体奏家/新井英夫の予告報告 (DANCE-LABO KARADAKARA)

体奏家/ダンサー新井英夫の舞台活動とワークショップ活動の予告と報告。たまに日々の雑感あれこれなども。

「ダン活」で可児市にいってきました。

2009-05-19 13:11:50 | 報告


ダンスのチカラで「まち」を元気にする。そんなことにいくつか関わっています。そのひとつが(財)地域創造の「ダン活」(=公共ホール現代ダンス活性化事業)。コンテンポラリーダンサーを地方公共ホールに派遣して、劇場で地域市民のみなさんとワークショップをしたり、高齢者施設や学校や福祉施設にアーティストが出張してワークショップをしたり。そして地域の方々とダンスを作って公演もやる…というもの。ぼくは平成21.22年度のダン活登録アーティストをやらせていただいています。

ということで、5/8金9土に本年度ダン活第一段になる岐阜県可児市に下見と打ち合わせと準備ワークショップを兼ねていってまいりました。プロジェクトの本格実施は11月。劇場のほか、工業団地、高齢者施設、福祉施設でもワークショップをすることに。今から楽しみです!!! 写真はいずれもダン活実施先の可児市文化創造センターalaの市民サポーターグループalaクルーズのみなさんとのワークショップの様子です。

写真で飛行機みたいな格好している若者に注目。彼は可児市に住む学生さんYくん。
福祉教育関係の勉強をしながら、ストリートダンスを仲間とやっている青年。劇場alaの前でブレークダンスの稽古をしているところを劇場スタッフに声をかけられて(つまりはナンパ!?)、地域の文化活動に参画するようなったとのこと。この可児市の劇場alaが上演だけでなく、地域の出会いの広場・文化の交差点になっているところがなんともすばらしい。劇場のロビーには、アート関連の本やネットを利用できる情報コーナーがあって、工業団地のブラジルから働き手の方々が休日の余暇をのんびり過ごしていたり、劇場前の芝生空間は親子連れの気持ちいい散歩スポットにもなっている。劇場発信の異世代や異文化交流の市民参画型プログラムもふんだん。


さてさて、ストリートダンス系のこのYくんたち。5/9土のワークショップでも大活躍。ワークショップ後、短い時間でしたが、Yくんの仲間とぼく計4人で「即興ダンスセッション」をやりました。ブレークダンス×野口体操×自由形即興ダンス=新しいダンスの誕生!! 前代未聞の面白いものが生まれたのでした。11月は彼等にワークショップを手伝ってもらったり、ともに「作品」も創る予定。ぼくがダン活をやったあとに、何か「種」を残せたらこれほどうれしいことはありません。

可児市のまちの農協直売所でふつうにブラジル野菜が売っていたり、劇場前でひとりでダンスの練習していた若者はこのところの不況で「派遣切り」にあっていたりと…、いろいろな「顔」をみて感じたこと考えたことがたくさんあったのだが、アレもコレもひっくるめて、「ダン活」という出会いを面白いものにしたいと思います。






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