

神様あるいは「サムシング・グレート」というような存在がつくった、「知恵の蔵(真理の蔵)」ともいうべき場所がどこかにあって(4)

2020-04-29 20:16:40 | 森羅万象

『松下幸之助はなぜ、松下政経塾をつくったのか』
江口克彦    WAVE出版   2010/6/20



<個性・持ち味を生かす>
・結論を申せば、松下幸之助は職種を増やすことを考慮した政治をおこなうことであり、「お互いの欲望が適正に満たされる社会」が政治の目指す姿だと考えていたようだ。

<赤字国債の発行に危機感>
・それでなくとも国費が膨大に膨れあがっている。戦前と比べるとそれは一目瞭然であり、物価は約1000倍、賃金は1300倍であるのに対し、国費だけが13000倍になっており、一桁違っている。「おかしい」というのが松下幸之助の直感である。

<なぜ政府に政治研究所がないのか>
・今政治は何といっても一番大事です。しかし、それだけ大事なのに政府に政治を研究している機関がないのです。

・しかし、政府直轄の政治研究所はないのです。これが元々間違っています。自民党にしても与党として30年近く政権を担当し、あれだけの活動をしているのですから、専属の研究所があってもいいと思うのです。各議員の方々の体験からくるところの感覚で政治をやっておられるわけです。そういうところに一つの弱さがあると思います。

・このかってない非常時をかってない絶好のチャンスとするには、一にかかってお互いが「国難こそ絶好のチャンスだ」とはっきりと認識するかどうかである。

<政治が日本の繁栄をつぶす>
<政治の要諦とは何か>
・農業にたずさわる多くの人たちが食べることだけが精一杯の貧しい生活状態にあると仄聞している。農民自身も生産方法の改善に努めねばならないが、それ以上になぜ蓄積できないのか、また貧困に甘んじなければならないのかを追及し、その原因を糾していくのが、政治家の責任ではなかろうか。こうした政治の点に政治の貧困を感じていた。

<政経塾設立への5つの理念>
1、「百花繚乱の社会」を実現する政治をおこなうべきであるというものである。
2、「人間重視の社会」を実現する政治をすべきだということである。
3、「政治の生産性の高い社会」の実現を考え求めていた。
4、「道義道徳の高い社会」を実現する政治である。
5、最後に一つだけ加えれば「志の社会」の実現ということになるだろう。

<採用基準は運と愛嬌>
<研修の基本方針>
1、「自修自得」
2、「切磋琢磨」
3、「万差億別」
4、「徳知体の三位一体研修」

・政治がしっかりしなければ、国民は路頭に迷いかねない。国民の生活を支え、国民の幸不幸を左右する政治が今の姿ではとても安心しておれない。

<当面の実現10目標>
・新党の組織、党則を構築する一方、活動方針として「当面の実現10目標」を掲げた。

1、 所得税一律5割減税の実施
2、 建設国債の発行
3、 無税国家、収益分配国家の実現
4、 新国土創成事業
5、 政治の生産性の向上
6、 日本的民主主義の確立
7、 多様な人間教育の実施
8、 政治家及び官吏の優遇
9、 生きがいを高める社会の実現
10、 国際社会への真の寄与貢献



『反デフレ不況論』  それでも日本企業が勝つ理由
日下公人、長谷川慶太朗    PHP 2010/7/2



<百年デフレは日本の時代>(長谷川慶太朗)
<インフレは戦争の産物、デフレは平和の産物>
・日本の政治と経済における問題は、政財界のトップが、デフレとはどんな性格のものであるか、デフレがなぜ起こり、どの程度続くかと言う見通しを持っていないことである。

・世界の歴史を見れば、戦争の時代はことごとくインフレであり、平和な時代はことごとくデフレである。世界の安定がたもたれるならば、デフレはこれからも続く。これは争うかたなき事実である。景気の変動や資本主義や社会主義といった体制の問題ではない。

<百年デフレの時代>
・人類は歴史上、何回かインフレを経験している。人々は戦乱と物価の高騰した昔は、その対応を模索した。インフレを抑制するための最終的な手段はデノミネーションであるが、かってのソ連や東ヨーロッパ諸国、中国などの社会主義国は、ほぼ例外なく第2次世界大戦の戦後にデノミを行っている。

・旧ソ連は、1948年に100分の1のデノミを実施し、中国では中華人民共和国の建国間もない1950年に100分の1のデノミを行った。ハンガリーは第2次世界大戦の終戦を経て、ハイパーインフレに見舞われ、10京(京=1兆円の1万倍)分の1を超えるという、想像を絶する規模のデノミを実施している。

・アメリカやイギリスはデノミを行う必要がなかったがフランスとイタリアを始めとする第2次世界大戦の参加国のほとんどがデノミを実施している。

・逆に人類がデフレを経験したのは今回が2度目である。

・正確に言えば、ヨーロッパ大国間の戦争がなかった1873年から1896年までの24年間に世界初のデフレが起きている。こうした平和な時期にイギリスで産業革命が起こり、それが世界全体に広がり、工業生産および農業生産が飛躍的に拡大したからである。

・「これまでの百年はインフレの時代、これからの百年はデフレの時代になる」と述べた。繰り返すが、その理由は戦争の不在である。

・「インフレは戦争の産物、デフレは平和の産物」である。インフレやデフレは、金融政策を緩めるか、引き締めるかによって生じるものではない。金融をどんなに引き締めてもインフレは治まらず、同様に金融をどれほど緩めてもデフレを収束させることはない。

・なおかつ、現代では貿易自由化の時代である。いくら金融を緩めても国際取引が自由に行われることが保障されている限り、海外から安い商品がどんどん入ってくるから物価は必然的に下落する。

・こうした客観情勢の力はきわめて強く、一国がどんな政策を講じても、デフレを抑制したり転換することはできないだろう。

・ところが、この点を政府も日銀も勘違いしており、日本がただ一国だけ単独で存在しているかのごとく考え、インフレやデフレを判断している。だが、そうした誤った判断の下に行われる政策は、失敗に終わるだろう。



『新しい時代への啓示』   マシュー・ブック2
スザンヌ・ワード    ナチュラル・スピリット 2009/12/3



<高次元の高等知性体の存在>
<メンタ>
・私たちは、十億ほどの集合魂(グループ・ソウル)からなる巨大でパワフルな力の場(エネルギー・フィールド)です。私達が、肉体化するときは、リラ星座を超えたある銀河系のレトルノという惑星に住んでいます。

<プロテロ>
・私は、あなた達が天国と呼ぶ領域の住人だ。マシューがあなたに言ったように、その正しい名前はニルヴァーナだ。私は、前世のほとんどを地球で暮らしたが、全てではない。シリウスと呼ばれる宇宙領域での経験もある。そこでは人類の起源を持つ他の文化を知るようになった。

<レプティリアン(爬虫類型ヒューマノイド)>
・レプティリアンは宇宙人達や超人間とは違って、地位や身分などはどうでもよく、戦闘力を大事にする。彼らの考えでは軍隊や軍事技術に裏打ちされない権威はパワーがないとされる。

・彼らは、あなた達の想像を超えるほど知能が高い、彼らの脳は人類の脳よりもはるかに大きく、僕が見たところ、彼らはその能力をフルに使っている。

・僕が会ったのは、普通の成人の人間より背が低く細かった。けれど弱々しい感じはなかった。皮膚はグレーで、頭には髪の毛がないけれど体型は魅力的だ。目は黒で鋭い感じで、誰もその目を見て心を読むことはできない。女性の体格は男性よりもなめらかで丸みがあると言われる。

・それがここにいる彼らの姿だけれども、他の者たちもそうなのかは言えない。彼らの具現化能力は非常に高いので同様なレベルの能力がある他の文明人たちのように、どのような形の魂の住まいでも好きなように創造できる。もちろん、好きな時に姿を変えることができるんだ。

<小さなグレイ人>
・当初は、戦闘が目的ではなかったので、軍隊というのは正確ではありませんが、はい、数の上での大軍と言えます。地球の地底に広大な居住空間があることを、もし地球市民たちが知ったら信じられないでしょう。
同様に、もし地球人ではない存在がこの惑星にずっと住んでいることを知ったらびっくりするでしょう。
あなた達が“小さなグレイ人”と呼ぶこれらの存在たちは、地球人類よりも身長がかなり小さく、医学実験と複製の目的で拉致された人間達が描いたものにそっくりです。

・地球に閉じ込められたわけですから、拉致者たちはもう“地球外生命体”ではありません。彼らの宇宙船は地底に沈んでしまい、宇宙には戻れません。



『新しい時代への啓示』   マシュー・ブック2
スザンヌ・ワード    ナチュラル・スピリット 2009/12/3



<ラザラス>
・ラザラス;我々の宇宙船にはいくつかのタイプがある。快適な8人乗りの小型偵察船がある。あなたたちの付近にいる最大のものは、我々の母船で大きさは、ニューヨーク市ほどあり、その人口をすべて収容できる。
我々の小型宇宙船が着陸する地域は大まかに選ばれているが、まだ地点は特定されていない。

・最初の着陸は軍や他の政府軍による即時対応行動が予期される地域から離れた地球全体の辺鄙な地域に約100機の小型船が同時に着陸すると思う。着陸隊には、成人の男性と女性の両方がいるだろう。我々は、ほとんどのあなたたちより、背が高いが、それと我々のユニフォームを除けば、我々は、地球人と極めて同じように見える。

・我々は、シリウス文明から始まった。集団で進化することを望んだが、メンバーの中に知的能力の低い者たちがいたために制限されてしまった。

・我々のエネルギーが全体で肉体を持ったことはまったくないが、そのエネルギーの流れで具現化するものは、その姿と容貌があなたたちの白人種に似ている。

・その集中力のお陰で、我々の惑星軌道を安定化できて、我々の肉体を救うことが、出来た。その数は、50億人を超えたが、シリウス人全体のわずかなパーセンテージにすぎない。我々は、天使たちから我々のために直接吹き込まれた音楽を持ち続けている。その音楽は、我々のエネルギーの中核をなす最も本質的な部分だ。我々の故郷の一部はシリウス星にある。

・我々は、兵士ではない。むしろもっと技術的な専門知識を持っている存在だ。

・あなた達が言う、“自然災害”の影響を抑える、または“ちらす”ことで、起こりうる広範囲な破壊を防いでいる。

・我々だけではない。宇宙旗艦船や母艦に集まった他の者たちがあなた達の時間で言う半世紀前からあなた達の空に現れている。

<オリオンのプロメテウス>
・プロメテウス;私たちは、これらの光の存在たちの仲間です。そして、あなた達人類の一部の祖先です。私たちは、オリオンという名の星座の中のある惑星系から来ています。私たちの社会には個人という存在はありません。でも私たちが、光に向かう道を絶えず求めて律動運動する内には完全な調和があります。私たちは、進化する中で肉体を必要としなくなりました。知的進化とスピリチュアルな啓示によって私たちは、集合魂のエッセンスと何十億の魂たちの心を表わす薄い層でできた形状に物質化できるようになりました。

<ニルヴァーナは我々が天国と呼ぶ霊界の正式名称>
<ニルヴァーナと地球との間のテレパシー通信>
・1998年、マシューはニルヴァーナ100人評議会のメンバーになるか、高度に進化した文明人として転生するか、肉体を持つ文明社会の招待を受けて、彼らのスピリチュアルな領域のレベルを向上させる手伝いをするか、という選択が与えられた。彼は最後の道を選び、それ以来、この銀河系やそれ以外の宇宙をアストラル体、あるいは宇宙船で旅行している。彼が訪れる際は、その文明社会に相応しい体に肉体化する。

<イカルス>
・私たちが浄化と保護プロジェクトを知らされたのは、最近のことで、同じく地球/ガイア/テラ/シャンの救出に来ている多くの人達よりも遅れて、シリウス星近くの私たちの故郷のドンドーレからやって来ました。

・私たちは、想像したり真似しようと思えば、ちょうどあなた達のような姿になるように、どのような形にでも正確に肉体化することができます。

・私たちは、地球人の姿になってあなた達の中に存在している地球外生命体のグループの一部です。



『ガイアその愛その光』  地球シフトアップ計画 
アマーリエ  徳間書店  2009/12/31 



<モーゼの母星>
・私の母星は、蟹座の方向にある惑星である。その惑星の人間達は今のあなた方から見ると、巨大な鬼のような姿をしている。皮膚の色も赤や青といろいろである。あなた方には、とても野蛮な者たちに見えるかもしれない。しかし、生命力にあふれ、豊かな創造力を持つ者たちである。

・地球人類をつくる過程で、私の母星の者たちの肉体を地球に持ってくる必要があった。

・私は、母星に連絡し、「できるだけ強靭な肉体を持ち、生命の溢れた者たちを集めて、地球に派遣してほしい」と依頼した。そして、約2百万人がやってきてくれた。

・私の母星は、もちろんベーエルダのように科学技術が発達していたわけではない。それでも、霊能力を駆使して宇宙船を航行させ、肉体を持って地球にやって来られるだけの能力を有していたということなのだ。それも神の子の持つ創造力の一部である。

・彼らにとっては、当時の地球であっても母星に比べたらとても住みやすく、まるで楽園のように感じられたことであろう。私の予想通り、当時の地球でつくられた初期の爬虫類型人間たちともうまく混じり合ってくれた。

・私の母星の者たちは、我々の期待に応え、うまくやってくれたと思っている。彼らがいなかったら、現在の地球人類は生まれてなかったであろう。今のあなた方は想像できないかもしれないが、彼らが地球で当時の爬虫類型人間たちと混血していなかったなら、今のような地球人はできていなかったと、私は、確信している。



『アセンションの時代』
バーバラ・マーシニアック  風雲舎  2006/8



<2012年12月21日>
・2012年12月21日は、マヤ暦の最後の日でもあるので、これを援用して、地球の終末の日であるかのようにセンセーショナルなとらえ方をするとは正しくありません。

・そして、新たなサイクルに向けての「出発点」でもあります。人類は過去にも、同じ「通過点」を通って今日に至っているわけです。

<DNAを修復する>
・それに関連して、人類の歴史の大半が、ネガティブな勢力による恐怖をベースにした支配構造において、蹂躙されてきたという事実があります。人々の精神が安定した平和な時代はほとんどなかったのです。

・さらに地球外からやって来た「支配階級(アヌンナキ)」の遺伝子技術によってDNAが「間引かれて」、いわば「奴隷種族」に仕立て上げられたという歴史もあるようです。

<いったい誰が地球を支配しているのかー支配構造の由来と現状>
・重要な古代の知識を守るために、いくつかの秘密結社が組織された時期があります。
・様々な秘密結社が密かな陰謀によって糾合し、世界文明のあらゆる領域に手を広げ、進歩のパターンに隠された影響を与えるようになりました。

・偽りが彼らの規範となるにつれ、彼らは、人知れずに心を操ることに長けた非物質界のエネルギーを引き寄せ、それらが秘密結社を操作するようになったのです。

・そして、現代につながる状況としては、「様々な秘密結社が密かな陰謀によって糾合し、世界文明のあらゆる領域に手を広げ、進歩のパターンに隠された影響を与える」ようになったことです。これが、表面から見える民主主義政治の背後にある「陰の政府」とか、「裏の支配構造」などと言われている構造です。困ったことに、宇宙の非物質領域には、「あなた方の恐れの波動を常食して、そのエネルギーをあなた方をコントロールするのに利用しているものたち」がいて、隠然たる勢力を持っていることです。権力欲に飢えた者ほど、こうした存在に(自分では気づかずに)簡単に「憑依」されて、彼らに巧みに操られるようになります。

・表面から見える支配者や権力者は、実際には秘密結社に懐柔されており、さらにその上に、秘密結社を巧みに操る存在たちがいるという、二重三重の支配構造になっているわけです。この構造に加えて、上記の「この世界をコントロールするものたち(アヌンナキ)」が絡んで、「手下たち(秘密結社)」を自在に操っていた永い時代がありますが、その影響に関しては、ほぼ十年前に彼らが転向してポジティブな宇宙派団の側についたことによって、現時点では消えています。-これは「人類の前途」の項に「悪の役者」たちが、「自己啓示によって役割から降りることさえあります」とありますが、その一部をなす出来事です。

・あなたは、一見、単独の存在のように見えるかもしれませんが、実際はあなたの知覚の現界を超えて存在する多くの現実と永遠に結びついているのです。


『ザ・グレート・フライト』
JALを飛んだ42年――太陽は西からも昇る
小林宏之  講談社  2010/11/30



<人の3倍やればできるはず>
・「小林君はダメだ」
 若い頃、訓練中に何度この言葉を聞いたか知れない。
 訓練生のとき、ソロ・フライト(単独飛行)に出られたのもビリから何番目。帰国してからの訓練でも教官からはよく怒られた。B727のセカンド・オフィサーになり、DC-8でコーパイにはなったが、操縦そのものをほめられた記憶はほとんどない。

・私は、操縦がけっして上手ではなかった。特にコーパイになりたての頃は下手だった。だが「人の3倍くらいやれば必ずできるはず」だと思い、毎日コツコツと努力をした。

・飛行機は速度と高度を自由自在に変えられる。これをヒントに、「量は質に変換できる」ということを実感した私は、DC-10キャプテンからB747-400キャプテンへの機種移行訓練中も他の人の3倍は準備して、毎日の訓練に臨んだ。そのおかげで、訓練自体を楽しみながらできたと思う。

<JAL初、63歳を超えた機長>
・コーパイ時代、パイロットは目の衰えが操縦技量の衰えに結びつく、ということを、先輩キャプテンの姿を見ていて気付いていた。40代半ばの頃、新聞を読もうとしたところ、紙面を遠ざけないと文字がぼけてしまい、このままだと老眼になってしまう、という危機感を抱いた私は、その日から毎日、目の焦点を遠近の対象物に合わせる訓練を続けた。

<教官なりキャプテンなりの個性>
・着陸時にフラップを降ろそうとして「早すぎる!」とキャプテンに怒られたコーパイは、後日のフライトで遅めにフラップを下げ、「それじゃ遅すぎですよ」と私から指摘された。彼は前日のキャプテンとなぜ違うタイミングなのかと怪訝な顔をする。そんなとき私は、「どうしてだろうね?」と逆に聞き返すことにしている。飛行機の操縦には、風向、風力、温度など、あらゆる条件が影響してくる。前日のキャプテンがどういう状況だったのか、そして今日はどうなのか。それを思い返せば、なぜタイミングが違うのか、理解しやすい。
 しかしながら、それでも納得できない場合もある。私も訓練生、コーパイ時代と、教官やキャプテンによって言うこと、やることがまったく違い、どうすればいいものかと思いあぐねたことがある。しかし、これは教官なりキャプテンなりの個性なのだ。彼らだって人間である。そのやり方は微妙に違って当たり前、ある教官が「こうしなさい」と言えばそれに従い、別のキャプテンが「ああしなさい」と言えばそれにうなずく、そうやっているうちに自分自身のやり方なり方法論が導き出され、またオペレーションの幅ができるはずなのだ。

<怒って終わらせない>
・商船大学を休学し、パイロット訓練生としてアメリカに渡った時、その物量の豊富さとともに私が驚かされたのが教育の方法であった。商船大学の航海実習では、ちょっとでもミスを犯すと教官から怒号が飛んできた。小学校からの大学教育、そして家庭での親のしつけも含めて、「間違ったところを直す」が日本の教育の根底にある思想である。
 一方アメリカは、「ほめて伸ばす」が基本、10のうち9がダメでも構わない、ひとつでもいいところがあれば、それをほめてくれる。日本よりアメリカが優れている、とまでは言わないが、やはり生身の人間であれば、ほめられれば気分がいいし、怒られたら意気消沈してしまうのは仕方がない。
 日本ではまだまだ、悪いところを叩き潰すような教育が主流のようである。

<決められない風土>
・そのほか私が常々感じていたことは、「意思決定の遅さ」「組織の壁」「前例主義」「現場と本社管理部門との温度差」などである。日本の大企業においてこうしたことは大なり小なりあると思うが、経営が順調なときは表に出ることはない。その綻びは、危機的な状況になったときこそ顕在化する。それが2002年から始まったJALとJASの統合作業にも見られた。
 JALとJASとの統合の背景には、国内線のシェア争いがある。

<経営破綻、そして再生への途上>
・2010年1月19日、JALは東京地方裁判所に会社更生法の適用を申請し、即日受理された。
 会社更生法の申請は、一般には「破産」と理解されている。あくまで「破産」であって「倒産」ではないが、自力の経営の建て直しを断念したということでは同じである。
 ナショナル・フラッグキャリアの破産はなぜ引き起こされたのか。私が40年以上ともに歩んできた、日本を代表するエアラインはなぜ破綻せざるを得なかったのか。
 新聞、雑誌はこぞってその原因を書き立て、JALの“内情”というものを暴露したり批判したりした本が書店にうずたかく積まれている。テレビのスイッチを入れれば、コメンテイターたちがJALの経営責任や体質をこれまでもかと追及している。
 元JALの社員として私は、これらの言論に正面から反論するつもりはない。また、経営に直接携わっていない現場のパイロットには意見を述べる資格もない。

・だが、今回の経営破綻でJALが得た教訓は、多くの日本企業にとっても他山の石となるのではないだろうか。

<マネーフローの滞り>
・これらの例を企業に置き換えてみると、飛行機のフーエルフロー、人体の血液の流れは「マネーフロー」である。すなわち、お金が常に流れていないと、どんなに組織が立派で優れた人材がいても、その企業の生命は途絶えてしまう。JAL破綻の一因は、このマネーフローの滞りだった。

・また、原理原則を実行できるかどうかは、トップのリーダーシップにもかかっている。経営トップの強い意志こそが滑らかなマネーフローを生み出し、企業を健全な方向に導いていく、さまざまな内因と外因がこの原理原則の遂行を阻害し続けたことが、JALを経営破綻へと追い込んだ一因だろう。

<チャンスは2回あった>
・JALが大きく変わるチャンスは2回あった。私はそう思っている。1回目は1987年の民営化、そして2回目は1991年の東西冷戦終結である。
 民営化は、「国営企業」とも揶揄された経営体質をドラスティックに変えるまたとない機会だったはずだ。だが現実は単純ではない。JAL特有の生い立ちやしがらみから一気に解放されたわけではなかったのだ。

<見逃したコスト平均化の波>
・共産主義ブロックの崩壊による東西冷戦の終結は、「コストの平均化」をもたらした。“ベルリンの壁”によって維持されてきた価格やコストの差が縮小していくことは、経済学者でなくても容易に予想がつく。旧東ヨーロッパの労働者が流れ込んだ西ヨーロッパのみならず、中国や東南アジアなどの低コスト国に囲まれているという日本は、コスト競争面においてさらに厳しい条件を突きつけられる格好になった。

・だが本当の驚愕は、ウラジオストックに着陸してから見た光景だった。使われなくなった無数の戦闘機や爆撃機の群れ、国家予算が底をついたのか、飛行機を飛ばす燃料をも手当てすることができなかったのだろう。これを見て私は、間もなくソ連が崩壊するのではないか、と予感した。東側を牛耳るソ連が崩壊すれば、西側との経済活動は自由になり、価格やコストの平均化も起こるだろう。その予感は的中した。
 このグローバルな平均化の波をJALは見逃してしまった。

・民営化、東西冷戦の終結を機に、もっと外にも目を向けて、やがて起こりうる大競争時代に対応し得るための社内体制、風土改革を実施すべきだったのではないか。そのひとつの表れが「アライアンス」への乗り遅れだと思う。

<ローマ駐在パイロット>
・1975年8月、私はローマ駐在のパイロットを拝命する。妻、そして生まれたばかりの長男を連れてイタリアに旅立った。長期にわたり、しかも家族と一緒の海外生活は、私にとってこれが最初、そして最後の経験となった。

・私たちは日本でいうマンションのような集合住宅に住んでいたのだが、妻が昼過ぎに洗濯機を回していたら、階下の住人が「いま何時だと思ってるんだい!? こっちはまだ寝てるっていうのにさ!」と怒鳴り込んできたことがある。イタリアは昼休みが2時間あるので、外で仕事をしている男たちは帰宅して昼食を取る。ウソかホントか知らないが、ランチ後のお昼寝は彼らの子作りタイムであるという。大切な家族計画を新参者の東洋人に邪魔されては彼らはかなわなかったのだろう。

・役所の手続きは午前中に終わらせないとらちが明かない。昼食はワインを飲みながらゆっくりと、それからまた昼寝、眠い目をこすりながらの午後の業務に期待するほうが無理というものだ。
犯罪が多いのも悩ましい。ローマでは、殺人や傷害などの凶悪犯罪はほとんど聞かれないが、スリ、詐欺、ひったくりなどは日常茶飯事だ。私も車上荒らしには何度も遭ったし、妻はハンドバッグをひったくられ、その拍子に顔をしこたま打ちつけて、血だらけになって帰宅したことがある。
仕事でイタリア流を見せつけられたのは、管制官や空港消防署。彼らがストライキをしょっちゅうやるものだから、飛行機が飛ばない。私たち乗務員もそうだが、後の予定が詰まっている乗客はさぞかし頭に来たはずだ。
こんなひどい目に何度も遭わされておきながら、結局最後までイタリア人を憎む気持ちになれなかったのはなぜだろうか。

・イタリア人の資質の基本は「マンジャーレ」「カンターレ」「アモーレ」、つまり「食べる」「歌う」「恋をする」。昼間は全然仕事が進まないが、日が落ちると家族や友人みんなと食卓を囲み、夜遅くまで食べ続ける。我が家のあるマンションの部屋からも、毎晩のように歌声が響いてきた。女性に対しては、未婚か既婚かにかかわらず、とりあえずお誘いをかけないと相手に失礼に当たる。日々の仕事や将来の心配で夜も眠れないような生活を送っている私たち日本人には、まさに目からうろこが落ちるような人生哲学を彼らは持っていた。

<異常の原因はヤニ>
・B727の乗務時代にもうひとつ思い出されるのがタバコである。現在、日本をはじめ世界各国のエアラインのほとんどが全席禁煙。それはコックピットも同じなのだが、昔は乗客もパイロットもスモーカーだらけだった。

・アメリカ人パイロットの中にはずんぐりとした葉巻を愛用するのがいて、それがまたものすごい臭いと煙だったが、そんなものだと気にもしなかった。着陸してから、キャビン・アテンダントにおしぼりをもらって計器や座席を拭くと、ヤニで真っ黄色になったものだ。東京~大阪間のごく短い水平飛行の時間中に一服したうえ、飯を食ってログブック(搭載用航空日誌)をつけてこそ一人前、そんな風に言われていた時代だ。

・JALは国内線が少なかったが、やはり新鮮な魚介類が食べられる福岡、札幌のステイは格別だった。特に福岡が大好きで、ホテルに荷物を放り込むなりクルー仲間と中洲に繰り出し、これでもかというくらい飲み、食べ歩いたものだ。まだ20代半ばで食欲旺盛だったから、焼肉屋で10皿をまたたく間に平らげたこともある。
 ホテルで風呂に入れるのもありがたい。風呂なしアパートに住んでいた私は、入浴はステイ先と決めていたくらいだ。当時、私たちの給料はお雇いアメリカ人パイロットの5分の1、アメリカに牧場を買ったなどという話を羨望の思いで聞きながら、銭湯代も節約するような暮らしだったから、ホテルでひと風呂浴びるのもステイの大きな楽しみだった。

<よくこんな国と戦争したものだ>
・アメリカでの訓練は「パイパー・チェロキー」から双発機の「パイパー・アズテック」に移っていった。

・この頃になると、アメリカでの生活もなかなか板についたものになり、教官など現地スタッフとの英語での会話に困ることはなくなっていた。
英語に関しては、日本できちんと基礎を学んでいたこともあって、訓練生の英語はアメリカ人からも評判が良かった。
 住んでいたのは空港に隣接する寮だったが、その食堂はビュッフェ形式で食べ放題。バターをパンと同じくらいの厚さに塗って食べている彼らの真似をしていたらどんどん体重が増加し、日本を出たときより7キロも太ってしまった。
 牛肉のステーキも毎日のように出た。ビーフステーキを「ビフテキ」と呼び、庶民の口には入らない時代を過ごしてきた世代にとって、ステーキは文字通り垂涎の的。ここで食べなければ一生後悔すると言わんばかりに胃に詰め込んだ。商船大学の寮食堂で出される肉といえば鯨肉しかなく、草履のように固い筋を食いちぎる毎日、それを思うと、アメリカの食生活には圧倒されるしかなかった。
 週末には町までの無料バスが用意されていて、買い物などで利用させてもらったが、ここでも商品があふれるアメリカの経済力に圧倒された。よくこんな国と戦争したものだ、と正直そう思った。

・戦争は終わっていたとはいえ、おやつといえば芋、肉といえば鯨、というのがあたり前だった私の目に映るアメリカ人のライフスタイルは、『リーダーズ・ダイジェスト』のグラビアよりも数倍衝撃的だった。

<今後もまず破られない「連続出場記録」>
・酒やタバコをたしなむか否かは個人個人で異なるが、誰にでも加齢現象はやって来る。ただし年齢による身体機能の低下は個人差が大きい。本人の気持ち、取り組む姿勢、努力次第で視覚や聴覚などを一定水準以上に保つことは不可能ではない。
 2010年現在、63歳の私が老眼鏡のお世話になったことがないのは、日常生活の中で目のトレーニングを欠かしたことがないからだ。

・足は「第2の心臓」と呼ばれるくらい重要な器官である。コックピットの座席はエルゴノミクス(人間工学)に基づいてデザインされ、座り心地はかなり良いものだが、その足元はペダル類が占領し、窮屈きわまりない。椅子はファーストクラス級でも、足元はエコノミークラス以下なのだ。長時間の操縦は足をうっ血させていくから、そのケアはパイロットにとって非常に重要になる。

・そこで私は、フライト中トイレに立ったとき、血行を促すために必ずスクワットをしていた。いわゆる「エコノミークラス症候群」にならぬよう、座席の横には常にペットボトルを置いて、頻繁に給水を行う。そのため2時間に1回くらいトイレに立つのだが、パイロットは2名いるので、どちらかが操縦席に座って、飛行全般を把握していればもう1名はトイレに行ってよいことになっている。

・一方、外で足を鍛えるには、やはりウォーキングがいい、それまでの生活習慣がたたって、37歳のときの航空身体検査で検査数値が危険水域近くになったのをきっかけに始めたウォーキングは、いまでも続けている。1時間に6キロ歩くペースで1日平均1時間30分、これでちょうど1万歩になる。
 ウォーキングの効用としては、体重が減り血圧が下がる、姿勢がよくなり腰痛がなくなる、夜熟眠できるようになる、気分が爽快になる、自然への感性・五感が磨かれる、免疫力が向上して風邪もひかなくなる、歩きながら目の訓練ができる、ストレスが解消される、いろいろなアイディアが浮かんでくる、そして歩くこと自体が楽しくなるなど、さまざまなものがある。
 ウォーキングをする時間もないときは、電車や地下鉄に乗りながら足を鍛える。ひと駅ごとに、つま先立ちとかかと立ちを2~3回繰り返す。駅では、エスカレーターではなく、できるだけ階段を使う。こういった日常生活の中でのちょっとした心がけ、工夫によって、誰でも自分の健康を維持増進できるはずだ。
 そんな日々の健康管理もあって、私は42年間のパイロット人生の中で、個人的な理由では一度もスケジュール変更をしたことがない。

・もちろん、風邪をひいて寝込んだことくらいは私にもあるのだが、そういったときは必ずオフの日だった。

<機長の健康管理5つの秘訣>
・退職する前後から、63歳まで現役でいられた秘訣について聞かせてください、という質問を受けることが多くなってきた。基本的には「食べる」「動く」「寝る」「ストレス・コントロール」「健康診断の活用」の5つが私の回答だ。
 最初の「食べる」については、カロリー・コントロールに気を配りながら何でもバランスよく食べることが大切、パイロットのように外食が多くなる職業の人は、レストランや飲み屋でも野菜メニューを極力摂るよう心がけたい。


神様あるいは「サムシング・グレート」というような存在がつくった、「知恵の蔵(真理の蔵)」ともいうべき場所がどこかにあって(3)

2020-04-29 20:15:22 | 森羅万象

<再建が早く進んだ理由>
・それにしても、JALのスピードは速かった。なぜか。それは稲盛さんに途方もなく大きな愛、利他の心、つまり善き思いがあったからだと私は確信している。



『生き方』   人間として一番大切なこと
稲盛和夫    サンマーク出版  2004/7



<人間として正しいことを追求する>
・私の成功に理由を求めるとすれば、たったそれだけのことかもしれません。つまり私には才能は不足していたかもしれないが、人間として正しいことを追求するという単純な、しかし力強い指針があったということです。

<知足利他の社会へ至る道程>
<宇宙の流れと調和する>
<人生をつかさどる見えざる大きな二つの力>
・人生には、それを大本で統御している「見えざる手」がある。しかもそれは二つあると私は考えています。
 一つは、運命です。人はそれぞれ固有の運命をもってこの世に生まれ、それがどのようなものであるかを知ることができないまま、運命に導かれ、あるいは促されて人生を生きて行く。異論のある方もおられるでしょうが、私はこの運命の存在は厳然たる事実であると考えています。

・では、人間は運命の前でまったく無力なのか、そうではないと思います。もう一つ、人生を根本のところでつかさどっている、見えない大きな手があるからです。それが、「因果応報の法則」です。
 つまり、よいことをすればよい結果が生じ、悪いことをすれば悪い結果が生まれる。

・ここで大事なのは、因果応報の法則のほうが運命よりも若干強いということです。

<因果応報の法則を知れば運命も変えられる>
・もちろんいまの科学水準では、その見えざる手の存在を証明する手だてもない。

<結果を焦るな、因果の帳尻はきちんと合う>
・しかし、それも20年、30年といった長い単位で見れば、きちんと因果の帳尻は合っているものです。

<森羅万象を絶え間なく成長させる宇宙の流れ>
・つまり宇宙には、一瞬たりとも停滞することなく、すべてのものを生成発展させてやまない意志と力、もしくは気やエネルギーの流れのようなものが存在する。しかもそれは「善意」によるものであり、人間をはじめとする生物から無生物に至るまで、いっさいを「善き方向」へ向かわせようとしている。

・ですから、宇宙の意志と同じ考え方、同じ生き方をすれば、かならず仕事も人生もうまくいくのです。

<偉大な力がすべてに生命を吹き込んでいる>
・生命は偶然の重なりではなく、宇宙の意志による必然の所産である。こういう考えは格別珍しいものではありません。前述した筑波大学名誉教授の村上和雄先生は「サムシング・グレート」という言葉で、大いなる創造主の存在を明言されています。

・本書のタイトルとして掲げた「生き方」とは、一個の人間としての生き方のみならず、企業や国家、さらには文明あるいは人類全体までを視野に入れています。
 なぜなら、それらはいずれも1人ひとりの人間の集合体なのだから、そのあるべき「生き方」に、何ら差異はないはずだ。私はそう考えているからです。

・労働とは、経済的価値を生み出すのみならず、まさに人間としての価値をも高めてくれるものであるといってもいいでしょう。
 したがって何も俗世を離れなくても、仕事の現場が一番の精神修養の場であり、働くこと自体がすなわち修行なのです。日々の仕事にしっかりと励むことによって、高邁な人格とともに、すばらしい人生を手に入れることができるということを、ぜひ心にとめていただきたいと思います。

<「考え方」を変えれば人生は180度変わる>
・人生をよりよく生き、幸福という果実を得るには、どうすればよいか。そのことを私は一つの方程式で表現しています。それは、次のようなものです。
人生・仕事の結果=考え方×熱意×能力

<心に描いたものが実現するという宇宙の法則>
・仏教には、「思念が業をつくる」という考えがあります。業とはカルマともいい、現象を生み出す原因となるものです。つまり思ったことが原因となり、その結果が現実となって表れてくる。

・思ったことがすぐに結果に出るわけではないので、わかりづらいかもしれませんが、20年や30年といった長いスパンで見ていくと、たいていの人の人生は、その人自身が思い描いたとおりになっているものです。

・私は長くモノづくりにかかわってきて、そのような「偉大なもの」の存在を実感することが少なくありませんでした。その大きな叡智にふれ、それに導かれるようにして、さまざまな新製品の開発に成功し、人生を歩んできたといっても過言ではないのです。

<人類に叡智をもたらしつづける「知恵の蔵」がある>
・その理由を私はこう考えています。それは偶然でもなければ、私の才能がもたらした結果でもない。この世界の、この宇宙のどこかに「知恵の蔵(真理の蔵)」ともいうべき場所があって、私たちは自分たちも気がつかないうちに、その蔵に蓄えられた「知」を、新しい発想やひらめき、あるいは創造力としてそのつど引き出したり、汲み上げたりしているのではないか。

<自己を厳しく律しつづける「王道」の生き方をせよ>
・「知恵の蔵」とは私の造語ですが、宇宙の節理、あるいは創造主の叡智などといいかえてもいいかもしれません。いずれにせよ、その大いなる知は、人類を絶えず成長発展の方向へ誘導してくれているのです。

<思いを実現させる>
<混迷の時代だからこそ「生き方」を問い直す>
<魂を磨いていくことが、この世を生きる意味>
・試練を「機会」としてとらえることができる人—―そういう人こそ、限られた人生をほんとうに自分のものとして生きていけるのです。
 現世とは心を高めるために与えられた期間であり、魂を磨くための修養の場である。人間の生きる意味や人生の価値は心を高め、魂を錬磨することにある。まずは、そういうことがいえるのではないでしょうか。

