最近感じること(ブログ版)

粕井貫次の書き下ろし個人エッセイ

川喜多二郎先生の死を悼む

2009年07月11日 | 感じること
 昨日の朝刊で川喜多二郎先生が肺炎で亡くなられたことを
知りました(享年89歳)心からご冥福をお祈りいたします。
 先生とお会いしたのは今から40年くらい前でした。ネパ
ールの学術探検隊長としてのご経験の中から、独創的な発想
法である「KJ法」を発案され、その技法を教えていただい
たのでした。そのころ私は月には何本もの原稿の依頼があ
り、このとき教えて頂いた「KJ法」のよる発想が随分役立
ちました。大学と大学院での論文作成にも使いました。
 川喜多先生とマネージメント・サイエンスの城 功先生との
お二人のご指導で殆ど徹夜でのリーディング・アソート
メントの経験もあります。午前4時くらいにやっと完成、2
時間余りの睡眠で、朝一番の発表の番が私に当たり、何とか
こなし、つらかった記憶もあります。
 「KJ法」は私にとって大そう重宝した技法ですが、川喜
多先生からは、もう一つ教えられたことを実行したいます。
先生の著書の中に、夏のヒマラヤでの道中は日差しがきつく、
ふとリュックの傘があるのを思い出し、それを活用したと
ありました。
 私は殆どいつも、晴雨兼用の軽い折りたたみ傘をカバンに
入れていますが、夏の日差しが強いときは暑さと紫外線除け
に使っています。しかし夏に男性で日よけ傘を使っているの
を全くと言ってよいほど見かけません。女性はすごく使って
いるのに・・・。(戦争前の昭和のはじめには紳士用の日傘
やパナマ帽・カンカン帽は随分使われていました)
 先日も梅雨の雨が上がり、かなり強い日差しでしたが、男
性の多くはたたんだ傘をぶら下げて歩いていました。あるも
のは活用する、しかも本人も楽で健康にもよいのにと思いま
す。

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