鴨頭の掲示板

日本史学関係の個人的な備忘録として使用します。

【受贈】 重松正道「朝鮮漂流民の送還―対馬藩田代領の対応を中心として―」『九州歴史科学』第44号(2016年)

2017年06月03日 23時25分07秒 | いち研究者としての日記

佐賀県鳥栖市の重松正道さんより、標記論文の抜刷を1冊、私にも贈ってくださりました。ありがとうございます。

 

この論文は、私も司会の一人として参画した平成27年(2015)九州歴史科学研究会 12月例会シンポジウム「『海域』としての東アジア世界―交流・漂流・密貿易をめぐって―」(於 福岡大学)二部での発表内容をまとめ直されたものです。

対馬藩といえば、韓国と日本のあいだにある島で「四つの口」の1つを守ってきたというイメージばかりが、どうしても先行してしまいましょう。しかし、実は、九州本土の主要交通路であった長崎街道が通る現佐賀県鳥栖市も領有していました。そこの宿駅に関する古文書史料を紹介しその活かし方を提起した点で、重要な成果だと思います。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 【記事】 鴨頭俊宏《史跡を... | トップ | 【受贈】 公益財団法人 三... »
最新の画像もっと見る

いち研究者としての日記」カテゴリの最新記事