<単純な原理原則が揺るぎない指針となる>
・世間には高い能力をもちながら、心が伴わないために道を誤る人が少なくありません。私が身を置く経営の世界にあっても、自分さえ儲かればいいという自己中心の考えから、不祥事を起こす人がいます。

・京セラは、私が27歳のときに周囲の方々につくっていただいた会社ですが、私は経営の素人で、その知識もないため、どうすれば経営というものがうまくいくのか、皆目見当がつきませんでした。困り果てた私は、とにかく人間として正しいままに貫いていこうと心に決めました。

<人生の真理は懸命に働くことで体得できる>
・ですから、日々の仕事を精魂込めて一生懸命に行っていくことがもっとも大切で、それこそが、魂を磨き、心を高めるための尊い「修行」となるのです。

<病気になって学ばされた心の大原則>
・これまで、人生は心のありようでいかようにも変えられるという、人が生きるための大原則について述べてきましたが、実は私の人生は失敗と挫折の連続で、何度も痛い目にあいながら、その法則を「思いしらされた」というのが実情なのです。

・最初の挫折体験は中学受験の失敗でした。ついで、その直後に結核に侵されました。当時、結核は不治の病であり、さらに私の家系は叔父2人、叔母1人をともに結核で亡くすという“結核家系”でした。

・そのときに、隣の家のおばさんが不憫に思ったのでしょう。これでも読んでみなさいと、「生長の家」の創始者である谷口雅春さんの『生命の実相』という本を貸してくれました。

・「われわれの心のうちには災難を引き寄せる磁石がある。病気になったのは病気を引き寄せる弱い心をもっているからだ」というくだりを見出して、その言葉にくぎづけになりました。

・否定的なことを考える心が、否定的な現実を引き寄せたのだと思い知らされたのです。

<運命は自分の心次第という真理に気づく>
・幸い結核は治癒して、学校生活へ戻ることができたのですが、その後も失敗や挫折とは縁が切れませんでした。大学受験も第一志望は不合格。地元の大学へ進学し、成績はかなりよかったものの、世は朝鮮戦争の特需景気が一段落したところで不景気の最中。縁故もない私は、就職試験を受けて落ちるということのくり返しです。

・心はだんだんあらぬほうに傾いていき、先にも述べたように、空手をやっていて多少は腕に覚えもあったとので、いっそやくざにでもなってやろうかと、繁華街のとある組事務所の前をうろついたりしたこともありました。

・何とか大学の教授のお世話で京都の碍子製造メーカーにもぐり込むことができましたが、内実は明日つぶれてもおかしくないオンボロ会社で、給料の遅配は当たり前、おまけに経営者一族の内輪もめまで起こっていました。

・そしてついに、当時普及しはじめていたテレビのブラウン管の電子銃に使用するファインセイラミックス材料を独自の方法で、日本で初めて合成、開発することに成功したのです。それによって周囲の評価もぐっと高まってきました。私は給料の遅れさえ気にならないほど仕事がおもしろく、生きがいさえ感じるようになっていきました。ちなみにそのとき身につけた技術の蓄積や実績がもとになって、のちに京セラを興すことになるのです。

・運命を変えていくものは、ただ一つ私たちの心であり、人生は自分でつくるものです。東洋思想では、それを「立命」という言葉で表現しています。思いという絵の具によって、人生のキャンパスにはその人だけの絵が描かれる。だからこそ、あなたの心の様相次第で、人生の色彩はいかほどにも変わっていくのです。

<あきらめずにやり通せば成功しかありえない>
・京セラが、IBMから初めて大量の部品製造の発注を受けたときのこと、その仕様は信じられないほど厳しいものでした。仕様書は図面一枚というのが通常であった時代に、IBMのそれは本1冊ぶんくらいあり、内容も詳細厳格を極めていました。そのため、何度試作しても、ダメだとはねられてしまう。やっと規格どおりの製品ができたと思っても、すべて不良品の烙印を押されて返品されてきました。
 寸法精度が従来よりひとケタ厳しいうえ、その精度を測定する機器すら、わが社会にはないのです。正直、これはわれわれの技術では不可能だろうという思いが幾度も頭をよぎりました。

・しかし、これは私の常套手段でした。創業当時から、大手メーカーがむずかしいと断った仕事を、あえて引き受けることがよくありました。そうしないと、実績のない新興弱小企業では仕事がとれないという事情もありました。
 もちろん大手が断った高度な技術水準の仕事を、私たちができるあてはない。それでも私はできませんとは絶対にいわない。できるかもしれませんとあいまいなことも口にしない。勇気を奮って「できます」と断言して、そのむずかしい仕事を引き受けてくるのです。そのたびに部下は困惑し、しり込みしてしまいます。

<努力を積み重ねれば平凡は非凡に変わる>
・ですからいたずらに明日を煩ったり、将来の見通しを立てることに汲々とするよりも、まずは今日一日を充実させることに力を注いだ方がいい。それが結局、夢を現実のものとする最善の道なのです。

<毎日の創意工夫が大きな飛躍を生み出す>
・昨日の努力に少しの工夫と改良を上乗せして、今日は昨日よりもわずかながらでも前進する。その、よりよくしようという姿勢を怠らないことが、のちに大きな差となって表れてくる。けっして通い慣れた同じ道は通らないということが、成功に近づく秘訣なのです。

<現場に宿る「神の声」が聞こえるか>
・「事件の鍵はすべて現場にあります。現場には神が宿っているのです」と答えられました。畑は違えども、もっとも大切な仕事のツボはやはり同じで、現場主義に徹してしっかりと現象を観察することが大切なのだと、あらためて納得しました。

<同じ歴史をくり返すな、新しい日本を築け>
・日本という国は近代に入って以降、約40年の周期で大きな節目を迎えてきました。
  1. 1868年—―それまでの封建社会から脱し、明治維新によって近代国家を樹立。
  2. 1905年—―日露戦争に勝利。以後、とりわけ「強兵」の方向に傾斜して、軍事大国の道をまっしぐらに突き進む。
  3. 1945年—―第2次世界大戦に敗戦。
  4. 1985年—―日本の莫大な貿易黒字に歯止めをかけるべく、円高誘導、輸入促進を目的にプラザ合意が結ばれる。このころ、日本は経済大国としてのピークを迎え、バブル崩壊後は、現在まで低迷期が続く。

この40年ごとの盛衰サイクルを見てみると、私たちの国はこれまで一貫して、つねに物質的な豊かさを追い求め、他国との競争をくり返してきたことがわかります。

・しかし、そのような価値観だけでは、もはやたちゆかなくなっていることは明白です。これまでのような経済成長の中に国のアイデンティティを見いだしていくやり方では、再びこの40年ごとの盛衰サイクルをいたずらにくり返すばかりで、敗戦に匹敵するほどの“次の大きなどん底”に向けて下降線を描いていく、その速度に歯止めをかけることはむずかしくなるはずです。

・つまりこのままでは、日本という国が破綻してしまうだけでなく、人間は自分たちの住処である地球そのものを自分たちの手で壊してしまうことになりかねない。それと知って、あるいはそれと気づかず、沈みゆく船の中で、なお奢侈を求め、飽食を楽しむ—―私たちはその行為のむなしさ、危うさに一刻も早く気づき、新しい哲学のもとに新しい海図を描く必要があるのです。



『私の夢 日本の夢 21世紀の日本』
松下幸之助  PHP研究所   昭和52/1/1



<民主主義国においては、国民はその程度に応じた政府しか持つことができない>
<進む食糧のダムづくり>
・迫り来る食糧危機を前にして、中村農林大臣は日本の長期にわたる食糧自給方策について語るのだった。

・日本の姿をみると世界の中でも極端に食糧の自給率が低かったのです。これは一面、みずから生産するよりも、大規模農法で、豊富に生産している国から輸入する方がはるかに安かったですし、また国によっても食糧の輸出を必要としているところもありましたから、日本が大量に輸入することは、生産国にとっても好ましいことだったわけですね。

・「ですから、自給という長期的な基本方針と中期および当面の短期方針をどうしていくかということが、考えられました」「その長期方針が例の国土創成ですね」

・長期の方針が国土創成事業、中期の方針が外国への食糧増産のための援助協力、短期の方針が国内における諸対策ということになりますね。

・この国土創成事業は一口で言うと国土の70%を占める森林山岳地帯の比率を50%までにして、20%は有効可住国土になおし、あわせてほぼそれに等しい面積の海を活用しようというものです。

・将来的にはこれによって農地も倍以上に増え、しかもある程度の大農方式が可能になりますから、生産性も上がり、食糧は安全に自給できるようになります。もちろん、食糧以外にもこの国土創成から生まれる効果はきわめて大きいものがありますがね。

・そこで、短期および中期の方策として1970年代末に日本人が長期的な国土創成とあわせて考えたのは、いわゆる食糧についてのダム経営ともいうべきものです。

・一言でいえば、食糧そのものの備蓄と円滑な流通体制、それと国際的友好親善、さらには非常時対策としての予備農地というのが、食糧のダム経営の柱になります。

・ですから、そういう国からの要望があれば、日本の技術や資金を提供して開発に協力し、その国はもちろん、ひいては世界の食糧供給を増やしていこうということですね。そのことは結果として日本自身の食糧問題にもプラスになってくるわけですね。

・今後は、国土創成がだんだんにできあがってきますから、それを基盤とした日本的大農方式―つまり30年目前の日本の一戸あたりの農地の3、4倍程度の耕作面積を生かした、より生産性の高い農業と養殖漁業とによる食糧自給体制になっていくでしょう。

<250年計画>
<初めに言葉ありき>
・昭和7年には会社の使命、産業人としての使命を達成していくための250年計画というものを発表し、その実現に努めてまいりました。すなわち物質を水道の水のごとく豊かに生産し、安価に供給することによって、この社会から貧困をなくしていくことをもって会社として産業人としての真使命と考えるのです。使命の達成期間を250年と定め、これを25年ずつ10節にわけて、当時の従業員はその最初の一節をになうことを自分達の使命と考えて活動していこうと訴えたわけです。そのことによって、従業員の自覚も高まり会社もそれまでに比べて飛躍的な発展をとげることになりました。



『国家機能を立て直す』
若手政治家が目指す、新しい日本のかたち
衆議院議員 野田佳彦ほか  フォースプレス2009年4月30日   



<政府はお金の使い方がわからない>
・(公立高校授業料の無償化は)3000億円あれば、みんなが教育を受けられるのです。私立もその分を助成すれば均等ですよ。2兆円の定額給付金を出すのだったら、高校の無償化のほうが有効です。

<「スペシャル」が一番怪しい!>
・働きアリみたいな方がまじめに税金を納めている一方で、シロアリみたいに使っているわけです。天下り先を養っている。これは政権が代われば分かってくると思いますよ。

・10年で300兆円の新しい借金をつくってきたはずですよ、とね。

・子供のポケットに手を入れてお金を取り、使っているのと同じですよね。300兆円という途方もない金額を。それで、なぜ経済が二流で、社会保障は五流なのでしょうか。やはり、お金の使い方が間違っているのですよ。お金の使い方を変えることが、日本の再スタートです。

・一番怪しいと思うのは「スペシャル」が付くところですよ。特別会計、特殊法人、特殊勤務手当。そのスペシャルを洗い直すだけでも、もっといろいろと出てくるのではないでしょうか。

・私は「ニッポン丸洗い」と言っているのですが、とくに「財政関係丸洗い」ですよ。

<国をマネジメントするのが政治>
・政治家はガバメントするという意識を持ってはダメだと思います。マネジメントする意識が重要なのです。私は、松下電器産業(現パナソニック)の創業者である松下幸之助さんの弟子ですが、松下さんは「国家は国家経営だ」と言っていました。

<すべて守るのが政権の基本>
・私は大学を卒業したら新聞社の政治部の記者になって、いずれは立花隆さんのようなジャーナリストになりたいと思っていました。そのころに松下政経塾ができ、一転して政治の世界に飛び込んだのです。

・政経塾は塾是があり、それを毎朝唱和します。「真に国家と国民を愛し、新しい人間観に基づく、政治・経営の理念を探求し、人類の繁栄幸福と世界の平和に貢献しよう」と。

<ミッドフィルダー型リーダーに期待>
・日本の国土面積は世界で60番目です。松下幸之助は、山を切り崩して、埋めて広げろという新国土創生論を説いていましたが、現在はもっと立体的に考えるべきですね。

・だとすると、視線は海へ向かいます。日本の排他的経済水域200海里の面積は世界で6番目ですからね。体積は4番目です。

・私は、親しい仲間と申し合わせていることがあります。国会議員を25年間勤務すると、永年勤続表彰を受けます。しかし、我々は、25年以上はやらないと決めています。「永きを以て尊しとせず」ですよ。

・現在は本当に国難な時代だと思います。100年に一度の危機だからこそ、100年の体系をしっかりつくり、展望を持った政治をやらなければいけないと強く自覚しています。



『2030年、日本が○○であるために』
フォーラム21・梅下村塾 25期生  丸善プラネット  2012/10



<日本は消滅してしまう>
・本書を執筆するにあたって、現在の日本はすでにあらゆる面において危機的な状況にあり、このままでは日本は消滅してしまうという認識のもと、あるべき日本の姿になるために、日本が今後歩むべき道を見定め、これから具体的になすべきことを考えました。

<5つの危機が間近に迫る>
(経済の危機――今の生活水準を本当に維持できるのか)
・現役世代が高齢者の暮らしを支えるための負担は2050年には現状の倍になるのです。それに耐えうるだけ日本人は稼げるのでしょうか。

・所得の低下、高齢者の扶養負担、雇用の不安定化、それに世界における資源の奪い合いのなか、日本人の生活水準は耐え難いくらいに低下していく可能性があります。

(財政の危機――借金の水準はすでに終戦直後並みに)
・このような経済が低迷する状況下で社会保障の中福祉・低負担化が進行した結果、政府の借金(長期債務残高)は2012年度末にはGDPの196%に達する見込みです。これは、債務危機に陥っているギリシャ(2011年165%)よりもはるかに悪い水準です。歴史的に見れば、太平洋戦争の終戦後の水準と同じくらいまでに悪化しています。

(政治の危機――政権党が見当たらない二大政党制)
・バブル崩壊後、自民党の長期単独政権の弊害をなくすために、二大政党制に結びつく政治改革が行われました。その結果、自民党と民主党という二大政党ができあがったわけですが、今やどちらの政党も政権党としては国民から否定されていると言っていいと思います。二大政党制を目指しながら結局、二大政党を否定してしまった日本国民は、次に何に希望を求め、そして否定することになるのでしょうか。

(外交・安全保障の危機――内向き志向を反映する歯止めなき国際的地位低下)
・今、ここで安全保障を確立し、外交を立て直さなければ、日本の国際的地位の低下に歯止めをかけることはできず、最悪の場合、国家の存率が危うくなるという事態すら覚悟しなければならないと思います。

(文化・教育の危機――「こころ」を忘れた日本人の劣化が始まっている)
・また、前述のとおり、かつては企業自身が人材育成機関でしたが、今はその機能が低下しつつあります。世界に目を向け、海外に留学する学生も減少しています。資源なき国・日本の唯一といってもいい資源である人材の質の低下は、国力の低下に直結します。良質な人材がいなくなれば、企業はますます海外に出ていくでしょう。外に目を向けない、日本人は世界規模の競争から取り残されていくに違いありません。

<2030年、きらめく未来とするために――経済変革のカギはここにある>
<楽観的過ぎた経済シュミュレーション?>
・しかし、仮にこのまま経済成長が果たせず、プライマリー・バランス(財政均衡)が赤字の状態が続くことは、早晩国家財政が破綻することを意味し、これは日本の危機のはじまりです。財政が破綻すれば、長期金利の上昇、国民の広範な窮乏(政府による給付の大幅削減、増税)、大幅な円安(資源輸入の困難)といった苦難が伴います。また、日本の国債のほとんどは、日本の金融機関が保有しており、金融機関によっては経営破綻を招来するかもしれません。ギリシャの苦難は他人事ではありません。

<40兆円の増税か50%の歳出カットか>
・もしこの状況が2030年まで継続すると、日本経済はいったいどうなるのでしょうか。そこで、現在の経済状況が継続するという前提(一人当たりの名目GDPが一定、税収が一定)の試算を行うと、その結果は名目GDPが450兆円程度です。他方、社会保障制度は現行制度のままとしても、人口減少・高齢化社会の進展によって歳出は大幅に増加します。ひいては国家破綻レベルの財政状況に至るシナリオができあがりました。仮にこのシナリオどおりだとすると、2030年にプライマリー・バランスを達成するためには、新たに40兆円以上の税収を増やす(消費税率に換算して25~40%の大幅な引き上げ)か、歳出を50%カットする必要があります。いずれにしても、大幅な消費税の税率の引き上げか、大幅な年金や医療費などの削減が不可避です。

<700兆円の経済規模を目指す>
・単純にいえば、GDP700兆円というのは、働く人一人ひとりが、現在の倍ぐらい稼がないと、達成できない高い水準なのです。社会全体で生産性を飛躍的に高めるとか、付加価値生産性を高めていくという社会になっていかなければなりません。
 高い水準ですが、私たちは到達可能だと考えています。

<私たちが思い描く2030年の姿>
・企業活動においては、先進国の水準にまで進んだ法人税の減税、TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)などへの参加による自由貿易圏の拡大、M&A促進の法整備等により、経済原理に則って企業の新陳代謝が健全に促進される仕組みが定着しています。そのような背景のもと、成長を続けるアジア諸国に比し、競争優位性を有する産業分野(環境・エネルギー、金融、ソフトウェアなど)で、産官学の連携や産業間あるいは企業間での融合により、そこに働く人々は、高度な技術やスキルを身につけています。



神様あるいは「サムシング・グレート」というような存在がつくった、「知恵の蔵(真理の蔵)」ともいうべき場所がどこかにあって(2)

2020-04-29 20:13:42 | 森羅万象

<努力することは、生きるための最低条件>
・(稲盛)自然界に生きるものはみな、動物も植物も一生懸命努力して生きているのだから、人間だって一生懸命生きなくてはいけない。その努力を怠ってはならないのだ、と。ですから私は、努力というのは才能ではなくて、生きるための最低条件、と考えているのです。

<60歳からの20年間は、「旅立ち」の準備期間>
・(五木)稲森さんは、人生を3つに分けて、20歳までの青年期、社会に出てからの壮年期、そして60歳からの20年間は旅立ちの準備期間だとおっしゃっていましたね。

・現世の荒波にもまれて生きていく中で、自分の心を磨き上げ、美しいものにしていく、そういう考え方をしていなければ、厳しい競争の世界を生き抜くことは到底できない。



『生き方入門  致知』 致知出版社     2017/11/28
『何のために生きるのか 対談  稲盛和夫  五木寛之』



<魂の波長が合う人>
・(稲盛)五木さんとは今日が初対面ですが、以前から何か波長が合いそうな感じがしていて、お目にかかるのを楽しみにしていたのです。

・私は常々、本当にいい経営を持続していこうと思えば、心を清らかに、より純化した状態にしていかなければいけないと考えています。

<情報とは情を報ずること>
<私は常々、本当にいい経営を持続していこうと思えば、心を清らかに、より純化した状態にしていかなければいけないと考えています。>
・(五木)ですから、1冊の本でも、内容をすべて読まなくても、本の表紙を店頭で見ただけで、この本は自分の読むべき本だという感じのすることはよくあるのですね。

・(五木)情報というのは「情を報ずること」だと思うんですね。情というのは人間の感情とか感覚に当たるものです。ですから、数字とか統計とかデータというのは、むしろ情報の下位に属するもので、本当の情報というのは、人間の心の中の感情をきちっと把握してそれを伝えることだと思うんです。

・(稲盛)ただ、私は経営者なものですから、どうしても数字を大事にしますが、その場合も、その数字の背景にある“ドラマ”を読み取る必要があるとよく言っています。その意味では、五木さんがおっしゃる「情を報ずる」ということが一番大事になると思います。

<情を見直す>
<もうそろそろ人間の知性と同時に、情というつかみ難いものも、ちゃんと評価すべき時に差し掛かっているのではないか、と僕は思うのです。>
・(五木)世界保健機関が、その憲章の中に、21世紀は健康という問題を考える際に、スピリチュアルなものをきちんと盛り込まなければいけないと提唱して、大きな波紋を呼びました。
 スピリチュアルなもの、霊的なものというものは、どこか怪しいという考え方が常識としてこれまでずっと続いてきました。

<タブー視されてきた宗教>
・(五木)本当の国際化というのは、英語ができるとかパソコンができるとかいうことではなくて、自分はどういう信仰を持っているかという、アイデンティティーだと思うんですよ。

・(稲盛)ビジネスの世界でも、グローバル化が叫ばれる中、形だけ欧米のマネジメントシステムを取り入れるような基軸のない経営に終わることが多いのです。私は、欧米の学ぶべきは取り入れながら、日本人がもともと持っている、高い精神性を真正面から貫き通すことが大切になると思うのです。また、それこそが世界で通じる国際的な経営だと思います。

<庶民が守り続けてきた宗教>
<「おかげさんで」という感謝の気持ちは、優れた経営者は必ず持っています>
・(五木)例えば稲盛さんは鹿児島のご出身ですが、鹿児島に真宗の古寺はないでしょう。なぜかというと、島津家が16世紀から厳しい念仏禁制という法を布いて、一向宗は一切認めなかったために、本願寺系の浄土真宗の人たちは、明治の頃まで約3百年近く地下へ潜ったからですね。

<見えないところで生き続けている宗教心>
・(五木)いま全国に小中学校の数が約2万5千、コンビニが約4万といわれています。これに対してお寺の数は、宗教法人として登録されてちゃんと活動しているところだけで7万4千もあるそうです。それだけのお寺がとりあえず廃寺にならず現存しているということは、物心両面でそれを支えている人がいるということですよね。

・お正月に成田山に初詣でに行く人たちの数が190万人といいます。ディズニーランドの来客数が約62万人だそうですから、日本中の神社仏閣を訪れる人の数は、ディズニーランドなんか比べものにならない。

<「おかげさん」に込められた意味>
・(五木)例えば伊藤忠商事の創立者の伊藤忠兵衛さんは、近江商人ですが真宗の門徒で、「商売忘れてもお勤め忘れるな」といったぐらい熱心な方だったんですね。

・大阪の人が「儲かりまっか」と言うのを、東京の人はちょっと馬鹿にしたような目で見ますよね(笑)でも、昔の大阪の方に聞いたら、「儲かりまっか」と言うと「ぼちぼちでんな」と答えると。しかしその前には必ず「おかげさんで」をつけて、「おかげさんで、まぁぼちぼちでんな」と答えていたそうなんです。「おかげさん」の「おかげ」は、「御蔭参」の「おかげ」です。御蔭参は伊勢神宮へ参ることです。ですから「おかげさんで」ということは、天地神仏のおかげ、世間様のおかげで商売はなんとか儲かっております、という大阪の礼儀を表しているのだと。その話を聞きまして、そうか、かつての日本人はそうだったんだなと。

<いまこそ、平成の仏典をつくるべき>
<教えと実践は重なっていなければいけないと思います。ブッダの生涯そのものがそうでした。>
・(稲盛)私は臨済宗妙心寺派の「微笑会」という信徒会の会長を仰せつかっています。偉いお坊さんが集まるその微笑会の理事会で、私はよく言うんです。皆さんが一所懸命に坐禅を組まれ、ご自分の心身の修行を通じて解脱を目指しておられることは、確かに尊いことかもしれませんが、世の中がここまで混迷の度を深めているのだから、皆さん、お寺の中で自分の修行だけで満足するのではなく、ぜひ民衆の中へ打って出ていただけませんか。衆生を救うための運動を始めていただけませんかと。しかし残念ながら、それを聞いて、ぜひ一緒にやろうとおっしゃる方は、ほとんどいらっしゃらないのです。

・(稲盛)混迷を深める世界を救うために、仏教、キリスト教、イスラム教をはじめ、世界の宗教に共通するエッセンスをまとめて、21世紀の普遍的な倫理的規範を、いまこそ打ち立てるべきではないか、と私は思うのです。
(五木)あぁ、それはもう僕の考えることをさらに超えていますね。しかし、僕が言っているぐらいのことでも、何をそんなに誇大妄想的なことを言っているんだと批判されるんです。
 ですけれども、仏典の解説だけでなくて、新しい経典、いわば『新約聖書』のようなものを書いてもらいたいという思いは強く持っています。平成仏典のようなものがいま求められているのではないかと僕は思うのです。

<日常生活の中で自分を磨く>
<やはり、苦労とか災難というのは、人間をつくってくれるのではないかと思うのです。>
・(稲盛) 白隠禅師は『坐禅和讃』の中で坐禅をして悟りを開くことも大事だけれども、お布施をしたり、日常生活の中でそういう諸善行に勤めることも悟りに近づくもとなんだと説いていますね。
 六波羅蜜という仏の教えがありますね。布施、持戒、忍辱、精進、禅定、智慧、これを実践するだけでいいと私は思っているのです。つまり布施は、人様のために一所懸命奉仕をすること。持戒は、人間としてやってはならないこと、人様が不愉快に思うことをしないこと。忍辱は、人生における様々な困難を耐え忍ぶこと。精進は、一所懸命働くこと。禅定は心を静かに保つこと、そういうことを地道に続けていけば、魂が磨かれ、心がきれいになり、智慧という悟りの境地にまで達することができるということです。
 いまお話しになった新しい平成の仏典を通じて、せめてそういうことを多くの人が理解するようになれば、と思います。
(五木)いまお話しになった布施の中には、「無財の七施(眼施、和顔施、言辞施、身施、心施、床座施、房舎施の七つの施し)というのがあって、僕は大好きなんですけれども、眼施、つまり優しい眼差しで相手をじっと見つめるということも一つの大きな布施ですから。和顔施、通りすがりにニッコリ笑って、相手の心を春風が吹いたことだって大きな布施でしょう。

<苦労が人間をつくる>
<死というのは、魂の旅立ちだと私は思うのです。その旅立つまでの間に魂をできるだけ美しいものに変えていきたいというのが私の願いなのです。>
・(稲盛)そういう時代を生きてきたものですから、私の場合も、仕事を選べるような状態ではありませんでした。いわば社会環境によって、いまの道を選ばざるを得ないように仕向けられたのであり、それに従って、自分の仕事を好きになるように努力をして歩いてきただけなのです。
 大学を出た昭和30年当時は大変な就職難で、先生の紹介でやっと京都にある焼物の会社に入ったのです。大学では有機化学を専攻しましたので、せめて石油化学関連の企業に行きたいと思っていたのに、専攻とはまったく異なる無機化学の焼物の企業しか採用してくれなかった。ですから、最初は不平を述べていたのです。だけど、言っても天に唾をするみたいで、虚しくなった。そこで、ブツブツ言う暇があるなら研究に没頭しようと、頭を切り替えたのです。それから人生が好転をしていったという気がしますね。
(五木)「おかげさまで」という気持ちを持って生きることは大切ですね。僕は『日刊ゲンダイ』という夕刊紙で29年間ずっと休まず連載を続けておりまして、それから、TBSのラジオの番組も25年休んでいないんです。僕はどちらの仕事でも事前にストックを作っておくことはしないんですが、それで1日も休まなかったということは、交通事故にも遭わなかったし、入院もしていないということですね。

<湿式社会から乾式社会へ>
<人間というものは、本当に老少不定、きょう1日という覚悟で、その時にどういう心持で旅立つかということを常に考えるようにしています。>
・(五木)ですから僕は、そういうすべてが乾燥しきって水分がないところへ、オアシスの水を注ぐ必要がある、日本人の渇ききった心に井戸を掘って、水分を含んだみずみずしい心を取り戻す必要があるのではないかと思うんです。そのためには、やっぱり先ほど申し上げた、「情報」の「情」というものの意味を、もう一度しっかり考えること。

<死を迎えるための準備期間>
・(稲盛)そして社会に出て一所懸命働くのが、60歳ぐらいまでの40年。それから80歳ぐらいまで生きられるとすれば、あとは死を迎えるための準備期間に20年を神様が与えてくださっていると思うのです。ですから、60歳になってからは、できれば仏教の勉強をして、死を迎えるための準備をしたいと考えていたのです。

・(稲盛)先輩雲水の案内で、朝7時くらいから托鉢に出掛けたこともありました。檀家を一軒一軒訪ねて回るんですが、素足に草鞋ですから指が少し外へはみ出るでしょう。そうすると、足の指先が道路のアズファルトに擦れて血まみれになるんですね。

<あの世はある>
・(五木)だから、人間というものは、本当に老少不定、きょう1日という覚悟で、その時にどういう心持ちで旅立つかということを常に考えるようにしています。

・(稲盛)私は、ちょっと不埒なことかもしれないんですが、ここ十年ぐらい、友人とか身近な人たちが亡くなっても、悲しくないんです。それは私が、魂が永遠だと思っているからなんです。

<元気の海より出でて元気の海へ還る>
<われわれ人間は、大河の一滴として流れ下っていくものであり、その先には生命の海というものがあると僕は考えています。>
・(稲盛)ですから、改めて残りの人生の中で、自分の魂を磨いていこうと思っているんです。

・(五木)これは親鸞は「往還」という言葉で説いています。人間というのは、すべての人が浄土に迎えられるけれども、浄土にじっとしているだけでは駄目で、菩薩としてまた地上へ戻ってきて、人々のために働く。だから、僕はやはり、浄土へ往くというのではなくて、還るというふうに考えるんですよ。人はいずれ、元気の海へ還る、と。



『JALの奇跡』
稲盛和夫の善き思いがもたらしたもの
大田嘉仁 致知出版社    2018/10/3



<日本航空の再建>
・私は、大変幸運にも、稲盛和夫さんという無私の経営者の近くで25年ほど仕事をしてきた。特に、日本航空の再建では、主に意識改革担当として、3年間、ご一緒にさせていただいた。

<日本航空の奇跡的な再建>
・日本航空の奇跡的な再建は、日本航空の全社員の力によってなされた。それを可能にしたのは、稲盛さんという稀代の名経営者がいたからであり、稲盛さんの経営哲学、人生哲学が全社員に浸透し、彼らの考え方、心、行動を変えたからである。

<より良い生き方を教える成功方程式>
・稲盛さんの経営哲学のすばらしさの一つは、私たちの人生を「成功方程式」という極めて単純化された数式で、どうすればいい仕事ができるようになれるのか、また、どうすれば運命さえ好転させることができるのかを示していることだろう。

・成功方程式とは、「人生・仕事の結果=考え方×熱意×能力」というものである。
 
・さらに、これに「考え方」が掛かってくる。
「能力」や「熱意」と違って、この「考え方」には、マイナス百点からプラス百点までの大きな幅がある。だから、人生・仕事の結果をよくしようと思えば、「考え方」をプラスにしなくてはならない。

・それは決して他人事ではなく、自分の仕事や人生にも当てはまる。自己本位という間違った「考え方」で仕事を進めると、いくら努力しても、思ったような成果が出ないということは、誰でも経験しているのではないだろうか。また、人を妬み、不平不満ばかり言っていては、決していい人生が送れないことも知っているのではないだろうか。

<正しい「考え方」を哲学へ昇華させる>
・このように成功方程式用いて稲盛さんは「考え方」がいかに重要かを教えている。では、どのような「考え方」がプラス百点なのだろうか。それを稲盛さんは「人間として正しい考え方」だと表現されている。
 それは何かといえば、それほど難しいことではなく、子供の頃、親や学校の先生から教えてもらった、「やっていいこと」「悪いこと」である。

・それはなぜか、人間には本能というものがあり、生きていくために必要だからである。生命を維持し、種族を残すために必要な食欲などの欲望、他者から自分を守るための怒りなどは、自分が生き延びていくために不可欠なものであり、それを本能として生まれてきた時から備え付けられている。
 だから、正しい「考え方」をもち続けることは難しい。特に私たち凡人の「考え方」のレベルは簡単にプラスからマイナスに変わってしまう。

・私自身、近くで仕事をさせていただく中で、稲盛さんが悩まれている姿に接することもあったが、それ以上に、いつも数冊の哲学書などをカバンに入れ、時間があれば、それを読み、学ばれている姿のほうが印象に残っている。

<「熱意」とは「考え方」を実践に導くもの>
・このように「考え方」は大事なのだが、いくら人間として正しい「考え方」をもっていたとしても、実践が伴わなければ価値がない、そのために必要なのが、「熱意」である。
 この「熱意」とは、願望、情熱、意志とも呼べるものであり、すべての行動の原動力になる。

・稲盛さんには、社員の物心両面の幸福のために、京セラのすべての事業を成功させたいという潜在意識にまで透徹していた強く持続した願望、つまり志があったのだ。

<「能力」は進化する>
・「仕事において新しいことを成し遂げられる人は、自分の可能性を信じることのできる人です。現在の能力をもって『できる、できない』を判断してしまっては、新しいことや困難なことなどできるはずはありません。人間の能力は、努力し続けることによって無限に拡がるのです。何かをしようとするとき、まず『人間の能力は無限である』ということを信じ、「何としても成し遂げたい」という強い願望で努力を続けることです」

・私たちは、自分を含めて、誰にでも同じように無限の可能性があるということを信じることが大切であり、そのような思いが、必ず、自分や組織の成長につながるのである。

<外から見える「能力」、外からは見えない「考え方」と「熱意」>
・このように稲盛さんの成功方程式、「人生・仕事の結果=考え方×熱意×能力」は、一見複雑で起伏の多い人生をクリアに説明できる。これまでの自分の人生を振り返る時、これからの人生を考える時、多くの示唆を得ることができると思う。この方程式が人生の真理を表していると思うゆえんである。

<稲盛さんの人生と成功方程式>
・稲盛さんは、若い頃に、大した能力もない自分がどうしたらすばらしい人生を送れるのだろうかと考え、この成功方程式を思いついたと話されている。その稲盛さん自身の人生も、この方程式で説明できる。

・その時に、「赤の他人ではあるけれど、社員は自分の人生をかけて、入社してきたのだから、経営の目的には経営者の私利私欲が少しでも入ったものであってはならず、全社員の物心両面の幸せを願うものではなくてはならない」と気が付き、京セラの経営理念を「全従業員の物心両面の幸福を追求すると同時に、人類社会の進歩発展に貢献すること」と定めた。つまり、「考え方」を高めたのである。
 創業時の全社員がもっていた、燃えるような情熱、つまり百点近い「熱意」に、同じく百点に近い「考え方」が掛けられ、京セラは急成長を遂げた。その間、全員参加経営を可能とするアメーバ経営も導入され、全社員がもてる能力をフルに発揮できるようになった。その結果、技術力、生産力、資金力などの企業としての「能力」も高まり、さらに躍進を遂げるようになったのである。

<成功方程式で組織も変わる>
・成功方程式は人生・仕事の結果を表すことができる方程式であるが、京セラやKDDIの例でもわかるように、人間の集団である、組織、企業においても適用できる。

・そして、経営トップは、必ず成功できるという戦略を立て、それを実践して見せることも重要だ。その実績が社員からの信頼を得、社員の「熱意」を高める。

・十分な資金も技術力もあり、優秀な社員もいる。それでも低迷している企業があるとすれば、リーダーの資質や社風に問題があるのではないか。そのことをこの成功方程式は教えている。つまり、企業経営において本当に重要なのは、目に見えない社風や文化であり、経営者を含めた社員の「考え方」や「熱意」なのである。すばらしい経営戦略を立案することは重要なことではあるが、それを実行するのは人であり、突き詰めれば、その心、つまり「考え方」や「熱意」なのである。

<稲盛会長の就任挨拶に漂う冷たい空気>
・JALに行く前後で私たちは再建計画の説明を受けていた。当然の話だが、再建計画というのは「その通りに実行すれば成功する」という案である。その計画では、給与の2、3割カット、社員約1万6千人の削減、約40%の路線縮小、多くの大型機の売却などが示されていた。一方、目標とする営業利益は1年目が641億円、2年目が757億円となっていた。
 この再建計画は稲盛さんの会長就任と同時に公表もされたのだが、マスコミはこぞって「JAL再建計画に信憑性なし」と徹底的に批判した。

・稲盛さん自身は、航空業界には全くの素人であり、JALの内部事情にも疎い。だから、この再建計画が果たして妥当なものかどうかもわからなかった。しかし、管財人の方々は、今回の計画はJALの若手幹部も入って作ったものなので、これを確実に実行すれば必ず再建できると説明していた。また、会社更生法適用会社なのだから、再建計画を着実に実行する以外方法はなかったのである。

・そのような極限的な中で、稲盛さんの話をにわかに信じられる人がいないのは当然だったかもしれない。「自分たちプロでもうまくできないのに、何もわかっていない年寄りが突然やって来て精神論だけで再建しようとしている。困ったもんだ」と聞えよがしに話をする人もいた。

・また、先に紹介したカネボウの伊藤淳二会長のこともトラウマのようになっていた。伊藤さんは政府の要請を受けてJAL会長に就任したが、組合対策に注力し、独断で経営判断をすることも多く、結果として社内を混乱させたという。その後の苦労を知っている幹部も多い。同じように政府から派遣され、航空業界に素人の稲盛さんも、社内を混乱させるだけではないかと心配していたのである。

<「全従業員の幸せを追求」は組合迎合と反発した幹部>
・会長着任後、稲盛さんは「経営の目的は全従業員の物心両面の幸せの追求である」という話をよくされた。しかし、これについても反発があった。
 ある幹部は私に「この発言をすぐに撤回するよう稲盛さんに伝えてほしい」と言ってきた。彼は稲盛さんがカネボウの伊藤さんと同じように組合に迎合していると受け取り、「稲盛さんに同じ失敗をさせたくない」という言い方をした。「そんなことはできません」と私が断ると、直接稲盛さんに「すぐに撤回してください。あんな言葉を組合が聞いたら、喜んでまた社内をめちゃくちゃにしてしまいます」と申し入れた。

