最近感じること(ブログ版)

粕井貫次の書き下ろし個人エッセイ

串本海軍航空隊跡を発見

2006年06月09日 | 感じること
 串本ロイヤルホテルに泊った翌日、朝から熊野古道大辺路、姉川
路、橋杭岩など、3時間くらい歩きました。奈良県の田舎ものんび
りしていますが、串本の山手はそれよりもっと都会外れの風物でし
た。
 今回の旅行で串本航空隊の跡を知りたかった念願がかないました。
昼食後ホテルのロビーで、雑誌などを見ていましたら、そこに偶然
「串本町史」と「串本町資料」の分厚い本が見つかったのです。
 昭和17年12月1日、串本航空隊が開設。場所は潮岬に入口に
当たる現在の串本高校、串本中学校のあるところで、当時は商業学
校があったところです。
 発足当時は零式水偵4機、九四水偵2機で、ここから敵潜水艦攻
撃の防衛にあたっていました。終戦間際には903空の所轄になっ
ていました。
 今は潮岬と大島が橋でつながっていますが、当時はもちろん船が
たよりでした。
 航空隊のあった海岸から、巾1200メーター、長さ2000メーター
くらいが離着水地帯になっており、地元との申し合わせをした資料
があり、興味がわきました。
 ホテルの人に当時のことを聞きましたが、誰も知りませんでした。
もう60数年も前の話ですから、無理もありません。
コメント (3)
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