石屋のカミさん日記

仕事に趣味に 好奇心の赴くまま楽しいこと追求します!

忙しくても。

2010-05-12 21:54:13 | Weblog
お茶のお稽古は 5月から風炉に。
季節の移り変わりの速さに驚いてしまう

最近、お稽古に着物を着ていくことが多い。
足捌きや、袖のある手の動きを練習するのに役立つので。

お昼の稽古日には 午前中ギリギリまで仕事をし
お昼ごはんもそこそこに着物に着替えお茶。
帰宅したら すぐさま着物を片付けて
また仕事へ

お茶の先生は 私のこのドタバタをおそらくご存知だろう

でも、
いくら忙しくて気が急いても
稽古のお部屋に入ったら それを見せないように、と仰る

帯結びにどんなに悪戦苦闘して
冷や汗だらけで 駆けつけても
一歩 お茶のお部屋に入ったら
涼しい顔で 優雅にゆったりと落ち着くように・・

その昔、江戸っ子は「忙しそうだね」と言われると
怒る人もいたとか。

「忙」は、心を亡くすと書くから
心ここにあらず・・とか、相手を思いやれないことを
意味するそうだ

私も、いつも人への思いやりが充分でないのを
あとから気付いて反省の日々

粋な江戸っ子にとって「忙しそう」なのは
恥ずかしいことだったんだって。

「ご多用」とか「書き入れどき」という言葉を使ったらしい。

「かきいれどき」を漢字でかくと
「掻き入れどき」と、客を掻き入れているイメージを浮かべるが
それは誤りで実際は「書きいれどき」だそうだ。

商売が繁盛して取引の数字なんかを
帳簿に次から次へと書き入れることが多くなるから
「書き入れどき」

台風のようにドタバタの毎日だけど
人様に見られて恥ずかしくないよう
できるだけ ゆったり落ち着いて過ごしたいものだ。



コメント (2)
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