<社内に充満する根深い相互不信>
・彼らには明らかなエリート意識があって、一般社員に対して優越感を抱き、現場の苦労を知らないのに、現場を見下すことがあった。逆に社員のほうは「本社の幹部がいい加減な経営をするから倒産した」と批判した。一体感どころか、相互に根深い不信感があったのである。

・それは、稲盛さんが会長に就任しても変わらなかった。例えば、稲盛さんは、経営数字をできるだけオープンにして全員参加の経営をしたいと話した。それに対しても幹部たちは「経営数字を知っているのは幹部だけでいいのではないですか」と抵抗をした。なぜかといえば、社員を信用して、経営数字を見せると他社に漏らすかもしれない、そうなると大変な問題になるというのである。

・それは、社員を単なる労働力と考えていたからだろう。極端に言えば、社員を、自分たち管理職と立場が全く違う労働力、つまりコストとしか見ていなかった。だから、いろいろな工夫をして労働力コスト、つまり人件費を下げ、生き残りを図るのが自分たちの役割だと考えていたのである。そのためJALでは、非正規雇用の派遣社員などを増やしていくと同時に多くの事業を子会社化していた。

<「JALは黒字を出してはいけない」という理屈>
・JALに着任して驚いたことの一つに、「我々は公共交通機関だから利益が出ないのが当たり前で、むしろ利益を目指さないほうがいい」との考え方が染みついていたことがある。何人かの幹部から「稲盛さんや大田さんは、収益性を上げろ、黒字にしろといつも言うが、それは基本的に間違っている」と真面目な顔で言われた時は耳を疑った。
 しかしよく話を聞いてみると、そこにも彼らなりの理屈が存在することがわかった。つまり、黒字になって利益が出るようになれば国土交通省は「運賃を下げろ」と言ってくる。組合は「賃金を上げろ」と要求してくる。政治家は採算を度外視して「新しい路線を開設しろ」と求めてくる。だから、できるだけ利益を出さないのがよい――これが彼らの理屈だった。
 そのような発想だから、利益目標に対する執着心はもっていなかった。公表された会社全体の利益目標はあっても、部門ごとの利益目標はない。

<旧JALに受け継がれていた不思議な文化>
・また、倒産するほど経営が悪化しているのに、会社の予算を1円でも多く獲得し、獲得した予算は全部使い切るという文化が残っていたことにも驚いた。

・だから、倒産してしまうかもしれないという時期でも、予算を使い切るために必要のないものまでも買っていた。

・また、安全に対する考え方も偏ったものがあった。御巣鷹山での大惨事のトラウマになっていたのかもしれないが、安全を守るための予算は聖域となっており、そのコストは減らせないという暗黙の了解があった。「安全のための投資なら仕方がない」とそこで思考が停止するのである。

<数字で経営するという発想の欠如>
・ただ、一番驚いたのは、JALでは数字で経営するという発想がなかったことだ。会議を開いても、実績数字も目標数字も出てこない。倒産直後なので混乱しているのだから仕方がないと思って聞いてみると、これまでもそうだったという。月次の実績が出るのには数か月かかり、それも概算のようなもので、しかもその数字を知っているのは経理部門を除けば一部の幹部だけだという。
 それでは、経営が悪化してもタイムリーな対策が打てるはずはない。

・JALに着任して、JALの幹部の人たちと話した時は、このように普通の民間企業では考えられない話ばかりで本当に驚いた。

・結局は、彼らはJALという特殊な文化の中で純粋培養されていた人たちであり、航空業界という狭い世界でステレオタイプの考え方に凝り固まっていただけなのだ。

<意識改革>
・翌週から、「稲盛経営12か条」について稲盛さんに4回にわたって講義をしてもらった。「経営12か条」とは稲盛さんの経営の要諦を12の項目にまとめたもので、次のような内容となっている。
  1. 「事業の目的、意義を明確にする 公明正大で大義名分のある高い目的を立てる」
  2. 「具体的な目標を立てる 立てた目標は常に社員と共有する」
  3. 「強烈な願望を心に抱く 潜在意識に透徹するほどの強く持続した願望を持つこと」
  4. 「誰にも負けない努力をする 地味な仕事を一歩一歩堅実に、弛まぬ努力を続ける」
  5. 「売上を最大限に伸ばし、経費を最小限に抑える 入るを量って、出ずるを制する 利益を追うのではない 利益は後からついてくる」
  6. 「値決めは経営、値決めはトップの仕事 お客様も喜び、自分も儲かるポイントは一点である」
  7. 「経営は強い意志で決まる 経営には岩をもうがつ強い意志が必要」
  8. 「燃える闘魂 経営にはいかなる格闘技にもまさる激しい競争心が必要」
  9. 「勇気をもって事に当たる 卑怯な振る舞いがあってはならない」
  10. 「常に創造的な仕事をする 今日よりは明日、明日よりは明後日と、常に改良改善を絶え間なく続ける 創意工夫を重ねる」
  11. 「思いやりの心で誠実に 商いには相手がある 相手を含めて、ハッピーであること 皆が喜ぶこと」
  12. 「常に明るく前向きに、夢と希望を抱いて素直な心で」

・成功した人の体験談ほど、興味をひくものはない。だから、私たちは、歴史上の成功者の著書や伝記をよく読む。そして、もし現役であれば、直接話を聞きたい、そこから何かを吸収したいと願う。それが普通であろう。

<数字で経営するという意識をもたせる>
・すべて基本的なことばかりであるが、経営幹部が数字をベースとして経営していくためには、この当たり前のことを理解している必要があると考え、カリキュラムに入れたのである。この「7つの会計原則」の概要は次の通りである。

  1. 一対一対応の原則
 日々の事業活動の中ではモノとお金がたえず動いている。会計処理では常にモノ(お金)と伝票を一対一で対応させることが必要であり、このことを「一対一対応の原則」と呼ぶ。

  1. ダブルチェックの原則
 すべての業務プロセスで常にダブルチェックが徹底されるシステムをつくりあげることで、経営数字に対する信頼性を高めることができる。

  1. 完璧主義の原則
 「完璧主義」とは、いかなる曖昧さや妥協も許さず、細部にわたって完璧に仕上げることを目指すものであり、全社員が仕事に取り組むにあたってとるべき基本的な態度である。

  1. 筋肉質経営の原則
 業績をよく見せたいがために、売れない商品を在庫として計上したり、不良債権を処理しないまま放置していることがある。それでは「筋肉質経営」を実践しているとはいえない。

  1. 採算向上の原則
 そのためには、全社員が経営者意識をもち、創意工夫を重ね、一致団結して、「売上最大、経費最小」を実践し、採算を向上させ強い企業体質をつくらなければならない。

  1. キャッシュベースの経営の原則
 経営で最も重要となる「キャッシュ」に注目し、実際の「キャッシュの動き」と「利益」が直結する経営を行うためにも「キャッシュベース経営の原則」の考え方が大切になる。

  1. ガラス張り経営の原則
 「全員参加経営」を目指すためには、全社員が自部門や会社全体の経営状況、経営方針を知ることが欠かせない。

<六つの精進>
・リーダー教育のカリキュラムの中に、私はどうしても入れたいと考えていたものがあった。それは、稲盛さんの「六つの精進」である。

・この「六つの精進」の項目だけを紹介したい。
  1. 誰にも負けない努力をする
  2. 謙虚にして驕らず
  3. 反省のある毎日を送る
  4. 生きていることに感謝する
  5. 善行、利他行を積む
  6. 感性的な悩みをしない

<幹部の一体感が一気に高まった「伝説の合宿」>
・リーダー教育の終盤、6月26日土曜日には合宿を予定したのだが、これも最初は大反対された。「幹部がみんな集まって合宿すると安全上のリスクもあるし、お客様サービスもできない」「予算がついていない」「休みがなくなるのは困る」等と言われた。

・それでも、なかなか文章を完成させることはできなかったので、最後は私も意識改革のメンバーと一緒になり、文章の修正や整理を手伝い、どうにか計画通り11月には40項目あるJALフィロソフィの最終案を作成することができた。

<JALフィロソフィの構成と完成>
・稲盛さんがいつも話していることだが、フィロソフィを学ぶのは決して会社の業績を上げるためではなく、社員にすばらしい人生を送ってほしいからである。

・それまでのJALの大きな問題は、批評家や傍観者的な人が多く、自分もJALの重要な構成員であり、自分にも経営責任があるという思いをもっている社員が少ないということだった。

<新しい経営理念を策定する>
・社員の一体感を高めるために最も重要なことは、経営の根本となる経営理念を定めることであり、稲盛さんは会長就任後すぐに、「全社員の物心両面の幸福を追求すること」が経営の目的であると明言されていたので、それをベースに経営理念を作り変えることは決まっていた。しかし、その作業はなかなか進んでいなかった。

<共通経費や固定費を分解して無駄のチェックをする>
・その共通経費を見て、稲盛さんは「これはなんや」と質問された。「細かい経費がまとめてあります」と答えると、「それでは無駄の削減はできない。共通経費はできるだけ分解しなさい」と指示を出した。その中で削減できるものはないか常にチェックできるようにするべきだというのである。

・これは固定費も同じである。普通は「固定費なので削減できません」で終わってしまうが、考え方によっては固定費も変動費の塊なのだというのが稲盛さんの発想である。例えば公租公課でも、一件一件適用される税法をあらためてチェックしたら、適応される税法を変えることができ、減額できるかもしれない。だから「固定費もできるだけ分解しなさい」と言われた。

<会議は教育の場>
・JALには業績報告会だけでなく、経営会議などいろいろな会議があったが、もともと半官半民の企業だったので、官僚的な経営風土があり、それは会議の進め方にも現れていた。特に会長、社長が参加するような重要な会議では、事務方が事前に根回しを済ませていた。トップやキーパーソンには事前の了解を得ているというのが前提になっているので、誰も意見は言えないし、もし言ったとしてもすぐに否定される。その結果、会議は時間通り進めることができる。それが事務方の腕の見せ所だった。

<営業利益率10%以上を目指す>
・JALの幹部は、まず営業利益率の目標が最低でも10%だという発言に驚き、反発した。過去JALが黒字のときでも数パーセントの利益しか出ていなかった。

<コンサルタント会社の売り込みをすべて断る>
・稲盛さんにしてみれば、コンサルティングファームの提案は、赤字部門をすべて売却し、黒字部門だけを残すといったリストラがメインであり、さらに多くの社員に辞めてもらうことになる。それは、社員を大切にするという自分の経営哲学と全く合わないと思われたのだろう。

<謙虚にして驕らず、さらに努力を>
・JALが再上場した時の話である。2012年9月19日、事業会社としては戦後最大の倒産であり、再建不可能、二次破綻必至だと言われていたJALが、1年目には1800億円、2年目には2千億円を超える営業利益を生み出し、2年8か月という短期間で、また、想像できないような高収益企業として、復活し、再上場を果たした。

神様あるいは「サムシング・グレート」というような存在がつくった、「知恵の蔵(真理の蔵)」ともいうべき場所がどこかにあって(1)

2020-04-29 20:11:12 | 森羅万象


『哲学への回帰』
人類の新しい文明観を求めて
稲盛和夫  梅原猛  PHP  1995/9/1



<哲学をベースとする社会を>
<手工業が当たり前の陶器を工業と結びつけた発想とは 梅原>
・稲盛さんが手掛けられたセラミックとは、陶器のことです。いままでの常識で考えると、陶器は手工業の世界でつくるのがふつうです。そして工業製品というよりは、芸術品に近いものでした。その陶器を工業と結びつけたのは、いってもれば常識を破ったわけです。なぜ、そのような発想が生まれたのか、そのへんのお話からお聞かせいただけますか。

<発明とは「知恵の蔵」から漏れてきた真理を表現したもの 稲盛>
・私の置かれた環境が、セラミックの研究にとって、決して恵まれたものではなかったことがかえって幸いしたのでしょう。
 私は大学を卒業して碍子メーカーに入社しましたが、そこでは旧来のセラミックしか扱っていませんでした。そこで私はいきなり、ニューセラミックと呼ばれる新しいセラミック材料の研究をすることになりました。
 ところがその会社には、ニューセラミックの研究に必要な装置がほとんどありません。

・そのうえ、研究に携わる当時の私は、セラミックについて十分な知識を持ち合わせていませんでした。私の大学時代は、ちょうど終戦後、石油化学工業が大発展を遂げようとした時代であり、化学といえば石油化学、つまり有機化学を志す学生が非常に多かったのです。私もご多分にもれず、有機化学を専攻していました。
ところが石油化学系の会社に就職できず、焼き物、つまり無機化学系の会社にしか入れなかったのです。そこで、旧来のセラミックについてさえもあまり勉強していない私が研究部門に配属され、当時まだ確立されていなかった新しいセラミック材料の合成にあたることになったのです。
 ふつう新しい材料の研究をするのは、関連の文献をすべて読んで、知識を十分に蓄えたうえで進めていきます。その知識の延長線上で、「これとこれを組み合せば、こういうものができるのではないか」と、実験をしていくことが多いのではないかと思います。
 ところが私の場合、そんな基礎的な知識すらもなかったのです。ですから手当たりしだいに実験を進めていくことになりました。毎日毎日、手を替え品を替え、実験を繰り返していったのですが、不思議なことに、わずか数カ月で、私が狙っていたフォルステライトという新しいセラミック材料を合成することに成功したのです。
 私の勤めていた会社には、先ほどもいったように測定装置がありませんから、物性を調べるにあたっては、工業試験場へ出向き、同定してもらい、最終的に合成が成功していたことがわかりました。
 この材料を使った部品が、松下電子工業(当時)のブラウン管の絶縁材料に採用されることになったのですが、当時の私の知識や会社の研究設備を考えると、成功したことが不思議でしようがないのです。

・そのようなことを思うとき、私にとって最初のファインセラミック材料となるフォルステライトの開発は、いってみれば、まるで歩いていたら大きな石に当たったような感じさえ受けるのです。知的な作業を合理的に進めていた結果、そこにたどり着いたというのではなく、知識もないまま手当たりしだいに、いろんなことを試しているうちに、“まぐれ”で当たったものであるかのように思えるのです。
 さらに不思議なことは、「こんなことはもう起こらないだろう」と思っていたら、その“まぐれ”が、後々もずっと続いたことです。私は、人生のいろいろな場面で、このまぐれ当たりに遭遇しました。このことを私は、神様あるいは「サムシング・グレート」というような存在がつくった、「知恵の蔵(真理の蔵)」ともいうべき場所がどこかにあって、私たちのひらめきや発想は、その蔵から出てくるのではないかと考えたことがあります。
 その「知恵の蔵」に行くには、何も専門的な知識がなくてもいいのです。ある状態のときに、その蔵から漏れてきたものに触れ、新しいイマジネーションなり、ひらめきなりが得られるのではないかと思うのです。
 そう考えないと、私のような知識や経験のない者が、十分な設備のないなかで、世界に先駆けた発明などができるはずがありません。私は若いころに、そんな不思議な経験を何度もして、そのように考えるようになりました。

・エジソンにしても、決して知識をたくさん持っていたわけではありません。それなのにひらめきにひらめきを重ね、現在の電気工学の基礎を完成させ、蓄音機から電球まで、現代にも通じるさまざまなものを発明していきました。これはまさに、宇宙の「知恵の蔵」から漏れてきたものをエジソンが感じとって、それを表現したということではないでしょうか。そうでも考えなければ、あれほど次から次へと、インスピレーションを重ね、発明を続けてきたエジソンの業績を理解することはできません。
 アインシュタインにしても同様です。こうしたクリエイティブな業績を残した天才たちは、みな選ばれし人々で、彼らは創造主から「知恵の蔵」への道を教えてもらったのかもしれません。
 そんな彼らが、創造性を発揮して、人類や社会をリードしてくれているように私は思うのです。何のことはない、創造とは宇宙の創造主がそういうふうに知恵を分配してくれて、よき方向に人類を導いてくれている、そんな感じがするのです。

<私が好きな言葉は「真理は手近に隠れている」  梅原>
・新しい発見や発明をするには、いろいろな苦労があったはずですから、いまのお話にはずいぶん謙遜の部分もあるでしょう。それでも人間が、何か大きなものに対する謙虚な心を失わないことは、やはり重要だと思います。

・私が昔、湯川秀樹先生からよくいわれたのは、「梅原君、学者というのは知識をたくさん蓄えるものだ。しかし創造というのは、その知識を忘れないといけない」ということでした。知識がなかったら創造はできないのですが、創造するには知識を忘れて、それにとらわれないことが重要だというのです。
 いま稲盛さんは、知識がなかったから新しいセラミックがつくれたといわれましたが、同じことは私の法隆寺や柿本人麻呂の説についてもいえるでしょう。私は、法隆寺の再建は聖徳太子の怨念を封じ込めるために行われたと考えました。また柿本人麻呂は、流罪となって刑死した人であると考えました。しかし、これらの説は、学界の常識とはかけ離れたものでしたから、発表した当初は学界の権威たちから「こんなバカな説はない」といっせいに悪口をいわれました。
 それでも私には、これらの説を発表するとき、「間違いない」という確信がありました。当時の私には何かが乗り移っていたようで、それが私を通じて語ったとしか考えられませんしでした。それだけに自信というより、「向こうから何かが語りかけてきたものだから、この説は間違いない」と思われたのです。
 これらの説を発表してから、もう30年になりますが、最近は正面きって否定する人はいなくなりました。「真理である」と認めるのは癪なので、みんな黙っていますが、いまでは学界でも定説となりつつあります。
 私がこれらの経験からいえるのは、「真理はいつも発信されている」ということです。ただし、受け止める側が常識にとらわれていると、たとえ真理が発信されていても、それをきちんと受け止めることができません。やはり向こうからくるものを謙虚に受け止める裸の心が必要です。それが真理を発見する第一の条件であると、私には思えて仕方ありません。これは稲盛さんがいわれた、「真理の蔵」の話にも通じると思います。
 私が人から何かを書いてくれといわれて書く言葉は、「真理は手近に隠れている」という言葉です。真理はほんとうは近くに隠れているのだけれど、多くの人はそれに気づかないだけなのです。

<ないないづくしだったからこそ真理に触れることができた 稲盛>
・いまのお話で、少しわかったような気がします。やはり真理というのは、宇宙からつねに発信されているものなのです。そして、それを受け止められる人もいるけれど、大半は知識や常識といったもので凝り固まってしまい、受け止められずにいるのです。「空」というような状態に至ったとき、つまり知識や常識で武装するのをやめて、素直な気持ちになったときにはじめて、真理というものが受信できるのです。
「真理は手近に隠れている」と梅原先生はいわれましたが、これはまさに仏教でいう「衆生本来仏なり」ではないでしょうか。みんな自分のなかに本性として仏性を持っているのに、それに気づかずに、遠くにあるものと思い込んでいます。

・私の場合、先ほど知識や経験がないなかで、一生懸命研究したという話をしましたが、当時は生きていくのに精一杯という時代でした。私は、最初に入った会社で4年務めたあと、支援をしていただいた方に、京セラをつくっていただき、十分な資金もないまま、27名の従業員を抱えて、その経営に携わることになりました。
 その瞬間から、自分1人だけでなく、従業員とし資金を出していただいた方々すべての命運が、私の肩にのしかかってきたのです。当時の私は、ほんとうにたいへんな重圧を感じていましたので、自分の持てる力を振り絞って、必死にやるしか方法がありませんでした。知識もない、設備もない、資金もないという、ないないづくしでしたが、「何とかして、研究を成功させたい」という必死の思いだけはあふれるほどに持っていました。
 そのため私は、寝ても覚めても研究に没頭し、いわゆる“狂”とでもいうべき世界に迷い込んでしまったかのような、ほんとうにすさまじい働きをしました。そのような強烈な思いで、ひたむきに仕事に取り組んでいたために、「知恵の蔵」から創造主が発信する真理に触れることができたのではないかと思います。
 先ほど梅原先生がいわれたような、知識で凝り固まった自分自身を解きほぐし、素直になるということは、いわば真理を受信するためにアンテナをするすると高く上げることなのかもしれません。また、エジソンの次の言葉は、それを的確に表現しているように思うのです。
「天才は99パーセントの汗と1パーセントのインスピレーションによる」

<着想したあとに求められる、実証するための努力 梅原>
・私の場合、稲盛さんのように養うべき従業員はいませんでしたが、必死で対象に取り組まないかぎり真理の声は聞こえないことは同じです。
 法隆寺の場合は、法隆寺に何度も行きまして、法隆寺に関する本をほとんど読みましたが、よくわからないところがありました。それで仏像研究の大家に聞いたところ、法隆寺は新しいものが発見されれば発見されるほどわからなくなるということでした。
「わからない」「わからない」と十年ぐらい思いつづけていましたが、何気なく法隆寺の資財帳という法隆寺の財産目録を読んでいるとき、パッと新しい着想が出てきたのです。
 それは聖徳太子の死後23年後、大使の子孫を法隆寺で皆殺しにした現地部隊長、巨勢徳太が、法隆寺に年金のようなものを与えている。これはどういうわけか。

・真理ではないかと思われる仮説を発見した瞬間がいちばん楽しいけれど、この論証の労力も楽しい。

<いまの日本は誰かの思いつきをみんなで潰す社会>
・多くの学者にとっては、この順序が逆になります。ひらめきが先ではなく、事実を積み上げるところから始まります。だから、小改良にすぎないものを新学説として発表されることになるのでしょう。そのようなやり方は、単なる事実の延長にすぎませんから、独創的な思想が生まれにくいのです。文献をたくさん読んで、博覧強記であることは、立派な学者の条件の一つでしょうが、それで独創的であろうとするのは難しいことです。
 もちろん、思いつきばかりが先行して、地道な勉強をしないような人は問題外で、「あいつは思いつきをいっているにすぎない」と一蹴されてしまうことでしょう。天才的なひらめきを努力の積み重ねで実際に証明してみせなければ、どんな分野でも一流にはなれないのです。

<着想を現実化させるには勇気も必要 梅原>
・実際、私の場合も「思いつき」を認めさせるのに30年かかりました。私がこれらの説を出したときは孤独であり、専門の学者は認めませんでした。けれど他のジャンルの一流の学者がたいへん応援してくれました。

・稲盛さんの場合も、ある着想が浮かんでも、それを実際に開発するには、かなりの勇気がいるのではないでしょうか。そこには学問の世界とは、また違った苦労があると思います。

<先人のいない分野で新しい製品をつくる難しさ 稲盛>
・そんな複雑な構造のものをセラミックでつくれないかという要求を受けたのです。それがなければ、超LSIを心臓部とするコンピュータはつくれないといわれました。
 このとき頭に浮かんだのが、シート成形というチューインガムみたいにしてつくるセラミックの基板でした。セラミックの原料を薄い板状にして、その上にタングステンやモリブデンといった、高温でも溶けない金属の微粉末をスクリーン印刷して回路をつくり、それを何層にも積み重ねていく。それを超高温で焼くと、なかに電子回路が何層にも積み重ねられた、積層のセラミック基板ができると考えたのです。
 このように説明すると簡単に聞こえるのですが、実際にやってみると、たいへん難しいのです。

・新しい構想を思いつくまではいい。難しいのは、それを実際に形にし、さらには採算的にも見合うように、開発していくことです。パソコンに組み込める大きさで、かつ市場で売れるような値段でつくる、大量生産するための体制をつくっていく、それはまさに創造です。先人は誰もいないわけですから、自分たちであらゆる問題を解決しながら、歯を食いしばってやっていくしかないのです。
 実際に、これを成し遂げるには、気の遠くなるような努力と創意工夫の積み重ねが必要でした。日本セラミック協会での講演の帰途、身震いを感じたのは、このときの創造のプロセスを思い出していたからです。この画期的な新製品をきっかけに、京セラは企業としても急激に成長発展を遂げていきました。

<周りの顔色を気にして、せっかくの着想を捨てる日本人 梅原>
・私の研究の場合、調べてみると、同じような説を思いついた人は、ほかにもいました。ところがみんな、結論が学界の常識と矛盾するということで、途中で捨てているのです。こんな説を発表したらボスに嫌われる、自分が学界の孤児になると思って、捨ててしまうのです。調べてみるとそういうことがしばしばあったことがわかったのです。

・日本人というのは、とかく人の顔色ばかり見て、学界の風潮に研究を合わせる人がほとんどです。真理というのは個人に密かに語りかけてくるものだという認識が足りないのです。
 これがヨーロッパ人だと、神様は自分一人に語りかけてくると考えます。その語りかけられたものに対して、絶対の自信を持っています。ところが日本人は、周りの顔色ばかり気にして、せっかくいい着想が浮かんでも、その着想をものにできません。
 つまり、創造性を発揮するためには、努力も必要ですが、勇気も必要なのです。それも理性を伴った勇気です。
                                                                                                                       
<社会主義の崩壊と資本主義の危機>
・戦後活躍した多くの日本の思想家は、多かれ少なかれ社会主義体制というものを認め、それに加担する方向を向いていました。マルクス主義の立場にない人でも、社会主義国、ソビエト連邦や中国には好意的な発言をする人が多かったのです。そういう流れの中では、私はマルクス主義と社会主義体制を批判してきました。「社会主義体制は人間に幸福をもたらすものではなく、むしろ人間の自由を抑圧し、人間社会に憎悪をまき散らすものだ。マルクス主義の思想の根底にはルサンチマン――抑圧された人間の憎悪というものが隠れていて、そういう思想では人間は幸福になれない」。こういうことを語ってきたわけです。当然のことながら、「国家主義者」「反動」と厳しく糾弾されました。ところが、そのソビエト連邦をはじめ多くの社会主義体制が崩壊してしまった。批判していた私でさえこれほど早く社会主義体制が崩壊するなどとは、まったく予測することはできませんでした。
 こうした事態に際して、「それみたことか」という感慨はありませんでした。もちろん、社会主義体制の崩壊に痛みを感じることはなかったけれども、積年の敵が敗れ去ったと喜ぶ一部の思想家とは違った思いを抱いたのです。一つには、社会主義の崩壊があまりにも早かったことに驚かされたということ、これが正直な感想です。そして、もう一つは資本主義もまた危機に直面しているのではないかという予感です。

・実際、バブル景気の中にあった資本主義というものは、どうにもならないくらい危険な代物でした。もちろん、マルクス主義に基づく社会主義体制よりは住みやすいし、自由があるだけましです。しかし、諸手をあげて歓迎できるようなものではない。これは、今や資本主義もたいへん危ない水域に漂っていると考えなければならない、ということです。社会主義崩壊の次には資本主義崩壊が起こるのではないか。そういう予感を否定することはできませんでした。
 その思い――資本主義への危機感――は現在もなお続いていて、消えるどころか年を追うごとに強くなっています。資本主義の危機を示す予兆は、バブル景気の崩壊とともにますます顕著になっているように感じています。社会主義の崩壊の次に資本主義の崩壊がくるという予感は、当たってほしくないのですが、日々、真実味を増しているといわざるを得ません。



『リーダーの信念』
稲森和夫  見城徹  岡田武史  
 聞き手:五木寛之  冴木彩乃(アシスタント)
扶桑社  2014/10/31



<「風のCafé」へのお誘い>
・(五木)私は大学を卒業していない。6年ちかく籍をおいてはいたが、結局、卒業しないまま大学を去った。経歴では中退となっているものの、それは何十年かたってからの事務的な処理である。実際には抹籍届を自分から提出してドロップアウトしたのである。

<稲盛和夫――現世の荒波の中で、魂を磨く>
・(稲盛)もう81歳ですから。五木さんも私も昭和7年生まれで、私は1月生まれで。

・(稲盛)うーん、そうかもしれないですね。われわれの世代は、子どものころは本当に貧乏でしたから。

・(五木)稲盛さんは、中学生のころに結核をやられたとかうかがいましたけど。
(稲盛)ええ、叔父が二人、叔母がひとり、結核で亡くなっています。近くに住んでいて、そういう親戚の様子を見聞きしていたので、きっと自分も(結核で)死ぬんだろうと思っておりましたが、なんとか治りました。

<現代の栄養学では割り切れない禅寺の食事>
・(稲盛)お寺では、若い雲水の方々と一緒に修行したんですが、朝は3時起きで、読経からはじまって、托鉢もします。いちばん困ったのは、食事です。60を過ぎた病み上がりの身で、何しろ胃を取っていますからゆっくりとしか食べられないわけです。

・(五木)僕は、久留米にある梅林寺というお寺にうかがったことがあるんですが、禅寺の食事は1日2回なんですよね。
(稲盛)通常の禅堂での食事は、たくあんが二切れにお粥です。それでもみんな元気にしてますから、本当に理にかなった栄養になる食事なんでしょうね。
(五木)そう考えると、現代の栄養学のカロリー計算というのは間違っているんじゃないかと思えてくるんですが。
(稲盛)そう、思いますね。
(五木)僕は、比叡山で千日回峰行をなさった方と何人もお会いしていますが、あの方たちは1日2食とかで、それも豆腐とじゃがいもだけというような食事なんですね。それでもあの過酷な行に取り組んでおられる。インプットするカロリーとアウトプットするエネルギーと、計算が全然合わないんです。実に不思議。
(稲盛)宇宙の大気からエネルギーを取っているんだと、千日回峰行をなさる方たちは言われたりしますね。

<「あなたの宗教はなんですか?」>
・(稲盛)ええ、禅では修行中はどんなに寒いときでも素足に草履ですから。
(五木)稲森さんはそういう厳しい修行を経て、得度なさったわけですね。
(稲盛)まあ、私の場合は本当に真似事のようなものでしたけど。そのときに再片擔雪ご老師から、大和という僧名をいただきました。

・(五木)書店には仏教の解説書はたくさん並んでいますし、仏教だけでなくキリスト教や神道などの本もたくさんあります。若い人たちが関心を寄せている。しかしそれは“知識としての仏教”なんです。というのも、アメリカにしろ、それなりの宗教的なカルチャーっていうものがあって、それによって経済勢力が支えられているということにみんな気づきはじめた。「あなたの宗教はなんですか?」と聞かれたときに、「家のお墓はあるけれど、自分自身の宗教はとくにありません」というようなことを言っていると、ビジネスの世界では対等な扱いをされないんじゃないか、と感じはじめている。
(冴木)海外では必ず聞かれますね。あなたの宗教はなんですか、と。私は「ブッディストです」と答えるんですが、答えられない日本人がすごく多いみたいです。あるいは「ナッシング」とか。

・(稲盛)日本のインテリ層というのは、とくに優秀な大学の学者ほど、無宗教であることを誇りにする方がたくさんおられるんですよ。宗教的なことを少しでもしゃべると、学者としての価値が下がると思われる風潮もあるぐらいです。これは間違った考えだと思います。宗教というのは、自分の精神的な拠りどころであって、そういうものを持っているのと持っていないのとでは、人生を生きていくのに大いに差が出ると思いますね。

<肉体を動かすのは、魂である>
・(五木) おそらく、今の若い人たちはある種の後遺症が残っているんじゃないかと思うんです。宗教がらみだったり、オカルト的なことだったり、いろんな事件がありましたでしょう。だから若い人たちは、宗教が何か非常にあぶないものなんじゃないかという先入観があって、自分とは距離を置いたところから、こわごわ見ているようなところがある。

・(稲盛)心こそが肉体を動かしている、と私は考えるのです。その心、つまり魂が、純粋で素晴らしいものであるかどうかで、健康状態も変わってきますし、運命も変わってくる、と。

<魂を磨き上げ、美しいものにしていく>
・(稲盛)私は仏教徒なので、輪廻転生を信じておりますから、死というのも怖いとは思わないんです。

・(五木)稲森さんは、ポジティブに物事を考えることを大切になさっていますね。いいイメージを描いて、そこへ向かって努力をする。私は、少年期の体験からかもしれませんけど、物事をネガティブに考えていくタイプでしてね。

<なぜ中国で稲盛ブームなのか>
・(冴木)『生き方』という本が、中国で150万部以上売れているとうかがって、びっくりしました。

・(稲盛)都会では、仕事で成功する人と一般の人との貧富の格差は広がっていますし、ましてや地方と都会では、その差は圧倒的です。自分の力ではどうすることもできない矛盾に、多くの人が悩み苦しんでいる。そういうところに、私の『生き方』という本が出たんです。

<人間学からはじめた盛和塾>
・(稲盛)学校で経営学を教わっても、実際に中小零細企業を経営していくやり方というのは誰も教わっていないのです。みな、見よう見真似でやっている。とくに日本の場合、中小零細企業が国を支えているわけで、そういう日本経済の根幹となる部分が脆弱であってはならないと思ったのが、きっかけです。経営者というのは、うまく経営ができるという以前に、従業員を幸せにする責任がある。そのためにはやはり、まず人間ができていなくてはいかんと思うのです。ですから最初は経営学ではなく、人間学からはじめたんですよ。

<徳、勇気、智慧で、民心をつかむ>
・(稲盛)立派な人間になるのに、どうやって自分を高めていくか、ということですね。経営を伸ばしたいと思うなら、何よりもまず、あなたの心を高めなさい、と。“心を高める、経営を伸ばす”というのを標語にしまして。それではじめたんです。現在では、日本全国をはじめとして、ニューヨーク、ロサンゼルス、シカゴ、シリコンバレー、ハワイと、ブラジルに3つ、中国にも11、台湾にも支部がありまして、全部で9千5百名(2014年7月現在)ほどの経営者が塾生になっています。

<お経は本来、わかりやすいもの>
・(五木) お経というのも、そもそもはすべて中国経由で日本に入ってきたもので、表記はすべて漢字です。その漢字をわざわざ向こうの音にして読んでいるわけで、現代の一般の方たちには何を言っているのかまったくわからない。実はもともとお経というのは、すごく大事なことをわかりやすく説いたものなんですよね。

・(五木)釈尊という方は、日常生活の中の具体的なことをやさしく教えた人です。たとえば呼吸法。関心があって、白隠さんが説いた呼吸法とか、いろいろやったことがあるんですが、インドの呼吸法に「アーナ・パーナ・サティ」というのがあるんです。アーナ、パーナというのは吸う息、吐く息という意味で、サティというのは、大事なことに気づく、気をつけろという意味です。そこにスートラがついて「アーナ・パーナ・サティ・スートラ」というんです。スートラっていうのはお経という意味です。これが中国に行くと大安般守意経というお経になるんですよ。大安般守意経なんて言われると、なんだか非常に難しそうな感じですが、さらっと素直に言えば、「呼吸に関する心得」とか「息をするときに大事なこと」。吸う息、吐く息、その一つひとつに心を込めて呼吸しなきゃいけない、と釈尊は教えているわけですね。

<「ナンマン、ナンマン、ありがとう」>
・(稲盛)戦前の事になりますが、私が小学校に上がる前ですから5つくらいのころのことです。父の実家があった里の隠れ念仏というのに連れていかれたことがあるんです。鹿児島では幕末まで浄土真宗が弾圧を受けまして、信者たちはみな山奥で隠れて信仰を守ったんですね。

・その方が私の父に、「この子は今回1回だけで結構ですよ。もう来なくてもいいです」と言われて、私のほうを向いて「坊や、君はもう来なくていいんだけど、ひとつだけ守ってほしい」って言うんですね。「今後、毎日、何があっても、ナンマン、ナンマン、ありがとう、と唱えなさい」と。

・(稲盛)それが南無阿弥陀仏なんですね。私は5つくらいだったんですが、それが強烈に残っていましてね。それから80歳を超えた今日まで、今でも「ナンマン、ナンマン、ありがとう」。だからいわゆる臨済宗の禅寺で修行までしましたが、毎朝家の仏壇で拝むときには、最後は必ず念仏なんです(笑)。

<隠れ念仏の語られなかった歴史>
・(五木)幼児期の宗教体験というのは、一生抜けないですからね。隠れ念仏というのは、九州の南部において、薩摩藩主である島津家が一向一揆などを恐れて、とくに真宗系の念仏を3百年の長きにわたって弾圧したんです。

・日本の歴史の中で、庶民とか農民とか、ごく普通の人々が自分の信仰を3百年、弾圧の中で守り続けたという歴史は、まったく世間の人は知らないし、教えてもいないのです。鹿児島に行きますと、「隠れ念仏洞前」なんていうパスの停留所がありますよ。通りからずっと分け入っていきますと、山奥に洞窟があって、そこで深夜、信者たちがこっそり集まってきては、念仏を唱えていたんですね。若い人が見張りに立っていて、役人が来ると、「馬が逃げたぞ」というのが合言葉で、ろうそくを消したんだそうです。
(稲盛)よく知ってらっしゃいますね。
(五木)50歳前後のころに、京都の仏教系の大学に聴講生で入りました。そのきっかけは子どものころに、隠れ念仏にもいろいろありますが、稲盛さんが体験された隠れ念仏も、「ナンマン、ナンマン、ありがとう」というものを子どもの記憶に刷り込むという体験だったんじゃないでしょうか。その言葉が体に入り込んで、一生それを心の中で唱えていくという。

<子どものころの夢は、飛行機乗り>
<エンディングは「故郷」の合唱>
・(稲盛)愛唱歌というのはありませんが、盛和塾で懇親会の最後に、みんなで円陣を組んで「故郷」を合唱します。2百から3百人集まったときでも、必ずするんです。

<仏教とは歌である>
・(稲盛)五木さんは作詞もされるし、歌について、非常にお詳しいんでしょう?
(五木)大好きなんですけれど、そういうわけで浪花節がかってるもんですから、何を歌っても浪花節になってしまう(笑)。しかしですね、歌と言えば、「仏教というのは歌だ」というのが、私の持論なんですよ。釈迦の弟子たちは、わかりやすく人に伝えるために、言葉にリズムをつけてゴスペル・ソングのように歌い、皆がそれを暗記した。つまりお釈迦様の教えというのは、文字ではなく記憶によって伝わっていったんです。口から耳へ、耳からまた口へ。弟子たちは一生懸命にそれを口ずさんで覚え、歌いながら托鉢をして歩く。この歌が「偈(げ)」で、それが百年くらいたって文字になるわけです。

