エクストリーム四十代のかもめ日記

野球を中心に、体力気力に任せて無茶をしがちな日常を綴る暑苦しい活動記。

神宮引退試合・今めいっぱいのエクストリーム

2019-09-21 22:53:30 | プロ野球
私はロッテファンながらヤクルトの石川雅規投手が大好きなわけだけど、
会社の野球好き仲間の友人は西武→楽天ファンと変遷しつつも
ヤクルトの館山昌平投手が好きで、ヤクルトのオープン戦を雨の日に
一緒に見に行って「ヤクルトファンでもないのに、なんで私たち、
こんなくそ寒い中、震えながらオープン戦見てるんだろうね」と
笑い合ったりしていました。
そして、「石川はまだ現役を続けるだろうけど、館山はそう遠くない
日に引退を決めるだろうから、引退試合には一緒に行こうね」と
ずっと言い合っていたのです。

月日は流れ、ヤクルトのファンクラブ会員が爆増して神宮のチケットも
買いづらくなりました。(ほんとにここ数年で圧倒的に環境が変わった!!)
今年、9月にとうとう、館山投手の引退が決まりました。
引退試合は9月21日と、発表されるや否や始まったチケット争奪戦。
発表があったのは平日で、私は療養中のため自宅にいて、館山ファンの
友人は仕事中。スワローズのファンクラブに入っているのも私だけ。
私がチケットを取るしかないのに、うっかり若干出遅れてしまいました。

チケットが残っているはずの表示を何度クリックしてもエラーしか出ません。
実質、『チケットの残りはゼロだが、いくつかが「仮押さえ」の状態
だからソールドアウトになっていなかった』という状況だったようです。

一緒に館山の引退試合に行きたかったけど「2人」でチケットを取れる
可能性はもうない。でも、ソールドアウトになっていない以上は、
1人だけならなんとか取れるかもしれない。
何度もエラーになりつつクリックを繰り返していると――
仮押さえが1枚できた! もう1枚、場所は違ってもいいからなんとか、
とクリックし続けるもとうとうこの1枚しかキープできず、とにかく
この1枚を確保しました。
それから間もなく、スワローズ公式サイトに「9月21日中日戦チケット
完売のお知らせ」が出ました。
ほんとに私の購入手続きが終わってから間もなくでした。

このたった1枚のチケットは、彼女が行くべき。
「チケット1枚だけなんとか取れたけど、あまりいい席じゃない」と
打診したら、やっぱり彼女は「行かせてもらいます」と感激してくれました。

実際は、手術で圧倒的に体力がなくなってしまった私には、今、
神宮球場に行き、ぎゅうぎゅうの客席で何時間も試合を見る自信が
ありません。トイレも我慢できないことがある状況だし…
今は長い距離歩けないから、信濃町から神宮球場までの距離も厳しい…
だから、チケットが1枚しか取れなかったのも神様の采配かなと思いました。

そして9月21日…
試合開始1時間半前に、神宮球場に乗り込む私の姿が… アレ?
スワローズのファンクラブのポイント「スワレージ」が1万ポイント以上
貯まっているのに使い道がなくて、ファンクラブ限定の館山の引退記念
グッズを友人にプレゼントしようと思って。
2日に1日は若干体調が落ちるんだけど、さいわい21日は調子のいい日。
だから、ちょっと無理をして、神宮球場まで行きました。
19日にダンナに付き添われて会社まで行ってみてかなりしんどかったのに
この日は一人っきりで相当歩いて神宮球場。
しかもグッズの交換は長蛇の列、並ぶこと1時間!!!

なんとこの日、館山と畠山の引退試合だというのに、大学野球が長引いて
球場周辺は人があふれて大変な騒ぎ。友人も入場列でだいぶ待たされた
ようだけど、無事に入れて、外野で投球練習をする館山から見ることが
できたようです。ほんとによかった。
その頃、私も無事館山グッズを手に入れて、帰途につきました。
館山グッズは荷物になるから友人には後日送付で。

さすがにへろっへろのぐったりで東武練馬まで帰ってきたけれど、
晩ごはんのお弁当を4人分買って帰るという最後のミッションが…
何せ、昨日母が外出先で救急搬送されたもんで…(おいおい!)
ちょっと無理をしちゃったけれど、人のためだとけっこう頑張れる
私なのでした。倒れなくてよかった。

観戦することはできなかったけど…
館山は最後にセカンドゴロでアウトを取り、畠山は最後にヒットを打てたと
いうことで、試合結果はともかく両選手いい引退ができたようでよかった。
2015年のヤクルト優勝は、神宮のライトスタンドで現地観戦してたので
館山と畠山にもいい印象しかない。楽しい思い出をありがとう。

遠い将来、カツオくん(石川投手)の引退試合が開催されるときには…
こんなにチケットが取れなくなってしまった神宮に、私は行けるんだろうか。

そして、今の私には、神宮球場に行ってグッズ交換の列に1時間並んで
帰ってくる、ただそれだけがエクストリームなことになってしまった。
無理をするわけにはいかないけど、なんとか活動量を増やしていきたい。