晴旅雨旅

爺の前に道は無し。爺の後にも道は消えかけて…枯れた中年爺の独り言

天皇杯完敗

2010-01-05 01:19:54 | サッカー
 グランパスは、やはり負けた。それも1-4という屈辱的な点数で、さらに遠藤に致命的な勝ち越し点も含めて2点も献上した。ガンバがアントラーズのようにグランパスを「肥やし」にして成長していくのが二重に悔しい。
 ストイコビッチの采配は、後半途中で小川を下げブルザノビッチを投入するという、だれが見ても拙いものであった。残念ながら、彼の投入は中盤のバランスを崩し、個的にもパスミスを繰り返すなど、練習試合になされるものであり、本試合、それも来期のACL出場がかかった大一番では到底許されるものではなかった。
 ストイコビッチは日本のサッカー界に革命をもたらす存在なのかもしれない。しかし、それは遠く未来のものなのだろう。少なくとも彼の言う「モダンフットボール」とは対極にある。

サッカーワールドカップ予選突破!

2009-06-07 22:53:25 | サッカー
 スポーツバー"shooters"(名古屋市伏見)は、200名以上で盛り上がっていました。結果は、意外というかやはりというか、大苦戦!かろうじて1-0で勝ち点3を積み上げてG2位を確保し、南アフリカW杯への切符をゲット。気分はすでに南半球へのチケット代・・・う~ん、貯金しなくては・・・
 それにしても、明らかな審判のホーム寄りのジャッジは、白けを通り越していました。私もレフリーのはしくれとして言わせてもらえば、信じ難い笛でした。おかげで、日本代表チームは当たりを封じ込められ、対応を修正する間もなく攻め続けられていました。でも、それをしのいで勝ちきったのは、素晴らしいの一言です。
 「男は黙って・・・」という昔のキャッチコピーを思い起こさせました。自己主張とは対極にあるこのフレーズはほぼ死語となっていますが、私には捨て難く、いまだに自分の言動に大きく影響しています。それは、決して苦み走った男っぽさなんかではなく、自分の小心さと臆病さゆえの言動なのは明らかですが、どこかMっぽいこの”絵”は居心地がいいのです。止められません。
 とにかく、ここまできたら、日本代表チームは、南アフリカの地で姑息に生き残ることなど考えずに、潔く”散れ”ばいいのでは・・・そう思います。”散る”ことが即ち日本チームが明日へ”生きる”ために!
 そういった表現方法もあるかもしれないと思いました。

アウェイから見たグランパス

2009-05-25 07:18:31 | サッカー
 今回、初めてアウェイ側からグランパスの試合を観戦しました。
 昨日、JR東海道線で静岡・磐田駅に降り立ったとき、思っていた以上にこじんまりとした町に拍子抜けしました。しかし、バスにから見える民家の軒先には薄いブルーのジュビロの旗が林立して、すぐにワクワクとした観戦モード全開になります。
 そして、ジュビロのホーム・ヤマハスタジオに着けば、そこはもうジュビロワールド。先週、グランパスのホーム・トヨタスタジアムに行ったときと比べれば、あらゆる意味で好対照な空間です。チケットをもぎってくれた地元のおばさん、荷物検査のおじいさん、売店のおじょうさん・・・どこか懐かしい気がしました。
 元日本代表GKの川口選手をはじめ、今、話題のFWイグノ選手ら有名選手が手の届きそうな距離でグラウンドを躍動している姿に、現実感がありません。グランパスや日本代表を応援に行ったときに比べて、うれしすぎるほどに近いのです。
 午後3時過ぎにキックオフ!チケットがジュビロ・ホームの立見席しか残っていなかったので、緊張してブルーの応援団に紛れました。立見席なんて初体験でしたが、文字通り立ったまま2時間ほど観戦しました。正直、55歳の体には優しくはありません。けれども、ジュビロカラーの優しさに癒されてグランパスファンであることを忘れそうに。
 アウェイから見たグランパスの応援は迫力がありました。グランパスカラーが赤ということもあるでしょうが、周りのジュビロファンが気圧されて徐々に応援の声がダウンしていくのがわかりました。
しかし、試合の展開は、終盤近くになって小川が累積警告でレッドカードを示され退場してから、がらりと変わってしまいました。あっという間に2点見事なゴールを決められ、ダヴィがリーグトップの9点目の得点を奪って反撃に出てもときすでに遅く、1-2で内容は完敗でした。
 帰りのバスやJRの車中では、ちらほら見かける赤いマフラーが夕闇に鈍くくすんでいきます。名古屋駅に着くころには、そんな赤色もすっかり都会のグレーに飲み込まれていきました。