・「偈(げ)」:経典の中で、詩句の形式を取り、教理や仏を褒め讃える言葉。

・キリストが聖書を書いていないのと同じように、釈迦も、お経は一行も書かれてはいない。歌なんです。日本でも親鸞が、その晩年に和讃(わさん)をたくさん書いています。和讃というのは、おばあちゃんも子どもも、誰もがみんな口ずさめるようにつくられた七五調の歌で、親鸞が子どものころ、平安末期から鎌倉期にかけて大流行した今様(いまよう)という流行歌のリズムが取り入れられている。“遊ぶ子どもの声聞けば、わが身さへこそ揺るがるれ”とか、ね。

・そういう親鸞の時代から、ご詠歌になり、声明とかいろいろ交わっていって、端唄、小唄になり、やがて昭和の流行歌、歌謡曲になっていく。今でも日本の歌の基本は“あなた変わりはないですか”とか“ひとり酒場で飲む酒は”って、全部、七五調でしょう(笑)。親鸞から阿久悠まで、脈々とつながっている日本人のリズムというのがあるんですよ。

<「世のため人のため」で商売は成り立つか?>
・ところがですね、税金を払わなければ、内部留保、つまり余裕資金の蓄積ができないんです。税金を払わないことには、経理上、表にお金が出ませんから、利益が内部留保として残らない。そういう仕組みになっているんです。ですから中国の方々にも日本の方々にも、税金は払わないといけませんよ、それが社会に貢献することですよと、声を大にして言っています。

<サムシング・グレートという気づき>
・(五木)それでいながら、「サムシング・グレート」という、科学も及ばないような未知なる大きな存在に対しての“気づき”というものがおありになったことが、本の最後のほうで書かれていますね。


多次元同時存在の法則をひと言でいえば、神道の神々は、すべて唯一神に収斂する(8)

2020-04-27 21:49:07 | 森羅万象

・「霊界の義務教育10年とは、現界でいえば小学校と中学校に相当するものです。霊界では、現界における高校や大学に相当する学校はありません」とのことですが、不思議な話です。そのような話ですと霊界の生活がパラレル・ユニバース(並行宇宙)としてはどのようなものなのか、イメージができなくなるようです。「神上がり」も容易で、超長期的には誰でも神になれるのかもしれません。「事実は小説よりも奇なり」といわれます。「もともとの神様の姿は黄色人種の形態をしています」ということも注目されます。

・「人間は、現界のさまざまな環境の下に生まれさせられます。貧しい家庭に生まれさせられる人もいれば、裕福な家庭に生まれさせられる人もいます。また、さまざまな人種にも生まれさせられます」と著者は語っています。この説ですと、幽界や霊界で天使と転生のあり方を話し合ってから、転生してくるのだという説とは大きく違ってきます。あの世については、正確なことは分かりません。この世では戦争なので悲惨な死に方をしていく人々が非常に多いようです。彼らは、そのように前世で、死にざまのシナリオを自分で選択したのでしょうか。普通では、幸せな人生のシナリオを天使と相談してから、その人生を選んでから、この世に生まれてくると考えられます。あの世で、天使と相談してこの世に転生してくる人生のシナリオを描くという説もありますので、この話とは矛盾します。

・「人は、現界に舞い降りる前の待合所で、神様から今生の運命について教えられます。そこで、あなたの結婚相手(運命の人)も教えられます」とこの書では述べています。しかし、それらの記憶は、完全に消去されて生まれてくると言うのですから、誰も理解ができないようです。神様や天使の世界、幽界や霊界については、さまざまな見解があるようです。当ブログではあまり地獄については書いてありませんが、地獄からの影響も無視できないといわれます。昔から拝み屋や祈祷師が街中に多くいたのも、悪霊のために、そのような祈祷への需要があったからのようです。

・スエデンボルグはスウェーデンの学者ですが、生きたまま霊界を往復したことで知られています。北欧と言えば、アース神族とヴァン神族の北欧神話が知られています。スウェデンボルグは、神や天使の案内で「霊界」を生きたまま往来したといわれます。現代風にいうと「異星人」のコンタクティということでしょう。現代では小柄な宇宙人のグレイとともに米軍基地に飛来したノルディックという北欧の人種のタイプに似た異星人が知られております。グレイの「空飛ぶ円盤」に同乗していた「ナチス」とも言われている金髪碧眼のノルディックは、プレアデス星人といわれていました。ノルディックとオレンジは、両方ともプレアデス星座の“アルテア4・5”から来ているといわれています。金髪碧眼のノルディックと金髪碧眼のアルデバラン星人がよく混同されるそうです。スウェデンボルグは北欧タイプの異星人と秘密結社を通じてコンタクトしていたのかもしれません。現代でもメディアに自分の体験を発表しない「沈黙のコンタクティ」は多いといわれます。白人種が神や天使のイメージですが、そればかりではないようです。アンドロメダ星雲からの黒人種の異星人の話もあったといわれます。米軍筋のリークでは、「最初にグレイが来て、次に金髪碧眼のノルディックやオレンジと言われる人間タイプの異星人が来た。そのあとでアジア系の異星人が来た」と述べていると語られています。その中には、日本に関係する異星人もいたのかもしれません。

・金髪碧眼のマスター・レイス(支配人種)が火星より地球へとやって来て、古代伝説の神々(gods)となったといわれます。現在、サナート・クマラは公式的には金星に戻っていますが、引き続きシャンバラに焦点を合わせていて、今でも私達の惑星を援助しているといわれます。金星の神々は地球に到着するやいなや、イニシエーションのためのフリーメーソン本部を設けた、といわれます。スター・ウォーズでは「牛神」が「龍神」をテクノロジーの面で圧倒し、「レプティリアンを低層4次元に追いやったと語られています。牛神は、「驚嘆すべき牡牛なす双神」と表現され、発進母星は65光年先の牡牛座(地球から観測する最も明るく輝く恒星アルデバラン)と述べられています。「天使は神の秘密諜報員である」といわれます。欧米を支配しているといわれているフリーメイスン制度も「神の嫌悪」だといわれます。しかし、また「神は最初のフリーメーソンだ」といわれます。 

・神々の総数は10億を超え、それぞれ位階に応じて宇宙の各所を支配しているともいわれています。さまざまな異星人情報が錯綜して、私たち一般人には、理解不能なことが多いようです。「全宇宙を創ったという“虹の神々”も地球に来ている」という説もあったといわれます。「人間は、エロヒムによって創造された」といわれます。「エロヒムとは、後にヘブライ語となった神を示す言葉だが、これはシュメール語のアヌンナキ」といわれます。人類は45 万年前に地球にやってきたアヌンナキという異星人が、遺伝子操作によってつくった存在だともいわれます。

・スウェーデンボルグは生きながら霊界を見てきたという霊的な体験に基づく大量の著述『霊界日記』で知られています。やはりスウェーデンボルグも神のような人物とのコンタクトがあったようです。日本的にいいますと「神がかり」現象というものでしょうか。神に案内されて霊界を生きたまま見てきたというのですから驚異的です。このブログでよく引用する米国のマクモニーグルも不思議な未来透視で詳細な本を書いています。

・神の様な者とのコンタクトから、神によって、未来で起きる災害などのビジョンを見せられて、手紙で当局者に警告をしているというブラジルの夢見の預言者、ジュセリーノ・ノーブレガ・ダルースが知られておりました。現在の彼の動向は、翻訳本がないので、分かりません。マスコミに一時的に取り上げられて忘れられていくようです。ジュセリーノの予言は、本では当たる確率が非常に高いという事でしたが、それほど当たる確率は高いとは思いませんでした。それでも地震の予言は頻繁になされていました。神の様な者から日時や場所を正確に言われるのではないそうです。ですが、未来の凄まじい災害のビジョンを見せられるというのですから、不思議です。「人類はウィルスで滅亡する」という奇説もあると述べられています。そのような内容のハリウッド映画(「アイ・アム・レジェンド」)もあったそうです。

・人間の死後世界の霊界にいる天使のような異星人がさまざまな形態、ワンダラー(転生)やウォークイン(憑依)で人間世界にでてきているようなのです。パラレル・ワールドに住む宇宙人、天国に出入りし転生と憑依を自由に操るシリウス星人の植民星が地球だという説もあります。高次元の高等知性体とのコンタクティがアセンション(次元上昇)の時代になり増えてきているのかもしれません。
 霊界は、霊能者によると地上から1メートル上のところにあるそうです。霊界の様相は、神智学で言うエーテル界と似ているようです。また「霊界の街」、「霊界の都市」というのが、現代的な理解らしいのですがエーテル界にあるという『神々の都市』では、神々と女神、魔女達が何をしているのでしょうか。

・幽界(精霊界)は、人間世界とのパラレル・ワールドで非常に相似的な世界だそうですが、「幽界が近未来には、存在しなくなっていく」という説もあり、人間は死後、直接「霊界」に行くようになるという説だそうです。天国に自由に出入りし、人間への“憑依”や人間の“転生”を自由に操作するシリウス星人の描くシナリオ通りに人類の歴史は動くのでしょうか。「あの世」で起こることが、ある一定の期間をおいて、「この世」の個人の人生に及んでくるという説もあるようです。「あの世」に対して現代科学の量子力学などが、何とか懸命に研究アプローチをしているそうです。

・『霊界日記』で有名なスウェーデンボルグもエルダーズ・オブ・ソロモン(「ソロモンの長老たち」)という秘密結社に属していたようです。薔薇十字団もアデプト(達人)、超人とのコンタクティがいたようですが、秘密結社の形態をとる必要があったのでしょう。昔からアデプトのような超人とのコンタクトを取っていた団体は必然的に秘密結社の形態をとっていたともいえるのかもしれません。スウェーデンボルグは、天使の案内で、異界を巡ったようです。現代でも世界中の選ばれたごく少数の人々が、異星人とのコンタクトにより宇宙を旅行しているともいわれます。

・またアメリカでは、多くの人がグレイタイプのエイリアンにアブダクション(誘拐)されたといわれています。しかし、アメリカの研究者によると、その数が膨大な数字になるという言う説があるそうです。にわかに信じられないような数字のようです。異星人は人間の「幽体」や「霊体」を操作できるようなので、記憶が消されて自宅のベッドに戻されるそうです。グレイには、「ビーガン。シリウスA人の遺伝子から作られたグレイ」、「ゼータ・レティクリ1。地球人監視のためリゲル人が作ったグレイ」、「ゼータ・レティクリ2。遺伝子操作で作られたグレイ。爬虫類人に奉仕」等がいるようです。アブダクション(誘拐)の空飛ぶ円盤の現場ではノルディックといわれる人間タイプの異星人もいるそうです。金髪碧眼のノルディックはプレアデス人ともいわれます。
精神世界の2012年問題は、多くの見解がありました。ゲリー・ボーネルは「2012年になると時間の概念が崩壊する」と述べていました。
「14万4000」という数字は、精神世界の本ではよく出てくる数字ですが、「古代リラ星人の数」という説もあるそうです。

・太陽の近くの「地球規模のUFO」とか土星の輪の中に発見されている「地球規模の数倍のUFO」とか、NASAの周辺からでてくる未確認情報が多くあるそうです。
リラ星人のコンタクティとして世界的に有名なフランス人のクロード・ボリロン・ラエルは、エロヒムというリラ星人に遭遇したとして、自らの体験をまとめて数冊の本を出版しました。『地球人は実験室で創られたー異星人エロヒム』という書籍は1982年に日本で翻訳出版され多くの人々から注目されたそうです。クロード・ボリロン・ラエルによると遺伝子操作による「不死の惑星」に行ってきたそうです。リラ星人のエロヒムが「人間を実験室で創った」といわれます。リラ星人は人類に3万年進化しているそうです。

・クロード・ボリロン・ラエルが遭遇したエロヒムは「小柄な宇宙人、小柄なリラ星人」だったそうですが、宇宙人には3メートル位の巨人族もいるらしいのです。ちなみに巨人族の方がコンピュータに関しては、とても進化しているそうです。
「実験室で人間を創った」サタン(悪魔)と呼ばれるリラ星人と、「遺伝子操作か思念(?)で人間を創った」ともいわれる天使的な宇宙人、シリウス星人が「悪魔と天使の争い」として大規模なスター・ウォーズをしたようなのです。リラ星人の末裔が現代にも存在している可能性もあるようです。
リラ星人は聖書では14万4千人の『古代リラ星人』としてでてきますが、太古から人間社会と関わってきたようなのですが、詳細は不明だそうです。「現代でもリラ星人と地球とは関わりがある」という説もあるそうです。

・天使については、昔のキリスト教の図絵のようなイメージから現代的な解釈、正体の宇宙人のイメージが必要になるようです。「何とかして宇宙人と会見したが、そこら辺にいる普通のおっさんと変わらなかったので非常に驚いた」という与太話が多いそうですが、「人は皆、記憶喪失の異星人だ」そうですので、姿形では区別ができないことでしょうか。
 インターネットで「同性愛者」と検索してみると「近年の多くの英米の調査では人口の2―13%(50人に1人から8人に1人)の割合で同性愛者が存在していると言われている。性的少数者は、おおよそ概念上で少数者とされているものであり、実際はそれほど少数ではないと考えられる」といいます。

・日本でも予想以上にゲイ(LGBT等)の人口が多いようです。医学的、科学的な説明が出来ない不思議な存在ですが、社会問題としてはまだ本格的に取り上げられていないようです。「不思議なゲイの現象は、宇宙人の人格転換である」という説もあるそうです。『原型』といわれる神に非常に近い一対の男女の形態をとる天使が原因という説もあるそうです。
 「日本はヘルメスが統治する国」といわれても私たち一般人は訳が分からないことでしょう。シリウスの大天使の代表であるというヘルメスは、ギリシア神話に登場する青年神です。「地球の主神」とか「日本の主神」とかが存在するとも言われているそうです。神々について詳しい人もいるようですが、私たち一般人は、詳しく勉強する暇もないようです。「神々や天使は、背後霊や守護霊となり人間に憑依している」、「神々は憑依などで市井のひととなり普通の生活をしているので誰も識別できない」とかいろいろと説があるそうです。知る人ぞ知る世界のようです。
 天照大御神(あまてらすおおみかみ)が、太陽神のアポロ系統らしいのですが、「神の中の神」ゼウス・クラスの神もいるのでしょう。神々のランクも世界的に統一的に決まっているらしいのです。理論的には、神々は時空を超えており、全知全能だからこそ神というようです。昔の神々が、現代風の異星人になっているようです。

・地球を管理する天使としてガブリエルとかウリエルとか様々な天使の活動があり、私たち凡人には分かりませんが「神々や天使が、私たちの生活全体を裏宇宙(異次元)から管理している」ようなのです。「神々や天使は、背後霊や守護霊となり人間に憑依している」のでしょうか。
「太陽の異次元は熱くなく、ユートピアが存在し、天使が住んでいる」とか「太陽から、超巨大円盤が出てくる」とか「太陽に住んでいる天使は、シリウス星人の『心霊攻撃』に耐えきれないので、太陽が安全地帯となっている」とかの様々な話があるそうですが、不思議なことで私たち一般人は、理解不能のようです。天の戦争、スター・ウォーズがあり、一部では現在でも続いているそうです。「オリオン大戦」やスター・ウォーズの原因や結果も詳しくは分からないそうです。

・「奇妙なことに、オリオン人はかっては琴座からの移民である人間らしい存在だったが、その後レプティリアンに征服されてしまった」そうです。「エルダーとよばれる天使のような人間タイプのオリオン星人が小柄なグレイと共に飛来した」そうです。「シリウス人はオリオン人と交戦していた。この敵対関係は今でも続いている」ともいわれます。「あなたはプレアデスの鎖を結ぶことができるか。オリオンの綱を解くことができるか」(旧約聖書、ヨブ記38章31節)という謎の言葉があるようです。

・日本でも「平家がプレアデス星人の末裔で、源氏がオリオン星人の末裔」といわれます。「遠野郷の民家の子女にして、“異人”にさらわれて行く者年々多くあり。ことに女に多しとなり。-遠野物語第三十一話」、「黄昏に女や子供の家の外に出ている者はよく神隠しにあうことは他の国々と同じ。-遠野物語第八話」等の東北地方の伝承がありますが、「異人」はオリオン星人だったようです。米国が秘密協定を結んだのはラージノーズ・グレイというオリオン星人といわれています。

・スウェーデンボルグは、生きたまま霊界を見てきた人物で、『霊界物語』で知られていますが、「神々や天使の住む街」について述べているそうです。現代では、「エーテル界やアストラル界にある都市」、「神々の住む都市」と考えられ、「都市型の超巨大宇宙船」の実相が窺われます。火星や金星の異次元には都市があり壮大な文明が存在するそうです。「アストラル界にもアストラルの惑星がたくさんあり、アストラル界またはアストラル次元と呼ばれる世界を構成している」そうです。アセンションした惑星ともいわれます。
 「約3億6千万年前に、大船団を率いてベーター星からやってきたエル・ランティ」といわれていますが、ベーター星という『非常に進化した都市』から飛来したそうです。異星人の地球入植により人類も創造され、文明も教えてもらったようです。

・私たち一般人は、霊能者や宗教家については詳しくありませんが、高橋信次氏は多くの有名人が言及しており、「神憑りの話」がリアルだそうです。霊能者の話ですから不思議なことが多いのでしょうか。「GLA系諸教団とは、高橋信次が設立した宗教法人GLA総合本部から分派、もしくは強く影響を受けたとされる一群の宗教団体やグループである」そうです。「幸福の科学」教団の創成期において大川隆法総裁が、高橋信次の「法の後継者」であると主張していたそうです。

・GLAの創始者の高橋信次氏は、1976年に48歳で亡くなりましたが、宗教家としては、当時の多くの人々に影響を与えたそうです。エルランティと高橋信次氏のつながりとは不思議な話です。大本教のような大規模な新興宗教が戦後、日本にも出てきているのでしょうか。宗教法人についても詳しくありませんが、さまざまな理由からか、その数は全国に非常に多いようです。また霊能者も多いようです。

・「宇宙連合」がコンタクトして来ていても大衆レベルでは理解不能ですし、あまりにも進化しているので、アバブ・トップシークレットで公開は難しいのでしょう。「宗教家の高橋信次先生」についても多くの宗教家の言及があり「あの方は、実はお釈迦様の生まれ変わりだったんですよ」という話もあり、「世にも奇怪な話」のようです。現代の異星人のコンタクティによりますと「堕天使ルシファーやリラ星人のエロヒムのサタン(悪魔)という名前は、遺伝子科学者の一団の名前だ」そうです。はるかに進化した異星人の遺伝子科学者の集団が「空飛ぶ円盤」に乗って全宇宙で遺伝子実験をしているようなのです。堕天使ルシファーもオリオンからやって来たそうです。

・高次元の異星人と神霊の世界がミックスするようで、ますます訳が分からなくなります。レプティリアンについても色々な説があるようで、人間タイプから爬虫類タイプまで様々な報告や説があるそうです。あの有名な小柄な宇宙人グレイもバイオロボットだという説やゼータ・レチクル星人だという説もあります。また「スターウォーズで核戦争を繰り返して退化した人類の未来から来た人種と言う説」もあったそうです。エササニ星人という異類混血の種族もいるそうです。イタリアのコンタクティのマオリッツオ・カヴァーロによるとグレイも人間タイプがいるそうです。また、「レプティリアンは人間化しており知性的な顔をしている」そうです。「シリウス人は、別の非物質的存在の集団であるオハル評議会の創造物である」そうです。「“透明人”とシリウスA星人が創造し、りゅう座(ドラコ)に配置した爬虫類人がとてつもなく進化した」ともいわれます。

・「インドのヒジュラーは、ヒンディー語で「半陰陽、両性具有者」を意味するが、ヒジュラーは通常女装をしており、女性のように振舞っているが、肉体的には男性、もしくは半陰陽のいずれかであることが大部分である」とのこと。「ヒジュラーの総数はインドだけでも5万人とも500万人とも言われるが、実数は不明である」そうです。私たち一般人は、社会学者でないので「両性具有者」についての定義がヒジュラーについては詳しくは知りません。宇宙には「両性具有者」の異星人もいるらしいのですが、はっきりは分かりません。

・人間も遺伝子の突然変異などで、通常の形態とは違ったことになるのかもしれません。ゲイ(LGBT等)の不思議な現象も私たち一般人は、詳細を分かりませんが、専門家もよく分からないようです。世界的にゲイが広がっているイメージがあるようです。ゲイは異次元に宇宙人の多い地域に多いといわれ、宇宙人の「人格転換」という説もあるようです。オリオン星人は人類に5万年進化しているといわれ、「人間の魂の交換」ができるようです。ちなみに、マスター(長老)もゲイ(LGBT等)が多いともいわれています。
 幽霊の話は世界中で豊富にあります。欧米では「幽霊写真」を研究している学者もいるようです。人間死後の世界の「霊界」は、地上1メートルのところにあるそうです。また「幽界」はパラレル・ユニバース(並行宇宙)のようです。パラレル・ワールドに住む宇宙人、天国に出入りし転生と憑依を自由に操るシリウス星人の植民星が地球だともいわれます。そこで、幽霊がこの世の者とコンタクトする例は、非常に多くなるようです。この世の死は、あの世への入り口のようです。死後、誰でも天使のような宇宙人(シリウス星人)に遭遇するようです。

・昔のマスコミはどうだったのか分かりませんが、現代のメディアはタブーが多いようです。私たち一般人は、“マスコミ人”でないのでよくわかりませんが、政府に協力するということで、タブーが増えてきているようです。厳秘(アバブ・トップシークレット)扱いにされた「宇宙人情報」のように、米国の主要なメディアも沈黙しているようです。グレイのアブダクション(誘拐)やキャトルミューテレーション(動物虐殺)のときは、米国のメディアも大騒ぎをしたようです。

・人間の死後にニルヴァーナ(涅槃・天国)に入り、そこにシリウス星人が大型の宇宙船で往来していることが明らかにされました。シリウス星人は、天使のような宇宙人ということになります。ニルヴァーナ(涅槃・天国)評議会の存在も明らかになっています。この話は、米国で、交通事故で死んだ息子からテレパシーでチャネリングを受けた母親が書いた本にあります。その息子は現在、ニルヴァーナ(涅槃・天国)で生活しているというのです。ニルヴァーナ(涅槃・天国)評議会が、この世に影響力を行使しているとは信じられません。

・『天国の真実』、マシューが教えてくれた天国の生活(スザン・ワード、ナチュラル・スプリット)という本がニルヴァーナ(涅槃・天国)の様相を伝えています。天国には多くの異星人が関与しているようです。「パラレル・ワールドに住む宇宙人、天国に出入りし転生と憑依を自由に操るシリウス星人の植民星が地球だ」ともいわれています。しかし、シリウス星人のネガティブ・グループが存在し、宇宙が複雑怪奇になっているようです。「シリウス人は、別の非物質的存在の集団であるオハル評議会の創造物である」ともいわれます。つまりより高度に進化した異星人に作られた低位の宇宙人のようです。「シリウス星人の地球支配があまりにも巧妙なので、しょっちゅう戦争が起こる」ともいわれています。

・天国に自由に出入りし、人間への“憑依”や人間の“転生”を自由に操作するシリウス星人の存在は、米国のチャネラーからの情報により、もたらされているそうです。人間死後の世界、天国のような異次元世界に出入りできる超テクノロジーを“はるかに進化した異星人”は持っているようです。非常に細かい粒子の世界、エーテル質量をシリウス星人は操作できるようです。
 地球と月の間の異次元に広がるニルヴァーナ(涅槃・天国)には、異次元からの宇宙人が出入りしているようです。これも見えない世界で私たち一般人は、認識出来ません。

・グレート・マスターやマスターたちは、直接、地球の事象に関与していないようですが、間接的には何らかの関与があるようです。しかし、金星のマスター(長老)と地球人のコンタクト・グループがあるともいわれています。そして、アセンディッド・マスターとのコンタクティもいるそうです。
 また、“両性具有の宇宙人”も存在するようです。両性具有の異星人はいろいろな書物で報告されているようです。男女に分かれる前に「両性具有」だったという話もあるようです。

・死後に出会う自分の親は、「親であって親ではない親(累魂)」、自分自身も「自分であって自分でない自分(累魂)」になるようです。この感覚も死後の世界に入らないとわからないようです。
 『天国の真実』は、死後の世界と高次元の異星人の結びつきを述べた注目の書ともいえるでしょうか。交通事故死した息子がニルヴァーナ(涅槃・天国)におり、テレパシーによるチャネリングをその母親が受けたそうで、貴重な情報です。amazonを見るとスザン・ワードの本は4冊、(マシュー・ブック)が出版されています。

・いわゆる「ファチマの第3の預言」は第3次世界大戦の預言かどうか、はっきりとはわからないようです。ファチマの奇跡というのは当日、太陽に見える「大型宇宙母船」が激しく飛行した事実のことのようです。
「鬼塚五十一」さんをウィキペディアWikipedia(フリー百科事典)でみますと、「ファティマ第三の預言をめぐって起きたハイジャック事件を取材したことから、予言・陰謀論・フリーメーソンをはじめとした秘密結社について多くの著述を行うようになった。特にリトル・ペブルの活動を早くから日本に紹介した一人であり、彼について多くの著作を著している」とのこと。amazonですと、39件の書籍が分かります。「ファチマの預言」「フリーメーソン」についての書籍が多いようです。

・「聖母マリア」の出現は、世界的に頻繁にあり、バチカンやキリスト教会の関係者は、当然のことながら、詳しいようです。バチカンには「聖母マリア」等の聖人の出現記録が豊富にあるといわれます。そういった事実に直面すれば誰でも信心深くなることでしょう。「奇跡は普通のこと」ともいわれます。大天使ミカエルの出現とか、キリスト教が世界に急速に浸透・拡大したのは「聖母マリア」の出現等の奇跡の現象が多くあったからだといわれます。「キリストは新約聖書黙示録で輝く明けの明星(=金星人)であると述べ、またマタイによる福音書でも天雲(UFO)に乗って来る」といわれます。「天照大神はイエス・キリストのことである。天照大神を天照大神たらしめる天岩戸開き神話は、イエス・キリストの死と復活の場面を表している」と述べられます。「金星人オーソンは、“真理”という意味、実は仏教では明星天子、キリスト教ではイエス・キリストであり、アダムスキー全集では“オーソン”と言われている」と述べられます。シリウスの意識たちは、3次元にいる人間の目に見えるように、時々、自らの波動を変えて出現することがあったと述べられます。また「スサノオ命は絶対神ヤハウェにほかならない」という奇説もあります。「ゲルマン神話の神々は日本の神々だった。まず、主神・オーディンは「須佐之男神」だった」と述べられます。西洋神界はスサノオ神とその系統の神々が1万年ほど前に拓いた地域で、シュメール族は「スサノオ神系」だといわれます。世界中に「自称イエス・キリスト」が数百人いるといわれます。ちなみにヴァチカンといえば、アダムスキーによると「ヴァチカンに異星人がいた」といわれます。

・「シリウスのテクノロジーは、アヌンナキによって地球にもたらされた」そうです。「世界の王はサナット・クマラと共に金星から降りてきた。この神人の一団はシリウス星と繋がりがある」といわれます。『竹内文書』の内容で特筆すべきは天皇家の先祖が、宇宙の彼方、シリウスから飛来したと記されていることであると述べられます。シリウス人は、別の非物質的存在の集団であるオハル評議会の創造物であると語られています。「透明人」とシリウスA星人が創造し、りゅう座(ドラコ)に配置した爬虫類人がとてつもなく、進化したと述べられます。「二派の対立とは火星由来のアーリア人に対するアヌンナキ・レプティリアン(爬虫類人)の争い、戦争」だったと語られています。「そして彼らとは、古代の爬虫類で、あなた方の祖先であり、親戚なのです」といわれます。「レプティリアンも人間タイプは知性的な顔をしている」そうです。シリウスのレベルは、もうすでに非物質のレベルです。「キリスト(アプ星人)の一族が地球を管理している」という奇説もあるそうです。スメラミコトはシリウスからやってきたといわれます。シリウス星人の地球支配があまりにも巧妙なので、しょっちゅう戦争が起こると述べられます。「シリウス星からやってきた宇宙の神である彼らは、今もなおオリオン座との絆を大切にしています。それはひとえにオリオン座が、彼らの祖先である太陽族の故郷であるからです」と述べられます。シリウス異星人が世界中で奇跡を演出していると語られています。在日宇宙人問題を認識している人はほとんどいないといわれます。宇宙人情報を公開すると主権が危うくなるともいわれます。政府の中に政府があってアメリカ大統領といえどもコントロールできないといわれます。

・「キリストが日本に来ていた」ということは、昔から日本人がとりあげ、いくつもの書籍(『キリストは日本で死んでいる』(山根キク)(たまの新書)等)があるそうですが、米国人のチャネラーが言及したのは、珍しいことでしょうか。
  「個人には天使(背後霊)がついて助けてくれている」、「イルミナティ、フリーメイスンなどの秘密結社が、世界の政治経済を裏面から影響を与えている」とか、異次元に関することは、目に見えず、少数の者にしか理解できず、謎ばかりのようです。「知る人ぞ知る」話のようです。

・キリスト教徒が信じているらしい「イエス自身が、生き返った」ということも、荒唐無稽で、理解不能の信じられないことでしょうか。夢の中でアストラル・トリップしてクリスタル・シティでキリストに出会ったという欧米のチャネラーが多いそうです。世界中に「自称イエス・キリスト」が数百人いるといわれます。キリストの出身星はアプ星だったそうですが、アプ星人は国際連合の設立に尽力したという話もあるようです。アプ星人は現代において南米に飛来しているともいわれます。「キリスト(アプ星人)の一族が地球を管理している」という奇説もあるそうです。「歴史のシナリオを描く政治力の非常に高い宇宙人が存在する」といわれます。マスター(長老)クラスの宇宙人も、さまざまな形態で人間の姿を装い、人間たちとコンタクトしているのでしょうか。進化した宇宙人が異次元に存在し、過去、未来を知っているそうです。「はるかに進化した宇宙人が人間の精神体に侵入してくる時代だ」そうです。在日宇宙人問題を認識している人はほとんどいないといわれます。宇宙人の地上のネットワークがあるようです。宇宙人情報を公開すると主権が危うくなるともいわれます。

・異星人は人間の原型だからか、ハンサムというよりは美しいという表現がピッタリだという宇宙人種がいるといわれます。この世の者とは思えないといわれます。至高神のイメージも「性別が分からないほどに美しい」という存在だという話もあるそうです。 
 知性を司り人間を憂鬱、自殺、精神障害などに導くハーンなどといった堕天使の正体は不明です。
  「宇宙人もの」のマスコミへの露出度も低くなっており、時折、「ハリウッド映画」でとりあげられますが。異星人問題も現代のタブーで、「国家安全保障上の最高機密」で、大衆は、知る必要のない空想物語でしょうか。

・昔からあるシャンバラ伝説は、現代では、異次元、エーテル界に存在する人間の目に見えない世界であるといわれているようです。また、シャンバラは、異次元に突入した都市型の超巨大宇宙船であるという話もあるといわれます。「UFOの洋書を読めばかなりのことが分かる」ともいわれます。You Tubeでは、豊富なUFO動画が見れます。インチキ動画も多いと言われますが。

・そして、シャンバラは、グレイの母船などに同乗しているといわれる金髪碧眼のノルディックの発進地でもあるという説もあるそうです。また神々の基地でもあるといわれます。堕天使ルシファーが天使団の3分の1を率いて神に反乱したという「天の戦争」が続いているそうです。フリーメーソンと金星人の繋がりが窺われますが、フリーメーソンの主神は堕天使ルシファーといわれます。「現代的な解釈ですと堕天使ルシファーとかリラ星人のサタン(悪魔)という言葉は、遺伝子科学者の研究集団の名前だ」といわれます。シャンバラの支配者(世界の王)のサナト・クマーラ がルシファーであるといわれます。「第2次世界大戦は堕天使ルシファーと大天使ミカエルの代理戦争だった」という奇説もあったといわれます。フリーメーソンと金星人の繋がりが窺われますが、フリーメーソンの主神は堕天使ルシファーと語られています。フリーメーソンの主神は「魔王、堕天使のルシファーである」とか「デミウルゴス」とかの いろいろな説もあるそうです。デミウルゴス、悪神がこの世を支配しているといわれます。ここでいう金星というのは副金星、異次元の金星、アストラル界にある目に見えない金星のことのようです。アシュターコマンドというのは金星の人で、イエス・キリストやお釈迦様で構成される12人のカウンシル(評議員)のうちのひとりと指摘されています。現在では、金星と火星の異次元(アストラル界)には、壮大な都市文明が存在しているそうです。金星の神々は地球に到着するやいなや、イニシエーションのためのフリーメーソン本部を設けた、と指摘されています。太古の時代に、善神である至高の光明神と悪神であるデミウルゴスが戦いを 交えたと述べられます。フリーメーソンでは、神は「大宇宙の建築者デミウルゴス」などと呼ばれているそうです。

・「ニムロドはノアのひ孫に当たります。バベルのこの詐欺システムは、世界の誤った宗教の源になっています。ニムロドは、現世を支配している神から離れ、神に敵対する背教を起こし、これを組織化して広めた人物です。ニムロデは、フリーメイソンにおいて、ルシファー(サタン)と同一と考えられている。ニムロドは、その後、次々と現れた太陽神のコピーの原型なのです。ニムロドとは、666という数字の主である悪魔王サタンのことです。ニムロドは有名な「バベルの塔」を建設して、神に反逆した」と述べられます。
  「ロスチャイルドはニムロデの子孫と言われており、今世界を支配しようとしているものは、古代のサタン崇拝者ニムロデの子孫たちである」そうです。ドナルド・トランプも、自らを「アポロ」もしくは「ゼウス」の息子と見なしています。つまり、現世では、ロスチャイルドの「霊的な息子」と語られています。

・小人族のグレイも異次元移動ができるようなので、もし人間タイプの金髪碧眼のノルディックが、グレイよりもはるかに進化しているとすれば、彼らの原郷なのかもしれません。グレイの「空飛ぶ円盤」に同乗していた「ナチス」とも言われている金髪碧眼のノルディックは、プレアデス星人といわれていました。ノルディックとオレンジは、両方ともプレアデス星座の“アルテア4・5”から来ているといわれています。金髪碧眼のノルディックと金髪碧眼のアルデバラン星人がよく混同されるそうです。「米国政府がリゲル人に騙されたことに気付いた後、プレアデス人が招聘されたが、過去ヒトラーの人類浄化政策を画策し仏教を堕落させた」と指摘されています。

・ハリウッド映画『未知との遭遇』では、バミューダ海域で行方不明になった5機の対潜哨戒機“アベンジャー型”の米海軍パイロットらしき者たちが、地上に着陸したエイリアンの母船から出てくる場面がありました。 真偽のほどは分かりませんが。
『魔のトライアングル(バミューダ海域)』は、巨大UFOが、異次元への飛行をするための通路、“窓”となっているという説もあるそうです。グレイが悪魔なら、グレイの母船に同乗する金髪碧眼のノルディックは“魔王”となり、太古からの謎が全て解けてくるのでしょうか。ノルディックとオレンジは、両方ともプレアデス星座の“アルテア4・5”から来ているといわれています。 
  公式記録はないそうですが、海上自衛隊の練習艦隊が、パナマ運河を出て南米の沖合を航行中、巨大なUFOに遭遇したという、海上自衛隊員の体験者からの話もあったそうです。 

・人気のあった米国の連続テレビ番組『Xファイル』の中でも、社会に溶け込んでいる“神のような人物”の物語がありましたが、米国でも異人が、一般市民となって、社会生活を送っている話が多いそうです。「宇宙人と普通の人間が区別できなくなっている」と述べられます。「はるかに進化した宇宙人が人間の精神体に侵入してくる時代だ」そうです。そうなると人間自身が「変容」、「変性」してしまうそうです。見えない世界からの見えない宇宙人の人間の精神に対する「憑依」のようです。 

・ちなみに、映画『スターウォーズ』や『Xファイル』などの20世紀フォックス社のSF映画のいくつかは、米国の国家安全局などが密かに絡んだ、“PR・広報映画作品”だったといわれているようです。ガイ・バラードの「アイ・アム教」もシャスタ山でのサン・ジェルマンとの出会いから始まったと述べられます。サンジェルマン伯爵とは現代でもチャネラーが少なくないと述べられます。サンジェルマン伯爵が日本にも来ていたという与太話もあったようです。

