2013年6月のブログ記事一覧-ヨーキー★とらうた日記

おかーさんのくも膜下出血記録 / 2013-06-29 21:58:16

“くも膜下出血”という病名は知ってましたが、聞いたことあるな～程度でそこまで危険な病気だとは知りませんでした。
『知らぬが仏』とはこの事ですね！もし詳しく知っていたらと思うと怖くてたまりません。
後からおとーさんに聞いた話ですが、手術の前に先生に「治りますか？」と聞いたら「治る治らないというより、生きるか死ぬかですよ」と言われたそうです。
その話を聞いてちょっとトリハダが立ちました。
術後の記憶は曖昧だけど、目が覚めた時におとーさんが「よかった、よかった」と泣いていたのを覚えています。

病室の大きな窓からは遠くにスカイツリーも見えました♪

検温と血圧測定の度に「今日は何月何日ですか？」「お名前と生年月日を教えて下さい」「ここはどこですか？」と質問されていました。
窓に大きいカレンダーが吊るされていたので時々カンニングしてました

メッセージ♪

発症からの１４日間が最も大切な時期で“スパズム期”といいます。この１４日間を乗り切ればもう大丈夫！
看護婦さんがニャンコの絵を描いてくれたので、私もとらうたの絵でお返事

コロコロさん♪

点滴を吊るしていた点滴棒です。どこに行くにも一緒でした。ありがとうコロコロさん

私は血管が細いらしく、うまく血管に針が入ってもすぐに点滴がモレてしまいそれはそれは痛かったです。今でも腕には点滴の跡がたーくさん残ってます

入院中は毎朝“ここはどこ？”から始まり、少し考えると記憶が蘇ってきて“あれは本当だったんだ”と点滴を眺めながらこれまでの事を思い出していました。

頭痛は続いていましたが頭の手術の傷は順調に回復して、ちょうど術後１週間で抜糸。その日に入浴ＯＫになりました

久しぶりのシャワーですっきりさっぱり～♪

　おとーさんが化粧水と乳液を持って来てくれていたので、病室でパタパタと乳液を塗っていたら、ちょうど回診に来た先生が私を見て「手術して間もないのにお肌のお手入れしてるなんてすごいな～。」と笑ってました。
でも、シャワーでちょっと疲れちゃったのか、その後頭痛がひどくなってしまいました

翌日のお昼頃に「頭痛が楽になるように、ちょっと背中から水分採りましょうね～。」と先生がやって来ました。
背中から水分！？

　アワアワしていたら腰の辺りにチクリと麻酔を打たれ、髄液を抜かれました。

あら、不思議。頭痛が軽くなりましたよ～

　

最初の頃は頭痛と闘い、身体には心電図や酸素や点滴・・・色んな管がつながれていました。
日数とともに頭痛が治まり、心電図のコードが取れ、酸素吸入も終了。６月６日にＣＴの検査があり、先生から「何も問題なかったから、来週あたり退院かな。元気が有り余ってウロウロしてるみたいだしね～」と言われました

退院の言葉が何より嬉しかった！！

ヤッター
６月７日に最後の管、点滴が終了。コロコロさんとのお別れで自由の身になりました

１２日のＣＴ検査も問題なくて、手術からちょうど３週間後の６月１３日に退院できる事となりました。

６月１３日お家にて♪とらうたと３週間ぶりの再会♪♪

突然の入院で、家の事・とらうたの事をひとりでしなくちゃいけなくなったおとーさんが一番大変だったと思います。
おとーさんや家族の支えがあったから入院生活も頑張れました。そして、たくさんの方に心配していただき、励ましのお言葉やお見舞いを本当に本当にありがとうございました！！

ランキングに参加してます♪１日1回愛の１ポチよろしくワン！

今日もポチッとありがとうございます

コメント ( 13 ) | Trackback ( 0 )

◆くも膜下出血からの生還◆

おかーさんのくも膜下出血記録 / 2013-06-20 00:29:12

報告が遅くなってしまいましたが、５月２３日にくも膜下出血で手術・入院してから３週間後の６月１３日、元通りの元気な姿で退院する事ができました

退院までは早くて１ヶ月と言われてましたが、驚異の回復力？で少し早くお家に帰れました♪
ご心配下さった皆様、温かいコメントを下さった皆様、どうもありがとうございました！

タイトルに“生還”と書きましたが、私自身は生死をさまよった実感が全くないのです。
くも膜下出血を起こすとよく『バッドで殴られたような痛みが』・・・と聞きますが、私の場合は右側のこめかみの上辺りがプチンプチンと弾けるような感じがして痛いと言うより熱いという印象でした。その後に激しい頭痛に襲われました。あと、冷や汗と動悸。
少し横になろうと思いましたが、横になったら意識を失ってしまう気がして、携帯片手にリビングをずっとウロウロしていました。

おとーさんは移動中ですぐには帰って来られなかったので、ご近所の“ママちゃん”が駆けつけてくれました。ママちゃんの顔を見たらすごくホッとして「もう大丈夫だ～」と思いました。
近くの大きい病院に電話してくれて、私が症状を説明すると『脳内出血の恐れがあるのですぐに救急車を呼んで下さい」と言われました。電話した病院には脳外科がなく、救急車を呼んで受け入れてくれる脳外科のある病院を隊員の人に探してもらうのが一番早いとの事。

ママちゃんに救急車を呼んでもらい待っている間に、おとーさんが帰ってきました。
間もなくして救急車が到着。車の助手席の近くにストレッチャーをつけて頂いたので自分で移動しました。

救急車はとっても乗り心地が悪かった～。

と、こんな風に一度も意識を失う事なく、全部覚えています。
でも「くも膜下出血で手術する」のが自分だと信じられず、ゆえに恐怖心も全くありませんでした。
“手術なんて何かの間違いでしょ、私は大丈夫ですよー。”と思っていたけど、髪の毛をバリカンで刈られて初めて「くも膜下出血で手術する」のが自分だと実感しました。