斑爾里(カルガリー)ちゃんねる

平和ボケのただの日本人が、中央アジアのネタと、日本に残る遊牧遺構の記事など書いた。

友達が欲しいけど要らなかった

2022年12月11日 | ザ・日本人の気持ち

この頃….といっても昨日、一昨日自分の今までの人生について振り返った。

この題名じゃあどうしろっていうんだよ?と思われますね。

この複雑な題名は、私の、人との距離の取り方の解らなさを意味しています。

 

子供の頃から今まで、群れて上手く行った事はなかった。

群れるのが決して嫌なのでは無かった。

沢山の人とワチャワチャ馬鹿やったりしたかった。

 

学年の初め、どこかの群れに所属したくて、一緒に行動していたりしていた。沢山の人と馬鹿やったりするような、楽しい生活を期待していた。

これは誰しも望む事。

 

人生思い通りには行かないもので、その群れはまず、馬鹿をやるというような集団ではなかった。

そういうノリになる事は、まずなかった。キョーレツなボスなどはいなかったが、互いに相手の事を思いやり、下ネタや過激な冗談をあまり好まないおとなしめな群れだった。その代わり、コソコソっとした所はあった。

 

干渉と束縛がキツかった。互いを監視する部分も無くはなかった。悪い人達では全然ないんだけど、私が隣の教室に遊び行っただけで、どこで何してたか都度聞かれる、連れション(一緒にトイレいく事)の同調圧力、持って来た弁当の内容の確認と自分で作ったかどうかの確認。群れの他の人は本当かどうか解りませんが、自分で毎日弁当を用意していたらしい。

たまに学校の売店でパンなどを買って来た時など、やんわりと非難されるか、何も言われなくても嫌な顔をされる。

言われないけど、(何であんた一人だけ買い食いしてるのよ!)と顔に書いてあるような表情だった。

 

学年が始まってから半年も経たないうちに、私はその群れからハブられていた。

私の預かり知らぬ所で休日に遊びに行っていた。

その事が解ってから数日も経たないうちに敬遠され、それでもこっちは知らんふりして一緒に行動し飯などを食べ続けていたらそのうち集団無視されるようになった。

 

彼女らから暴力や暴言は皆無だった。

それから私はその学年が終わるまで、その教室ではずっと一人だった。飯だけは隣りの教室に行ってた。何故ハブられたか?当時いくら考えても全く解らなかったが、ハブられた事に内心ほっとしている自分がいた。

 

今思えば、多分私はこの群れは合わなかったのだと思える。今振り返れば自分一人だけ馬鹿で通じない自己満の冗談言ったり、みんなと違って、だらしがない人間だった。群れ側もコイツは群れにそぐわないと判断したから排除したのだろう。

この群れは、たまたま席が近いだけの周辺8人ぐらいの集団だった。

 

学校では群れが固定されていて、群れを超えて自由に友達になるのは私には不可能だった。

沢山の人と話がしたかったと後悔している。

私はその頃、人の持ち物や休み時間に人が描く絵などをきっかけに興味本位で話掛けてしまう子だった。

殆どの場合、冷遇されてきた。死んだようなリアクションされるか、無視されてきた。

自分本位という、相手の気持ちを考えないで話掛けた自分が悪いのだと反省した。

絵を描く子のそばにいた、スクールカースト上位のギャルっぽいやんちゃな感じの子に

「少しは相手の気持ち考えてから行動しなよ!」

と強く言われたのがキッカケで、気にするようになったが、今考えると冷遇した子は私がただの他所者だから冷遇したに過ぎなかったんだと思う。

 

親と自分と先生の三者面談の時に

「カルガリーさんは、見境なく大して仲良くもない人や教師にテキトーに話掛ける事がよくあります………この子は精神年齢が幼い。」

「普通、年頃の女の子はもっと恥じらいというものがあります。」

親は、コイツ何言ってるんだ?という顔をして黙って聞いていた。帰って来ても咎められたのは成績の事だけで、恥じらいがなく精神年齢が幼い件については何も言わなかった。

当時は言う迄もなくスクールカーストやガチャなんて言葉は無かった。

 

その後社会人になって、新人同期の群れに所属した。その動機も自分本位で、ワチャワチャと馬鹿で楽しい職場生活を送りたいというものであった。

学校の頃よりはずっと楽しかった。初めの一年ぐらいまでは。しかしその群れの中にカルト宗教の信者がいて、布教し始めた。勿論会社に隠れて。

彼女は私に、今まで言ったことのない「カルガリーさんは本当の友達」と突然言いはじめて、

2人でビデオセンターに行こう」と言われ、言われるままについて行った。ビデオの意味は全然解らなかった。

帰りが遅すぎる事を親に咎められ、理由を問い詰められ、ビデオセンター行った事を打ち明けた。親がめちゃくちゃ怒って、これは危ない宗教だからこれ以上深入りするのは絶対に辞めろ!人生が狂わされる!

