日傘コラム

日傘・紫外線について 日々の生活で思うことを書いています

サンバリアの傘がすごい訳(傘内側の秘密)

2011年10月19日 | Weblog
上の画像はサンバリアの傘生地の反射率を測定した結果です。白生地の表面、裏面(黒色)と黒生地の表面、裏面(黒色)の反射率を測定しました。グラフ横軸が波長(nm)、縦軸が反射率(%)です。この値が大きいほど光は反射します。逆にいえば低いほど光を吸収します。波長は280nmの紫外線領域から2600nmの近赤外線領域までを波長ごとに反射率を測定しました。このグラフで特に注目いただきたいのは、サンバリアの裏面の黒ポリウレタンフィルムコーティングが紫外線、可視光線、赤外線全ての領域において4.3~5.4%の反射率に留まっているということ。逆に言えば紫外線、可視光線、赤外線を約95%吸収しているということです。傘の内側に入る、散乱光も地面からの反射光も傘の裏側で吸収しています。黒のポリウレタンフィルムのなせる業です。
 今回の結果と8月13日の分光光度計による透過率測定結果から、サンバリアの傘は色に関係なく、表(上)からの太陽光を100%カットし、傘裏面では約95%散乱光、反射光を吸収するということがご理解頂けると思います。

サンバリア100の型です

2011年10月08日 | Weblog
 サンバリア100の傘は国内で製造しております。今日は京都の縫製所をご紹介します。傘作りで一番 難しいことはこの傘の型を作ることです。微妙な三角形のカーブが傘のシルエットを作ります。サンバリア100の傘作りが特に難しいのは生地が伸びないこと。普通の傘生地は伸びますのでごまかしがききますが、サンバリアの生地はごまかしがききません。ですから、同じ2段の傘でも生地によって微妙に生地厚がことなるので型も異なります。型を変えて作っています。下の画像は型をあてて生地を裁っていきます。特に白黒ストライプは縫い合わせでストライプを合わすために裁ちを調整しています。

10年前 初代ドーム (サンバリア100)

2011年10月06日 | Weblog
 10年前に販売しておりましたドームです。当時はサンゲツのカーテン生地で傘を作っておりました。外側はグレーのポリウレタンでツルツルです、裏側はブラック。骨はスティールです。重量は530gでズシッときます。現在のドームは約280gですので大きな違いがあります。サンバリア100は進化し続けます。

コンビサンプル10種 (サンバリア100)

2011年10月04日 | Weblog
 特に傘は生地だけ見ていても傘のイメージが湧きません。実際に傘にすると印象が変わってきます。新色追加に伴って コンビネーション10種類のサンプルを作りました。写真で見るのと現物ではまた 少し印象が変わってきます。まだ 来年用のコンビネーションは決定しておりません。もう少し サンプルを作って検討いたします。