晴旅雨旅

爺の前に道は無し。爺の後にも道は消えかけて…枯れた中年爺の独り言

北アフリカの春

2011-09-17 22:44:36 | 旅行
【大義名分】
 アラビア語学留学中の次女を訪ねる、という大義名分…を掲げて訪れたチュニジア、加えてエジプト、そして何故かエチオピア。









【北アフリカの春】
 実は、この春TVを賑わせた民主化運動・北アフリカの春、未だ血が流れ続けているシリア、リビア、そして2年前に訪れたイエメンなどの空気を吸ってみたくなった。茶の間でビール片手にTVのスイッチをひねることに飽き飽きしていたからに他ならない。アルコールが入れば入るほどに、カイロのタハリール広場の若者の熱気が自分を包み込んだ。単なる野次馬根性で韓ドラ追っかけおばさんと大して相違は無い、のだが。



【フィフィさんのブログに載った】
 以前から愛読?していたエジプト人タレント・フィフィさんのブログへ、投稿した自分のコメントを引用して頂いた。
http://ameblo.jp/fifi2121/entry-11004979263.html

【名古屋は世界一?】
 予想に反してカイロは、我が寓居の在る名古屋より過ごしやすい気がした。日中の暑さは40℃近くはあるが、夜はそれ程でもない。暴走族も居ない。

【タハリール広場】
 数十万のデモ隊が集結し、ムバラク大統領を退陣に追い込んだ聖地・タハリール広場は思いのほか平穏であった。勿論、機動隊や兵士が装甲車などで武装して警戒にあたっている。でも、どこかある種の希望が漂っていた(というのはおそらくは私の得て勝手な抱負がそう見させる、のだろうが)ともいえよう。人々の表情は、間違いなく日本や前年訪問した欧州とは異なる。明るい、のだ。殊に、欧州の人々の表情からは、笑みがあったとしても、静的な微笑み以上ではなかった気がした。





【断食】ラマダンは、やはり断食がこたえた。確かに外国人である我々は堂々と食していればよいのだろうけれども、気弱な私は食べない自由さを選びがちだった。帰国直後に東京で会った長女に「お父さん、ちっちゃくなっちゃったね…」と同情されたが、何故かちょっぴり嬉しく思えた。