体奏家/新井英夫の予告報告 (DANCE-LABO KARADAKARA)

体奏家/ダンサー新井英夫の舞台活動とワークショップ活動の予告と報告。たまに日々の雑感あれこれなども。

君津でのダンスプロジェクト(ダン活)、本日公演!!

2011-01-22 06:24:30 | ダン活@千葉君津
君津でのダンス滞在記の続き

1/20(木)
 午前中は、生涯学習センターで、60代以上の退職リタイア後に余暇を過ごす市民サークルを対象に出前ワークショップ。みなさん予想以上に「からだ」に関心が高い。ダンスというより、自分そして他者のからだをほぐし(ほぐし合い)、じっくり向き合う…という静かで楽しい時間が流れる。今回は別々に活動している2つのサークルの「合同活動」におじゃました。ここ君津は「新日鉄」の街でもある。新日鉄関連の新住民(といっても「昭和」から)と、代々ここに住む方たちとをベースに「ふたつ」のシルバー市民サークルが別々にあるのだそう。地理的にも歴史的にも、ふだんはあまり交流しないサークルの方々どうしが、いっしょにからだを動かして楽しむ機会を提供できたようだ。ダンス=からだを使うコミュニケーションとして。
 午後から夜まで、びしーっとリハーサル。あさっての本番に向けて「自分たちのダンス」も温まってきた。

1/21(金)
 まるまる一日リハーサル。今回公演は2部制。新井作品+参加者との共演作品の2本。夜は、後半の参加者との共演作品の稽古と場当たり。7才から60代までの君津ダンサーズが登場することになった。公演が楽しみ。
 この日もリハーサルの合間をぬって松本ピアノの3代目松本新一さんが、ピアノのメンテナンスにきてくださった。新一さんは、現存する松本ピアノの修復もされている。各地に残るピアノを集めて修復してる場所に君津へ事前下見にきた12月に見学に訪れた。そこはなんと市内の中学校。何台ものピアノが学校の一角で「再生」を待って静かに眠っている姿は壮観だった。新一さんは、これらピアノの一部の修復を中学校の技術家庭科の授業として生徒とともに行っているのだそうだ!! 「職人さんとピアノをつくる授業」ですよ!! なんとも素敵。技術室をみせていただくと、生徒が手巻きした弦の一部や、磨いている部品が整然とならんでいた。週一回ほどの生徒との作業では、一年で音が出るまでいかないこともあるらしい。一台のピアノを生徒が数年数学年に渡り、本物の職人さんとともに手作業で作り上げていく、音が鳴る瞬間といったら…。なんとも贅沢でわくわくする話しだ。楽器だけでなく、誰かがこの「松本ピアノ」の物語を手がかりに作曲(生徒との共同作曲)してくれたら面白いアートプロジェクトになるなあーと夢想しています。

ご興味のある方はこちらをぜひ!!
松本ピアノ・オルガン保存協会のブログです。
http://blogs.yahoo.co.jp/ryuuousaijin/folder/147850.html



さて公演は本日1/22(土)の15時より君津市民文化ホールにて。交通案内等詳細は以下のHPのチケットインフォメーションのページからご覧いただけます。東京からも高速バスでホールの目の前まで約1時間と「近い」です。近隣の方ぜひぜひお越しくださいませ。
http://www.kimibun.jp/




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