********************************
 ・ブログ名称:UFOアガルタのシャンバラ
・第2のブログ名称:UFOパラレル・ワールド

 「神の国か?」「人類の原郷か?」「天上のエルサレムか?」・・・・・・・・・
「パラレル・ワールドに住む宇宙人、天国に出入りし転生と憑依を自由に操るシリウス星人の殖民星が、地球か?」、「ネガティブのシリウス星人の地球支配があまりにも巧妙なので、しょっちゅう戦争が起こるのだろうか?」
「金髪碧眼のノルディックが住んでいたアガルタのシャンバラ情報の集大成を目指す・・・・・・・・・・」「金星蛇人と火星霊人の戦争はその後どのように展開したのだろうか」
「日本民族の神話の原郷『高天原(たかまがはら)』は、『都市型の超巨大宇宙船』なのか!?」「平家がプレアデス星人の末裔で、源氏がオリオン星人の末裔なのか」
 「小人族のグレイの母船に同乗する金髪碧眼のノルディックは、”悪魔の王””ルシファー”なのか?!」
「円盤は神人や異人、悪魔の乗り物なのか!?」「天使は神の秘密諜報員なのか」「神は最初のフリーメーソンなのか」
「UFOは、人類の歴史が始まって以来、最も重要な現象なのか。UFO問題とは、人間にとっての死の問題を解くことなのだろうか。UFOはフリーメーソンの創作なのか」
「全宇宙を創ったという“虹の神々”も地球に来ているのだろうか」
「イルミナティなどのフリーメーソン組織に入ると神に会えるのだろうか」「金星の神々は地球に到着するやいなや、イニシエーションのためのフリーメーソン本部を設けたのだろうか」「フリーメーソン結社はこの大地が創出されるよりずっと前から、さまざまな太陽系をめぐって、存在していたのだろうか」
「国際連合の設立に動いたキリストの星、アプ星人とは」
「人は皆、記憶喪失の異星人だろうか」
「はるかに進化した天使のような宇宙人は、人間の守護霊や背後霊なのだろうか」「セドナ上空に見えないエーテルのシティが滞空するのだろうか」

グーグルのブロガーにも書いています→UFOパラレル・ワールド



多次元同時存在の法則をひと言でいえば、神道の神々は、すべて唯一神に収斂する(7)

2020-04-27 21:48:12 | 森羅万象

<●●インターネット情報から●●>

ウェッブサイト「DEEP IMPACT」から引用します。

雑誌「ム-」の12月号(99年)にウランティア・ブックについての記事が掲載されていました。興味深いので以下抜粋してみました。

「URANTIA」は「ユ-ランシャ」と読むのが正しいらしいです。
非英語圏の信者が増加するにつれ、「ウランティア」と読むのが一般的になった そうです。

ウランティア・ブックは「高次の存在」とコンタクト することによって書かれた聖典であり、「天界の住人」によって記述されたものとしており現実の記述者を明記していません。

当然ながら「俗界の住人」の記述者は存在し、それはシカゴ在住の内科医ウィリアム・サドラ-とウィルフレッド・ケロッグを中心とする24名のグル-プとされています。

1934年、サドラ-とケロッグはシカゴにおいて、「コンタクト・コミッション」と呼ばれるグル-プを組織し、自動記述によって「神聖なる助言者」の言葉を書きとめる作業を開始しました。
そして、1955年、この作業は2097ペ-ジにもおよぶ大聖典 「ウランティア・ブック」として結実しました。

第1部「中心宇宙と超宇宙」、第2部「局部宇宙」、第3部「ウランティアの歴史」、第4部「イエスの生涯と教義」、以上の4部で構成されています。

この構成からもわかるようにウランティア・ブックは独自の宇宙論の記述に膨大なペ-ジを割いています。
その宇宙論とは。ウランティア・ブックによれば、 宇宙の中心には「天国の島」と呼ばれる場所があるという。「天国の島」は「アブソリュ-タム」という非物質で構成されており、時間と空間を超越した世界である。 「天国の島」は永遠にして無限なる神の住居である。
「天国の島」の周囲は3本の楕円軌道に取り巻かれ、その軌道上にはそれぞれ7つの世界が存在する。この合計21の世界の周囲にはさらに7つの楕円軌道が存在し、それぞれに10億の世界が存在する。
これらの世界を総称して「ハヴォナの宇宙」という。「ハヴォナの宇宙」は「暗黒重力体」という二重の環に守られている。「暗黒重力体」の周囲には、7つの「超宇宙」が存在する。

そして「超宇宙」の外側には原始物質で構成された4本の環があり、そこで新たなる天体が形成されている。
4本の環のうちに1番目と3番目の環は半時計回りに回転しており、
2番目と4番目は時計回りに回転している。
この回転力が宇宙の創造する力を生みだしているという。

7つの「超宇宙」にはそれぞれ10万の「局地宇宙」が内包されている。
ひとつの「局地宇宙」には生物が生息する惑星が約1000万個ずつ含まれているという。
地球=ウランテイアは「サタニア」という惑星群の第606番惑星である。ウランティア・ブックは、地球=ウランティアが形成されたのは今から10億年前のことであるとしている。

現在「サタニア」には生物の生息する惑星が619個存在し、約200個の惑星が生物の生息可能な惑星へと進化中であるという。
惑星群「サタニア」の首都は「エルセム」という惑星である。ウランティア・ブックは首都「エルセム」に居住する、メルキゼデク師とのコンタクトによって記述されたものであるという。

  ウランティア・ブックによれば、 神々は最高神「イ・アム」を頂点として7つの位階に分類されるという。
神々の総数は10億を超え、それぞれ位階に応じて宇宙の各所を支配している。ウランティア=地球を含む局地宇宙を支配するのは「創造主の子ミカエル」である。

ウランティア・ブックには以上の独特の宇宙論に加え、旧約聖書・新約聖書に対する修正や注釈も記述されている。
たとえば、ウランティア・ブックによれば地球=ウランティアにおける最初の人類はアダムとイブではなく、獣から生まれたアンドンとフォンタという双子であったという。
アダムとイブというのは、原始段階にとどまっていた人類を進化させるため、高位の惑星で非物質化したのち、ふたたび地球=ウランティアで物質化した男女である。
アダムとイブは身長が240センチ以上あり、全身から微かに青紫色の光を放っていたという。

ウランティア・ブックはイエス・キリストに関する記述に力点を置いており、全体の3分の1以上のページが、イエスの華やかな顕現と生涯の描写にあてられている。
驚くべきは、イエスの生涯について、「新約聖書」とは比べものにならないほど詳しく記述されている点だ。

内容は「新約聖書」の記述に沿って書かれている部分もあれば、真っ向から否定している部分もある。
たとえばウランティア・ブックによれば処女降誕説を完全に否定している。
ウランティア・ブックによれば、イエスは紀元前7年8月21日に、ごく普通の両親からごく普通に誕生した。
ただしイエスの誕生は地球=ウランティアを含む局所宇宙の支配者ミカエルの顕現であった。ミカエルは人類の霊的進化を促進するために顕現したという。

またイエスの起こした奇跡についても、ウランティア・ブックは全体に否定的な立場をとっている。
ミカエルが人間として顕現した以上、神としての超能力は行使できなかったというのである。
たとえば少数の魚を大勢の人々に分け与えた奇跡について、「イエスは有能な漁師だったので、ガリラヤ湖の魚の習性を知っていた。

ガリラヤ湖には時間によって魚の集まる場所が決まっている。このときも、イエスは魚の集まる場所に向かうように弟子に命じただけなのである」としている。
イエスの「復活」についても同様である。ミカエルは地球=ウランティアにおいて死すべき肉体を得て、現実に死を体験することによって所期の目的を完了した。
したがってイエスは十字架の上で死亡したのであり、処刑後に姿を現したイエスは少なくとも物質化した人間ではなかったという。
  ウランティア・ブックには地球外生命体についても詳細に記述されている。


最高神「イ・アム」を頂点とする10億以上の神々については前述したが、いわゆる「神々」というのは宇宙において高度に進化した存在であり、宇宙の支配階級を形成しているという。
「天使」も神々に次ぐ高度な知性体であり、宇宙の統治において神々の補佐役を務めている。神々と天使は空間と時間を超越しているため
肉体(空間的限界)も寿命(時間的限界)も持たない。
人間の進化段階は「死すべきもの」のレベルにとどまるが、宇宙各地の惑星には「死すべきもの」のレベルの生命体が無数に存在している。
「ウランティア・ブック」によれば、「死すべきもの」は必ず直立二足歩行の動物であるという。つまり、人間と同じような姿をしているということだ。
「死すべきもの」の身体の大きさや内部構造は惑星によって大きく異なるが、最終的に構築しうる文明や社会の形態は常に同じである。
「死すべきもの」の中にも無数の進化段階があるが、人間の進化は、特に霊的進化の分野で遅れているという。

ウランティアの解釈によれば、地球を訪問するUFOには、時空を超越したレベルのものと、時空に束縛されたレベルのものとの2種類があるという。
いわゆる、コンタクト派UFO研究者が重視するのが前者であり、非コンタクト派(実証派)UFO研究者が研究対象とするのが後者である。(非コンタクト派は前者を無視する場合が多い)。

コンタクト派UFO研究者が時空を超越したUFOを重視するのは、それが「神々」や「天使」という高度な地球外知性体の来訪だからである。
  時空に束縛されたUFOは「死すべきもの」という人間と同レベルの地球外知性体の来訪にすぎず、それはそれで興味深いものの、「神々」や「天使」とは比べものにならないからだという。

ウランティア・ブックのいう「神々」や「天使」、つまり高度に進化した地球外生命体と対話する能力を備えた人間がコンタクティーである。
対話においては、「神々」や「天使」の言葉だけが聞こえてくる場合もあれば、「神々」や「天使」がUFOとして出現する場合もあるという。
ただし「神々」や「天使」はそもそも時空を超越した存在なので、出現するか否かはあまり重要ではないそうだ。
コンタクティ-の主張によれば、「神々」や「天使」の対話には必ず理由があるという。それは人間の霊的進化を促す場合もあるし、危険を警告している場合もある。

近年、時空に束縛されたUFOの出現が激減する一方で時空を超越したUFOの出現は増加傾向にある。これは人間の霊的進化を促すためなのか、それとも何らかの危険を警告しているのだろうか。
ウランティアによると、それは人類がいよいよ、次のステ-ジへの進化のときが来ているからであるという。



<●●インターネット情報から●●>

『ブルーアイランド』
エステル・ステッド  ハート出版  1992/11



<ブルーアイランドの建物>
・霊界というと、非現実的で夢のような世界を想像なさるに違いありません。が、そうではなく、みなさんが外国に行くのとまったく同じなのです。地上と同じように実体があるのです。おまけに、比較にならないくらい興味のつきない世界です。
  やがて私たちは大きなドームのような建物の前に来ました。中を覗いてみると、ここも素敵なブルーで彩られていました。地上で見かける建物と変わらないのですが、その美しさが違うのです。

・そこにしばらく滞在して、それから軽い食事を取りました。私が地上でよく食べていたものに似ている感じがしました。ただし、肉類は見当たりませんでした。
 奇異に思えたのは、食事は必ずしも取る必要がないように思えたことです。目の前に置いてあるのですが、どうやらそれは必要性からではなくて、地上の習慣の名残にすぎなかったようです。

・父の説明によれば、あの建物は一種の休養施設で、地上からの新来者がよく集まるところだそうです。地上界の生活条件に近いものがいろいろと揃っていて、外観も地上の建物に似ているので、よく使用されるということです。同じ目的をもった建物は他にもたくさんあります。別の用途を兼ね備えたものもあります。

・それらの外観は一つ一つ異なり、似たものはありません。要するに“大きなビル”と考えればよろしい。博物館や美術館、あるいは巨大なホテルを想像されてもよろしい。だいたいそんなものに近いと思ってください。おとぎ話に出てくる夢のような宮殿を想像してはいけません。きわめて地上的で、変わったところは一つもありません。

・このブルーアイランドにはそうした建物が実にたくさんあるのです。というのも、この世界の第1の目的は、地上を去ってやってくる者が地上の縁者との別離を悲しんだり、無念に思ったり、後悔したりする気持ちを鎮めることにあり、当分の間は本人が一番やりたいと思うこと、気晴らしになることを、存分にやらせることになっているのです。

・元気づけるために、あらゆる種類のアトラクションが用意されています。地上時代に好きだったことなら何でも――精神的なものでも身体的なものでも――死後も引き続いて楽しむことができます。目的はただ一つ――精神的視野を一定のレベルまで高めるためです。
  書物を通じての勉強、音楽の実習、各種のスポーツ、‥‥何でもできます。乗馬もできますし、海で泳ぐこともできます。狩りのような生命を奪うスポーツは別として、どんなスポーツ競技でも楽しむことができるのです。もっとも、こちらでは地上で言う“殺す”ということは不可能です。狩りと同じようなことをしようと思えばできないことはありませんが、この場合は“死”は単なる“みせかけ”にすぎないことになります。

・そうした建物は新来者の好みの多様性に応じて用意されているわけです。こちらでは疲労するということがありませんから、思う存分それぞれに楽しむことができます。が、やがてそればっかりの生活に不満を抱き始めます。そして、他に何かを求め始めます。興味が少しずつ薄らいでいくのです。
  それと違って、たとえば音楽に打ち込んだ人生を送った者は、こちらへ来てからその才能が飛躍的に伸びて、ますます興味が深まります。その理由は、音楽というのは本来霊界のものだからです。ブルーアイランドに設置されている音楽施設で学べば、才能も知識も、地上では信じられないほど伸びます。

・さらには“本の虫”もいます。地上では失われてしまっている記録が、こちらでは何でも存在します。それがみな手に入るのです。ビジネスひとすじに生きた者にも、その才能を生かす場が用意されています。
  これには理由があります。こちらへ来たばかりの者は、多かれ少なかれ悲しみや無念の情を抱いております。それが時として魂の障害となって進歩を遅らせます。そこで、とりあえず悲しみや無念の情が消えるまで、当人がやりたいと思うことが何でも好きなだけやれるようにとの、神の配慮があるのです。それが実は進歩への地固めなのです。
  が、純粋に地上界に属する趣味は、やがて衰え始めます。一種の反動であり、それがゆっくり進行します。こちらでも物事は段階的に進行し、決して魔法のように一気に変化することはありません。

・その反動が出始めると、興味が次第に精神的なものへと移っていきます。もともと精神的なものに興味を抱いていた人は、引き続きその興味を維持し、拡大し、能力が飛躍的に伸びます。地上的な性格の趣味しか持たなかった人にも、いずれは変化の時期が訪れます。
  このように、ブルーアイランドにいる間は、多かれ少なかれ地上生活との関連性が残っています。最初は、ただ面白いこと、愉快なことによって自分を忘れているだけですが、やがて霊的向上のための純化作用が始まります。

■■■ 私が思うこと、聞いたこと、考えること ■■■

・「新型コロナウイルス感染症は中長期の対応が必要」と指摘されています。国連や国際的機関の関係者が非常にネガティブな見解なのも気になります。依然として予断を許さない状況。

Nippon.comから引用(2020/4/26)から引用。
世界死者が20万人超に―ジョンズ・ホプキンス大集計:新型コロナ世界の感染者数
「世界感染死者数が20万人超に」(4月26日)
「米ジョンズ・ホプキンス大学システム科学工学センター(CSSE)の集計で、日本時間26日早朝、新型コロナウイルスによる世界の死者が20万人を突破した。国別の死者数は米国が約5万3000人で最も多く、イタリアは2万6000人、スペイン、フランスが各2万2000人、英国が2万人超。欧米5カ国だけで死亡者は14万人以上に達し、世界全体の7割を占める。世界の感染者数は288万人で、米国が約92万6000人で最多」と記載されています。

・ブラジルが5万人超えなど、南米の感染拡大が深刻化(4月25日)
「ブラジルの感染者数が5万人を突破して5万2995人となった。感染が拡大しているエクアドルでは2万2719人に急増し、ペルーも2万人超。 南米では発生状況の把握が遅れていることもあり、さらに深刻な感染状況が予想される」とのこと。

・『日経サイエンス』2020/5月号「特集:新型コロナウイルス 病原体の実像に迫る」の記事から引用。
「わたしたちはどう闘うか」専門家会議メンバーが語る日本の戦略
新型コロナウイルス感染症座談会
「中長期の対応が必要」
・日本感染症学会の舘田一博理事長は「インフルエンザのように暖かくなってくると消えるようなウイルスではないと考えている。新型コロナウイルスとの戦いは、数カ月から半年、あるいは年を越して続けていかなければならない可能性がある」と話した。
 感染症は理論的に、集団の中の一定の割合の人に免疫がつくと流行が収まるものとされる。しかし、脇田氏(国立感染症研究所長)は「50%くらいの割合の人に集団免疫がつかなければ効果はない」と話す。重症化率や死亡率を考慮すれば、集団免疫によってこの流行が自然に終息することを期待する訳にはいかない。一方で、国内外では抗ウイルス薬やワクチンの開発が急ピッチで進む。脇田氏は会見の中で、「国内の流行を抑えているうちに、半年ほどで治療薬にめどがついてくるだろう。1~2年でワクチンにもめどがついてくるはずだ」と見通しを示した。現在続けている感染拡大への対策はそれまでの「時間稼ぎ」(脇田氏)といえる。
 イベントの自粛や各種の公共施設の休業などはどれも経済的・社会的な影響が大きい。それぞれの感染拡大リスクを見積もり、状況に応じて必要な警戒のレベルを切り替える慎重な舵取りが今後もしばらく続くことになる」と記載されています。

・ヤフーニュース(2020/4/25)(KYODO)によると、
「日航、3千億円規模借り入れ検討 新型コロナの業績悪化で」
「日本航空が融資などの借り入れを求め、民間金融機関と調整を進めていることが25日、分かった。総額で3千億円規模を検討する。新型コロナウイルスの感染拡大で人の移動が制限され、航空会社は軒並み収益が悪化している。日航は事業継続に支障が生じないよう、必要な資金を手厚くする。
 日航は国内外の路線で大規模な減便を実施しており、22日に2020年3月期の連結純利益予想を従来の930億円から530億円に下方修正した。前期実績(1508億円)比で約65%減となる見通しだ。
 事業環境が不透明になる中、資金繰りに万全を期すため、複数の銀行と融資などについて相談している」と記載されています。

・ヤフーニュース(2020/4/23)(JIJI)によると、
【AFP=時事】「国連(UN)の専門機関である国際民間航空機関(ICAO)は22日、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な流行)の影響で、世界の旅客数が今年9月までに12億人減少するとの見通しを明らかにした」とのこと。

・海外旅行や国内旅行が大幅に減り、ホテルや旅館の倒産や廃業がでているようです。飛行場に駐機している多数の飛行機が印象的です。
ゴールデンウィーク後の情勢が懸念されていますが、長期戦になると世界中が経済的に大きな影響をうけます。なんとか治療薬に期待したいものです。
結局のところ、「日本最大のシンクタンクである官庁を政治家は上手に使いこなすべきである」といわれます。
「「官僚と政治家、どっちが勝つか」こんな評論も多い。他の先進国から見たら噴飯ものだ。社長と部下連中がいつも戦っている会社があれば、即刻倒産している。この意味からも日本は企業であればすでに倒産している状態です」と指摘されています。

・「天照大神は太陽神で、月読命は月神、そしてスサノオ命は星神である。記紀神話には、直接、スサノオ命が星神とは記されていない。海を支配し、気象を操るという意味では、ギリシア神話のポセイドン、あるいはローマ神話のネプチューンに近い」といわれます。「天照大神はイエス・キリストのことである。天照大神を天照大神たらしめる天岩戸開き神話は、イエス・キリストの死と復活の場面である」という説もあります。そして「多次元同時存在の法則によればスサノオ命はギリシア神話のポセイドンである」という怪説もあるといわれます。
「ゲルマン神話の神々は日本の神々だった。まず、主神・オーディンは「須佐之男神」だった」という説もあるようです。また「スサノオ命は絶対神ヤハウェにほかならない」という奇説もあります。超太古から異星人が人間を遺伝子操作等で創造し、文明や文化を与え、歴史を作ってきたと指摘されています。太古から堕天使や悪魔(進化した異星人)とのコンタクティがいたのでしょう。「進化した異星人は時空を超えて存在しているので、神話の神々も今も実在している」といわれます。多次元同時存在の法則ですから。
「西洋神界はスサノオ神とその系統の神々が1万年ほど前に拓いた地域で、シュメール族は「スサノオ神系」だ」といわれます。
スサノオ命もシリウス星人の系列だったのかもしれません。シリウス星人やアンタレス星人がかなり進化の程度が高いようです。「すべての宇宙人がエーテル人(霊人)だというわけではない。宇宙にはあらゆる形、あらゆる色の生命体がいる」といわれます。「アンタレス人は、トルコ人、ギリシャ人、スペイン人のDNAに関係し、同性愛者で生殖目的でのみ女を使用すると考えられている」ともいわれます。その昔、アンタレスにエーテル質量を操作できる異星人がいて、自由に宇宙旅行をしたといわれます。進化した異星人は、人間の精神体に憑依できるそうです。 「グレイ」は人間の無意識の中に入ってくると指摘されています。「あのグレイも壁を透き通るようにして部屋に侵入してくる」そうです。このような高度に進化した異星人とのコンタクトは、アバブ・トップシークレットになっています。
シリウス人は、別の非物質的存在の集団であるオハル評議会の創造物であると指摘されています。それで、スサノオ命も「オハル評議会」とのつながりがあるのかもしれません?
天照大神やスサノオ命についても昔から豊富な神話の記録があるようですが、時空を超えて存在しているので「神」というのですから現代の神話は「知る人ぞ知る」話なので、私たち一般人は、理解できません。

・世界中に「自称イエス・キリスト」が数百人いるといわれます。「キリスト(アプ星人)の一族が地球を管理している」という奇説もあるそうです。アダム スキー全集では“オーソン”といわれます。 「キリストは新約聖書黙示録で輝く明けの明星(=金星人)であると述べ、またマタイによる福音書でも天雲(UFO)に乗って来る」とされています。キリストの出身星はアプ星だったそうですが、アプ星人は国際連合の設立に尽力したという話もあるようです。『文明の極致ギャラクシー X-9/アプ星での生活見聞録』という本が翻訳されています。

・守護霊や天使の案内で、生きたままや臨死体験時に「死後世界」を垣間見ることがあると指摘されています。生きたままシリウス界という宇宙人の世界を往来している地球人もいるようです。日本でも生きたまま天使の案内で霊界や天界を見てきた人はいたのですが、スウェーデンのスウェデンボルグのように世界的には知られていないといわれます。本書は「四十数年、人間界と霊界を自由に行き来し誰もが知りえなかった経験をもとに書きおろされた驚愕の書」ということのようです。
異次元世界で、地球と似た世界があるといわれます。古今東西を問わず、人間の「死後の世界」を描いた本は多くあります。人間の「死後世界」を描いた本を読んでいると、死期が近づいた時、ドキドキ心配することはないといわれます。ですが、表現できないほど美しい霊界は、私たち凡人は想像もできないようです。特に死後世界に最初に入る「精霊界」「幽界」の描写は、ほとんど似ています。そして「輪廻転生」や「再生」の現象も相似しています。この現象も、全く世界的に否定されていません。
しかしながら、細部は当然ながら、違っています。精霊界(幽界)や霊界は非常に細かい粒子の波動世界で、宇宙人が存在するというアストラル界やエーテル界に似ているといわれます。死後、人間はこの世でいとなんだような生活を続けるといわれます。「私たち人間は、死によって存在が無くなってしまうのではなく、霊体として永遠に霊界で生き続けるのです。その霊体の自分が、本当の自分なのです」と著者は述べています。また、地獄の様相は、宗教書が述べている様相とは違っていて、自分が居心地がいいというので、自らが地獄を選んで行くというのです。当ブログでは、読者は地獄とは無関係と想定して、詳しくは書いていません。天使や堕天使、大天使や神々が「進化した宇宙人」「進化した異星人」と認識できるようになりました。精霊界や天国を創造したのは、神々やシリウス星人のような進化した異星人のようです。オリオン座は「神の故郷」ともいわれますが、『闇の勢力』も利用しているそうです。
「すべての宇宙人がエーテル人(霊人)だというわけではない。宇宙にはあらゆる形、あらゆる色の生命体がいる」といわれます。エーテリヤン(霊人)は、非常に高い次元に属しており、多くの円盤を操縦しているといわれます。人間は、死後に幽界や霊界で天使のようなシリウス星人に遭うのかもしれません。人間に6千年進化しているプレアデス人も大型宇宙船で天国を往来しているそうです。「宇宙連合」とコンタクトできれば、進化した異星人のテクノロジーが利用できるようです。
UFOやグレイの時代から、人間の精神に侵入してくる天使や神々のような目に見えない宇宙人の時代になったといわれます。パラレル・ワールドに住む宇宙人、天国に出入りし転生と憑依を自由に操るシリウス星人の植民星が地球だといわれます。

・「(プタハ)  建築家・職人の擁護者であるメンフィスのプタハは、最も重要な神の一人に数えられる。彼に冠せられた「宇宙の建築家」という称号は明らかにフリーメーソンとの関連を示している(現在も存在するフリーメーソンは、大昔の石工組合を母体とする秘密結社でその長は「宇宙の建築家」と呼ばれる)。プタハは太陽系の外からやって来て、トトの指示に従って世界、太陽、惑星、すべての生き物を造ったとされる。となると当然、彼はオシリス一家よりも古い神々のカテゴリーに属することになる」といわれます。私たち一般人は、想像を絶する話です。日常生活では、私たち一般人は、「天使の存在」を全く認識していません。しかしながら、「あの世」の動きが時間を経て「この世」に起こってくるともいわれます。「あの世」も私たち一般人には、訳の分からない奇説だそうです。
「すぐそこ、あなた方の真下には、まるまるひとつの世界“パラレル・ワールド”が存在しています。パラレル・ユニバース(並行宇宙)は「幽界」のように「この世」に似ている世界ですが非常に大きく違うアストラル界のような世界です。多次元宇宙の内のパラレル・ユニバース(並行宇宙)から異次元を旅して地球にやってきた意識を持った存在(シリウス人)は、あなたと一緒にそしてパラレル・ユニバース(並行宇宙)にいます」と指摘されています。米国には、シリウス星人がウォーク・イン(憑依・人格転換)やワンダラー(転生)の形態で飛来しており、その数は、非常に多いといわれます。ネガティブ・グループのシリウス星人の地球支配があまりにも巧妙なので、しょっちゅう戦争が起こるといわれます。ネガティブな宇宙人、悪霊の勢力も強力なようです。

・人間の死後の世界、幽界や霊界は、語る識者の話ではだいたい似ていますが、詳細では、いろいろと違いが出てくるようです。目に見えない、幽界や霊界は神々や天使が創ったと指摘されています。神々や天使のような進化した異星人は、時々、コンタクティやチャネラーを通して、霊界や幽界の諸相を私たち一般人に知らせてくれることがあるようです。しかし、幽界や霊界の有様については、いわゆるさまざまな説があるようです。パラレル・ユニバース(並行宇宙)は「幽界」のように「この世」に似ている世界ですが非常に大きく違うアストラル界のような世界のようです。パラレル・ワールドに住む宇宙人、天国に出入りし転生と憑依を自由に操るシリウス星人の植民星が地球だといわれます。
「シリウスのテクノロジーは、アヌンナキによって地球にもたらされた」そうです。シリウスの意識たちは、3次元にいる人間の目に見えるように、時々、自らの波動を変えて出現することがあったと指摘されています。シリウス人は、別の非物質的存在の集団であるオハル評議会の創造物であるといわれます。幽界や霊界を創造した異星人の進化の程度は、想像を絶するといわれます。この書では霊界についての新しい知見があることが注目されます。


多次元同時存在の法則をひと言でいえば、神道の神々は、すべて唯一神に収斂する(6)

2020-04-27 21:47:23 | 森羅万象

『聖母マリアの奇跡』
世界中に出現する「キリストの母」からの預言メッセージ
鬼塚五十一  学研  2003/5



<『ファチマ第3の秘密を全世界に公表しろ!』>
・改めて振り返ってみると、すでに23年の歳月が流れている。当時、私は『週刊現代』(講談社)の記者をしていた。
 そんなある日、デスクから「面白そうだから、これを追いかけてみろ」と、小さな新聞記事の切り抜きを渡された。記事といっても、わずか1段数十行の、いわゆる「ベタ記事」と呼ばれるものである。丹念に隅から隅まで読む人でないと、思わず見落としてしまうような小さな記事だ。そこにはこう書かれてあった。
「ハイジャック犯の要求『ファチマ第3の秘密を全世界に公表しろ!』」
 ロンドンのヒースロー空港で、旅客機がハイジャックされ、犯人はそう要求しているものの、その要求内容はまったく不明だということだった。そのほか、詳細は何も書かれていない。

<聖母出現の聖地に続々と訪れる巡礼者たち>
・ポルトガル人を夢中にさせるものは、3F。ファチマ、ファド(ポルトガルの演歌)、フットボールである。その3Fのひとつ、ファチマが聖母出現の聖地であり、毎年5月13日がその祝日となっている。人々の群は、そのファチマへ向かう巡礼者なのだ。
 彼らは昔から何日もかけ、歩いてファチマに巡礼する。今やこの国民的行事となった巡礼のため、政府の軍隊や赤十字は国道の要所に仮宿泊所や治療所のテントを設け、国をあげてこの宗教的行事に対応するのである。

<3人の子供たちに告げられた3つの預言>
・ファチマは、首都リスボンから北東へ約150キロのところにある、人口わずか2500人の小さな村である。この村に聖母マリアが出現したのは、ロシア革命が勃発した1917年のことだった。

・その年の5月13日、ルチア・ドス・サントス(当時10歳)と、その少女のいとこにあたるフランシスコ・マルト(当時9歳)とヤシンタ・マルト(当時7歳)の兄弟が、羊を負いながらコーワ・ダ・イリアという窪地にやってきたとき、聖母の出現を受けたのである。
 そのとき、聖母は雪のように白い衣服をまとい、黄金色で縁取られた白いマントを羽織っていた。聖母はこの世のものとは思えない清らかな声で、3人の少年少女に優しく呼びかけた。「怖がらないで。悪いことはしません。私は天国からやってきました。世界が平和であるように、毎日熱心にロザリオの祈りを唱えなさい」
 そして聖母マリアは3人の子供たちと、毎月13日の同じ時刻、同じ場所での再会を約束して別れを告げたのである。
「ご出現があったのは合計6回で、第3回目の7月13日、聖母は3人の子供に3つの預言をいたしました。第1の預言は、当時の第1次世界大戦(1914年~1918年)が間もなく終結するだろうということ。第2の預言は、第2次世界大戦の勃発、核兵器使用とソ連の脅威です。そして第3の預言は、まだ公表されていないのです。その第3の預言が秘密にされつづけたため、『ファチマ第3の秘密』といわれるようになったのです」
 いうまでもなく、第1と第2の預言は見事に的中している。とくに第2次世界大戦の預言は、恐ろしいほどに当たっている。

・預言を受けた3人の子供のうち、ルチアは1948年から現在までコインブラのカルメル修道院で健在であり、2003年には96歳になる。彼女には、ローマ教皇の許しがない限り、親戚以外は面会することができない。
 筆者も当修道院を訪れ、取材を申し込んでみたが、ガードは堅く、断られてしまった。近所の人の話だと、彼女は選挙のとき以外は外出しないという。
 カルメル修道院はルチアに関して、厳しく沈黙を守ったままである。
 残りのふたり、フランシスコとヤシンタは、聖母マリアの預言どおり、出現から1年たらずのうちに死亡している。

<輝く太陽が火車のように回転し、落下した!?>
・出現当時、3人の子供たちは当然のことながら、人々から嘘つき呼ばわりされ、地元の教会からもきつく戒められていた。
 ところが、噂が噂を呼び、第5回目の出現があった9月13日には、刈り入れの忙しい時期にもかかわらず、2万5000人から3万人の群衆がファチマの地に押し寄せてきた。その日の目撃者は次のように語っている。
「前の日からひっきりなしに人々の列が続き、明日の出現に立ち合うために徒歩でファチマへ向かった。それは本当に人の山だった。道を歩きながらロザリオを唱えつつ進む、無数の巡礼者の敬虔さ。燃える信仰。私は深く感動し、たびたび目から涙が溢れでた。10時ごろ、私たちは到着した。群衆はすでにおびただしい数にのぼり、ほとんどの人がひざまずいて熱心に祈った。最後には群衆の数は、3万人近くもなっていると思われた」
 
・3人の子供たちには、球に乗った光り輝く聖母マリアが見えた。

・聖母マリアは3人の子供たちに、戦争の終結を願うためにはロザリオの祈りを続けることが必要だと説いた。そして、かねてからの約束である奇跡の実現の日と、10月13日に再来することを告げ、再び光を放つ球に乗って太陽の中に消えていった。
 約束の10月13日、ファチマには10万人以上の群衆が押し寄せ、興奮の坩堝と化していた。聖母マリアはその10万人の群衆の前で、太陽を火車のように回転させたのである。
 太陽の大きな光の束は、緑、赤、黄、紫、青と変化し、四方八方に飛び散った。周囲の雲は虹を浴びたように輝きわたり、木も草も人間も動物も、地上のものは大光線の綾なす世界に飲み込まれてしまった。群衆は息を殺し、身動きひとつせず、この光景に見入っていた。
 この光の乱舞は合計3回続いた。ところが、3回目の回転が終わると、太陽は赤く燃え上がる火の玉になり、群衆目がけて突進してきたのだ。まるで世界の終わりが来たかのようだった。
 詰めかけた群衆は大混乱に陥った。大多数はその場にひざまずき、うめき声や涙とともに、大声で今までの自分の生き方に対する改悛の祈りを唱えはじめた。人々はこのとき、強い熱を感じていたのである。
 人々の祈りが高まったとき、突如、太陽は落下を止め、降下したときのように稲妻の光のようなジグザグの経路をたどって元の場所に昇っていった。やがて、少しずつ普通の輝きを取り戻し、青空の中におさまったのである。
 奇跡は終わった。
 このとき、出現前に土砂降りの雨に打たれ、濡れていた人々の着物は乾いていた。
 群衆の中には信者もそうでない者も、田舎の人も都会の人も、科学者も新聞記者もいたが、すべての人々は一様に信じた。
 さらに、この現象を何も知識のない多くの人々が、ファチマから30~40キロ離れたところで目撃している。

・翌日の新聞は、このファチマの大奇跡を大々的に報道した。教会ではあまりの事の大きさに、10年以上厳密な調査を重ね、1930年10月13日、ファチマの聖母に対する信心を許可することを正式に宣言した。この奇跡が許可された日、出現があったコーワ・ダ・イリアには10万人もの巡礼者が、世界各地から集まってきた。
 1932年5月13日には、リスボン駐在教皇大使自らが大巡礼団の団長を務め、ファチマを訪れた。
 現在、ファチマの聖母出現地には、広大なファチマ大聖堂が建てられ、世界各地のカトリック信者が年間200万人も訪れている。

<公表された「ファチマ第3の秘密」は捏造されていた!>
・「それは、内容が非常に重大なことだからです。私の先任の教皇たちは、外交的な配慮からこの発表を控えました。しかし、次のことがわかるだけで十分でしょう。すなわち、ファチマ第3の預言によれば、“おおきな大洋(大西洋、太平洋)が火の海となって大陸に襲いかかり、一瞬のうちに何百万単位で人々が滅びる”というメッセージです」
 まるで、核兵器を使用した第3次世界大戦の惨事を思わせるような内容である。
 しかし、この預言の公表は、それだけではなかった。第3の預言の中には、今の教皇ヨハネ・パウロ2世の後に、フリーメーソンに支えられた反キリスト的人物がローマ・カトリックを支配し、不正な方法で偽教皇として君臨するようになる、という不穏な内容も含まれているといわれている。

・ところが、いざ蓋を開けてみると、そこには思わぬ結果が待ち受けていた。ヨハネ・パウロ2世のこの大英断にもかかわらず、ヴァチカンの担当枢機卿たちはその指示に従わずに、肝心の部分を握りつぶしてしまったのだ。
「ファチマのメッセージ」と題された43ページのその小冊子には、第3の預言としてこう書かれている。それは、白い服を着た司教(ヨハネ・パウロ2世のこと。教皇は司教職の最高責任者)が、ほかの司教、司祭、修道者たちとともに急な山を登り、荒削りな木材で作られた大きな十字架に向かっていく様子から始まっていた。
「そこにたどり着く前に、教皇は半ば廃墟と化した大都市の中を通り、そこに横たわる無数の死体のために祈り、その悲しみと苦しみで震え、進んでいったのです」
 とルチアの私記の一部を紹介している。そして、それはこう続く。
「教皇が山の山頂に到着し、大きな十字架の下にひざまずいて祈っていると、兵士の一群がやってきて、銃弾や矢で教皇を殺した」
 そして、教皇とともに来た人々も、同じように殺害されたという。

・第3の預言は、この教皇受難のことだと教理者たちは発表している。しかも、この教皇の苦しみと苦難のビジョンは、1981年にサンピエトロ大聖堂前広場で、ヨハネ・パウロ2世が狙撃された事件によって頂点に達したため、この預言はすでに終わっているというではないか。
つまり、もう秘密はなく、すべてが公表されたのだという。
 多くを知らない者なら、それで騙されたかもしれない。実際、マスコミはその主張どおりに報道し、日本のカトリック新聞でさえも「ファチマの預言は、すべての秘密がもう明かされた」と報じた。
 しかし、本当に預言の公開を待ち望んでいた人々は、すぐにその虚偽を見抜き、怒りの声を上げたのである。
「80年以上も封印されていた預言が、こんなものであるはずがない!」
「ヴァチカンは預言の秘密を闇に葬ろうとしている。反キリストの勢力であるヴァチカン内のフリーメーソンの陰謀だ!」
 イタリアを中心に各国からの不満の声が高まった。

・こうして、またしてもファチマ第3の預言の真実は公表されず、それは今もヴァチカン記録保管所に封印されたままなのである!