と非常にキツく言われ、翌日からその人とは距離を置くように努めた。

群れの中の大半が彼女に布教されていき、洗脳されていき、群れの雰囲気が今までとはガラリと変わってしまった。その宗教は馬鹿をやってはいけない教義なのか、派手な子も地味に清楚になり、今までオトコの話ばっかしててオモロかった子も、「人の為に生きるにはどうしたら良いのか?」などと悩んでばかりいる人間になってしまった。

そのうちに宗教勧誘してきた彼女が、次第に私に対して干渉するようになって来た。こちらとしては距離を取りたいのに、向こうから詰め寄って来る感じで。

私はもうこの群れには居られないと感じて、離脱して行った。宗教がヤバいというより、群れのみんなが次第に私という標的に対して勧誘の手を伸ばして来て、束縛的になり、過干渉になり、同調圧力を強めて来た。

 

離脱した事にホッとした自分がいた。

 

暫くして、かつて同じ群れだった同期は会社を辞めていった。

リーダー格の勧誘女も辞めた。

数日後、彼女からメール来て、「私達献身致します。今までありがとうございました。」

と。

私は、結局群れガチャに恵まれていない。

 

群れて大勢と馬鹿やって楽しんでいる群れは、確かに存在する。

私はそんなものとは全く縁が無かった。

 

たった一人でいるのは嫌だが、群れにいても友達と付き合っても、束縛や干渉や過度な思いやりの強要や過度な関心を持つ事の強要が避けられないのでしょうか?

 

よく言われるのが、(私が)“相手のプライベートな事に関心を持たない事が不満。本当に私の事友達だと思ってる?

とか、思いやりが足りないよね。

その「思いやりが足りない」というのはほとんど「察して欲しいのに察してくれない」

というのが多い。

 

彼女らは必要以上に察しが良く、非常に優しくはあるが、これ以上、手を出さなくても良いといくら言っても相手が聞く耳を持たない場合が多く、こっちが疲れるし、場合によってはこちらの予定がめちゃくちゃになる事もある。

彼女らは過度な思いやりと関心をこちらに向ける。プライベートに関する質問もズカズカして来る。普通、身長が低い人に身長を聞かないが、聞かれるし、更に両親の身長も聞かれる。

 

私が身長がとても低い事に対して、カワイイとか言ってくる人が沢山いるが、辞めてほしかった。

本音は「背が小さくて可哀想」だろ?

としか思えない。それならいっそチビなこと揶揄われた方がいい。

 

群れでいたら個は尊重されにくいかもしれないが、束縛も干渉もされずに、群れでもいられるような丁度良い関係性の群れガチャを引いてみたかった。

 

人に必要以上にベタベタされるのを好まない、

ザ・日本人の人生振り返りでした。

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新しいカテゴリー「ザ・日本人の気持ち」を追加した事

2022年12月10日 | ザ・日本人の気持ち

8月以降記事を書く暇等なく、この時期になってようやく書く事になります。

前記事で書いた「会社への愚痴」で、自分がどのような状況下なのか言いました。

外人の実習生に揉みくちゃにされて頭痛くなっていた。どうやらあの実習生達は、日本語がある程度出来る頭の良い人達より、だいぶ下のクラス、正直言って下の下のクラスの人達のようです。頭の良い実習生は、日本を離れ台湾などの外国に行ったらしいです。まぁ知らんけど。

という事で、外人率20%超の状況に置かれた結果、自分はやっぱ日本人なんだなぁーと思い知らされました。そりゃ日本人に決まってるけど、日本人ばっかの中にいたらこんな事、まず思いませんね。

自分は日本人の中でも最も日本人らしい、いわゆるザ・日本人なのです。

日本は元々日本人しかいない国なのに、ガイジンにズカズカと土足で踏み込まれた感にいつも不満を抱いていました。日本が元々移民で成り立ってるアメリカみたいな人工的な国とは違うので、特に強くこれを感じるのです。

誰だって家に他人に土足で踏み込まれたら許せませんよね。日本人である私はアメリカ人とは違い、土足で家の中で生活しません。

 

ガイジンの対人関係の距離の近さは羨ましくもありますが、見ていて面倒くさいなぁーと思います。とにかくガイジンは群れる群れる。互いの物理的身体的距離も日本人ではありえん程近く、よくトラブルにならんねと思います。考えれば考える程ガイジンという生き物が分からなくなる。

 

普通に考えれば、マイノリティ日本人が海外で生活して苦悩すべき問題だが、日本住む日本人が苦悩する事自体、変!

なにが多様性だよ!こんな状況で多様性を是としろと言われて迎合出来る人は偽善者。

性的嗜好多様性については知らん。ノンケには全く関係のない完全なる異世界の話なので、私には関係がない。何が多様性だ?!

 

こんな気持ち解る人間はこの会社に働いてる日本人意外にはこの地球上に存在しない!

と思っていたら、ジョージア人のナティ子氏の動画で、ジョージア帰省したナティ子氏が感じた事とよく似てる。

戦争でジョージアに入って来たロシア人とウクライナ人が鬼のような数いて、ジョージアがパンクしそうだという。ジョージアが人口300万人台しかいない。役所に行ってもホームセンターに行っても観光地に行っても彼らのせいで混雑して、何も満足に出来ない。

うちの会社みたい。会社はカイシャという箱の中だけの話。でもジョージアは外でもこの状況。

戦争という致し方ない状態だが、国民の気持ち考えると、心苦しくなります。

 

という事で、続く

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