日傘コラム

日傘・紫外線について 日々の生活で思うことを書いています

水辺の工房 (サンバリア100)

2014年09月26日 | Weblog
 現在サンバリア100の傘は京都と大阪のベテランの職人さんに制作をお願いしています。この10月から職人さんのご協力をいただいて、サンバリア100のラボ(工房)を大阪大川沿いにつくります。このラボには大きな二つの意味があります。
 まずひとつめは、傘作りは基本的に50年以上変わっていません。これが良いことなのかどうか知りたいと思います。ミシンも糸も生地も進化したはずです。それに合わせた作り方がないのか、新しい目で傘作りに挑戦したいと考えています。もっと言えば、本当にミシンで傘生地を縫っていいのか、糸を使わない接着の方法はないのか等を研究したいと思います。
 もうひとつは、もっと大きな視点ですが、傘の職人さんがサラリーマン以上の収入を得て生活できるシステムを探りたいと考えています。現在傘の職人さんに限らず、日本の職人さんがどんどん減ってきています。この原因は仕事が減っていることもひとつですが、収入が少ないからです。この収入がサラリーマン以上であれば若い人が職人さんになりたいと考える人は多いはずです。ものをつくる仕事がしたい人は多いはずです。是非、職人さんが十分生活できるシステムを作り上げたいと思います。

紫外線のお話(2)

2014年09月25日 | Weblog
上のグラフは7月晴天時の各時間の紫外線の強さを表すグラフです。(10年間平均)
東京と那覇では少し紫外線強度の最高時間帯ずれが生じているのがお分かり頂けると思いますが、これは経度の差です。
お日様は東の方から上がりますので、東の方が早く南中(太陽が真南に来る時)を迎えるからです。
1日の中でみますと、紫外線量は南中時に最も強く成り、緯度の低い(赤道に近い)地域の方が強いという事が分かります。
南へのご旅行の際は紫外線の強さに御留意下さい。
ランニングやウォーキングをされる方は紫外線が徐々に弱まる夕方か早朝に。
その際も つばが広めの帽子、アームシェードや長袖のシャツの着用をお勧めいたします。

上記は気象庁のデーターを転用させて頂きました。
各地域で紫外線量・南中時間・月による差がございますので、ご興味のある方はお住まいの地域で簡単に検索できます。お試し下さい。
>>>こちら

                                        (林 和伸)

紫外線のお話(1)

2014年09月16日 | Weblog
今年の夏も終わり、大分、涼しく成ってきました。
まさか、「涼しいから日傘をしまいこんだわ。」なんてことは無いでしょうね。
上記グラフは那覇・つくば・札幌での紫外線の強さの各月平均値を示すものです。
曇りの日が多い年にはUVインデックスの月平均値は下がります。
グラフから読み取れるのは太陽が高い(緯度が低い)地域程、紫外線照射量は多い。
太陽の高度が高い月程、紫外線量が多いという事です。
紫外線量はほぼ太陽の高さに比例します。
最近は紫外線に対する認識も高まり、春先に成ると日傘をさす方も増えてきました。
涼しくなったからといって御安心なされるのは、まだまだ早いです。
春先からせめて10月下旬までは日傘や帽子でのUV対策を行ってお肌をお守りください。
                               (林 和伸)