<ヴァチカンも認めた秋田の聖母出現>
・秋田の聖母出現は、テレビに何度となく紹介され、日本ではあまりにも有名だ。日本だけでなく、諸外国にも知られるところとなり、外国からの巡礼者も少なくない。
 ことに韓国の巡礼団がこの秋田を訪れ、脳腫瘍から植物状態となった、ひとりの婦人のために聖母マリアに祈ったところ、なんと彼女の病床に聖母が3度も出現し、この婦人の病気は完全に癒されたため、韓国からの巡礼団はとくに増えている。
 婦人の脳腫瘍は断層写真からも完全に消失し、医学的にも完治したことが証明されている。そこでソウルのカトリック教会も、この奇跡を正式に認め、韓国の枢機卿の名のもとにヴァチカンに奇跡認定のための申請書を送り、ヴァチカンはこれを受けて調査を行った。その結果、ローマから正式に認められたのだった。そのため、この出現を否定的に扱い、関係者に威圧的な態度をとってきた日本の司教団も、とうとう追加公認せざるをえなくなっている。 

・出現を受けた笹川かつ子シスターは、昭和6年生まれ。娘時代の盲腸手術で、麻酔の失敗によって半身不随となり、20回以上も手術を受けている。しかし、結果はかんばしくなく、ある日、10日間も意識不明となり、危篤状態に陥った。そのときルルドの水をひと口、口に含ませてもらったところ、たちまちのうちに意識が戻り、麻痺して動かなかった手足もすぐに動くようになる、という奇跡を体験していた。
 だが、彼女の試練はその後も続き、1973年から進行性難聴のため、全聾となっていた。その笹川シスターが、聖母出現の前触れである不思議な出来事に遭遇したのは、1973年6月12日のことだった。その日、笹川シスターは、聖体礼拝のために聖櫃の扉を開けようとすると、突然、まばゆい威光に打たれ、その場にひれ伏してしまった。

・7月5日、その日、あまりの激痛に一睡もできなかった笹川シスターは、夜明けの3時ごろ、包帯のガーゼを取り替えながら祈っていた。そのとき、どこからともなく声が聞こえてきた。「恐れおののくことはない。あなたたちの罪だけではない。すべての人の罪の償いのために祈ってください。今の世界は、忘恩と侮辱で主の聖心を傷つけています。マリアさまの傷は、あなたの傷より一層深く痛んでいます。さあ、お聖堂へ行きましょう」
 声と同時に、彼女の守護天使と思われるひとりの美しい女性が現れ、彼女を案内するように聖堂へ導き、中に入るとすぐに消えた。

<ガラバンダル>
<聖母の出現と同時に脱魂状態に陥る子供たち>
・「それは歓喜の感情です。3回呼ばれます。1回目はやや弱く、2回、3回と心が高まり、特に3回目になると、なんともいえない幸福感に満たされます。私たちは2回目に行けばいいのです。なぜなら、1回目と2回目の間には長い時間があるからです」
 スぺインのガラバンダルで数千回も聖母マリアの出現を受けた4人の少女が、聖母から出現地に呼びだしを受けとるときの合図のことだ。この呼びだしを受けると、少女たちは各人ばらばらに出現場所の松の木の下に集まり、一瞬のうちに脱魂状態となる。

・こうした出現時における少女たちの身体・精神状態は、医学調査の結果、まったく正常であるという証明書が、今もバルセロナ大学に保管されている。
 さらに注目すべきは、首を後ろに傾けたまま、でこぼこした岩道をつまずくことなく、実に巧みに歩くことである。しかも、後ろ向きのままのこともある。1メートルあまりの岩をひょいと飛び超えて、歩いていく。電灯もない夜でも同じことだった。
 また、暗い岩だらけの田舎道を、顔を上に向けたまま、信じられないスピードで歩いていくこともあった。懐中電灯で足もとを照らしながら、人々はその後に従うが、その速さに追いつくことは不可能だった。それは彼女たちが後ろ向きで歩いても、結果は同じである。
 あるときなど、ひとりしか通れない木の板の橋に差しかかったことがあったが、ひとりは橋の上を歩き、残りの3人は空中を歩き、4人は同時に川を渡ってしまったのだ!
ガラバンダル――そこは、スペインの北西部のカンタブリヤ山脈に囲まれた、古い石造りの70軒の家しかない人口300人の寒村である。当時、電話はおろか、電灯さえ引かれていなかった。聞こえてくるものといえば、風の音と、羊や鶏の鳴き声。ときたま、牛につけた鈴の音が聞こえてくるぐらいだった。
 大天使ミカエルの出現は、そんな静かな村の人々を驚かすに十分な事件となった。

<人類は「大天罰」を免れることができるのか!?>
・ガラバンダルで告げられたことをまとめると、神は「大警告」と「大奇跡」によって、人類へ覚醒としてのしるしを与え、その回心いかんによって、「大天罰」の大きさを測るというのである。

・聖マラキ(アイルランドの大司教。1094年~1144年)の有名な預言によると、そのふたりの教皇の亡き後、ヴァチカンはローマの街とともに破壊され、歴代のローマ教皇の流れとは違う、もうひとりまったく別の新しい教皇が誕生し、その名を「ペトロ2世ローマノフ」と預言している。
 この新しい教皇は、宗派とは関係なく、世界中の子羊たちをまとめながら、反キリストと戦い、「大天罰」の後のキリストの再臨に備える、神から直接任命された教皇になるという。

<聖母マリアの出現を受ける人たち>
・当然のことながら、取材費は自前で、現地に赴くと、まず現地語と日本語のわかる観光ガイドを雇う。通訳者だとガイドの何倍も、下手をすると10倍近い通訳料がかかるからだ。一介のライターの乏しい取材費では、とても負担できる額ではない。

・この本で紹介したように、各国のそれぞれの出現には、それなりの意味と特徴があり、それをテーマに取材を進めていったつもりだが、エジプトの空の色、メキシコの太陽の輝き、エルサレムの土の匂い、ポルトガルののどかな田園風景、カナダの大自然と木々の緑など、ここでは紹介できないものもあった。しかし、そこで聖母マリアの足跡を感じ、まるで風のように私の心の中を、何かが吹き抜けていったような気がした。
 聖母マリアの出現を受ける人たち(幻視者、預言者、神秘家)にも直に会った。その数は100人を下らないだろう。カリスマ的な人もいれば、普通のおばさん、子供、若者、社会人もいた。霊性の高い人もいれば、人間的にクセの強い人もいた。



『宇宙人遭遇への扉』
 (リサ・ロイヤル&キース・ブリースト)
(ネオ・デルフィ社)  2006/2



<日本の東北地方に残る「キリストの墓」>
<やはりキリストは日本に来ていた>
・東北地方には「イエス・キリストの墓」とされる伝承の地(編訳者注―青森県三の戸郡新郷村)があります。果たしてイエス・キリストは本当に日本を訪れて、そこに骨を埋めたのでしょうか?
 宇宙人たちは、イエス・キリストが誕生するはるか以前から、血統上の融合が進んだ種族をつくる計画を継続的に実施してきました。

・私たちは、イエス・キリストの誕生を、人類を進化の新たな段階に引き上げる計画の一環として捉えています。聖母マリアのいわゆる「処女懐胎」にまつわる物語が、現代の宇宙人による人間の拉致事件に通じる部分があるように映るのは興味深いことです。

・イエスは十字架の上では死なずに、多くの子孫を残しました。いわゆる「磔」の後、 イエスは、南欧、インド、日本などを訪れて、そこで子孫を残しました。

・私たちの理解では、日本の東北地方に残る「キリストの墓」には、キリスト自身ではなく、彼の子孫の一人が埋められています。東北の十和田湖の近くには「迷ヶ平」とよばれる場所がありますが、太古の昔、そこでは遺伝子実験が行われていました。そこが「エデンの園」(編訳者注―宇宙人の視点からすると「遺伝子実験場」)であったとする伝承は、実際に的を得ています。
私たちからすると、イエス・キリストが生きていた頃は、宇宙人による遺伝子実験が広汎に実施された、今から最も近い時代でした。



『悪魔の世界支配計画666』 
 (鬼塚五十一)(学研) 1986/7/25
闇の結社フリーメーソンと反キリストの大陰謀 



<漆黒の髪を持つルシファーのひとり子とは?> 
<ルシファーのひとり子の陰謀を警告する聖母メッセージ> 
・全地の人々は驚き恐れて、その獣に従い、また龍が、その獣に与えたので、人々は龍を拝み、さらにその獣を拝んでいった。「だれが、この獣に匹敵し得ようか。だれが、これと戦うことができようか」{ヨハネの黙示録}第13章第2~4節 

・さらにベイサイドのメッセージは“666”の秘密まで暴き出す。 
「ルシファーとその軍隊が、この世界に666として知られる、力強い邪悪な支配を作りました。私の子供たちよ、私が前に予言したことを聞かなかった人たちのために繰り返します。666とは、ルシファーをリーダーとした地獄からの悪魔全部を集めた数です。暗黒の王子であるルシファー自身が、今あなたたちの地上を歩いているのです・・・」 

・かって悪魔を呼び出す魔術師だったジョン・トッドによれば、地獄の世界はサタンであるルシファーを頂点として、その下に聖書に登場するベルゼブブがいて、さらにその下にオカルトを司るレジ、よこしまな性的欲望をかきたてるレイダース、アルコールの悪魔バッカス、死の天使セット、知性を司り人間を憂鬱、自殺、精神障害などに導くハーンなどといった堕天使が控えているという。そしてさらにその下にも無数の堕天使、悪魔、悪霊などが霊の世界において存在すると言われている。 

・聖母マリアのメッセージはその悪魔の数が“666”であり、聖書に書かれている“666”にはそんな意味が含まれているという。その地獄の軍団に支えられた邪悪な人物が反キリストとなるのだ。 

・ジョン・トッドは、その反キリストと思われるような人物にも出会ったことがあるとバプチスト教会の講演で語っている。 

・彼の証言によれば、その人物は漆黒の髪に雪のような白い肌をしていて、身長7フィート(約2.135メートル)あまりの長身で、ハンサムというよりは美しいという表現がピッタリだという。その目は深いすみれ色か、深い紫にたとえられ、なかを覗き込むと、まるでグランドキャニオンを見ているようで、底なし穴のようだと語っている。 

・はたして、その人物が反キリストなのだろうか。 
その真偽は別としても、反キリストはこれからも世界のメシアとして我々の前にどのように現れてくるのだろうか。 
また、どのような集団を使って、メシアとなるべく世界統一宗教を築き上げようとしているのだろうか。 



『宇宙人・謎の計画書』 
(ロビン・コリンズ) (二見書房)1982/7



<第二の天国は蛇つかい座2番星か>
・イスラムの伝承では、イエスの住んでいたところは、“第二の天国”となっている。そしてまた、伝道者のヨハネがヘビ使い座(または海へび座、さそり座といった同じような形の星座)から、やって来たとするなら、キリストも蛇つかい座からやって来たと考えられないだろうか?“第二の天国”とは、バーナード星ないしはヘビつかい座70番星の2番目の惑星のことかもしれない。いやもしかすると太陽系の二番目の惑星、金星のことを示しているのかもしれない。

・キリストが地球以外の惑星からやって来たこと、そして恐らくは、異星人との接触を保っていたことを示す記録は、その他からも見られる。次にあげた引用は、聖書外典(大いなる神のしもべヨセフの書)からとったものである。
  
・ イエスは、12歳のとき、既に天文に関する知識を持っていた。しかし、イエスの知っていたことは、当時の天文学者たちにはまだ発見されていなかったことである。
  
・ 主イエスは、それに答えて、天球の数、天体の数を彼に告げた。また、天体のなしている三角や四角の形、60度離れた二つの天体の位置関係、それら天球が前進したり後退したりする運行の状態、その大きさ、いくつかの予言、さらにその他のことなども告げた。しかし、これらはすべて人類の知恵ではとても分からないことばかりだった。
  


『聖母マリアの大警告』  
 (鬼塚五十一)(曙出版)1992/4
(UFOは反キリストの道を準備している)



<地底の王国―地獄>
<地底王国シャンバラは地獄の入口>
・ニューエイジ・ムーブメントが「聖なる住民の楽園」として称えているシャンバラ。

・そのシャンバラとは、中央アジアの奥地、ヒマラヤの雪深い山脈とゴビの広大な砂漠のかなたの地下にあると言われる、伝説の「地底王国」のことだ。

・ニューエイジが広めている「シャンバラ思想」によれば、ここでは太古の時代からの高度な科学文明が発達し、そこから遣わされる聖者や予言者によって、人類は様々な形で導かれ、多くの危機から救われてきたと。

・そのなかにはキリスト、マホメット、仏陀も含まれているーと彼らは、主張している。またこの、地底王国の最高指導者は、世界の帝王と尊称され、地球上のすべての出来事をコントロールし、あらゆる悪と戦うと言われている。
その最高指導者がラマ教(密教)の言い伝えによると彼らの未来仏であるマイトレーヤであるというのだ!!

<悪魔の超常現象UFO> 
・UFOは確かに存在します。しかし、それは神からではない地獄から来ているのです。これらは、悪魔が伴う巧妙な手口の一つで、これによって人々を盲にするためです。異星人と呼ばれている者の多くは、非常に悪魔に似ています。神ではなく悪魔が神のように振舞おうとしているのです。 

<地球上には五つの邪悪な地点(UFO基地)がある> 
・悪魔は、地上に来る時―地球上に五つの地点を持っています。このことを知っておくことは重要です。魔のトライアングル(バミューダ海域)は、五つのうちの一つです!!もう一つあります。オーストラリアの南・・・タスマニア海峡の間です!! 

・また、この海域にはUFOが数多く出没し、とくにバミューダでは、UFOが空中ばかりでなく、空から海に潜ったり海中から空へ飛び上がったりする光景が目撃者の証言によって明らかにされている。 



『現代アメリカの陰謀論』 
(黙示録・秘密結社・ユダヤ人・異星人)
(マイケル・バーカン)(三交社)2004/8



・なかでもその後のUFO陰謀主義で重要な役割を果たした新神智論者が、ガイ・バラードとモーリス・ドリールであった。

・ガイ・W・バラード(1878-1939)は、妻のエドナとともに『アイ・アム』宗教運動を創始した。バラードによれば、1930年に彼が北カリフォルニアのシャスタ山の丘陵地帯で真実を探し求めていたとき、最高位の尊である聖ジャーメイン(サン・ジェルマン)に出会い、グランド・ティートン山脈の下にある洞窟に運ばれたという。その後、バラードは聖ジャーメインと何度か会って教えを請い、これがアイ・アム信念体系の基盤となった。

・アイ・アム運動は、とくにガイ・バラードの存命中はかなりの成功を収めた。モンタナに本部を置く有名な万国勝利協会―1958年に創設され、最初はマーク・プロフェット、その後エリザベス・クレア・プロフェットが指導者になったーは、アイ・アム運動の支流である。

・シャスタ山は、バラード覚醒以前から、またこれ以降も、オカルト主義と深い関係があった。特にこの場所は、失われた大陸と結び付けられ、水没から生き残った人々がこの山の内部に避難したと言われている。ムーとの結合がとくに強いのは、ムーが西海岸側の太平洋にあったとされ、西海岸との連想が浮かぶからである。水没から逃れた人々が避難したのが、かっての大陸の一部で、水没しなかったシャスタ山だったのである。

・ドリール博士の「ホワイト・テンプル教団」については、日本では「白朋舎」が活動しており書籍も出版されています。ドリール博士のアガルタの「シャンバラ」の描写は、「秘教真義」(霞ヶ関書房)に詳しい。

・さらに重要なシャスタ山の探求者が、モーリス・ドリールことクロード・ドギンズ(-1963)であった。彼自身が好んだ呼び方に従えばドリール博士は、1930年ごろデンバーでホワイト・テンプル教団を創設した。彼の言葉によれば、バラードの体験後である1931年に彼はロサンジェルスで講義中、二人のアトランティス人にシャスタ山の地下約20キロにある巨大な洞窟に運ばれたらしい。教義にしか関心を示さなかったバラードとは対照的に、その後のドリールは、手の込んだ内部地球の宇宙論や、アトランティス人の証拠を拾い集めて地下人種の説明を発展させた。

・核攻撃を恐れた彼は、1940年代末から1950年代初頭にホワイト・テンプル教団を岩山で囲まれたコロラド州のセデーリアに移した。ドリールは、1953年に核戦争が勃発するが、彼の教団は山壁に守られているので安全であると予言して地元の不評を買った。バラードはUFO目撃証言の流行前に亡くなったが、ドリールは、現代の15年間のUFO出現の時期に活発な活動を行い、そのあいだに地球外生命体を彼のオカルト的な将来像に組み込んだのである。


多次元同時存在の法則をひと言でいえば、神道の神々は、すべて唯一神に収斂する(5)

2020-04-27 21:46:18 | 森羅万象


『新たなるフォトン・ベルトか』
{NASA新発見}光の超巨大構造フェルミバブルの真実
J.C.ガブリエル(エハン・デラヴィ)  ヒカルランド   2011/7/2



<向こう側の別世界に私たちの未来形「天使」がすでに集まっている!?>
・最先端のコスモロジーには、それぞれの宇宙(このほかにも宇宙は存在する)は、知的生命体による創造であり、知性の高い意識によって創造された、という考え方が傾向としてあります。さらにいうと、クリエイターは生命を増やすという目的を持っています。

・ブラックホールの向こう側は別の世界であり、別の次元ということになりますが、そこは、きっと生きている光によって直接パワーが供給されるのかもしれません。きっと電気による影など関係ない世界でしょう。私からするとそれが「天国」です。「天国というのは、天使が使う『新しい地球』のコード名かもしれないのです。

<誰もが名前のある天使とつながっている>
・天使について長い間書き続けてきたスウェデンボルグは、「誰もが名前のある天使とつながっている」と述べています。天使の名前を私たちの誰もが口にするようになるのでしょうか?

<別世界は、銀河中心のブラックホールの向こう側に実在している!>
・さて、天使を理解するにはまず、はじめにはっきりとさせておくことがあります。「天使はまちがいなく実際に存在する」ということを、まず知っておかなければなりません。

・スウェデンボルグは死ぬまでの最後の27年間を毎日のように霊界を訪ねて過ごしました。彼は天使のことをこう言っています。
「以前に肉体次元を経験したことのある、シンプルでいい奴らだ。天使はまた、私たちから切り離された存在でもなく、人間よりも優れているものでもない」

<人間を作ったエロヒム>
しかしながら、旧約聖書の創世記を読むのにコードなんて要りません。聖書にははっきりとこう書かれています。「人間は、エロヒムによって創造された」と。エロヒムとは、後にヘブライ語となった神を示す言葉だが、これはシュメール語の「アヌンナキ」に由来します。
 旧約聖書の中で語られている神は、どちらかというと、地球外生命体っぽいということに、誰もあまり気づいていないようです。



『近代日本の宗教家101』
井上順孝 編   新書館      2007/3



<高橋信次(たかはししんじ)(1927~1976)>
・神理、魂の救いと成長を説くジー・エル・エーの教祖。苦難に富んだ人生体験をもち、会社経営をしながら、霊的世界を説いたカリスマ。最晩年には、自らをブッダ、イエス、モーゼを超える存在と位置づけた。

・信次は、幼少の頃から霊感を持ち、家族の中には気味悪く思う者もあったという。十歳の時、原因不明の病気にかかった。夜、定期的に呼吸が止まり、いく度も死線をさまようというものであった。しかし、その時、信次は「もう一人の自分」となって肉体を抜け出し、自らの様子を見ていたという。そして、「もう一人の自分」は、この世では想像できないような美しい場所をさまよっていたという。このような原因不明の体験が定期的に半年ほど続いた。

・次第に信次の霊感が強くなり、第三者の未来予測ができるようになったという。1964年、コンピュータ端末機器を製造する高電工業株式会社を設立し発明を重ね、数多くの特許を取得し、事業は順調に伸びた。

・1968年には、多くの霊的現象が起こるようになり、信次がてのひらから光を義弟に対して送ると、昔の侍が義弟の口を使って語りだしたという。さらに、指導霊と守護霊が覚醒を促したという。

・そして、義弟の口を使って出てくる霊たちが悪魔であるならば、善意の者にかえてやろうと決意し帰宅したところ、心のなかから「今のような心を忘れるな。謙虚な心、執着を捨てた心、そして自信というものは、中道を心の物差しとした、自らの智慧と勇気と努力の中から生まれるものだ」と守護霊の声がし、悟りを開いたとされる。指導霊はモーゼ、守護霊はイエスであったという。

・信次は、過去、現在、未来を見通すことが出来るようになり、心が調和されていれば肉体から抜け出して思う場所に行けるということが分かったと語っていた。あの世とこの世の仕組み、神々のことなどに関心がある人々が集まり始め、自然発生的に会が形成された。1969年、「大宇宙神光会」が発足し、翌年、GLA(ゴッド・ライト・アソシエーションの頭文字)と改称した。

・信次は、みずから神仏であると名乗る者を信じてはならないと説いた。しかし、多くの会員は、彼を釈迦の再誕とみなしていた。信次自身もそのように思っていたようである。相手が考えていることを言い当てたり、会員たちに手のひらから光を送り異言で語らせたり、自分の死を含め多くのことを予言で的中させたと会員には信じられている。

・晩年、信次は自分が、釈迦、イエス、モーゼ以上の存在であるエル・ランティーで、末法の世に人類救済のために誕生した光の大指導霊の肉化した存在であると説いた。

・この世とあの世のつながり、そして、自己の心を磨き、ユートピアを建設することを説き、ロングセラーの著書を多数残したカリスマは、一方で非常に人間的であったといえよう。



『エルランティ』 天使編  高橋信次復活の原点
ノストラダムスの予言を超えて
大川隆法  平成元年9月  幸福の科学出版

  

<ポスト・ノストラダムスの時代、日本に希望の光ヘルメスが甦る>
・それから、東の国にね、ヘルメスが甦ることをノストラダムスは予言しております。ヘルメスが東の国に出るだろうと。そして、ヘルメスのもたらす繁栄が、やがて世界を救うであろう。ノストラダムスは、そういうふうに予言しています。

・このヘルメスが甦るというのは、どこからというと、東の国というのは日本なのです。まあ、ヘルメスの生命体は何かっていうと、みなさん、ご存じでしょうかね。あと、有名な方は、リエント・アール・クラウド、それからブッダ、コーダマ・ブッダ、ラ・ムー、トス、こういう人たちが同一生命体の魂のグループなのですよ。だからそのグループの中の誰か一人が生まれ変わってくるということですよ。そういうふうに理解してくださいね。

・光の天使達が地上に出て、世界を救う。そして、ヘルメスが末法の世を救い、東の国から起きるヘルメスの繁栄が、やがて世界を救うだろうと、予言しました。このときに、西暦二千年ごろにも私の予言も終わるというふうに、彼は言いました。なぜ彼の予言が終わるのか。それは新しいいわゆるヘルメスの時代になって新たな予言が説かれていくからです。新たな教えが説かれていくからですね。それでノストラダムスの使命が終わったということです。そういうことなんです。

<スウェーデンボルグのいう霊太陽の存在>                                                        
・霊界探訪記のなかで、スウェーデンボルグという北欧の偉大な霊能者はね、霊界に太陽があるということを言っていますね。霊界の霊太陽というのがあって、それが霊界の人々を照らしてると、こういうふうな話をしとります。

 実際に、霊太陽というのがあるのです。地上のみなさんが太陽の光のもとで、生活しておるように、霊界にもちゃんとした霊太陽というものがあります。そして、その霊太陽がね、4次元の人たち、5次元の人たち、あるいは6次元の人たち、いろんなところを照らしておるのですね。

・それで、霊界物語を読むとよくわかるのですが、たとえば、地上にいる人たちが幽体離脱して、あの世の世界に行ったときも、あるところの世界までは行けるけれど、それから上のほうは行けなくなるのですね。



『地獄界の帝王 ルシ・エル サタンの陰謀』
地球人類を救うのは偉大なるエルランティ「高橋信次先生」なり
土居釈信   出版サービスセンター   平成3年1月

  

<サタンは如来界の七大天使であった>
・天上界・高次元のことを簡単に説明しますと、最上段階に神、そして、エルランティ(高橋信次先生)を長として、その下にイエス様、モーゼ様、御釈迦様の三聖人がいらっしゃいます。この次元を九次元(宇宙界)と呼びます。そして、その下の次元を八次元(太陽界とその下に如来界)と呼びます。そして、七次元(菩薩界)、六次元(神界)、五次元(霊界)、四次元(幽界)、三次元(この世)、という段階があるのですが、サタンは上から二段階目の次元、元の如来界の七大天使の一人だったのです。この如来界には、元来は八次元上段階におられるミカエル天使長を長として、その下に七人の天使達がいて、それぞれに役割と力を持っています。

・そして、この七大天使の中の一人にルシ・エルという天使がいました。このルシ・エル天使が後の“サタン”になっていくのです。

・大天使達が地上界に降りられた時の、手助けをするのが彼の役割だったのです。サタンが七大天使であった頃は、このような偉大な力を持っていたのでした。

<地球人類の起源(円盤による降臨)>
・地球人類の歴史の始まりです。私達人類は、猿やアメーバから進化したと言われていますが、この進化論は誤りです。

・“『地球』を開拓し調和させ、魂の修業せよ”との神の命を受けてエルランティとすべての天使達、そして、第一陣に選ばれた約千名の人々が、反重力光子宇宙船(円盤・UFO)に乗り、ベータ星から数億光年も離れた『地球』という、神から与えられた次の修業の場を目指して、希望と使命に燃えて出発したのでした。それから人類は円盤に乗って長い旅を続け、ついに地球上のエジプトの地、ナイル川流域の、エルカンターラという場所に着陸しました。



『UFO五次元東京会議』
中丸薫×竹本良  VOICE  2011/12/8



<大震災前後に地球に現れたUFOたち>
・実は「NORAD(北米航空宇宙防衛司令部)の元職員にスタンリー・A・フルハムという人がいまして、彼が暴露した中に「カウンシル・エイト(審議会8)」という宇宙連合的な組織についての情報があるんですね。これは、プレアデス、オリオン、シリウス、牛飼い座、アルファ、センタウリ(ケンタウルス座α星)、レティクル座ゼーター星、Comsuli、Pouseti(最後の2惑星の名前は存在が不明)の合計8つの知的文明で構成されている組織のことなのですが、こうした星座のグループが近年、共同して地球に現れてデモンストレーションをしているらしいんです。

<これからの時代に必要なのは“魂感覚”>
・中丸;エルランティというのは神に一番近い人です。世界中のあらゆる宗教において、例えば、モーセのときはヤーウェと名乗り、イエス・キリストのときはエホバと名乗り、イスラム教のときはアラーと名乗り、仏教のお釈迦様のときはブラフマンと名乗って人々を導いた、そういうお方ですね。でも、神ではないんですよ。神に近い存在といったらいいでしょう。

・生前にお付き合いのあった宗教家の高橋信次先生が亡くなられて、もう30年以上経ちますが、あの方は、実は、お釈迦様の生まれ変わりだったんですよ。

・いってみれば、お釈迦様もイエス・キリストもみんなエルランティの分身なんですよ。ですから、よくよく考えてみれば、宗教戦争をすること自体がおかしいんですよ。魂の源は、皆一つなのにね。そして、人間もその分霊を誰もが抱いているわけですから、その心を浄化して輝かせなければいけないんです。



『日本猟奇史』   大正・昭和編
富岡直方   国書刊行会    2008/7



<24歳で女が男になった変性体>
・{大正10年(1921)7月} 女性から男性への変転、これはたしかに異常な感激であり、その体験の心理たるや、けだしうかがい知ることのできぬものであるに違いない。つぎに採録したものは、その微妙な体験心理の片鱗を示したものと信ずる。
 江戸時代にも、男から女に変わった例はある。しかし、それは自然化であったが、近代のは医術化である。そこに、時代の流れの変遷が見られる。

・「徳島市○○町○○ゆきの私生児かめを(27)が、24歳のとき、徳島市三宅病院の手術を受けて男となり、今年亀雄と改名して、徴兵検査を受けたことは既報したが、その結果は丁種の不合格で兵役には全然関係のない身となった。彼は24年間の女性生活について、こう語っている。
 私は、尋常2年生を中途で退学しまして、子守や下女奉公ばかりしておりましたが、19の年に女として人並みの身体でないことを覚り、つらつら世の中が嫌になりました。それでもまだ女であると信じていましたけれど、24の年に医者に診てもらいまして男であると聞かされたときは、ホントに天にも昇る心地がしまして、さっそく銀杏髷に結っていた緑の髪を切り捨てました。裁縫から炊事まで女ひととおりのことはできるけれども、悲しいことは読み書きのほうがさっぱり駄目ですから、いつも字引を懐ろにして、わからない文字を覚えるようにしています。ま
だ綴り方まではできません。
 身体のこなしも、言葉遣いもまだ女に近いが、いまでは立派な細君ができていて、近く徳島の本町でフライビンズの製造販売を始めるとのことである」――(大阪毎日新聞)

<大阪に起こった不思議な幽霊写真の怪事件>
・[大正10年{1921}7月] 幽霊が写真に撮ったという奇怪な事件は明治時代篇(63)にも記したが、今回のはさすがに時代の進化で、新聞記者もこれをそのまま事実として受け入れることができず、それに科学的解説を付して、幽霊の出現を否定し、見出しも「珍談――幽霊写真」としている。もっともな見解である。

・しかし、その記事を読んでいくうちに、そこになにかしら否まれぬ奇異の存在があるように思われる。ことに科学文明の進んでいる欧州において、幽霊写真の事実が肯定され、それが研究されている事実を考えるとき、また前記明治時代篇に載せた事実を想起すると、あながち否定することもできぬように思われる。要は読者の判断に任すとして、ここにその全文を掲げて見ることとした。こうした記事の取り扱いについては、そこに時代の流れを知ることができようか。

<男女両性を完全にそなえた半陰陽の奇少年>
・{昭和6年{1931}11月} 17日午後2時、東京高田警察署では、市外高田町雑司が谷の聖労院に志賀警察医を派遣して、同院に収容されている者の病患者を検診したが、そのさい、脚気患者松本茂(仮名)17歳という少年が、はからずも男女両性を完全にそなえているということが発見された。
 その結果、警察側としては、医学上の問題よりも、取り締まり上の関係から、この両性をそなえている松本を、従来どおり同院の男子部に収容することはできず、といって女子部へ回すのも変だとあって、聖労院とも協議の結果、17日夜からは同院内の「慰めの家」に収容することとなった。

・この松本少年いな少女(?)は、去る9月23日、浅草公園のルンペンの仲間にいたのを、同僚40名とともに象潟署から聖労院へ回してきたものであったが、ザンギリ頭に、黒い顔、太い眉、どうみても男であった。
 父は、以前火の番をやっていたが、いまは消息不明で、母は浅草の某家で厄介になっている。戸籍面は「松本茂子」となっていて、神田に生まれたが、小学校は浅草の千東小学校に通い、可憐な一女生徒として5年を終了した。

・それが、学校を出るころから、肉体に変調を来たし、男性的な力強い衝動がムラムラと頭をもたげてくるのを感じるようになり、それから男子の生活をはじめた。
 べらんめえ口調で、浅草界隈の不良少年などを捉まえてケンカをしたり、女の子を泣かせて喜んだするようになった。そのうち公園のルンペンの群れに投じたものであった。

・少年「松本茂子」を診察した高田警察署の医師は、「松本は完全な両性をそなえ、医学上半陰陽といっている。軽度のものは従来も見たことはあるが、こんな完全なのははじめてで、医学上有力な参考資料です。両方とも10歳ぐらいの発達の程度である。本人の意志は完全に男性であるが、皮膚などは女性です」と語っていたという。――(東京日日新聞)

<尾のある人間が三人、徴兵検査に現われる>
・{大正3年{1914}7月} 明治22年(1889)6月21日の「時事新報」に「生まれながら尾あり」と題する、つぎのような記事が載せられている。
「南アフリカ、ナイアムス地方にナイアムスと称する種族ありて、その種類は人類ながらも猿の如き尾ありとは、該地方を跋渉して帰りたる欧州人のしばしば報ずるところなれども、人々みな尾あり、尾あるをもって一種族をなすというが如きは、いまだこれをもって信をおくもの少なし。しかし、生まれながらにして尾ある人は、古来、その例少なからず。」

・また、ある探検隊が、未開の地で現地人に襲撃されたとき、そのなかの1人を捕えたら、その人には尾があったという記事を見たことがあることから考えて、人間にもたまたま尾のある者がいるということだけでは否めない事実であるらしい。
 しかし、右はいずれも外国の話であるが、ここに、わが国にも、尾のある人のあることが発見された。まことに稀有の奇怪事である。

・江戸時代の随筆に、ある人間に急に尾が生えて、犬のような真似をするようになったという話が載せられているが、それは充分な信をおきえないにしても、つぎに掲げた記事は、徴兵検査官が発見したという大新聞の記事であるから、充分信じえられる記録であろう。

・「和歌山県における徴兵検査は、4日(7月)をもって終了したるが、県下における徴兵体格検査のさい、有田郡出身者にして臀部に長さ一寸余の尾(?)の如きものある人物3人まで発見され、当該徴兵官は、全国にいまだ類例なき珍事実なりとて驚きおれり。そのほかに奇病者として、尿道破裂のため女子の局部の如く変形せるもの1人ありたり。ちなみに、県下の徴兵成績は昨年に比し不良にして、和歌山市の如きは最も劣れり。また徴兵忌避者は、紀の川沿岸伊都、那賀両郡の資産家の子弟に多かりしと」――(大阪毎日新聞)



『天国の真実』
マシューが教えてくれる天国の生活
スザン・ワード  ナチュラル・スピリット   2006/10/10



<ニルヴァーナ(涅槃・天国)評議会>
<ニルヴァーナ評議会は、天国の統治体>
・(マシュー)最も尊敬される賢明な魂だけが評議員として検討される。彼らの経歴はさまざまだが、専門や学術的知識よりも知恵がその地位に就くのに最も大切な基準となる。たいていの場合、評議員たちは地球に何度も転生しているが、必ずしも地球での経験に留まるわけではない。

・評議員は男女、そして両性具有の魂の代表だ。

・グレート・マスターは、住人でもなければ、体も持たない。彼らの強力なエネルギーは、この太陽系一体から、リラ、シリウス、プレアデスといった地球文明の発展に緊急に関連する星系に瞬間的に移動できるんだ。

・たとえば、地球での大量死など、評議会が注目すべき大きな動きがあるときは定期会合はない。

・ここでは、もし指導者と住人の間に何かトラブルがあったとしても、本当に統治するのは大衆の意思であって、指導者の意思ではない。それは共和制の土台に則り、選出やリコールが即座にできるんだ。評議員は自信をもって投票する広範な人たちによって選出され、同じようにリコールも起こりうる。

・評議会は、この領域にあるいは地球の愛する魂たちに影響を及ぼすすべての事柄を管轄している。

・評議員の服装は白いローブに金色の紐帯だよ。服装だけを見れば、ここにいる普通の住人と変わりない。

<未知の宇宙で絶え間なく続いている戦い>
・地球を例外として、僕らに影響を及ぼすすべての領域の統治体とやりとりし合うんだ。地球に関しては、評議会は天使界や霊界の地球外生命体、そしてこの宇宙規模的な大変化の時期にライトワーカー(光の使者)として、地球を援助している人たちや、人間界の上にある文明とやりとりしている。

<ニルヴァーナ(天国)、そこは地上の生活と驚くほど、似通ったところが多くあるようです。>
・他巻にはマシューやその他多くの地球外惑星の存在たちからのメッセージをまとめてあります。

・それまでのジャーナリズムの仕事をしていたことが、マシューやその他の高次の存在らとの交信を活字にして出版するという今世の使命への準備だったことを知る。

・私が話している相手は、息子としてのマシューだけでなく、彼の累積した魂の集合体である「累魂」であると知ったときは驚きました。

・なぜなら、私が交信しているのは、それがマシュー人格であれ、彼の累魂であれ、マシューだけなのですから。

<ニルヴァーナ(涅槃)>
・(スザン)ニルヴァーナって地球から見ると、どこにあるの?

(マシュー)普通、地球と月ほどは離れてはいないんだけど、ここは静止した領域ではないから、相対的な位置はまちまちだね。ニルヴァーナと同じような肉体のない魂たちの他のすべての安息の地も静止していない。

・(スザン)ニルヴァーナ(天国)ってどのくらいの大きさなの?

(マシュー)さあ、何といったらいいかな、やさしい母親のイメージだよ。大きさはそう金星ほどかな。

・密度が濃くてエネルギーが不純であるほど、そのレベルで機能している魂たちはよりいっそう悪に縛られている。この多層構造宇宙の最下層は不純な場所であり、創造主に一番近い最上層は、光が最も多い天使界なんだ。

・普通は、ハトン銀河連合星の隊員がその両方を占める。その艦隊の一部がプレアデス星系に基地を置き、宇宙の中で、ここや同様の他の領域の(天国の)膜の見張り役の任務に就いている。

・そして、(天国の)膜が保護機能を完璧に保てるようにメンテナンスもしているんだよ。その艦隊は、この領域の保護が特務というわけではないけれど、ここ数年間は彼らがこのあたりでよく活動していて、主な見張り役であるように、彼らもシフト制でやっている。彼らがこの任務に就く前は、普段はシリウスからの大きな一機の宇宙船が近くにいて、頻繁に立ち寄って、監視していた。

<修理隊員のひとたちは体を持っているの?>
・普通は第4密度の体で来るけれど別にそうではなくてもいいんだ。いったんここに来れば、彼らの顔とか体を現すこともできる。

<ニルヴァーナ評議会>
・評議議員は、男女そして両性具有の魂たちの代表だ。それには素晴らしい知恵や知識を持って新たに加わる者もいるし、また霊的な進化から言えば、ニルヴァーナを数段超えているのに、あえてこの領域に留まることを選んだマスターたち、また必要に応じて請願されるグレート・マスターたちがいる。グレート・マスターは住んでもなければ、体も持たない、彼らの強力なエネルギーは、この太陽系一帯から、リラ、シリウス、プレアデスといった地球文明の発展に緊密の関係する星系に瞬間的に移動できるんだ。

・たいていの場合、評議員たちは地球に何度も転生しているが、必ずしも地球での経験だけに留まるわけではない。

<パートナーシップ>
(スザン)同性愛のパートナーは、両者が望めばニルヴァーナ(涅槃・天国)でもそのつながりを継続できるの?

