メイキング・オブ・マイマイ新子

映画「マイマイ新子と千年の魔法」の監督・片渕須直が語る作品の裏側。

アフレコ第2日目(昼食編)

2009年12月02日 07時16分37秒 | mai-mai-making
⑤「保健室を訪れた新子と貴伊子のガールズ・トーク」「小太郎の出番」。
 それを終えると昼食休憩です。

 キャスト、スタッフ、プロデューサーたち、各キャスト付き添いの方用に大量の弁当が届いています。
「お肉と魚、2種類あります。魚はサバ味噌です」
 などと呼ばわるのも、音響制作今西君の役目。
 じゃあ、サバにしよう。って、なんだ、このボリューム。唐揚げも入ってるんだ。
 肉のほうはどうなってるの? うわっ、焼肉と唐揚げダブルだ。
 サツマイモの甘露煮なんかまで入ってる。

 この弁当の質量は、水沢奈子ブログ2008年11月1日をご覧ください。写真があります。

奈子「さぁ、私はどれくらい食べたでしょう♪」
奈子「お肉系のおかずは全部食べ、ご飯は三分の1と1㎝位です★(笑)」

 すごいな、10代の若さって。

 収録室で彼女たちが食べるのを眺めながら、自分もそこへやってきて食べました。
 福田麻由子くんが、ニコニコしながらお弁当をつついている笑顔が見えます。
 昨日と今日午前中、半日の収録を2回繰り返して、今、スタジオがすっかり気の置けない、和やかな場所になっています。

 40代後半で、くたびれてヘロヘロの監督は、滅多にないことなのですが、かなり弁当を残してしまいました。その食欲のなさをあまり見られたくなかったので、隅っこのほうで食べておりました。
(実は、唐揚げが半生で中が赤かった、ということもありまして。でも、彼女らは、そんなのかまわず平らげていて、ほんとにすごいエネルギーだな、と思いました。実際、それだけの仕事してたわけですし)


 さて、気分を盛り立てて、午後の部、参りましょうか。
 ⑥⑦⑧は、新子と貴伊子が麦畑を走り回り、勝間神社に至るまで。

「ああ、あたしんち、海の上だ!」
「ざっぷーん、ざっぷーん」

 オーディションで繰り返したなつかしいやりとり。
 あのときは新子は録音だったけど、今は、ほんとうに二人並んで演じてるよ。
 あの果てしない貴伊子オーディションが遠い過去のことのように思われます。ついこのあいだのことなのに。何十回と繰り返しこの場面の台詞を聞いたことでしょう。そして、今日、ここで「はい、オーケー!」といってしまうと、それは固定化され、二度と新たに演じられることはありません。
「ここでずっとリテイク出し続けて、ずっと、このやり取りを聞いていたい」
 そんな奇妙な気持ちに襲われてしまいました。
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