カウンターの中から客をのぞくといろんなことが見えてくる

日本人が日本食を知らないでいる。利口に見せない賢い人、利口に見せたい馬鹿な人。日本人が日本人らしく生きるための提言です。

本当のことだって主張すると潰されることがある。貧困頭脳集団が日本を牛耳っている。

2013-12-03 | 人間観察
月曜日になっても、
脚の腫れは引かず、
動くためにはタクシーが必要不可欠になっている。

仕入れ、病院、全てタクシーを使う。

それでも忙しかった。

ランチは満席がさらに回転し、
食材がなくなるほどの繁盛振りだった。

うれしいが、
ランチが終わると立っていられないほど疲れてしまう。

夜はいつものようにボチボチだったが、
それでも、今の僕には結構辛かった。

そして久しぶりの友人が来た。

店を始めたときに顔を出してくれて以来だから
19年ぶりの再会だ。

学部こそ違ったが、院で仲良くなった友人だ。

彼は厚生省(現・厚労省)に就職し、
薬剤関係の開発に力を注いだ。

全く連絡なしに現れた彼は、
昔のような華やかさが消えていた。

少しやつれたオジサンになっていた。

「役人を辞めて、今、大学の研究室で教授をやってるんだ」

それでも元気がない。

客が帰ったあと、二人で飲んだ。

とはいっても、僕はほとんど飲める状態ではないが・・・。

彼は、過去に発表した論文のことを教えてくれた。

リウマチと言う病気を無くすための提言でもあった。

彼曰く、
「リウマチ患者の多くが標準身長よりかなり低く、
スポーツをやってこなかった人だ。
僕は、骨の発育とリウマチが関係あると思い、
データを集めた。
スポーツ選手にリウマチ患者がいないので、
子供のころから運動の苦手な人がリウマチになると言う仮説を立てたんだ。
逆を考えると、
若年性リウマチの人に、
竹登りで腕と足の骨と筋肉の発育を促す方法を提案した。
そしてもうひとつ、
女性特有の病気であると言うこと。
患者のほとんどが、
性体験が少ないと言うことにも気が付いた。
独身だったり、
ノンセックスの生活をしている人が多かった。
また、風俗関係者に
リウマチ患者が見当たらないことにも注目した。
女性ホルモンの分泌が少ない人が
リウマチになると言う気がしたんだ。
だから僕は、恋愛をすることと、
スポーツをすることを提案する論文を書いた。
それが、下品で説得力がないと言う批判を受けたんだ。
僕には自信があるんだけれど、
官僚には通じなかったんだ」

結局、それがトラウマになって
役人を辞めたという。

自民党の石破茂幹事長が、
自身のブログで特定秘密保護法案への反対デモを批判し、
「デモは、テロと変わらぬ」といい、
デモは秘密保護法の対象となる
と言ったのと同じような背景がある。

貧困な頭脳しか持ち合わせていない奴らが
正しい主張を潰してしまう。

国民が主張したいことを言うことは
犯罪になると言う見解を表明したのだから。

彼の研究が正しいかどうかは僕には判断できないが、
たとえ僕が彼の上司であっても、
否定は出来ない。

貧困な頭脳の持ち主たちが
日本を牛耳っている。

そんなことを実感しただけだ。

物言えぬ時代がやって来た。

馬鹿に牛耳られる時代がやって来た。

馬鹿に投票した馬鹿のために。

明日、昼のランチで
《あんこう鍋》をやってみようと考えている。

もし、こんなメニューに客が集まるようなら
この国も少しは希望があるような気がしたからだ。

時には誰も考えないようなことをやってみたい。

昼からあんこう鍋を食べてくれる人が
どれだけいるのだろう。

火曜日が楽しみでたまらない。

ビッコの反撃を始めるきっかけになるかもしれない。