ヨーコ・カワシマ・ワトキンズ著
「竹林はるか遠く」を読んだ。
終戦直前、朝鮮半島から 母と姉(16歳)とヨーコ(11歳)が
壮絶な逃避行を決行する実話。
「流れる星は生きている」と同じく、
過酷な引き揚げ体験を描いたものだ。
読みやすくて、この本も、ものすごく感動した。
川嶋擁子さんは 終戦後、勉強を重ねて
アメリカへ渡り、アメリカ人の男性と結婚、
現在もアメリカ在住。
この本は 最初、アメリカで出版され、
米国教育課程において副読本として
子供たちに親しまれているそうだ。
平成25年に日本でも初めて出版された。
姉妹の「生きる力」の強さに感動し、
読んでいる最中、何度も涙が溢れた。
舞鶴も、引き揚げの港として
本のなかに登場してくるので
大変 興味深い。
舞鶴の人々にも たくさん読んでほしいなと思った。