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爺の前に道は無し。爺の後にも道は消えかけて…枯れた中年爺の独り言

「新しい公共」オープンフォーラム

2010-05-01 06:38:47 | 新しい公共
 4月25日(日)13時~17時、内閣府講堂で開催された「新しい公共」オープンフォーラムに行ってきた。

 つい半月ほど前、ツイッタ―に大ナゴヤ大学のボランティアスタッフがこの会があることをつぶやいてくれた。初めは軽い気持ちで応募HPを覗いてみたところ、鳩山総理や仙谷大臣も出席とある。少し心躍らせて応募要項を読むと、NPO関係者として参加するには、その意図を明確にした論文(ちょっと大袈裟にいえば)を提出せよとのこと。もっと心躍ってキーボードを叩いた。

 前夜、東京で働いている長女と妻とで新橋にて家族飲み会を敢行!泊まりはお台場のインターコンチネンタル東京ベイ(夕刻チェックイン、週末利用なので、二人で2万円也、安い!)・・・レインボーブリッジの夜景を眺めながらバーで生演奏を聴きカクテルで乾杯!

 さて、翌日、論文も無事通過し、ウェブで発行された参加証と顔写真付身分証明書(運転免許証など)を提示して、機動隊やSPの鋭い目が光る中、内閣府講堂へ。中は、思ったより狭いが、調度品などに歴史を感じさせるしっとりと落ち着いた贅沢な空間。早稲田の大隈講堂を想起させた。

 いよいよ1時になり始まる。総理は開催数分前に着席。一般参加席の前から2番目の僕の席からほんの数メートル先の演壇だ。見慣れた顔だが、心なしか表情は明るい。ときどきちらちら目が合って(勝手にそう思っている)ドキドキ。仙谷大臣は、きさくなおっちゃんだが、ところどころで迫力を漂わせる。

 第1部は「新しい公共」円卓会議座長の金子郁容氏司会により、始まった。総理の発言からは、新しい公共への期待がほとばしる。会場を唸らせたのは、編集工学研究所所長の松原正剛氏。独特の語り口で、優れて先鋭的な世界観を展開する。総理をはじめ、すっかり松岡ワールドに支配された会場は、「新しい公共」=「懐かしい公共」(not 昔の公共)へ、弁証法的に発展させるべきだという論の展開にすっかり引き込まれてしまった。
 会場の若者による、次期参院選のマニフェストに「新しい公共」「NPOの意義・地位向上」などを取り上げてくれるかという質問・要望に対し、総理は肯定的・前向きに回答した。

 総理や仙谷大臣たちは、連日の政局報道にうんざりしているはずだが、政治家本来の仕事ともいえる今回のフォーラムでは生き生きとしていたし、5時の閉会まできっちり会場で私達の声に耳を傾けてくれた。

 今回、日本各地のNPOを直接知ることができたことはとても自分には勉強になったし、大ナゴヤ大学の活動の正しさと質の高さを再認識できたこと、関係各位に感謝したい。
 
 

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