日本語講師のひとりごと

韓国のある高校で日本語を教えています。
韓国人たちの中でストレスを受けることもあるものです。
ここでちょっと休憩!

『外来語の形成とその教育』

2006-03-22 11:19:48 | 教材・書籍

韓国人の先生が、国立国語研究所で出版された『外来語の形成とその教育』という参考書を貸して下さいました。

これを読んでくださいというので読むことは読んだのですが、
あまり頭に残っていません。

外来語の表記について法則を分類して整理した資料なのですが、
そこまで詳しく教えたことは今まではありませんでした。

この本によると、法則はありますがパターンが多用で例外もたくさんあるので、
この法則を覚えるのよりは、よく使われる単語についてそのまま覚えるようにした方が効果的かと思いました。

もちろん、この韓国人の先生はこういう法則を知っていて役にたったのでしょうし、
実際に基本的な法則は知っていたらいいと思いますが・・。

ただ、この本はちょっと古く、調査した資料なども80年代だったりするので、
今はまた変わってきているでしょうね。


この本の中で「和製外来語」について触れられていました。
この部分は私が和製英語だと知らなかったものも多くあり、参考になりました。
別の記事に記録しておくつもりです。


2006年1月 借りた本

2006-01-31 11:01:29 | 教材・書籍

新·はじめての日本語育1 日本語教育の基礎知識
 저자 : 高見澤 孟= タカミザワ ハジメ  |  출판사 : アスク (2004)

言語としての日本語、日本語の音声、日本語の文法の章は読んだが残りは時間がなく、読めなかった。
残った章は、文字・表記、語彙、社会言語学、心理学、第二言語習得の部分。

本当にごくごく基本的な入門的な内容が書かれている。

 

新·はじめての日本語育2 日本語教授法入門
 저자 : 高見澤 孟= タカミザワ ハジメ  |  출판사 : アスク (2004)

前回にも借りたもの。今回はノートにまとめて勉強しようとしたが、最後まではできなかった。

 

ACTFL- OPI入門: 日本語學習者の話す力を客觀的に測る
 저자 : 牧野 成一= マキノ セイイチ  |  출판사 : アルク (2001)

今回、会話能力を見るための面接試験を担当することになり、 その参考に読んだ。


2005.12 借りた本

2006-01-10 11:22:33 | 教材・書籍

      

わざ―光る授業への道案内   (日本語の教え方実践マニュアル)
 著者:今村和宏   出版社:アルク(1996)

筆者がさまざまな直説法による外国語の授業を受けた経験から得た技を公開している。
体の動きなどの「動き」と「変化」について、安定感とバランスについて、インターアクションを促す方法について・・など。

学習者の記憶を助け実感させるために、五感・体を使った授業をすることは十分に納得できた。
この部分では教師の演技力・演出力などが必要とされるが、それを訓練する演劇訓練の方法なども述べられている。

体を使うことも、学習者に対してアンテナを向けてバランスをとることなどは、だれでも無意識的にしていると思うが、ここではそれを意識してより磨いていくことの重要性が述べられている。

そのた、イメージトレーニングの方法があるが、これも実践する価値があると思った。


BITS and PIECES 51 Activities for Teaching Japanese K-12
 (日本語教材・アクティビティ集)

 著者:Japan Council of International Schools   出版社:講談社インターナショナル(1997)

初級から中上級までのゲームやアクティビティの教材集。
大人にはちょっと幼稚すぎるかなあというものも含まれるが、子供を対象に教えるときには役に立つことうけあい!


初級日本語 ドリルとしてのゲーム教材50
 著者:栗山昌子・市丸恭子   出版社:アルク (1992)

そのまますぐに使える絵カードなどの教材が豊富についている。
 

 

 


2005.10.18~ 2005.11.08  借りた本

2005-11-02 14:23:00 | 教材・書籍

子供のための日本語教育
 저자 : 山本 紀美子= ヤマモト キミコ  |  출판사 : アルク (1998)

 子供向けに人形などを使った導入の仕方やゲームの方法なども紹介されています。
 高校生の授業にも十分適用できるものが多くあり、参考になりました。
 特にうちの高校の場合、高校生を対象にしていると考えるより、
 
子どもを対象にしていると考えて授業をすることが必要だと改めて思いました。

日本語教師・分野別マスターシリーズ
よくわかる音声: 日本語教育能力検定試験対応
 저자 : 松崎 = マツザキ ヒロシ  |  출판사 : アルク (2000)

 難しい用語が多少出てきますが、
 原理さえ理解できれば大きな問題はないように思いました。
 標準語圏でないところで育った人のほうが少し不利?

新·はじめての日本語教育 2 (日本語教授法入門)
 저자 : 高見澤 孟= タカミザワ ハジメ  |  출판사 : アスク (2004)

 初めて教える人にもわかりやすいように、細かく丁寧に教え方が書かれています。
 外国語教授法の用語などはまだ覚えられません。
 「教師に求められる条件」を見たところでは、
 私は日本語教師には向かないのではないか、と思わせられてしまいました。