KANCHAN'S AID STATION 4~感情的マラソン論

マラソンを愛する皆様、こんにちは。
2022年は積極的に更新していく心算です。

アーカイブス「マラソン春秋」vol.2

2006年06月17日 | 「マラソン春秋」アーカイブス
このHPを読んで、
「実に偏った内容のサイトだなあ。」
と思われる方もいらっしゃると思う。きっと。

「管理人さんは、Qちゃんが嫌いなんですか?」
と思われているかもしれない。実際、彼女に関する記事が極端に少ない。意図的に無視していると思われるかもしれない。

僕がHPを立ち上げるに際して、目指したのはプロ野球やサッカーのファンが作っているHPだった。プロ野球ファンが野球を、サッカー・ファンがサッカーを語るような言葉でもって、マラソンを語るようなHPを作りたかったのだ。

いわば、マラソン界をプロ野球に例えれば、Qちゃんはジャイアンツだと思う。ところが、僕はドラゴンズかファイターズ(一応、優勝を目指せる位置にいます)を応援しているのだ、生憎のところ。

そういう立ち位置から、僕はマラソンについて語っているつもりである。それが、それなりに支持されているようである。長きに渡って、陸上競技に携わっている方から見たら、トンでもない内容かもしれないが、素人の視点から見た
見解も、それなりに意味はあるものだと、開き直って続けてきた。

かつては、高橋尚子についても、いろいろと書いてきた。最初は彼女のことを擁護していた!


ついに始まった、Qちゃんバッシング
at 2001 02/01 00:28

丸亀ハーフの主役は高橋は高橋でも、Qちゃんでなく、「飛ばし屋ケンちゃん」、高橋健一君ではないかと思います。30kmロードで1時間29分台のタイムを持つ野口憲司(四国電力)、森川貴生(NKK)、去年の札幌ハーフであの藤田敦史選手をおさえて優勝したラバン・カギカらとの競り合いは、面白そう。出るか、日本人初のハーフ59分台。

さて、Qちゃんですが、ついに始まっちゃいました。いつかは来ると思ってましたが。
週刊女性の最新号、
「高橋尚子、アンタは何様?」
もう、4ヶ月前のことを忘れたのかい、畏れ多くも、日本人女性初の五輪陸上金メダリストなるぞ、頭が高い!

ブランド狂い?てめえの金で好きなもの買って何が悪い?男に貢がせた金で買ったわけでもあるまいし、某国の元大統領夫人みたいに、国民から搾り取った金で買ったのでもないぞ。

タレント気取り?お前が言うな!芸能人もスポーツ選手も一緒くたに扱ってるのが、いまどきのマスメディアだろうが。だいたい、いまどきの人気タレントの条件は芸の良し悪しでなく、全ては「好感度」という価値基準だからね。いまや、「好感度」の高いのは、テレビの前に座っている連中と、そんなにレベルの離れていない奴ら、要するに、素人とそんなに変わらない奴らこそが、人気ものなわけだ。2時間21分でマラソン走ってヘラヘラ笑ってる女なんて、アンビリバボーな、よくわかんないみたいな女だろうな。どんなに歌がうまくても、お笑い芸人の突っ込みにうまくボケなければ、歌番組には出られない、そんな時代、五輪の感動の寿命なんて、せいぜい3ヶ月が賞味期限というところだな。うん。

なんだか、悔しく、情けなかったです。

Qちゃん、丸亀は無難に走ったんでいいから、ボストンで2時間20分切って、市場の銀蝿みたいな連中を黙らせてくれよ。

丸亀の沿道ならびに、発着点のスタジアムはさぞや賑わうこととなろう。去年の大阪女子マラソンにて、シモンと死に物狂いのデッドヒートを行った弘山選手は無視したくせに、有森選手がゴールして、ダンナのもとに駆け寄る姿には、カメラとマイクを持って押し寄せたような連中たちが多数集まってくるだろう。

そんな狂騒を、呆然と見つめていた弘山選手の表情が忘れられない。


(シドニー五輪後、彼女にとって初の公式レースとなった、丸亀ハーフの直前に書いたものである。練習不足の状態で、彼女は8位でゴールした。)


まだまだあります、丸亀こぼれ話
at 2001 02/08 22:41 編集

「渋井選手の出現で、短絡的な高橋不要論が持ち上がるのでは?」などと、予想したら、まさに、その翌日、「アンタは何様?」報道が出現したのだ。こんな予想ばかり当たってしまうなんて。今となっては、週刊誌各誌の太りすぎ批判報道がマヌケに見えてしまう。それもこれも、丸亀での走りがあったからこそで、もし、今回の丸亀まで欠場していたら
「それ見た事か!」
の声があがっていただろう。出場しても、ジャージ姿で、1km4分ペースのジョグをしていたら、
「レースをなめている。」
と、新たなバッシングの火の手が上がっていたことだろう。僕とて、もしQちゃんが僕にでも追いつけるペースでしか走れなかったから、悲しくなっていたと思う。

だから、彼女が積水化学のランシャツでスタート地点に現われたときは、涙が出そうになった。彼女はただ、走りに来たのではなく、レースをしに来たのだと、主張していたように見えたから。そしてそれは、きわめて勝算の低い戦いだったから。あえて、困難に挑もうとする彼女の気迫とプライドを感じたのだ。

ところで、翌日月曜日の「ズームイン!!朝!」にスタートラインに立った僕の姿が写ったらしい。ナンバーは1116番。もし、録画した人がいれば、見てみたいものである。

沿道に12万人もの人が集まったわけだが、発着点の丸亀競技場にも1万人は集まったという。この大会、参加したランナーには、おわん大のカップについだうどんのサービスがある。参加賞の中に食券が入っているのだが、今回はありつけなかったランナーが続出。このうどん、レースに出場しなかった人も1杯100円で食べることができるが、Qちゃんを見に来た人たちがこぞって注文したため、早々と品切れとなってしまった。

レースを終えた後、競技場の出口には鈴なりの行列。Qちゃんが出てくるのを待っているようだ。まるで、アイドル歌手のコンサート会場を思い出した。


(その2週間後、青梅マラソンで30kmの日本最高記録で優勝!次のマラソンへの期待が高まった!そして、それが、ベルリン・マラソンに決定!期待がいやがうえに高まった。しかし、それは僕たちが長年見続けてきたマラソンとは、全く異なるものであった。)



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