絶対的幸福と相対的幸福(あんしん&安全) 全ての人間は尊厳を持っており、敬意と尊敬に値いします。

安全とはリスクが受容できるレベルより低いこと。
安心とは、リスクの存在を忘れることができている心理状態。

挨拶には力がある No.19

2008年07月24日 20時00分50秒 | Weblog
挨拶には力がある No.19

 リッツ・カールトン ホテルで約7年間、営業統括総支配人を努めた
林田 正光さんは、「挨拶には力がある」といっています。

 林田さんはリッツ・カールトン ホテルを退職後、コンサルタント会
社の経営を始めたばかりの頃、京都全日空ホテルの方と会う機会があり、
初対面のとき「このたびは、私ごときに面談の機会を与えていただき
まして、本当にありがとうございます」と挨拶しました。

 その挨拶が気に入ってくれて二時間ほど話し合いをしたときに、突然
ホテル・オーナーの方から、驚くような言葉を聞かされます。

 「あなたが気に入りました。実は、最初にあなたの挨拶を聞いたとき、
決めていたのですが、もしよろしければ、社長と総支配人を引き受けて
くれませんか」

 林田さん自身も「挨拶一つで決めた」という言葉に驚きました。
 二時間程度の世間話しかしていないのに、ましてや経営者としての能
力の有無などは、実績がなくて、まったく相手の方は分らないのに。

 結果的に林田さんはこのポストを引き受けることになりました。

 林田さんの「挨拶力」からオーナーの方は決断したのではないで
しょうか?

 この事例は貴重です。やはり「挨拶には力」があるんですね。
 教育の基本は、やはり「挨拶」なのか?と私は思いました。

 林田さんはいっています。
「欧米の高級ホテルの経営者や幹部は、例えば、タンチタイムに利用
するコーヒーショップ、あるいは街の本屋さん、もしくは休日、訪れる
レストランなど、いつ、いかなる場所でも、接客やサービスをしてくれ
る人を、常に見ています。

 そして、『この人は』と感じると、おもむろに名刺を取り出して、
こう声をかけるのです。『あなたに、ぜひうちのホテルで働いていただ
きたい。あなたのようなすばらしい人に、私の仲間になっていただきた
いと思いました。もちろん今すぐにとは言いません。何年経っても結構
ですから、私たちのことを思い出したら、こちらまでご連絡ください。
いつでも、面接の準備をして、あなたを待っています』

 実は日本でも同様なことが行われています。
 あるホテルの総支配人が、新幹線の車内で、お弁当やお茶などを販売
するスタッフに、『もしよろしければ、うちの面接を受けてみませんか』
と声をかける現場に、私は居合わせたことがあります」

 挨拶にはやはり「力」があります。
 このエピソードを知った私は、力のある「挨拶」をしていこうと、
思いました。


歓乃喜 師弟 No.19(7/24 2008)
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