日傘コラム

日傘・紫外線について 日々の生活で思うことを書いています

1級遮光日傘とサンバリア100の違い

2012年10月18日 | Weblog
傘裏側表面と傘生地断面の違いを拡大画像で見てみましょう。サンバリア100のフィルム面は一切穴が開いておりませんが、右の1級遮光は穴が見受けられます。当然ここから光は洩れます。ですから、1級遮光は遮光率100%でなく、99.99%以上と謳っています。断面の画像を比較しても、サンバリア100の断面は均一なフィルム面がきれいに生地の上に接着されているのがわかりますが、1級遮光ではフィルムではなく塗っていますので、塗りムラがでていますし、薄いです。専門的にはサンバリア100は『フィルムラミネート加工』、1級遮光は『コーティング加工』と呼んでいます。分り易く言えば、『フィルムラミネート加工』はフィルムを『貼る』加工、『コーティング加工』は『塗る』加工のことです。『コーティング加工』は塗るわけですから、塗りムラが必ずでます。乾燥途中で表面に穴も空きます。見た目には同じように見えても、拡大画像で見ると似て非なるものというのが分ります。
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エバーイオン

2012年10月10日 | Weblog
 2007年に広州の見本市で初めてこの傘を見ました。デザインも機能も非常によく出来ていて、強烈に印象に残っています。日本ではサエラさんが進化をさせて販売されています。左の傘は東京の地図でなかなかかわいいです。右の傘はビニールのカバーだけを乗せ換えたものです。張替用のビニールだけを販売しているのもポイントです。こちらからどうぞ>>>

1級遮光傘について

2012年10月02日 | Weblog
 最近は1級遮光生地を使用した日傘が多く売り出されてきました。傘裏側が黒で、コーティング加工であればサンバリア100と同じと思われる方もいらっしゃいます。上の画像の傘も裏が黒のコーティングですのでよく似ています。(左画像)表示もコーティング加工により!遮光率99.99%、紫外線遮光率99.9%以上と表示されています。一見同じでも裏からLEDのライトをあてると完全に光が透けているのが分かります。(右画像)遮光率99.99%は光が透けるということです。従って、完全遮光の傘の簡単な見分け方は、LEDのライトを裏から当てて光が透けるかどうかです。完全遮光なら光は透けません。サンバリアの裏側はポリウレタンフィルムラミネート(貼る)です。コーティング(覆う)ではありません。その違いが完全遮光を実現するポイントです。後日、ラミネートとコーティングの違いを詳しく説明させていただきます。
(因みに傘業界では『1級遮光』と呼んでいますが、インテリアファブリック協会では『遮光1級』と呼んでいます。ファブリック協会(カーテン業界)の方が命名は先で、傘業界が追随しました)
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