カニさんの家

I wanna become a person who can feel small happiness a lot!

受信TYPEの日本人からの脱却

2007年11月07日 02時20分32秒 | Weblog
なんか今観ているテレビが面白いので、テレビと同時にBLOGに書き込んでおく。
NIPPON@WORLD」 
日本人のDNAと称して、日本人の特徴を外国人から見た目で分析している。
サムライが大好きなドイツ人や三味線に魅せられたカメルーン人など、日本人以上に深く日本にはまっている外国人が出てきて、日本文化に対して見事な批評をしていて面白い。
番組のコメンテーターには日本に来ている外国出身の大学教授5名と国際弁護士の八代英輝氏。
彼らの日本文化や日本人的行動・習慣・思考に対する分析も確かなように思えた。
最近流行っている「KY」などと言う言葉に関して、コメンテーターのとある外国人教授は「日本人は世界で一番受信アンテナが大きい」「『空気』をよむとか『間』をよむということは他の発信型の外国人たちには物凄く難しいことで、集団行動をとることが多い日本人ならでは」と言っていた。コメンテーターの中に中国の女性がいたが、その本人でさえ「中国のような個人主義の人たちには空気をよむというのは到底わからない感覚」と言っていた。
『受信型の日本人』
それが良い事なのか悪い事なのかはIt depends.である。
「武士道」という日本人の精神が「日本人の受信型の感性、そして相手を思いやる優しさ、礼儀」などとした所に現在でも生きていると番組では言っていた。
また、「ランキング主義」というのも日本ならではの特徴らしい。
巷に色々あるランキング。。皆それを参考にし、ランキング上位のものを確かなものだと安心して(ランキング上位=マジョリティ)、自分で考えることを省く。まさに受信型。 レギュラーコメンテーターの眞鍋かをりは「日本人は自分の居場所を常に探している気がする」と言っていたが、まさにその通りな気がする。 俺にはどーでも良いことだけど♪

自分なりにまとめると
・「日本人は大きなアンテナを張り、空気を読む能力に長けている」
・「しかし発信する個人力に乏しい」
 ↑サッカーとかでもよく言われてるなー(笑) 個人技が無いって。
つまり・・・
このアンテナを張り、空気をよむ能力に長けているのは、「周囲の意見を参考にして自分の考えにプラスし、より強固なものとして発信するため」というのではなく、「自分の居心地の良いポジションを探し、他者から非難されないように逃げ場を見つけるため」って事でしょ?

個人的には前にも何度か書いたけど「マイノリティ」を嫌う日本人・・・って事に対して疑問を持っているので、もうちょっと日本人には個人主義があって良い様に思う。決断力&行動力の無さ、、特に日本の政治家を見ていて強く感じる。 
英語が苦手、というのも原因として多くあるのかもしれないが、日本人が抗議する力に乏しいのは疑いようが無い。
レストランでのモルドバの彼と自分の姿を比べても一目瞭然。
最近のレスリングでの浜口京子に対する不可解な判定に対して、日本語でわめき散らす父親のアニマル浜口をみて「英語で抗議しなきゃ外国人審判には伝わらない。語学力が無いために不利な思いをするのはもったいない。抗議力の無い日本人の典型」と他人事のように見ていたけど、つたない英語でモルドバの彼のミスを指摘する自分の姿は悔しいけれど同じだった

英語を学び、発信型の国の人と一緒に過ごすことによって少しは受信型から脱却できるのではないだろうか。そして両方の良いところを併せ持ち、自分の意見を自信を持って言える様になれていれば自分の日本脱出の目的の何割かは達成できたことになると思う