傘生地は太陽光で温められます。傘生地は温度が上がり、真夏には触ると相当熱いと感じられると思います。その傘生地から放たれる熱が輻射熱です。傘を普通にさしている時は内側の傘生地と顔の距離は30cm以上あります。この場合、空気の通りなどもあり、全く気にならない熱さです。ところが人によっては傘をかぶるようにさしている方がいらっしゃいます。この場合、傘生地と顔の距離はおそらく10cm程度になります。これだと生地からの熱を相当感じるはずです。時々、「傘の中が熱い」とメールをいただきますが、おそらく傘のさしかたによるものと思います。因みに、傘生地の温度が上がらないのは白で一番上がるのが黒です。これは完全遮光とは直接関係のない色の問題です。