日本語講師のひとりごと

韓国のある高校で日本語を教えています。
韓国人たちの中でストレスを受けることもあるものです。
ここでちょっと休憩!

教育庁への出張

2005-09-09 22:22:48 | 学校で・・・

数日前に、韓国人の日本語の先生に「金曜日出張があるから、ここにサインして」と言われて、わけもわからずサインしました。

出張ということは・・授業がつぶれると思ったのもつかの間

当日、午後から出張なので、午後の授業を午前に繰り上げ、出勤するや否や連続2時間授業。
そして、授業が終わるや否や車に乗って出発。

韓国人のその先生も何をするのかよくわからない、ということで、わけもわからず車に乗って、スウォンにある京器道教育庁へ・・・。


全部で100校から、ネイティブの教師が集まっているらしいです。
あちこちで英語が飛び交っている・・・。

進行はほとんど英語でされており、冊子も英語の訳はあるけど、日本語はない。
少数派とはいえ、なんか完全に無視されてるように感じてちょっとさみしかったです。
でも、英語で進行していたネイティブの先生がどこの国から来たか聞くときには、「JAPAN」とも聞いてくれたので少し嬉しかったです。
(ほとんどの英語は聞き取れませんでしたが、この辺だけは何とか聞こえました。)
アメリカ・カナダから来た人が多いみたいですが、そのほかにもいろいろな国から来ていました。
ある先生は「南アフリカ共和国」から来たといってました。

会議での話によると、各校順番に公開授業をしなければならないということで、日程まで決められていました。
私は「公開授業かー」とドキドキしていましたが、
うちの学校の韓国人の先生があっさりと「うちはしません」と断っていました。(ホッ・・)


韓国人の先生たちに対して、ネイティブ教師をどう管理するか、どういう人を採用すべきかというような話もされていました。
ネイティブは韓国語を聞き取れないと言うことを前提に話されていたのでしょうが、私には聞こえてしまいました。

何でも、ネイティブ教師の私生活まで把握していないといけないと言うことでした。友人関係はどうか、異性関係はどうか、麻薬はしていないか、チェックしないといけないとか・・・。
ネイティブ教師が孤立しないように、楽しい気分で仕事ができるように、毎日一度は必ず賛美しましょう、「きれいな髪形ですね」「その服、良く似合いますね」とか、何でもいいから・・・ということです。

会議が始まる前に、ロビーのいすに座ったら、偶然にも隣にいたのが日本人の先生でした。
利川高校で教えている先生でしたが、公立高校で教えている日本人の先生にあったのが初めてだったので、ほんとうに感激でした。
連絡先を教えて・・・これが今日の一番の収穫でした。
やっぱり、共有できる人が必要・・・・です。


スウォンは学校から家に帰る通り道なので、家にも早く帰れてラッキーでした。
京畿道でも北の方から来ている人は、遠くてたいへんだったでしょうね。