電子確定申告e-Taxの利用(2015年2月25日)

2015年02月25日 | 随筆

桑原名誉顧問からの投稿

電子確定申告e―Taxの利用 (2015年2月25日)

 
 2月16日から2014年分の所得税確定申告の受付が始まった。昨年は手書きの申告で「復興特別所得税」の記載漏れが多かったので、国税庁は計算ミスの防げるe―Tax(電子申告・納税システムの活用を呼び掛けている。

 
 e―Taxは04年から全国で利用できるようになった。年を経るごとにe―Taxの使い勝手が改善され、利用者も増えた。現在は法人の50%以上がe―Taxを利用しているという。

電子確定申告e―Taxの利用 

 個人の方は、多くは源泉徴収と年末調整で済んでおり、2000万円以上の高額所得者や給与以外に20万円以上の所得がある場合を除き申告を要しない。住宅ローン減税や家族の医療費が年間10万円以上あって医療費控除を申請する場合は確定申告を行うが、個人のe―Tax利用者は10%以下でまだ少ない。

 
 筆者は07年からe―Taxにより確定申告を行っておりベテランのつもりでいるが、年に一度の利用では操作を忘れ戸惑う場面がある。それでも今年は国税庁ヘルプデスクのご厄介にならずに済んだのは嬉しい。また、株式配当金の申告を初めて行ったが、昨年から2割の源泉徴収がされており、筆者の場合は還付金があるのも楽しみである。

 
 面倒なのは個人認証で、市などが行う認証の有効期間が3年間なため、しばしばの更新が面倒である。うっかり更新を忘れていると、直前に忙しい思いをしなければならない。しかしこれも17年から改善されるという。申告を行うネットで携帯電話番号を入力すると、その番号に認証コードがメールで送られてくるようなので、これは便利そうだ。

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