(マシュー)そうだよ。同性愛というのは地球ではよく理解されていない。言ってみれば、同性愛は体や物理的側面というよりも、霊の進化の一段階であって、他の身体的あるいは霊的発達段階と比べてとがめられるものでも崇められるものではない。

・それに僕たちは一回きりの人格でなく、類魂だということを忘れてはならない。どの類魂もおそらく肉体、あるいは肉体なしで男性、女性、そして、両性具有の存在として何千回も転生している。

・もし直前の過去世の地球の人生で同性愛者だったら、ここにも同じ状態でやってくる。ここでは体が性的行為をする造りにはなっていないから、同性愛の精神的な側面だけがついてくる。

・地球で猛烈に同性愛を糾弾している人たちというのは、直前の過去世で同性愛者の人格を経験した魂たちなんだ。

(スザン)同性愛は今、地球の歴史上、かってないほど増えているのかしら?

(マシュー)いや、でも有史以来、今はずいぶん人口が増えているから、割合は同じでも数にすれば、増えていることになるね。歴史上、様々な分野で尊敬されている著名なマスターたちは多くが同性愛者だ。



多次元同時存在の法則をひと言でいえば、神道の神々は、すべて唯一神に収斂する(4)

2020-04-27 21:45:16 | 森羅万象

<天使たちの話すコトバ>
・(234) 天使たちは、この世の人間とまったくおなじように話しあっています。家庭のこと、政治のこと、道徳のこと、霊的生命にかんすることなど、いろいろと話題があります。天使は、ふかく考えて話をしますから、人間よりずっと理知的な会話をかわしていますが、それ以外のちがいは別にありません。

・(235) 天使のコトバは、人間のコトバとおなじように、単語からなっています。また人間とおなじく音を発し、音で聞きます。天使にも口や舌や耳があります。またかれらのコトバももつ音調が明瞭にひびくための大気もあります。ただしその大気は、霊である天使に適した霊的な大気です。天使たちは、この固有の大気のなかで呼吸していて、その呼吸を媒介に単語を発言します。これは人間が空気をとおしてやっているのとおなじです。

<第44章 精霊界とは>
・(421) 精霊界は、天界でも地獄でもなく、双方のあいだにある中間の場所または状態です。人は、死んでからすぐそこへ行き、この世でえた<いのち>に見合った一定の時間を経過して、天界に上げられるか、地獄に投げいれられるかします。

<第49章 死後、人間はこの世でいとなんだような生活をつづける>
・(470) 人はそれぞれ死後も<いのち>があるということは、キリスト教徒ならみんな<みことば>から知っています。人は、自分の行なったことで裁かれ、報いられると、あちこちにしるされているからです。<善と真理そのもの>から考え、善く生きることしかめざしていない場合、人はだれでも天界にいきます。しかし悪く生きる人は、地獄にいきます。悪のうちにいる人の場合、死後の状態がこの世の生活によるものとは信じたくないのです。とりわけ病の床についてからは、自分の過去の生活はいざ知らず、生活から切りはなされた信仰にのっとり、純粋のお情けで、天界に行けるものと思っています。



『幽霊を捕まえようとした科学者たち』
デボラ・ブラム    文藝春秋  2010/2/10



<18世紀の神秘家、スウェーデンボルグ>
・スウェーデンボルグは、1688年、ルーテル教会の監督の息子としてストックホルムで生まれ、鉱山技師として教育を受けた。20代の初めにはイギリスに留学し、アイザック・ニュートン、天文学者エドモンド・ハレーなど、著名な科学者に師事している。1744年にはすでに、スウェーデン政府の炭鉱事業責任者として安定した地位を築いていた。

・しかしその年、出張の途次、スウェーデンボルグは人生がひっくり返るような幻視体験をする。ロンドンのホテルの酒場でくつろいでいると、眼前に霧がわき、やがてそれがちりぢりになって、銀色の蛇の群れに変った。蛇が床のいたるところにとぐろを巻くと、影に包まれた人の輪郭が部屋の隅に見えた。つぎの晩また酒場に行くと、ふたたび霧と蛇があたりをおおい、その人影が部屋の隅から歩み出てきて、われは主なる神である、と告げたというのだ。

・スウェーデンの科学者は新たな使命を帯びてロンドンを去った。聖書の真の意味を世界に伝えるという使命である。神が、何を書くべきかを教えてくれるはずであり、遠視能力を授けてくれるはずだった。

・彼は科学者としての人生を捨てた。痩せて骨張った顔に、落ちくぼんだ眼という、骸骨のような男になった。にわかに衰えた消化機能を助けると信じ、ケーキと砂糖入りのコーヒーだけで生きるようになった。何時間もトランス状態で過ごし、天国と地獄について、地球とその他の惑星に存在する霊界について、夢うつつで本を書いた。そして生涯にわたり、みずからの解釈した福音を広め、他の人々には見えない霊を、新たに見出した能力によって呼び出してみせた。

・なかでも有名な逸話は、ドイツの哲学者イマヌエル・カントが調査したものである。それによるとスウェーデンボルグは、園遊会の最中に突然、5百キロ近く離れたストックホルムで大火事が起きているといって、会を混乱させた。晴れわたった夕空を見つめながら、自分の話を信じようとしない人々に、火が道から道へ、建物から建物へと燃え広がっていくさまを、詳細に語ってみせたという。

・二日後、ストックホルムからの使いによって、いっさいが事実だと判明した。カントはこの事件を、スウェーデンボルグが驚くべき遠視能力をたしかに持っていることを「いかなる疑問の余地もなく」示すもの、と結論づけた。
 ほかにも、紛失した手紙の中身を読んだとか、死んだ身内について誰も知らないことを語ったとか、さまざまな逸話や噂がある。しかし、スウェーデンボルグは派手な透視をしただけではない。彼の主要な教えは“対応説”と呼ばれる。この世の物質的生命と霊界のあいだには確かなつながりがあり、眼に見えない紐が双方の住人を結びつけている、という考えである。

・こちら側の生命はあちら側の生命と併存している、とスウェーデンボルグは言う。だから、われわれの意志は霊に影響をあたえるし、霊の願望はわれわれに影響する。われわれが触れるものはすべて、あちら側の世界に共鳴する。すべての動作は、あちら側の動作と連関する。



『死後の世界を突きとめた量子力学』
コンノケンイチ    徳間書店   1996/6



<スウェデンボルグが伝える「霊界構造」>
・スウェデンボルグの「霊界手記」は膨大で同じスウェ-デン人が読んでも簡単に理解できるものではないといった。

・「この世」とは、霊界という広大無辺な空間の中にポッカリと浮かんでいる一つのゴムの球のようなもので、このゴムの球である「この世」の周囲はすべて霊界で取り囲まれている。しかし、実はゴムの球の中(この世)も一種の霊界で、そして他のすべての霊界が「この世」に染み込んでいる。

・「この世」以外のすべての空間は完全な霊界なのだが、ゴムの球(この世)の中だけは、例外的に物質界と霊界の二つの世界が同じ空間に共存している。だから同じ空間に、二つの物質が共存することもできる。単に空間の性質が違うだけなのだ。

・霊界(死後の世界“幽界”)が「この世」の背後にぴったり寄り添って実在している。それは、金貨の表と裏のようなもので、本来は別々の世界ではなく、一つの世界なのである。そして、「幽界」と「この世」の二つは、それを含めた別の大きな世界の一つの部分なのである。

・人間の生命の源は霊界の太陽である。霊界の太陽は不思議な事に人々の正面に常に位置している。

・霊界ではあらゆるものが、意識を有しており、とくに人の意識が霊界では強く関わり干渉し合っている。

・「この世」の人の意識も霊界へ影響を与えているが、それ以上に霊界のエネルギーは「この世」に強く干渉している。

・霊界では距離やスピードという観念は存在しない。人の意識は瞬時に伝わり、行きたい場所を意識するだけで瞬時に移動できる。

・「霊の世界」を大まかに分類すると「天国界」、「中有界」(精霊界)、「地獄界」の三つになる。またそれぞれが同じように三つの世界に分かれて下層に行くほど凶悪な霊の住む恐ろしい世界になる。どの霊界に行くかは、あなたの有する本性次第となる。

・霊界と地獄界は力の均衡によって保たれている。

・人間が死後に天国界で幸福な生活に入るのも、また逆に地獄界に入るのも、その人の生涯の報酬や罰として入るのではない。自分の霊質に合致した霊界に入るのである。人間であった時の意識と記憶そのままに、死後に永遠に生を送ることになる世界のほとんどを決めてしまうのである。

・このようなことが人々に理解されないのは「この世」の物質的な習慣に従って考えているために過ぎない。

・大本教の出口王仁三郎は、日本の歴史上で最も評価の高いチャネラー(霊的交流者)の1人であるが、官憲に弾圧されたりして、波乱の人生を送ったようです。「この世は全て神霊世界の移写であり、また縮図である霊界すなわち精神世界の事象を映し出したのが現界すなわち地上界で、ゆえに現世を称してウツシ世(写し世)という」という考えは、大きな影響を与えたようです。



『般若心経の宇宙論』
(コンノケンイチ)(学研)  2006/11



<出口王仁三郎(おにさぶろう)の大霊界を構成する10の法則>
1、 すでに、私達は、霊界に生きているし、だれでも霊界と通じている。我々は、あの世の記憶を消去されているので、自分がどこから来て、どこに帰るのか分からないでいる。いつも、私達は、霊界から監視され、その影響下にあることを忘れてはならない。

2、 霊界で起こることが、時をおいて現界に移写される。人間は、絶えず霊界と通じ合い、そこからの干渉を受けつつ生きている。したがって、この世に現象として現れる全ては、霊界からの投影だといえる。ただし、霊界での動きが主で、霊界で起こらないことは、地上でも起こらない。また霊界で起きた事がそっくり地上に移るのではない。

3、 霊界とは個々人の意思と想念の生み出す世界である。霊界は波動の世界で、個々人の持っている想念がストレートに現象化する世界である(これが量子物理学の“波束の収縮”である)

4、 個人の想念(霊質)に応じて無数の霊域が存在する。何事も霊界に本源があって、そこでの思念がこの世の人間や物質に反映され、それがまだ、反射的に霊界にフィードバックされていく、というものである。

5、 霊界では、似た者同士が相交わり、集団を形成している。同じ境域に住む者たちは、同じ質のバイブレーションを有していることになる。

6、 この世で言う、時間・空間の概念は霊界にはない。霊界では、太陽は動かず、天の一点に留まっており、その明るさは、変化がなく、地上のような四季もなく周囲もあまり変化しない。

7、 霊界には無限に近い階層があり、神(界)に近いかどうかで高低が決まる。高い霊界の境域は天国界(仏教で言う神界、仏界)で、中階層が精霊界、低い境域は地獄界(修羅、餓鬼、畜生界)で上に昇るほど神の領域に近づいていくが、それは宇宙そのものである。最高神、仏教で言う大日如来に象徴される。

8、 神界が遠い霊界はまもなく消滅させられる。今までは、必要悪として許受されていたが、まもなく“神より遠く離れた霊界”すなわち地上界(現世)と隣接する幽界(バルドー)、その大本である地獄界は淘汰され消滅することになっているという。この世が如何に天国界の姿から、かけ離れて地獄界のそれに近いものになっているかは、現今の世相を見れば、簡単に理解できるだろう。

9、 人類に降ろされる終末予言は全て霊界に端を発している。預言はすべてが近い将来、神から離れた人類の終わりを警告している。つまり終末とは、「神から離れた霊界」の淘汰を意味しているのだ。

10、 この世はすべて神より遠く離れた地獄界からの干渉を強く受け入れるようになってきており、そのため、まもなく、幽界とともに淘汰されることになっているというのだ。ただし、人類全部ではなく、一部は神界に引き上げられると言う。

<出口王仁三郎は、次のように言う。>
・霊界とは執念の世界であって時間・空間を超越した絶対世界である。この世は全て神霊世界の移写であり、また縮図である霊界すなわち精神世界の事象を映し出したのが現界すなわち地上界で、ゆえに現世を称してウツシ世(写し世)という。

・人類終末の予言者たちは、その原型を霊界からのバイブレーションで垣間見て元型の霊界がこの世で顕在化されて現象として具現化されることを知っていたのである。

<私達は、現世で霊質を上げることが出来る。>
・霊界の天国には天人や天使が住み、最下層には地獄界の住人が住んでいる。そこでは皆が固有の同一バイブレーションの霊域にあるため、個々の霊質の変化は困難と言われている。しかし、現世ではだれでも全霊界と通じているので、自分の想念次第で霊質を上げることが十分に可能である。

<そうしたことを王仁三郎は、次のように述べている。>
・「全ての人は、死して後、天国浄土に昇りに行く。無限の歓喜に浴すべき、人間特有の資質なり。暗黒無明の生活を送るものほど悲しみの深きものこそ無かるべし。第一、死後の生活に対して無知識なることは、悲哀の中の悲哀なり。」



『世界のスピリチュアル50の名著』   エッセンスを知る
T・バトラー=ボードン  DISCOVER  2007/9/13



『天界と地獄 イマヌエル・スエデンボルグ 1758』
<『天界と地獄』>
・人生の中盤過ぎまでのイマヌエル・スエデンボルグは理工学分野の業績で知られ、冶金学、数学、生理学、解剖学、航空学などの著作が多数あった。しかし、50代半ばでこの「北のアリストテレス」(スエデンボルグはスウェーデン人である)は深い宗教的覚醒を体験し、科学者から幻視者へと変貌する。その時点からスエデンボルグの人生は、瞑想による幻視の世界で目にしたものと、聖書の新解釈に捧げられたのである。

・『天界と地獄』を読むと、この時代の書物にありがちな神学上の推測がまったく見当たらないことに驚く。その代わり、客観的で極めて説得力のある、まるで旅行ガイドブックのような筆致で、天界を描いている。

<天界の構造>
・スエデンボルグの執筆の目的の一つは、天界とは雲や霊が渦巻く無定形の塊だという通念を打破することだった。霊としての旅によってスエデンボルグは、死後にはさまざまな領域と段階、社会から成る、大いなる秩序を持った王国があると知るに至ったのである。科学者にふさわしく、記述は性格を期している。

◆天界には2つの王国がある。すなわち、天的王国と霊的王国である。(神の住む)天的王国の天使は上位に位置する天使で、神の真理を本能的に受け入れているがゆえに神への天的愛を抱き、主と非常に緊密に結ばれている。一方、霊的王国の天使たちは、隣人への愛のほうに心を向けている。神への愛は思考と記憶を通して抱くようになったため、そのために神から一歩距離を置いた存在となっている。

◆実は天界は3つある。最内部、中間、そして外縁の天界である。人の心も同様の構造を持つため、私たちは皆天界の縮図だと言える。人は死後、外縁または中間の天界の天使に迎えられるが、どちらに迎えられるかは善と真理をどれだけ受け入れているかによって決まる。

◆天界の光は個々の社会によって色を変える。天界の中心に向かうほど、光は清らかさを増す。反対に中心から離れるほど、すべてのものが、けばけばしさを帯びていく。それでも、天界の光が注いでいることに変わりはなく、地上とはまったく別世界である。

◆天界は単一体として機能し、あらゆる要素は全体を構成しながら、それぞれが全体の縮図でもある。スエデンボルグが述べるように、「各社会は形の小さな天界であり、各天使は最小の形の天界」なのである。「多数が一となる」が神の原理である。

◆天界同士の間には明確な境界がある。ある天界にいる者は、実際にほかの天界に入ることはできない。もしも自分の所属しない、より純粋な天界に入ろうとすれば、その瞬間に苦痛を感じるだけである。

◆天界は純粋なる愛の王国であるために、霊はお互いに何事も隠せない。「天界では、己が情愛の顔以外の顔を持つことはできない」のである。物質的なレベルでは、天界は皆がすべてを分かちあう連合体と言える。

◆天界には、地上と同じ多くの住居や建築物がある。だからこそイエスも次のように語っているのだ。「天の家には多くの邸宅がある」(『ヨハネによる福音書』14章2説)。

<天使のありよう>
・天界についてスエデンボルグが持つ知識の大半は実際に天使と言葉を交わして得たものだ。天使は、地上の人間は霊の世界について「無知で盲目」のまま生きていると言う。多数が、ことに利口な人間や知識人が、知覚できることしか信用しないために、自分たちの存在を信じないことに天使は驚く。むしろ正しいのは、直感的に真理を判断する、無学な人々のほうなのだ。スエデンボルグは、地上の人間と同じく天使も現実のものだとの論を展開する。その一部を紹介する。

◆人間と同様、天使にも自我があり、自己愛のために一時は神への愛に背を向けることもある。天使は天界の愛と死にどれだけ接したかによって、状態あるいは様相が――楽しい、不快というように――変わり、自我にとらわれれば、気がめいる。「彼らにとって天使とは、『自我』から離れた状態」なのだ。

◆天使は力を持つが、その強さは、力が自身にではなく神に由来することをどれだけ認めているかに比例する。

◆天界では、天使の衣服は自らの知性にふさわしいものとなる。知性の優れた者ほど、まばゆい衣服をまとい、地獄に落ちた者はぼろをまとう。

◆天使は社会単位で暮らし、似た者同士が集まる。

◆天使は美しい家に住み、庭を持つ。それゆえに、庭は地上において常に天界の平和と美を象徴している。

◆天使は空間と時間をほとんど理解しない。これら地上に存在する次元は、天界には存在しないからである。人間から見れば、あらゆるものは時間を追って順番に起こる。しかし、天界で重要なのは状態である。すなわち、「永遠とは無限の時間ではなく、無限の状態であると天使たちは理解している」。私たちの思考が限定的なのは、時間と空間の概念を伴うからだが、天的存在が知的にも霊的にも無限なのは、時間と空間の概念を伴うからだが、天的存在が知的にも霊的にも無限なのは、時間と空間を超越しているからなのだ。

<夢と真理>
・天界に身を置く者は、善と真理を愛するがゆえに善と真理に引かれる者である。善と真理よりも自分自身を愛する者は、地獄に至る。これが『マタイによる福音書』6章33節の伝えるところである。「先ず神の国と神の義とを求めよ、さすれば凡ての物はあなたたちに加えられるであろう」。

・地上のあらゆる人は、神が体の中に流れ込む経路を自身の中に持っている、とスエデンボルグは気づく。これを持つのは人間のみである。この自身の高い部分に流れ込む愛、知性、知恵を受け入れられるかどうかは、私たち次第だ。人は自身の意図を自ら考えたものと思っているが、神が意図を植えつけ、その意図に従って思考や行動が形作られるのだ。そして、人はこの善い意図を受け入れて進むこともできれば、拒否することもできる。

・『天界と地獄』では意図というものが、繰り返し強調されている。なぜなら、何よりも意図こそが、私たちがどんな人間であるかを定義するものだとスエデンボルグは知らされるからである。この「支配愛」と呼ばれるものは、人生の質と、霊の世界でどの社会に生きるかを決定しているため、非常に重要とされる。
 スウェデンボルグが厳格に区別しているものがある。善と真理を求める者と、そう見せかけて実は自分自身を求める者である。前者であれば、結果を思い悩むことなく、心から全体の善のために行動するのだ。

<天界の富者>
・苦行者や隠遁者のように生きることが神へ近づく道と人は考える。しかし、そのような人々はあまりに陰うつであることが多く、他者のことを本当には思いやれない、とスエデンボルグは教えられる。一方で、仕事にも飲食にも精力的な、世俗的に生きる職業人が大勢いる。このような人が良心に従って生き、まず神の存在を認め、さらに隣人に思いやりを示せば、天界に入ることに何の支障もない。

・スエデンボルグの出した結論は興味深い。「人間は世によらなくては天界のために形作られることはできない」と言うのだ。スピリチュアルな人間は、慌ただしい人生から逃れ神と独り向き合いたいと思うかもしれない。しかし、実のところ人がこの世に生きるのは、わが身を大混乱の渦に投げ込み、その中で果たせる善を果たすためなのだ。

・聖書にいわく、「金持が天界に入るのは、らくだが針の穴を通るのと同じく困難である」。類まれな聖書解釈の天才スエデンボルグに言わせれば、ラクダは知識や情報を表し、針の穴はスピリチュアルな真理を表すという、金持ちが象徴する傲慢や自己愛は決して神を喜ばせることはないが、一途な信仰と信頼に生きる者は、霊の世界に難なく移行できるのだ。

<天の世界はこの世と同じく現実のものである。>
・『天界と地獄』は単に旺盛な想像力の所産なのだろうか。それを肯定することは、スエデンボルグを正しく評価したことにはならないだろう。彼は第一級の科学者であり、幻視体験以前も以後も精神障害は見られなかったのだから。

・一人前の大人が(本人が主張するように)天使やキケロ、ルターの魂と語り合ったなど、到底認められないのかもしれない。しかしこの本は、特別な力、あるいは「第二の視覚」を得た者が、空間と時間を超えた旅を振り返り報告する、という昔からある伝説の一つとしてとらえるべきなのだ。

・スエデンボルグの特別な力が広く認められるようになったのは、ヨーテボリで友人らとの食事中に起こった出来事からである。おびえながら(5百キロ近く離れた)ストックホルムで大火事が出たと口にしたのだ。果たして2日後、使者が火事の知らせをもたらすが、詳細に至るまでスエデンボルグの言った通りだったのである。

・『天界と地獄』には、キリスト教の公式の教義に異を唱える見解が多く記されている。しかしそれは、科学者としての見識と良心から、スエデンボルグが自らの目で見たものを正確に述べずにはいられなかったためだ。彼にわかったのは、無学で平凡な人々――天界の存在を常に信じ、その信念によって自己の人生を向上させようとする者――が正しく、学識を得たことでこのような信心深さを「捨て」てしまった知的キリスト教徒こそ、間違っているということなのである。



『Newsweek』2015/10/27



<あなたは宇宙人を信じますか?>
<地球外の文明を探す研究を阻むアメリカ人の信仰心>
・この広い宇宙で、知的生命体は私たち以外にも存在するはずだ――そう考えるアメリカ人は全体の54%だということが、市場調査会社ユーガブが9月に行った世論調査で明らかになった。
 反対に、異星人は存在しないと答えたのは24%だ。そのうち「地球のように知的生命体が暮らせる場所はほかにない」と考えている人は31%。残る約3分の2は「人類は神もしくは別の高次の存在が創造したもの」だと考えている人々だった。

・ちなみに昨年のギャラップの世論調査では、神が1万年前に今の姿の人類を創造したと考えているアメリカ人は全体の42%に上っている。
 神を信じる心と、異星人の存在を信じる心はなかなか共存できないらしい。これまでの研究で女性は男性よりも信心深い傾向があると分かっているが、異星人の存在を信じている女性は46%で、男性の62%より少ない。
支持政党とも相関があるようで、信心深い人が比較的多い共和党支持者の半数以上は、異星人の存在を信じないか、分からないと答えている。一方で、民主党支持者の3分の2近くは存在すると考えている。
 にもかかわらず、政府によるSETI(地球外知的生命探査)研究への資金拠出に対する最大の反対勢力は民主党だった。



『地球の「超」生き方』  {アセンション版}
ゲリー・ボーネル  坂本政道  ヒカルランド   2011/8/31



<2012年になると時間の概念が崩壊します>
・人間の集合意識が時空という概念を超えて拡大していくのです。たとえば、コップを見ると、どういう分子が集まってコップという物質をつくったかというその瞬間も見えるし、同時にこの分子がもとのエネルギー体に戻る、その瞬間も見ることができます。ですから、我々の時の観察の仕方が違ってくる。時というものの概念が実際に崩壊します。
 2012年にシフトが起きますが、それは時間が私たちにとって制限という形で働かなくなるということなのです。
 バシャール的な言葉を使うと、アセンションとは第3密度から第4密度へ人類と地球が移行していくことです。
 2012年を中心に数十年かけて、最終的な転移が起こってくるでしょう。第4密度になると、大いなるすべてと自分のつながりが強固になります。
 その結果、感情が安定して強い安心感に包まれます。我々が第3密度から第4密度に上がっていくと同時にバシャール達は第4密度から第5密度に上がっていきます。
 第5密度は、肉体を持たない非物質の世界です。

・2012年にシフトが起きますが、それは時間が私たちにとって制限という形で働かなくなるということなんです。

<魂の中心には14万4000個の細胞があり、このエネルギーが経絡を作り出している>
<スウェーデンボルグが属していた秘密結社の名前は何ですか>
ゲリー;もともとの名前はエルダーズ・オブ・ソロモン(「ソロモンの長老たち」)というような名前です。ソロモンは儀式的な魔法の本を持っていました。

<魂の過去世の情報があるフォーカス27はアカシャです>
坂本;ゲリーさんにとって誰かのアカシックレコードを読むのは簡単なんですか。

ゲリー;9歳からやっていますから。時にはイメージの流れとして、ザーッと入ってくるときもあれば、相手の肩の辺りに情報としてパッと現れる場合もありますし、時には声が聞こえてくることもあります。

坂本;ガイドとワークしているのですか。

ゲリー;はい、私にはイーライというガイドがいます。このエリアには性別はないんです。
 イーライは私とは違う存在です。でも、何度も何度も一緒に転生したことがある存在です。

・ツインソウルというものがあります。魂が地球次元に入ってきたとき、似通ったハーモニクスを持つふたつの魂が結合します。ふたつの魂は両方ともがそれぞれオーバーソウルを持ち、その部分でつながっています。そして、地球以外のすべてのシステムの情報を共有するんです。

 例えば、一方の魂がアンドロメダやカシオペア、プレアデスに行ったことがあって、もう一方は、M95とかベガに行ったことがあるとします。そうすると、お互いの情報を共有しますし、オーバーソウルを通して地球のほうの情報も共有できます。



多次元同時存在の法則をひと言でいえば、神道の神々は、すべて唯一神に収斂する(3)

2020-04-27 21:43:20 | 森羅万象

<霊界は神政共産政治>
・霊界では、基本的に自分と同程度の霊相の人たちと一緒に生活をしたり、仕事(男性は主に家庭外、女性は家庭内の仕事)をしたりしています。このように、霊界はオーラで見分けのつく霊相差により明確に階級分けされた社会なのです。
 そして、霊界では、神様が政治家となり共産主義政治を執り行い、すべての面で霊界人を指導しています(神政共産政治)。神様は霊界人に対して本当に平等です。もちろん、現界の政治家のように汚職や腐敗もありません。また、共産主義のため、給与の額は平等ですので、現界でみられるようなさまざまな格差はありません。
 さらに、霊体で生活しているため全員が黄色人種であり、現界でみられるような人種差別もありません。このような社会ですので、犯罪に手を染める人もなく、霊界には警察署も刑務所もありません。また、霊体は無病・無傷ですので、当然、病院もないのです。このように、霊界では皆が本当に安心して幸せに楽しく暮らしています。まさに、天国なのです。

<再生・転生の大まかな流れ>
・この説では、人間の魂と霊体が霊界で創られ、その後、現界への再生・転生を繰り返して魂が向上していく過程の大まかな流れを説明します。

<霊界での誕生>
・霊界でも、(神様の許可の下)男性と女性は結婚します。結婚をすると、別の家を一軒持つことになります。そして、女性が妊娠します(霊界には不妊はありません)。現界の場合と同じように、霊界の子ども(胎児)も最初はお母さんのお腹の中で育ちます。子どもの魂は神様によって新たに創られ、妊娠5カ月ごろの胎児の松果体に入れられます。そして、妊娠10カ月のころ、お母さんのお腹から赤ん坊として誕生します。その後、その子どもの霊体はすくすくと成長し、霊界の義務教育(10年)を経て成人(20歳)します。それ以降は、霊体が成長(老化)することはありません。

・本書をお読みのあなたも、記憶にはなくとも、はるかはるか昔に本当のふるさとである霊界で誕生し、霊界の両親に育てられたのです。霊界の両親は、基本的に現界であなたを育ててくれた両親とは異なります。現界の両親は仮の親であり、本当の両親は霊界にいて、そこからあなたをいつも見守ってくれているのです。

・霊界の義務教育10年とは、現界でいえば小学校と中学校に相当するものです。霊界では、現界における高校や大学に相当する学校はありません。

<現界への誕生>
・人間の魂は、霊界で生活をしていただけでは向上しません。人間の魂は、あくまで現界での人生修行によってのみ磨かれて向上していくのです。そのため、霊界で誕生し霊界の両親に育てられ成人した魂と霊体は、霊界の両親に見送られ、初めての現界への旅に出発します。

<現界での生活>
・人間は、現界のさまざまな環境の下に生まれさせられます。貧しい家庭に生まれさせられる人もいれば、裕福な家庭に生まれさせられる人もいます。また、さまざまな人種にも生まれさせられます。そして、それぞれが与えられた環境の中で人生修行に励みます。

<再び、霊界へ>
・しかし残念なことに、多くの人間は人生修行の過程においてなんらかの罪を犯しています。そして死後、幽界において罪のミソギをさせられます。ミソギが終わると、ふるさとである霊界に戻ることができるのです。なお、人によっては、死後「畜生道地獄」という地獄に落とされ、その後霊界には戻らず、動物として再度現界に生まれさせられる場合もあります(転生)。

<再生の繰り返し>
・霊界に戻り、楽しく生活をしているだけでは、やはり魂は向上しません。そのため、人間は、再度、現界へ誕生させられます(再生)。神様は、このような再生を人間に何度も繰り返させます。

<再生の繰り返しの果てには>
・では、なぜ人間は、現界への再生を何度も繰り返して魂を磨き続けなければならないのでしょうか?
 それは、人間はやがて神界に行き、神になるからです(これを「神上がり」と言います)。つまり、神になるという大きな目標のために、人間は何度も現界に生まれ魂を磨いているのです。より正確にご説明すると、人間は現界での人生修行を30回行うと、神上がりします(30回には転生の数は含まれません)。

・読者の皆さまの中には、今まで神様はお一人であると思っていた方が多いのではないでしょうか。確かに、あらゆる物質や生命を生み出した万物の創造主たる神様はお一人です。その方は、7次元の高級神霊界の最高位におられ、この宇宙のすべてを支配されています(この方は人間から神上がりしたわけではなく、もともとから神様として存在しています)。
 しかし、この方以外にもたくさんの神様がいるのです。まず、この方と同じように人間から神上がりしたわけではないもともとの神様が他にも10名います(もともと神様のことを天津神と呼びます)。さらに、ここでご説明した人間から神上がりした神様が非常に大勢います。
 もともとの神様の姿は黄色人種の形態をしています。これは、人間がやがて神になるためにもともとの神様に似せて創られたからなのです。人間が神になった後は、霊体は神体と呼ばれるようになります。神になったばかりの魂と神体は、まず神界の5次元に所属します。そして神になってからも厳しい修行をして6次元、次いでさらに厳しい修行をして7次元(高級神霊界)を目指します。なお、人間から神上がりして7次元まで上りつめた方の例としては、モーゼ、イエス・キリスト、お釈迦様、日蓮聖人、弘法大師(空海)などがあげられます。

・“万物の創造主”、さまざまな宗教が祈る対象としている神様(「天照大御神」「弥栄大御神(いやはえおおみかみ)」「大日如来」「阿弥陀如来」「梵天」「ヤハエ」「エホバ」「アラー」など)は、結局はすべてこの方のことを指しています。

<人はどのようにして、現界に誕生するのか>
・なお、魂と霊体には本来の性別があります。しかし、男(女)の魂と霊体であるからといって、男(女)の胎児の肉体に入れられて男(女)として現界に生まれ出るというわけではありません。人間は、再生を繰り返す中で男女どちらの修行も経験させられます。あなたの本当の性別はいったいどちらなのでしょうか……!? それは、あなたが再び霊界に戻るまでは分かりません。

・ここまで、あなたの魂と霊体が霊界から旅立ち、現界の胎児の肉体に入るまでの過程をお話ししましたが、「そんなことは、全然覚えてないよ」とお思いのことでしょう。それは、人間は、妊娠5カ月の胎児の肉体に魂と霊体が入ってから妊娠10カ月程度にお母さんのお腹から生まれ出るまでの間に、生まれる前の記憶のすべてを神様によって消されてしまうからなのです。これは、現界において生まれる前の記憶があると修行にはならないからです。

・さて、妊娠10カ月ごろになって、あなたはついにお母さんのお腹から赤ん坊として生まれてきました。そして、あなたの目には見えませんが、誕生と同時に「背後霊」と呼ばれる霊が5人付き添い、赤ん坊であるあなたの観察を始めました。背後霊は、これから先のあなたの一生をじ~っと観察し続けるのです。
 背後霊はよく守護霊や守護神と勘違いされる場合がありますが、普通、人間には守護霊や守護神は付き添ってはいません。背後霊の役割は、基本的に、その人の一生の監督と記録です。その人の言動(発言や行い)、性格や思想を正確に記録するのです。ただし、例外として、その人の霊相がよほど高い場合には守護や指導をすることもあります。

<人が現界に生まれてきた意味>
・さて、年ごろになると、結婚する方が多いでしょう。結婚は人生で最大の修行です。

・「そんなことを言われても、私は結婚したくてもできないのです」という方もいるでしょう。前節でご説明したように、人間の一生というのはある程度最初から決まっていて、結婚相手も生まれる前から決まっています。
 しかし、人によっては、理由(前生の罪など)があって、神様から結婚を許されない場合もあります。このため、結婚をせずに一生を終えたからといって、必ずしも罪を犯したとみなされるわけではありません。

<「運命の人」>
・人は、現界に舞い降りる前の待合所で、神様から今生の運命について教えられます。そこで、あなたの結婚相手(運命の人)も教えられます。
 読者の皆様の中でも、もうすでに結婚をされている方は、「そんなばかな!相手とは偶然に出会い、お互いに恋愛をして結婚したのだ」と思われるかもしれません。
 しかし、それもすべては神様の予定どおりなのです。理解しにくいかもしれませんが、あなたが相手と出会ったことも、相手を好きになったことも、神様が背後霊を通してそうなるように仕向けたのです。ただし、まれに例外として、予定外の相手と結婚してしまう場合もあります。

・結婚相手は、基本的に、人間が再生を繰り返すたびに変わります。つまり、いつも同じ相手(魂)と結婚するわけではないのです。しかし、生まれ変わっても再び同じ相手と結婚する場合があります。それは、その相手との結婚生活がうまくいかなかったときです。

・もしあなたが今のご主人(奥さん)のことが嫌いで来生は一緒になりたくないとお考えなら、ぜひとも今生は、残りの夫婦生活を仲良くするように努力してみてください。結婚は人生最大の修行だと思って………。

<人はこのようにして、現界を去る>
・この節の説明は、老衰や病死など、通常の亡くなり方で死亡した場合を想定しています。自殺や他殺、事故死など通常とは異なる亡くなり方(これを変死と呼びます)で死亡した場合の状況については、3~9節でご説明します。

<三途の川を渡る夢>
・人は死の直前に必ず、いわゆる「無意識状態」に陥ります。そして、その状態で三途の川を渡る夢(幻覚)を見ます。
 多くの読者の皆様が、三途の川とは、この世とあの世とを分ける境目であると聞いたことがあるのではないでしょうか。しかし、実は、三途の川は死の直前の無意識状態において見させられる夢の中で登場するだけであって、実在はしません。

・なお、三途の川の夢の最中に向こう岸に降りずに帰ってくると、無意識状態から意識を取り戻し「生き返る」ことになります。時々、臨死体験をした人が「きれいな花がたくさん咲いていた」などと無意識状態で見た景色の美しさを語ることがありますが、それは、まさに三途の川を渡りきらずに目が覚めて生き返った例なのです。

<死後の様子と霊線>
・三途の川を渡りきり、夢から覚めると、死者は自分の眼下(60センチメートルほど下)に自分の肉体(遺体)が横たわっていることに気づきます。この事実に直面して、大抵の死者は驚きと不安に陥ります。
 その後、死者の家族が死者の肉体(遺体)の異変に気づくでしょう。家族は遺体に対して必死に声をかけているかもしれません。死者と家族は互いにすぐ近くにいるのですが、住んでいる次元が異なります。4次元空間にいる死者からは、3次元における家族の様子を見たり、家族の声を聞いたりすることができるのですが、3次元空間にいる家族からは、4次元における死者(幽体)を見ることも、死者の声を聞くこともできないようになっています。

・死と同時に、今までその方を観察していた背後霊5人のうちの4人が霊界に帰ります。死者となったその方は、残された一人の背後霊がみえるようになります。そして、残った背後霊が今後の死者の世話をしてくれるのです。また、死後、霊界にいる自分の身内が会いにきます。

・実を言うと、死者(幽体)は死後しばらくの間、幽体と肉体(遺体)の後頭部同士が、目には見えない霊線と呼ばれる線でつながっているため、自分の肉体(遺体)から離れて自由に動くことができません。
 そして、この状態で肉体(遺体)に傷をつけると、霊線を通して幽体にも傷がつき、死者にも痛みが感じられるしくみになっています。そのため、解剖や献体、臓器移植などで遺体に傷をつけることは、本来してはいけないことなのです。



