最近感じること(ブログ版)

粕井貫次の書き下ろし個人エッセイ

パソコンの講習で思う

2005年09月27日 | 感じること
 昨日から大阪市立いきいきエイジングセンターで行われているパ
ソコンの「ワード応用コース」5日間に通っています。実はパソコ
ンは8年前から使っているのですが、社内で私だけが「一太郎」で
会社の他の人たちは、みんな「Word」なのです。
 ですから、トラブッタ場合など、SOSを出しても、「僕は一太
郎を知りませんので・・・」で、困ることがしばしばでした。そこ
で、この講習を受けることにしたのです。
 「Word」も「一太郎」も、基本的な操作は同じですが、「W
ord」には、かなり色んな機能が付加されているようです。それ
でふと、戦時中に操縦した飛行機の機種変更を思い出しました。
 私が最初に飛行機の操縦を習ったのは博多海軍航空隊で、機種は
九三式水上中間練習機でした。この教程を終え、次の実用機教程は
四国の詫間海軍航空隊での訓練でした。そこでの機種は、巡洋艦に
搭載する三座の零式水上偵察機です。
 操縦席で先ず違っていた点は、練習機のような開放式ではなく、
空気抵抗が少ないように、カバーで覆われ、閉鎖式になっていたこ
と。操縦桿が一本のスティックではなく、ホイール(輪の形)であ
ることでした。
 計器もブースト計があり、スロットルレバーに平行してACレバ
ー(エンジンへの混合気の調節をする)、プロペラのピッチ変更装
置、カウリング調節装置(エンジン温度の調節が出来る)、自動操
縦装置(信頼性が低くて実際は使いませんでしたが)、水中舵操作
レバー、フラップ操作スティックとコックなど、色んなものがつい
ていました。
 それらの操作を飛行中にスムーズに行うまで、かなり戸惑ったも
のです。
 「Word」に備わった多くの機能を使いこなすのと、ちょっと
同じような気分になりそうです。
 商店の経営においても、新規出店や大拡張、業種の変更などの場
合にも、似たようなことがきっとありそうという気持ちになりまし
た。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 愛知万博が終って | トップ | 急速に格差が広がる時代 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