2月13日は大阪大学で「特攻出撃30分前」の題で、学生(院
生を含む)50名近くにしゃべるよう依頼をうけました。依頼者は
「特攻最後の証言」製作委員会の神埼夢現さんと大阪大学の
松行准教授です。
この種の話は過去何回かやった経験がありますが、今度は対
象が平成生まれの学生さんだけに、育ってきた環境があまりにも
違いすぎ、それをどのように理解させるかが懸念されました。
講演の最初の30分ほどは、昭和の初めから戦前にかけての当
時の衣食住の生活環境や情報・医療などの説明に費やしました。
そして大東亜戦争の末期、一億層玉砕寸前の戦局下にあって、特
攻作戦が必須だったことの説明をしました。
講演は2時間余、あらかじめ私の「特攻最後のインタビュー」のプ
リントを配ったらしく、質問用紙が数枚。さらにその質疑が終わった
あとにも数名が個人的に質問に来られ、すごく関心が強かったよう
です。
講演のあと後日39枚の感想文が届きましたが、みんな好意的な
受け取り方をしており、この講演がきわめて有意義であったと感じま
した。
それにしても、あのときもしも私が出撃していたらと思うと、つくずく
よい運命下にあった幸せを感じます。反対に亡くなくなった人たちへ
の感謝とご冥福を祈らずには居られません。
粕谷様のお言葉に胸打たれました。
僭越ながらブログ、フェイスブックで粕谷様の事をご紹介させていただくことをお許しください。よろしくお願い申し上げます。