『天界と地獄』  ラテン語原典
エマヌエル・スヴェーデンボルイ アルカナ出版 1985/5



<第18章 天界での時間>
・162 天界では、この世と同じように、すべてに継続や進展がありますが、天使たちには、時間や空間の考えや概念はまったくありません。かれらは、時間とか空間が何であるかもわからないのです。それで、ここで天界の時間について述べますが、空間については、いずれその章で述べることにします。

・163 この世とおなじく、また何のちがいもないほど、天使たちにもすべてが継続したり進展したりしています。ところがかれらは、時間がどんなものかさっぱりわかりません。というのは、天界には年もなく日もなく、あるのは状態の変化だけです。年や日があるところには時間があり、状態の変化のあるところでは、状態があるのです。

・(164) この世に時間があるのは、この世の太陽が、ある度から他の度へと、見かけのうえで少しずつ進んでいくからです。それで1年のうちで「四季」と呼ばれる時間がうまれます。さらに地球をめぐっていることから、1日のうちで「時刻」と呼ばれる時がうまれます。以上はみんな定期的に交代してやってきます。
 天界の太陽はそれとちがっていて、継続的な進行や回転によって、年や日を生みだすのではなく、ただ状態の移り変わりのあらわれです。だから、前述したような定期的な繰りかえしはありません。だから、天使には時間の観念はなく、そのかわりに状態しかないのです。

・(165) 天使たちは、この世の人間のように、時間からくる概念はないし、時間についても、時間にかんする事柄についても、そんな概念ももっていません。時間に固有のコトバ、たとえば年、月、週、日、時、きょう、あす、きのうなども、何のことかわかりません。人からそのようなことを耳にすると(天使たちは、主によって、いつも人とつながっています)、そのかわりに、状態と状態に関係のあることを考えます。ここで人の自然的な観念が、天使たちのもとで霊的な観念にかわります。

・(167) 天使たちは、時間について何も知らないため、「永遠」についても地上の人間とはちがった考えをもっています。天使が「永遠」について感じとっているのは、無限の状態であって、無限の時間ではありません。
 わたしはあるとき、「永遠」について考えてみましたが、時間の概念をとおして「永遠にいたるまで」が、「終わりがない」という意味であることを感知できましたが、神がその創造以前に、永遠のむかしから、何かを造られたといったような意味での「永遠のむかしから」というコトバが、何を意味するかわかりませんでした。

<第19章 天界での表象と外観>
・(170) 自然の光だけで考える人は、天界のものがこの世のものに似ていることなど、理解できません。そのわけは、自然の光だけで考えると、天使とは精神だけで、精神は空中をただようたましいのようなものだから、人間のような感覚はなく、目もなく、目がないから、その対象もないと、合点してしまうためです。

・(174) わたしは、天使たちの仲間いりをする許しがあたえられましたが、そのとき天界でわたしの目に触れたものは、この世のものと全く同じで、この世にいるのかと思ったほど、鮮明に感じとられました。そこには王の宮殿があり、わたしは天使たちと、人間どうしのようなコトバをかわしました。

・(176) 相応によって、天使たちの目にどんなふうに写っているか、実例をあげてみましょう。
 理知のうちにある天使には、多種多様の樹木と、花にあふれた庭園や楽園がみえます。木々は、最高にうつくしく、ととのった格好でつらなり、横木に組みあわされたアーチ状の門があり、庭をめぐる小径もついています。その美観はたとえようもありません。
 理知のある者たちは、そこを歩き、花をつみ、編んでは幼児の飾りにします。園にはこの世で目に触れたことのない樹木や花があります。その樹木には、理知ある天使たちがやどしている<愛の善>におうじた果実がなっています。庭・楽園・果樹・花などは、かれらの理知と英知に相応しているからこそ、かれらには見えるのです。

<第20章 天使たちの服装>
・(177) 天使は人間で、地球上の人間のように、おたがいに生活しています。だから、衣服とか住居とかがあるのですが、ちがいといえば、天使のほうがずっと完全な状態にあるため、衣服とか住居とかがあるのですが、ちがいといえば、天使のほうがずっと完全な状態にあるため、万事が、より完全なことです。天使の英知は、口では言いあらわせないくらい、人間の英知よりすぐれています。だから、かれらが見たり感じとったりすることができるものは、すべて人間のよりずっとすぐれています。それは、天使が感知したり見たりするものは、すべて天使の英知に相応しているからです。

・(178) 天使が身にまとっている衣服は、他のものとおなじように、相応によってなっています。というのは、相応は実在に通じているからです。天使の衣服はその理知に相応していて、その結果、天界の者はみんなその理知に相応した衣服をしてあらわれます。ひとりの者が他のひとりより、まさっています。もっとも理知的な者の衣服は、燃えかがやいていて、光まばゆいほどです。理知で劣っていると、その衣服は白い明るさはあっても、輝きはありません。さらに理知が劣っていると、その衣服は白い明るさはあっても、輝きはありません。さらに理知が劣ってくると、色とりどりの衣服になります。内奥の天界にいる天使たちは裸です。

・(181) 天使が着ている衣服は、衣服のように見えるというのではなく、実際に衣服です。それは、かれらが衣服を目にしているだけでなく、触れていることからもわかります。天使には、あらゆる種類の衣服があって、脱いだり着たりしています。また不明の場合は保管し、使用するときは出して着ます。わたしは、かれらがいろいろの服を着ているのを何千回も目撃しました。

・わたしは、天使に、その衣服をどこから手にいれるのか尋ねてみましたが、かれらは、それを主からいただくので、たびたび知らないままに着せられているのだそうです。また、天使の衣服には着替えがあり、第一と第二の段階では、あかるい色で輝いていますが、第三と第四の段階では、わずかばかりにぶい色になっているということです。それは、理知と英知の面で状態の変化があり、それに相応する色の変化なのです。

・(182) 霊界にいる人は、理知に応じた衣服があり、しかもそれは、理知の源である諸真理にしたがっています。
 地獄にいる者は真理をもっていませんが、やはり衣服を身につけてあらわれます。ただし、その衣服は破れてけがれ、乱れていて、各自その狂気のほどをあらわしています。かれらは、それ以外の衣服をつけることができず、これもはだかにならないよう、主によって着せられているのです。

<第21章 天使たちの住まい>
・(183) 天界にはいろいろな社会があって、天使も人間とおなじように暮らしています。だから、かれらにも住まいがあって、それも各自のいのちの状態によって、いろいろちがいます。格の高い天使の住まいは豪華ですが、ひくければ豪華でなくなります。
 わたしは天使たちと、何回か天界の住居について話しました。わたしは言いました。
「天使に住まいや家があるなど、現代の人はなかなか信じません。ある人は見ないから信じないのですが、他の人は天使も人間であることを知らないからです。またある人は、天使のいる天界とは、自分の目で見まわして眺められる天空のことで、何も見えないから、天使をエーテルのようなものだと思い、大気中に生息しているものと思いこんでいます。それに霊のことは何も知らないため、自然的世界にあるのと同じものが、霊の世界にもあるということが、わからないのです」と。

②それにたいし、天使は言いました。
「世の中で、そのような無知が、現在幅をきかしていて、それがとくに、教会のなかにはびこっていることに。わたしたちも驚いているのです。それも無学な人より、知識人にたくさんいます。天使が人間であることは、<みことば>からわかります。というのは、天使を見た人は人間の姿で見ていますし、主もまた人間性のすべてをとられました。天使は人間だから、住まいや家があるのは当然です。天使が空中をとんだり、霊だからといって風のようなものだと考えたとしたら、それは狂気ともいえる無知からくるものです。

・(184)わたしが天使たちと、口頭でコトバをかわしているときは、いつもかれらの住まいの中でした。いわゆる地上の「家」そっくりの住まいですが、もっと佳麗です。いくつもの個室・広間・寝室があり、ポーチがあって、そのまわりは庭園・花壇・牧場がつづいています。他に住居者がいる場合は、隣りあわせに住居がつらなっていて、広場・道路・市場などが町並みをかたちづくっていて、この世の都市にすごく似ています。わたしは、あちこち歩きまわって、周囲の様子をうかがい、ときどき家のなかにも入らせてもらいました。わたしは内的視覚がひらかれていたので、それらを完全な覚醒状態で経験しました。

・(185) 天界の宮殿を見ましたが、その壮麗なことは口で言いあらわすことができません。上層部は純金でひかりかがやき、下層部は宝石でできているようです。ある宮殿は他のものよりすばらしく、内部も豪華です。広間は、コトバや知識で表現できないほどのすばらしい装飾がほどこされています。南に面して楽園があって、万物ひとしくキラめき、あるところでは木の葉が銀、果実が金でできているとさえ思われます。花は花壇をめぐって色とりどりの配合を見せています。そして、視界の終わるかなたには、また別の宮殿が見えています。
 芸術はところによって粋を窮めるといわれているように、天界には天界の建築があります。芸術そのものは天界に由来しますから、フシギでも何でもありません。主はこのようなものや、もっと完璧なものを、無数にかれらの眼前にお見せになると、天使たちは言っています。しかもこれらのものは、天使の目を楽しませる以上に、その心を喜ばせてくれるそうです。それは、かれらが個々のもののうちに相応を見、相応をとおして神を見るからです。

<第22章 天界での空間>
・(191) 天界では、万物がこの世とまったく同じように、場所と空間のうちにあらわれますが、天使たちは、場所や空間の知識・概念は、いっさいもっていません。これは、逆説めいているだけでなく、重大なことでもあるので、はっきりさせたいと思います。

・(192) 霊の世界でおこる移動は、すべて内部の状態変化からくるので、移動は状態変化にほかなりません。わたしもまた、主によって天界にひきあげられ、宇宙にある諸天体にも連れていかれましたが、それは霊において行われたことで、体は同じ場所にじっとしていました。天使の移動もすべてこれとおなじで、かれらには距離がありません。距離がないから空間もないことになり、そのかわりに状態とその変化があります。

・(198) 以上のことから、天界にはこの世と似た空間があっても、空間でもって測定されるものは何もなく、状態でもって測定されることがわかります。だから、天界での空間は、この世と同じようには測定できず、ただ状態から、しかも天使たちの内部の状態から、はかられるものなのです。

<第24章 天界の統治組織>
・(213) 天界は、各社会にわかれています。大規模な社会には、10万人ほどの天使がいます。おなじ社会の者は、みんな同じような善のうちにいますが、同じような英知のうちにいるわけではありません。ということで、ここでも統治組織がなくてはならないことになります。秩序は維持され、規律はみんな守られなくてはなりません。
 天界には、いろいろな統治組織があります。主の天的王国を構成している社会と、主の霊的王国を構成している社会とでは、政体がちがいます。また各社会の政務のちがいもあります。ただ天界には、相互愛による統治以外の統治はありません。相互愛による統治こそ、天界の統治なのです。


多次元同時存在の法則をひと言でいえば、神道の神々は、すべて唯一神に収斂する(2)

2020-04-27 21:42:11 | 森羅万象

<どうして精霊界はあるのか>
・霊界に行く前にどうして精霊界があるのかというと、死後、人間が永遠に暮らすことになる霊界にその人が適応できるか、テストをするためです。それをしないと霊的世界に順応するのはとても難しいことになります。
 精霊界のテスト結果で霊界のどこに行くかが決まり、スムーズに移行が行われるのです。真の反省なくして、真の成長はありません。

<「人生は死後が最も大切なのです」>
・家族や身内にお金や物を与えることは利他愛ではありません。自己愛です。単なる本能です。
 まったくの他人のために何かをすることこそが、霊的成長を遂げるために求められているのです。

<死の間際への旅>
・16歳の時、私はオートバイ事故を起こし、10日ほど意識が戻らなかったことがありました。その時、なんとも奇妙な体験をしました。大怪我をしてベッドに横たわっている自分自身の姿を、自分で真上から見下ろしていたのです。

・45年前の出来事でした。この経験がきっかけで、その後の私の人生はすっかり変わってしまいました。
 2日後にまた幽体離脱をしてしまい、今度もやはり周りの声は聞こえても、こちらの声は届きませんでした。
 するとその時、以前どこかで会ったような気がする人が私のところにやって来て、ついて来なさいというのです。

・意識を集中しその山頂を想像してみると、突如身体が浮き上がり、そのまま山の頂に向かってものすごいスピードで飛んで行きました。あっという間でした。するとそこには大きな石造りの宮殿のような建物があったのです。とても広くて、この世では見たことのないような光景でした。
 あとで知ったのですが、そこが精霊界というところでした。

・それ以来、私は霊界と人間界とを40年以上に亘り何度も行き来し、その時に見聞きしたこと、あるいは人間界と霊界とのつながり、現世と来世とのかかわり方、どのような人生を送ればいいかということを、自分の体験をもとに拙いながらここに綴ってみました。
 そして、天使長マリーチィエルと霊界の助けも借りながら、この本をまとめたのです。

<霊界から見れば、人の一生はほんの一瞬です>
<本当の人生は死んでから始まる>
・私たちの本当の人生は、死んでから始まるのです。この世の人生は「試験されている」のだと思ってください。試験の成績によって次に行く場所が決まります。
 試験といっても難しいものではありません。簡単にいえば、人生においてどれだけの「利他愛」をなしたかということです。利他愛とは「自分がどんなに困難な立場にあろうと人を幸せにしたいと願う心」です。
 霊界とは利他、すなわち「愛だけが存在している」ところです。

・他人のために施した善意は絶対に消えません。なぜなら善意を施す行為にたずさわることによって「霊的成長」が得られるからです。そのためにこの世に生まれ、人間として生きているのです。霊的成長こそが、「霊界」にとって最も重要なことであり、それ以外の目的はありません。

<恋愛・利他愛について>
・愛というと、一番に思い浮かぶのは恋愛です。恋愛は心地が良く、楽しくて心が弾むものですが、素晴らしく感じられる恋愛も、実は本能からでたものです。
 そこには相手を独占したいという支配欲が必ずあります。最終的に願っているのは相手を独占することです。激しい恋愛であればあるほど、その裏返しとして憎しみや苦しみが伴うのは、そのためです。
 恋愛につきまとう苦しみは、すべて自分の所有欲、独占欲に原因があるのですが、なかなかそのことに気づかないのです。

・利己的な思いに勝つためには内的な闘いを克服した時に、初めて利他愛の実践ができるようになります。霊界の人々は、ただ私たちの本当の幸福だけを願っています。私たちの幸福を自分のことのように求め、自分のことを忘れるほどに、私たちのために尽くしてくれています。
 それでも霊界の人々は、決して見返りを期待することはありません。私たちが成長すれば自分のことのように喜び、失敗すれば自分のことのように悲しみ、辛いと感じてくれるのです。決して怒ったりすることはありません。

<死んでから最初に行く精霊界とは>
・精霊界で説得の霊や導きの長などが指導しますが、ほとんどの人が聞き入れずに地獄界の方に引き寄せられて行きます。地獄に行った人には霊界から救いの霊が説得しに行くのですが、それに応じる人は1割以下だそうです。地獄界の中でも、最も下層の第一地獄と呼ばれるようなところに行く人には、まず説得は無理だといいます。
 霊界というところは何事も決して強要はしませんので、あくまでも本人が心を入れ替えて反省しなければ、そこから抜け出すことは無理です。

<霊界と人間界の再生システム>
・霊界全体の霊的成長のためにも、どうしても人間界での修行が必要となるのです。
 霊界全体の成長に必要な体験を求めて人間界に来て、その体験を再び霊界に持ち帰ることで、霊界全体の進化向上が促されるようになっているのです。これが人間界での再生の重要な目的の一つです。
 もう一つの目的は、霊界で本人の霊格を上げるための修行をすることですが、人間界で成果が出なかった人は、本人の霊的成長のためにどうしても再生、つまり「生まれ変わり」が必要となります。

・親、兄弟、夫婦などの肉親や親戚とは、一回の人生が終了するたびに縁が切れるのです。
 次はまた、まったく別の人生を守護霊たちと相談しながら設定します。だからいろいろな国、いろいろな民族で再生することになります。
 その時点で、肉親などとの縁が切れていますので、先祖などは当然存在しません。亡くなった人を迎えに来る「導きの霊」つまり、お迎えの霊は、亡くなった人がおじいさんやおばあさんなどの身内に迎えに来てほしいと願えば、亡くなった人が不安を抱かないように、身内を「装って」迎えに来るのです。実に細かい配慮がなされています。
 このように霊界というところは、適材適所に役割を配置していますから、本当の身内がお迎えに来ることはない、ということを理解してください。臨死体験の多くの報告でも身内が迎えに来るとは限らないことからも、このことが納得できます。
 これが本当の再生なのです。私は何回もそのことを霊界で確認し、見てきています。

・霊界から人間界に行く時も、守護霊と相談して自分の人生を設定し自分で両親を選んで行くのですが、人間界に来てしばらくすると徐々に霊界の記憶が消えるようになります。
 いま、赤ちゃん自身が母親を選んで生まれてきている、という理解が少しずつ進んできていますが、これは本当のことです。
 これが霊界と人間界とのほんとうの再生のシステムです。

・人間の死は、肉体と霊体とが完全に分離してしまうことなのです。死によって肉体は滅びますが、霊体はそのまま存続するのです。私たち人間は、死によって存在が無くなってしまうのではなく、霊体として永遠に霊界で
生き続けるのです。その霊体の自分が、本当の自分なのです。
 死によって失うものは、人生を送るための肉体だけです。人間にとっての本来の住まいである霊界に帰ることが死なのです。
 宗教の多くは、死後の生命の存続を説いています。そして死は悲劇ではないと説明していますが、死後の生命に対する確かな保証がないため、いざ自分に死が迫って来ると心を乱し、不安に駆られるようになります。

・人が亡くなるときは必ずこのようなプロセスを経て、霊界に旅立ってまいります。ですから無理に寿命を引き延ばそうとする延命治療は、本当はしてはならないのです。自殺や事故や心臓発作などで急死した場合は、シルバーコードがいきなり切断されるので、死んだ本人はショックが大きく、死を自覚するまでに時間がかかります。
 死を受け入れない人、人間界に未練がある人は、浮遊霊になることがあります。浮遊霊になれば何百年も人間界をさまようことになるのです。説得の霊が来ても受け入れない人がいますが、この本を読まれた方はそういうことにはならないと思います。

・霊界は再生を必要とする段階と、もはや再生を必要としない段階とに分かれます。人間界との関りを通じて霊的成長をしていく段階の霊界を「物質圏霊界」といいます。地球出身の霊は、現在ほとんどこの「物質圏霊界」にいます。
 それに対して霊的成長が進み、人間界で再生する必要がなくなった霊界を「宇宙圏霊界」といいます。ここに住む霊は高級霊ばかりです。その世界は言葉で表現できるレベルをはるかに超えています。
 物質的な世界との関係を一切もたなくなった宇宙圏霊界では、それまでの霊界で身にまとっていた霊体さえも不要になり、身体的形態を必要としなくなり、身体的表現がなくなるので、光や色彩のような形で存在するようになります。
 
・天国には、一度も人間界での体験を持ったことのない霊が無数に存在しています。天使や妖精がこれに当たります。これらの霊は、物質と関わりなくして誕生し、成長を続けています。
 
・地球以外の天体にも、地球と同じように物質世界を取り巻く霊的世界が広がっています。そこに住む霊たちも、地球と同じように物質世界との関りをもちながら霊的成長を遂げ、やがて再生が不要になるプロセスを辿っていきます。
 宇宙圏霊界に行った霊たちは、他の天体の霊たちとも自由に行き来し、交わることができるようになります。

・死後、霊界に行って霊的視野を持つようになると、自分の人生でなにが失敗であったか、なぜ失敗したのかが明確にわかるようになります。

・魂の成長のため、苦しみの体験は自動的に生じますが、それを成長に結びつけるかどうかは人間自身の自由意志に委ねられており、一切の干渉など存在しません。すべてが、この世のあなた自身の自由意志とその選択に委ねられているということであり、この自由意志による決定については霊界も守護霊も干渉することは許されません。

<あなたの守護霊へ感謝すべきこと>
・あなたの霊格と同じレベルの霊格を持つ守護霊が、常にあなたを導き見守っています。
 あなたの守護霊はあなたのことを一番に考えてくれています。あなたのことを誰よりも理解し、誰よりも心配してくれています。どんな時でもあなたの味方なのです。
 人生において、私たちを最も深く愛してくれるのは肉親ではなく、守護霊なのです。
 皆さんは、それぞれの守護霊の愛と導きを得て人生を送っていますが、それに気づいている人はほとんどいません。
 一日の終わりに、あなたの守護霊に心からの感謝の気持ちを伝えてください。心の中で念ずればよいのです。守護霊との信頼関係が生まれ、いっそう強くあなたを守り、そして導いてくれるようになるでしょう。
 守護霊について知らないまま「自分は一人ぼっちだ」と錯覚している人も多いのですが、本当は一人ぼっちで孤独な人などいません。私たちは、守護霊の真実の愛で包まれているということを知ってください。
 そうすることで、あなたと守護霊を結ぶ霊的パイプはさらに太くて強いものになります。その結果あなたは、霊界からの影響力とエネルギーをストレートに受けられるようになります。

<霊的な成長のために>
1、人間は霊的には最低レベルの存在である。限りなく所有したいという物欲、際限ない性欲や食欲、他者を支配したという権力欲を、霊的な視点で捉え直すことこそ、霊的成長の意味である。
2、自分の幸せや家族の幸福だけではなく、他人の幸福のために無償の愛をささげることこそ、霊的な成長の意味である。
3、「霊的真実」を一人でも多くの人に伝え、「霊的真理」の内容を自分だけのものにとどめず、できるだけ多くの人々に分け与えること。
4、人生の中で遭遇するさまざまな苦しみや困難こそが、実は霊的成長を促す、得がたいチャンスであると捉えること。

・人生の苦難の多くは、自らがつくり、自らが背負っている業、すなわち因果応報のカルマによって引き起こされています。しかし、そうした苦しみの多くは、霊的成長に必要な極めて大切なものです。

<祈りのマナー>
・人間は、苦しみや困難に遭遇すると神に祈り、不幸を取り除いてもらおうとします。しかし人間が誕生して以来、そうした祈りが聞き入れられたことは一度もありません。
 人間が遭遇する苦難や傷害など、あらゆる出来事は、すべて霊界の摂理に基づいて発生しています。

<霊界全体のようす>
<霊界は、無数の界層から成り立っている世界です>
・霊界入りした霊は、霊格の同じレベルの霊と共同社会を作っています。霊界では、類は類を持って集まります。自然に惹かれあって霊的なグループを形成するようになるのです。

<死後の人生>
・人間は死んで初めて、本当の人生を送ることになるのです。

・霊界での男女の愛は、人間界のように相手を自分のものだけにしたいという、独占的な愛とはまったく違います。いつも相手の真の幸福である「霊的成長」を願って、本物の霊的愛である「利他愛」を与え合うのです。人間界では想像もつかないような愛の喜びを体験するようになります。これが霊界での結婚であり、「魂と魂の融合化」が霊的結婚の基本となります。

・人間界のどんな天才画家でも、霊界の美しさを表現することは至難の業だと思います。音楽も同じことです。霊妙な旋律の一節たりとも人間界では表現することが叶いません。
 みなさんは地球の大自然の美しさに感動されたことがあるでしょうか。霊界の美しさに比べれば色あせた作り物のようにしか見えないのです。
 このような美しい世界で生活している霊たちは、ひとりとして人間界に再生することを望んでいません。

<霊界から見た現在の日本>
・今の日本は、とんでもない方向に行こうとしています。

・このようなとんでもないことが、時の政府と経済産業省、経済界、電力会社、御用学者などの、国を動かしている人たちの間でまかり通っているのです。彼らが推し進めようとしていることが、子供や孫その先々まで大変な禍根を残すことになるのは誰にもわかることです。

・地獄は自分自身の醜さがつくり出すもので、自業自得の世界なのです。権力やお金に執着してきた人はこうしたところに行きます。

<霊界の役割とは>
・霊界ではすべての霊が、何らかの役割を担って忙しく働いています。仕事をしていない霊などひとりもいません。霊界に来ると誰でも何か仕事をしたいと思うようになり、自分から仕事を与えてくださいと申し出るようになります。

・人間界に再生に行く目的の一つは、個人が前世で作ったカルマを人間界の苦しみを通して償うということです。

・神に罪を許してもらうために祈っても聞き入れられません。自分が犯した罪は自分自身で償わなければなりません。ここでは必ず自己責任の原則が貫かれます。償いの法則の大原則です。

<再生の原理―私たちの故郷は霊界にある>
・再生したときに、過去の記憶をもったままの人生を送ることも可能なのですが、霊的成長を達成するためには、霊界の記憶が消えることが大変重要になります。

<霊的エネルギーの世界>
・霊界はエネルギーの世界、波動の世界なのです。人間界の物質もまたエネルギーが変移したものですから、広い意味ではこの世もあの世も、エネルギーの世界だということができます。

<霊界はすべてお見通し>
・もちろん、私も霊界のことがすべてわかっているわけではありません。私が霊界に行って教わったことや、自分の目で見てきたことをお伝えしているだけで、まだまだわからないことだらけです。

<臨死体験とは>
・最近では、一部の科学者の間でも、霊界は存在するという説がささやかれています。幻覚とか、意識の世界だけの絵空事ではなくて、霊界は物理的にも存在すると考えられ始めています。もちろん臨死体験も、幻覚ではなく現実の体験なのです。
 これまでずっと、物質と霊とは分けて考えられてきましたが、霊的な存在と物質界は別々なものではなく、長い延長線上につながっているものなのです。

<人間の誕生と霊界のようす>
・霊界のようす
1、人間界のような生存のための争いは一切ありません。
2、霊界の主食は利他愛と知恵です。
3、誰でも自由に思うままに生きて自己の特性を発揮します。
4、他人を支配することはまったくありません。
5、自分と霊格の同じ者たちと暮らします。
6、本人の身体とその衣服は本人が望むまま表現できます。
7、霊界の生活は地上の生活より遥かに活気に満ち溢れています。
8、霊界では嘘や隠し事は一切ありません。
9、霊界ではすべてのものが地上よりはるかに美しいです。
10、霊界は朝と昼だけで夜はありません。
11、霊界では行きたいところには、どこにでも一瞬にして行けます。
12、何百キロ何千キロ離れている相手とでも瞬時に話すことができます。

・すべての人間は霊的成長をなすために地上に生まれ、そこで生活するようになっています。

<本当の地獄界とは>
・地獄界で反省する人はまだ少しは救われますが、地獄界に行ってもまったく反省しない人が多くなりました。

<霊界の界層と天界>
・霊界では、霊格の向上のためにそれぞれ修行していますが、一つでも上の界層に上がるのが目的で、一度上がってもまた下に落とされることもあります。日々努力することが何より大切です。

<二度目の精霊界>
・導きの霊は精霊界まで人を導いたり、人間界での評価や指導までする役割を担っていて、人間界での行いやその人が歩んできた人生の総括をして、次にどこに行くかを決めるのだそうです。

<初めての霊国体験>
・最初に着いたところは、霊界の中の霊国でした。第一霊国、第二霊国、第三霊国があり、一番外側が第一霊国ですという説明を受けましたが、あまりにも広大で、どこまで続いているのか想像もできないほどなのです。
 無数の住居が円を描くように建っていました。石造りの家が円形に建ち、真ん中に大きな建物がありました。次のところは木造ですが同じように建っていました。それぞれが円環を描くように並び、一つの村を形作っておりました。

・第一霊国をいろいろ案内してもらい、第二霊国を経て、第三霊国に到着しました。第一霊国に比べると霊流が多く流れているのがわかりました。景色も一段と鮮やかで、目を見張りました、なにより驚いたのは、第一霊国でも心が穏やかになり幸せな気持ちになっていたのに、ここでは言葉で言い表せないような、本当に満ち足りた、ここが自分の居場所なのだなと感じたことです。まるで故郷に帰ったような気がして、とても懐かしい気持ちになりました。

<初めて見た地獄界>
・今日は地獄界を案内するから覚悟しておきなさいといわれ、恐る恐るついて行くと、そこは薄暗くて異常な臭いが立ち込める場所で、私は思わず吐き気をもよおしました。
 
・導きの長が私に、人間界のときの欲が精霊界でも改められず、欲を捨てられない人ばかりが住んでいるところです、と説明してくれました。

・霊界から人間界に来る時は、あらかじめ人生の大筋を話し合って決めておきます。寿命も結婚相手も、決めてくるのです。死ぬ時の病名まで決まっているそうです。
 このように人間の生涯は霊界によって決められています。

・人生を乗り切るには、修行を喜びに変える努力をすることです。

・人間は死んだら元々住んでいたところに帰りますが、できるだけ豊かな修行の成果を持って帰ることが、人生の意味なのです。
 人間界に残す物など、何もない方がいいのです。特に欲は人間界にいる間に必ず捨ててから霊界に来るようにしてください。

・人間界に欲を捨てることができなければ、精霊界で欲を捨てるのはさらに難しいので、それだけ霊界に行くのが遅くなります。そこでも捨てきれなかったら、地獄界に行くことになります。人間界には欲というとんでもない魔物が潜んでいますから、その魔力に犯されて抜けられない人もたくさんいます。金銭欲、性欲、物欲、食欲、名誉欲、権力欲、それに嘘と裏切りなどが一斉に攻撃を仕掛けてきます。
 それらの敵と戦わなければならないのです。修行という武器だけで戦うのですから、とても辛くて厳しい戦いです。それに打ち勝とうとしても一筋縄ではいかないのです。だが、困難であるからこそ、そこには深い意味があるのです。

<霊界の霊の総数………592.4億霊数>
(天国)第三天国(天界)10人(神様は一人)
    第二天国   2.8億人
    第一天国   10.1億人  

(霊国)第三霊国   54.2億人
    第二霊国   156.7億人
    第一霊国   311.6億人

(地獄)第三地獄(第一霊国へ近い)  35.4億人
    第二地獄   18.3億人
    第一地獄(一番過酷) 3.3億人   

・霊界に行った時点で次の人生の準備を始める人や、しばらく霊界に留まる人、守護霊としていろいろな人を守る役割の人などに分かれます。もう一度人間界で修行をする人は、守護霊と相談して来世の人生の設定に入ります。
 その期間は百年、二百年、三百年とかかります。霊界に帰ればあなたが守護霊になることもあります。霊界では役割分担がはっきりしており、たくさんの役割がありますが、それぞれ与えられた役割に対しては不満は一切ありません。すべて利他愛が基本となっています。

・天国は、ひとことでいえば、次のような世界です。
 一人の霊の幸福が万人の霊の幸福、万人の霊の幸福が一人の霊の幸福。そんな世界が天国なのです。

・地獄に行く霊は、人間であった時の悪行に対する刑罰として地獄に落とされるわけではないのです。地獄の霊は、そこで自分に合っているがゆえに自ら選んでそこに行くのです。地獄は、一人ひとりの利己的欲望の世界なので、調和はありえず、調和や協調とは逆の分裂の世界なのです。

<人間には常に善悪の二種類の霊がついています>
・善悪二つの霊はいつも力を競っていて、原則的には善霊の力は悪霊の力よりも強いのです。しかし時には人によってこの力関係が逆になることもあります。
 いつも善霊の力の方が強くなっている状態を作り出せばいいということです。

・人間であったときの生き方次第、つまり人間は地上で生きていたときにも、霊界のいずれかのグループと通じて生きていたのです。そして死後も原則的には、その団体の霊になるということです。

<自分以外の人への共感能力>
・魂の霊的な富とは、他人への愛や思いやりや利他愛が形になったものです。

・ちなみに、死後の世界で過ごす時間の方が、人間界の時間よりも何万倍も長いのです。はじめにも書きましたが、死は人間としての人生の終着点ですが、永劫に続く霊の生活にとっては出発点でもあるのです。

・宗教を信じることは、霊界ではあまり意味をもちません。

・よく運が良いとか悪いとかいう人がいますが、地上で学ぶ魂にとって運がいい人は修行の初級コースであって、不運な人生の人こそが上級コースなのです。

・霊界と人間界との関係は太古ほど緊密でしたが、時代を経るに従って疎遠になり、現在ではまるで離れ離れになっています。そして人間たちは、霊や霊界の存在にすらきづかなくなってしまったのです。

・私が見た地獄界は、あくまでも霊界の中の一つの世界としての地獄界であって、宗教などが人々に恐怖心を起こさせ、人々を善行に導く方便としているような架空の地獄とはまったく違うのです。
「現世で悪事を行い、不道徳な生涯を送った者は、死後は地獄に落とされる。そこで、永遠の罰を受けなければならない」これは洋の東西を問わず世界中の宗教が説いている地獄の教えですが、宗教上の必要からこしらえた作り話で、少しも根拠のない話です。
 私が見てきた地獄界は、これとまったく違っており、現世の悪行の報いとして地獄に落ちるわけではありません。むろん、地獄に住むと言われるサタンやデビルなども存在しません。何回もいいますが、地獄へ行く霊は、現世でたとえば物質的欲望、色欲、世間的な名誉欲とか支配欲などといった人間の外面的、表面的感覚を喜ばせることばかりに心を用い、本当の霊的なことがらを極端にないがしろにした者たちです。

<まことに死こそ、ほんとうの人生のスタートなのです>
<悪霊の仕業について>
・争い、病気、不幸、不運、犯罪や自殺など、悪霊の仕業も多々あります。悪霊はみな地獄とつながっています。彼らは人間が気づかないやり方で人をそそのかし、人間に不幸をもたらします。恐ろしいのは、人間に憑依して考えられないような悪さをすることです。

・ですからいつも善霊が強くなっている状態を作り出す必要があります。人間にはそれができるのです。心をいつも正しくして利他愛をすることに尽きます。



『初めて明かされるこの世の真実』
日像    たま出版    2011/1



<なぜ、死後の世界についてお話をするのか>
・しかし、多くの人々が、死後の世界も含めた宇宙全体の本当のしくみを知り、心を変えていけば、必ず世の中が良い方向にむかっていくものと思います。そうすれば、文明滅亡を食い止めることは無理であるとしても、きっと神様はこの文明最後の日を遅らせることはしてくださるでしょう。そして、最後の日が遅くなればなるほど、より多くの人々が文明滅亡のときを乗り越えて生き残ることになります。
 文明最後の日を迎えるまでに、できる限り多くの方にこのしくみを伝えたい、そして多くの方に生き残ってほしい――――私が全国各地で行っている講演活動で死後の世界についてお話をしていること、そして本書を執筆したことの動機は、まさにここにあるのです。

・これまで、いかなる宗教においても、死後の世界のしくみをここまで具体的には説いてこなかったため、そのような疑問を抱くことも無理はないのかもしれません。しかし、私が講演会や本書においてご説明する内容はすべて、私が自分勝手に想像したものではなく、この宇宙や地球、そして生命を創造した神様から教えていただいたことなのです。だからこそ、私は死後の世界のしくみをここまで具体的にご説明をすることができるのです。

<私たちが住んでいる世界(宇宙)の本当の姿>
・私たちが住んでいるこの世界(宇宙)は、目に見える空間だけではありません。実際には、目に見えない空間も存在し、それらを含めて全宇宙が構成されています。そして、全宇宙は1次元から7次元までの空間で成り立っています。
 より詳しくご説明すると、宇宙には「現界」「幽界」「霊界」「神界」と呼ばれる場所が存在します。

・まず、現界は、いわゆる「この世」のことで、物質界とも呼ばれます。現界は3次元空間として存在しています。この場所で、私たち人間や動物・植物が誕生して生活し、そして死んでいくのです。

・幽界と霊界は、いわゆる「あの世」のことです。これらは4次元空間として存在し、現界で暮らしている人間の目には見えません。まず、幽界は、いわゆる『地獄』、つまり人間が生前に犯した罪をミソグ場所です。次に、霊界は、人間が現界に誕生する以前に住んでいた場所です。また、生前に罪を犯さなかった人間が死後直接に戻る場所(いわゆる『天国』)でもあります。人間の魂は、もともと霊界で創られるため、霊界は「人間のふるさと」と呼ぶべき所でもあります。

<霊界について>
<霊界の様子>
・霊界は、現界よりはるかによい場所です。霊界の気候はとても過ごしやすく、明るく温暖(寒暑なく、5月くらい)です。現界と同じく自然(山、川、植物など)もあります。しかも、現界のように公害で汚染されていないため、空気は澄み、水は清く、とても美しい自然が広がっています。動物もいますが、自然の中で生活をしているだけで、現界のようにペットとして飼われてはいません。太陽や月は現界と共通のため、現界と同じような昼夜があります。また、一軒の家に家族(最大5人)で暮らし、1日2食(昼食、夕食)の食事をとります。現界との大きな違いは、生活の中で時々神様に出会うことです。神様は目に見えて霊界人に直接指導してくださいます。このため、霊界は神人合一の世界であるといえます。

・霊界の文明は、現界の物質文明よりも発達しています。霊界でも自動車が走っていますが、環境にクリーンな電気自動車のようなものです。また、テレビもありますし(ただし、コマーシャルはありません)、ヘリコプターや飛行機などの乗り物もあるのです。乗り物と言えば、ときどきマスコミで「UFO(未確認飛行物体)が出た!」と騒がれることがあります。円盤型UFO、飛行機型UFOなど、さまざまな種類がありますが、実を言うと、UFOは4次元空間を自由自在に動くことができる霊界人の乗り物なのです。そして、4次元空間である霊界と3次元空間である現界とは互いに重なり合い、影響を及ぼし合っているため、現界でもまれに目撃されることがあるのです。

<オーラについて>
・なお、現界では、普通、目上目下を年齢(肉体の見た目、老化具合)によって判断しています。しかし、霊界の成人は老化せず、20代の体を保っていますので、目上目下を霊体自体の見た目から判断することはありません。霊体自体ではなく、霊体から出ているオーラの色と厚さ(霊相)から判断しているのです。