石屋のカミさん日記

仕事に趣味に 好奇心の赴くまま楽しいこと追求します!

顔見世

2009-12-01 18:11:05 | Weblog
カレンダーも とうとう1枚になってしまって今日から早12月。

昨日、母と京の冬の風物詩 南座顔見世初日へ行った。

南座正面の豪華なまねき看板を見ると
一気に師走の感が押し寄せてくる。

お昼の部 演目は
佐々木高綱 
一条大蔵ものがたり
舞踊 お祭り
恋飛脚大和往来 封印切り

一条大蔵・・・の阿呆の公卿役・尾上菊五郎の演技が素晴らしい

そして先般 文化勲章を受章された坂田藤十郎の
亀屋忠兵衛もさすがのひとこと。
幕切れの忠兵衛を見送る、置屋のおりんを演じる
板東玉三郎の所作や佇まいの美しさ、色っぽさ・・
本当に綺麗で心に残った。

後のほうの席に、菊五郎夫人と仁左衛門夫人が
ひっそりと座って観劇されていた。
一分の隙もなく、凛と座ってらっしゃる姿がとっても素敵
常に人に見られているという日ごろの意識で
自分を律しておられるんだと思う。

今年も無事、顔見世を観劇して12月を迎えることができた
感謝・感謝で残りの2009年を頑張って過ごそう

帰宅して夜は 商工会議所からのセミナーで
桂林寺の住職の話を聴きにお寺に集まった。

お茶室で 奥様のお茶のおもてなしから始まったセミナー
いつもと違った形式の会で とてもよかった。

住職のお話を聴いて、まちづくりのヒントとパワーをたくさんいただいた。

フットワーク・ネットワーク・チームワークが大切だということ。

いろんな場所でいろんな人々が 街を良くしようと頑張っている。
その点と点を結ぶ線が必要だとお話され
なるほど、ほんとにそうだと感じた。

今、経済発展も飽和状態になって八方塞がりの状態だ。
便利で合理的な世の中になったけど
心が凍るような事件も多くなった。
商売だって、従来の日本的なやり方でなくなったから
壁にぶち当たるのではないかと感じる。

日本人がもっている感性や精神性をもう一度
思い出して、経済に結びつけていかないといけないのでないかと思う。

いろんなお寺が今、試行錯誤しながら
現代人に「日本の心」を思い出すことを
発信しようとされている。

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