◆くも膜下出血から２か月◆

私がくも膜下出血を発症したのは５月２３日の午後１時。
歯磨きをしていたら、右側のこめかみ上辺りがプチンプチンと熱くなりました。よく言われている「バットで殴られたような痛み」ではなかったけど、明らかに何かが頭の中で起こったという違和感と、その後の頭痛は尋常ではない痛みでした。

心臓がドキドキして冷たい汗が流れて手は震えて・・・とにかくすごくすごく怖かった。

救急車に乗って病院に向かっている途中で、“ああ、これで頭痛が何とかなる～”と安心しました。
救急車の中でずっと腕や足をさすってくれてたおとーさんに、「大丈夫、大丈夫。用事があったのにごめんね～。」と普通に言ってたし。

病院に到着しすぐＣＴ検査のはずが、ちょっと待ち時間がありました。その間に看護師さんたちが「ＩＣＵ開けといて！」と何だか慌ただしい・・・。
「あの～すみません。ＩＣＵって私じゃないですよね？」と聞いてみました。
「〇〇さんですよ。たぶん手術になりますからね。」と優しく答えていただきました。。。

でもまだ命に関わる病気だとはこれっぽっちも思ってなかったのです。

ＣＴ検査の結果はくも膜下出血。再出血を予防するために脳動脈瘤のクリッピングを行います。
手術室に向かう時だったかな・・・どのタイミングで言ったのか記憶はあいまいですが、どうしても伝えたかったことだったと思います。
私が言った言葉は「とらくん２７ｇでうたたん２３ｇ。」ドライフードの量でした。

術後の２～３日はあまり覚えていません。ずっと頭が痛かったです。
毎日「今日は何月何日ですか？」「手はグッパーできますか？」「足は動きますか？」と看護師さんに聞かれていました。
手術が成功しても後遺症が残る確率も高い病気です。リハビリの先生に言われたのですが、全く後遺症が残らないのは本当に運が良かったと。
順調に回復して３週間で退院できました。

退院してからくも膜下出血について少しずつ調べています。少しずつというのは、病気の事を知るのがまだちょっと怖いから。
どんな手術をしたのかは、退院前の説明の時に主治医の先生から聞いています。
でもネットで調べてみると死亡率４０％とか、手術を受けられただけでもラッキーとか、恐ろしい文章を目にする度にドキドキ。

くも膜下出血を起こしてから２か月後の私。以前と変わりなく元気に過ごしています。
心配だった水頭症も発症していません。５種類飲んでいた薬は２種類(胃薬と脳の血流を良くする薬）になりました。

たばこはやめたけど、お酒は薄ーいの飲んでます





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